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【発明の名称】 洗濯機
【発明者】 【氏名】越賀 健二

【要約】 【課題】洗濯兼脱水槽を間欠または回転数を変化させて回転させ、洗濯兼脱水槽内の洗濯水および洗濯物に与える遠心力を変化させることにより洗濯物を洗濯する洗濯機において、洗濯兼脱水槽を回転させることにより洗濯兼脱水槽の洗濯水を上昇させ、洗濯兼脱水槽内に散水して循環させ洗濯するので、小容量の洗濯物でも洗濯兼脱水槽の回転数を高速回転し、しかも洗濯水を多量に必要とする課題があった。

【解決手段】洗濯兼脱水槽を回転しながら、同時にポンプにより散水を行うことで、洗濯水の循環量そのままで洗浄力を確保しながら省エネルギー、節水できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 受筒と、前記受筒内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する手段と、洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプとを備え、洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの駆動と洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段とを兼用することを特徴とする洗濯機。
【請求項2】 洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの駆動と洗濯兼脱水槽を駆動とを兼用する駆動手段の駆動切換手段を持つことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
【請求項3】 受筒と前記受筒内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する手段と、洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプとを備え、洗濯兼脱水槽内を回転する駆動手段と洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの駆動手段を誘導モータとし、駆動用のコンデンサを共用したことを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
【請求項4】 受筒と前記受筒内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する手段と、洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプとを備え、洗濯兼脱水槽内を回転する駆動手段と洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの駆動手段をインバータモータとし、駆動回路を共用したことを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
【請求項5】 受筒と前記受筒内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する手段と、洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプとを備え、洗濯兼脱水槽を回転し、洗濯兼脱水槽が惰性回転時に洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプモータを駆動することを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の洗濯機。
【請求項6】 洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプのポンプケーシングを受筒と一体化したことを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の洗濯機。
【請求項7】 洗濯兼脱水槽と排水弁の間に洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの吸い込み口を設けることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の洗濯機。
【請求項8】 洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの吸い込み口に切換弁を設け、前記ポンプに連動して切換弁の開閉を行う制御手段を設けたことを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の洗濯機。
【請求項9】 洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの吸い込み口を受筒底部最外部近傍に設けたことを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の洗濯機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物を洗濯兼脱水槽で洗濯する洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯兼脱水槽53を間欠または回転数を変化させて回転させ、洗濯兼脱水槽53内の洗濯水および洗濯物に与える遠心力を変化させることにより洗濯物を洗濯する洗濯機において、図3に示すように受筒52と、前記受筒52の上部に設けた受筒カバー57と受筒52内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽53を駆動する駆動手段54とを備え、駆動手段54が洗濯兼脱水槽53を回転させることにより洗濯兼脱水槽53と受筒52との間を洗濯水を上昇させ、受筒カバー57と前記洗濯兼脱水槽53の間から前記洗濯兼脱水槽53内に散水して洗濯する行程を有する。
