| 【発明の名称】 |
掘削積込機械の作業機制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】碇 政典
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| 【要約】 |
【課題】オペレータの意志に沿った制御が可能な掘削積込機械の作業機制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出器を付設し、コントローラは、手動による指令又は車両が掘削中であるか否かを判断する負荷判断部の判断に基づいて各制御弁への自動掘削指令値を設定し出力する自動掘削制御手段を有し、前記自動掘削制御手段は、ブームレバー操作時にはエンジン回転速度が大きくなるに従って小さくなるブーム制御指令値をブーム制御弁に出力し、ブームレバー操作時には、ブームレバー操作量に応じたバケット制御指令値をバケット制御弁に出力し、エンジン回転速度が大きくなるに従って小さくなるバケット制御指令値をバケット制御弁に出力する構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ブームのリフトを制御するブームシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御するブーム制御弁と、ブームシリンダの伸縮速度を指令するブームレバーと、ブームレバーの操作量を検出するブームレバー操作量検出器と、バケットのチルトを制御するバケットシリンダと、バケットシリンダの伸縮を制御するバケット制御弁と、バケットシリンダの伸縮速度を指令するバケットレバーと、バケットレバーの操作量を検出するバケットレバー操作量検出器と、ブームレバー操作量検出器から入力されるブームレバー操作量に基づきブーム制御指令値をブーム制御弁に出力し、バケットレバー操作量検出器から入力されるバケットレバー操作量に基づきバケット制御指令値をバケット制御弁に出力するコントローラとを備えた掘削積込機械の作業機制御装置において、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出器を付設し、コントローラは、手動による指令又は車両が掘削中であるか否かを判断する負荷判断部の判断に基づいて各制御弁への自動掘削指令値を設定して出力する自動掘削制御手段を有し、前記自動掘削制御手段は、ブームレバー操作時にはエンジン回転速度が大きくなるに従って小さくなるブーム制御指令値をブーム制御弁に出力することを特徴とする掘削積込機械の作業機制御装置。 【請求項2】 ブームのリフトを制御するブームシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御するブーム制御弁と、ブームシリンダの伸縮速度を指令するブームレバーと、ブームレバーの操作量を検出するブームレバー操作量検出器と、バケットのチルトを制御するバケットシリンダと、バケットシリンダの伸縮を制御するバケット制御弁と、バケットシリンダの伸縮速度を指令するバケットレバーと、バケットレバーの操作量を検出するバケットレバー操作量検出器と、ブームレバー操作量検出器から入力されるブームレバー操作量に基づきブーム制御指令値をブーム制御弁に出力し、バケットレバー操作量検出器から入力されるバケットレバー操作量に基づきバケット制御指令値をバケット制御弁に出力するコントローラとを備えた掘削積込機械の作業機制御装置において、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出器を付設し、コントローラは、手動による指令又は車両が掘削中であるか否かを判断する負荷判断部の判断に基づいて各制御弁への自動掘削指令値を設定して出力する自動掘削制御手段を有し、前記自動掘削制御手段は、エンジン回転速度又はブームレバー操作量に基づく制御指令値をバケット制御弁に出力することを特徴とする掘削積込機械の作業機制御装置。 【請求項3】 請求項2記載の掘削積込機械の作業機制御装置において、自動掘削制御手段は、ブームレバー操作時には、ブームレバー操作量に応じたバケット制御指令値をバケット制御弁に出力することを特徴とする掘削積込機械の作業機制御装置。 【請求項4】 請求項2記載の掘削積込機械の作業機制御装置において、自動掘削制御手段は、エンジン回転速度が大きくなるに従って小さくなるバケット制御指令値をバケット制御弁に出力することを特徴とする掘削積込機械の作業機制御装置。 【請求項5】 ブームのリフトを制御するブームシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御するブーム制御弁と、ブームシリンダの伸縮速度を指令するブームレバーと、ブームレバーの操作量を検出するブームレバー操作量検出器と、バケットのチルトを制御するバケットシリンダと、バケットシリンダの伸縮を制御するバケット制御弁と、バケットシリンダの伸縮速度を指令するバケットレバーと、バケットレバーの操作量を検出するバケットレバー操作量検出器と、ブームレバー操作量検出器から入力されるブームレバー操作量に基づきブーム制御指令値をブーム制御弁に出力し、バケットレバー操作量検出器から入力されるバケットレバー操作量に基づきバケット制御指令値をバケット制御弁に出力するコントローラとを備えた掘削積込機械の作業機制御装置において、コントローラは、手動による指令又は車両が掘削中であるか否かを判断する負荷判断部の判断に基づいて各制御弁への自動掘削指令値を設定して出力する自動掘削制御手段を有し、前記自動掘削制御手段は、ブームシリンダの作動・停止に拘らずバケット制御指令値をバケット制御弁に出力することを特徴とする掘削積込機械の作業機制御装置。 