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【発明の名称】 低コレステロール血症剤として有用な糖−置換2−アゼチジノン
【発明者】 【氏名】ナザン ピー. ユミベ
【氏名】ケビン ビー. アルトン
【氏名】マーガレット バン ヒーク
【氏名】ハリー アール. デイビス
【氏名】ウェイン ディー. バッカロ
【課題】アテローム性動脈硬化症を処置または予防するための糖-置換2-アゼチジノンコレステロール低下剤およびコレステロール生合成インヒビターの組み合わせを提供すること【解決手段】 低コレステロール血症糖-置換2-アゼチジノン、この化合物を投与することによりコレステロールを低下させる方法、これらを含む薬学的組成物、ならびにアテローム性動脈硬化症を処置または予防するための糖-置換2-アゼチジノンコレステロール低下剤およびコレステロール生合成インヒビターの組み合わせが開示される。

【解決手段】低コレステロール血症糖-置換2-アゼチジノン、この化合物を投与することによりコレステロールを低下させる方法、これらを含む薬学的組成物、ならびにアテローム性動脈硬化症を処置または予防するための糖-置換2-アゼチジノンコレステロール低下剤およびコレステロール生合成インヒビターの組み合わせが開示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 以下の構造式で表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩:【化1】

ここで:R26は、HまたはOG1であり;GおよびG1は、独立して以下からなる群から選択され;
【化2】

ただし、R26がHまたはOHのとき、GはHではなく;R、RaおよびRbは、独立して、H、-OH、ハロゲノ、-NH2、アジド、(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルコキシ、または-W-R30からなる群から選択され;Wは、独立して、-NH-C(O)-、-O-C(O)-、-O-C(O)-N(R31)-、-NH-C(O)-N(R31)-、および-O-C(S)-N(R31)-からなる群から選択され;R2およびR6は、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、アリール、およびアリール(C1〜C6)アルキルからなる群から選択され;R3、R4、R5、R7、R3aおよびR4aは、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、アリール(C1〜C6)アルキル、-C(O)(C1〜C6)アルキル、および-C(O)アリールからなる群から選択され;R30は、独立して、R32-置換T、R32-置換T-(C1〜C6)アルキル、R32-置換(C2〜C4)アルケニル、R32-置換(C1〜C6)アルキル、R32-置換(C3〜C7)シクロアルキル、およびR32-置換(C3〜C7)シクロアルキル(C1〜C6)アルキルからなる群から選択され;R31は、独立して、Hおよび(C1〜C4)アルキルからなる群から選択され;Tは、独立して、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル(iosthiazolyl)、ベンゾチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびピリジルからなる群から選択され;R32は、ハロゲノ、(C1〜C4)アルキル、-OH、フェノキシ、-CF3、-NO2、(C1〜C4)アルコキシ、メチレンジオキシ、オキソ、(C1〜C4)アルキルスルファニル、(C1〜C4)アルキルスルフィニル、(C1〜C4)アルキルスルホニル、-N(CH3)2、-C(O)-NH(C1〜C4)アルキル、-C(O)-N((C1〜C4)アルキル)2、-C(O)-(C1〜C4)アルキル、-C(O)-(C1〜C4)アルコキシおよびピロリジニルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3の置換基から選択され;あるいはR32は、共有結合であり、そしてR31、それが結合する窒素、およびR32が、ピロリジニル、ピペリジニル、N-メチル-ピペラジニル、インドリニルもしくはモルホリニル基、または(C1〜C4)アルコキシカルボニル置換ピロリジニル、ピペリジニル、N-メチルピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成し;Ar1は、アリールまたはR10-置換アリールであり;Ar2は、アリールまたはR11-置換アリールであり;Qは、結合または、アゼチジノンの環の3-位の炭素とともに以下のスピロ基を形成し、【化3】

;そしてR1は、以下からなる群から選択される、-(CH2)q-、ここでqは2〜6であり、ただし、Qがスピロ環を形成するとき、qは0または1であり得るもの;-(CH2)e-E-(CH2)r-、ここでEは-O-、-C(O)-、フェニレン、-NR22-、または-S(O)02-であり、eは0〜5であり、rは0〜5であり、ただし、eおよびrの和が1〜6であるもの;-(C2〜C6)アルキレン-;および-(CH2)f-V-(CH2)g-、ここでVは、C3〜C6シクロアルキレンであり、fは、1〜5であり、そしてgは、0〜5であり、ただし、fとgとの和は、1から6であるもの;R12は、【化4】

であり;R13およびR14は、独立して、-CH2-、-CH(C1〜C6アルキル)-、-C(ジ-(C1〜C6アルキル)-、-CH=CH-および-C(C1〜C6アルキル)=CH-からなる群から選択され;あるいはR12は隣接するR13と一緒になって、またはR12は隣接するR14と一緒になって、-CH=CH-または-CH=C(C1〜C6アルキル)-基を形成し;aおよびbは、独立して、0、1、2、または3であり、ただし両方とも0であることはなく;ただしR13が-CH=CH-または-C(C1〜C6アルキル)=CH-のとき、aは1であり;ただしR14が-CH=CH-または-C(C1〜C6アルキル)=CH-のとき、bは1であり;ただしaが2または3のとき、R13は、同じであってもよく、または違ってもよく;そしてただしbが2または3のとき、R14は、同じであってもよく、または違ってもよい;そしてQが結合であるとき、R1は、以下であってもよい:【化5】

Mは、-O-、-S-、-S(O)-、または-S(O)2-であり;X、YおよびZは、独立して、-CH2-、-CH(C1〜C6アルキル)-、および-C(ジ-(C1〜C6)アルキル)からなる群より選択され;R10およびR11は、(C1〜C6)アルキル、-OR19、-O(CO)R19、-O(CO)OR21、-O(CH2)15OR19、-O(CO)NR1920、-NR1920、-NR19(CO)R20、-NR19(CO)OR21、-NR19(CO)NR2025、-NR19SO221、-COOR19、-CONR1920、-COR19、-SO2NR1920、S(O)02-R21、-O(CH2)110-COOR19、-O(CH2)110CONR1920、-(C1〜C6アルキレン)-COOR19、-CH=CH-COOR19、-CF3、-CN、-NO2、およびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3の置換基からなる群より独立して選択され;R15およびR17は、-OR19、-O(CO)R19、-O(CO)OR21、および-O(CO)NR1920からなる群から独立して選択され;R16およびR18は、H、(C1〜C6)アルキルおよびアリールからなる群から独立して選択され;あるいはR15およびR16は、一緒になって=Oであり、またはR17およびR18は、一緒になって=Oであり;dは1、2、または3であり;hは0、1、2、3または4であり;sは、0または1であり;tは、0または1であり;m、nおよびpは、独立して0〜4であり;ただし、sおよびtのうち少なくとも1つは1であり、そしてm、n、p、s、およびtの和は1〜6であり;ただしpが0でありそしてtが1のとき、m、s、およびnの和は1〜5であり;そしてただしpが0でありそしてsが1のとき、m、t、およびnの和は1〜5であり;vは、0または1であり;jおよびkは、独立して1〜5であり、ただし、j、kおよびvの和は1〜5であり;そしてQが結合でありそしてR1が【化6】

