| 【発明の名称】 |
アスファルト廃材のリサイクルプラントおよびリサイクルドライヤの操業方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】今岡 照隆
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| 【要約】 |
【課題】リサイクルドライヤのみの稼動により煙や臭気成分を除去してアスファルト合材を得ることができるとともに、運転が容易なリサイクルプラントを提供する。
【解決手段】ハーフドライ方式のリサイクルドライヤ21aにおいて廃材Aの表面水分を除去し、ここで発生した排ガスを集塵装置12に送り込み、フルドライ方式のリサイクルドライヤ21bにおいて廃材Aの内部の水分を除去し、ここで発生した排ガスをリサイクルドライヤ21a,21bに熱風を供給する燃焼炉11に回帰させる構成とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アスファルト廃材のリサイクルプラントにおいて、乾燥の程度の異なる第1のリサイクルドライヤと第2のリサイクルドライヤを備え、前記第1及び第2のリサイクルドライヤに熱風を供給する1基の熱風発生装置を備えるか、又は第1及び第2のリサイクルドライヤにそれぞれ燃焼装置を備える構成としたアスファルト廃材のリサイクルプラント。 【請求項2】 前記第1及び第2のリサイクルドライヤをそれぞれ個別に配設した請求項1記載のアスファルト廃材のリサイクルプラント。 【請求項3】 前記第1のリサイクルドライヤの出側と前記第2のリサイクルドライヤの入側を接続して配設した請求項1記載のアスファルト廃材のリサイクルプラント。 【請求項4】 前記第1のリサイクルドライヤで発生した排ガスを排気手段によって排出し、前記第2のリサイクルドライヤで発生した排ガスを前記熱風発生装置に回帰させることを特徴とする請求項1から3記載のアスファルト廃材のリサイクルプラント。 【請求項5】 前記熱風発生装置からの熱風によって、前記第1及び第2のリサイクルドライヤを外部から加熱することを特徴とする請求項1から4記載のアスファルト廃材のリサイクルプラント。 【請求項6】 アスファルト廃材のリサイクルプラントにおいて、第1のリサイクルドライヤにおいてアスファルト廃材を低温加熱により表面乾燥させ、表面乾燥後のアスファルト廃材を第2のリサイクルドライヤにおいて高温加熱して内部乾燥させ、前記第1のリサイクルドライヤで発生した排ガスを排気手段により除去し、前記第2のリサイクルドライヤで発生した排ガスを前記第1及び第2のリサイクルドライヤに熱風を供給する熱風発生装置に回帰させることを特徴とするリサイクルドライヤの操業方法。 【請求項7】 前記第1のリサイクルドライヤではアスファルト廃材を40〜100℃に加熱し、前記第2のリサイクルドライヤではアスファルト廃材を120〜180℃に加熱することを特徴とする請求項6記載のリサイクルドライヤの操業方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、既設アスファルト舗装道路の打ち換え補修工事や道路工事等によって発生するアスファルト廃材を再生するリサイクルプラントに関する。 【0002】 【従来の技術】アスファルト舗装道路は、長時間の使用により亀裂やわだち等が発生するため、従来その補修方法として、既設舗装の上にアスファルトを舗装するオーバレイ工法、また損傷が甚だしい場合には全体を掘り起こすいわゆる打ち換え工法が採られている。 【0003】このような打ち換え工法や道路工事によって掘り起こされたアスファルト舗装道路のアスファルト舗装廃材(以下廃材という)を有効活用するため、いわゆるリサイクルプラントが使用されている。このリサイクルプラントは、道路工事によって掘り起こされた廃材を、クラッシャなどによる機械破砕、あるいは温水、高温水蒸気による熱解砕によって、骨材の表面にアスファルト被膜を有した骨材粒子とし、これら廃材をリサイクルドライヤにより加熱乾燥することにより再使用可能なものとする。 【0004】このような廃材の再生方法には、常温の廃材を加熱された新規骨材であるアスファルト新材(以下新材という)に投入して混合する常温投入方式や、廃材を150℃程度まで加熱して混合することにより、廃材の新材への投入率を上げた加熱投入方式がある。 