| 【発明の名称】 |
洗濯機 |
| 【発明者】 |
【氏名】安井 繁明
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| 【要約】 |
【課題】簡易な構成で、洗濯槽に洗濯に適した温度の水を貯めることができる洗濯機を提供する。
【解決手段】乾燥洗濯機1は、回転ドラム2に水を供給するための給水管3と、給水管3の途中箇所に設けられ、熱源機4から温水循環配管5を介して供給される所定温度の温水を熱源とする給水熱交換器6と、給水管3中を流れる水の給水熱交換器6の下流側での温度を検出する給水温サーミスタ14と、温水循環配管5から給水熱交換器6に供給される温水の流量を調節する温水流量制御弁16と、全体作動を制御するコントローラ30とを備える。コントローラ30に備えられた給水温制御手段34は、給水温サーミスタ14の検出温度が所定の洗濯適温となるように、温水流量制御弁16により温水循環配管5から給水熱交換器6に供給される温水の流量を制御する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給するための給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、熱源機から温水循環配管を介して供給される所定温度の温水を熱源として前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器と、前記給水管中を流れる水の前記給水熱交換器の下流側での温度を検出する給水温度センサと、前記温水循環配管から前記給水熱交換器に供給される温水の流量を調節する温水流量調節手段と、前記給水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記温水流量調節手段により前記温水循環配管から前記給水熱交換器に供給される温水の流量を制御する給水温制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。 【請求項2】衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給するための給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、熱源機から温水循環配管を介して供給される所定温度の温水を熱源として前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器と、前記給水管中を流れる水の前記給水熱交換器の下流側での温度を検出する給水温度センサと、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を調節する給水流量調節手段と、前記給水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記給水流量調節手段により前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を制御する給水温制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。 【請求項3】衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給する給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、熱源機から温水循環配管を介して供給される所定温度の温水を熱源として前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器と、前記給水管の前記給水熱交換器が設けられた箇所の上流側と下流側とを連通させるバイパス管と、前記給水管の前記熱交換器が設けられた箇所を通過する水の流量と前記バイパス管を通過する水の流量のうち少なくともいずれか一方を調節するミキシング流量調節手段と、前記給水管を流れる水の前記給水管と前記バイパス管の合流箇所の下流側での温度を検出する給水温度センサと、前記給水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記ミキシング流量調節手段により、前記給水管の前記熱交換器が設けられた箇所を通過する水の流量と前記バイパス管を通過する水の流量のうち少なくともいずれか一方を制御する給水温制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。 【請求項4】衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給する給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、熱源機から温水循環配管を介して供給される所定温度の温水を熱源として前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器と、前記給水管中を流れる水の前記給水熱交換器の下流側での温度を検出する給水温度センサと、前記温水循環配管から該給水熱交換器への温水の供給と停止とを切換える温水供給切替手段と、前記給水管から前記洗濯槽に供給された水の総量を貯水量として把握する貯水量把握手段と、前記洗濯槽に所定の洗濯適温の水が所定量貯まった状態となるように、前記給水管から前記洗濯槽への水の供給が開始されてから前記貯水量把握手段により把握される貯水量が前記所定量となるまでの間に前記給水熱交換器に供給される温水の総量を、前記給水温度センサの検出温度に応じて、前記温水供給切替手段により制御する貯水温制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。 【請求項5】前記給水温度センサの検出温度が所定の上限温度以上となったときに、前記給水管から前記洗濯槽への水の供給を禁止する高温給水禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の洗濯機。 【請求項6】衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給するための給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、熱源機から温水循環配管を介して供給される所定温度の温水を熱源として前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器と、前記洗濯槽に貯まった水の温度を検出する貯水温度センサと、前記温水循環配管から前記給水熱交換器に供給される温水の流量を調節する温水流量調節手段と、前記貯水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記温水流量調節手段により、前記温水循環配管から前記給水熱交換器に供給される温水の流量を制御する貯水温制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。 