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【発明の名称】 土木・建設機械のハウスカバー及びサイドドア
【発明者】 【氏名】中村 弘之

【要約】 【課題】土木・建設機械のハウスカバー内のエンジン、油圧機器及び油圧配管等の点検・修理をハウスカバーのサイドドアを開けて行う場合に、点検・修理箇所の近傍に必要な工具及び筆記器具を格納できるハウスカバー及びサイドドアを提供することを課題とする。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下部走行体上に上部旋回体を旋回可能に装架し、該上部旋回体前部にアタッチメントを俯仰動可能に枢着し、後部にカウンタウエイトを載置した土木・建設機械において、ハウスカバーの内側に収納ポケットを設けたことを特徴とする土木・建設機械のハウスカバー。
【請求項2】 下部走行体上に上部旋回体を旋回可能に装架し、該上部旋回体前部にアタッチメントを俯仰動可能に枢着し、後部にカウンタウエイトを載置した土木・建設機械において、ハウスカバーのサイドドアの内側に収納ポケットを設けたことを特徴とする土木・建設機械のサイドドア。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧ショベル等の土木・建設機械のハウスカバー及びサイドドアに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、油圧ショベル等の土木・建設機械のハウスカバーは鋼板を溶接又はプレス加工することにより剛性を高めてきた。しかし、近年コストダウン及び軽量化のため使用される鋼板は非常に薄くなり、剛性がなくなってきた。一方、サイドドアは一枚の鋼板を蝶番により開閉可能にハウスカバーに装着しただけのものであり、ハウスカバー同様薄い鋼板を用いるため剛性がなくなってきた。そして、上述したようにコストダウン及び軽量化の観点から鋼板の板厚を厚くして剛性を高めることはできず、補強材の溶接による剛性のアップも工数を増やし、コストアップとなり、採用することはできない。
【0003】一方、エンジン、油圧機器及び油圧配管のメンテナンスにおいては、工具が必要とされ、時として点検・修理結果を記録として残す必要性もあるため、筆記用具も必要とされた。そして従来、工具は上部旋回体のプラットホーム上に設けた工具箱に格納し、筆記用具は運転室の収納ボックスに入れていた。
【0004】かかる従来の方法では、点検・修理箇所と工具箱及び筆記用具が離れているため不便であり、特にハウスカバーのサイドドアが複数あり、その夫々のサイドドアで点検・修理を行う必要性がある場合はその感が一層強い。そして、従来は鋼板一枚のため剛性がなく、変形し易いという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑みなされたものであり、その目的は土木・建設機械のハウスカバー内のエンジン、油圧機器及び油圧配管等の点検・修理をハウスカバーのサイドドアを開けて行う場合に、点検・修理箇所の近傍に必要な工具及び筆記器具を格納できるハウスカバー及びサイドドアを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため、本発明では下部走行体上に上部旋回体を旋回可能に装架し、該上部旋回体前部にアタッチメントを俯仰動可能に枢着し、後部にカウンタウエイトを載置した土木・建設機械において、ハウスカバーの内側に収納ポケットを設けたこと及びハウスカバーのサイドドアの内側に収納ポケットを設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図1乃至図3に基づいて説明する。図1は本発明を採用した油圧ショベルの全体側面図を示し、図2は本発明に係る実施態様の油圧ショベルのサイドドア開状態を示す本体側面図であり、図3は本発明に係る実施態様の収納ポケットの斜視図を示す。
【0008】図1において、1は下部走行体で、該下部走行体1には上部旋回体2が旋回可能に装架され、該上部旋回体2の前部にはアタッチメント3が俯仰動可能に枢着され、後部にはカウンタウエイト4が載置されている。そして上部旋回体2の前部一側には運転室5が設けられ、該運転室5と前記カウンタウエイト4との間にはエンジン、油圧機器及び油圧配管等を保護するハウスカバー6が設けられている。
【0009】図2及び図3において、ハウスカバー6にはサイドドア6a、6dが蝶番6b、6eにより夫々開閉可能に装着され、該サイドドア6a、6dの内側には収納ポケット6c、6fが夫々固着されている。そして、収納ポケット6c、6fには各サイドドア6a、6dで使用する工具及び筆記用具が収納されている。
【0010】上記実施態様では収納ポケット6c、6fをサイドドア6a、6dに設けた場合を説明したが、ハウスカバー6の内側でサイドドア6a、6dの近傍に収納ポケット6c、6fを設けることも可能である。
【0011】次に本発明の作用を説明する。作業者がエンジン、油圧機器及び油圧配管の点検・修理を行う場合、従来は運転室でエンジンの始動又は停止させた後、運転室の収納ボックスから筆記具を取り出し、その筆記具を持って運転室を降り、上部旋回体2の所定位置に設けた工具箱から工具を取り出し、その工具を持って点検・修理を行う箇所のサイドドアを開けて点検・修理を行っていた。これに対し本発明では運転室でエンジンの始動又は停止させた後、直ちに運転室を降り点検・修理を行う箇所のサイドドアを開けて点検・修理することができる。
【0012】また、ハウスカバー及びサイドドアに収納ポケットを設けるため、該収納ポケットが補強材としての役割を果たし、ハウスカバー及びサイドドアの剛性を高めることができる。
【0013】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】この発明は、上記一実施例に於いて詳述した構成により、点検・修理箇所に必要な工具及び筆記具が収納されているため、作業者の無駄な動きを無くすことができ、作業性を高めることができると共に、ハウスカバー及びサイドドアの剛性を高めることができる等きわめて顕著な効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】501132804
【氏名又は名称】住友建機製造株式会社
【出願日】 平成12年6月14日(2000.6.14)
【代理人】 【識別番号】100100435
【弁理士】
【氏名又は名称】久保田 健治
【公開番号】 特開2001−355256(P2001−355256A)
【公開日】 平成13年12月26日(2001.12.26)
【出願番号】 特願2000−178406(P2000−178406)