【請求項6】 ブームのリフトを制御するブームシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御するブーム制御弁と、ブームシリンダの伸縮速度を指令するブームレバーと、ブームレバーの操作量を検出するブームレバー操作量検出器と、バケットのチルトを制御するバケットシリンダと、バケットシリンダの伸縮を制御するバケット制御弁と、バケットシリンダの伸縮速度を指令するバケットレバーと、バケットレバーの操作量を検出するバケットレバー操作量検出器と、ブームレバー操作量検出器から入力されるブームレバー操作量に基づきブーム制御指令値をブーム制御弁に出力し、バケットレバー操作量検出器から入力されるバケットレバー操作量に基づきバケット制御指令値をバケット制御弁に出力するコントローラとを備えた掘削積込機械の作業機制御装置において、バケット制御指令値を連続的又はパルス的に出力させるモードを設定するモード選択釦を付設して、モード選択釦から出力されるモード選択信号をコントローラに入力し、コントローラは、手動による指令又は車両が掘削中であるか否かを判断する負荷判断部の判断に基づいて各制御弁への自動掘削指令値を設定して出力する自動掘削制御手段を有し、前記自動掘削制御手段は、モード選択信号に基づいて出力モードを切り換えることを特徴とする掘削積込機械の作業機制御装置。 【請求項7】 請求項1,2,5又は6記載の掘削積込機械の作業機制御装置において、バケットシリンダがストロークエンドのときにオンのストロークエンド信号を出力するストロークエンド検出器を付設してストロークエンド信号をコントローラに入力し、自動掘削制御手段は、ストロークエンド信号がオンのときに自動掘削制御を完了することを特徴とする掘削積込機械の作業機制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両前部に作業機を有する掘削積込機械の作業機制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】掘削積込を行う建設機械として、車体の前部にバケットを有して、主として破砕された岩石や土砂等の積載物をバケットにより掘削してダンプトラック等に積み込む作業を行なうホイールローダがある。図9にホイールローダの側面図を示す。図9において、ホイールローダ1は、走行自在な車体2の前部に昇降自在に取着したブーム3と、ブーム3の先端部に上下方向に回動自在に枢着されたバケット4とを有する作業機5を備えている。ブーム3及びバケット4の操作は、車体2上に搭載された運転室7内に設けられた、それぞれの操作レバー(図示せず)によって行なわれる。積載物6を掘削してバケット4に積み込む際には、積載物6の山に車両を前進させながら、ブーム操作とバケット操作とを交互に行なっている。なお、バケット操作において、バケット4をピン8を中心にして図9において時計回り方向に回転させることをチルトさせるという。 【0003】このような掘削作業の際に、ブーム3のブーム角度の変化に応じてバケット4のバケット角度を半自動的に制御し、作業能率を向上させる技術があり、この技術は、本願の出願人と同一出願人が出願した特願平10−288859号に示されている。同号によれば、掘削時のブーム角度に対するバケット角度の関係を予め記憶しておき、オペレータから制御開始信号が入力されたときから、オペレータの操作するブーム角度に対してバケット角度を記憶した関係になるように制御している。即ち、バケット角度検出器の検出量が記憶した目標とするバケット角度になるようにバケット角度を制御している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来技術には、次のような問題がある。従来技術では、ブーム角度が所定角度になったときにバケット角度を制御するバケットシリンダを所定時間だけ伸張させてバケットをチルトする制御方法が提案されている。この制御方法では、バケットシリンダの油圧回路のリリーフ等によりブーム角度に対応したバケット角度にならない場合があり、この場合には、ブーム角度が所定の角度に達して掘削制御が終了したときに、バケットシリンダがストロークエンドまで伸張しきっていないことがある。この場合には、バケットのチルトが不十分で荷こぼれが起きるという問題がある。また、掘削制御が終了する前にバケットシリンダがストロークエンドまで伸張していて、バケットシリンダの油圧回路が無駄にリリーフするという問題がある。これにより、オペレータの意志に合わず、作業効率も向上しないという問題がある。 