【請求項7】衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給するための給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、熱源機から温水循環配管を介して供給される所定温度の温水を熱源として前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器と、前記洗濯槽に貯まった水の温度を検出する貯水温度センサと、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を調節する給水流量調節手段と、前記貯水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記給水流量調節手段により、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を制御する貯水温度制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。 【請求項8】衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給するための給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、熱源機から温水循環配管を介して供給される所定温度の温水を熱源として前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器と、前記洗濯槽に貯まった水の温度を検出する貯水温度センサと、前記温水循環配管から前記給水熱交換器への温水の供給と停止とを切換える温水供給切替手段と、前記貯水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記温水供給切替手段により、前記温水循環配管から前記給水熱交換器への温水の供給と停止を制御する貯水温制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。 【請求項9】衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給するための給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、熱源機から温水循環配管を介して供給される所定温度の温水を熱源として前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器と、前記洗濯槽に貯まった水の温度を検出する貯水温度センサと、前記給水管の前記給水熱交換器が設けられた箇所の上流側と下流側とを連通させるバイパス管と、前記給水管の前記熱交換器が設けられた箇所を通過する水の流量と前記バイパス管を通過する水の流量のうち少なくともいずれか一方を調節するミキシング流量調節手段と、前記貯水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記ミキシング流量調節手段により、前記給水管の前記熱交換器が設けられた箇所を通過する水の流量と前記バイパス管を通過する水の流量のうち少なくともいずれか一方を制御する貯水温制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯機。 【請求項10】前記洗濯槽に貯まった水を攪拌する攪拌手段を備え、前記貯水温制御手段は、前記貯水温度センサの検出温度が前記洗濯適温となるようにする制御を行う間に、前記攪拌手段により前記貯水槽に貯まった水を攪拌することを特徴とする請求項6から請求項9のうちいずれか1項記載の洗濯機。 【請求項11】前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の温度を検出する給水温度センサと、該給水温度の検出温度が所定の上限温度以上となったときに、前記給水管から前記洗濯槽への給水を禁止する給水禁止手段とを備えたことを特徴とする請求項6から請求項10のうちいずれか1項記載の洗濯機。 【請求項12】衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給するための給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯し、熱源機で生成された温水を加熱装置との間で循環させるための温水循環配管の付近に設置された洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、前記温水循環配管を循環する温水を熱源として、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器を備えたことを特徴とする洗濯機。 【請求項13】前記加熱装置は、前記温水循環配管を介して供給される温水を熱源として周囲の空気を加熱する乾燥熱交換器を有し、該乾燥熱交換器により加熱した空気を衣類に送風して衣類を乾燥させる衣類乾燥機であることを特徴とする請求項12記載の洗濯機。 【請求項14】前記給水管から前記洗濯槽への水の供給を停止した状態で前記給水熱交換器に温水を供給することによって、前記給水熱交換器を前記乾燥熱交換器として機能させたことを特徴とする請求項13記載の洗濯機。 【請求項15】前記給水管と前記温水循環配管とを、直接又は熱伝導可能な材料を介して接触させることにより、前記給水熱交換器を構成したことを特徴とする請求項1から請求項14のうちいずれか1項記載の洗濯機。 【請求項16】前記給水管内に前記温水循環配管を配置した2重管、又は、前記温水循環配管内に前記給水管を配置した2重管により、前記給水熱交換器を構成したことを特徴とする請求項1から請求項14のうちいずれか1項記載の洗濯機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、温水を使用して洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機に関する。 【0002】 【従来の技術】洗濯機で衣類を洗濯する場合、洗濯槽に貯める水の温度を洗剤に含まれる酵素が最も活発に働く温度(30℃前後、以下、洗濯適温という)とすることで、衣類の洗浄効果を最良とすることができる。そこで、給湯器から洗濯槽に温水を供給するようにした洗濯機が知られている。 【0003】しかし、給湯器のバーナの燃焼量の調節範囲には下限があるため、一般に、給湯器から洗濯槽に供給される温水の温度(給湯温度)を洗濯適温まで下げることは難しい。さらに、給湯温度を下げると、給湯器からドレンが発生し易くなるという問題もある。 【0004】そのため、給湯器から洗濯機に供給される温水の温度はある程度高くならざるを得ず(例えば40℃以上)、この場合は、給湯器から供給される温水に水を混ぜて洗濯槽内の温水の温度を洗濯適温まで下げる必要がある。 【0005】しかし、このように給湯器から供給される温水と給水管から供給される水を混ぜて洗濯適温とするには、給水管からの給水温度と給湯器からの給湯温度とに応じて、給水管からの給水流量と給湯器からの給湯流量とを適切に調節する必要があり、制御が複雑になる。 【0006】また、流量を調節して洗濯適温での給水を得られるようにしたときに、洗濯槽に供給される水の流量が極端に減少してしまう場合があり、この場合には洗濯槽に所定量の水が貯まるまでに時間がかかってしまう。