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【発明の名称】 土質混合改良機
【発明者】 【氏名】橘川 智宏

【氏名】相森 冨男

【氏名】朝永 忠明

【氏名】松尾 茂

【氏名】團 健一郎

【氏名】渡邊 美信

【氏名】廣島 孝輝

【要約】 【課題】フィーダーの設置角度を原料の種類により任意に調節して原料の詰まりが少なくする。

【解決手段】油圧シリンダー52に油圧を導入し、シリンダーロッド51が伸長した状態で、揺動機台29を支持している支持部材50を車体1から取り外して、シリンダーロッド51を短縮すると揺動機台29は揺動中心線30を中心にして角度θ揺動する。この状態が自走式の土質改良機が自走しているときの状態である。バイブレーティンググリッド12の高さが低くなるので原料の投入が容易である。車体1と固定足28は連結部材55で車体に固定される。支持部材50の高さを調節すれば、揺動角度θを自由に変えることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】原料をふるいで選別し、異物を除去するためのふるいと、前記ふるい選別された原料に固化材を添加するための固化材供給装置と、前記固化材が添加された原料を回転する混合攪拌羽根で攪拌混合するための混合攪拌装置と、前記攪拌混合された原料を解し解砕するための解砕機と、前記ふるいから排出された原料を前記固化材供給装置、前記混合攪拌装置及び前記解砕機に移送するためのフィーダーとを機体上に搭載してなる土質混合改良機において、前記ふるいと前記フィーダーとを搭載し、水平軸線を中心として前記機体上で揺動自在な揺動機台とからなることを特徴とする土質混合改良機。
【請求項2】請求項1に記載の土質混合改良機において、前記解砕機から排出された原料を排出するための排出コンベヤと、前記排出コンベヤ上の原料を回転する混合攪拌羽根で攪拌混合するための混合カッターとなることを特徴とする土質混合改良機。
【請求項3】請求項1又は2に記載の土質混合改良機において、前記揺動機台は、前記フィーダー、前記固化材供給装置、及び前記混合攪拌装置を搭載したものであることを特徴とする土質混合改良機。
【請求項4】請求項1ないし3から選択される1項に記載の土質混合改良機において、前記フィーダーは、ベルトコンベヤであり、前記揺動機台の前記水平軸線は、前記ベルトコンベヤが掛け渡してあるプーリーの回転中心軸線と一致していることを特徴とする土質混合改良機。
【請求項5】請求項1ないし4から選択される1項に記載の土質混合改良機において、前記バイブレーティンググリッドの下方に配置されたシューターと、前記シューターに配置され、前記シューター内の原料の付着をかき落とすために回転するかき落し羽根とからなることを特徴とする土質混合改良機。
【請求項6】請求項5に記載の土質混合改良機において、前記かき落し羽根は、前記シューターの側板の複数ヶ所で、前記かき落し羽根の回転軌跡が前記シューターを構成する側板の面と平行に配置されていることを特徴とする土質混合改良機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土質を改良するための土質(又は土壌ともいう。)混合改良機に関する。特に、主として建設・土木残土として発生する土質の選別、解砕、及び固化材との混合を連続的に行い、改良土として再利用するための土質混合改良機に関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建築等の工事で掘削され地上に排出される掘削残土は、その再利用が望まれている。特に、A層、B層(農業では土壌と呼ぶ。)の掘削された残土は、大量の水又は雨を含むと泥状になるため、その掘削残土はそのまま再利用して埋め立てのために用いると地盤が軟弱化する。このような粘土質の土質(以下、粘質土、又は原料ともいう。)は、これに生石灰、セメント等の固化材が混合され、硬質化される。本出願人は、これら一連の作業を定置式のプラントで処理するものを提案した(特開平11−264152号公報、特願平11−143937号)。
