| 【発明の名称】 |
作業機械の連結ピン構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩本 貴宏
【氏名】西川 裕康
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| 【要約】 |
【課題】作動油のような圧力流体によりピンの先端が軸受孔から突出する「突出位置」と軸受孔に引込まれる「引込位置」の間を移動される連結ピン構造において、圧力流体を止めるためのシールをピンの軸受部分に備える必要のない、また圧力流体に外部の土砂などの異物が軸受部分を通して混入することがないようにした、作業機械の連結ピン構造を提供する。
【解決手段】ピンに中空部を備え、中空部にピンを「突出位置」及び「引込位置」に移動させる流体圧シリンダ機構を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一方の部材に同一の軸線上で摺動自在に配設される一対のピンが、各々の先端部をこの部材から突出させ他方の部材に挿通する突出位置及びこの一方の部材の中に引込める引込位置の間で移動され、一方の部材に他方の部材が回動自在にかつ離脱自在に連結される作業機械の連結ピン構造において、一対のピンの各々には中空部が備えられ、中空部の各々にはそのピンを軸線の方向に移動させる流体圧シリンダ機構が備えられている、ことを特徴とする作業機械の連結ピン構造。 【請求項2】 流体圧シリンダ機構は、中空部を軸線の方向に延在させて形成されるシリンダ室と、シリンダ室に軸線の方向に摺動自在に嵌合されるピストンと、一端がピストンに連結され他端がシリンダ室の外に延びて該一方の部材に固定されるロッドとを備えている、請求項1記載の作業機械の連結ピン構造。 【請求項3】 シリンダ室は、ピストンによってロッド側液室とヘッド側液室とに仕切られ、該ロッドにはシリンダ室の外からヘッド側液室に連通する流路が形成されている、請求項2記載の作業機械の連結ピン構造。 【請求項4】 ロッドにはさらに、シリンダ室の外からロッド側液室に連通する流路が形成されている、請求項3記載の作業機械の連結ピン構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械の連結ピン構造、さらに詳しくは、作業機械の作業腕に作業具を着脱自在にかつ迅速に連結するクイックカプラ装置などに好適に用いることができる作業機械の連結ピン構造に関する。 【0002】 【従来の技術】作業機械の典型例である油圧ショベルは、その作業腕の先端にピンを介して装着される作業具を異なったものと交換することにより種々の作業を遂行することができる。バケットを装着することにより土砂の掘削、積込などの作業が遂行され、油圧ブレーカを装着することにより採石、路面破砕などの作業が遂行され、圧砕機を装着することにより構造物の解体などの作業が遂行される。したがって、バケット、ブレーカ、圧砕機などの種々の作業具を適宜に着脱交換すれば、一台の油圧ショベルを多目的、多機能に用いることができる。 【0003】そこでこの種の作業機械には、作業具を作業腕に着脱自在にかつ迅速に、運転席からの操作で、連結することができるクイックカプラ装置が開発され用意されている。このクイックカプラ装置は、作業腕に同一の軸線上で摺動自在に配設される一対のピン各々の先端部を、作業腕から突出させ作業具に挿通させる位置と作業腕の中に引込める位置との間で移動させ、作業腕に作業具を離脱自在に連結する連結ピン構造を備えている。 【0004】この連結ピン構造の典型例が実開平5−87048号公報に開示されている。図6(同公報の図1に相当する図)を参照して説明すると、連結ピン構造は、作業腕50の外側に向かってそれぞれにピン51が立設され左右に摺動可能な一対のピストン52、52を備えている。ピストン52、52の間及びピストン52のピン51側に交互に圧油を給排することにより、ピストン52はピン51の先端部が作業腕50から突出する「突出位置(図6に示す位置)」と作業腕50に引込まれる「引込位置」の間を移動する。ピン51、51を「突出位置」に位置付けることによりピン51の先端部は作業具53の一対のボス54、54各々に挿通され作業腕50に作業具53が連結される。ピン51を「引込位置」に位置付けることにより作業腕50と作業具53の連結が解除される。