| 【発明の名称】 |
精紡機のドラフト機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】フリードリッヒ・ディンケルマン
【氏名】アンドレアス・オルブリッヒ
【氏名】ペーター・アルツト
【氏名】ギュンター・シュタインバッハ
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| 【要約】 |
【課題】空気圧による集束装置30を備えており、この集束装置が穿孔45を備えている移送手段15と吸引開口22を介してこの移送手段と結合されている吸引装置25とを備えており、この吸引装置が移送手段15のスライバ2とは反対側において少なくとも一つのフロントローラと給糸装置35の間で延在しており、この場合吸引開口22の作用領域内に吸引装置25に相対して遮蔽部材が設けられている様式の、精紡機のドラフト機構を提供すること【解決手段】 一貫した形材として形成されている遮蔽部材40,40′,40″が多数の精紡位置I,IIを経て延在しており、ドラフト野面の下方において機枠に固定されている
【解決手段】一貫した形材として形成されている遮蔽部材40,40′,40″が多数の精紡位置I,IIを経て延在しており、ドラフト野面の下方において機枠に固定されている |
【特許請求の範囲】
【請求項01】 空気圧による集束装置(30)を備えており、この集束装置が穿孔(45)を備えている移送手段(15)と吸引開口(22)を介してこの移送手段と結合されている吸引装置(25)とを備えており、この吸引装置が移送手段(15)のスライバ(2)とは反対側において少なくとも一つのフロントローラと給糸装置(35)の間で延在しており、この場合吸引開口(22)の作用領域内に、吸引装置(25)に相対して、遮蔽部材(40,40′,40″)が設けられている様式の、精紡機のドラフト機構(1)において、一貫した形材として形成されている遮蔽部材(40,40′,40″)が多数の精紡位置(I,II)を経て延在しており、ドラフト野面の下方において機枠に固定されていることを特徴とするドラフト機構。 【請求項02】 遮蔽部材(40,40′,40″)が区分毎に四つ以上の精紡位置のためにまとめられていることを特徴とする請求項1に記載のドラフト機構。 【請求項03】 遮蔽部材(40,40′,40″)の端部がドラフト機構ボトムローラの支承位置(20)に固定されていることを特徴とする請求項1或いは2に記載のドラフト機構。 【請求項04】 支承位置(20)が遮蔽部材(40,40′,40″)の端部を収容するためにそれぞれ一つの相手方形材を備えていることを特徴とする請求項3に記載のドラフト機構。 【請求項05】 それぞれの遮蔽部材(40,40′,40″)の形材がその断面がT−字形、V−字形或いは多角形に形成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載のドラフト機構。 【請求項06】 それぞれの遮蔽部材(40,40′,40″)の吸引開口(22)に相対している面(34,34′)が吸引シユー(26)の走行面(33,33′)の輪郭に適合されていることを特徴とする請求項5に記載のドラフト機構。 【請求項07】 吸引シユー(26)の走行面(33′)が球形である場合、その都度の遮蔽部材(40″)の相対している面(34′)が中空に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のドラフト機構。 【請求項08】 空気圧による集束装置(30)を備えており、この集束装置が穿孔(45)を備えている移送手段(15)と吸引開口(22)を介してこの移送手段と結合されている吸引装置(25)とを備えており、この吸引装置が移送手段(15)のスライバ(2)とは反対側において少なくとも一つのフロントローラと給糸装置(35)の間で延在しており、この場合吸引開口(22)の作用領域内に吸引装置(25)に相対して遮蔽部材(40″′)が設けられている様式の、精紡機のドラフト機構(1)において、大面積で形成されている遮蔽部材(40″′)が直接吸引装置(25)に固定されていることを特徴とするドラフト機構。 【請求項09】 遮蔽部材(40″′)が外方に開いている領域(42)を備えていることを特徴とする請求項8に記載のドラフト機構。 【請求項10】 開閉可能な領域(42)が弾性的な舌片(47)で覆われていることを特徴とする請求項9に記載のドラフト機構。 【請求項11】 弾性的な舌片(47)が終端側において閉鎖形材(48)を備えており、この閉鎖形材が開閉可能な領域(42)を外側で覆っていることを特徴とする請求項10に記載のドラフト機構。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧による集束装置を備えており、この集束装置が穿孔を備えている移送手段と吸引開口を介してこの移送手段と結合されている吸引装置とを備えており、この吸引装置が移送手段のスライバとは反対側において少なくとも一つのフロントローラと給糸装置の間で延在しており、この場合吸引開口の作用領域内に吸引装置に相対して遮蔽部材が設けられている様式の、精紡機のドラフト機構に関する。 