であるとき、Ar1はまた、ピリジル、イソキサゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリダジニルであってもよく;R19およびR20は、H、(C1〜C6)アルキル、アリール、およびアリール-置換(C1〜C6)アルキルからなる群から独立して選択され;R21は、(C1〜C6)アルキル、アリール、またはR24-置換アリールであり;R22は、H、(C1〜C6)アルキル、アリール(C1〜C6)アルキル、-C(O)R19または-COOR19であり;R23およびR24は、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、-COOH、NO2、-NR1920、-OH、およびハロゲノからなる群から独立して選択される、1〜3の基であり;そしてR25は、H、-OHまたは(C1〜C6)アルコキシである。
【請求項2】 以下からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物:2,3,4-トリ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R4S)-3-[3-[(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラヌロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-ヨードフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;2,3,6-トリ-O-アセチル-4-O-(2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-B-D-グルコピラノシル)-1-O-[4-[トランス-(3R4S)-3-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラン;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-3-O-(β-D-グルコピラノシル(glucpyranosyl))-β-D-グルコピラノース;2,3,4,5-テトラ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R4S)-3-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラン;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-3-[3(S)-ヒドロキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラノース;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-(ベンゾイル)フェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラノース;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;1-メチル-6-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-α-D-グルコピラノシド;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-(ベンゾイル)フェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;および1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-ヨードフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸。
【請求項3】 以下の化合物またはその薬学的に受容可能な塩:1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸。
【請求項4】 アテローム性動脈硬化症を処置または予防するか、あるいはコレステロールレベルを減少させるための薬学的組成物であって、以下の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩を単独でまたはコレステロール生合成インヒビターと組み合わせて、および薬学的に受容可能なキャリアを含む、薬学的組成物:1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;2,3,4-トリ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-3-[3-[(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラヌロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-ヨードフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-3-O-(β-D-グルコ(gluc)ピラノシル)-β-D-グルコピラノース;2,3,6-トリ-O-アセチル-4-O-[2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-B-D-グルコピラノシル)-1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-3-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)-プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラン;2,3,4,5-テトラ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-3-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラン;1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラノース;1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-2,3,4,6-テトラ-O-(フェニルメチル)-β-D-グルコピラノース;1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;1-メチル-6-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-α-D-グルコピラノシド;または1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-(ベンゾイル)フェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸。
【請求項5】 アテローム性動脈硬化症を処置または予防するか、あるいはコレステロールレベルを減少させるための薬学的組成物であって、以下の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩を単独でまたはコレステロール生合成インヒビターと組み合わせて、および薬学的に受容可能なキャリアを含む、薬学的組成物:1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】(発明の背景)本発明は、アテローム性動脈硬化症の処置および予防において低コレステロール血症剤として有用な糖-置換(sugar-substituted)2-アゼチジノン、ならびにアテローム性動脈硬化症の処置および予防のための本発明の糖-置換2-アゼチジノンとコレステロール生合成インヒビターとの組み合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】アテローム性動脈硬化症による心臓冠疾患は、西洋では死亡および心臓血管の病的状態の主要な原因を代表する。アテローム性動脈硬化症による心臓冠状動脈疾患の危険因子には、高血圧、真性糖尿病(diabetes mellitus)、家族歴、男性、喫煙および血清コレステロールが含まれる。全コレステロールレベルが225-250mg/dlを越える場合、危険性の顕著な増加を伴う。
【0003】コレステリルエステルは、アテローム性動脈硬化症病巣(lesion)の主要な成分であり、そして動脈壁細胞におけるコレステロールの主要な貯蔵形態である。コレステリルエステルの形成はまた、食物性コレステロールの腸管吸収におけるキーステップでもある。食餌性コレステロールの制御(regulation)に加えて、ヒトおよび動物における全身のコレステロール恒常性の制御は、コレステロールの生合成、胆汁酸の生合成、およびコレステロール含有血漿リポタンパク質の異化の調節(modulation)を含む。肝臓は、コレステロールの生合成および異化を担う主要な器官であり、この理由により、肝臓は、血漿のコレステロールレベルの決定の主要な決定因子である。肝臓は、超低密度のリポタンパク質(VLDL)の合成および分泌の部位であり、VLDLはその後、循環において低密度リポタンパク質(LDL)に代謝される。LDLは、血漿中の有力なコレステロール-運搬リポタンパク質であり、その濃度の増加は、アテローム性動脈硬化症の増加と相関付けられる。
【0004】腸管でのコレステロール吸収が何らかの原因により減少した場合、より少ない量のコレステロールが肝臓に運搬される。この作用の結果、肝臓のリポタンパク質(VLDL)の産生は減少し、そして血漿コレステロールの、主としてLDLとしての肝臓のクリアランスが増加する。従って、腸管のコレステロール吸収阻害の正味の効果は、血漿中のコレステロールレベルの減少である。
【0005】いくつかの2-アゼチジノン化合物は、コレステロールを低下させること、および/または哺乳類の動脈壁のコレステロール含有障害(lesion)の形成を阻害することに有用であることが報告されている:WO 93/02048は、2-アゼチジノン化合物を記載し、ここで3-位の置換基はアリールアルキレン、アリールアルケニレン、あるいはアルキレン、アルケニレンまたはアルキレン部分がヘテロ原子、フェニレンまたはシクロアルキレンによって割り込まれているアリールアルキレンである;WO 94/17038は、2-アゼチジノン化合物を記載し、ここで3-位の置換基はアリールアルキルスピロ環基である;WO 95/08532は、2-アゼチジノン化合物を記載し、ここで3-位の置換基は、アルキレン部分においてヒドロキシ基によって置換されているアリールアルキレン基である;PCT/US95/03196(1995年3月22日出願)は、3-位の置換基が、アルキレン部分においてヒドロキシ基によって置換されているアリール(オキソもしくはチオ)アルキレン基である化合物を記載する;そして米国特許出願番号第08/463,619号(1995年6月5日出願)は、3-位の置換基が、アルキレン部分においてヒドロキシ基により置換されたアリールアルキレン基である化合物の調製を記載し、ここでアルキレン基は、-S(O)02-基によりアゼチジノン環に付着する。引用した特許出願は、本明細書中において参考として援用する。
【0006】また、欧州特許第199,630号および欧州特許出願第337,549号では、種々の疾患状態(例えば、アテローム性動脈硬化症)に関連する組織破壊を引き起こす炎症状態の処置に有用であると言われるエラスターゼ阻害の置換アゼチジノンが開示されている。
【0007】他の公知の低コレステロール血症剤は、植物抽出物(例えば、サポゲニン、特にチゴゲニンおよびジオスゲニン)を含む。チゴゲニンおよび/またはジオスゲニンのグリコシド誘導体は、PCT国際公開公報WO 94/00480およびWO 95/18143に開示される。
【0008】コレステロール生合成の3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルコエンザイムAレダクターゼ(EC1.1.1.34)インヒビターによる阻害は、血漿コレステロールを減少させること(Witzum、Circulation、80、5(1989)、1101〜1114頁)、およびアテローム性動脈硬化症を減少させることに有効な方法であることが示されている。HMG CoAレダクターゼインヒビターおよび胆汁酸金属イオン封鎖剤の組み合わせ治療は、ヒト高脂血症患者において、いずれの単独治療(monotherapy)よりも、有効であることが実証されている(Illingworth、Drugs、36(Suppl.3)(1988)、63〜71頁)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術に鑑み、本発明は、糖-置換2-アゼチジノン、とりわけ、アリールもしくは置換アリール基を置換基として1-位に有し、そしてヒドロキシ置換フェニル基(とりわけ4-ヒドロキシフェニル基)を4-位に有するコレステロール低下2-アゼチジノンのグルコース誘導結合体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(発明の要旨)本発明は、糖-置換2-アゼチジノン、とりわけ、アリールもしくは置換アリール基を置換基として1-位に有し、そしてヒドロキシ置換フェニル基(とりわけ4-ヒドロキシフェニル基)を4-位に有するコレステロール低下2-アゼチジノンのグルコース誘導結合体に関する。
【0011】本発明の化合物は式Iで示されるか、またはその薬学的に受容可能な塩である:【0012】
【化7】