【0003】土質混合改良機をクローラを備えた自走式の走行体に搭載したものも提案されている(特許第2867235号)。自走式の土質混合改良機は、これを構成する機器一式を走行体に搭載しているので走行の安全を考慮した機器の構成、配置が必要となる。しかしながら、自走式でなくても走行体上に搭載された土質混合改良機は、稼働時と移動のための走行中とでは重心のバランスが異なる。即ち、稼働時は多少とも重心のバランスが悪くても、作業性、性能を向上させた機器の配置が好ましい。しかしながら、走行体の上に搭載された土質混合改良機の走行時は、重心位置、モーメント等を考慮した機器の配置にしないと走行安全性は保てない。更に、道路状況によっては障害物のために一定の高さ以上のものは、通行て゜きないこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の自走式土質混合改良機の原料を投入するホッパー下部のベルトコンベヤは、重心を低くするためにホッパーから解砕機に向けて傾斜、又は水平に取り付けられていた。このために、原料の性状によってはベルトコンベヤ上で原料がベルトと原料が滑って搬送されないこともあった。特に、ホッパーの出口では、原料の供給を一定とするための制限装置が通常設置されており、なおさらこの原料とベルトの滑りが発生する傾向にあった。本発明は、このような技術的背景に基づいてなされたものであり次のような目的を達成することができる。
【0005】本発明の目的は、走行安全性と性能の両方を考慮した土質混合改良機を提供することにある。本発明の他の目的は、ホッパーから原料が円滑に出るようにした土質混合改良機を提供することにある。本発明の更に他の目的は、ホッパーから排出される原料を搬送するフィーダーの搬送角度を調節できる土質混合改良機を提供することにある。本発明の更に他の目的は、原料を投入するホッパーの投入角度、位置を選択できる土質混合改良機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、前項の目的を達成するために本発明、以下のような手段を採用する。本発明の土質混合改良機は、原料をふるいで選別し、異物を除去するためのふるいと、前記ふるい選別された原料に固化材を添加するための固化材供給装置と、前記固化材が添加された原料を回転する混合攪拌羽根で攪拌混合するための混合攪拌装置と、前記攪拌混合された原料を解し解砕するための解砕機と、前記ふるいから排出された原料を前記固化材供給装置、前記混合攪拌装置及び前記解砕機に移送するためのフィーダーとを機体上に搭載してなる土質混合改良機において、前記ふるいと前記フィーダーとを搭載し、水平軸線を中心として前記機体上で揺動自在な揺動機台とからなる。
【0007】本発明の土質混合改良機は、前記機器に加えて前記解砕機から排出された原料を排出するための排出コンベヤと、前記排出コンベヤ上の原料を回転する混合攪拌羽根で攪拌混合するための混合カッターとから構成すると良い。
【0008】前記解砕機は、外周に切断刃を備えた第1ロータリーカッタ、第2ロータリーカッタ及び、主に第2ロータリーカッタから投射される原料を受け止めて反発する反撥板を配置した構造のものが良い。前記揺動機台は、前記フィーダー、前記固化材供給装置、及び前記混合攪拌装置を搭載したものであっても良い。
【0009】前記フィーダーは、ベルトコンベヤ、振動フィーダ、プレートが往復運動するプレートフィーダー等から構成すると良い。好ましくは、前記フィーダーは、ベルトコンベヤであり、前記揺動機台の前記水平軸線は、前記ベルトコンベヤが掛け渡してあるプーリーの回転中心軸線と一致していると良い。
【0010】本発明の土質混合改良機は、前記機器に加えて前記バイブレーティンググリッドの下方に配置されたシューターと、前記シューターに配置され、前記シューター内の原料を掻き出すための回転するかき落し羽根とからなると良い。前記かき落し羽根は、前記シューターの側板の複数ヶ所で、前記かき落し羽根の回転軌跡が前記シューターを構成する側板の面と平行に配置されていると良い。
【0011】
【発明の実施の形態】[全体システム]以下、図に一致させて本発明による実施の形態を記述する。図1は、本発明による自走式の土質混合改良機のシステムの全体構成を示す側面図である。土質混合改良機は、クローラ2を備えた車体1の上に搭載されている。車体1には、クローラ2を走行させるための操作盤を備えた油圧ユニット4が搭載されている。また、ディーゼルエンジンで回転駆動される発電ユニット3が搭載されている。発電ユニット3は、混合解砕機等を駆動するための電力を発電するためのものである。