【0003】その為に、前記洗濯兼脱水槽53の側面には、前記洗濯兼脱水槽53から受筒52内へ洗濯水を通過させる為の多数の孔56を備えていた。また、この孔56は駆動手段54が前記洗濯兼脱水槽53を高速で回転させることにより遠心力脱水を行う際に前記洗濯兼脱水槽53から受筒52内へ洗濯水を通過させる為の脱水孔としても機能している。また、給水に風呂水を使用するための専用風呂水ポンプ58を有した機種もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構成の洗濯機は、洗濯兼脱水槽を回転させることにより洗濯兼脱水槽と受筒との間を洗濯水を上昇させ、受筒カバーと洗濯兼脱水槽の間から洗濯兼脱水槽内に散水して洗濯するので、洗濯水を多量に必要とするという問題を有している。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、洗浄力をそのままに省資源、省エネルギー、節水できる洗濯機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、受筒内に洗濯兼脱水槽を回転自在に配設し、洗濯兼脱水槽を駆動手段により駆動し、制御手段により駆動手段を制御し、洗濯兼脱水槽を間欠、または回転数を変化させて回転させて洗濯物を洗濯し、高速回転させて遠心力脱水させるとともに、洗濯時にはポンプにより散水を行うようにする。これにより、洗濯兼脱水槽の回転に関係なく、洗濯水の散水を行えるので、少量の水でも洗濯物に洗濯水を効果的に通過させて洗濯するので、節水をすることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】上記目的を達成するために本発明の請求項1に記載の発明は、受筒と受筒内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽を駆動手段により駆動し、制御手段により洗濯兼脱水槽を間欠的、または回転数を変化させて洗濯物を洗濯し、前記洗濯兼脱水槽を高速回転させて遠心力脱水を行う。また、洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプを備え、ポンプの駆動を洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と共用する。
【0008】この構成によれば、洗濯時に洗濯兼脱水槽の回転により、洗濯水および洗濯物に与える遠心力を変化させて洗濯物を傷めず絡むことなく洗濯すると共に、ポンプの回転数を適切にする変速装置により、洗濯兼脱水槽の回転が低くても少量の水が洗濯兼脱水槽に溜まった時から散水でき、給水を待たずに洗濯を開始することで時間短縮できる。また少量の水でも散水を行うことができるので、少量の洗濯物にも洗濯水を散水して洗濯するので節水することができる。さらにポンプの駆動手段として専用の駆動手段を用意する必要がなく、部品点数を減らせ、安価な構成とできる。
【0009】また、本発明の請求項2に記載の発明は、ポンプの駆動を洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と兼用し、駆動切換手段を持つようにした洗濯機である。
【0010】この構成によれば、上記請求項1項に記載の発明の作用に加えて、駆動切換手段を持つことで、洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻す必要の無いときは、ポンプを切り離すことで、動力損失がなく、省エネルギーできる。
【0011】また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2項に記載した発明に加えて、洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの駆動手段を誘導モータとし、駆動用のコンデンサを共用とした洗濯機である。
【0012】この構成によれば、コンデンサを共用することで、部品点数が減り、信頼性が上がり、組立が簡単となり、コストも安くなる。
【0013】また、本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1または2項に記載した発明に加えて、洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの駆動手段をインバータモータとし、駆動回路を共用とした洗濯機である。
【0014】この構成によれば、駆動回路を共用することで、部品点数が減り、信頼性が上がり、組立が簡単となり、コストも安くなる。
【0015】また、本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載した発明に加え、洗濯兼脱水槽を回転し、洗濯兼脱水槽が惰性回転時に洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプモータを駆動する洗濯機である。