【0005】しかし、廃材を150℃以上まで加熱すると、廃材中の有効なアスファルト分が劣化したり、また過燃焼によりブルースモークが発生するため、これを防止すべく、本出願人らが特開平7−252805号公報に開示したような、廃材を60〜100℃に加熱して廃材中の水分を蒸発させて(ハーフドライ方式)から、加熱した新材と混合してアスファルト合材を再生する方法も用いられている。 【0006】これにより、ブルースモークの発生を抑えることが可能となり、また、従来のリサイクルプラントで発生していた煙や臭気成分を含み周囲の環境保全に影響する排気ガスの排出量を低減することを可能とした。 【0007】また、この排気ガスを処理する他の発明として、例えば、特開平10−131114号公報には、新規骨材を加熱する新材ドライヤと廃材を加熱するリサイクルドライヤを併設して前記新材ドライヤに燃焼室及び脱臭炉を設けたリサイクルプラントが開示されている。 【0008】このリサイクルプラントは、前記燃焼室より熱風をリサイクルドライヤに送り込み当該熱風で廃材を加熱再生し、リサイクルドライヤで発生した排ガスを併設する新材ドライヤの燃焼室に回帰させて排ガス中の悪臭成分を燃焼させ、脱臭処理を行う構造としている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】これらのリサイクルプラントにより、廃材を加熱する際に発生する臭気成分や煙等を除去することが可能となる。しかし、特開平10−131114号公報に記載の、リサイクルドライヤで発生する煙や臭気成分等を新材ドライヤの燃焼室に回帰する構造としたリサイクルプラントによると、新材ドライヤとリサイクルドライヤを共に稼動させねばならず、運転の手間や余分な熱量を必要とする。また従来の加熱投入方式のリサイクルプラントでは、廃材の混入率が新材に対して50%を超えると脱臭効果が薄れるという問題が生じる。 【0010】本発明の目的は、新材ドライヤを稼動させなくとも、リサイクルドライヤのみを稼動してアスファルト合材を得ることができるとともに、このようなリサイクルドライヤのみの稼動で煙や臭気成分を除去することを可能として、余分な熱量を使用することなく、運転が容易なリサイクルプラントを提供するものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明のアスファルト廃材のリサイクルプラントは、乾燥の程度の異なる第1のリサイクルドライヤと第2のリサイクルドライヤを備え、第1及び第2のリサイクルドライヤに熱風を供給する1基の熱風発生装置を備えるか、又は第1及び第2のリサイクルドライヤにそれぞれ燃焼装置を備える構成としたことを特徴とする。このような構成としたことにより、第1のリサイクルドライヤにおいて廃材をアスファルトが溶解しない程度に加熱して表面水分を除去した廃材を、第2のリサイクルドライヤにおいて更に高温に加熱することによって、リサイクルドライヤによる加熱乾燥のみで再生したアスファルト合材を出荷することもできる。 【0012】第1のリサイクルドライヤと第2のリサイクルドライヤは、それぞれ個別に配設することも、第1のリサイクルドライヤの出側と第2のリサイクルドライヤの入り側を接続して配設することもできる。個別に配設する場合は、既設のリサイクルドライヤを第1のリサイクルドライヤ若しくは第2のリサイクルドライヤとして、1基のドライヤと熱風発生装置若しくはそれぞれ個別に燃焼装置を追設するだけでよい。さらに各リサイクルドライヤを上下2段に設置すれば地上に新たな設置スペースを必要としないので、水平方向の省スペース化を実現できる。 【0013】また、第1のリサイクルドライヤの出側と第2のリサイクルドライヤの入側を接続して配設する場合は、第1のリサイクルドライヤから第2のリサイクルドライヤへ廃材を送り込む搬送装置を設置しなくてもすむ。さらに各リサイクルドライヤの設置スペースを上方に必要としないので、垂直方向の省スペース化を実現できる。 【0014】さらに、第1のリサイクルドライヤで発生した排ガスを排気手段によって排出して第2のリサイクルプラントで発生した排ガスを熱風発生装置に回帰させると、第1のリサイクルドライヤで発生した臭気成分を殆ど含まない排ガスを容易に除去することができ、第2のリサイクルドライヤで発生した臭気成分を含む排ガスを熱風発生装置で酸化分解することにより無臭化することができ、さらに熱風として再利用することができる。 