| 【発明の名称】 |
掛 具 |
| 【発明者】 |
【氏名】深海 清一
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| 【要約】 |
【課題】たとえベランダがなくても日当たりの良い窓位置に選ばずに簡単に掛具を取り付けでき、物干あるいは衣類掛け場所として最適な場所に簡単に掛具を設けることができる掛具を提供すること。
【解決手段】係合枠1内側にスライド自在に係合したスライド戸2のサッシ部3前端上縁4に引っ掛け係止するサッシ係止部5を、前記スライド戸2のサッシ部3前面3A若しくはスライド戸2のガラス面6に添設配設する基体7上部に設け、この基体7に物を掛け下げるための掛部8を設けた掛具。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 係合枠内側にスライド自在に係合したスライド戸のサッシ部前端上縁に引っ掛け係止するサッシ係止部を、前記スライド戸のサッシ部前面若しくはスライド戸のガラス面に添設配設する基体上部に設け、この基体に物を掛け下げるための掛部を設けたことを特徴とする掛具。 【請求項2】 前記基体を板材で構成し、この板材の上端部を折り返し折曲して前記サッシ係止部を構成し、この板材に前記掛部を突設したことを特徴とする請求項1記載の掛具。 【請求項3】 板材の先端部を裏面側へ折り返し折曲して、前記サッシ部前端上縁の厚みに略合致した引っ掛け係合間隙を有する折り返し部を形成し、この折り返し部の前記係合間隙を含めた厚みを、前記係合枠と前記スライド戸のサッシ部前面との間隙に、サッシ部前面に沿わせて下方から挿入して、前記サッシ部前端上縁に前記折り返し部の折り返し垂下部を引っ掛け係止し得る厚みに設定して前記サッシ係止部を構成したことを特徴とする請求項2記載の掛具。 【請求項4】 前記基体の裏面部に、前記スライド戸の上部のサッシ部前面若しくはガラス面に当接する吸盤,ゴム,スポンジなどの緩衝部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の掛具。 【請求項5】 前記基体の裏面部に、前記スライド戸の上部のサッシ部前面若しくはガラス面に吸着する吸盤などの吸着部材を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の掛具。 【請求項6】 前記掛部を前記サッシ部に対して突設状態に設けると共に、この突設した掛部を回動自在に設けて、前記スライド戸に対して突設した状態から添設した状態に切り替え得るように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の掛具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物を干したり、衣類を掛けたハンガーなどを掛け下げたりするための掛具に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】壁面に止着したり、長押に係止したりして設けるフック金具はあるが、壁面に傷を付けたり、また取り外せなかったり、あるいは取り外せても壁面に跡を残したりする問題があり、従来は取付ケ所を選ばなければならず、また長押のない場合も多い。 【0003】また、ワイヤーロープやポールを架設して衣類を掛け下げる場合も、取付ケ所を選ばなければならず、スペースもとってしまう。 【0004】一方、日当たりの良いベランダにワイヤーロープやポールを架設して物干場を作ることが望ましいが、ベランダのない家や部屋もまだまだ多い。 【0005】本発明は、このような現状の中で最近ほとんどサッシ窓を用いることに着目し、このガラス枠となるサッシ部の上縁には引っ掛け係止できる前端上縁があり、しかもたとえ窓の係合枠(窓枠レール)にサッシ戸を装着した状態であっても、この前端上縁に板材ならば挿入係止できることを見い出すと共に、窓(サッシ戸)に掛具を設けるという全く新しい発想に基づき、たとえベランダがなくても日当たりの良い窓位置に選ばずに簡単に掛具を取り付けでき、物干あるいは衣類掛け場所として最適な場所に簡単に掛具を設けることができることとなる画期的な掛具を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 【0007】係合枠1内側にスライド自在に係合したスライド戸2のサッシ部3前端上縁4に引っ掛け係止するサッシ係止部5を、前記スライド戸2のサッシ部3前面3A若しくはスライド戸2のガラス面6に添設配設する基体7上部に設け、この基体7に物を掛け下げるための掛部8を設けたことを特徴とする掛具。 【0008】また、前記基体7を板材で構成し、この板材の上端部を折り返し折曲して前記サッシ係止部5を構成し、この板材に前記掛部8を突設したことを特徴とする請求項1記載の掛具に係るものである。 