| 【発明の名称】 |
漂白剤組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤津 雅子
【氏名】岸 実
【氏名】涌井 二男
【氏名】佐藤 章弘
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】(1)次亜塩素酸アルカリ金属塩;0.1〜10質量%、(2)アルカリ剤;0.1〜5質量%、(3)下記一般式(I)及び/または(II)で表されるアミンオキサイド;0.1〜5質量%を含有することを特徴とする漂白剤組成物。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (1)次亜塩素酸アルカリ金属塩;0.1〜10質量%、(2)アルカリ剤;0.1〜5質量%、(3)下記一般式(I)及び/または(II)で表されるアミンオキサイド;0.1〜5質量%を含有することを特徴とする漂白剤組成物。
(R1は炭素数8〜22の直鎖型または分岐型のアルキル基であり、nおよびmはエチレンオキサイドの平均付加モル数であり、nおよびmは0ではなく、2≦n+m≦15の数を表わす)
(R2は炭素数7〜21の直鎖型または分岐型のアルキル基であり、R3、R4は炭素数1〜3の直鎖型または分岐型のアルキル基であり、nは2≦n≦5の数を表わす) 【請求項2】 アミンオキサイド中の過酸化水素の含有量が、組成物全体に対して0.1質量%以下である請求項1に記載の漂白剤組成物。 【請求項3】 更に、(4)脂肪酸のアルカリ金属塩、及び/または(5)アルキルベンゼンスルホン酸塩を含有する請求項1〜2に記載の漂白剤組成物。 【請求項4】 内容物を収納する容器本体と、該容器本体内に収納された内容物を吐出させる吐出装置とを備えた吐出容器入り漂白剤組成物であって、該漂白剤組成物の25℃におけるHaake RS−100粘度計で測定した粘度が、0.5sec−1の剪断速度下では100〜1×105mPa・s、3000sec−1の剪断速度下では0.1〜100mPa・sであることを特徴とする請求項1〜3に記載の漂白剤組成物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は漂白剤組成物に関し、更に詳しくは、吐出装置を備えた吐出容器を用いて垂直面や傾斜面の汚れ対象物に漂白剤を噴霧したときに、優れた起泡性、付着滞留性、及び漂白性能を示し、浴室、台所等の硬質表面に好適に使用できる漂白剤組成物に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、住居廻りにおける浴室、浴槽、台所等のタイル、目地、プラスチックス、陶器、排水管等の水を頻繁に使用する箇所の汚れは、カビに起因する有機物によるものが多く、界面活性剤を主成分とする通常の洗浄剤ではなかなか除去することが出来ないため、これらの汚れを除去するために、次亜塩素酸アルカリ金属塩を主基剤とする漂白洗浄剤が多用されている。 【0003】その際、手軽に使用するためにトリガー式スプレーヤー等の吐出装置を備えた吐出容器に漂白剤を収納し、この吐出装置を用いて漂白剤を噴霧する方法が多く採用されている。また、ミストの飛散防止等のために界面活性剤を添加し、吐出液を泡状に吐出する配合例や(特開昭63−72798号、特開昭63−165495号公報)、垂直面や傾斜面の付着滞留性を向上させるために、2種以上の界面活性剤によるコンプレックス等を利用した塩析による増粘方法が開示されている(特開平6−184594号、特開平10−60491号公報)。 【0004】しかしながら、これら界面活性剤を含有する組成物をトリガー式スプレーヤー等の吐出装置を用いて噴霧した場合、概して起泡性が劣るという欠点がある。これを改善するために、界面活性剤の中で比較的高い起泡性を有するアミンオキサイドを配合することが試みられているが、ラウリルジメチルアミンオキサイド等の汎用のアミンオキサイドであっても、十分に満足のいく起泡力が得られるものではなかった。また、アミンオキサイドには、三級アミンを出発原料とする製造段階で酸化剤として使用する過酸化水素が過剰分として漂白剤の中に混入してくるために、漂白基剤である次亜塩素酸アルカリ金属塩が徐々に分解し、漂白力が低下するという重大な欠点を有していた。 【0005】また、これら界面活性剤を配合する漂白剤は、何れもそのレオロジー特性がニュートン流動を示す組成物であることから、増粘した組成物は吐出容器を作動させるための剪断力ではノズル部分から正常な吐出パターンが得られず、しかも、連続的に噴霧できないという致命的な問題を有するか、或いは連続的に噴霧は出来るものの、吐出された組成物は次亜塩素酸アルカリ金属塩による高電解質溶液中ではほとんど増粘がみられないために、満足できるレベルの付着滞留性に達しないという問題があった。 