| 【発明の名称】 |
雨水浄化装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】杉本 研造
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| 【要約】 |
【課題】竪樋の中間部分に装着された雨水の取水部で取水された雨水を浄化部材で簡単に浄化することができ、ゴミや枯葉や砂等が浄化部材に堆積しても簡単に掃除する事ができる雨水浄化装置を提供するものである。
【解決手段】雨水貯留槽1の上端開口を覆う中空状の蓋体2と、蓋体2の内部に設置される浄化部材4と、蓋体2の下端部に設けられる濾過部材5とからなる雨水浄化装置Aであって、蓋体2には流入口24と流出口25とが設けられ、濾過部材5は筒状になされ、上端部が蓋体2の下端部の流出口25に差し込まれ、濾過部材5にオーバーフロー口54が設けられ、オーバーフロー口54は浄化部材4よりも高くなされ、貫通孔55が開けられたキャップ5が濾過部材5の下端に着脱可能に取り付けられているものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 雨水貯留槽の上端開口を覆う中空状の蓋体と、この蓋体の内部に設置される浄化部材と、この蓋体の下端部に設けられる濾過部材とからなる雨水浄化装置であって、前記蓋体には上端部に流入口と、下端部に流出口とが設けられ、前記濾過部材は筒状になされ、上端部が蓋体の下端部の流出口に差し込まれ、濾過部材の先端にオーバーフロー口が設けられ、このオーバーフロー口は浄化部材よりも高くなされ、貫通孔が開けられたキャップが濾過部材の下端部に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする雨水浄化装置。 【請求項2】 浄化部材が、芯棒に多数の針体を放射状に植えつけられた曲折自在なブラシ状になされていることを特徴とする請求項1記載の雨水浄化装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、竪樋の中間部分に装着された雨水の取水部で取水された雨水を雨水貯留槽の蓋体で浄化して、雨水貯留槽本体に導入するための雨水浄化装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、雨水の有効利用を目的として、竪樋内を流入する雨水を取水して、貯留槽に導入する方法は、種々の方法が取られている。例えば、実開平7−12561号公報に記載されている雨水取水装置が知られている。この雨水取水装置は竪樋の中間部分に装着された集水器にて竪樋内を流下する雨水を取水して水勾配を有する取水管路を介して貯水槽に導入する雨水取水装置であって、取水管路の水上側近傍に取水管路と連通する空気抜き管を上方に向けて突設せしめてなるものである。 【0003】この雨水取水装置は、竪樋内を流下する雨水への空気の巻き込みを防ぎ、流水性を低下させず、効率よく取水して、貯留槽に導入することができるものであって、簡便なものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】通常、竪樋内を流下してくる雨水にはゴミや枯葉や砂等が混ざっている。ところが、上記の雨水取水装置では、取水部で取水されて、貯留槽へ送られてくる雨水は、ゴミや枯葉や砂等が混ざっており、これらのゴミや枯葉や砂等を貯留槽内に設置されているフィルター装置で取り除き、ゴミや枯葉や砂等を貯留槽内の沈殿用の収納容器に堆積させ、貯留槽内に雨水を溜めている。この収納容器にゴミや枯葉や砂等が溜まると、ゴミや枯葉や砂等が腐敗し、収納容器が貯留槽内に設置されているため、溜められた雨水も腐敗するという問題がある。 【0005】又、フィルター装置を掃除したり、収納容器内に堆積されたゴミや枯葉や砂等を取り除いたりするには、貯留槽内にフィルター装置と収納容器が設置されているため、貯留槽を開けて、貯留槽からフィルター装置と収納容器とを取り出して掃除したり、ゴミや枯葉や砂等を取り除かねばならず、手間がかかり、特に、貯留槽に雨水が溜まり、水位がフィルター装置や収納容器以上になっていると、雨水に手を突っ込んでフィルター装置や収納容器を取り出さねばならず、非常に手間がかかるという問題がある。 【0006】そこで、本発明の目的は、竪樋の中間部分に装着された雨水の取水部で取水された雨水を浄化部材で簡単に浄化することができ、ゴミや枯葉や砂等が浄化部材に堆積しても簡単に掃除する事ができる雨水浄化装置を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、請求項1の発明では、雨水貯留槽の上端開口を覆う中空状の蓋体と、この蓋体の内部に設置される浄化部材と、この蓋体の下端部に設けられる濾過部材とからなる雨水浄化装置であって、蓋体には上端部に流入口と、下端部に流出口とが設けられ、濾過部材は筒状になされ、上端部が蓋体の下端部の流出口に差し込まれ、濾過部材の先端にオーバーフロー口が設けられ、このオーバーフロー口は浄化部材よりも高くなされ、貫通孔が開けられたキャップが濾過部材の下端部に着脱可能に取り付けられているものである。 