圧油の給排は、オペレータが運転席において作業機械の油圧制御装置を操作することにより行われる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】図6を参照して説明を続けると、上述したとおりの形態の従来の作業機械の連結ピン構造には、次のとおりの解決すべき問題がある。 【0006】(1)ピン及び軸受の損傷:一対のピン51、51は、それと一体になったピストン52、52の部分に圧油を給排することにより移動されるので、ピン51が摺動する軸受孔55には圧油が外部に漏れるのを止めるためのシール56及び外部からの土砂などの異物が進入するのを止めるためのダストシール57が備えられている。そして、ピン51が摺動する軸受孔55の部分は作動油によって潤滑される。したがって、軸受の面積がシール56、57を設置することにより制限されるのと、ピン51の摺動する部分が粘度の低い作動油で潤滑されることから、作業具53に高負荷、高荷重、すなわち軸受部分に大きな力が加わる場合には、ピン51及び軸受孔55が損傷され易い。また、これらが損傷されるとシール56、57も損傷され作動油が外部に漏れ易くなる。 【0007】(2)油圧制御装置の損傷:さらに、ピン51はその先端部が軸受孔55から出入りするので、外部に突出したピン51に付着した土砂などの異物が軸受部分を通して作動油の中に、特に軸受部分が損傷されると進入し易い。そして、作動油に混入した異物によって油圧制御装置の油圧ポンプ、制御弁などが損傷されたり、その寿命が低下するなどの問題が発生し易くなる。 【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、作動油のような圧力流体によりピンの先端部が軸受孔から突出する「突出位置」と軸受孔に引込まれる「引込位置」の間を移動される連結ピン構造において、圧力流体の漏れを止めるためのシールをピンの軸受部分に備える必要のない、また圧力流体に外部の土砂などの異物が軸受部分を通して混入することがないようにした、作業機械の連結ピン構造を提供することである。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発明は、一方の部材に同一の軸線上で摺動自在に配設される一対のピンが、各々の先端部をこの部材から突出させ他方の部材に挿通する突出位置及びこの一方の部材の中に引込める引込位置の間で移動され、一方の部材に他方の部材が回動自在にかつ離脱自在に連結される作業機械の連結ピン構造において、一対のピンの各々には中空部が備えられ、中空部の各々にはそのピンを軸線の方向に移動させる流体圧シリンダ機構が備えられている、ことを特徴とする作業機械の連結ピン構造である。 【0010】そして、ピンの中空部にピンを移動させるためのシリンダ機構を備えるようにして、ピンの軸受部分に圧力流体の漏れを止めるためのシールを不要にし、また圧力流体に外部から土砂などの異物が混入できないようにする。 【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1記載の作業機械の連結ピン構造において、流体圧シリンダ機構は、中空部を軸線の方向に延在させて形成されるシリンダ室と、シリンダ室に軸線の方向に摺動自在に嵌合されるピストンと、一端がピストンに連結され他端がシリンダ室の外に延びて該一方の部材に固定されるロッドとを備えている連結ピン構造である。 【0012】そして、ピンの中空部によってシリンダ室を形成し、シリンダ室を摺動するピストンに連結されるロッドをピンが備えられる部材に固定し、ピンを軸線方向に移動させる。 【0013】請求項3に記載された発明は、請求項2記載の作業機械の連結ピン構造において、シリンダ室は、ピストンによってロッド側液室とヘッド側液室とに仕切られ、該ロッドにはシリンダ室の外からヘッド側液室に連通する流路が形成されている連結ピン構造である。 【0014】そして、ロッドに形成される流路を介してヘッド側液室の流体の給排を行う。 【0015】請求項4に記載された発明は、請求項3記載の作業機械の連結ピン構造において、ロッドにはさらに、シリンダ室の外からロッド側液室に連通する流路が形成されている連結ピン構造である。 【0016】そして、ロッドに形成される流路を介してヘッド側液室及びロッド側液室両方の流体の給排を行う。