【0006】従って、本発明の目的は、吐出装置を備えた容器内に収納してトリガー式スプレーヤー等の吐出装置を用いて漂白剤組成物を吐出する際、優れた起泡性を有し、且つ界面活性剤単独系でありながら準粘性流動を示す組成物を実現することにより、吐出容器から良好な吐出パターンが得られると共に、吐出後は垂直面や傾斜面の汚れ対象物に対して優れた付着滞留性及び漂白性能を発揮する漂白剤組成物を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、次亜塩素酸アルカリ金属塩、アルカリ剤、及び特定のアミンオキサイドを使用することで、優れた起泡性、付着滞留性及び漂白性能を有する漂白剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明によれば、(1)次亜塩素酸アルカリ金属塩;0.1〜10質量%、(2)アルカリ剤;0.1〜5質量%、(3)下記一般式(I)及び/または(II)で表されるアミンオキサイド;0.1〜5質量%を含有することを特徴とする漂白剤組成物が提供される。
(R1は炭素数8〜22の直鎖型または分岐型のアルキル基であり、nおよびmはエチレンオキサイドの平均付加モル数であり、nおよびmは0ではなく、2≦n+m≦15の数を表わす)
(R2は炭素数7〜21の直鎖型または分岐型のアルキル基であり、R3、R4は炭素数1〜3の直鎖型または分岐型のアルキル基であり、nは2≦n≦5の数を表わす) 【0008】また、アミンオキサイド中の過酸化水素の含有量が、組成物全体に対して0.1質量%以下である上記漂白剤組成物が提供される。また、界面活性剤として、(4)脂肪酸のアルカリ金属塩、及び/または(5)アルキルベンゼンスルホン酸塩を含有する上記漂白剤組成物が提供される。更に、内容物を収納する容器本体と、該容器本体内に収納された内容物を吐出させる吐出装置とを備えた吐出容器入り漂白剤組成物であって、該漂白剤組成物の25℃におけるHaake RS−100粘度計で測定した粘度が、0.5sec−1の剪断速度下では100〜1×105mPa・s、3000sec−1の剪断速度下では0.1〜100mPa・sである上記漂白剤組成物が提供される。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明に使用される(1)成分の次亜塩素酸アルカリ金属塩としては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム等が挙げられ、特に次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。本発明の漂白剤組成物中における(1)成分の含有量は、通常0.1〜10質量%、好ましくは1〜5質量%の範囲である。(1)成分の含有量が0.1質量%未満になると漂白力が不足し、また、10質量%を越えても漂白力は特に向上しない。 【0010】本発明に使用される(2)成分のアルカリ剤としては、特に制限されないが、苛性アルカリや珪酸塩等が挙げられる。苛性アルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が、珪酸塩としてはメタ珪酸ナトリウム等が使用される。これらのうち水酸化ナトリウムが好ましい。本発明の漂白剤組成物中における(2)成分の含有量は、通常0.1〜5質量%、好ましくは0.5〜3質量%の範囲である。(2)成分の含有量が0.1質量%未満になると経時による安定性が劣化し、5質量%を越えると皮膚や眼の粘膜に対する影響が考えられ、配合による効果が発揮できない。 【0011】本発明に使用される(3)成分のアミンオキサイドは、下記一般式(I)及び/または(II)で表される。
(R1は炭素数8〜22の直鎖型または分岐型のアルキル基であり、nおよびmはエチレンオキサイドの平均付加モル数であり、nおよびmは0ではなく、2≦n+m≦15の数を表わす)
(R2は炭素数7〜21の直鎖型または分岐型のアルキル基であり、R3、R4は炭素数1〜3の直鎖型または分岐型のアルキル基であり、nは2≦n≦5の数を表わす) 【0012】前記一般式において、R1の炭素数8〜22のアルキル基としては、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、及び天然物から誘導された炭素数の異なるアルキル基の混合物等が挙げられる。これらのうち、好ましくはドデシル基、ヤシ油由来のアルキル基である。また、R2は炭素数7〜21を有するアルキル基であり、炭素数11〜17個を有するアルキル基が好ましい。該アルキル基は直鎖または分岐鎖であってもよく、飽和または不飽和であっても良い。R3およびR4は同一もしくは異なる炭素数1〜3のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられるが、これらのうち、好ましくはメチル基である。 