【0005】本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、制御中は、オペレータの意志に沿った制御が可能な掘削積込機械の作業機制御装置を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目的を達成するために、第1発明はブームのリフトを制御するブームシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御するブーム制御弁と、ブームシリンダの伸縮速度を指令するブームレバーと、ブームレバーの操作量を検出するブームレバー操作量検出器と、バケットのチルトを制御するバケットシリンダと、バケットシリンダの伸縮を制御するバケット制御弁と、バケットシリンダの伸縮速度を指令するバケットレバーと、バケットレバーの操作量を検出するバケットレバー操作量検出器と、ブームレバー操作量検出器から入力されるブームレバー操作量に基づきブーム制御指令値をブーム制御弁に出力し、バケットレバー操作量検出器から入力されるバケットレバー操作量に基づきバケット制御指令値をバケット制御弁に出力するコントローラとを備えた掘削積込機械の作業機制御装置において、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出器を付設し、コントローラは、手動による指令又は車両が掘削中であるか否かを判断する負荷判断部の判断に基づいて各制御弁への自動掘削指令値を設定し、出力する自動掘削制御手段を有し、前記自動掘削制御手段は、ブームレバー操作時にはエンジン回転速度が大きくなるに従って小さくなるブーム制御指令値をブーム制御弁に出力する構成としている。 【0007】第1発明によれば、ブームレバーが操作されているときには、ブームレバー操作量をそのままブーム制御弁に出力しないでエンジン回転速度に基づくブーム制御指令値を出力する。エンジン回転速度が小さくなったときには、車両への負荷が大きくなっていると判断し、バケットを早くリフトさせて軽減させ、エンジン回転速度が大きくなったときには、負荷が小さいと判断し、バケットのリフト速度を抑えて負荷を逃さないようにする。これにより、常に負荷が適切に保持できるので掘削能率を向上できる。 【0008】第2発明は、ブームのリフトを制御するブームシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御するブーム制御弁と、ブームシリンダの伸縮速度を指令するブームレバーと、ブームレバーの操作量を検出するブームレバー操作量検出器と、バケットのチルトを制御するバケットシリンダと、バケットシリンダの伸縮を制御するバケット制御弁と、バケットシリンダの伸縮速度を指令するバケットレバーと、バケットレバーの操作量を検出するバケットレバー操作量検出器と、ブームレバー操作量検出器から入力されるブームレバー操作量に基づきブーム制御指令値をブーム制御弁に出力し、バケットレバー操作量検出器から入力されるバケットレバー操作量に基づきバケット制御指令値をバケット制御弁に出力するコントローラとを備えた掘削積込機械の作業機制御装置において、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出器を付設し、コントローラは、手動による指令又は車両が掘削中であるか否かを判断する負荷判断部の判断に基づいて各制御弁への自動掘削指令値を設定し出力する自動掘削制御手段を有し、前記自動掘削制御手段は、エンジン回転速度又はブームレバー操作量に基づく制御指令値をバケット制御弁に出力する構成としている。 【0009】第2発明によれば、掘削制御時において、エンジン回転速度又はブームレバー操作量に基づいてバケット制御弁への指令値を設定し出力する。車体にかかる負荷の大きさ及びオペレータのブームレバー操作状況を常にバケットの操作に反映している。これにより、常に負荷が適切に保持できるので掘削能率を向上できる。 【0010】第3発明は、第2発明の掘削積込機械の作業機制御装置に基づいて、自動掘削制御手段は、ブームレバー操作時には、ブームレバー操作量に応じたバケット制御指令値をバケット制御弁に出力する構成としている。 【0011】第3発明によれば、オペレータがブームレバーを大きく操作しているときには、バケットを早くリフトして負荷を軽減しようとしているので、これに伴ってブームレバー操作量に応じてバケット制御指令値も大きく設定する。これにより、オペレータの意志に沿ったバランスのよいリフト及びチルト速度が得られ掘削能率が向上する。 【0012】第4発明は、第2発明の掘削積込機械の作業機制御装置に基づいて、自動掘削制御手段は、エンジン回転速度が大きくなるに従って小さくなるバケット制御指令値をバケット制御弁に出力する構成としている。 【0013】第4発明によれば、エンジン回転速度が小さくなったときには、車両への負荷が大きくなっていると判断し、バケットを早くチルトさせて負荷を軽減させ、エンジン回転速度が大きくなったときには、負荷が小さいと判断し、バケットのチルト速度を抑えて負荷を逃さないようにする。これにより、常に負荷が適切に保持できるので掘削能率を向上できる。 