【0009】また、板材の先端部を裏面側へ折り返し折曲して、前記サッシ部3前端上縁4の厚みに略合致した引っ掛け係合間隙9Aを有する折り返し部9を形成し、この折り返し部9の前記係合間隙9Aを含めた厚みを、前記係合枠1と前記スライド戸2のサッシ部3前面3Aとの間隙10に、サッシ部3前面3Aに沿わせて下方から挿入して、前記サッシ部3前端上縁4に前記折り返し部9の折り返し垂下部9Bを引っ掛け係止し得る厚みに設定して前記サッシ係止部5を構成したことを特徴とする請求項2記載の掛具に係るものである。 【0010】また、前記基体7の裏面部に、前記スライド戸2の上部のサッシ部3前面3A若しくはガラス面6に当接する吸盤,ゴム,スポンジなどの緩衝部材12を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の掛具に係るものである。 【0011】また、前記基体7の裏面部に、前記スライド戸2の上部のサッシ部3前面3A若しくはガラス面6に吸着する吸盤などの吸着部材13を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の掛具に係るものである。 【0012】また、前記掛部8を前記サッシ部3に対して突設状態に設けると共に、この突設した掛部8を回動自在に設けて、前記スライド戸2に対して突設した状態から添設した状態に切り替え得るように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の掛具に係るものである。 【0013】 【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。 【0014】掛具8を設けた基体7の上部のサッシ係止部5をスライド戸2のサッシ部3の上部溝の前端上縁4に引っ掛け係止してスライド戸2に掛部8を設ける。 【0015】言い換えれば、洗濯物や衣類を掛けるハンガーを掛け下げるフック係止部8A又はハンガーポール8Bあるいはこのハンガーポール8Bを架設する架設部8Cを設けた掛部8にサッシ係止部5を設けた基体7を設け、このサッシ係止部5をスライド戸2のサッシ部3前端上縁4に引っ掛け係止してスライド戸2に掛部8を設ける。 【0016】具体的には、例えば係合枠1内側(窓枠レール溝)にスライド自在に係合したスライド戸2のサッシ部3の前記レール溝に係合する上部の溝の前端上縁4に、引っ掛け係止するサッシ係止部5を掛部8に取付部として設ける。このサッシ係止部5は、板材の先端部を裏面側へ折り返し折曲して、前記サッシ部3前端上縁4の厚みに略合致した引っ掛け係合間隙9Aを有する折り返し部9を形成して構成し、前記係合枠1と前記スライド戸2のサッシ部3前面3Aとの間隙10に、サッシ部3前面3Aに沿わせて下方から挿入して、前記サッシ部3前端上縁4に前記折り返し部9の折り返し垂下部9Bを引っ掛け係止できるように構成する。 【0017】従って、従来の掛具のように傷や取り付けできる壁面かどうかを考慮して取付場所を選ぶ必要はなく、このように挿入引っ掛けによって簡単に取り付けできるだけでなく、窓さえあれば取付でき、しかもたとえベランダがあってもなくても、スペースをとらずに、日当たりの良い窓位置に掛具8を取り付けできることとなる。尚、勿論サッシ戸2を取り外してその前端上縁4に引っ掛け係止しても良い。 【0018】この場合に、前記スライド戸2の上部のサッシ部3前面3A若しくはガラス面6に当接する緩衝部材12や吸着部材13を設けることで、サッシ部3やガラス面6を傷つけたりせず、また一層安全性良く掛部8を固定できることとなる。 【0019】 【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。 【0020】本実施例は洗濯物や衣類を掛けるハンガーを掛け下げる凹溝状のフック係止部8Aを突出長さ方向に複数設けると共に、また図5に示すように先端部にハンガーポール8Bを架設部8Cに設ける掛部8の基端部に、係合枠1内側にスライド自在に係合したスライド戸2のサッシ部3前端上縁4に引っ掛け係止するサッシ係止部5を設けた基体7を設けている。 【0021】即ち、スライド戸2のサッシ部3前面3A並びにスライド戸2のガラス面6に添設配設する帯板状の基体7の上部にサッシ係止部7を設けると共に掛部8を突設している。 【0022】本実施例では、前記基体7を板材で構成し、この板材の上端部を折り返し折曲して前記サッシ係止部5を構成し、この板材に前記掛部8を突設しているが、具体的には板材の先端部を裏面側へ折り返し折曲して、前記サッシ部3前端上縁4の厚みに略合致した引っ掛け係合間隙9Aを有する折り返し部9を形成し、この折り返し部9の前記係合間隙9Aを含めた厚みを、前記係合枠1と前記スライド戸2のサッシ部3前面3Aとの間隙10に、サッシ部3前面3Aに沿わせて下方から挿入して、前記サッシ部3前端上縁4に前記折り返し部9の折り返し垂下部9Bを引っ掛け係止し得る厚みに設定して前記サッシ係止部5を構成している。 