【0012】車体1の中央部には、解砕機8が車体1に固定配置されている。発電ユニット3の下部位置には、解砕された原料を解砕機8の下部から車体1の前方に排出するためのエンドレスのベルトからなる排出コンベヤ5が設置されている。排出コンベヤ5の上部には、混合カッター6が配置されている。混合カッター6は、解砕機8から排出された原料を最終的に解すためのものである。混合カッター6は、複数の攪拌翼7を備え電動機で回転駆動されるものである。一方、車体1の後端にはバイブレーティンググリッド12が搭載されている。
【0013】バイブレーティンググリッド12は、上部のホッパー13から投入された粘質土、石等を含む原料を選別するための振動ふるいである。バイブレーティンググリッド12は、後述する構造の揺動機台29に搭載されている。選別された粘質土は、バイブレーティンググリッド12の下に排出されその下部に配置されたベルトコンベヤ14で固化材供給装置15の位置まで移送される。移送中の粘質土の上に固化材供給装置15から固化材タンク9内の固化材が粘質土の流量に応じて供給される。
【0014】固化材供給装置15の構造、機能については、公知であり本誌発明の要旨でもないので詳細な説明は省略する。なお、固化材タンク9は、着脱式であり固化材が収納された固化材タンク9を着脱することにより供給される。通常土質混合改良機を移動させるときは固化材タンク9は外されている。固化材供給装置15は、後述する構造の揺動機台29に搭載されている。供給された固化材と粘質土は、攪拌翼を備えた混合攪拌装置16により均一に攪拌混合される。
【0015】混合攪拌装置16は、実質的には前述した混合カッター6と同一の構造、機能を備えたものである。また、混合攪拌装置16は、バイブレーティンググリッド12、及び固化材供給装置15と共に後述する揺動機台29に搭載されている。固化材が混合された粘質土は、解砕機8に送られて固化した粘質土は解砕される。
【0016】解砕機8は、空気の混入を促進し、粘質土を細かく解するためのものである。解砕された粘質土は、排出コンベヤ5に載せられて土質混合改良機の外に改良土として排出される。本システムは、混合攪拌装置16、解砕機8、及び混合カッター6の合計3ヶ所で攪拌されるので、搬送時間中に添加された固化材は僅かながらではあっても原料と反応する。
【0017】この反応で改良効果が現れ、その次の工程の混錬・解しの工程で既に反応した部分は、粘性や含水量が下がり、解砕されやすくなり、解砕効率が向上する。即ち、時間差をおいて3ヶ所で固化材と原料を攪拌するので、固化材と原料の混錬の効率が良くなる効果がある。以下、土質混合改良機を構成する機器毎にその構造、機能を説明する。
【0018】[バイブレーティンググリッド12]バイブレーティンググリッド12は、グリッド支持台20に搭載されている。グリッド支持台20は、グリッド機台21の上に搭載されている。グリッド機台21とグリッド機台21とは、後方(図1で左方)で揺動軸22で揺動自在に支持されている。従って、グリッド支持台20を揺動軸22を中心に揺動させることにより、後方に傾斜させることができる。この傾斜は、ふるいの機能を変えるために行うものであり、傾斜が強いとふるいを透過する原料が少なくなり、傾斜が緩いと原料の透過量は多くなる。また、作業効率を変えるために行うこともある。グリッド支持台20は、グリッド機台21との間の両側面に配置された2本の油圧シリンダ23により揺動軸22を中心として揺動駆動される。油圧シリンダ23の下端は、グリッド機台21に揺動自在に支持されている。油圧シリンダ23のピントンロッドは、グリッド支持台20の側面に揺動自在に支持されている。
【0019】結局、グリッド支持台20は、グリッド機台21上に揺動軸22で揺動自在に支持されており、油圧シリンダ23により揺動軸22を中心として揺動駆動される。この揺動軸22による揺動支持により、グリッド支持台20はグリッド機台21に対して予め決められた所望の傾斜角度位置に油圧シリンダ23により駆動され、その位置でロック機構(図示せず)によりロックされその傾斜位置で保持される。
【0020】グリッド支持台20の上には、弾性支持機構(図示せず)が配置されている。この上部にバイブレーティンググリッド12が搭載されている。弾性支持機構は、圧縮弾性機構であり、バイブレーティンググリッド12をこの上に搭載し、上下動自在に支持するものである。バイブレーティンググリッド12のグリッド本体25は、上の天板と底板がない箱状の形をしたものである。グリッド本体25の対向する側の側板には、加振機26が搭載されており、これは内蔵するモータによりウェイトを回転させて振動を発生するものである。