そのため、洗濯槽に所定量の水を貯めるのに要する時間を短縮するために、洗濯機から給湯器に対して給湯温度を下げる指示をすることが必要となって更に制御が複雑になる。 【0007】また、洗濯槽に貯められた水を電気ヒータによって加熱して洗濯適温まで昇温させるようにした洗濯機も提案されているが、洗濯機に内蔵可能なサイズの電気ヒータでは加熱量が小さいため、洗濯槽に貯められた水を洗濯適温まで昇温させるのに時間を要し実用的ではなかった。また、加熱量が大きい電気ヒータを採用すると、電気ヒータのサイズが大きくなって洗濯機自体も大型化してしまうという不都合がある。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、洗濯槽に洗濯に適した温度の水を貯めることができる洗濯機を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、衣類を収容する洗濯槽と該洗濯槽に水を供給するための給水管とを有し、該給水管から前記洗濯槽に水を供給して該洗濯槽に収容された衣類を洗濯する洗濯機において、前記給水管の途中箇所に、熱源機から温水循環配管を介して供給される所定温度の温水を熱源として、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を該温水により液−液熱交換して加熱する給水熱交換器を設けることで、洗濯槽に洗濯に適した温度の水を貯めることができるようにしたものである。 【0010】先ず、本発明の第1の態様から第3の態様においては、給水管から洗濯槽に供給される水の温度が所定の洗濯適温となるように、洗濯槽に供給される水を加熱する制御を行う。 【0011】本発明の第1の態様は、前記給水熱交換器の他に、前記給水管を流れる水の前記給水熱交換器の下流側での温度を検出する給水温度センサと、前記温水循環配管から前記給水熱交換器に供給される温水の流量を調節する温水流量調節手段と、前記給水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記温水流量調節手段により前記温水循環配管から前記給水熱交換器に供給される温水の流量を制御する給水温制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0012】かかる本発明によれば、前記給水温制御手段は、前記温水流量調節手段により前記給水熱交換器に供給される温水の流量を調節することによって、前記給水管を流れる水に対して前記給水熱交換器で与えられる熱量を制御して前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の温度を制御することができる。そのため、前記給水温制御手段は、前記給水温度センサの検出温度が前記洗濯適温となるように、前記温水流量調節手段により前記給水熱交換器に供給される温水の流量を調節するという簡易な制御によって、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の温度を前記洗濯適温とすることができる。 【0013】また、本発明の第2の態様は、前記給水熱交換器の他に、前記給水管中を流れる水の前記給水熱交換器の下流側での温度を検出する給水温度センサと、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を調節する給水流量調節手段と、前記給水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記給水流量調節手段により前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を制御する給水温制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0014】かかる本発明によれば、前記給水温制御手段は、前記給水流量調節手段により前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を調節することによって、前記給水管を流れる水に対して前記給水熱交換器で与えられる単位体積あたりの熱量を制御し、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の温度を制御することができる。そのため、前記給水温制御手段は、前記給水温度センサの検出温度が前記洗濯適温となるように、前記給水流量調節手段により前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を調節するという簡易な制御により、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の温度を前記洗濯適温とすることができる。 【0015】また、本発明の第3の態様は、前記給水熱交換器の他に、前記給水管の前記給水熱交換器が設けられた箇所の上流側と下流側とを連通させるバイパス管と、前記給水管の前記熱交換器が設けられた箇所を通過する水の流量と前記バイパス管を通過する水の流量のうち少なくともいずれか一方を調節するミキシング流量調節手段と、前記給水管を流れる水の前記給水管と前記バイパス管の合流箇所の下流側での温度を検出する給水温度センサと、前記給水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記ミキシング流量調節手段により、前記給水管の前記熱交換器が設けられた箇所を通過する水の流量と前記バイパス管を通過する水の流量のうち少なくともいずれか一方を制御する給水温制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0016】かかる本発明によれば、前記給水温制御手段は、前記ミキシング流量制御手段により、前記給水熱交換器で加熱される水の流量と前記バイパス管を流れる水の流量のうち少なくともいずれか一方を調節することで、前記給水管と前記バイパス管の下流側の合流箇所で混合されて前記洗濯槽に供給される水の温度を制御することができる。そのため、前記給水温制御手段は、前記給水温度センサの検出温度が前記洗濯適温となるように、前記ミキシング流量制御手段により前記給水熱交換器で加熱される水の流量と前記バイパス管を流れる水の流量のうち少なくともいずれか一方を調節するという簡易な制御によって、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の温度を前記洗濯適温とすることができる。 【0017】次に、本発明の第4の態様は、前記第1の態様から第3の態様とは異なり、洗濯槽に供給される水の温度ではなく、洗濯槽に貯まった水の温度が洗濯適温となるように洗濯槽に供給される水を加熱する制御を行う。 