【0008】請求項2の発明では、請求項1記載のものであって、浄化部材が、芯棒に多数の針体を放射状に植えつけられた曲折自在なブラシ状になされているものである。 【0009】本発明において、蓋体の材質は、雨水貯留槽に蓋をすることができれば、金属、合成樹脂等適宜な材質でよく、例えば、雨水貯留槽と同じ材質でよく、FRP樹脂にすると、軽量、腐食等の点で好ましい。 【0010】又、浄化部材の材質は、蓋体内に入れることができ、ゴミや枯葉や砂等が混ざった雨水を蓋体内に流し込んで、雨水貯留槽に流し入れしたとき、蓋体内で雨水中に混ざっているゴミや枯葉や砂等が浄化部材に引っ掛かって止めることができれば、適宜な材質でよいが、例えば、芯棒に多数の針体を放射状に植えつけられた曲折自在なブラシを螺旋状にしたものにすると、蓋体の上端部の流入口から差し込んで、ブラシを蓋体内の下端部の一面に敷くことができるので、好ましい。 【0011】又、濾過部材の材質は、蓋体の下端部の流出口に差し込むことができ、上端にオーバーフロー口が設けられ、下端が開口し、貫通孔が開けられたキャップが着脱可能に取り付けられることができれば、適宜な材質でよいが、例えば、円筒形の短管に連続気泡の発泡体を詰めて、上端の開口をオーバーフロー口とし、貫通孔が開けられたキャップを濾過部材の下端部に嵌めたものにすると、蓋体に入った雨水はオーバーフロー口から濾過部材を通り、キャップの貫通孔から雨水貯留槽に流れるので、好ましい。 【0012】請求項2の発明において、ブラシが蓋体内の下端部に螺旋状、或いは、縦横無尽に敷かれていると、雨水中のゴミや枯葉や砂等がブラシに引っ掛かって止める効果が大きくなるので、好ましい。 【0013】(作用)請求項1の発明では、雨水貯留槽の上端開口を覆う中空状の蓋体と、この蓋体の内部に設置される浄化部材と、この蓋体の下端部に設けられる濾過部材とからなる雨水浄化装置であって、蓋体には上端部に流入口と、下端部に流出口とが設けられ、濾過部材は筒状になされ、上端部が蓋体の下端部の流出口に差し込まれ、濾過部材の先端にオーバーフロー口が設けられ、このオーバーフロー口は浄化部材よりも高くなされているから、ゴミや枯葉や砂等が混ざった雨水を上端部の流入口から入れて、下端部の流出口に差し込まれた濾過部材の下端から出すことによって、雨水は浄化部材と濾過部材とで浄化することができ、濾過部材の下端部のキャップの貫通孔より排出される雨水はゴミや枯葉が混ざらない浄化された雨水で、活用範囲が広いものとなる。 【0014】又、蓋体の内部に設けられている浄化部材を上端部に流入口から取り出して、浄化部材に堆積したゴミや枯葉や砂等を取り除いて、浄化部材を掃除したり、又、濾過部材の下端部にキャップが着脱可能に取り付けられているから、キャップを取り外して、濾過部材を掃除することができる。 【0015】請求項2の発明では、浄化部材が芯棒に多数の針体を放射状に植えつけられた曲折自在なブラシ状になされているから、蓋体の上端部の流入口にブラシを差し込んで、曲折させながら蓋体の下端部に簡単に詰めることができ、詰められたブラシに雨水中のゴミや枯葉や砂等が堆積しても、流入口からブラシを簡単に取り出して掃除することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明の第一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。図1は本発明の雨水浄化装置の断面説明図、図2は蓋体の上端部の流入口から浄化部材が差し込まれる状態を示す説明図、図3は竪樋の中間部分の雨水の取水部より雨水を取水し、貯留槽へ導入する状態を示した説明図である。 【0017】図1〜図3に示すように,Aは雨水浄化装置であり、この雨水浄化装置Aは、雨水貯留槽1の上端開口を覆う中空状の蓋体2と、この蓋体2の内部に設置される浄化部材4と、この蓋体2の下端部に設けられる濾過部材5とからなっており、竪樋6の中間部分の雨水の取水部7で取水された雨水が雨水浄化装置Aを通って浄化されて、雨水が雨水貯留槽3に導入されるものである。 【0018】図1に示すように、金属製の蓋体2は上板21と下板23と側壁22とからなり、内部は中空になされている。上板21は上方に向けて円弧状になされ、一端部に流入口24が設けられている。この流出口25には取付具27が嵌められている。下板23はほぼ水平になされ、他端部に流出口25が設けられている。両側の側壁22の下端部には雄ねじ26がきられている。 【0019】雨水貯留槽3は、FRP製で円筒形の貯留タンクで、専用台31に置かれている。