ここで:R26は、HまたはOG1であり;GおよびG1は、独立して以下の群から選択され;
【0013】
【化8】

ただし、R26がHまたはOHのとき、GはHではなく;R、RaおよびRbは、独立して、H、-OH、ハロゲノ、-NH2、アジド、(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルコキシ、または-W-R30からなる群から選択され;Wは、独立して、-NH-C(O)-、-O-C(O)-、-O-C(O)-N(R31)-、-NH-C(O)-N(R31)-および-O-C(S)-N(R31)-からなる群から選択され;R2およびR6は、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、アリール、およびアリール(C1〜C6)アルキルからなる群から選択され;R3、R4、R5、R7、R3aおよびR4aは、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、アリール(C1〜C6)アルキル、-C(O)(C1〜C6)アルキル、および-C(O)アリールからなる群から選択され;R30は、独立して、R32-置換T、R32-置換T-(C1〜C6)アルキル、R32-置換(C2〜C4)アルケニル、R32-置換(C1〜C6)アルキル、R32-置換(C3〜C7)シクロアルキル、およびR32-置換(C3〜C7)シクロアルキル(C1〜C6)アルキルからなる群から選択され;R31は、独立して、Hおよび(C1〜C4)アルキルからなる群から選択され;Tは、独立して、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル(iosthiazolyl)、ベンゾチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびピリジルからなる群から選択され;R32は、ハロゲノ、(C1〜C4)アルキル、-OH、フェノキシ、-CF3、-NO2、(C1〜C4)アルコキシ、メチレンジオキシ、オキソ、(C1〜C4)アルキルスルファニル、(C1〜C4)アルキルスルフィニル、(C1〜C4)アルキルスルホニル、-N(CH3)2、-C(O)-NH(C1〜C4)アルキル、-C(O)-N((C1〜C4)アルキル)2、-C(O)-(C1〜C4)アルキル、-C(O)-(C1〜C4)アルコキシおよびピロリジニルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3の置換基から選択され;あるいはR32は、共有結合であり、そしてR31、それが結合する窒素、およびR32が、ピロリジニル、ピペリジニル、N-メチル-ピペラジニル、インドリニルもしくはモルホリニル基、または(C1〜C4)アルコキシカルボニル-置換ピロリジニル、ピペリジニル、N-メチルピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成し;Ar1は、アリールまたはR10-置換アリールであり;Ar2は、アリールまたはR11-置換アリールであり;Qは、結合または、アゼチジノンの環の3-位の炭素とともに以下のスピロ基を形成し、【0014】
【化9】

;そしてR1は、以下からなる群から選択される、-(CH2)q-、ここでqは2〜6であり、ただし、Qがスピロ環を形成するとき、qは0または1であり得るもの;-(CH2)e-E-(CH2)r-、ここでEは-O-、-C(O)-、フェニレン、-NR22-、または-S(O)02-であり、eは0〜5であり、そしてrは0〜5であり、ただし、eおよびrの和が1〜6であるもの;-(C2〜C6)アルケニレン-;および-(CH2)f-V-(CH2)g-、ここでVは、C3〜C6シクロアルキレンであり、fは、1〜5であり、そしてgは0〜5であり、ただし、fとgとの和は、1から6であるもの;R12は、【0015】
【化10】

であり;R13およびR14は、独立して、-CH2-、-CH(C1〜C6アルキル)-、-C(ジ(C1〜C6アルキル)-、-CH=CH-および-C(C1〜C6アルキル)=CH-からなる群から選択され;あるいはR12は隣接するR13と一緒になって、またはR12は隣接するR14と一緒になって、-CH=CH-または-CH=C(C1〜C6アルキル)-基を形成し;aおよびbは、独立して、0、1、2、または3であり、ただし両方とも0であることはなく;ただしR13が-CH=CH-または-C(C1〜C6アルキル)=CH-のとき、aは1であり;ただしR14が-CH=CH-または-C(C1〜C6アルキル)=CH-のとき、bは1であり;ただしaが2または3のとき、R13は、同じであってもよく、または違ってもよく;そしてただしbが2または3のとき、R14は、同じであってもよく、または違ってもよい;そしてQが結合であるとき、R1は、以下であってもよい:【0016】
【化11】

Mは、-O-、-S-、-S(O)-、または-S(O)2-であり;X、YおよびZは、独立して、-CH2-、-CH(C1〜C6アルキル)-、および-C(ジ-(C1〜C6)アルキル)-からなる群より選択され;R10およびR11は、(C1〜C6)アルキル、-OR19、-O(CO)R19、-O(CO)OR21、-C(CH2)15OR19、-O(CO)NR1920、-NR1920、-NR19(CO)R20、-NR19(CO)OR21、-NR19(CO)NR2025、-NR19SO221、-COOR19、-CONR1920、-COR19、-SO2NR1920、S(O)02-R21、-O(CH2)110-COOR19、-O(CH2)110CONR1920、-(C1〜C6アルキレン)-COOR19、-CH=CH-COOR19、-CF3、-CN、-NO2、およびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3の置換基からなる群から独立して選択され;R15およびR17は、-OR19、-O(CO)R19、-O(CO)OR21、および-O(CO)NR1920からなる群から独立して選択され;R16およびR18は、H、(C1〜C6)アルキルおよびアリールからなる群から独立して選択され;あるいはR15およびR16は、一緒になって=Oであり、またはR17およびR18は、一緒になって=Oであり;dは1、2、または3であり;hは0、1、2、3または4であり;sは、0または1であり;tは、0または1であり;m、nおよびpは、独立して0〜4であり;ただし、sおよびtのうち少なくとも1つは1であり、そしてm、n、p、s、およびtの和は1〜6であり;ただしpが0でありそしてtが1のとき、m、s、およびnの和は1〜5であり;そしてただしpが0でありそしてsが1のとき、m、t、およびnの和は1〜5であり;vは、0または1であり;jおよびkは、独立して1〜5であり、ただし、j、kおよびvの和は1〜5であり;そしてQが結合でありそしてR1が【0017】
【化12】

であるとき、Ar1はまた、ピリジル、イソキサゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリダジニルであってもよく;R19およびR20は、H、(C1〜C6)アルキル、アリール、およびアリール-置換(C1〜C6)アルキルからなる群から独立して選択され;R21は、(C1〜C6)アルキル、アリール、またはR24-置換アリールであり;R22は、H、(C1〜C6)アルキル、アリール(C1〜C6)アルキル、-C(O)R19または-COOR19であり;R23およびR24は、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、-COOH、NO2、-NR1920、-OH、およびハロゲノからなる群から独立して選択される、1〜3の基であり;そしてR25は、H、-OHまたは(C1〜C6)アルコキシである。
【0018】Ar2は、好ましくはフェニルまたはR11-フェニル、特に(4-R11)-置換フェニルである。R11の好ましい定義は、低級アルコキシ、特にメトキシ、およびハロゲノ、特にフルオロである。
【0019】Ar1は、好ましくは、フェニルまたはR10-置換フェニル、特に(4-R10)-置換フェニルである。好ましいR10の定義は、ハロゲノ、特にフルオロである。
【0020】-R1-Q-の変数の組み合わせについて、いくつかの好ましい定義がある:Qが結合でありそしてR1が低級アルキレンであり、好ましくはプロピレンである;Qが上記で定義されたようなスピロ基であり、ここで好ましくは、R13およびR14がそれぞれエチレンであり、そしてR12が、【0021】
【化13】

であり、そしてR1が-(CH2)qであり、ここでqは0〜6である;Qが結合であり、R1が【0022】
【化14】

であり、ここで変数は、R1が-O-CH2-CH(OH)-となるように選択される;Qが結合であり、R1が【0023】
【化15】

であり、ここで変数は、R1が-CH(OH)-(CH2)2-となるように選択される;およびQが結合であり、R1が【0024】
【化16】

であり、ここで変数は、R1が-CH(OH)-CH2-S(O)02-となるように選択される。
【0025】従って、式Iの好ましい化合物は、GおよびG1が上記で定義された通りであり、そしてここで残りの変数が以下の定義を有する化合物である:Ar1がフェニルまたはR10-置換フェニルであり、ここでR10はハロゲノである;Ar2がフェニルまたはR11-フェニルであり、ここでR11は、C1〜C6アルコキシおよびハロゲノからなる群から独立して選択される1〜3の置換基である;Qが結合であり、そしてR1が低級アルキレンである;Qが、アゼチジノンの環の3-位の炭素とともに以下の基を形成し、【0026】
【化17】