【0015】熱風発生装置からの熱風によって、第1及び第2のリサイクルドライヤを外部から加熱することにより、ドライヤ内部と外部ドラムを同時に加熱することができるので、さらに効率良く廃材を加熱できる。 【0016】本発明に係るリサイクルドライヤの操業方法は、第1のリサイクルドライヤにおいてアスファルト廃材を低温加熱により表面乾燥させ、表面乾燥後のアスファルト廃材を第2のリサイクルドライヤにおいて高温加熱して内部乾燥させ、第1のリサイクルドライヤで発生した排ガスを排気手段により除去し、第2のリサイクルドライヤで発生した排ガスを第1及び第2のリサイクルドライヤに熱風を供給する熱風発生装置に回帰させる方法である。本方法によれば、リサイクルドライヤによる加熱乾燥のみで再生したアスファルト合材を出荷することもでき、また、第1のリサイクルドライヤで発生する排ガスの除去を容易に可能として、第2のリサイクルドライヤで発生した排ガスを再利用することができる。 【0017】ここで、第1のリサイクルドライヤでの廃材の加熱温度は40〜100℃の範囲が好ましく、また、第2のリサイクルドライヤでの廃材の加熱温度は120〜180℃の範囲が好ましい。このような温度範囲とすることにより、第1のリサイクルドライヤで廃材の表面水分を除去し、第2のリサイクルドライヤで廃材の内部の水分を効果的に除去することができる。 【0018】 【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明のリサイクルプラントの装置構成を示す図である。 【0019】アスファルト舗装の打ち換え工事や道路工事等によって掘り起こされた廃材の塊は、クラッシャ等による機械破砕、あるいは温水、高温水蒸気による熱解砕によって、骨材の表面にアスファルト被膜を有した骨材粒子とされ、これら廃材を粒度別に管理し、アスファルト合材の種類に応じて所望粒径の廃材Aを取り出す。 【0020】リサイクルプラント1内に運搬された廃材Aは、廃材用のコールドビン2内に供給された後、ベルトコンベア3a及び搬送装置3bによってリサイクル装置4に搬送される。このリサイクル装置4には、第1のリサイクルドライヤ21a、第2のリサイクルドライヤ21b及び各ドライヤに熱風を供給する燃焼炉11を内設している。 【0021】リサイクルプラント内に搬送された廃材Aは、ハーフドライ方式の第1のリサイクルドライヤ21aとフルドライ方式の第2のリサイクルドライヤ21bによって加熱乾燥され、スキップ搬送装置5により加熱廃材貯蔵ビン6内に貯蔵される。これを加熱廃材貯蔵ビン6の下部に設けている計量搬送装置7に投入後、計量搬送装置7によって新材と混合するミキサ10内にシュート8を介して搬送する。 【0022】一方、搬送装置(図示せず)により新材Bを新材ドライヤ13内に供給すると、新材Bは新材ドライヤ13内で約180〜200℃に加熱される。この加熱された新材Bをホットエレベータ14から振動篩15を介してホットビン16に投入する。 【0023】ホットビン16に投入された新材Bの砕石と、計量搬送装置7により搬送された乾燥後の廃材及び約150℃に加熱されたアスファルトを開閉可能なミキサ10により回転混合することで、廃材Aの再生材を利用したアスファルト合材を製造することができる。 【0024】図2は第1実施形態におけるリサイクル装置の構造及び作用の流れを示すフロー図であり、(a)はドライヤ内部を加熱する状態、(b)はドライヤ内部と外部ドラムを加熱する状態を示している。図において、実線矢印は廃材の流れ、破線矢印は熱風及び排ガスの流れ、1点鎖線は外部ドラムを示している。また、この実施形態は2基のドライヤを個別に配置したものである。 【0025】リサイクル装置4では、燃焼炉11により第1のリサイクルドライヤ21a及び第2のリサイクルドライヤ21bに熱風を送り込むことで廃材Aを加熱する。 【0026】この第1のリサイクルドライヤ21aは、廃材Aを40〜100℃に低温加熱することにより材料の表面水分を除去する乾燥装置であり、廃材Aに含まれるアスファルトを溶解させないで加熱する所謂ハーフドライ方式のリサイクルドライヤであり、第2のリサイクルドライヤ21bは、廃材Aを100〜180℃に高温加熱することにより廃材中のアスファルト分を溶解し、廃材A内部に含まれている水分を除去する所謂フルドライ方式のリサイクルドライヤである。 【0027】コールドビン2からベルトコンベア3によって搬送された廃材Aを、投入口20aを介してリサイクルドライヤ21a内に投入する。