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された作業機械の連結ピン構造を、典型的な作業機械である油圧ショベルにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。 【0018】図1を参照して説明すると、全体を番号2で示す油圧ショベルは、機体本体4と、機体本体4に上下方向に揺動自在に連結された作業装置6とを備えている。作業装置6は、機体本体4に上下方向に揺動自在に支持されたブーム6a、機体本体4とブーム6aとの間に介在されたブーム作動シリンダ6b、ブーム6aの先端に上下方向に揺動自在に支持されたアーム6c、ブーム6aとアーム6cとの間に介在されたアーム作動シリンダ6d、アーム6cの先端に上下方向に揺動自在に支持された作業具であるバケット6e、並びにアーム6cとバケット6eとの間に介在されたバケットリンク6f及びバケット作動シリンダ6gを備えている。 【0019】そして本発明に従って構成された、一方の部材に他方の部材を回動自在にかつ離脱自在に連結する連結ピン構造8が、一方の部材であるアーム6cに他方の部材であるバケット6eを着脱自在にかつ迅速に連結するクイックカプラ装置として備えられている。 【0020】図2〜図4、主として図2を参照して説明すると、連結ピン構造8は、アーム6cに同一の軸線9上で摺動自在に配設される一対のピン10、10を備え、ピン10、10各々には中空部10aが備えられ、中空部10aにはピン10、10それぞれを軸線9の方向に移動させる流体圧シリンダ機構である油圧シリンダ12が備えられている。油圧シリンダ12の伸縮作動によってピン10、10各々の先端部はアーム6cから突出されバケット6eのボス14に挿通する「突出位置(図2に示す位置)」及びアーム6cの中に引込められる「引込位置(図4に示す位置)」の間を移動される。 【0021】アーム6cの先端部には基本的に円筒状に形成され軸線9の方向に延びるボス16が一体的に備えられている。ボス16の内径部16aには軸線9上に一対の円筒の軸受18、18が圧入されて取付けられピン10の軸受孔20を形成している。ボス16の軸線9方向の端面の各々と軸受18の端部との間には、軸受孔20に外部から土砂などの異物が進入するのを止める周知のリップシールで構成されるダストシール22がボス16の内径部16aに形成された環状溝に取付けられている。さらに、図示は省略されているが、ボス16及び各々の軸受18にはボス16の外周部から軸受孔20に貫通する潤滑孔が備えられ、軸受孔20に潤滑用のグリースを注入するための周知のグリースニップルがボス16に取付けられている。 【0022】ボス16の内径部16aには、軸線9方向の中央部に軸線9に直交して壁状のロッド取付部16bが形成されている。また、この中央部にはボス16の外周部からロッド取付部16bの軸線9方向両側に開口するボス16の端面側から見て(図3)半月状の切欠部16cが形成されている。ロッド取付部16bには軸線9上に両側に雌ねじを備え貫通するロッド接続孔16dが形成されている。 【0023】バケット6eのボス14には、アーム6cのボス16の軸線9方向両端部に位置付けられピン10、10各々の先端部が自在に挿通される軸受孔14aが形成されている。 【0024】ピン10は、円筒の軸線方向の一端を閉じた形状に形成されている。ピン10の外径は軸受孔20に摺動自在に挿通される寸法に仕上げられ、ピン10の閉じられた端をボス16の端面側にして軸受孔20に挿通されている。内径部の開口端には雌ねじが形成されており、この雌ねじに円板状のカバー24がその外周部に形成された雄ねじによって取付けられている。このカバー24によりピン10の内径部の開口端が閉じられピン10に軸線9方向に延びる中空部10aが形成されている。カバー24には軸線9上に貫通するロッド軸受孔24aが形成されている。また、カバー24の外周部には環状のシール溝が形成されOリングシール25aが、ロッド軸受孔24aには環状のシール溝が形成され摺動リングとOリングとからなる周知のロッドシール25bが、それぞれ取付けられている。さらにカバー24には中空部10aと外部を連通する配管接続口24bが形成されている。 