ここで好ましくは、R13およびR14はそれぞれエチレンでありそしてaおよびbは、それぞれ1であり、そしてここでR12は、【0027】
【化18】

である;Qが結合でありそしてR1は、-O-CH2-CH(OH)-である;Qが結合でありそしてR1は、-CH(OH)-(CH2)2-である;あるいはQが結合でありそしてR1は、-CH(OH)-CH2-S(O)02-である。
【0028】以下の式【0029】
【化19】

のGおよびG1基についての好ましい変数は、以下の通りである:R2、R3、R4、R5、R6およびR7は、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、ベンジル、およびアセチルからなる群から選択される。
【0030】以下の式【0031】
【化20】

のGまたはG1基についての好ましい変数は、以下の通りである:R3、R3a、R4、およびR4aは、H、(C1〜C6)アルキル、ベンジル、およびアセチルからなる群から選択され;R、RaおよびRbは、独立して、H、-OH、ハロゲノ、-NH2、アジド、(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルコキシ、および-W-R30からなる群から選択され、ここでWは、-O-C(O)-または-O-C(O)-NR31-であり、R31はHでありそしてR30は(C1〜C6)アルキル、-C(O)-(C1〜C4)アルコキシ(C1〜C6)アルキル、T、T-(C1〜C6)アルキル、あるいはTまたはT-(C1〜C6)アルキル(ここでTは、1つまたは2つのハロゲノまたは(C1〜C6)アルキル基により置換される)である。
【0032】好ましいR30置換基は、2-フルオロフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2,6-ジクロロフェニル、2-メチルフェニル、2-チエニルメチル、2-メトキシカルボニルエチル、チアゾール-2-イル-メチル、2-フリル、2-メトキシカルボニルブチルおよびフェニルである。R、RaおよびRbの好ましい組み合わせは、以下の通りである:1)R、RaおよびRbは、独立して-OHまたは-O-C(O)-NH-R30であり、特にここでRaが-OHであり、RおよびRbが-O-C(O)-NH-R30であって、そしてR30が上記に規定(identify)した好ましい置換基から選択され、あるいはここでRおよびRaが-OHであり、そしてRbが-O-C(O)-NH-R30であって、ここでR30が2-フルオロフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2,6-ジクロロフェニルであるもの;2)Raが-OH、ハロゲノ、アジドまたは(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルコキシであり、RbがH、ハロゲノ、アジドまたは(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルコキシであり、そしてRが-O-C(O)-NH-R30であるものであって、特に、Raが-OHであり、RbがHであり、そしてR30が2-フルオロフェニルである化合物;3)R、RaおよびRbが独立して、-OHまたは-O-C(O)-R30でありそしてR30は、(C1〜C6)アルキル、Tあるいは1つまたは2つのハロゲノまたは(C1〜C6)アルキル基で置換されたTであるものであり、特に、Rが-OHでありそしてRaおよびRbが-O-C(O)-R30でありここでR30が2-フリルである化合物;および4)R、RaおよびRbが独立して、-OHまたはハロゲノであるもの。好ましい化合物のさらなる3つのクラスは、C1'アノマー由来のオキシがβであり、ここでC2'アノマー由来のオキシがβであり、そしてここでR基がアルファである。
【0033】GおよびG1は、好ましくは以下から選択される:【0034】
【化21】

および【0035】
【化22】

ここでAcはアセチルであり、Phはフェニルである。好ましくは、R26は、HまたはOHであり、より好ましくはHである。-O-G置換基は、好ましくは、それが結合するフェニル環の4-位にある。
【0036】本発明はまた、糖-置換2-アゼチジノン、特に式Iのもの、の低コレステロール血症剤としての、そのような処置を必要とする哺乳動物における使用に関する。
【0037】別の局面において、本発明は、糖-置換2-アゼチジノン、特に式Iのものを薬学的に受容可能なキャリア中に含む薬学的組成物に関する。
【0038】本発明はまた、肝臓コレステロールエステルレベルを減少させる方法、血漿コレステロールレベルを減少させる方法、およびアテローム性動脈硬化症の処置または予防方法に関し、このような処置を必要とする哺乳動物に、本発明の糖-置換2-アゼチジノン(特に式Iのもの)と、コレステロール生合成インヒビターとの組み合わせの有効量を投与する工程を包含する。すなわち、本発明は、アテローム性動脈硬化症を処置または予防するために、あるいは血漿コレステロールレベルを減少させるために、コレステロール生合成インヒビターと組み合わせて使用するための糖-置換2-アゼチジノンの使用(および、同様に、糖-置換2-アゼチジノンと組み合わせて使用するためのコレステロール生合成インヒビターの使用)に関する。
【0039】さらに別の局面において、本発明は、糖-置換2-アゼチジノン、コレステロール生合成インヒビター、および薬学的に受容可能なキャリアの有効量を含む薬学的組成物に関する。最後の局面において、本発明は、1つの容器に、薬学的に受容可能なキャリア中の糖-置換2-アゼチジノンの有効量を含み、そして別の容器に、薬学的に受容可能なキャリア中のコレステロール生合成インヒビターの有効量を含むキットに関する。
【0040】
【発明の実施の形態】(詳細な説明)本明細書で使用される用語「アルキル」または「低級アルキル」は、1個〜6個の炭素原子の直鎖状または分枝状のアルキル鎖を意味し、そして「アルコキシ」は、同様に、1個〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基を意味する。
【0041】「アルケニル」は、共役または非共役の1つまたはそれより多くの2重結合を鎖内に有する直鎖状または分枝状の炭素鎖を意味する。同様に、「アルキニル」は、1つまたはそれより多くの3重結合を鎖内に有する直鎖状または分枝状の炭素鎖を意味する。ここでアルキル、アルケニルまたはアルキニル鎖は、他の2つの基(変数、variables)と一緒になって、そしてそれゆえに2価になる場合、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンとの用語が用いられる。
【0042】「シクロアルキル」は、3個〜6個の炭素原子の飽和炭素環を意味し、ここで「シクロアルキレン」は、対応する2価の環をいい、ここで、他の基に結合する点は、すべての位置異性体を含む。
【0043】「ハロゲノ」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素のラジカル(基)をいう。
【0044】「アリール」は、フェニル、ナフチル、インデニル、テトラヒドロナフチルまたはインダニルを意味する。「フェニレン」は、2価のフェニル基を意味し、オルト、メタ、およびパラ-置換を含む。R24-ベンジルおよびR24-ベンジルオキシは、フェニル環上で置換されるベンジルおよびベンジルオキシラジカル(基)をいう。
【0045】ここで、例えば、R19、R20およびR25が、独立して置換基の群より選択されると言われる、上記の記述は、R19、R20およびR25が独立して選択されるが、また変数R19、R20またはR25が1分子中に1回より多く存在する場合、それらの存在が独立して選択される(例えば、R10が-OR19(ここで、R19は水素である)である場合、R11は-OR19(ここで、R19は低級アルキルである)であり得る)ことを意味する。当業者は、置換基のサイズおよび性質が、存在し得る置換基の数に影響することを認識する。
【0046】本発明の化合物は、少なくとも一つの不斉炭素原子を有し、それゆえ、ジアステレオマーおよび回転異性体を含むすべての異性体は、本発明の一部であることが意図される。本発明は、dおよびl異性体を、両者の純粋な形態で、および混合物(ラセミ混合物を含む)で、含む。異性体は、光学的に純粋なまたは光学的に豊富な出発物質を反応させるか、あるいは式Iの化合物の異性体を分離するかのいずれかにより、通常の技術を用いて調製され得る。
【0047】当業者は、式Iのいくつかの化合物について、一方の異性体が他方の異性体よりも大きな薬理的活性を示すことを認識する。
【0048】アミノ基を有する本発明の化合物は、有機および無機酸と共に薬学的に受容可能な塩を形成し得る。塩形成に適切な酸の例としては、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マロン酸、サリチル酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、アスコルビン酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、および当業者に周知の他の鉱酸およびカルボン酸がある。塩は、遊離塩基体(form)と、塩を生成するに充分量の所望の酸とを接触させることにより調製される。遊離塩基体は、適切な希釈塩基水溶液(例えば、希釈した重炭酸ナトリウム水溶液)で塩を処理することにより再生し得る。遊離塩基体は、特定の物理的性質(例えば、極性溶媒における溶解度)においてその各塩形態とは若干異なるが、それ以外の点で、塩は本発明の目的においてその各遊離塩基体と等価である。
【0049】本発明の特定の化合物は酸性である(例えば、カルボキシル基を有する化合物)。これらの化合物は、無機および有機塩基と共に薬学的に受容可能な塩を形成する。このような塩の例としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウム、金および銀の塩がある。さらに、アンモニア、アルキルアミン、ヒドロキシアルキルアミン、N-メチルグルカミンなどの薬学的に受容可能なアミンと共に形成される塩が挙げられる。
【0050】本発明の組み合わせに使用するためのコレステロール生合成インヒビターは、以下を含む:HMG CoAレダクターゼインヒビター(例えば、ロバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、シンバスタチンおよびCI-981);HMG CoAシンセターゼインヒビター(例えば、L-659,699((E,E-11-[3'R-(ヒドロキシ-メチル)-4'-オキソ-2'R-オキセタニル]-3,5,7R-トリメチル-2,4-ウンデカジエン酸));スクアレン合成インヒビター(例えば、スクアレスタチン1);およびスクアレンエポキシダーゼインヒビター(例えば、NB-598((E)-N-エチル-N-(6,6-ジメチル-2-ヘプテン-4-イニル)-3-[(3,3'-ビチオフェン-5-イル)メトキシ]ベンゼン-メタンアミン塩酸塩))。好ましいHMG CoAレダクターゼインヒビターは、ロバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチンおよびシンバスタチンである。
【0051】式Iの化合物のコレステロール低下2-アゼチジノン部分は、公知の方法により調製され得る。例えば、WO 93/02048は、-R1-Q-が、アルキレン、アルケニレン、あるいはヘテロ原子、フェニレンまたはシクロアルキレンで割り込まれたアルキレンである化合物の調製を記載する。WO 94/17038は、Qが、スピロ環基である化合物を記載する。WO 95/08532は、-R1-Q-が、ヒドロキシ-置換アルキレン基である化合物の調製を記載する。PCT/US95/03196は、-R1-Q-が、-O-または-S(O)02-基を介してAr1部分に結合したヒドロキシ-置換アルキレンである化合物を記載する。そして米国特許出願08/463,619(1995年6月5日出願)は、-R1-Q-が、-S(O)02-基によりアゼチジノン環に結合したヒドロキシ-置換アルキレン基である化合物の調製を記載する。
【0052】本発明の化合物は、一般的に、4-(ヒドロキシまたはジヒドロキシ)-フェニル-2-アゼチジノンを糖誘導体と反応させることにより調製される。例えば、式IIのアゼチジノン(ここでR26AはHまたはOHである)を、式IIIの糖誘導体の等価物の1つと反応させる:【0053】
【化23】