【0013】上記一般式(I)で示されるアミンオキサイドの具体的な例としては、ビスヒドロキシエチルドデシルアミンオキサイド、ビスヒドロキシエチルヤシアルキルアミンオキサイド、ビスヒドロキシエチルミリスチルアミンオキサイド、ビスヒドロキシエチルステアリルアミンオキサイド等が挙げられる。 【0014】上記一般式(II)で示されるアミンオキサイドの具体的な例としては、ラウロイルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、パルミトイルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ステアロイルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ココイルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、オレイルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、硬化牛脂アルキロイルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド等が挙げられる。 【0015】本発明の漂白剤組成物中における(3)成分の含有量は、通常0.1〜5質量%、好ましくは0.5〜3質量%の範囲である。(3)成分の含有量が0.1重量%未満になるとトリガー式スプレーヤー等の吐出装置を用いて噴霧した際の気泡力が劣化し、5質量%を越えると経時による次亜塩素酸アルカリ金属塩の安定性が劣化する。 【0016】一般式(I)(II)で表わされるアミンオキサイドの製造法は特に限定されず、脂肪族第三級アミンと過酸化水素水溶液を50〜80℃で反応させればよいが、漂白剤組成物中に持ち込まれる過酸化水素量が、組成物全体に対して0.1質量%以下、好ましくは0.05質量%以下であることが望ましい。すなわち、第三級アミンオキサイドは、製法上、脂肪族第三級アミンに過酸化水素水溶液を添加する際に反応効率を上げるため、過酸化水素を1.1倍モル程度脂肪族第三級アミンより多く添加するが、その残留過酸化水素は漂白基剤である次亜塩素酸アルカリ金属塩と反応し、結果として次亜塩素酸アルカリ金属塩による有効塩素分が減じることになり、漂白力が劣化するので、持ち込み量を組成物全体に対して0.1質量%以下に制御することが望ましい。 【0017】原料として用いられる三級アミンとしては、ビスヒドロキシエチルデシルアミン、ビスヒドロキシエチルドデシルアミン、ビスヒドロキシエチルミリスチルアミン、ビスヒドロキシエチルパルミチルアミン、ラウロイルアミドプロピルジメチルアミン、パルミトイルアミドプロピルジメチルアミン、ステアロイルアミドプロピルジメチルアミン等が挙げられ、反応させる過酸化水素は20〜90質量%の水溶液が工業的に入手可能であるが、一般的には35質量%のものが好ましい。 【0018】本発明においては、界面活性剤として、上記アミンオキサイド以外に他の界面活性剤を併用してもよい。界面活性剤としては、一般の洗浄用途に使用されるものであれば特に制限されず、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤等が使用できる。この中で、(4)脂肪酸のアルカリ金属塩と、(5)のアルキルベンゼンスルホン酸塩を付着滞留性向上のために配合することが好ましい。これらのうち少なくとも一方を配合してもよいが、併用することが好ましい。 【0019】(4)成分である脂肪酸のアルカリ金属塩としては、特に制限されないが、炭素数が8〜20の直鎖または分岐鎖の不飽和を含む脂肪酸のアルカリ金属塩が好適である。適当な不飽和を含む脂肪酸のアルカリ金属塩としては、例えば、平均約12個の炭素を含むヤシ脂肪酸(ヤシ油に由来)、平均約18個の炭素原子を含む獣脂脂肪酸(獣脂類脂肪に由来)、オレイン酸、リノール酸等のナトリウム塩、カリウム塩などが挙げられる。これら不飽和脂肪酸のアルカリ金属塩は、単独で使用してもよいが、例えば、オレイン酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸とラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪酸との混合物のナトリウム塩、カリウム塩などとして使用してもよい。この不飽和脂肪酸の割合は、該混合物中2質量%以上、特に7質量%以上であることが好ましい。不飽和脂肪酸の占める割合が少なすぎると系の粘度が低下し、結果として付着滞留性が劣化するので好ましくない。 【0020】本発明の漂白剤組成物中における(4)成分の含有量は、組成物全体の0.01〜3質量%、好ましくは0.1〜2質量%の範囲である。(4)成分の含有量が0.01質量%未満になると付着滞留性が劣り、3質量%を越えると系の安定性が劣化する。 【0021】(5)成分であるアルキルベンゼンスルホン酸塩としては、特に制限されないが、ベンゼン環に置換するアルキル基の炭素数が8〜20、好ましくは12〜14であり、しかも直鎖状のものが好適である。