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【発明の名称】 輸送管の礫捕集装置
【発明者】 【氏名】児島 拓吾

【要約】 【課題】

【解決手段】輸送管2,2の間に設置した捕集筒3と、捕集筒3に設置したトラップ4とよりなり、捕集筒3のトラップ4を設置した位置より上流側に礫の取出口を形成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 輸送管の礫捕集装置において、上流側の輸送管と下流側の輸送管との間に設置し、両端を開放した捕集筒と、前記捕集筒に設置したトラップとよりなり、前記捕集筒のトラップ設置位置より上流側に礫の取出口を形成したことを特徴とする、輸送管の礫捕集装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートガラ、粗骨材、土塊等(以下「礫」という)を含む土砂、泥水等の被輸送物を輸送管を通じて輸送する技術に関し、より詳細には被輸送物に含まれる礫を捕集する輸送管の礫捕集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば各種掘削工事現場から回収した泥水を輸送管で輸送する際、泥水に混入していた礫が管内で詰まる場合がある。この礫詰まりは輸送管が長くなるほど発生し易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】礫詰まりを生じると、輸送管をたたいて音の変化から閉塞箇所を探査しているが、閉塞位置を特定するまでに多くの時間と労力がかかる。また閉塞箇所が判明した後も、重たい輸送管を着脱して礫を取り除かなければならず、復旧までに多くの労力と時間を要する。
【0004】本発明の目的とするところは、閉塞箇所の特定が容易であり、しかも復旧を短時間に行うことができる、輸送管の礫補修装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は輸送管の礫捕集装置において、上流側の輸送管と下流側の輸送管との間に設置し、両端を開放した捕集筒と、前記捕集筒に設置したトラップとよりなり、前記捕集筒のトラップ設置位置より上流側に礫の取出口を形成したことを特徴とする、輸送管の礫捕集装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態について説明する。
【0007】<イ>礫補修装置の全体構成図1の(A)に礫捕集装置1の全体図を示す。礫捕集装置1は輸送管2より大径の捕集筒3と、捕集筒3の下流側に設けたトラップ4とよりなる。以下各部について詳述する。
【0008】<ロ>捕集筒捕集筒3は両端を開放した筒体で、その筒体の底部側面に貯蔵筒5がТ字状に接続してある。貯蔵筒5の下端にの取出口9には着脱可能な蓋6が取り付けてあって、礫の回収時以外は閉鎖してある。また貯蔵筒5を省略して、捕集筒3の側面に直接蓋6付きの取出口9を形成してもよく、要はトラップ4の設置位置より上流側に礫8の取出口9が設けてあればよい。捕集筒3は輸送管2,2の端部に対し直接接続してもよいが、図示するように漏斗状のレデューサ7,7を介在して接続することが望ましい。各レデューサ7の小径側は、輸送管2と接続可能なフランジが形成してあって、ボルトで連結し得るようになっている。各レデューサ7の大径側は、捕集筒3の端部と直接、またはトラップ4を介してボルト止めまたは溶接して連結し得るようになっている。
【0009】<ハ>トラップトラップ4は捕集対象径の礫8の通過を阻止し、それ以外の被搬送物の通過を許容する有孔構造体で、有孔板または網等で形成する。トラップ4の設置位置は捕集筒3の下流端に限定されるものではなく、捕集筒3に形成した礫8の取出口9より下流側であれば任意の位置に設置することができる。また本例では円環4aに複数の棒体4bを並列にまたは交差させて配置してトラップ単体として形成した場合について示すが、捕集筒3の下流側の内口に複数の棒体4bを直接溶接して取り付けてもよい。
【0010】
【使用方法】つぎに礫捕集装置1の使用方法について説明する。
【0011】礫捕集装置1は上流の輸送管2と下流の輸送管2との間に設置する。礫捕集装置1の設置場所は、礫詰まりが発生し易い、輸送経路の上流方やカーブ箇所が経験的に知られているから、これらの部位の輸送管2,2間に設置することが望ましい。
【0012】礫捕集装置1を介在させた輸送管2を通じて、泥水等の被搬送物を搬送する。被搬送物は上流側の輸送管2を通じて礫捕集装置1内を通過する。この際、礫捕集装置1の下流側にトラップ4が配置してあるため、トラップ4の開口より小さな礫類は通過してさらに搬送を続けるが、トラップ4の開口より大きな礫8はトラップ4を通過できずに捕集筒3内に蓄えられる。捕集筒3内に一定量の礫8が貯まると、捕集筒3と連通した貯蔵筒5に蓄えられる。
【0013】礫8の貯蔵量が増して貯蔵筒3の全断面に達すると礫詰まりとなる。礫詰まりを生じたら、輸送を中断して礫捕集装置1の貯蔵筒5を閉鎖する蓋6を取り外し、捕集筒3内に貯まっているすべての礫8を取出口から取り出す。礫詰まりを解消したら、蓋6を取り付け輸送を再開する。
【0014】また図1の(B)に示すように、輸送管2,2の間に礫捕集装置1を着脱可能に設置して、礫詰まりを生じたときに、礫捕集装置1を取り外すようにしてもよい。図1の(B)に示した礫捕集装置1は図1の(A)と基本的な構成が同様であるので、同一の部位は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る発明はつぎの特有の効果が得られる。
<イ> 礫捕集装置は、トラップを具備するため、輸送管と比べて礫詰まりの発生率が高い。そのため、輸送中に礫詰まりを発生したときは礫捕集装置内での礫詰まりと判断できるので、礫詰まりの発生個所を特定するのに手間と時間がかからない。
<ロ> しかも礫の礫捕集装置を装着したまま取出口を通じて礫を簡単に除去できるので、復旧に要する時間と労力を大幅に低減することができる。
<ハ>また輸送管内における礫詰まりの発生を大幅に低減できると共に、既存の礫取機と比べて場所をとらず安価である。
【出願人】 【識別番号】000206211
【氏名又は名称】大成建設株式会社
【出願日】 平成12年4月5日(2000.4.5)
【代理人】 【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生 (外1名)
【公開番号】 特開2001−288775(P2001−288775A)
【公開日】 平成13年10月19日(2001.10.19)
【出願番号】 特願2000−103944(P2000−103944)