| 【発明の名称】 |
建設機械の日除け装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高野 光司
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| 【要約】 |
【課題】日除け装置を低く設定した低車高型の建設機械で、オペレータの運転席への乗降を容易にし、且つ作業時の視界を拡大して作業装置を見やすくし作業性を向上させる。
【解決手段】建設機械2の運転席3の後方に立設された支柱6の上端部に、運転席3の上方を覆うルーフ7を上下回動可能に枢支し、ルーフ7を任意の回動位置で固定するステイ68とステイ固定ボルトを設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 運転席の後方に立設された支柱の上端部に、運転席の上方を覆うルーフを上下回動可能に枢支してなる建設機械の日除け装置。 【請求項2】 ルーフを任意の回動位置で固定する固定機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の日除け装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、低車高型の建設機械に好適な建設機械の日除け装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】低車高型の建設機械は、高さに制限のある所でも走行が可能であり、オペレータの運転席への昇降も容易で作業性がよいため、近年好んで使用されるようになっている。図8に示すような日除け装置81を備えた建設機械82では、運転席83の上方を覆うように設けられる日除け装置81の上端までの高さが建設機械82の車高となる。よって、高さに制限がある場合、車高を低くするためには、建設機械82の本体を低車高型とするだけでなく、日除け装置81も制限高さHに合わせて低く設定することが必要となる。 【0003】しかしながら、日除け装置81を低く設定すると、図9に示すように、オペレータ5が運転席83へ乗降する際、日除け装置81が邪魔になるので乗降しづらく、また、図8に示すように、作業時には日除け装置81で上方の視界が遮られるため、昇降する作業装置84を使用するような場合には、上昇した作業装置84が見えにくくなるので作業性が悪くなるという問題がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、建設機械の日除け装置における上記問題を解決するものであって、日除け装置を低く設定した場合でも、オペレータが運転席へ容易に乗降でき、且つ作業時の視界を拡大して作業装置を見やすくし作業性を向上させることのできる建設機械の日除け装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の建設機械の日除け装置は、運転席の後方に立設された支柱の上端部に、運転席の上方を覆うルーフを上下回動可能に枢支することにより上記課題を解決している。高さに制限のある所で走行する場合には、ルーフは下方の基準位置として、車高を低くする。 【0006】オペレータが運転席に乗降する場合や、昇降する作業装置を使用して作業を行う場合には、ルーフを基準位置から上方へ回動させれば、オペレータの運転席への乗降を容易にし、作業時の視界を拡大して作業装置を見やすくし作業性を向上させることができる。ルーフを任意の回動位置で固定する固定機構を設けると、必要に応じてルーフの高さを任意の位置に保持しておくことができる。 【0007】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示す日除け装置を備えた建設機械の作業状態の側面図、図2は日除け装置のルーフを基準位置とした状態の建設機械の後半部の側面図、図3は日除け装置の背面図、図4は日除け装置の支柱とルーフの連結部の側面図、図5は日除け装置の支柱とルーフの連結部の背面図、図6、図7はステイの作動の説明図である。 【0008】ここで、建設機械2は、タイヤ21を設けた前輪側フレーム22とタイヤ23を設けた後輪側フレーム24とを中央部で左右に屈曲可能に連結した低車高型のホイールローダであって、作業装置4として、前輪側フレーム22にブーム41とバケット42が設けられている。なお、作業装置4にはバケット42に代えてフォーク装置43等を取り付けるともできる。 【0009】後輪側フレーム24には、運転席3と原動部25とが設けられている。また、後輪側フレーム24には、運転席3を覆う日除け装置1が装備されている。日除け装置1は、後輪側フレーム24の運転席3の後方の左右両側に立設された支柱6の上端部の連結用ブラケット61に、ルーフ7のルーフフレーム71の後端部をピン62で枢支するように構成されている。 【0010】ピン62はスナップリング63で抜け止めされている。ルーフフレーム71の後端部には下方に向けてフレームストッパ72が突設されており、連結用ブラケット61には先端がフレームストッパ72に当接する調整ボルト64が螺着されている。また、ルーフフレーム71には回動操作用の把手73が設けられている。この構成により、ルーフ7は、図2に示す水平な基準位置から調整ボルト64によって任意に設定される位置までの範囲で上下回動可能になっている。 【0011】左右の支柱6は、連結材65で互いに連結されており、この連結材65とルーフフレーム71との間にはガススプリング66が取付けられていて、上下回動時の操作力が軽減されるようになっている。支柱6のステイ用ブラケット67とルーフフレーム71との間にはステイ68が設けられている。ステイ68のステイ用ブラケット67側の取付部には逆L字状の長孔69が設けられており、この長孔69に挿通されるステイ固定ボルト70によって、ルーフ7の高さを任意の位置に保持しておくことができる。長孔69は逆L字状であるので、基準状態ではステイ固定ボルト70が緩んだ場合に急にルーフ7が回動することが防止される。 【0012】日除け装置1の高さは、ルーフ7が図2の基準位置にある状態で、建設機械2の車高が制限高さH以下となるように設定されている。建設機械2が高さに制限のある所で走行する場合には、ルーフ7は基準位置で固定しておく。オペレータ5が運転席3に乗降する場合や、バケット42を昇降させて作業を行う場合には、ルーフ7を基準位置から上方へ回動させる。 【0013】このときオペレータは、調整ボルト64とステイ固定ボルト70を緩め、把手73でルーフ7を押し上げる。ステイ68は図6の状態から図7のように長孔69の下端がステイ固定ボルト70と当接するまでの範囲で移動可能であるので、オペレータ5は、調整ボルト64を調整して回動位置を設定し、その位置までルーフ7が上昇したところでステイ固定ボルト70を締め込めば、ルーフ7の高さを任意の位置に保持しておくことができる。 【0014】作業時には図1のように、ルーフ7を上方に回動させておくと、オペレータ5の視界はルーフ7が基準位置にある場合よりはるかに上方まで拡大されるので、バケット42やフォーク装置43等を上昇させたときも支障なく視認することができ、作業が極めて容易に行えるようになる。オペレータ5が運転席3に乗降するときにも、頭上を気にする必要がなく容易に乗降できる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の建設機械の日除け装置は、日除け装置を低く設定した場合も、オペレータは容易に運転席へ乗降することができ、且つ作業時には視界を拡大して作業装置を見やすくし作業性を向上させることができる。ルーフを任意の回動位置で固定する固定機構を設けると、必要に応じてルーフの高さを任意の位置に保持しておくことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000165974 【氏名又は名称】古河機械金属株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月24日(2000.3.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066980 【弁理士】 【氏名又は名称】森 哲也 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−271384(P2001−271384A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月5日(2001.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2000−83796(P2000−83796) |
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