本発明の漂白剤組成物中における(5)成分の含有量は、組成物全体の0.01〜0.5質量%、好ましくは0.05〜0.3質量%の範囲である。(5)成分の含有量が0.01質量%未満になると付着滞留性が劣り、0.5質量%を越えると系の安定性が劣化する。 【0022】これらの界面活性剤を、主に次亜塩素酸アルカリ金属塩による高電解質溶液中に分散させた場合、静置状態や低剪断速度域においてはひも状ミセルが絡まりあって高粘度化が図られ、吐出容器のノズルから吐出される高剪断速度域では流れに対して絡まりが解けるか、或いはひも状ミセルが平行に配列するために粘性が極度に低下すると考えられる。垂直面や傾斜面等の被洗物に吐出された組成物は、付着した状態である低剪断速度域、静置状態に戻ると再びランダムな絡まりが形成されるものと考えられ、再び粘性が高くなる準粘性流動のチキソトロピー性を示す。 【0023】本発明においては、組成物が上記のような構造粘性を有することが好ましく、このためには、組成物がトリガー式スプレーヤー等の吐出装置から噴霧する際の高剪断速度域では低い粘性を有し、壁面等に付着した際の低剪断速度域(静置)では高い粘性を有する必要がある。即ち、25℃におけるHaake RS−100粘度計で測定した粘度が、3000sec−1の高剪断速度域では0.1〜100mpa・s、好ましくは1〜50mPa・s、更に好ましくは1〜10mPa・sであり、0.5sec−1の低剪断速度域(静置)では100〜1×105mPa・s、好ましくは5×102〜1×105mPa・s、更に好ましくは1×103〜1×105mPa・sである必要がある。3000sec−1の高剪断速度域における粘度が上記値よりも高くなると、トリガー式スプレーヤー等の吐出装置から組成物を噴霧し難くなるので好ましくない。また、0.5sec−1の低剪断速度域(静置)における粘度が上記値よりも低くなると、壁面等における付着滞留性が低下し、また、上記値よりも高くなると後述のトリガー式スプレーヤー等の吐出装置におけるディップチューブから組成物を連続的にくみ上げることができ難くなる。 【0024】本発明の組成物は(1)〜(3)成分を必須成分とし、必要に応じて更に(4)(5)成分を配合するが、その他に洗浄性能を向上させるビルダーとして、トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩、溶剤、色素、香料等の任意成分を配合することも可能である。これら任意成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。また、本発明の漂白剤組成物は、上記の必須成分及びそれ以外の上記任意成分にバランス量の水を加えて常法により調整することができる。 【0025】本発明の吐出容器としては、上記の組成物を吐出する吐出装置を備えたものであって、該吐出装置にピストン・シリンダー等の摺動部あるいはポンプハウジングに対する通液体等の嵌合部を有するものであれば特に制限なく使用される。 【0026】具体的な例としては、図1に示したような吐出容器1、即ち容器本体2内に収納された組成物を、トリガー3を引いてピストン4・シリンダー5を作動させることにより吐出させるトリガー式スプレーヤー6を備えた吐出容器1、及びポンプヘッドを上下動させて容器本体内に収納された組成物をディップチューブを通じて吐出するポンプスプレイヤー等を吐出装置として備えた吐出容器が使用される。 【0027】 【発明の効果】本発明によれば、トリガー式スプレーヤー等の吐出装置を備えた吐出容器に収納した漂白剤を吐出装置から吐出した場合の起泡力が優れているために、ミストの飛散や跳ね返り等を防止できる。また、組成物が界面活性剤系でありながら優れたチキソトロピー性を有するため、吐出装置からの吐出性と垂直面や傾斜面の汚れ対象物に噴霧した吐出液の付着滞留性に優れており、非常に良好な漂白力が短時間で得られる。従って、本発明の漂白剤は、何度も同じ場所にかける必要がなく、無駄な浪費がなくなる。従って、浴室、台所、トイレなどの硬質表面に好適に使用される。 【0028】 【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるものではない。 【0029】 【製造例1】ビスヒドロキシエチルドデシルアミン273g(1.0モル)及びイオン交換水589gを温度計、攪拌器、冷却管、滴下ロートを備えた反応槽に仕込み、攪拌しながら加熱し、60〜70℃に保ちながら3時間にわたって35%過酸化水素水溶液102g(1.05モル)を滴下した後、3時間熟成を行ない反応を終了した。未反応アミンは反応混合物よりヘキサンにて抽出し、30質量%のアミオンオキサイド■を得た。 