【0021】グリッド本体25の最上部には角錐状のホッパー13が構成されている。ホッパー13は、被ふるい物である原料を上部から受け入れ下部へ円滑に流下させるためのものである。ホッパー13の一辺、即ち後方は、形成されてなく上部排出口27を構成するために開放されている。上部排出口27は、バーふるい(篩)から除かれた大きな異物を除去するためのものである。
【0022】グリッド機台21は、固定足28を介して揺動機台29上にボルト(図示せず)で固定されている。従って、バイブレーティンググリッド12は、ボルトを外すことにより、90度単位で任意の方向に車体1上で向きを変えることができる。現場の状況でホッパー13への原料投入の方向を変えるときに便利である。なお、バイブレーティンググリッド12の構造、機能の詳細は、公知であり、かつ本発明の要旨でもないので説明を省略する。
【0023】揺動機台29は、後述するように揺動中心線30を中心にして揺動自在である(図2参照)。揺動中心線30は、ベルトコンベヤ14の駆動プーリ48の中心軸線と一致している。ただし、厳密に一致する必要はなく、両者の中心軸線が近い位置にあれば良い。
[下部シューター35とかき落し羽根38]図4は、下部シューター35の平面図である。下部シューター35は、バイブレーティンググリッド12の下方に配置された角錐状の下部シューター35である。バイブレーティンググリッド12でふるわれて落下した原料は、下部シューター35で案内されてベルトコンベヤ14上に積載される。グリッド機台21は、揺動機台29に固定配置されているので相対移動しない。グリッド機台21の上には、下部シューター35が固定配置されている。
【0024】下部シューター35の側板37の外面には、4個の固定フランジ36が側板37と一体に配置されている。側板37は、組立した状態で鉛直と鋭角の角度を成しているのでバイブレーティンググリッド12から重力により落下する原料をベルトコンベヤ14上に円滑に絞り込むことができる。固定フランジ36は、グリッド機台21にボルトで固定される。側板37の内面には、かき落し羽根38が側板37に沿って、即ちかき落し羽根38の回転軌跡が側板37面と平行に配置されている。かき落し羽根38は、側板37の外面に配置固定された減速機付きの電動モータ39により回転駆動される。
【0025】バイブレーティンググリッド12から落下してくる原料は、外周に複数の翼を配置したかき落し羽根38により側板37に付着した原料を掻き出されてベルトコンベヤ14に排出される。従って、バイブレーティンググリッド12から落下してくる原料が多くても下部シューター35で詰まることはない。
【0026】[ベルトコンベヤ14]ベルトコンベヤ14は、下部シューター35の下方から落下した粘質土である原料を受け止めて、固化材供給装置15、混合攪拌装置16及び解砕機8の間で原料を搬送するものである。また、ベルトコンベヤ14、固化材供給装置15、及び混合攪拌装置16は、揺動機台29上に搭載されている。従って、揺動機台29が揺動中心線30を中心に揺動するとこれらの機器も揺動される。ベルトコンベヤ14は、テールプーリ45、ゴムベルト46、ゴムベルト46を中間で支持する補助プーリ47、駆動プーリ48、駆動プーリを回転駆動するモータ(図示せず)等から構成されている。モータは、インバータを介して回転が制御されているので、ゴムベルト46の速度が制御される。
【0027】[揺動機台29の揺動機構]揺動機台29は、前述したように揺動中心線30を中心にして揺動自在に軸と軸受で車体1に支持されている(図示せず)。揺動中心線30は、ベルトコンベヤ14の駆動プーリ48の中心軸線と一致している。揺動機台29の下端は、2本の支持部材50で車体1上で支持されている(図3参照)。グリッド機台21は、これを支持している固定足28を介して揺動機台29上に固定されているので両者は一体であり、揺動機台29が揺動するとバイブレーティンググリッド12も共に揺動する。
【0028】このグリッド機台21にシリンダーロッド51の先端が揺動自在に連結されている。シリンダーロッド51を駆動する油圧シリンダー52の基端は、車体1上に揺動自在に連結されている。従って、油圧シリンダー52に油圧を導入し、シリンダーロッド51が伸長した状態で、揺動機台29を支持している支持部材50を車体1から取り外して、シリンダーロッド51を短縮すると揺動機台29は揺動中心線30を中心にして角度θ揺動して図2に示す状態となる。支持部材50の高さを調節すれば、揺動角度θを自由に変えることができる。