【0018】そして、本発明の第4の態様では、前記熱交換器の他に、前記給水管中を流れる水の前記給水熱交換器の下流側での温度を検出する給水温度センサと、前記温水循環配管から該給水熱交換器への温水の供給と停止とを切換える温水供給切替手段と、前記給水管から前記洗濯槽に供給された水の総量を貯水量として把握する貯水量把握手段と、前記洗濯槽に所定の洗濯適温の水が所定量貯まった状態となるように、前記給水管から前記洗濯槽への水の供給が開始されてから前記貯水量把握手段により把握される貯水量が前記所定量となるまでの間に前記給水熱交換器に供給される温水の総量を、前記給水温度センサの検出温度に応じて、前記温水供給切替手段により制御する貯水温制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0019】かかる本発明によれば、前記貯水温制御手段は、前記貯水量把握手段により前記洗濯槽に前記所定量の水が貯まったことが把握されるまでの間に、前記給水熱交換器に供給される温水の総量を前記温水供給切替手段によって調節することで、前記前記洗濯槽に貯められる前記所定量の水に加わる総熱量を制御することができる。そのため、前記貯水温制御手段は、前記給水温度センサにより検出される前記洗濯槽への給水温度に応じて、前記給水熱交換器に供給される温水の総量を調節するという簡易な制御により、前記洗濯槽に前記洗濯適温の水が前記所定量貯まった状態とすることができる。 【0020】また、前記第1の態様から第4の態様において、前記給水温度センサの検出温度が所定の上限温度以上となったときに、前記給水管から前記洗濯槽への水の供給を禁止する高温給水禁止手段を備えることで、例えば、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量が極端に減少した場合などに、前記熱交換で前記上限温度以上にまで異常に加熱された水が前記洗濯槽内に供給されて前記洗濯槽内の衣類に触れ、該衣類が傷んでしまうことを防止することができる。 【0021】次に、本発明の第5の態様から第8の態様では、前記第1の態様から第4の態様とは異なり、前記給水温度センサは備えられず、前記洗濯槽に貯まった水の温度を検出する貯水温度センサが備えられる。そして、該貯水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、洗濯槽に供給される水を加熱する制御を行う。この場合は、前記貯水温度センサにより前記洗濯槽に貯まった水の温度を直接測定するため、前記洗濯槽に貯まった水の温度を正確に検出することができる。 【0022】本発明の第5の態様は、前記給水熱交換器と前記貯水温度センサの他に、前記温水循環配管から前記給水熱交換器に供給される温水の流量を調節する温水流量調節手段と、前記貯水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記温水流量調節手段により、前記温水循環配管から前記給水熱交換器に供給される温水の流量を制御する貯水温制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0023】かかる本発明によれば、前記貯水温制御手段は、前記温水流量調節手段により前記給水熱交換器に供給される温水の流量を調節して、前記熱交換器により前記給水管を流れる水に加えられる熱量を制御することで、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の温度を調節して前記洗濯槽に貯まった水の温度を上下させることができる。そのため、前記貯水温制御手段は、前記貯水温度センサの検出温度が前記洗濯適温となるように、前記温水流量調節手段により前記給水熱交換器に供給される温水の流量を調節するという簡易な制御によって、前記洗濯槽に貯まった水の温度を前記洗濯適温とすることができる。 【0024】また、本発明の第6の態様は、前記給水熱交換器と前記貯水温度センサの他に、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を調節する給水流量調節手段と、前記貯水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記給水流量調節手段により、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を制御する貯水温度制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0025】かかる本発明によれば、前記貯水温度制御手段は、前記給水流量調節手段により前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を調節して、前記熱交換器により前記給水管を流れる水の加えられる単位体積あたりの熱量を制御することで、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の温度を調節して前記洗濯槽に貯まった水の温度を上下させることができる。そのため、前記貯水温制御手段は、前記貯水温度センサの検出温度が前記洗濯適温となるように、前記給水流量調節手段により前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量を調節するという簡易な制御によって、前記洗濯槽に貯まった水の温度を前記洗濯適温とすることができる。 【0026】また、本発明の第7の態様は、前記給水熱交換器と前記貯水温度センサの他に、前記温水循環配管から前記給水熱交換器への温水の供給と停止とを切換える温水供給切替手段と、前記貯水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記温水供給切替手段により、前記温水循環配管から前記給水熱交換器への温水の供給の有無を制御する貯水温制御手段とを備えたことを特徴とする。 【0027】かかる本発明によれば、前記貯水温制御手段は、前記給水管から前記洗濯槽に水を供給するときに、前記温水供給切替手段により前記熱交換器に温水が供給される状態とすることで加熱された水を前記洗濯槽に供給して前記洗濯槽に貯まった水の温度を上げることができる。一方、前記温水供給切替手段により前記熱交換器への温水供給が停止された状態とすることで、水を加熱せずに前記洗濯槽に供給して前記洗濯槽に貯まった水の温度を下げることができる。そのため、前記貯水温制御手段は、前記貯水温度センサの検出温度が前記洗濯適温となるように、前記温水供給切替手段により前記給水熱交換器に温水が供給された状態と温水の供給が停止された状態とを切換えるという簡易な制御によって、前記洗濯槽に貯まった水の温度を前記洗濯適温とすることができる。 【0028】また、本発明の第8の態様は、前記給水熱交換器と前記貯水温度センサの他に、前記給水管の前記給水熱交換器が設けられた箇所の上流側と下流側とを連通させるバイパス管と、前記給水管の前記熱交換器が設けられた箇所を通過する水の流量と前記バイパス管を通過する水の流量のうち少なくともいずれか一方を調節するミキシング流量調節手段と、前記貯水温度センサの検出温度が所定の洗濯適温となるように、前記ミキシング流量調節手段により、前記給水管の前記熱交換器が設けられた箇所を通過する水の流量と前記バイパス管を通過する水の流量のうち少なくともいずれか一方を制御する貯水温制御手段とを備えたことを特徴とするかかる本発明によれば、前記貯水温制御手段は、前記ミキシング流量制御手段により、前記給水熱交換器で加熱される水の流量と前記バイパス管を流れる水の流量のうちの少なくともいずれか一方を調節することで、前記給水管と前記バイパス管の下流側の合流箇所で混合されて前記洗濯槽に供給される水の温度を制御し、前記洗濯槽に貯まった水の温度を上下させることができる。