【0030】 【製造例2〜4】製造例1と同様に、35%過酸化水素水溶液107g(1.1モル、イオン交換水464g)、117g(1.2モル、イオン交換水454g)、126g(1.3モル、イオン交換水445g)を用いて30質量%のアミオンオキサイド■、アミオンオキサイド■、アミオンオキサイド■を得た。 【0031】 【製造例5】製造例1と同様に、ビスヒドロキシエチルヤシアルキルアミンを用いてアミオンオキサイド■を得た。 【0032】 【製造例6】ラウリン酸とN,N−ジメチル−1,3プロパンジアミンより合成されたラウロイルアミドプロピルジメチルアミン299g(1.0モル)及びイオン交換水646gを反応槽に仕込み、攪拌しながら加熱し、80℃に保ちながら3時間にわたって35%過酸化水素水溶液107g(1.1モル)を滴下した後、5時間熟成を行ない反応を終了した。未反応アミンは反応混合物よりヘキサンにて抽出し、30質量%のアミオンオキサイド■を得た。 【0033】 【実施例I】表1、2に示す組成の各種漂白剤組成物を調整し、起泡力、及び漂白力を下記の基準に基づいて評価した。得られた結果を表1、2に示した。 【0034】〈起泡力の測定〉試料が定常状態で噴霧されるように調整されたトリガー式ディスペンサー(吉野工業所製;YT87L−FM)を用い、距離が20cmになる位置から垂直に立てたスプレーパネル(30×30cm;ABS)の中央部分に各種漂白剤組成物を2ストローク噴霧し、そのときの起泡力を5人のパネラーにより下記の評価基準に従って官能評価した。 【0035】評価基準; ○:噴霧時の泡立ちが良い△:噴霧時に泡が少し立つ×:噴霧時に泡が立たない【0036】〈漂白力;水平の測定法〉黒カビ(Cladosporium cladosporioides)を培養し、被着させた素焼きタイル〔イナックス(INAX)社製:SPKC−1060〕をモデルプレートとして用いた(素焼きタイルのL値を100として計算したときのモデルカビプレートのL値=30〜40)。このモデルカビプレートを水平に置き、各種漂白剤組成物約0.5gをプレートの中央部に滴下した。3分間放置し、水洗、風乾した後、色彩色差計〔ミノルタ(MINOLTA)社製;CR−200〕を用いて明度(L値)を測定した。 【0037】 【表1】
【0038】 【表2】
【0039】 【実施例II】表3、4に示す組成の各種漂白剤組成物を調整し、粘度、吐出性、付着滞留率、漂白力を下記の基準に基づいて評価した。得られた結果を表3、4に示した。 【0040】〈粘度の測定法〉HAAKE FISONS社製の粘度計(Rheo Stress RS−100)を用いて各種漂白洗浄剤の粘度を測定した。コーンプレートはC35/4°を用い、試料量は約0.5mLとし、剪断速度は0〜3000sec−1/10分、3000〜0sec−1/10分で測定を行い、往路時における3000sec−1の粘度と帰路時における0.5sec−1/の粘度を求めた。 【0041】〈吐出性の評価法〉トリガー式スプレーヤー(吉野工業所製;YT87L−FM)に各種組成物を充填し、距離が20cmになる位置から垂直に立てたスプレーパネルの中央部分に合計10回ストロークした。初期の空うちによる影響等を除くため、5回〜10回までストロークしたときの吐出性を5人のパネラーにより下記の評価基準に従って官能評価した。 【0042】評価基準; ○:抵抗無くストロークでき、均一に剤が吐出できる。 △:ストロークに若干抵抗があり、連続噴霧がしにくい。 ×:ストロークにかなり抵抗があり、連続噴霧できない。 【0043】〈付着滞留率の測定法〉吐出性評価と同様に、各種漂白洗浄剤を2ストローク噴霧し、1分後にパネルの重量を測定する。この試験を3回行い、次式により付着滞留率を算出した。 【数1】
【0044】〈漂白力;垂直の測定法〉漂白力;水平の測定法と同様に調整したモデルカビプレートを垂直に置き、トリガー式ディスペンサー(吉野工業所製;YT87L−FM)を用いて各種漂白剤組成物を1ストローク(約0.8g)プレートの中央部に10cmの距離から噴霧した。3分間放置し、水洗、風乾した後、色彩色差計〔ミノルタ(MINOLTA)社製;CR−200〕を用いて明度(L値)を測定した。 【0045】 【表3】
【0046】 【表4】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006769 【氏名又は名称】ライオン株式会社 【識別番号】000115407 【氏名又は名称】ライオン・アクゾ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−316697(P2001−316697A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月16日(2001.11.16) |
| 【出願番号】 |
特願2000−169787(P2000−169787) |
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