ここでR30は水素または-CNHCCl3であり、そして残りの変数は上記で、式IAの化合物を得るために定義した通りであり、ここでR26AはHまたはOHである。R26がOG1であり、ここでG1がHでなく、そしてGがHである式IBの化合物を調製するために、式IIAのアゼチジノン(ここでR26はOHであり、そしてR27は適切なヒドロキシ保護基である)を、式IIIAの糖誘導体と反応させ(ここでR30は上記で定義した通りである)、その後R27保護基を除去する:【0054】
【化24】

1およびGが同じであり、しかしHではない式ICの化合物を調製するために、式IICのジヒドロキシ化合物を、過剰のG-OR30と反応させる:【0055】
【化25】

GおよびG1が両方ともHでなく、そして同じ糖誘導体ではない式IDの化合物を調製するために、式IAの化合物(ここでR26AはOHである)を、式G1-OR30の糖と反応させることができる。あるいは、式IICの化合物のフェニルの4位でのヒドロキシ置換基のうちの1つを、糖誘導体(これは、保護されないヒドロキシ基に結合する)との反応の前に、保護し、第1の糖誘導体との反応後、ヒドロキシ保護基を除去し、そして第2の糖誘導体を、以前に保護したヒドロキシ基と反応させる。例えば:【0056】
【化26】

G-OR30およびG1OR30で定義される糖およびその誘導体は、当該分野で公知であり、そして公知の方法により容易に調製される。
【0057】好ましくは、上記の反応は、水素以外の、R2、R3、R3a、R4、R4a、R5、およびR7について上記で定義されている適切な保護基(好ましくは低級アルキル、アセチルまたはベンジル)(これらの基は、糖結合体を提供するための反応の後に除去し得る)により非反応性ヒドロキシ基が保護されている糖誘導体を含む。2-アゼチジノンの1-および3-位の側鎖が、使用される条件下で反応性である置換基を含むとき、当該反応性基は、適切な保護基により、糖またはその誘導体との反応の前に保護され、そして保護基はその後除去される。保護基の性質に依存して、糖部分およびアゼチジノンの1-および3-位の側鎖の保護基が連続的にまたは同時に除去され得る。
【0058】例えば、Ar1-R1-Q-がAr1-CH(OH)-(CH2)2-である式Iの化合物、すなわち式IaおよびIbの化合物は、以下の反応スキームに従って調製され得る。ここで式IIaのアゼチジノンは式G-OCNHCCl3の糖誘導体と反応する。R26がHである化合物および具体的なG-OCNHCCl3基について示すスキームが例示される。しかし、類似の手順が、R26が-OG1である化合物を調製するために使用され得、そして他のG-OCNHCCl3基について使用され得る:【0059】
【化27】

第1のステップにおいて、式IIaのアゼチジノンは、カップリング剤(例えば、BF3エーテレート)の存在下で、不活性溶媒(例えば、CH2Cl2)中で、式IIIaの糖誘導体と反応する。反応は、-20〜-25℃の温度において、約2時間の時間で行われる。第2のステップにおいては、式IVの糖-置換アゼチジノンは、溶媒(例えば、メタノールおよび水)中において、塩基(例えば、トリエチルアミン)により処理されて、アセチルおよびアルキル保護基を除去して、式Iaの化合物を得るか、あるいは、式IVの糖-置換アゼチジノンは、溶媒(例えばメタノール)中において、試薬(例えば、KCN)により処理されて、アセチル保護基を除去して、しかしアルキル保護基を残して、式Ibの化合物を得るか、のいずれかである。式Ibの化合物は、試薬(例えば、LiOH)によりさらに還元され得て、式Iaの化合物を得ることができる。
【0060】Ar1-R1-Q-がAr1-(CH2)3-である式Iの化合物、すなわち式Icの化合物は、以下の反応スキームに従って調製され得る。ここで式IIbのアゼチジノンは式G-OHの糖誘導体と反応する。R26が水素である化合物について、そして具体的なG-OH基についてのスキームが例示される。しかし、類似の手順が、R26が-OG1である化合物を調製するために使用され得、そして他のG-OH基について使用され得る:【0061】
【化28】

【0062】
【化29】

第1のステップにおいて、式IIbのアゼチジノンは、n-トリブチルホスフィンおよび1,1'-(アゾジカルボニル)ジピペリジンの存在下で、不活性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で、式IIIbの糖誘導体と反応する。得られる糖-置換アゼチジンは、試薬(例えば、Pd(OH)2/C)により、アルコール性溶媒中で、H2ガス下で還元されて、ベンジル保護基を除去して式Iの化合物を得る。
【0063】式IIbの出発物質は公知である。式IIaの化合物は、対応する(3-ヒドロキシ-3Ar1-プロピル-)-2-アゼチジノンから、無水酢酸およびジメチルアミノピリジン(DMAP)での処理により、不活性溶媒(例えば、CH2Cl2)中において調製され得、対応するジ-アセチル化合物を得ることができ、その後、グアニジンでの処理により4-ヒドロキシフェニル化合物を得ることができる。Ar1-R1-Q-が、式Iについて上記で定義される通りである式IIの出発物質は、同様の方法によりまたは他の当該分野で周知の方法により調製され得る。
【0064】式IIIbの出発物質は、当該分野において公知であるか、または周知の方法により調製され得る。式IIIaの化合物は、式IIIbの対応する化合物を、不活性溶媒(例えば、CH2Cl2)中において、Cs2CO3の存在下で、トリクロロアセトニトリルで処理することにより調製される。
【0065】上記のプロセスに関与しない反応性基は、反応後標準的な手順により除去し得る通常の保護基を用いて反応中保護され得る。以下の表1に、いくつかの代表的な保護基を示す。
【0066】
【表1】