【0002】 【従来の技術】ドラフト機構と撚り付与兼巻取り装置間で遮蔽部材の下方において穿孔を有する集束要素が設けられている上記のような様式の構造は公知の技術に属している(ドイツ連邦共和国特許公開第198 15325号参照)。この構造にあっては、フロントローラが穿孔を備えている吸引ローラとして形成されており、この場合上記の遮蔽部材は転向機能を有しており、空気流に対して、この空気流が両側からスライバに作用し、これにより糸の品質が改善されるように、作用する。この遮蔽部材の吸引ボトムローラに対する間隔はどの精紡位置対にあっても個別に調節されなければならず、ドラフト機構のウエイテイングキャリヤを運動させることにより規則的にコントロールしなければならない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課題は、冒頭に記載した様式の空気圧による集束−ドラフト機構にあって、遮蔽部材の調節と規制とに要する作業手間を低減し、同時に負圧を発生させるためのエネルギー消費を吸引空気流を最適な状態にすることによって低減し、しかもこの場合ドラフト機構の操作可能性が損なわれないようにすることである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明の構成にあって、一貫した形材として形成されている遮蔽部材が多数の精紡位置を経て延在しており、ドラフト野面の下方において機枠に固定されていることによって解決される。 【0005】即ち、吸引空気流を最適化するための本発明によるこの実施の態様にあっては、その都度の吸引装置に大面積の遮蔽部材が所属しており、この場合有利には多数の遮蔽部材が区分毎に四つ以上の精紡位置のためにまとめられている。例えば、四つ、六つ、八つ、十および十二の精紡位置が一つの遮蔽部材に所属している。 【0006】これらの遮蔽部材は、本発明による他の構成により、T−字形或いはV−字形の断面を備えている或いは多角形に形成された一貫した形材に形成されており、この場合この形材がドラフト野面の下方に存在しているのが有利である。この配設により、公知の技術と異となって遮蔽部材の大面積による形成が可能となり、しかもこの場合ドラフト機構の操作は妨げられない。 【0007】本発明による他の構成にあっては、形材の端部は軌条枠に、特にドラフト機構のボトムローラの支承位置に固定されている。この場合、これらの支承位置は切欠き部を備えており、この切欠き部内に形材軌条、即ち遮蔽部材が上方から装着可能である。これにより、遮蔽部材に対するどんな調節も必要としない。これにより、その位置は全ての精紡位置に関してこのセクションに固定される。 【0008】本発明による他の特徴により、輪郭のその都度の遮蔽部材の吸引開口に相対している面は移送手段の走行面の輪郭に適合している。例えば、輪郭が球形である場合、遮蔽部材の上記の面を中空に形成することが可能である。 【0009】本発明による他の課題の解決策により、大面積で形成された遮蔽部材は吸引装置に直接固定されている。この場合、遮蔽部材は外方へと開いている領域を備えており、この領域は弾性的な舌片によって覆われている。 【0010】本発明による他の構成により、この弾性的な舌片は終端部に閉鎖形材を備えており、この閉鎖形材は開いている領域を外側で覆っている。精紡開始の際或いは移送手段、例えば穿孔されたエプロンを交換する際に、スライバの糸通しを容易にするために、遮蔽部材を開くことが可能であり、糸は開かれている領域内で挿入される。遮蔽部材が弾性的に形成されているので、精紡開始時に存在している糸張力だけで開かれ、引続き弾性力により自動的に再び閉じる。 【0011】以下に添付した図面に図示した発明の実施の態様につき本発明を詳細に説明する。 【0012】 【発明の実施の態様】図1には、ドラフト機構内でドラフトされるスライバ2を集束するための精紡機のドラフト機構1を図示している。この場合、第一のローラ対5と第二のローラ対6が使用され、この第二のローラ対6の後方にフロントローラ対10が設けられている。第二のローラ対6とフロントローラ対10の間の領域内において、スライバ2の主ドラフトが行われる。 【0013】フロントローラ対10には空気圧による集束装置30が連なっている。この集束装置の後方には給糸装置35が設けられている。フロントローラ対10と給糸装置35の間の領域はいわゆるスライバ集束帯域である。この帯域内で、ドラフト機構1のフロントローラ対10を去るスライバ2がその全長にわたって移送方向に対して横方向で整向されている吸気に曝される。この目的のため、穿孔45を備えている移送手段15、例えばエプロンが使用される。 【0014】更に、吸引開口22とこれと結合されている吸引装置25が設けられており、この吸引装置は移送手段15のスライバ2とは反対側においてフロントローラ対10と給糸装置35の間で延在している。