【0014】第5発明は、ブームのリフトを制御するブームシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御するブーム制御弁と、ブームシリンダの伸縮速度を指令するブームレバーと、ブームレバーの操作量を検出するブームレバー操作量検出器と、バケットのチルトを制御するバケットシリンダと、バケットシリンダの伸縮を制御するバケット制御弁と、バケットシリンダの伸縮速度を指令するバケットレバーと、バケットレバーの操作量を検出するバケットレバー操作量検出器と、ブームレバー操作量検出器から入力されるブームレバー操作量に基づきブーム制御指令値をブーム制御弁に出力し、バケットレバー操作量検出器から入力されるバケットレバー操作量に基づきバケット制御指令値をバケット制御弁に出力するコントローラとを備えた掘削積込機械の作業機制御装置において、コントローラは、手動による指令又は車両が掘削中であるか否かを判断する負荷判断部の判断に基づいて各制御弁への自動掘削指令値を設定して出力する自動掘削制御手段を有し、前記自動掘削制御手段は、ブームシリンダの作動・停止に拘らずバケット制御指令値をバケット制御弁に出力する構成としている。 【0015】第5発明によれば、ブーム制御弁の回路がリリーフしてブームシリンダが伸縮していないときにでも、バケット制御指令値を出力してバケットをチルトさせて車両への負荷を適切に保持できるので掘削能率を向上できる。 【0016】第6発明は、ブームのリフトを制御するブームシリンダと、ブームシリンダの伸縮を制御するブーム制御弁と、ブームシリンダの伸縮速度を指令するブームレバーと、ブームレバーの操作量を検出するブームレバー操作量検出器と、バケットのチルトを制御するバケットシリンダと、バケットシリンダの伸縮を制御するバケット制御弁と、バケットシリンダの伸縮速度を指令するバケットレバーと、バケットレバーの操作量を検出するバケットレバー操作量検出器と、ブームレバー操作量検出器から入力されるブームレバー操作量に基づきブーム制御指令値をブーム制御弁に出力し、バケットレバー操作量検出器から入力されるバケットレバー操作量に基づきバケット制御指令値をバケット制御弁に出力するコントローラとを備えた掘削積込機械の作業機制御装置において、バケット制御指令値を連続的又はパルス的に出力させるモードを設定するモード選択釦を付設して、モード選択釦から出力されるモード選択信号をコントローラに入力し、コントローラは、手動による指令又は車両が掘削中であるか否かを判断する負荷判断部の判断に基づいて各制御弁への自動掘削指令値を設定して出力する自動掘削制御手段を有し、前記自動掘削制御手段は、モード選択信号に基づいて出力モードを切り換える構成としている。 【0017】第6発明によれば、掘削する積載物が硬くて掘削抵抗力が大きいときには、バケット制御指令値をパルス的に出力してバケットを振動的にチルトさせバケットへの積載物の大きな積込み速度を得る。また、積載物が柔らかくて掘削抵抗力が小さいときにバケット制御指令値を連続的に出力して早くチルトさせる。これにより、オペレータの意志に沿った自動掘削制御ができ、また車両への負荷を常に適切に保持できるので掘削能率を向上できる。 【0018】第7発明は、第1,2,5又は6発明の掘削積込機械の作業機制御装置に基づいて、バケットシリンダがストロークエンドのときにオンのストロークエンド信号を出力するストロークエンド検出器を付設してストロークエンド信号をコントローラに入力し、自動掘削制御手段は、ストロークエンド信号がオンのときに自動掘削制御を完了する構成としている。 【0019】第7発明によれば、バケットシリンダのストロークエンドをストロークエンド検出器が検出したときに自動掘削制御を完了させるようにしている。これにより、バケットシリンダのストロークを十分使い切ることができ、オペレータの意志に沿った自動掘削制御ができ、作業能率を向上できる。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。まず、図1,2,3により第1実施形態を説明する。図1にホイールローダ1の作業機5の側面図を示す。ブーム3の基端部は車体2にピン7により回動自在に取着され、車体2とブーム3はブームシリンダ10により連結されている。ブームシリンダ10を伸長するとブーム3はピン7を中心として回動して上昇し、縮小すると下降する。また、ブーム3の先端部にはバケット4がピン8により回動自在に取着され、バケット4とブーム3はリンク9を介してバケットシリンダ11により連結されている。バケットシリンダ11を伸長するとバケット4はチルトし、縮小するとダンプする。 【0021】上記のような作業機5において、ブーム角度θmは、ピン7とピン8とを結ぶ線A−Aと、ピン7を通る鉛直線B−Bとの成す角度θmで表される。ブーム3の基端部のピン7部にブーム角度θmを検出するブーム角度検出器40が取着されている。ブーム角度θmは、鉛直線B−Bをゼロ度としてピン7を中心にして図1の時計回り方向を正の角度として検出する。また、バケットシリンダ11には、バケットシリンダ11のストロークエンドを検出するストロークエンド検出器46が取着されている。図2に、本実施形態の自動掘削制御装置の制御系統図を示す。