本発明者らは、本発明の化合物が血漿脂質レベルおよび肝臓コレステロールエステルレベルを低下させることを見出した。本発明の化合物は、コレステロールの腸管吸収を阻害することおよび動物モデルにおける肝臓でのコレステリルエステルの形成を著しく減少させることが見出されている。このように、本発明の化合物は、コレステロールのエステル化および/または腸管吸収を阻害する能力の効力による低コレステロール血症剤であり;それゆえ、それらは、哺乳動物、特にヒトのアテローム性動脈硬化症の処置および予防に有用である。
【0067】糖-置換されていない2-アゼチジノンコレステロール低下剤に比較して、本発明の化合物は、いくつかの薬理学的および物理学的な利点を有する。この化合物は、より遅い速度で吸収され、より低い血漿レベルおよびより高い腸管レベルを与える。以前のテストは、糖置換基がない2-アゼチジノン化合物の活性のありそうな部位として、腸を示した。E.J.Sybertzら、「SCH 48461、a Novel Inhibitor of Cholesterol Absorption、」Athersclerosis X、F.P.Woodwardら編(Elsevier、1995)、311〜315頁;およびB.G.Salisburyら、「HypercholesterolemicActivity of a Novel Inhibitor of Cholesterol Absorption」 Athersclerosis、115(1995)、45〜63頁を参照のこと。ここで請求の範囲に記載した化合物(これは、胆汁中に分泌される)は、全身への曝露を最小にしながら、所望の部位への化合物の十分な送達を提供し、それにより潜在的な毒性の問題を減少させる。
【0068】化合物の局面に加えて、本発明はまた、血漿コレステロールレベルを低下させる方法に関し、この方法は、式Iの本発明の化合物の低コレステロール血症有効量を、そのような処置を必要とする哺乳動物に投与する工程を包含する。この化合物は、好ましくは、経口投与に適切な、薬学的に受容可能なキャリア中で投与される。
【0069】本発明はまた、本発明の式Iの化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的組成物に関する。式Iの化合物は、任意の通常の経口投薬形態(例えば、カプセル剤、錠剤、散剤、カシェ剤、懸濁剤または水剤)で投与され得る。処方物および薬学的組成物は、従来の薬学的に受容可能な賦形剤および添加物ならびに従来の技術を用いて調製され得る。このような薬学的に受容可能な賦形剤および添加物は、毒性がなく適合可能な充填剤、結合剤、崩壊剤、緩衝剤、防腐剤、抗酸化剤、滑沢剤、芳香剤、増粘剤、着色剤、乳化剤などを含む。
【0070】式Iの化合物の1日当たりの低コレステロール血症用量は、1日当たり約0.001から約30mg/kg体重、好ましくは約0.001から約1mg/kgである。70kgの平均体重に対しては、従って、用量レベルは、1日当たり約0.1mgから約100mgの薬物であり、それらは単回または2-4回の分割投与で与えられる。しかし、正確な用量は、担当の臨床医により決定され、そして投与される化合物の効力、患者の年齢、体重、状態および応答に依存する。
【0071】本発明の組合わせ(ここで、置換アゼチジノンは、コレステロール生合成インヒビターと組合わせて投与される)では、コレステロール生合成インヒビターの典型的な1日量は、単回または分割投与(通常1日当たり1回または2回)で投与され、1日当たり0.1から80mg/kg哺乳動物重量である:例えば、HMG CoAレダクターゼインヒビターでは、1投与当たり約10mgから約40mgを、1日当たり1回〜2回与え(1日につき約10mgから80mgの1日量を与える)、そして他のコレステロール生合成インヒビターでは、1投与当たり約1mgから1000mgを、1日当たり1回〜2回与える(1日につき約1mgから約2gの1日量を与える)。投与される組合わせの任意の成分の正確な用量は、担当の臨床医により決定され、そして投与される化合物の効力、患者の年齢、体重、状態および応答に依存する。
【0072】組合わせの成分を別個に投与する場合、1日当たり与えられる各成分の投薬の数は、必ずしも同一でなくてもよく(例えば、ある成分が活性の長い持続期間を有し得る場合)、そしてそれ故に、より少ない頻度での投与を必要とし得る。
【0073】本発明は、活性成分(ここで、当該活性成分は別個に投与され得る)の組合わせを用いる処置による血漿コレステロールレベルの減少に関し、本発明はまた、キット形態で別個の薬学的組成物を組合わせることに関する。すなわち、キットは、2つの分かれたユニットを組合わせることを意図する:コレステロール生合成インヒビターの薬学的組成物および糖-置換2-アゼチジノン吸収インヒビターの薬学的組成物。キットは、好ましくは個々の成分の投与に対する指示を包含する。キット形態は、別々の成分が異なる投薬形態(例えば、経口的および非経口的)で投与されなければならないか、または異なる投薬間隔で投与される場合、特に有利である。
【0074】以下は、式Iの化合物の調製実施例である。一覧された立体化学は、他に記されないかぎり、相対的立体化学である。用語「シス」および「トランス」は、β-ラクタムの3-位および4-位での相対的な向きを意味する。
【0075】
【実施例】(調製A)
1-(4-フルオロフェニル)-3(R)-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)-プロピル)]-4(S)-(4-ヒドロキシオキシフェニル)-2-アゼチジノン(工程1):1-(4-フルオロフェニル-3(R)-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル)]-4(S)-(4-アセチルオキシフェニル)-2-アゼチジノン無水酢酸(1.03mL,10.96mmol)を、1-(4-フルオロフェニル-3(R)-[3(S)-ヒドロキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル)]-4(S)-(4-ヒドロキシフェニル)-2-アゼチジノン(2.04g,4.98mmol)とジメチルアミノピリジン(DMAP)(1.46g,11.96mmol)とのテトラヒドロフラン(THF)(15mL)中の室温の溶液に添加する。TLC(5%CH3OH/トルエン)が出発物質の消費を示した後(10分間)、この混合物をエーテル(Et2O)で希釈し、1M HClとブラインとで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、透明な発泡体2.47g(100%)に濃縮し、そしてさらに精製をせず使用する。NMR(400MHz,CDCl3):7.33(2H,d,J=8.6Hz),7.27(2H,m),7.21(2H,m),7.11(2H,d,J=8.5Hz),7.02(2H,t,J=8.6Hz),6.94(2H,d,J=8.5Hz),5.70(1H,t,J=7Hz),4.60(1H,d,J=2.4Hz),3.06(1H,dt,J=7.9,2.4Hz),2.31(3H,s),2.06(3H,s),2.03(1H,m),1.86(2H,M)。HRMS(FAB): M+H: C28H25NO5F2について計算値493.1701; 実測値493.1695。
【0076】(工程2):ナトリウムエトキシド(0.338g,4.97mmol)を、グアナジン塩酸塩(0.499g,5.22mmol)のCH3OH(15mL)中の室温の溶液に添加する。10分後、生成した溶液をCH3OH(15mL)中で、工程1の生成物(2.45g,4.97mmol)の溶液にピペットを用いてゆっくりと添加する。その反応をTLC(15%EtOAc/トルエン)でモニターし、そして出発物質の消費をモニターし(約1時間)、真空(vacuo)において室温でこの混合物を濃縮する。生成した残渣を酢酸エチル(EtOAc)中に再び溶解し、そして自由に流動する粉末を得るのに十分なシリカ上に濃縮する。15%EtOAc/トルエンを詰めたクロマトグラフィーカラム上に、生成した粉末を入れる。同様の溶媒で溶出し、ガラスのような表題の化合物1.31g(95%)を得る。HRMS(FAB):M+H: C26H24NO4F2について計算値452.1673; 実測値452.1661。
【0077】(調製A2)
トランス-(3R,4S)-1-(4-(ベンゾイル)フェニル)-3-(3-フェニル)プロピル)-4-(4-ヒドロキシ)フェニル-2-アゼチジノン(工程1):4-ニトロベンゾフェノン(20.94g,92.2mmol)、エチレングリコール(25.6mL,461mmol)、p-トルエンスルホン酸(0.87g,4.61mmol)およびトルエン(125mL)の混合物を一晩、還流し、Dean-Starkトラップにより水を共沸除去する。この混合物を室温まで放冷し、Et2Oで希釈し、1N NaOH、水およびブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、そして濃縮することで白色固体24.81g(99%)を得る。NMR(400MHz,CDCl3):8.18(2H,d,J=9.0Hz),7.12(2H,d,J=9.0Hz),7.50(2H,d,J=8.0Hz,),7.34(3H,m),4.09(4H,m)。