そのため、前記貯水温制御手段は、前記貯水温度センサの検出温度に応じて、このように前記給水管から前記洗濯槽に供給する水の温度を調節するという簡易な制御により、前記洗濯槽に貯まった水の温度を前記洗濯適温とすることができる。 【0029】また、前記第5の態様から前記第8の態様において、前記洗濯槽に貯まった水を攪拌する攪拌手段を備え、前記貯水温制御手段は、前記貯水温度センサの検出温度が前記洗濯適温となるようにする制御を行う間に、前記攪拌手段により前記貯水槽に貯まった水を攪拌することによって、前記貯水槽に貯まった水の温度分布を均一化することができる。そして、これにより、前記貯水槽内に貯まった水の温度をより精度良く検出することができる。 【0030】また、前記第5の態様から第8の態様において、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の温度を検出する給水温度センサと、該給水温度の検出温度が所定の上限温度以上となったときに、前記給水管から前記洗濯槽への給水を禁止する給水禁止手段とを備えることで、例えば前記給水管から前記洗濯槽に供給される水の流量が極端に減少した場合等に、前記給水熱交換器で加熱された水が異常に高温となり、該高温の水が前記洗濯槽に供給されて前記洗濯槽内の衣類に触れ、該衣類が傷んでしまうことを防止することができる。 【0031】次に、本発明の第9の態様は、熱源機で生成された温水を加熱装置との間で循環させるための温水循環配管の付近に設置された洗濯機において、前記給水管の途中箇所に設けられ、前記温水循環配管を循環する温水を熱源として、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱する給水熱交換器を備えたことを特徴とする。 【0032】かかる本発明によれば、前記熱源機と前記加熱装置(例えば温水を熱源とする熱交換器により空気を加熱して室内を暖房する温水式暖房機等)との間に前記温水循環配管が設置されていて、該温水循環配管の付近に前記洗濯機を設置する場合に、前記温水循環配管の途中箇所に前記給水熱交換器を設ける簡易な構成により、前記給水管から前記洗濯槽に供給される水を加熱することができる。この場合、前記洗濯槽に湯を供給するための配管を新たに設けて前記洗濯槽に直接湯を供給する場合に比べて、配管の設置に要する工数を少なくすることができる。 【0033】また、前記第9の態様において、前記加熱装置は、前記温水循環配管を介して供給される温水を熱源として周囲の空気を加熱する乾燥熱交換器を有し、該乾燥熱交換器により加熱した空気を衣類に送風して衣類を乾燥させる衣類乾燥機であることを特徴とする。 【0034】かかる本発明によれば、前記洗濯機と前記衣類乾燥機を併設する場合に、前記乾燥熱交換器の熱源である温水を供給するために配置された前記温水循環配管を利用して、前記給水熱交換器に温水を供給することができるため、前記給水熱交換器に温水を供給するための配管の設置が容易である。 【0035】さらに、前記給水管から前記洗濯槽への水の供給を停止した状態で前記給水熱交換器に温水を供給することによって、前記給水熱交換器を前記乾燥熱交換器として機能させたことを特徴とする。 【0036】かかる本発明によれば、前記給水管から前記温水熱交換器への給水を停止して、前記給水熱交換器に温水を供給した場合、前記給水熱交換器に供給された温水が有する熱が前記給水管から前記温水熱交換器に供給される水に吸収されず、前記給水熱交換器の周囲に放出されて周囲の空気が加熱される。そのため、前記給水熱交換器を前記乾燥熱交換器として機能させることができ、これにより前記給水熱交換器を前記乾燥熱交換器に転用することができる。そのため、前記給水熱交換器と前記乾燥熱交換器を別個に設ける必要がなく、前記洗濯機のコストを下げることができる。 【0037】また、前記第1の態様から第9の態様において、前記給水管と前記温水循環配管とを、直接又は熱伝導可能な材料を介して接触させることにより、前記給水熱交換器を簡易に構成することができる。 【0038】また、前記第1の態様から前記第9の態様において、前記給水管内に前記温水循環配管を配置した2重管、又は、前記温水循環配管内に前記給水管を配置した2重管により、前記給水熱交換器を構成することによって、前記給水熱交換器を簡易かつコンパクトに構成することができる。 【0039】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態にいて、図1から図7を参照して説明する。図1は本発明の洗濯機と乾燥機の機能を含む洗濯乾燥機の全体構成図、図2は図1に示した洗濯乾燥機の制御ブロック図、図3は洗濯運転の実行フローチャート、図4は回転ドラムに供給する水を加熱する制御態様を示した一覧図、図5はすすぎ運転の実行フローチャート、図6衣類乾燥運転を行う場合の作動説明図、図7は給水熱交換器の構成例を示した図である。 【0040】図1を参照して、本実施の形態の洗濯乾燥機1は、衣類を収容する回転ドラム2(本発明の洗濯槽と攪拌手段の機能を含む)、洗濯及びすすぎ運転時に回転ドラム2に水を供給するための給水管3、熱源機4から温水循環配管5を介して供給される温水を熱源として給水管3を流れる水を加熱する給水熱交換器6、乾燥運転時に回転ドラム2に温風を供給するための給気管7、乾燥運転時に回転ドラム2から湿潤空気を排出するための排気管8、熱源機4から温水循環配管5を介して供給される温水を熱源として周囲の空気を加熱する乾燥熱交換器9、及び乾燥熱交換機9で加熱された空気を温風として給気管7に供給すると共に回転ドラム2内の衣類から放出される湿潤空気を排気管8に吸気するファン10を備える。 【0041】さらに、洗濯乾燥機1は、ベルト11を介して回転ドラム2を回転作動させると共にクラッチ12(図2参照)を介してファン10を回転作動させるモータ13、回転ドラム2に供給される水の温度を検出する給水温サーミスタ14(本発明の給水温度センサに相当する)、回転ドラム2から排出される湿潤空気の温度を検出する排気温サーミスタ15、熱源機4から温水循環配管5を介して給水熱交換器6と乾燥熱交換器9に供給される温水の流量を調節する温水流量制御弁16、及び排気管8内で再結露した水を排出するドレン管17を備える。なお、熱源機4は、温水流量制御弁16が閉弁されているときは、内部の循環回路(図示しない)中で80℃の温水を循環させる待機状態となっており、この待機状態で温水流量制御弁16が開弁されると、該循環回路から温水循環回路5を介して80℃の温水が給水熱交換器6と乾燥熱交換器9に供給されるようになっている。 【0042】また、給水管3は、分岐箇所Xで熱交換配管18とバイパス管19とに分岐し、熱交換配管18側には4リットルオリフィス弁20が備えられ、バイパス管19側には9リットルオリフィス弁21が備えられている。そして、熱交換配管18とバイパス管19の合流箇所Yの下流には、回転ドラム2に供給される水の流量を検出する流量センサ22が備えられている。また、バイパス19管から分岐して、その先端に噴霧ノズル23が配置された噴霧配管24の途中箇所には0.4リットルオリフィス弁25が備えられている。そして、洗濯乾燥機1は、コントローラ30により全体の作動が制御される。 【0043】なお、貯水温サーミスタ26(本発明の貯水温度センサに相当する)は、回転ドラム2に貯まった水の温度を検出するものであり、後述する給水加熱制御の第5から第8の態様で使用される。 