| 【発明の名称】 |
消火栓の取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】及川 政弘
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| 【要約】 |
【課題】水道管の埋設深さや弁箱の設置深さが異なっていても容易に対応することができ、地上面の高さの変化にも対応することができる消火栓の取付構造を提供する。
【解決手段】消火栓本体部から地中に延びる上部接続管と、消火栓弁箱から上方に延びる下部接続管とのいずれか一方に受口15を、他方に差口16を設け、受口15への差口16の挿入量を調整可能に形成するとともに、消火栓弁箱内の弁体を開閉させる下部弁棒42と消火栓本体部に設けた上部弁棒43とを、軸線方向に移動可能な連結部材44で連結する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 地上に設置される消火栓本体部と、地中に設置される消火栓弁箱とを接続するための取付構造であって、前記消火栓本体部から弁箱方向に延びる上部接続管と、消火栓弁箱から消火栓本体部方向に延びる下部接続管とのいずれか一方に受口を、他方に差口を設け、受口への差口の挿入量を調整可能に形成するとともに、消火栓弁箱内の弁体を開閉させる下部弁棒と消火栓本体部に設けた上部弁棒とを、軸線方向に移動可能な連結部材で連結したことを特徴とする消火栓の取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、消火栓の取付構造に関し、詳しくは、地上式消火栓の本体部と弁箱とを接続する取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】地上に設置される消火栓は、通常、地下に埋設された水道管から分岐した消火栓弁箱の上方に位置しており、地上に設置される消火栓本体部と消火栓弁箱とは、弁箱の設置深さに対応した長さの接続管を使用してフランジ結合により接続するようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】したがって、水道管の埋設深さが異なり、弁箱の設置深さが異なる場合は、弁箱の設置深さに対応した接続管をそれぞれ用意しなければならず、さらに、路面の補修等で地上面の高さが変化した場合は、所定長さの接続管にその都度交換しなければならなかった。 【0004】そこで本発明は、水道管の埋設深さや弁箱の設置深さが異なっていても容易に対応することができ、地上面の高さの変化にも対応することができる消火栓の取付構造を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の消火栓の取付構造は、地上に設置される消火栓本体部と、地中に設置される消火栓弁箱とを接続するための取付構造であって、前記消火栓本体部から弁箱方向に延びる上部接続管と、消火栓弁箱から消火栓本体部方向に延びる下部接続管とのいずれか一方に受口を、他方に差口を設け、受口への差口の挿入量を調整可能に形成するとともに、消火栓弁箱内の弁体を開閉させる下部弁棒と消火栓本体部に設けた上部弁棒とを、軸線方向に移動可能な連結部材で連結したことを特徴としている。 【0006】 【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明の消火栓の取付構造の一形態例を示すもので、図1は要部の縦断面図、図2は全体形状を示す正面図、図3は要部の横断面図である。まず、図2に示すように、この消火栓は、地面10の上に設置される消火栓本体部11と、水道管12から分岐した分岐管13に接続される弁箱14と、該弁箱14の上部にフランジ結合により連設した受口部材15と、消火栓本体部11の下部にフランジ結合により連設した差口部材16とにより形成されている。 【0007】消火栓本体部11及び弁箱14は、従来の地上式消火栓と同様の構造を有するものであって、消火栓本体部11のキャップ11aから突出した弁棒操作部11bを開栓器で操作して弁棒を開方向に回すことにより、弁箱14内の弁体が開方向に移動して開弁し、消火栓本体部11の側方に設けた放水口11cから消火用水が噴出するように形成されている。 【0008】図1に示すように、受口部材15は、弁箱14に連結されるフランジ21の上方に、前記差口部材16が挿入可能な径の受口22を設けたものであって、該受口22の内周には、シール用のゴム輪23を装着するゴム輪装着溝24が設けられ、外周には、差口部材16を所定位置に保持するための抜止め部材25をボルト26を介して装着するための抜止め部材装着部27が設けられている。 【0009】一方の差口部材16は、消火栓本体部11に連結されるフランジの下方に、前記受口22の内径より小さな外径を有する直管部31を設けたものであって、該直管部31の長さは、直管部31の下部を前記受口22内に所定量挿入したときに、標準的な弁箱14の設置深さに対応するように設定されている。 【0010】また、弁箱14内の弁体を開閉させるための弁棒は、弁体に螺合する雌ネジ41を設けた下部弁棒42と、消火栓本体部11の頂部から突出する前記弁棒操作部11bに接続した上部弁棒43と、両弁棒42,43を連結するための連結部材44とにより形成されている。