作業機油圧ポンプ12の吐出回路16上に介装された油圧パイロット式のブーム制御弁13とバケット制御弁14とは、それぞれブームシリンダ10とバケットシリンダ11とに接続され、タンデム回路を構成している。ブーム制御弁13はA(ブーム上昇)位置、B(中立)位置、C(ブーム下降)位置、D(浮き)位置を有する4位置切換弁であり、バケット制御弁14はE(チルト)位置、F(中立)位置、G(ダンプ)位置を有する3位置切換弁である。 【0022】ブーム制御弁13及びバケット制御弁14のパイロット受圧部は、それぞれ電磁比例指令弁20を介してパイロットポンプ15と接続されている。電磁比例指令弁20は、ブーム下げ指令弁21、ブーム上げ指令弁22、バケットダンプ指令弁23及びバケットチルト指令弁24により構成されている。ブーム下げ指令弁21及びブーム上げ指令弁22は、ブーム制御弁13の各パイロット受圧部に接続され、バケットダンプ指令弁23及びバケットチルト指令弁24は、バケット制御弁14の各パイロット受圧部に接続されている。また、各指令弁21,22,23,24のソレノイド指令部には、コントローラ25からそれぞれの指令信号が入力されている。 【0023】ブームレバー30には、ブームレバー操作量Emを検出するブームレバー操作量検出器31が取着され、またバケットレバー32には、バケットレバー操作量Etを検出するバケットレバー操作量検出器33が取着されており、それぞれの検出信号はコントローラ25に入力されている。また、コントローラ25には、ブーム角度検出器40からのブーム角度θm、エンジン回転速度検出器43からエンジン回転速度Ne及び車速検出器44からの車速Vがそれぞれ入力されている。なお、エンジン回転速度検出器43及び車速検出器44は、車両の掘削状態を検出する手段である。 【0024】運転室側部の図示しない操作パネルには、オペレータが操作する自動掘削制御を行なうか否かを設定するオートチルト設定スイッチ36が設けられており、オートチルト設定スイッチ36から出力されるオートチルト信号Caは、コントローラ25に入力されている。なお、オートチルト信号Caは、オペレータがオン操作したときにオン信号「1」を出力する。なお、オン操作しないときには、オフ信号「0」を出力する。バケットレバー32には、変速レバー(図示せず)を操作することなく前進2速から前進1速に変速可能なキックダウンスイッチ35が設けられている。オペレータがオン操作したときにキックダウン信号Ckはオン信号「1」をコントローラ25に出力すると共に、図示しない変速制御装置に指令して前進1速に変速する。なお、オン操作しないときには、キックダウン信号Ckはオフ信号「0」を出力する。ストロークエンド検出器46から、ストロークエンド信号Ceがコントローラ25に入力されていて、バケットシリンダ11のストロークがストロークエンドまでの所定距離(例えば5mm)に達したときに、ストロークエンド信号Ceはオン信号の「1」を出力する。所定距離に達しないときにはオフ信号「0」を出力する。 【0025】また、オペレータが前後進を指令する前後進レバー(図示せず)の近傍に前後進検出器47が取着され、前後進検出器47から前進信号Cfが、コントローラ25に入力されている。前進信号Cfは、前進時にオン信号「1」を出力する。なお、ニュートラル時及び後進時には、オフ信号「0」を出力する。さらに、オペレータが操作し、土質、作業条件等から最適の掘削モードを選択するモード選択釦42が、運転室側部の図示しない操作パネルに配設されている。オペレータは、積載物6が柔らかくて掘削抵抗が小さいときにオフ信号「0」、硬くて掘削抵抗が大きいときにオン信号「1」の選択信号Ccをモード選択釦42から入力し、選択信号Ccは、コントローラ25に入力されている。 【0026】次に、図2に基づいてオートチルト設定スイッチ36をオン操作しないで通常運転する場合の作動を説明する。オペレータがブームレバー30又はバケットレバー32を操作すると、コントローラ25には、ブームレバー操作量検出器31及びバケットレバー操作量検出器33からブームレバー操作量Em及びバケットレバー操作量Etが入力され、コントローラ25は、この操作量信号に応じた作業機速度制御指令を各指令弁21,22,23,24に出力する。各指令弁21,22,23,24は、この作業機速度制御指令の大きさに応じた圧力の各パイロット油圧を、対応するブーム制御弁13又はバケット制御弁14のパイロット受圧部に出力する。これによって、ブームシリンダ10又はバケットシリンダ11は、それぞれのパイロット油圧に応じた速度で対応する方向に作動する。 【0027】次に、コントローラ25の図3,5に示す制御フローチャート及び図4に示す掘削領域説明図により、本実施形態に係る自動掘削制御装置の作動を説明する。なお、制御フローチャートの各処理のステップ番号をSを付して表わし、S1〜S6を図3に、S7〜S15を図5にそれぞれ示す。S1にて、(1)オートチルト信号Caがオン信号「1」、(2)前進信号Cfがオン信号「1」、(3)ブーム角度θmが所定のブーム角度下限値θm1よりも小さい、(4)キックダウン信号Ckがオン信号「1」、(5)ブームレバー操作量Emが所定のブームレバー操作量下限値Em1よりも大きい、の5項目を全て満足するときはS2の処理に移る。