【0044】次に、図2を参照して、洗濯乾燥機1は、コントローラ30により全体の作動が制御される。コントローラ30はマイコン31等からなる電子ユニットであり、マイコン31は、流量センサ22により検出される回転ドラム2への給水流量から回転ドラム2内に貯まった水の総量(貯水量)を把握する貯水量把握手段32と、給水温サーミスタ14により回転ドラム2に供給される水の温度を監視して所定の上限温度以上の水が回転ドラム2に供給されることを禁止する高温給水禁止手段33とを備える。さらに、マイコン31は、後述する第1から第3の態様による給水加熱制御を行う場合は、回転ドラム2に供給される水の温度が所定の洗濯適温(例えば30℃)となるように温調制御を行う給水温制御手段34を備え、また、後述する第4から第8の態様により給水加熱制御を行う場合には、回転ドラム2に貯まった水の温度が洗濯適温となるように温調制御を行う貯水温制御手段35を備える。 【0045】コントローラ30は、流量センサ22、貯水温サーミスタ26、給水温サーミスタ14、及び排気温サーミスタ15と接続されて、これらから出力される温度検出信号や流量検出信号を入力する。また、コントローラ30は、温水流量制御弁16、4リットルオリフィス弁20、9リットルオリフィス弁21、0.4リットルオリフィス弁25、モータ13、及びクラッチ12と接続され、これらに対する作動用電力の供給と停止等を行ってこれらの作動を制御する。 【0046】また、コントローラ30には操作ユニット40が接続されている。操作ユニット40には、電源の入/切を行う電源スイッチ41、洗濯乾燥機1の運転モードを洗濯から乾燥までの一連の処理を行う全自動モード、洗濯から脱水までを行う洗濯モード等に切換える運転モード切替スイッチ42、運転の開始と一時停止とを指示するスタートスイッチ43、タイマ運転を行う場合に運転時間を設定するタイマ設定スイッチ44、及び運転状態等を表示する表示パネル45が備えられている。 【0047】そして、使用者が回転ドラム2内に衣類を収容し、電源スイッチ41を操作して電源を入れ、切替スイッチ42で運転モードを選択してスタートスイッチ43をON操作すると、コントローラ30は選択された運転モードによる運転を開始する。以下、全自動モードにおける洗濯乾燥機1の作動について説明する。 【0048】全自動モードにおいては、コントローラ30は、洗濯運転→脱水運転→すすぎ運転→脱水運転→乾燥運転の順に洗濯乾燥機1を作動させる。 【0049】図3を参照して、スタートスイッチ43がON操作されると、コントローラ30は、先ず、STEP1〜STEP10の処理を実行して洗濯運転を行う。コントローラ30は、STEP1で4リットルオリフィス弁20を開弁し、これにより、図1を参照して、4リットルオリフィス弁20で流量が絞られた水が、給水管3から熱交換配管18を経由して回転ドラム2に供給される。そして、次のSTEP2で、貯水量把握手段32(図2参照)が回転ドラム2に供給される水の累積を開始する。 【0050】続くSTEP3で、給水温制御手段34(図2参照)又は貯水温制御手段35(図2参照)による給水加熱制御の実行が開始される。この給水加熱制御は、回転ドラム2内に、洗剤の洗浄能力が最適となる温度である洗濯適温(例えば30℃)の水を貯めるために行われるものである。給水加熱制御は、次のSTEP4で、貯水量把握手段32により把握される回転ドラム2の貯水量が目標量に達するまで給水加熱制御が続行される。そして、このように洗濯適温の水を回転ドラムに貯めて洗濯を行うことで、使用者は良好な洗浄効果を得ることができる。 【0051】図4は、給水加熱制御の態様を一覧表示したものであり、第1の態様から第3の態様では給水温制御手段34により給水管3から回転ドラム2に供給される水の温度を洗濯適温とする制御が行われる。また、第4の態様から第8の態様では貯水温制御手段35により回転ドラム2に貯まった水の温度を洗濯適温とする制御が行われる。以下、図1,図2,及び図4を参照して給水加熱制御の第1の態様から第8の態様について説明する。 【0052】第1の態様では、給水温制御手段34は、温水流量制御弁16の開度を調節して回転ドラム2に供給される水の温度を洗濯適温とする制御を行う。図1を参照して、温水流量制御弁16は、供給される作動電流の大きさに比例してその開度が変化するものである。そして、温水流量制御弁16の開度に応じて給水熱交換器に供給される温水の流量が調節され、これに応じて熱交換配管18を流れる水に対して給水熱交換器6から与えられる熱量が変化するため、給水管3から回転ドラム2に供給される水の温度が変化する。 【0053】そのため、給水温制御手段34は、給水温サーミスタ14で検出される回転ドラム2に供給される水の温度が洗濯適温と一致するように、温水流量制御弁に供給する作動電流の大きさを調節することで、給水管3から回転ドラム2に供給される水の温度を洗濯適温に制御することができる。そして、図4を参照して、コントローラ30は、STEP4で貯水量把握手段32により貯水量が所定の目標量(本発明の所定量に相当する)となったことが把握されるまで、このように給水温制御手段34により回転ドラム2に洗濯適温の水が供給される状態を保つことで、回転ドラム2に洗濯適温の水が目標量貯まった状態とすることができる。 【0054】また、第2の態様では、図1及び図4を参照して、4リットルオリフィス弁20の代わりに第1給水流量制御弁50が設けられ、温水流量制御弁16の代わりに温水開閉弁51が設けられる。給水流量制御弁50は、上述した温水流量制御弁16と同様に、供給される作動電流の大きさに比例してその開度が変化するものである。また、温水流量制御弁16は、上述した温水流量制御弁16のような開度の調節機能を持たず、温水循環配管5の開閉のみを行うものである。 【0055】第2の態様においては、給水温制御手段34は、温水開閉弁51を開弁して給水熱交換器6にほぼ一定流量の温水が供給される状態とする。そして、この状態で給水流量制御弁50に供給する作動電流の大きさを制御して給水流量制御弁50の開度を調節する。このように給水流量制御弁50の開度を調節して、熱交換配管18を流れる水の流量を変えると、熱交換配管18を流れる水に対して給水熱交換器6から与えられる単位体積あたりの熱量が変化するため、回転ドラム2に供給される水の温度も変化する。 【0056】そのため、給水温制御手段34は、給水温サーミスタ14の検出温度が洗濯適温と一致するように、給水流量制御弁50に供給する電流を制御することで、回転ドラム2に供給される水の温度を洗濯適温とすることができる。これにより、上述した第1の態様と同様に、コントローラ30は、回転ドラム2に洗濯適温の水が目標量貯まった状態とすることができる。 【0057】また、第3の実施の態様では、図1及び図4を参照して、上記第2の態様と同様に、図1を参照して、4リットルオリフィス弁20の代わりに第1給水流量制御弁50(この場合は、本発明のミキシング流量調節手段に相当する)が設けられ、温水流量制御弁16の代わりに温水開閉弁51が設けられる。そして、9リットルオリフィス弁21の代わりに第2給水流量制御弁52(本発明のミキシング流量調節手段に相当する)が設けられる。第2給水流量制御弁52は、第1給水流量制御弁50と同様に、供給される作動電流の大きさに比例してその開度が変化するものである。 