【0016】この構成によれば、洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの駆動手段を同時に使用することがないので、電流ピークを下げられるので、洗濯兼脱水槽を回転するモータに流す電流値を上げられ、より強力な洗浄が可能となる。
【0017】また、本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載した発明に加え、ポンプケーシングを受筒と一体化した洗濯機である。
【0018】この構成によれば、ポンプケーシングを受筒と一体化しているので、部品点数が減り、組立が簡単となり、水をシールする箇所も減り、水漏れもおこしにくい。
【0019】また、本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載した発明に加えて、洗濯兼脱水槽と排水弁の間に洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの吸い込み口を設けた洗濯機である。
【0020】この構成によれば、ポンプ吸い込み口を排水経路と共用するので受筒底部の形状を一カ所の出口に水が集まるようにすれば良く、排水後も受筒とポンプ吸い込み口の中に水が残ることもない。また、構造が簡単となり、受筒底部に一カ所出口を設けるので場所を取らず、受筒底部に取り付ける駆動手段を大型化することが容易にできる。
【0021】また、本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載した発明に加えて、ポンプ吸い込み口に切換弁を設け、ポンプに連動して切換弁の開閉を行う制御手段を設けた洗濯機である。
【0022】この構成によれば、ポンプの吸い込み口に切換弁を設けてポンプに連動して切換弁の開閉を行うので洗濯兼脱水槽に給水したときポンプに水が流入せず、節水することができる。
【0023】また、本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載した発明に加えて、ポンプの吸い込み口を受筒底部外周部近傍に設けた洗濯機である。
【0024】この構成によれば、洗濯兼脱水槽を回転することで、洗濯兼脱水槽に溜めた水が回転し、受筒内周面に沿って水が流れるので、受筒底部外周部に水が集まり、ポンプの吸い込み口に水を集めることができる。従って、受筒内の水がより少ない場合でもポンプに水を供給でき、洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すことが出来る。
【0025】
【実施例】(実施例1)本発明の第1の実施例を図1により説明する。まず、全体構成を図1により説明する。本体21内には、サスペンション22によって懸架された受筒23が設けられ、脱水時の振動をサスペンション22により吸収する構成としている。受筒23内には洗濯兼脱水槽24が回転自在に配されている。洗濯兼脱水槽24は内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼25を回転自在に配している。駆動手段26は減速機構30(図示せず)と駆動モータ33とから成る。減速機構30は脱水軸27内に内包され、歯車群で回転数を減速する。脱水時における洗濯兼脱水槽24のアンバランスによる異常回転防止のために、好ましくは複数の歯車が対称の形に整列した遊星歯車による減速機構を用いる。この減速機構30の出力側には洗濯軸29を接続し、入力側には洗濯側入力軸31(図示せず)を接続している。減速機構30を内包する脱水軸27はケース38により内包されている。
【0026】駆動モータ33は脱水軸27及び洗濯側入力軸31(図示せず)を回転させる。駆動モータ33の回転を脱水軸27に伝達または非伝達とするための駆動切換手段32(図示せず)を内包する。駆動手段26は受筒23の底部側に固定されている。駆動手段26は制御手段28によって回転数を制御される。ポンプ34は吸い込み口39を排水弁37手前に設けている。ポンプ吐出口40は洗濯兼脱水槽24上方に設ける。駆動手段26はポンプ34の駆動も兼ねる。(駆動手段を兼ねる方法としてベルト、歯車等の伝達手段を用いても良いし、ポンプ34を駆動手段26と同一直線上に配置してもよい)。
【0027】なお、本実施例では駆動モータ33インナーロータの型であっても、アウターロータの型、あるいはモータのステータとロータとを垂直方向に対峙させる形式であってもよく、減速機構のない駆動モータ33で直接駆動してもよい。
【0028】次に、本実施例の動作について説明する。まず、洗濯・すすぎ行程においては、洗濯兼脱水槽24内に給水にする。次に制御手段28は、駆動手段26を駆動して洗濯兼脱水槽24を間欠的、または回転数を変化させて回転させることにより、洗濯水と洗濯物に作用する遠心力を変化させる。このとき、洗濯兼脱水槽24の回転数が一定以上になると受筒23内の洗濯水が上昇して洗濯水は洗濯兼脱水槽24上部から洗濯兼脱水槽24中央に戻り、洗濯水は洗濯兼脱水槽24内を循環する。更にポンプ34により揚水された洗濯水がポンプ吐出口40から散水される。これにより、更に大量の洗濯水が洗濯物を通過して、洗濯物の汚れを落とす。これにより洗濯・すすぎが進行する。
【0029】洗濯・すすぎ工程を終了すると脱水工程に入る。脱水行程では、洗濯兼脱水槽24内の水が排水され、駆動モータ33の回転が脱水軸27に伝達され、撹拌翼25と脱水槽24が一体となって回転する。脱水槽24の回転によって生じた遠心力によって洗濯・すすぎを終了した洗濯物の水分は絞り出され、排水口44から排水される。こうして洗濯物は自動的に脱水される。