投入された廃材Aはドライヤ内で約80℃に加熱されるので、表面水分を約3%から1%程度まで低減することができる。同時に廃材Aからは、煙や臭気成分を殆ど含まない約100℃の排ガスが発生する。 【0028】この排ガスは、水蒸気と共に排気部22aを介してファン24により収集され、集塵装置12a内でフィルター浄化等の無害化処理を行った後に、排風機17によって煙突18を介して外部に放出される。 【0029】また、表面水分除去された廃材Aを排出口23aから図1に示すベルトコンベア19によって搬送し、リサイクルドライヤ21bの投入口20bに投入する。この投入された廃材Aはドライヤ内で約160℃に加熱されるので、廃材A中のアスファルト分が溶解され、水分は0.5%以下に低減される。同時に廃材Aからは煙と臭気成分を含んだ約180℃の排ガスが少量発生する。 【0030】この排ガスをファン25によって排気部22bを介して燃焼炉11に回帰させると、燃焼炉11で酸化分解により無臭化され、さらに再度熱風として各ドライヤに送り込まれる。このような構成とすれば、ハーフドライで発生した無害化が容易に可能な排ガスのみを排出し、フルドライで発生した排ガスは繰返し熱風として利用することができる。 【0031】リサイクルドライヤ21bで乾燥した廃材を排出口からスキップ搬送装置5によって運搬し、図1に示す手順を辿り計量器9に投入すると、以下は上述の操作によりミキサ10で新材B及びアスファルトと回転混合して所望のアスファルト合材を得ることができる。 【0032】また、リサイクルドライヤ21a,21b内部を加熱する約700℃の熱風は、燃焼炉11に形成したバーナ28の燃焼で生成されるとファン24,25によって各ドライヤ方向に吸引され、それぞれのリサイクルドライヤに通じる送風管(図示せず)及び送風口27a,27bを介してドライヤ内部に供給される。熱風は、ドライヤ内に送風する風量をファン24,25により調節することができ、バーナ28の燃焼量は、各ドライヤの合計の必要熱量に応じて調整することができる。 【0033】ここで、リサイクルドライヤ21a,21bを加熱する熱風及び当該リサイクルドライヤ21a,21bで発生した排ガスの流れについて説明する。 【0034】燃焼炉11で生成された熱風は、それぞれ必要量ずつファン24,25によって風量調整され、各ドライヤに送風されて廃材の加熱に使用される。次いで、リサイクルドライヤ21aで発生した排ガスは熱風と共にファン24により集塵装置12方向に排気される。このとき、リサイクルドライヤ21a内部は負圧となるため、燃焼炉11で生成した熱風はファン24によりリサイクルドライヤ21a内部に吸引される。また、リサイクルドライヤ21bで発生した排ガスは、熱風と共にファン25により燃焼炉11内に排気される。このとき、リサイクルドライヤ21b内部は負圧となるため、ファン25により燃焼炉11で生成された熱風は、リサイクルドライヤ21b内部に吸引される。これを繰り返すことにより、リサイクルドライヤ21bに送り込んだ排ガスを熱風として再利用することができ、かつリサイクルドライヤ21a,21bに使用する熱風の供給をそれぞれファン24,25の操作のみで行うことができるので、構造の簡略化を実現できる。 【0035】また、第1及び第2のリサイクルドライヤ21a,21b内を加熱する際にドライヤ内部だけでなく、それぞれリサイクルドライヤ21a,21bの外部ドラム29a,29bに連通する送風管(図示せず)を形成して熱風を供給することで、外部ドラム29a,29bを加熱することもできる。これにより、ドライヤ内部を加熱する時間を短縮することができ、さらに効率良く廃材Aを加熱可能とする。このとき、外部ドラム29a,29bを加熱した熱風は、それぞれ排気ファン26a,26bにより収集されると、ファン24で収集された排ガスと共に集塵装置12a内に送り込まれる。 【0036】また、第1、第2のリサイクルドライヤ21a21bを上下2段に配設すれば、地上に新たな設置スペースを設ける必要がなく、平面的な省スペース化を実現することができる。 【0037】(実施の形態2)図3は第2実施形態におけるリサイクル装置の構造及び作用の流れを示すフロー図であり、(a)はドライヤ内部を加熱する状態、(b)はドライヤ内部と外部ドラムを加熱する状態を示している。図において、実線矢印は廃材Aの流れ、破線矢印は熱風及び排ガスの流れ、1点鎖線は外部ドラムを示している。