5項目の内1項目でも満足しないときには、S1の処理を繰り返す。なお、ブームレバー操作量Emがブームレバー操作量下限値Em1以下のときには制御弁への指令値はゼロ値であり、ブームレバー操作量下限値Em1より大きく所定のブームレバー操作量上限値Em2よりも小さいときには、操作量に応じてブーム指令弁21,22への制御指令値は大きくなり、ブームレバー操作量上限値Em2以上のときには、ブーム指令弁21,22への制御指令値はブームレバー操作量上限値Em2のときの制御指令値を保持する。 【0028】S2にて、車速Vが所定のエンジン係数kにエンジン回転速度Neとの積よりも小さいか否かを判断する。エンジン係数kは、図4に示すように、車速Vが前記積よりも小さいときには掘削中であり、車速Vが前記積以上のときには掘削中ではないことを区別する直線の勾配である。なお、エンジン係数kは、熟練オペレータによる掘削時に掘削中の車速データを収集して設定した値である。車速Vが前記積よりも小さいときにはS3の処理に移り、前記積以上のときにはS2の繰り返す。なお、S2を負荷第1判断部48と呼ぶ。S3にて、ブームレバー操作量Emがブームレバー操作量上限値Em2よりも大きいか否かを判断する。大きいときにはS4の処理に移り、ブームレバー操作量上限値Em2以下のときにはS7の処理に移る。S4にて、ブーム角速度θmdがゼロ値か否かを判断し、ゼロ値のときにはS7の処理に移り、ゼロ値でないならばS6の処理に移る。 【0029】S6にて、ブームレバー操作量Emの値をもつブーム制御指令値Vmと、バケットレバー操作量Etの値をもつバケット制御指令値Vtとを電磁比例指令弁20にそれぞれ出力し、S2の処理に戻る。S7にて、ブームレバー操作量Emがブームレバー操作量下限値Em1よりも小さいか否かを判断する。小さいときにはS8の処理に移り、ブームレバー操作量下限値Em1以上のときには、S11の処理に移る。なお、S7以降S15までを自動掘削制御手段51と呼ぶ。S8にて、ゼロ値のブーム制御指令値Vmを電磁比例指令弁20に出力し、S9の処理に移る。S9にて、エンジンのハイアイドル回転速度Nemをエンジン回転速度Neで除した値と所定のバケット流量係数αtとの積をバケット流量加算値Qtとする。バケット流量係数αtは、%で示す値とするので、バケット流量加算値Qtも%で示す値となる。そして、バケットレバー操作量Etにバケット流量加算値Qtを加算した値をバケット制御指令値Vtと設定し、S10の処理に移る。 【0030】S10にて、エンジンのハイアイドル回転速度Nemをエンジン回転速度Neで除した値と所定のブーム流量係数αmとの積をブーム流量変更値Qmとする。ブーム流量係数αmは、%で示す値とするので、ブーム流量変更値Qmも%で示す値となる。そして、ブーム流量変更値Qmの値をもつバケット制御指令値Vtを電磁比例指令弁20に出力してS11の処理に移る。S11にて、ブームレバー操作量Emに応じて変化するバケット流量変数αtvを演算する。次に、エンジンのハイアイドル回転速度Nemをエンジン回転速度Neで除した値と演算したバケット流量変数αtvとの積をバケット流量加算値Qtとする。そして、バケットレバー操作量Etにバケット流量加算値Qtを加算した値をバケット制御指令値Vtに設定し、S12の処理に移る。 【0031】S12にて、モード選択信号Ccがオフ信号「0」か否かを判断する。オフ信号「0」であればS13の処理に移る。オフ信号「0」でなければ、S14の処理に移る。S13にて、S9又はS11で設定したバケット制御指令値Vtを、所定の時間T1(例えば5秒)だけ電磁比例指令弁20に出力し、S15の処理に移る。S14にて、S9又はS11で設定したバケット制御指令値Vtと、所定のチルトオン時間ΔTとを有するパルスをチルト周期T2で2回だけ電磁比例指令弁20に出力してS15の処理に移る。S15にて、(1)前進信号Cfがオフ信号「0」、(2)ストロークエンド信号Ceがオン信号「1」、(3)ブーム角度θmが所定のブーム角度上限値θm2よりも大きい、(4)チルト回数Ntが所定のチルト回数閾値Ntm以上、の4項目の内、1項目でも満足した場合に自動掘削制御の完了となる。4項目共に満足しないときには、S7の処理に戻る。なお、チルト回数Ntは、S7の処理を実行した回数とする。 【0032】ここで、熟練オペレータによる掘削開始時の操作パターンを説明する。オペレータが、車両1のバケット4の刃先を積載物6に食い込ませると、刃先から車体にかかる水平抵抗力が大きくなって車速Vが低下してくる。車速Vが、図4の斜線部に示す掘削領域になると、熟練したオペレータは、まず最初にブームレバー30を操作してブーム3を上昇させて水平抵抗力を小さくしようとする。 【0033】次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。制御フローチャートにおいて、オートチルト設定スイッチ36がオン操作されていて、前後進レバーが前進位置にあり、ブーム角度θmがブーム角度下限値θm1以下であり、キックダウンスイッチ35がオン操作されていて、かつブームレバー操作量Emがブームレバー操作量下限値Em1よりも大きいときに車速Vが図4の斜線部に示す掘削領域に入ったか否かを判断する(S1,S2)コントローラ25は、車速Vが掘削領域に入ったときに、オペレータがブームレバー30をブームレバー操作量上限値Em2よりも大きく操作して、ブーム3を早く上昇させようとしているか否かを判断する(S3)。