トップ :: C 化学 冶金 :: C09 染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用




【発明の名称】 被覆型粘着フォーム
【発明者】 【氏名】南 勲

【要約】 【課題】

【解決手段】1枚の用紙の裏面の一部分又は全面に粘着剤を塗布し、その水分又は溶剤を蒸発・乾燥させた後、その上に別の非粘着性物質を被覆剤として、薄く塗布・乾燥させることにより、下層の粘着剤表面を被覆隠蔽して、その表面の粘着性を一時的に消失させることにより剥離紙を使用しない粘着紙を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】フォーム用紙の裏面にアクリル、ゴム系等の粘着剤を塗布して、その水分や溶剤を蒸発・乾燥させた塗布面に、この粘着剤と化学反応や結合をしない非粘着剤(例えば再湿接着剤等)を被覆剤として塗布乾燥させることによって、粘着面を被覆・隠蔽し、その後必要に応じて非粘着剤を除去して、粘着面を露出することによって対象物に貼り付けを可能とする剥離紙を必要としないことを特徴とするラベルや配送伝票等に利用可能な被覆型粘着フォーム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在広く利用されいる、プリンターによるプリント後対象物に貼り付けられる貼り付け用フォーム及び用紙に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来利用されている粘着紙及び粘着フォームは、その裏面に粘着剤を塗布された粘着紙を台紙とし、粘着剤と結合し難い表面を持った剥離紙を裏面に貼り合わした二層紙である。この粘着フォームは、プリンターによってデーター・プリントされた後、裏面の剥離紙を剥がせば、色々な対象物に簡単に貼り付け可能なので便利である。、然し比較的高価な剥離紙が使われいて、使用済み後不要品となっても、これを紙としてリサイクルすることの困難なものが多く、大抵はゴミとして捨てられ、省資源及び環境保護に反する欠点を有する。本発明の課題は、このような剥離紙を省略することを可能とする一層紙の粘着フォーム及び粘着紙を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】通常、粘着フォームに塗られている粘着剤は、ゴム系、アクリル系等が用いられているが、これらは用紙の裏面に塗られ、これに含有されている溶剤や水分が蒸発した後、粘着性をもったゴムやアクリル樹脂面が残り、これによって対象物に貼り付け可能となる。本発明では剥離紙を使用せず、その代わりに粘着剤の表面を、非粘着性で、これと化学的に結合又は反応せず而も必要に応じて容易に除去することが可能な被覆剤を塗布することによって、所期の目的を達成する。これが本発明の手段である。
【0004】
【本発明の実施形態】
【0005】
【実施例1】 図1,図2図1に於いて、用紙1の裏面の一部分又は全面に粘着剤2を塗布し、その水分又は溶剤を蒸発させた後、粘着剤2の表面にこれと化学的に反応したり、結合したりすることなく、プリンターでプリントするときこれに影響を与えず而も必要に応じて、容易に除去可能な被覆剤を薄く塗布し、粘着剤の粘着面を被覆隠蔽することによって所期の剥離紙を使用しない粘着フォームが得られる。図2はその側面図である。ここで、被覆剤3としては、例えばポバール、デンプン等を主成分とする水溶性再湿接着剤が利用される。これを粘着剤の表面に薄く塗布・乾燥させれば、粘着剤2と結合せず而も非粘着性なので、用紙1を重ねたり、連続フォームのようにジグザグ状に折り畳んでも粘着面が現れないので用紙同志が互いに貼り付いたりしない。次に、1を対象物に貼り付ける場合には、その裏面に水をつけて再湿接着剤3を溶解・除去すれば、その下の粘着剤2が現れることによって1が対象物に貼り付けられる。再湿接着剤3の皮膜はプリンターに対しても影響を及ぼさない。用紙1に与えられた水分は、2に浸透して1の表面から蒸発・乾燥し、用紙1は2によって対象物にしっかりと貼付される。また対象物の表面が水分非浸透性(例えばプラスチック製フィルムや容器、金属等)でも1は2によって貼り付けられる。
【0006】
【本発明の効果】従来の剥離紙付き粘着用紙に於いては、事後に剥がして捨てられる剥離紙は、通常紙としてのリサイクルが困難で而も高価なものが多く、省資源と環境保護に反する性質をもっている。これに対し本発明による被覆型粘着紙は、次のよう特徴を有する。
1,高価でリサイクル困難な剥離紙を利用しないのでコストダウンを図ることが可能で且つ省資源型である。
2.剥離紙を使用しないので、ゴミを発生せず環境保護に役立つ。
3.粘着剤の被覆剤として、例えば水溶性再湿接着剤を利用すれば、事後に於いてこれを水分によって容易に除去でき、残った粘着紙を色々な対象物に貼り付けることができる。
【出願人】 【識別番号】390001513
【氏名又は名称】南精機株式会社
【出願日】 平成12年5月18日(2000.5.18)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−323230(P2001−323230A)
【公開日】 平成13年11月22日(2001.11.22)
【出願番号】 特願2000−185438(P2000−185438)