また、この実施形態は第1のリサイクルドライヤ31aの出側と第2のリサイクルドライヤ31bの入側を接続して配置したものである。 【0038】本実施形態は、第1実施形態でいうところの排出口23aと投入口20bを繋いだ形状となっている。このため、第1のリサイクルドライヤ31aから第2のリサイクルドライヤ31bへの廃材Aを運搬するベルトコンベア19を設けずに廃材Aを直接送り込むことができる。 【0039】また、第1のリサイクルドライヤ31aで発生した煙と臭気成分を殆ど含まない排ガスを排出する排気部32a、第2のリサイクルドライヤ31b内に熱風を送風する送風口37b、排ガスの吸引を行うファン34以外の装置の構成及び作用は第1実施形態のものと同様である。 【0040】このような構造とすることにより、第1のリサイクルドライヤ31aから第2のリサイクルドライヤ31bに廃材Aを運搬するベルトコンベア19を必要とせず、余分な作業を行う手間とコストの削減を可能とする。 【0041】また、リサイクルドライヤ31a,32a内部を加熱する熱風は燃焼炉11に設けたバーナ38の燃焼によって生成し、ファン34によって送風され、それぞれのリサイクルドライヤに通じる送風管(図示せず)及び送風口37a,37bにより内部に供給される。ドライヤ内に送風する熱風の風量は排気ファン34により調節することができ、バーナ38の燃焼量は、各ドライヤの合計の必要熱量に応じて調整することができる。 【0042】ここで、リサイクルドライヤ31a,31bを加熱する熱風及び当該リサイクルドライヤ31a,31bで発生した排ガスの流れについて説明する【0043】燃焼炉11で生成された熱風は、第1実施形態と同様にそれぞれ必要量ずつファン34,35によって風量調整され、各ドライヤに送風される。また、リサイクルドライヤ31a,31bで発生した排ガスは、それぞれファン34,35によって吸引されるのでリサイクルドライヤ31a,31b内部が負圧となり、燃焼炉11で生成された熱風は、それぞれファン34,35によりリサイクルドライヤ31a,31b内部に吸引される。これを繰返すことで、これにより熱風の供給と排ガスの排気をファン34,35の操作のみで行うことができる。 【0044】また、第1及び第2のリサイクルドライヤ31a,31b内を加熱する際に内部に熱風を送風するだけでなく、それぞれのリサイクルドライヤ31a,31bの外部ドラム39a,39bに連通する送風管(図示せず)を形成して熱風を供給することで、更に効率良く廃材Aを加熱できる。このとき、外部ドラム39a,39bを加熱した熱風は、それぞれファン36a,36bにより収集されると、ファン34aより収集された排ガスと共に集塵装置12aに送り込まれ外部に放出される。 【0045】また、第1、第2のリサイクルドライヤ21a,21bの設置スペースを上方に必要としないので、垂直方向の省スペース化を実現することができる。 【0046】(実施の形態3)図4は第3実施形態におけるリサイクル装置の構造及び作用の流れを示すフロー図であり、(a)は第1のリサイクルドライヤと第2のリサイクルドライヤを個別に配設した状態、(b)は第1のリサイクルドライヤの出側と第2のリサイクルドライヤの入側を接続配設した状態を示している。図において、実線矢印は廃材Aの流れ、破線矢印は熱風及び排ガスの流れを示している。 【0047】本実施形態は、図1に示す燃焼炉11を備え付けずに第1のリサイクルドライヤ41aと第2のリサイクルドライヤ41bのそれぞれにバーナ48a,48bを備え付ける構造としたものであり、それぞれ必要な熱量分の燃焼をバーナ48a,48bにより調節して供給するものである。 【0048】装置の構成は、第2のリサイクルドライヤ41bから発生する排ガスの処理方法以外は図2(a)及び図3(a)と同様であり、リサイクルドライヤ41a,41bから発生した排ガスはそれぞれファン45,46により吸引され、無害化等の処理を施した後に集塵装置内12aに送り込まれる。 【0049】このような構造とすれば、燃焼炉及び当該燃焼炉からリサイクルドライヤに連通する送風管を形成する必要がないため、装置配設の省スペース化を図ることができる。また、それぞれのバーナ48a,48bによってリサイクルドライヤ41a,41bの熱量を調整するため、熱量の管理を容易にすることができる。さらに、燃焼炉からリサイクルドライヤに熱風が到達するまでに送風管等で生じる熱損失が全く生じないため、燃焼した熱量を最大限に活用できる。 