掘削領域は、熟練オペレータによる掘削時に得られた実車データに基づいて設定されている。ブームレバー30がブームレバー操作量上限値Em2よりも大きく操作している場合に、コントローラ25は、ブーム角速度θmdがゼロ値か否かによってブーム3の油圧回路がリリーフしているか否かを判断する(S4)。ブームレバー30を大きく操作してブーム3を上昇させようとしたにも拘らず油圧回路がリリーフしていると、もはやブーム3が上昇していないので水平抵抗力を低減できない。そして、バケット4のチルトによって水平抵抗力を低減するために自動掘削制御の開始のステップに移る。 【0034】ブーム3の油圧回路がリリーフしていないときには、ブームレバー操作量Emの値をもつブーム制御指令値Vm及びバケットレバー操作量Etの値をもつバケット制御指令値Vtを電磁比例指令弁20に出力し、オペレータのレバー操作量通りにブーム及びバケットを操作する。そして、車速Vがまだ掘削領域にあるか否かを判断する。 【0035】水平抵抗力が大きくなって、車速Vが掘削領域に入ったときに、ブームレバー操作量Emがブームレバー操作量上限値Em2以上も操作されているのにバケット4が上昇しないときには、バケット4の刃先が硬い地面に食い込んだような状態であると判断し、自動掘削制御を開始させる。また、車速Vが掘削領域に入っていてオペレータが大きくブーム3を上昇させようとする意志のない、ブームレバー操作量Emがブームレバー操作量上限値Em2以下の場合に、自動掘削制御を開始させる。 【0036】自動掘削制御の開始が決定されると、ブームレバー操作量Emがブームレバー操作量下限値Em1以下のとき(S7)には、オペレータはブーム3を上昇させる意志はないと判断し、ゼロ値のブーム制御指令値Vmを指令弁21,22に出力してブーム3を上昇させない(S8)。バケット制御指令値Vtについては、バケットレバー操作量Etにバケット流量加算値Qtを加算した値とし、エンジン回転速度Neが小さくなるに従って大きな%になるようなバケット流量加算値Qtを演算する。そして、演算したバケット流量加算値Qtをバケットレバー操作量Etに加算したバケット制御指令値Vtをバケット4を作動させる指令弁23,24への指令値と設定する。なお、演算されたバケット制御指令値Vtが100%以上の値になるときは100%に設定する(S9)。 【0037】このように、水平抵抗力及び垂直抵抗力が大きくなるに従ってエンジン回転速度Neが小さくなるが、エンジン回転速度Neが小さくなるに従って指令弁23,24に出力する大きな指令値を設定できるので、バケット4のチルト速度を大きくして掘削速度を向上できる。 【0038】ブームレバー操作量Emがブームレバー操作量下限値Em1よりも大きいときは、ブームレバー操作量Emの替わりに、ブーム流量変更値Qmをブーム制御指令値Vmとして指令弁21,22に出力してブーム3を上昇させる。ブーム流量変更値Qmは、エンジン回転速度Neが小さくなるに従って大きな%になるように演算される。なお、演算されたブーム流量変更値Qmが100%以上の値になるときは100%とする。そして、演算したブーム流量変更値Qmをブーム制御指令値Vmに設定する(S10)。一方、ブームレバー操作量Emに応じて変化するバケット流量変数αtvを求め、エンジンのハイアイドル回転速度Nemを現在のエンジン回転速度Neで除した値とバケット流量変数αtvとの積をバケット流量加算値Qtとする。そして、バケットレバー操作量Etにバケット流量加算値Qtを加算した値をバケット制御指令値Vtに設定する(S11)。 【0039】これにより、オペレータが入力したブームレバー操作量Emが大きくて、早くブーム3を上昇させたいという意志のときには、付随してバケット4も早くチルトできるバケット制御指令値Vtを予め設定できる。また、ブーム制御指令値Vm及びバケット制御指令値Vt共に、エンジン回転速度Neが小さくなるに従って大きな値にして、ブーム3及びバケット4の作動速度を早くして掘削能率が向上できる。さらに、ブーム制御弁の回路がリリーフしてブームシリンダが伸縮していないときにでも、バケット制御指令値を出力してバケットをチルトさせて車両への負荷を適切に保持できるので掘削能率を向上できる。 【0040】次に、オペレータの操作するモード選択釦42から入力されるモード選択信号Ccを判断する(S12)。積載物6の掘削抵抗力が小さいときにはオフ信号「0」、硬くて掘削抵抗の大きいときにはオン信号「1」がコントローラ25に入力されている。モード選択信号Ccがオフ信号「0」のとき、予め設定されたバケット制御指令値Vtを所定の時間T1(例えば5秒)だけ指令弁23,24に出力して、バケット4をバケット制御指令値Vtに対応した速度及び時間T1に応じた角度チルトさせる(S13)。また、オン信号「1」のときには、予め設定されたバケット制御指令値Vtを所定のΔTだけ2回、パルス的に指令弁23,24に出力して、バケット4を振動させながらチルトさせる(S14)。