| 【発明の名称】 |
弾性舗装材 |
| 【発明者】 |
【氏名】大槻 一己
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| 【要約】 |
【課題】■デザイン的に優れた模様を施すことができ、■長期間使用して表面が磨耗しても模様が消えたり、変色したりしない弾性舗装材を提供すること。
【解決手段】着色ゴムチップをバインダーで固めて成る薄い表層1と、廃タイヤを粉砕して得たゴムチップをバインダーで固めて成る厚い基層2とから成る多孔構造の板状のものであり、前記表層1は、少なくとも一つの孔が形成されたベース部10と、前記ベース部10の孔11aに密に嵌め込まれ且つベース部10と色が相違する模様付けシート部11bとから構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 着色ゴムチップをバインダーで固めて成る薄い表層と、廃タイヤを粉砕して得たゴムチップをバインダーで固めて成る厚い基層とから成る多孔構造の板状のものであり、前記表層は、少なくとも一つの孔が形成されたベース部と、前記ベース部の孔に密に嵌め込まれ且つベース部と色が相違する模様付けシート部とから構成されていることを特徴とする弾性舗装材。 【請求項2】 ベース部と模様付けシート部とは、同じ厚みであることを特徴とする請求項1記載の弾性舗装材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、学校・幼稚園や病院、福祉施設などのプールやテラス、屋上広場を始め、公園、歩道橋などの自転車ロードや遊歩道などの舗装に用いるための弾性舗装材に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、着色ゴムチップや廃タイヤを粉砕して得たゴムチップをバインダーで固めて成る多孔構造の弾性舗装材が開発され、自転車ロードや遊歩道等に広く使用されるようになってきている。 【0003】この弾性舗装材は、耐磨耗性や耐寒性、反発弾性、耐候性に優れており、適度の弾性を有するから歩行時において足にかかる衝撃が緩和される。また、この弾性舗装材の摩擦抵抗がアスファルト舗装面よりも大きいので、ゴム底の靴でも滑る危険性は極めて低い。 【0004】しかしながら、従来の弾性舗装材には、デザイン的に優れたものは存在せず、たとえ表面に模様が入っていても長期間の使用により、表面が磨耗しても模様が消えたり変色したりするという問題があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明では、■デザイン的に優れた模様を施すことができ、■長期間使用して表面が磨耗しても模様が消えたり、変色したりしない弾性舗装材を提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】(請求項1記載の発明)この発明の弾性舗装材は、着色ゴムチップをバインダーで固めて成る薄い表層と、廃タイヤを粉砕して得たゴムチップをバインダーで固めて成る厚い基層とから成る多孔構造の板状のものであり、前記表層は、少なくとも一つの孔が形成されたベース部と、前記ベース部の孔に密に嵌め込まれ且つベース部と色が相違する模様付けシート部とから構成されていることを特徴とする弾性舗装材。 (請求項2記載の発明)この発明の弾性舗装材は、上記請求項1記載の発明に関し、ベース部と模様付けシート部とは、同じ厚みである。 【0007】なお、上記した発明の弾性舗装材の機能については以下の発明の実施の形態の欄で説明する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明を実施形態として示した図面に従って説明する。 【0009】図1はこの発明の実施形態の弾性舗装材DHの斜視図であり、図2は前記弾性舗装材DHの平面図である。 〔弾性舗装剤DHの全体構成について〕この弾性舗装材DHは、図2に示すように、表層1と基層2から構成されており、縦500mm×横500mm×厚み60mm程度に設定してある。なお、弾性舗装材DHの厚みとしては、35〜100mmの範囲で使用できる。 〔表層1の構成について〕表層1は、着色ゴムチップt1、ウレタン系バインダー、硬化剤等を攪拌混合したものを乾燥・硬化させて成り、縦500mm×横500mm×厚み5mmに形成したものである。 【0010】ここで、着色ゴムチップt1は、例えばブタジエンゴム等のゴムに顔料、及び必要に応じて特定のタルク、ホワイトカーボン等の充填剤等を混練し、チップ状に粉砕したものである。平均した着色ゴムチップt1の大きさは、2〜5mm程度としてある。 【0011】着色ゴムチップt1に用いられるゴムとしては、例えばブタジエンゴム、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム等が使用できるが、安価であること、耐磨耗性、耐寒性、及び基礎物性に優れていることからジエンゴムが最も好ましい。 【0012】顔料は、ゴムの着色に通常用いられるものなら使用でき、例えば、無機系顔料やフタロシアニン系顔料が挙げられる。 【0013】ウレタン系バインダーとしては、舗装面が固くなりすぎることを阻止するため硬化後ゴム状になるものが好ましい。 【0014】また、この実施形態の表層1は、ベース部10を緑色とし、これに赤色の丸模様11、黒色の角模様12を有するものとしてある。