【0050】以上のような3つの実施形態のリサイクルプラントを用いれば、廃材から発生する排ガスをハーフドライ方式のリサイクルドライヤで発生する排ガスを、煙及び臭気成分を殆ど含まない状態で収集することができるので、容易に浄化可能であり、環境に悪影響を及ぼさずに排出することができる。また、フルドライ方式のリサイクルドライヤで発生する煙及び臭気成分を含んだ排ガスは少量なため、容易に無臭化することができる。 【0051】また、このように廃材から発生する排ガスをリサイクルドライヤとその熱風発生装置のみで排気する構造としたことで、従来のように新材ドライヤを稼動させずともリサイクルドライヤのみを稼動して、100%の廃材を再生したアスファルト合材の状態で出荷することができる。 【0052】 【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏することができる。 【0053】(1)乾燥の程度の異なる第1のリサイクルドライヤと第2のリサイクルドライヤを備え、第1及び第2のリサイクルドライヤに熱風を供給する1基の熱風発生装置を備えるか、又は第1及び第2のリサイクルドライヤにそれぞれ燃焼装置を備える構成とすることにより、第1のリサイクルドライヤにおいて廃材をアスファルトが溶解しない程度に加熱して表面水分を除去した廃材を、第2のリサイクルドライヤにおいて更に高温に加熱して内部の水分を除去することによって、リサイクルドライヤで再生した100%の廃材を出荷することができる。 【0054】(2)第1及び第2のリサイクルドライヤをそれぞれ個別に配設する場合は、既設のリサイクルドライヤに加えて1基のリサイクルドライヤと熱風発生装置を追設するのみでよく、また、各リサイクルドライヤを上下2段に設置することで水平方向の省スペース化を実現できる。また、第1のリサイクルドライヤの出側と第2のリサイクルドライヤの入側を接続して配設する場合は、第1のリサイクルドライヤから第2のリサイクルドライヤへ廃材を送り込む搬送装置が不要となる。また、各リサイクルドライヤの設置スペースを上方に必要としないので、垂直方向の省スペース化を実現できる。 【0055】(3)第1のリサイクルドライヤで発生した排ガスを排気手段によって排出して、第2のリサイクルプラントで発生した排ガスを熱風発生装置に回帰させることにより、第1のリサイクルドライヤで発生した臭気成分を殆ど含まない排ガスを容易に除去可能とし、第2のリサイクルドライヤで発生した臭気成分を含む排ガスを熱風発生装置により無臭化することができ、さらに熱風として再利用することができる。 【0056】(4)熱風発生装置からの熱風によって、第1及び第2のリサイクルドライヤを外部から加熱することにより、ドライヤ内部と外部ドラムを同時に加熱することができるので、さらに効率良く廃材を加熱できる。 【0057】(5)第1のリサイクルドライヤで廃材を40〜100℃に加熱し、第2のリサイクルドライヤで廃材を120〜180℃に加熱することで、第1のリサイクルドライヤで廃材の表面水分を除去し、第2のリサイクルドライヤで廃材の内部の水分を除去できるので、新材ドライヤを用いずともリサイクルドライヤのみでアスファルト合材を再生することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000217309 【氏名又は名称】田中鉄工株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月24日(2000.3.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099508 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 久
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| 【公開番号】 |
特開2001−271308(P2001−271308A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月5日(2001.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2000−85274(P2000−85274) |
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