【0030】このようにして、洗濯兼脱水槽24内に投入された洗濯物は洗濯・すすぎ・脱水行程を終了するものである。
【0031】上記構成により、洗濯・すすぎ行程において、洗濯兼脱水槽24の間欠回転して、洗濯物に水を通過させ、洗濯物を揺り動かし、さらにポンプ34により揚水された洗濯水がポンプ吐出口40から散水し、さらに多量の洗濯水が洗濯物を通過して、洗濯物の汚れを落とす作用を実現する。
【0032】また、ポンプ34の回転数を適切にする変速装置により、洗濯兼脱水槽24の回転が低い状態から散水でき、洗濯兼脱水槽24に少量の水が溜まった時点から散水でき、洗濯・すすぎ行程の初めから洗濯物を洗濯水で濡らすことで、洗濯・すすぎ時間を短縮できる。
【0033】また少量の水でも散水を行うことができるので、洗浄力が高まり、節水することができる。さらにポンプ34の駆動手段として専用の駆動手段を用意する必要がなく、部品点数を減らせ、信頼性も高めることができ、安価な構成とできる。
【0034】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例を図1により説明する。なお、第2の実施例は、上記第1の実施例と同一構成であり、その説明を省略する。図1において、ポンプ34の駆動と洗濯兼脱水槽24を駆動する駆動を切換える駆動切換手段32を持つ。
【0035】上記構成により、駆動切換手段32を持つことで、洗濯兼脱水槽24内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽24に戻す必要の無いときは、ポンプ34を切り離すことで、動力損失がなく、省エネルギーできる。
【0036】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例を図1により説明する。なお、第3の実施例は、上記第1、第2の実施例と同一構成であり、その説明を省略する。図1において、洗濯兼脱水槽24を駆動する駆動モータ33と洗濯兼脱水槽24内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽24に戻すポンプ34を駆動するポンプ駆動モータ35をそれぞれ誘導モータとし、駆動用コンデンサ42(図示せず)を共用する。
【0037】上記構成により、駆動用コンデンサ42(図示せず)を共用することで、部品点数が減り、信頼性が上がり、組立が簡単となり、安価な構成となる。
【0038】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例を図1により説明する。なお、第4の実施例は、上記第1、第2の実施例と同一構成であり、その説明を省略する。図1において、洗濯兼脱水槽24を駆動する駆動モータ33と洗濯兼脱水槽24内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽24に戻すポンプ34を駆動するポンプ駆動モータ35をそれぞれインバータモータとし、駆動用回路43(図示せず)を共用する。
【0039】上記構成により、駆動回路43(図示せず)を共用することで、部品点数が減り、信頼性が上がり、組立が簡単となり、安価な構成となる。
【0040】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例を図1により説明する。図1において、上記第1〜4の実施例と同一構成部品には同一符号を付しその説明を省略する。図1において、洗濯兼脱水槽24を回転し、洗濯兼脱水槽24が惰性回転時に洗濯兼脱水槽24内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽24に散水して戻すポンプ34を働かせる。
【0041】上記構成により、洗濯兼脱水槽24を駆動する駆動モータ33と洗濯兼脱水槽24内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽24に戻すポンプ駆動モータ35を同時に使用することがないので、電流ピークを下げられる。従って、洗濯兼脱水槽24を回転する駆動モータ33に流す電流値を上げられ、より強力な洗浄が可能となる。
【0042】(実施例6)次に、本発明の第6の実施例を図1により説明する。図1において、上記第1〜5の実施例と同一構成部品には同一符号を付しその説明を省略する。図1において、ポンプケーシング41を受筒23と一体化している。
【0043】上記構成により、ポンプケーシング41を受筒23と一体化しているので、部品点数が減り、組立が簡単となり、水をシールする箇所も減り、水漏れもおこしにくい。
【0044】(実施例7)次に、本発明の第7の実施例を図1により説明する。図1において、上記第1〜6の実施例と同一構成部品には同一符号を付しその説明を省略する。
【0045】洗濯兼脱水槽24と排水弁37の間に洗濯兼脱水槽24内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽24に戻すポンプ吸い込み口39を設けている。
【0046】上記構成により、ポンプ吸い込み口39を排水経路と共用するので、受筒23底部の形状を一カ所の出口に水が集まるようにすれば良く、排水後も受筒23とポンプ吸い込み口39の中に水が残ることもない。また、構造が簡単となり、受筒23底部に一カ所出口を設けるので場所を取らず、受筒23底部に取り付ける駆動手段26を大型化することが容易にできる。
【0047】(実施例8)次に、本発明の第8の実施例を図1により説明する。図1において、上記第1〜7の実施例と同一構成部品には同一符号を付しその説明を省略する。ポンプ吸い込み口39に切換45を設け、ポンプ34に連動する切換弁45の開閉手段を設ける。