両弁棒42,43は、連結部材44への挿入部が正方形断面に形成されており、連結部材44は、内周に両弁棒42,43を挿入可能な正方形の通し孔44aが設けられている。本形態例では、連結部材44の下端部は、下部弁棒42に嵌着して一体回転する状態になっており、連結部材44の上部側には、上部弁棒43の下部が、軸線方向に移動可能で、かつ、一体回転可能な状態で挿入されている。 【0011】前記抜止め部材25は、図3に示すように半割状の一対の部材51a,51bをボルト52で締付けて直管部31の所定位置に固定するものであり、各部材51a,51bの内周面には滑り止めとなる凹凸53が設けられ、外側には、受口部材15の抜止め部材装着部27に対応するボルト取付部54が設けられている。 【0012】このように形成することにより、地中に設置される弁箱14への消火栓本体部11の取付けは、受口22内の所定位置にゴム輪23を装着した受口部材15を弁箱14に取付け、下部弁棒42に連結部材44を取付けた状態で、連結部材44に上部弁棒43を挿入するとともに直管部31を受口22内に挿入した後、受口22の上端開口位置の直管部31を抱き込むように抜止め部材25を取付けてボルト52により締付け固定し、さらに、抜止め部材25を受口部材15にボルト26によって締付けることにより、消火栓本体部11を所定位置に設置することができる。 【0013】このとき、弁箱14の設置深さが通常の場合と異なっていても、受口22への直管部31の挿入量を調整することにより、消火栓本体部11と弁箱14との距離を、弁箱14の設置深さに対応した寸法に設定することができ、上下の弁棒42,43の連結も問題なく行うことができる。 【0014】また、図1に示すように、受口部材15と抜止め部材25とを結合する際に、一方、例えば抜止め部材装着部27にナット28aを使用してボルト26を固定し、他方、即ちボルト取付部54を2個のナット28b,28cで挟むようにしておくことにより、ナット28b,28cの位置調整を行うことにより、受口部材15と差口部材16とを所定の位置に固定することができる。この場合、ボルト26の長さを適当に選定することにより、抜止め部材25を直管部31外周の適当な位置に、あらかじめ溶接等で固定しておくことも可能である。なお、中間のナット28a,28bを設けずに、ボルト26とナット28cとで両者を締付け、対向面を密着させて固定するようにしてもよい。 【0015】さらに、路面の補修等で地上面の高さが変化した場合は、すなわち、消火栓本体部11と弁箱14との距離が変化した場合は、抜止め部材25を取外して、あるいはナット28b,28cの位置調整を行い、受口22への直管部31の挿入量を再調整することにより対応することができる。また、通常時に比べて弁箱14が極めて浅い位置に設置されている場合は、差口部材16の直管部31及び上部弁棒43を適当量切断することによって対応することが可能である。 【0016】このように、従来の消火栓の取付構造のように、弁箱14の設置深さに対応させて、消火栓本体部11の下部フランジと弁箱14の上部フランジとにそれぞれフランジ結合される短管を一つ一つ用意する必要がなくなるので、消火栓を設置する際の作業性を大幅に向上させることができるとともに、部材の製作や在庫、流通、さらには保守に要する費用を大幅に低減することができる。 【0017】なお、上記形態例では、上部接続管として差口部材16を、下部接続管として受口部材15を使用したが、上部接続管を受口部材、下部接続管を差口部材にすることも可能であり、上下の接続管の間に補助継手を介在させることもできる。さらに、弁棒における連結構造は、正方形断面に限らず、各種構造や形状を採用することができる。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の消火栓の取付構造によれば、消火栓本体部と弁箱との距離を調整することができるので、弁箱の設置深さが異なる場合でも容易に対応することができる。また、消火栓設置後の地上面の高さの変化にも対応することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390014074 【氏名又は名称】前澤工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月2日(2000.3.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086210 【弁理士】 【氏名又は名称】木戸 一彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−248190(P2001−248190A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月14日(2001.9.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−57668(P2000−57668) |
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