なお、ブーム制御指令値Vm及びバケット制御指令値Vtを自動掘削指令値と呼ぶ。ストロークエンド信号Ceがオン信号「1」のときに自動掘削制御は完了する(S15)。 【0041】これにより、積載物6の掘削抵抗の大きさに応じたバケット4のチルト方法を選択できるので、掘削速度が向上でき、かつオペレータの意志に沿った制御が可能となる。そして、バケットシリンダがストロークエンドまで達したときにストロークエンドを検出し自動的に自動掘削が完了するので、オペレータの意志に沿った自動掘削制御ができ、またバケットシリンダのストロークを余すことなく利用できるので、作業能率を向上できる。 【0042】なお、本実施形態では、掘削制御の開始時期を制御フローのS1,S2,S3,S4,S6により判断しているが、オペレータが操作する釦等から手動の指令により開始するようにしてもよい。また、本実施形態では、掘削中か否かを図4に示すようなエンジン回転速度に関する直線により判断しているが、直線ではなく曲線であっても何ら差し支えない。 【0043】次に、図6,7,8により第2実施形態を説明する。図6に示す制御系統図において、第1実施形態で説明した図2の制御系統図の車速検出器44の替わりにアクセルペダル操作量Aを検出するアクセルペダル操作量検出器45が設けてあり、検出されたアクセルペダル操作量Aはコントローラ25に入力されている。アクセルペダル操作量検出器45の他は図2と同一の構成要素であるので、ここでは説明を省略する。なお、アクセルペダル操作量検出器45は、車両の掘削状態を検出する掘削状態検出手段である。本実施形態の制御フローチャートは、第1実施形態で説明した図3の負荷第1判断部48を図7に示す負荷第2判断部49に変更したのみで、残りのフローは図3と同一である。負荷第2判断部49は、処理ステップS16を有していて、(1)アクセルペダル操作量Aがアクセルペダル操作量閾値Ajよりも大きく、(2)エンジン回転速度Neがエンジン回転速度閾値Nejよりも小さい、の2項目を共に満足すれば図3のS3の処理に移る。1項目でも満足しないときにはS16の処理を繰り返す。アクセルペダル操作量閾値Aj、エンジン回転速度閾値Nejは、熟練オペレータによる掘削中のアクセルペダル操作量データ及びエンジン回転速度データを収集して設定した値であり、予めコントローラ25に記憶されている。また、各値の関係を図8に示す。アクセルペダルをアクセルペダル操作量閾値Ajまで踏み込んでいるにも拘らず、エンジン回転速度Neが大きくならないときに掘削中であると判断している。 【0044】本実施形態の作用及び効果を説明する。アクセルペダル操作量A及びエンジン回転速度Neが掘削領域に入ったとき、かつブームレバー操作量Emがブームレバー操作量下限値Em1以上にあるときが掘削開始の意思表示であるとする熟練オペレータの操作手順を取り込んでいるので常に適切なタイミングで掘削の制御を開始できる。なお、自動掘削制御に入った後の処理方法における作用及び効果は、第1実施形態と同一であるので説明を省略する。 【0045】以上、本発明によれば、自動掘削制御中にエンジン回転速度が小さくなったときには、車両への負荷が大きくなっていると判断し、バケットを早く上昇させて車両への負荷を軽減させ、エンジン回転速度が大きくなったときには、負荷が小さいと判断し、バケットの上昇速度を抑えて負荷を逃さないようにする。さらに、オペレータがブームレバーを大きく操作しているときには、バケットを早く上昇して負荷を軽減しようとしているので、これに伴ってブームレバー操作量に応じてバケット制御指令値も大きく設定しチルト速度を大きくする。これらにより、常に負荷が適切に保持できるので掘削能率を向上でき、またオペレータの意志に沿った制御が可能となる。また、ストロークエンド検出器によりバケットシリンダがストロークエンドに達したときに自動掘削制御を完了させるようにしているので、ストロークエンドまで十分にストロークを使い切ることができ、オペレータの意志に沿い、かつ優れた掘削効率を有する掘削積込機械の作業機制御装置が得られる。さらに、従来技術で必要としたバケット角度検出器が不要となるので、故障頻度が減少し、かつ安価な掘削積込機械の作業機制御装置が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001236 【氏名又は名称】株式会社小松製作所
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| 【出願日】 |
平成12年3月24日(2000.3.24) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−271388(P2001−271388A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月5日(2001.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2000−85448(P2000−85448) |
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