浄化部材4は、金属製の芯棒41に多数の樹脂製の針体42を放射状に植えつけられた曲折自在なブラシになされ、図2に示すように、蓋体2の流入口24から螺旋状にして入れられ、蓋体2内の下端部に縦横無尽に詰め込まれている。 【0020】濾過部材5は、円筒状の短管51と、この短管51に充填された合成樹脂製の連続気泡の発泡体52と、この短管51の下端部のキャップ53とからなっている。この短管51は上端と下端とが開口され、上端はオーバーフロー口54となされ、下端部にはキャップ53が嵌められいる。このキャップ53にはほぼ中央部に貫通孔55が開けられいる。この発泡体52は短管51内の上端部を除いて中央部と下端部に充填されている。 【0021】濾過部材5は、蓋体2の流出口25より内側に差し込まれ、取付具27で取り付けられている。この円筒状の短管51の差込長さは、短管51の上先端が蓋体2の下端部に詰め込まれている浄化部材4より上に位置するようになされている。 【0022】次に,この雨水浄化装置Aと雨水の取水部7との取付方法、浄化部材4や濾過部材5に堆積したゴミや枯葉や砂等の掃除と作用を説明する。先ず、雨水浄化装置Aの取付方法については、工場にて、蓋体2内に浄化部材4や濾過部材5を装填して、蓋体2を雨水貯留槽3に被せた雨水貯留槽1を出荷し、図3に示すように、雨水の取水部7から出ている取出ホース8を雨水貯留槽1の蓋体2の流入口24に接続する。 【0023】このようにすると、雨水浄化装置Aは、雨水貯留槽1の上端開口を覆う中空状の蓋体2と、この蓋体2の内部に設置される浄化部材4である曲折自在なブラシと、濾過部材5である短管51に充填された合成樹脂製の連続気泡の発泡体52と、キャップ53とからなっており、蓋体2には上端部に流入口24と、下端部に流出口25とが設けられ、短管51の上端部が流出口25に差し込まれ、短管51の先端にオーバーフロー口54が設けられ、このオーバーフロー口54はブラシよりも高くなされているから、ゴミや枯葉や砂等が混ざった雨水を上端部の流入口24から入れて、下端部の流出口に差し込まれた短管51の下端部のキャップ53の貫通孔55から出すことによって、雨水は浄化することができ、ゴミや枯葉が混ざらない雨水となり、活用範囲が広いものとなる。 【0024】又、蓋体2の下端部に設けられている浄化部材4であるブラシを上端部に流入口24から取り出して、ブラシに堆積したゴミや枯葉や砂等を取り除いて、ブラシを掃除したり、又、短管51の下端部にキャップが着脱可能に取り付けられているから、キャップを取り外して、充填された発泡体52を簡単に掃除することができる。 【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発明では、雨水貯留槽の上端開口を覆う中空状の蓋体と、この蓋体の内部に設置される浄化部材と、この蓋体の下端部に設けられる濾過部材とからなる雨水浄化装置であって、蓋体には上端部に流入口と、下端部に流出口とが設けられ、濾過部材は筒状になされ、上端部が蓋体の下端部の流出口に差し込まれ、濾過部材の先端にオーバーフロー口が設けられ、このオーバーフロー口は浄化部材よりも高くなされているから、ゴミや枯葉や砂等が混ざった雨水を上端部の流入口から入れて、下端部の流出口に差し込まれた濾過部材の下端から出すことによって、雨水は浄化部材と濾過部材とで浄化することができ、濾過部材の下端部のキャップの貫通孔より排出される雨水はゴミや枯葉が混ざらない浄化された雨水で、活用範囲が広いものとなる。 【0025】又、蓋体の内部に設けられている浄化部材を上端部に流入口から取り出して、浄化部材に堆積したゴミや枯葉や砂等を取り除いて、浄化部材を掃除したり、又、濾過部材の下端部にキャップが着脱可能に取り付けられているから、キャップを取り外して、濾過部材を掃除することができる。 【0026】請求項2の発明では、浄化部材が芯棒に多数の針体を放射状に植えつけられた曲折自在なブラシ状になされているから、蓋体の上端部の流入口にブラシを差し込んで、曲折させながら蓋体の下端部に簡単に詰めることができ、詰められたブラシに雨水中のゴミや枯葉や砂等が堆積しても、流入口からブラシを簡単に取り出して掃除することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月3日(2000.2.3) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−214471(P2001−214471A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月7日(2001.8.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−26658(P2000−26658) |
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