【0078】(工程2):工程1の生成物(24.8g,92mmol)をEtOAc(75mL)中に溶解し、エタノール(75mL)で希釈し、そしてN2でパージする。ラネーニッケル(約40g)をエタノールで3回洗浄し、そして反応フラスコに移す。TLC(30%EtOAc/ヘキサン)が(2時間未満で)出発物質の消費を示すまで、60psiで、Parr shakerで生成混合物を水素化する。N2のブランケットの下、セリットを通してこの混合物を濾過する。濾過ケーキを50%EtOAc/エタノールで洗浄し、そして濾液を濃縮することで、固体21.6g(97%)を得る。NMR(400MHz,CDCl3):7.50(2H,d,J=8.0Hz),7.30(5H,m),6.66(2H,d,J=8.6Hz),4.03(4H,m)。
【0079】(工程3):工程2の生成物(8.49g,35.2mmol)と4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド(7.47g,35.2mmol)とを、加熱したイソプロパノール(150ml)中に溶解する。混合物を加熱し、還流し、そして75mLの容量を得るまで、イソプロパノールを逃がす。生成した溶液をヘキサン(200mL)で希釈し、そして一晩、放置する。生成した結晶を回収し、ヘキサンで洗浄し、そして真空状態で乾燥することで白色結晶を14.4g(95%)得る。NMR(400MHz,CDCl3):8.36(1H,s),7.54(4H,m),7.37(8H,m),7.08(2H,m),5.15(2H,s),4.08(4H,s),MS(Cl)436(M+H,78),358(39),149(100)。
【0080】(工程4):5-フェニルバレリルクロライド(10.7mL,53.1mmol)を、工程3の生成物(15.4g,35.4mmol)とn-トリブチルアミン(25.3mL,106.3mmol)とのトルエン(350mL)中の還流溶液に添加し、そして一晩、還流する。その混合物を室温で放冷し、1M HClでクエンチし、EtOAcで希釈し、1M HCl,NaHCO3(sat)、水、およびブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、自由に流動する粉末が生成するのに十分なシリカゲル上に濃縮する。20%EtOAc/ヘキサンをあらかじめ詰めたクロマトグラフィーカラムに、この粉末を入れ、そして同様の溶媒で溶出することで固体14gを得る。EtOAc/ヘキサンから再結晶して8.54g(40%)の白色結晶を得る。NMR(400MHz,CDCl3):7.30(21H,m),6.94(2H,d,J=8.6Hz),5.03(2H,s),4.54(1H,d,J=2.4Hz),4.01(4H,s),3.07(1H,s),2.63(2H,t,J=7.0Hz),1.92(1H,m),1.81(3H,m)。
【0081】(工程5):6N HCl(30mL)を、工程4の生成物(4.4g,7.4mmol)のTHF(120mL)中の溶液に添加する。7時間後、EtOAcで希釈し、NaHCO3(sat)とブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、そして濃縮することで白色ガラス4.11g(100%)を得る。NMR(400MHz,CDCl3):7.72(4H,m),7.55(1H,m),7.40(8H,m),7.27(3H,m),7.18(3H,m),6.98(2H,d,J=8.8Hz),5.05(2H,s),4.65(1H,d,J=2.44Hz),3.16(1H,m),2.65(2H,t,7.6Hz),1.98(1H,m),1.85(3H,m)。HRMS(FAB) M+H, C38H34NO3について計算値552.2539, 実測値552.2541。
【0082】(工程6):3塩化ホウ素-ジメチルスルフィド(14mL,28.3mmol,CH2Cl2中2M)を、工程5の生成物(1.56g,2.83mmol)のCH2Cl2(30mL)中の室温の溶液に添加する。TLC(20%EtOAc/ヘキサン)が出発物質の消費を示すとき、NaHCO3(sat)を添加することで反応をクエンチする。この生成混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO3(sat)とブラインとで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、そして自由に流動する粉末が生成するのに十分なシリカゲル上に濃縮する。33%EtOAc/ヘキサンをあらかじめ詰めたクロマトグラフィーカラム上に、この粉末を入れ、そして同様の溶媒で溶出することで白色ガラス1.02g(78%)を得る。NMR(400MHz,CDCl3):7.73(4H,m),7.56(1H,t,7.6Hz),7.45(2H,t,J=7.6Hz),7.34(2H,d,J=8.6Hz),7.28(3H,m),7.2(2H,m),7.16(2H,d,J=7.3Hz),6.85(2H,d,J=8.3Hz),4.65(1H,d,J=2.4Hz),3.15(1H,m),2.65(2H,t,J=7.6Hz),1.98(1H,m),1.85(3H,m)。
【0083】(工程7):無水酢酸(0.43mL,4.51mmol)を、工程6の生成物(1.61g,3.75mmol)とN,N-ジメチルアミノピリジン(0.69g,5.64mmol)とのCH2Cl2(20mL)中の室温の溶液に添加する。TLC(30%EtOAc/ヘキサン)が出発物質の消費を示すとき、EtOAcで希釈し、1M HCl、水、およびブラインとで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、そして自由に流動する粉末が生成するのに十分なシリカゲル上に濃縮する。30%EtOAc/ヘキサンをあらかじめ詰めたクロマトグラフィーカラム上に、この粉末を入れ、そして同様の溶媒で溶出することで白色ガラス1.64g(78%)を得る。キラルの分離用のHPLC(Chiracel OD カラム、20%EtOH/ヘキサン、65mL/分)は、エナンチオマーA0.55gとエナンチオマーB0.93gとを提供した。NMR(400MHz,CDCl3):7.73(4H,m),7.56(1H,t,J=7.2Hz),7.46(2H,t,J=7.7Hz),7.32(6H,m),7.19(3H,m),7.12(2H,d,J=8.4Hz),4.70(1H,d,J=2.44Hz),3.17(1H,m),2.67(2H,t,J=7.6Hz),2.31(3H,s),1.97(1H,m),1.86(3H,m)。MS(Cl)504(M+H,100),224(100)。分析的なHPLC(Chiracel OD カラム、20%EtOH/ヘキサン、1.0mL/分)では、エナンチオマーAはRt=16.83分、エナンチオマーBはRt=23.83分である。
【0084】(工程8):水中(2.5mL)にLiOH(0.098g,2.35mmol)を溶解し、そして工程7の生成物、エナンチオマーB(0.91g,1.8mmol)のTHF(7.5mL)中の溶液に添加する。TLC(30%EtOAc/ヘキサン)が開始物質の消費を示すまで、一晩、撹拌する。1M HClで反応をクエンチし、EtOAcで希釈し、1M HCl、水、およびブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、そして自由に流動する粉末が生成するのに十分なシリカゲル上に濃縮する。30%EtOAc/ヘキサンをあらかじめ詰めたクロマトグラフィーカラム上に、この粉末を入れ、そして同様の溶媒で溶出することで白色ガラス0.36g(46%)を得る。分析的なHPLC(Chiracel AS カラム、20%EtOH/ヘキサン、0.5mL/分)は、Rt=26.81分である。NMR(400MHz,CDCl3):7.77(4H,m),7.56(1H,t,J=7.6Hz),7.45(2H,t,J=7.6Hz),7.34(2H,d,J=8.6Hz),7.28(2H,m),7.21(3H,m),7.16(2H,d,J=7Hz),6.85(2H,d,J=8.4Hz),4.65(1H,d,J=2.4Hz),3.15(1H,m),2.65(2H,t,J=7.4Hz),1.98(1H,m),1.85(3H,m)。
【0085】(調製B)