【0058】図1を参照して、第3の実施の態様においては、給水温制御手段34は、上記第2の態様と同様に温水開閉弁51を開弁して給水熱交換器6にほぼ一定流量の温水が供給される状態とする。そして、この状態で、給水温制御手段34は、第1給水流量制御弁50に供給する作動電流の大きさを制御して第1給水流量制御弁50の開度を調節すると共に、第2給水流量制御弁52に供給する作動電流の大きさを制御して第2給水量制御弁52の開度を調節する。 【0059】これにより、給水温制御手段34は、熱交換配管18を通過して給水熱交換器6で加熱される水の流量と、加熱されずにバイパス管19を通過する水の流量を調節して、熱交換配管18とバイパス管19の合流箇所Yで混合されて回転ドラム2に供給される水の温度を制御することができる。そのため、給水温制御手段34は、給水温サーミスタ14の検出温度が洗濯適温と一致するように、第1給水流量制御弁50と第2給水流量制御弁52に供給する電流の大きさを制御することで、回転ドラム2供給される水の温度を洗濯適温とすることができる。これにより、上述した第1の態様と同様に、コントローラ30は、回転ドラム2に洗濯適温の水が目標量貯まった状態とすることができる。 【0060】次に、第4の態様から第8の態様においては、貯水温度制御手段35(図2参照)により、回転ドラム2に貯まった水が洗濯適温(例えば30℃)となるようにする制御が行われる。 【0061】第4の態様では、図1及び図4を参照して、温水流量制御弁16の代わりに温水開閉弁51が設けられる。そして、貯水温制御手段35は、図3のSTEP4で、回転ドラム2の貯水量が目標量以上となったことが貯水量把握手段32(図2参照)により把握されるまでの間、給水温サーミスタ14の検出温度と流量センサ22の検出流量から何℃の水が何リットル回転ドラム2に供給されたかを把握して、回転ドラム2に洗濯適温の水が目標量貯まった状態となるように、温水開閉弁51を開閉して給水熱交換器6から熱交換配管18を流れる水に加える熱の総量を調節する。 【0062】次に、第5から第8の態様では、図1及び図4を参照して、回転ドラム2に貯まった水の温度を検出する貯水温サーミスタ26が設けられ、貯水温制御手段35(図2参照)は、貯水温サーミスタ26の検出温度が洗濯適温となるように給水加熱制御を行う。 【0063】なお、第5から第8の態様において、貯水温制御手段35は、給水加熱制御を行う間に、回転ドラム2を回転させて回転ドラム2に貯まった水を攪拌するようにしてもよい。これにより、回転ドラム2に貯まった水の温度が均一化されるため、回転ドラム2に貯まった水の温度を精度良く検出することができる。攪拌の処理としては、給水加熱制御の実行中に常時攪拌する処理の他、給水加熱制御の実行中に間欠的に攪拌する処理や、給水加熱制御の実行開始から所定時間だけ攪拌する処理、或いは貯水温サーミスタ26の検出温度が安定するまで攪拌する処理等を行なってもよい。 【0064】第5の態様では、図1を参照して、貯水温制御手段35は、上述した第1の態様と同様に、温水流量制御弁16に供給する作動電流の大きさを制御して回転ドラム2に供給される水の温度を調節する。そして、このように回転ドラム2に供給される水の温度を調節することで、貯水温制御手段35は、回転ドラム2に貯まった水の温度を上下することができる。そのため、貯水温制御手段35は、貯水温サーミスタ26の検出温度が洗濯適温と一致するように、温水流量制御弁16に供給する電流の大きさを制御することで、回転ドラム2に貯まった水の温度を洗濯適温とすることができる。 【0065】また、第6の態様では、図1及び図4を参照して、上述した第2の態様と同様に、4リットルオリフィス弁20の代わりに第1給水流量制御弁50が設けられ、温水流量制御弁16の代わりに温水開閉弁51が設けられる。そして、貯水温制御手段35は、第1給水流量制御弁50に供給する電流の大きさを制御して回転ドラム2に供給される水の温度を調節する。このように、回転ドラム2に供給される水の温度を調節することで、貯水温制御手段35は、回転ドラム2に貯まった水の温度を上下することができる。そのため、貯水温制御手段35は、貯水温サーミスタ26の検出温度が洗濯適温と一致するように、第1給水流量制御弁に供給する電流の大きさを制御することで、回転ドラム2に貯まった水の温度を洗濯適温とすることができる。 【0066】また、第7の態様では、図1及び図4を参照して、上述した第3の態様と同様に、4リットルオリフィス弁20と9リットルオリフィス弁21の代わりに、第1給水流量制御弁50(本発明のミキシング流量調節手段に相当する)と第2給水流量制御弁52(本発明のミキシング流量調節手段に相当する)がそれぞれ設けられ、温水流量制御弁16の代わりに温水開閉弁51が設けられる。そして、貯水温制御手段32は、第1給水流量制御弁50と第2給水流量制御弁52に供給する電流の大きさを制御して、回転ドラムに供給される水の温度を調節する。 【0067】このように、回転ドラム2に供給される水の温度を調節することで、貯水温制御手段35は、回転ドラム2に貯まった水の温度を上下することができる。そのため、貯水温制御手段35は、貯水温サーミスタ26の検出温度が洗濯適温と一致するように、第1給水流量制御弁50と第2給水流量制御弁52に供給する電流の大きさを制御することで、回転ドラム2に貯まった水の温度を洗濯適温とすることができる。 【0068】また、第8の態様は、図1及び図4図を参照して、上述した第4の態様と同様に、温水流量制御弁16の代わりに温水開閉弁51が設けられる。そして、貯水温制御手段35は、温水開閉弁51を開閉して、給水熱交換器6を通過する水を加熱して回転ドラム2に供給する状態と、給水熱交換器6を通過する水を加熱せずにそのまま回転ドラム2に供給する状態とに切換える。この場合、貯水温制御手段35は、温水開閉弁51を開弁して加熱された水を回転ドラム2に供給することで回転ドラム2に貯まった水の温度を上げることができ、温水開閉弁51を閉弁して水を加熱せずに回転ドラム2に供給することで回転ドラム2に貯まった水の温度を下げることができる。そのため、貯水温制御手段35は、貯水温サーミスタ26の検出温度が洗濯適温と一致するように、温水開閉弁51を開閉(ON/OFF)制御することで、回転ドラム2に貯まった水の温度を洗濯適温とすることができる。 【0069】以上説明した第1の態様から第8の態様によって給水加熱制御を行うことで、回転ドラム2内に目標量の洗濯適温の水が貯まった状態となる。なお、前記第3の態様と前記第7の態様においては、第1給水流量制御弁50と第2給水流量制御弁52の双方の開度を調節して、回転ドラム2に供給される水の温度を制御したが、第1給水流量制御弁50と第2給水流量制御弁52のいずれか一方の開度を調節して、回転ドラム2に供給される水の温度を制御するようにしてもよい。 【0070】ここで、給水加熱制御の実行中、高温給水禁止手段33(図2参照)は、給水温サーミスタ14により回転ドラム2に供給される水の温度を監視する。そして、給水温サーミスタ14の検出温度が、衣類を傷めないように設定された上限温度以上となったときに、4リットルオリフィス弁20(第1の態様,第4の態様,第8の態様の場合)、第1給水流量制御弁50(第2の態様,第3の態様,第6の態様,第7の態様の場合)、及び第2給水流量制御弁52(第3の態様,第7の態様の場合)を閉弁する。