【0025】油圧シリンダ12は、ピン10の中空部10aによって形成されるシリンダ室と、シリンダ室10aに軸線9方向に摺動自在に嵌合されるピストン26と、一端がピストン26に連結され他端がカバー24のロッド軸受孔24aを貫通しボス16のロッド取付部16bに固定されるロッド28とを備えている。ピストン26は円板状に形成され、軸線9上に形成された貫通孔にロッド28の一端が挿通されナット30によってロッド28に固定されている。ピストン26の外周部には環状のシール溝が形成され摺動リングとOリングとからなる周知のピストンシールが27取付けられている。ロッド28の他端の先端部にはロッド取付部16bのロッド接続孔16dに連結するための雄ねじと六角フランジを備えた連結部28aが形成されている。ロッド28の軸心には、一端と他端の間を貫通する流路28bが形成されている。 【0026】かくして、ピン10の中空部であるシリンダ室10aは、ピストン26によってヘッド側液室H(図2)とロッド側液室R(図4)に仕切られ、これらの液室に圧油を交互に給排することによりロッド28が伸縮する油圧シリンダ12が構成される。 【0027】上述のように構成された油圧シリンダ12は、ロッド28の連結部28aをボス16のロッド取付部16bのロッド接続孔16dにOリングを介在させて六角フランジの部分を利用してねじ込むことにより、ロッド28がボス16に固定される。この取付作業はボス16の切欠部16cを通して行われる。 【0028】ロッド側液室R(二個所)には、カバー24の配管接続口24bを介して油圧ショベル2の機体本体4の油圧制御装置に接続されるロッド側配管30が分岐されてそれぞれ接続されている。また、ヘッド側液室H(二個所)にはロッド28、28各々の流路28bがロッド取付部16bのロッド接続孔16dで連通され油圧制御装置に接続されるヘッド側配管32が接続されている。ロッド側配管30及びヘッド側配管32は油圧ゴムホースのような周知の可撓配管によって構成されている(図示は簡略化されている)。 【0029】上述のように構成された連結ピン構造8は、油圧シリンダ12にヘッド側配管30及びロッド側配管32を介して作動油を給排することにより、以下に述べるようにピン10が「突出位置」及び「引込位置」に軸受孔20の中を摺動され移動される。 【0030】(1)ピン「突出位置」:一対のピン10、10が軸受孔20に引込んだ状態(図4に示す状態)において、ヘッド側配管32に圧油を流しロッド28の流路28bを介してヘッド側液室Hに供給し、またロッド側液室Rの作動油をロッド側配管30を介して排出すると、ピストン26はロッド28を介しロッド取付部16bに固定されているから、ピン10、10はそれぞれカバー24とピストン26が当接するまで移動し(図2に示す状態)先端部は軸受孔20から突出され、バケット6eの軸受孔14aに挿通される。そして、アーム6cにバケット6eが軸線9を中心に回動自在に連結される。 【0031】(2)ピン「引込位置」:一対のピン10、10の先端部が軸受孔20から突出した状態(図2に示す状態)において、ロッド側配管30に圧油を流しロッド側液室Rに供給し、またヘッド側液室Hの作動油を流路28b、ヘッド側配管32を介して排出すると、ピストン26はロッド28を介しロッド取付部16bに固定されているから、ピン10、10はそれぞれロッド28の端部のナット30がピン10のシリンダ室10aの端に当接するまで移動し(図4に示す状態)突出した先端部はバケット6eの軸受孔14aから引出され軸受孔20の中に引込まれる。そして、アーム6cとバケット6eの連結が解除される。 【0032】(3)ピンの移動ストローク:上述のようにピン10の移動ストローク(図2にSで示す)は、ピン10の中空部10a及びピストン26それぞれの軸線9方向の相対長さで規定される。したがって、ピン10の移動ストロークSはそれらの長さを適宜に設定することで任意に規定することができる。 【0033】上述したとおりの作業機械の連結ピン構造8の作用を説明する。 【0034】(1)ピン及び軸受の損傷防止:一対のピン10、10は、その中空部10aに備えられる油圧シリンダ12の伸縮により移動されるので、従来のように作動油の漏れを止めるためのシールをピン10の軸受孔20の部分に備える必要がない。したがって、従来に比較して軸受の面積を大きくとることができ、また粘度の低い作動油でなく粘度の高い軸受用のグリースでピン10の摺動部を潤滑することができるから、軸受部分に大きな力が加わる場合においても、ピン10及び軸受孔20の損傷を防止することができる。