これら丸模様11及び角模様12は、ベース部10となるシートを打ち抜いて形成した丸形孔び角形孔に、前記丸形・角形孔と同一形状で且つ同一厚みの丸形・角形シート(着色ゴムチップをウレタン系バインダーで固めてなるシート)を嵌め込む態様で構成されている。なお、製造する方法については後述する。 〔基層2の構成について〕基層2は、図1や図2に示すように、廃タイヤを粉砕して得たゴムチップt2、上記ウレタン系バインダー、硬化剤等を攪拌混合したものを乾燥・硬化させて成り、上層20と下層21とを対角線方向に位置ズレさせて段付形状としてあると共に上層20を25mmに、下層21を30mmに、それぞれ設定してある。なお、平均したゴムチップt2の大きさは、2〜5mm程度としてある。 【0015】また、図1や図2に示すように、基層2における一つの対向する辺であって上層20と下層21との段付き部分には、位置ズレ防止用棒3を挿入するための挿入孔22を四個設けてあり、他方、前記基層2の裏面には、図3に示すように、多数の突起23を設けると共に前記突起23相互間には表層1の手前までに至る深さの透水孔24を穿設してある。 〔この弾性舗装剤DHの製造方法の一例について〕 第1工程緑色ゴムチップ、ウレタン系バインダー、硬化剤等を攪拌混合したものを形枠に流し込んで乾燥・硬化させ、上記ベース部10を形成するための縦500mm×横500mm×厚み5mmの緑色シートを製作する。そして、この緑色シートに図1に示すような、丸模様11及び角模様12と対応する大きさの孔11a,12aを打ち抜く。 【0016】他方、赤色ゴムチップ(黒色ゴムチップ)、ウレタン系バインダー、硬化剤等を攪拌混合したものを形枠に流し込んで乾燥・硬化させ、厚み5mmの赤色シート(黒色シート)を製作する。そして、前記赤色シート及び黒色シートを打ち抜いて丸模様11及び角模様12と対応する大きさの丸形状シート11b及び角形状シート12bを製造する。 【0017】その後、緑色シートの孔11a,12aにそれぞれ丸形状シート11b及び角形状シート12bを嵌め込み、表層1となる表層シートを構成させる。 第2工程廃タイヤを粉砕して得たゴムチップt2、ウレタン系バインダー、硬化剤等を攪拌混合したものを所定量だけ形枠に流し込み、その上に上記した表層シートを載せ置く。続いて、表層シート上を型枠で加圧する。 第3工程一定時間経過後、型抜きをすると、図2に示すような弾性舗装剤DHが完成する。 〔弾性舗装材DHの優れた機能について〕 ■ 基層2の裏面には、表層1の手前までに至る深さの透水孔24を多数穿設してあるから、舗装面から透水孔24までの連続孔(ゴムチップ相互間にできる空隙)があれば、透水機能を十分に発揮することになる。つまり、長期間ゴムチップが脱落しないようにバインダーを十分に配合した場合においても従来の構造の弾性舗装材と比較して非常に透水性は優れたものとなる。 ■ この弾性舗装材DHは上層20と下層21との間に段ができており、隣り合う弾性舗装材DH,DHは、図4に示すように、一方の弾性舗装材DHの凹側の上層20(下層21)と他方の弾性舗装材DHの凸側の上層20(下層21)とが嵌まり込んだ状態で設置される。したがって、図4に示した状態から雰囲気温度が低下して縮小した場合でも段付き部での重なりが確保され、弾性舗装材DHが敷設されている見栄えの悪い路面が見えるようなことはない。 ■ 弾性舗装材DHが雰囲気温度の変化により伸縮して隣り合う弾性舗装材DH,DH相互が接近・離反する方向と、位置ズレ防止用棒3の長さ方向とは、一致させてあるから、雰囲気温度の変化によって弾性舗装材DHに無理な力が作用するようなことはない。 ■ 表層1を構成するベース部10、丸模様11及び角模様12となる丸形状シート11b及び角形状シート12bは、全て着色ゴムチップ、ウレタン系バインダー、硬化剤等を攪拌混合したものを乾燥・硬化させて成る厚み5mmのシートであるから、単に表面のみを着色してなるものとは相違し、表面が磨耗しても模様が消えたり色が変化するようなことはない。また、丸模様11及び角模様12というような単純な形状のものだけでなく、デザイン的に優れた模様を施すことも可能である。 【0018】 【発明の効果】この発明は上記のような構成であるから次の効果を有する。 【0019】発明の実施の形態の欄から明らかなように、■デザイン的に優れた模様を施すことができ、■長期間使用して表面が磨耗しても模様が消えたり、変色したりしない弾性舗装材を提供できた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391011755 【氏名又は名称】株式会社元浜
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| 【出願日】 |
平成12年5月23日(2000.5.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072213 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 一義
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| 【公開番号】 |
特開2001−329501(P2001−329501A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願2000−151375(P2000−151375) |
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