この吸引装置25は吸引シユー26を備えており、この吸引シユーを経て穿孔されているエプロン、即ち移送手段15が案内される。この吸引シユー26はサクション導管27と結合されており、このサクション導管は図示していない負圧源に接続されている。 【0015】図1により吸引開口22の作用領域内に、吸引装置25に相対して、遮蔽部材40が設けられている。 【0016】この図1と図2に図示した遮蔽部材40は、例えば断面がT−字形の一貫した形材として形成されている。この形材は、図2に示したように、多数の精紡位置I,IIにわたって延在しており、ドラフト野面の下方で機枠に固定されている。多数の遮蔽部材40が区分毎に四つの精紡位置より多くの精紡位置にわたってまとめられているのが有利である。 【0017】図2から、遮蔽部材40.1と40.2の端部がドラフト機構ボトムローラの支承位置20に固定されているのが明瞭に認められる。この目的のため、これらの支承位置20は遮蔽部材40.1と40.2の端部を収容するための相手方形材を有しているのが有利である。これにより、当該形材、即ちその都度の遮蔽部材、は上方からその都度の支承位置20内に挿入可能である。これにより、遮蔽部材40.1と40.2のためのどんな調節作業も必要としないので有利である。何故なら、この区分内のすべての精紡位置のための遮蔽部材の位置が定着されるからである。 【0018】図3による実施の態様は、図1と図2による実施の態様と同様に構成されている。しかしこの場合、形材、即ち遮蔽部材40′はV−字形の断面を有している。この場合においてもまた、支承位置20は上方から挿入される遮蔽部材40′の機能信頼性が維持されるように、上記に相応して形成されている。 【0019】その都度の遮蔽部材の形材の断面が多角形に形成される、図示していない選択的な実施の態様も可能である。 【0020】本発明により、遮蔽部材の形状に関して、吸引開口22に相対している面が移送手段15の走行面の輪郭に適合していることも可能である。 【0021】一つの実施の態様が図4から認められる。吸引シユー26と移送手段15の走行面33′が球形である場合、その都度の遮蔽部材40″の相対している面34′は中空に形成されている。 【0022】図5と図6は本発明による他の実施の態様を示している。この場合、大面積で形成されている遮蔽部材40″′は吸引装置25に直接固定されている。図5には遮蔽部材40″′が閉じられた状態で示されている。即ち、スライバ2は遮蔽部材40″′の外方へと開いている領域42内に存在している。この領域42は弾性的な舌片47で覆われており、この場合この弾性的な舌片47は終端側において閉鎖形材48を備えており、この閉鎖形材は開いている領域42を外方に対して覆っている。 【0023】遮蔽部材40″′の舌片47が下方へと離間するように弾性的に働くので、精紡開始時或いは移送手段15であるエプロンの交換の際の糸通しが容易に行われる。手による糸通しはその都度の遮蔽部材40″′の弾性的な舌片47によって可能となる。この遮蔽部材は精紡開始時に存在している糸張力によってのみ開かれ、ばねの作用の結果として自動的に閉じる。即ち、遮蔽部材40″′の弾性的な舌片47は糸通しの際、図6に示した開き位置から図5に示した閉じ位置へと移動する。 【0024】遮蔽部材40,40′,40″,40″′が大面積で形成されていることにより、吸気流が最適なものとなり、この場合同時に必要とする負圧の形成のためのエネルギーの消費が低減される。この有利な作用にもかかわらず、ドラフト機構の操作、特に精紡開始時および清掃作業の実施の際の糸通しが妨げられない。更に、遮蔽部材の調節と調整のための手間が著しく低減される。 【0025】 【発明の効果】本発明により、吸気流が大面積の遮蔽部材により最適なものとなり、必要とする負圧の形成のためのエネルギーの消費が低減される。ドラフト機構の操作、特に精紡開始時および清掃作業の実施の際の糸通しが妨げられない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390035471 【氏名又は名称】チンザー・テクスティルマシイネン・ゲゼルシャフトミト・ベシュレンクテル・ハフツング
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| 【出願日】 |
平成13年2月22日(2001.2.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100069556 【弁理士】 【氏名又は名称】江崎 光史 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−254234(P2001−254234A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月21日(2001.9.21) |
| 【出願番号】 |
特願2001−46692(P2001−46692) |
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