そして、作動油の外部への漏れの問題も除くことができる。 【0035】(2)油圧制御装置の損傷防止:また、ピン10を移動させる油圧シリンダ12がピン10の内部の中空部10aに備えられるので、作動油により出入りされる油圧シリンダ12のロッド28はボス16の外部に露出することがなく、作動油に土砂など異物の混入することがない。したがって、土砂などの異物が作動油に混入して油圧制御装置の油圧ポンプ、制御弁などを損傷させ、また寿命を低下させる問題を防止することができる。 【0036】(3)構造がコンパクト:ピン10を移動させる油圧シリンダ12をピン10の内部に備えるようにしたから、アーム6eのような軸線9方向の長さが限定される部材の中に連結ピン構造8をコンパクトに設けることができる。 【0037】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができるものである。 【0038】(1)ロッドの流路:本発明の実施の形態においては、油圧シリンダ12のヘッド側液室Hにロッド28に形成された流路28bを介してヘッド側配管32が、ロッド側液室Rにはその配管接続口24bを介してロッド側配管30がそれぞれ接続されているが、図5に示すようにロッド28にさらに連結部28aの端からロッド側液室Rに連通する流路28cを形成し、これにロッド側配管30を接続するようにしてもよい。配管接続口24bを省略することができ、ロッド側配管30をより簡単にすることができる。 【0039】(2)ピンの中空部にシリンダユニットを収容:本発明の実施の形態においては、ピン10に備えられる中空部10aをシリンダ室にして油圧シリンダ12が構成されているが、予めユニットに組立てられた油圧シリンダをピンの中空部に収容するようにしてもよい。 【0040】(3)ピンに流路を形成:本発明の実施の形態においては、ロッド28にヘッド側液室Hに連通する流路28bが形成されているが、ピン10自体の外周部と中空部12aの間にヘッド側液室Hに連通する流路を形成してもよい。 【0041】(4)ピンの移動ストローク:本発明の実施の形態においては、ピン10の移動ストロークSは、ピン10に形成される中空部12a及びピストン10の軸線9方向の相対長さで規定されているが、ボス16にピン10の移動を止めるストッパを設けてストロークを規制するようにしてもよい。 【0042】(5)他の連結部に適用:本発明の実施の形態においては、連結ピン構造8は一方の部材のアーム6cに他方の部材のバケット6eを着脱自在に連結する部分に適用されているが、図1に示すバケットリンク6fとバケット6eの連結部など、作業機械において一方の部材に他方の部材を回動自在にかつ離脱自在に連結する任意の部分に適宜に用いることができる。 【0043】 【発明の効果】本発明に従って構成された作業機械の連結ピン構造によれば、作動油のような圧力流体によりピンの先端部が軸受孔から突出する「突出位置」と軸受孔に引込まれる「引込位置」の間を移動される連結ピン構造において、圧力流体の漏れを止めるためのシールをピンの軸受部分に備える必要のない、また圧力流体に外部の土砂などの異物が軸受部分を通して混入することがないようにした、作業機械の連結ピン構造が提供される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000190297 【氏名又は名称】新キャタピラー三菱株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月19日(2000.5.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075177 【弁理士】 【氏名又は名称】小野 尚純
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| 【公開番号】 |
特開2001−329562(P2001−329562A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願2000−148166(P2000−148166) |
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