【0048】上記構成により、ポンプ34で洗濯液を洗濯物に散水しない時に切換弁45を閉めることでポンプ34内に水が流入せず、節水が図れ、給水時間も短縮出来るので、洗浄時間を短縮できる。
【0049】(実施例9)次に、本発明の第9の実施例を図1により説明する。図1において、上記第1〜8の実施例と同一構成部品には同一符号を付しその説明を省略する。ポンプ吸い込み口39を受筒23底部外周部近傍に設けている。
【0050】上記構成により、洗濯兼脱水槽24を回転することで、洗濯兼脱水槽24に溜めた水が回転し、受筒23内周面に沿って水が流れるので、受筒23底部外周部に水が集まり、ポンプ吸い込み口39に水を集めることができる。従って、受筒23内の水がより少ない場合でもポンプ34に水を供給でき、洗濯兼脱水槽24内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽24に戻すことが出来るので、給水開始から、ポンプ34で洗濯液を洗濯物に散水し、洗浄時間を短縮でき、少量の水で洗濯することができる。
【0051】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、洗濯・すすぎ行程において、ポンプにより揚水された洗濯水がポンプ吐出口から散水でき、洗濯水が洗濯物を通過して、洗濯物の汚れを落とす作用を実現できると同時にポンプの駆動を洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と共用するようにしたので、ポンプの駆動手段を専用の駆動手段を用意する必要がなく、部品点数を減らせ、安価な構成とできる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、洗濯・すすぎ行程において、ポンプの駆動を洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と兼用し、駆動切換手段を持つので、洗濯、すすぎ、脱水中にポンプを回転する必要のないとき停止でき、動力損失がなく、省エネルギーできる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプを駆動する駆動手段を誘導モータとし、駆動用コンデンサを共用することで、部品点数が減り、安価で組立が簡単な構成となる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプを駆動する駆動手段をインバータモータとし、駆動用回路を共用することで、部品点数が減り、安価で組立が簡単な構成となる。
【0055】請求項5記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽を回転し、洗濯兼脱水槽が惰性回転時に洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に散水して戻すポンプを働かせるので、洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプの駆動手段を同時に使用することがないので、電流ピークを下げられる。従って、洗濯兼脱水槽を回転する駆動モータに流す電流値を上げられ、より強力な洗浄が可能となる。
【0056】請求項6に記載の発明によれば、ポンプケーシングを受筒と一体化しているので、部品点数が減り、水をシールする箇所も減り、水漏れを起こし難い。
【0057】請求項7に記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽と排水弁の間に洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すポンプ吸い込み口を設けているので、受筒底部の形状を一カ所の出口に水が集まるようにすれば良く、排水後も受筒とポンプ吸い込み口の中に水が残ることもない。また、構造が簡単となり、受筒底部に一カ所出口を設けるので場所を取らず、受筒底部に取り付ける駆動手段を大型化することが容易にできる。
【0058】請求項8に記載の発明によれば、ポンプ吸い込み口に切換弁を設け、ポンプに連動する切換弁の開閉手段を設けているので、ポンプで洗濯液を洗濯物に散水しない時にポンプ内に水が流入せず、節水が図れ、給水時間も短縮出来るので、洗浄時間を短縮できる。
【0059】請求項9に記載の発明によれば、ポンプの吸い込み口を受筒底部外周部近傍に設けているので、洗濯兼脱水槽を回転することで、洗濯兼脱水槽に溜めた水が回転し、受筒内周面に沿って水が流れるので、受筒底部外周部に水が集まり、ポンプの吸い込み口に水を集めることができるので、受筒内の水がより少ない場合でもポンプに水を供給でき、洗濯兼脱水槽内の水を吸い込み洗濯兼脱水槽に戻すことが出来る。
【0060】なお、本発明の請求項1〜8項では洗濯兼脱水槽に孔が有り、受筒に水が入る構造で説明しているが、洗濯兼脱水槽に孔が無く、受筒に水が入らない構造でもよい。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成12年3月17日(2000.3.17)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2001−259292(P2001−259292A)
【公開日】 平成13年9月25日(2001.9.25)
【出願番号】 特願2000−76184(P2000−76184)