【0029】この状態が自走式の土質改良機が自走しているときの状態である。ただし、原料によっては稼働時にこのような状態であっても良い。バイブレーティンググリッド12の高さが低くなるので原料の投入が容易である。図2に示す状態のとき、これを固定するために車体1と固定足28は連結部材55で車体に固定される。
【0030】ベルトコンベヤ14のゴムベルト46が搬送状態で略水平であると、原料とゴムベルト46とが滑りにくくなる。更に、ゴムベルト46が前方に逆に傾くと、原料の供給は円滑になる。ただし、バイブレーティンググリッド12の原料投入位置が高くなる。なお、揺動機台29の揺動中心線30は、ベルトコンベヤ14の駆動プーリ48の中心軸線と一致させているが必ずしもこの位置である必要はない。
【0031】例えば、バイブレーティンググリッド12のみを揺動機台29に搭載したものでも良い。この場合、揺動機台29の揺動がベルトコンベヤ14により妨げられるので、ベルトコンベヤ14を2台に分割して設置しても良い。即ち、ベルトコンベヤ14は、下部シューター35から固化材供給装置15までの区間を搬送するものが良い。固化材供給装置15から混合攪拌装置16、及び解砕機8の間の原料の搬送は、別に配置したベルトコンベヤを配置すると良い。同様に、バイブレーティンググリッド12と揺動機台29を搭載したものでも良い。
【0032】[解砕機8]解砕機8は、解砕室ケーシング60を備えている。解砕室ケーシング60の中の解砕空間に、2本の第1ロータリーカッタ61、第2ロータリーカッタ62及びこれに反発する反撥板(図示せず)が設けられている。第1ロータリーカッタ61は、外周に解砕用の形状が異なる切断刃を有している。第1ロータリーカッタ61及び第2ロータリーカッターは、インバータ機能を備えた解砕用駆動モータ(図示せず)により共に時計方向(図示上)に回転駆動される。
【0033】上段に配置された第1ロータリーカッタ61は、投入された原料を打撃し切断して解砕する。この解砕された原料は同一回転方向に第2ロータリーカッタ62に落ちる。続いて第2ロータリーカッタ62は、第1ロータリーカッタ61により加速されている原料を受け止めて、打撃し切断して解砕してこれを遠心力により外に投射する。投射された原料は反撥板に衝突し更に解砕が進行する。なお、原料によっては、第2ロータリーカッタ62を逆転させて反撥板に衝突させないほうが良いときもある。
【0034】なお、第1ロータリーカッタ61の構造は、本出願人が提案した特開平11−264152号公報等も含めて公知であり、かつ本発明の要旨でもないので詳細な説明は省略する。混合攪拌装置16により均一に攪拌混合された固化材と粘質土は、解砕機8に供給されて第1ロータリーカッタ61及び第2ロータリーカッタ62により解砕される。
【0035】[その他の実施の形態]前記実施の形態の土質混合改良機は、自走式のものであったが、牽引で移動可能なキャタピラ、タイヤを備え台車に搭載されたものであっても良いし、定置式のものであっても良い。また、ベルトコンベヤ14は、エンドレスのゴムベルト46で搬送する原理のものであったが、原料に振動を与えて送るもの、プレートを往復運動させて送るもの等、原料を送る機能があれば他の原理のものであっても良い。
【0036】
【発明の効果】本発明による土質混合改良機は、フィーダーの設置角度を原料の種類により任意に調節できるので原料の詰まりが少ない。また、本発明は、原料の投入位置を優先にしたときは、ふるいへの投入位置を任意の角度に選択できる利点がある。更に、本発明は、時間差をおいて3ヶ所で固化材と原料を攪拌するので、固化材と原料の混錬の効率が良くなる。
【出願人】 【識別番号】000150291
【氏名又は名称】株式会社中山鉄工所
【出願日】 平成12年5月29日(2000.5.29)
【代理人】 【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成 (外2名)
【公開番号】 特開2001−336174(P2001−336174A)
【公開日】 平成13年12月7日(2001.12.7)
【出願番号】 特願2000−158380(P2000−158380)