これにより、高温給水禁止手段33は、回転ドラム2に収容された衣類に前記上限温度を超える高温の水が触れて、衣類の傷みや縮み等が生じることを防止している。 【0071】次に、図3のSTEP5で、コントローラ50は、前記第1の態様から第8の態様に応じて、4リットルオリフィス弁20,第1給水流量制御弁50,及び第2給水流量制御弁52を閉弁して、回転ドラム2への給水を終了する。そして、続くSTEP6で、コントローラ30は回転ドラム2を作動させて洗濯を開始し、STEP7で洗濯タイマをスタートする。 【0072】次のSTEP8で洗濯タイマがタイムアップしたときに、コントローラ30はSTEP9で回転ドラム2を停止し、STEP10で回転ドラム2内の水を排水して、洗濯運転を終了する。 【0073】続いて、コントローラ30は、回転ドラム2を所定時間作動させる脱水運転を行った後、図5に示したすすぎ運転を行う。 【0074】図5を参照して、コントローラ30は、STEP20で9リットルオリフィス弁21を開弁して回転ドラム2への給水を開始し、STEP21で貯水量把握手段32が回転ドラム2に供給される水の貯水量の累積を開始する。そして、コントローラ30は、STEP22で貯水量把握手段32により回転ドラム2に目標量の水が貯まったことが把握されたときに、STEP23で回転ドラム2を作動させ、STEP24ですすぎタイマをスタートさせる。これにより、回転ドラム2に給水が継続された状態で回転ドラム2が回転し、回転ドラム2に収容された衣類のすすぎが行われる。 【0075】そして、次のSTEP25ですすぎタイマがタイムアップしたときに、コントローラ30は、STEP26で9リットルオリフィス弁21を閉弁して回転ドラム2への給水を停止し、STEP27で回転ドラム2の作動を停止する。そして、コントローラ30は、続くSTEP28で回転ドラム2内の水を排水してすすぎ運転を終了する。 【0076】すすぎ運転を終了すると、コントローラ30は、再び脱水運転を行った後に、乾燥運転を行う。 【0077】図6を参照して、乾燥運転においては、コントローラ30は、温水流量制御弁16を開弁して熱源機4から温水循環配管5を介して乾燥熱交換器9に温水が供給される状態として、ファン10を作動させる。これにより、乾燥熱交換器9で加熱された空気が給気管7を介して温風として回転ドラム2内に導入される。そして、該温風により回転ドラム2に収容された衣類が加熱されて次第に乾燥する。この乾燥に伴って、衣類からは湿潤空気が放出されるが、該湿潤空気はファン10の回転によって生じる負圧によって、排気管8に吸入される。 【0078】排気管8の途中箇所に設けられた噴霧ノズル23は、排気管8に吸入された湿潤空気を乾燥させるためのものであり、コントローラ30は、乾燥運転の実行中は、0.4リットルオリフィス弁25を開弁する。これにより、給水管3から噴霧配管24を介して噴霧ノズル23に給水され、噴霧ノズル23から排気管8内に霧状の水が噴霧される。このように、排気管8に吸入された湿潤空気に対して霧状の水を噴霧することで、湿潤空気中の水が冷却されて再結露するため、ファン10には乾燥した空気が吸引される。なお、排気管8中で結露した水はドレン管17から排水される。 【0079】コントローラ30は、排気温サーミスタ15の検出温度が所定の乾燥終了温度以上となったときに、回転ドラム2とファン10の作動を停止し、また、0.4リットルオリフィス弁25と温水流量制御弁16を閉弁して乾燥運転を終了する。 【0080】なお、本実施の形態では、図1に示したように、温水循環配管5内に給水管3(熱交換配管18)を配置する2重管構造により、給水熱交換6を構成したが、逆に、給水管3内に温水循環配管5を配置する2重管構造としてもよい。 【0081】また、図7(a)に示したように、温水循環配管80と給水管83をアルミ等の熱伝導性に優れた材料で形成した放熱フィン83(本発明の熱伝導可能な部材に相当する)を介して接触させて、給水熱交換器84を構成してもよい。また、図7(b)に示したように、温水循環配管85と給水管86を直接接触させて、給水熱交換器87を構成してもよい。 【0082】また、本実施の形態では、給水熱交換器6と乾燥熱交換器9を別個に設けたが、例えば図7(a)や図7(b)に示した給水熱交換器84,87においては、給水管81,86への水の供給を停止した状態で、温水循環配管80,85に温水を供給することで、給水熱交換器84,87の周囲の空気を加熱することができる。そのため、給水熱交換器84,87を乾燥熱交換器に転用することができ、この場合は乾燥熱交換器を専用に設ける必要がないので、洗濯乾燥機のコスト削減と小型化を図ることができる。 【0083】また、本実施の形態では、回転ドラム2により洗濯と乾燥を行う洗濯乾燥機に対して、本発明を適用した実施形態を示したが、乾燥機能を持たない洗濯機に対しても、当然に本発明の適用が可能である。 【0084】また、熱源機から温水循環配管を介して供給される温水を熱源とする温水式の衣類乾燥機(本発明の加熱装置に相当する)と、洗濯適温で洗濯を行う洗濯機を併設する場合は、上述した温水循環配管に供給される温水を熱源とした給水熱交換器を用いて洗濯槽に供給する水を加熱する構成とすることで、洗濯機に温水を直接供給するために給湯器からの配管を設置することを不要とすることができる。 【0085】さらに、温水を熱源とする温水式の暖房装置等(本発明の加熱装置に相当する)に、熱源機から温水を供給するための温水循環配管の付近に、洗濯適温で洗濯を行う洗濯機を設置する場合も、該温水循環配管に供給される温水を熱源とする給水熱交換器を用いて洗濯槽に供給する水を加熱する構成とすることで、洗濯機に温水を直接供給するために給湯器からの配管を設置することを不要とすることができる。 【0086】また、本実施の形態では、流量センサ22により回転ドラム2に供給される水の流量を検出して回転ドラム2の貯水量を把握したが、水位センサにより回転ドラム2の貯水量を把握するようにしてもよい。さらに、給水管3から供給される水の流量がほぼ一定であると想定できる場合は、水を供給する時間により回転ドラム2の貯水量を把握するようにしてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000115854 【氏名又は名称】リンナイ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月28日(2000.3.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077805 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 辰彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−276478(P2001−276478A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月9日(2001.10.9) |
| 【出願番号】 |
特願2000−89506(P2000−89506) |
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