【0023】即ち、サッシ係止部5を構成する折り返し部9を薄く設定し、前記係合枠1と前記スライド戸2のサッシ部3前面3Aとの間隙10に、サッシ部3前面3Aに沿わせて下方から挿入して、前記サッシ部3前端上縁4に前記折り返し部9の折り返し垂下部9Bを引っ掛け係止できるようにしている。 【0024】また、前記基体7の裏面部に、前記スライド戸2の上部のサッシ部3前面3A若しくはガラス面6に当接する吸盤,ゴム,スポンジなどの緩衝部材12や吸盤などが吸着部材13を設けても良い。 【0025】本実施例では、緩衝部材12及び吸着部材13として機能し、ガラス面6に押圧することで吸着する吸盤を設けている。 【0026】従って、サッシ部3やガラス面6を傷つけたりせず、一層安全性良く掛部8を固定できることなる。 【0027】また、本実施例では、前記掛部8を前記サッシ部3に対して突設状態に設けると共に、この突出した掛部8を水平回動自在に設けてスライド戸2に対して突設した状態から添設した状態に切り替え得るように構成している。 【0028】具体的には、掛部8として基体7に突設した突設部には、前述のように多数の係合凹部をフック係止部8Aとして設けた突出部の基端部を回動自在に枢着し、この枢着部を板状の基板7にネジ止め固定することで、掛部8を水平回動自在に構成している。従って、不使用時には、サッシ戸2に沿わせて収納できるようにしている。 【0029】また、図示したようにこの掛部8の先端部の架設部8Cを設け、別に取り付け固定するもう一体の掛具の架設部8C間にハンガーポール8Bを架設固定するように構成して、この双方の掛部8を水平回動自在に構成してスライド戸2のサッシ部3前面3A若しくはガラス面6にハンガーポール8Bを平行状態に架設し、この平行状態のまま掛部8をスライド戸2方向へ水平動回動することで、このハンガーポール8Bがスライド戸2に対して接離自在となるように構成し、不使用時は掛部8をスライド戸2に対して直角に突設した状態から略平行となるように水平回動して、フック係止部8A及びハンガーポール8Bを畳み収納し得るように構成しても良い。 【0030】尚、本実施例では基体7の切欠溝を利用して吸盤を取り付けているが、滑り止め作用と緩衝作用を果たすゴムやスポンジを付設しても良い。 【0031】 【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、このガラス枠となるサッシ部の前端上縁に、係合枠にサッシ戸がスライド自在に係合した状態であっても挿入係止して、窓(サッシ戸)に掛具を設けることができることとなり、従来の掛具のように傷や取り付けできる壁面かどうかを考慮して取付場所を選ぶ必要はなく、このように引っ掛けによって簡単に取り付けできるだけでなく、窓さえあれば取付でき、しかもたとえベランダがあってもなくても、スペースをとらずに、日当たりの良い窓位置に掛具を取り付けできる画期的な掛具となる。 【0032】特に請求項3記載の発明においては、サッシ戸を取り外さなくても、挿入引っ掛け係止でき、一層秀れた掛具となる。 【0033】また、請求項4,5記載の発明においては、サッシ部やガラス面を傷つけたりせず、一層安全性良く掛部を固定できる一層秀れた掛具となる。 【0034】また、請求項6記載の発明においては、不使用時には窓面に沿わせて収納できたり、突出度合を調整することも設計によって可能となるなど一層画期的な掛具となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598119256 【氏名又は名称】有限会社 深海金物製作所
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| 【出願日】 |
平成12年4月7日(2000.4.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091373 【弁理士】 【氏名又は名称】吉井 剛 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−286699(P2001−286699A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月16日(2001.10.16) |
| 【出願番号】 |
特願2000−106484(P2000−106484) |
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