メチル(2,3,4-トリ-O-アセチル-D-グルコピラノシル(pyransyl))ウロネート 1-(2,2,2,-トリクロロアセトイミデート)Cs2CO3(0.49g,1.5mmol)を、メチル2,3,4-トリ-O-アセチル-D-グルコピランウロネート(5.0g,15mmol)とトリクロロアセトニトリル(3.75mL,37.4mmol)とのCH2Cl2(45mL)中の室温の溶液に添加し、そして一晩、撹拌する。生成した褐色の溶液を綿栓を通して濾過し、水でこの濾液を洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、そして濃縮する。EtOAc中に残渣を溶解し、そして自由に流動する粉末を得るのに十分なシリカゲル上に濃縮する。30%EtOAc/ヘキサンを詰めたクロマトグラフィーカラム上に、この生成した粉末を入れる。同様の溶媒で溶出し、そして最も純粋なフラクションのみを採取し、ガラスのようなこの表題の化合物4.35g(61%)を得る。NMR(400MHz,CDCl3):8.74(1H,s),6.65(1H,d,J=3.7Hz),5.64(1H,t,J=9.8Hz),5.27(1H,t,J=9.5Hz),5.15(1H,dd,J=3.6,10Hz),4.50(1H,d,J=10.1Hz),3.76(3H,s),2.06(6H,s),2.02(3H,s)。
【0086】同様の方法で以下を調製する:(調製B2)
2,3,6-トリ-O-アセチル-4-O-(2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-B-D-グルコピラノシル)-α-D-グルコピラノシル 1-(2,2,2,-トリクロロアセトイミデート)NMR(400MHz,CDCl3):8.66(1H,s),6.49(1H,d,J=3.7Hz),5.53(1H,t,J=10Hz),5.12(3H,m),4.94(1H,t,J=8.2Hz),4.53(2H,m),4.40(1H,dd,J=4.2,12.6Hz),4.12(2H,m),4.05(1H,dd,J=2.1,12.5Hz),3.85(1H,t,J=9.4Hz),3.67(1H,m),2.12(3H,s),2.10(3H,s),2.05(3H,s),2.04(3H,s),2.02(3H,s),2.01(3H,s),2.00(3H,s)。
【0087】(調製B3)
2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-α-D-グルコピラノシル 1-(2,2,2,-トリクロロアセトイミデート)NMR(400MHz,CDCl3):8.70(1H,s),6.57(1H,d,J=3.8Hz),5.57(1H,t,J=9.8Hz),5.19(1H,t,J=9.8Hz),5.14(1H,dd,J=3.7,10.2Hz),4.29(1H,dd,J=4,12.2Hz),4.22(1H,m),4.13(1H,m),2.09(3H,s),2.06(3H,s),2.04(3H,s),2.03(3H,s)。MS(エレクトロスプレー):509(M+NH4)。
【0088】(実施例1)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸(工程1):2,3,4-トリ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-3-[3-[(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラヌロン酸メチルエステル三フッ化ホウ素エーテレート(0.091mL,0.74mmol)を、調製Aの生成物(3.33g,7.38mmol)と調製Bの生成物(4.24g,8.86mmol)とのCH2Cl2(74mL)中の-25℃の溶液に添加し、そして-20℃で2時間反応を維持させる。反応物を10℃で2時間以上加温する。この混合物を飽和NH4Clでクエンチし、EtOAcで希釈し、飽和NH4Cl、水、およびブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、そして自由に流動する粉末を得るのに十分なシリカゲル上に濃縮する。40%EtOAc/ヘキサンを詰めたクロマトグラフィーカラム上に、この生成した粉末を入れる。同様の溶媒で溶出することで発泡体として5.39g(95%)を得る。NMR(400MHz,CDCl3):7.26(4H,m),7.21(2H,m),7.01(4H,m),6.93(2H,t,J=8.4Hz),5.69(1H,t,J=6.7Hz),5.34(2H,m),5.29(1H,m),5.15(1H,d,J=7.2Hz),4.56(1H,d,J=2.1Hz),4.17(1H,m),3.73(3H,s),3.02(1H,dt,J=7.6,2.3Hz),2.07(14H,m),1.85(2H,m),。HRMS(FAB): M+H: C39H40NO13F2について計算値768.2468; 実測値768.2460。
【0089】(工程2):工程1の生成物(5.08g,6.98mmol)を、CH3OH(127mL)とトリエチルアミン(Et3N)(127mL)との混合物に室温で溶解させる。均一な溶液を維持するために、水(445mL)は添加用漏斗を用いて10分以上かけてゆっくりと添加し、次いで生成する透明な黄色の溶液を一晩、撹拌する。反応の混合物の少しのアリコートを、1M HClとEtOAcとを含むガラス瓶中でクエンチし、そしてEtOAc層のTLC(5%酢酸(HOAc)/20%CH3OH/75%CH2Cl2)で出発物質の消費をモニターする。ロータリーエバポレーターでCH3OHおよびEt3Nを除去し、残留溶液を1M HClを用いて酸性化し、EtOAcで希釈し、そしてEtOAcで抽出する。抽出液を合わせ、1M HCl、水、およびブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、白色固体3.82g(93%)に濃縮する。CH2Cl2中にこの固体を溶解させ、そして自由に流動する粉末を得るのに十分なシリカゲル上に濃縮する。シリカと15%CH3OH/CH2Cl2とを詰めたクロマトグラフィーカラム上に、この生成した粉末を入れる。5%HOAc/15%CH3OH/80%CH2Cl2で溶出する。表題の化合物を含むフラクションを濃縮する。トルエン(3X)で共沸させ、次いでCH3OH(5X)で共沸させる。この生成した固体を真空条件下で60℃に加熱し、残留溶媒を除去し、そして白色固体2.6g(64%)として表題の化合物を得る。NMR(400MHz,CD3OD):7.29(6H,m),7.09(1H,d,J=8.6Hz),6.70(4H,m),4.96(1H,m),4.80(1H,d,J=2.0Hz),4.59(1H,m),3.97(1H,d,J=9.6Hz),3.59(1H,m),3.49(2H,m),3.09(1H,m),1.86(4H,m)。HRMS(FAB): M+H:C30H30NO9F2について計算値586.1889; 実測値586.1883。
【0090】(実施例1A)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-ヨードフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸1-(4-ヨードフェニル-3(R)-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)-プロピル)]-4(S)-(4-ヒドロキシオキシフェニル)-2-アゼチジノンと調製Bの生成物とを、実施例1に記述の手順に従って処理し、表題の化合物を得る。融点135℃-137℃;FAB MS C30H29FINO9 NaCl について計算値m/z=751.05, 実測値m/z=751.2。
【0091】(実施例2)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-3-O-(β-D-グルコ(gluc)ピラノシル)-β-D-グルコピラノース(工程1):2,3,6-トリ-O-アセチル-4-O-[2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-B-D-グルコ-ピラノシル)-1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-3-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)-プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラン実施例1、工程1に記述されている手順に類似の手順を用いて、調製Aおよび調製B2の生成物を結合させることで、工程1の表題の化合物を得る。NMR(400MHz,CDCl3):7.23(6H,m),6.97(6H,m),5.69(1H,t,6.6Hz),5.26(1H,t,J=9.1Hz),5.11(4H,m),4.95(1H,t,J=8.2Hz),4.54(3H,m),4.39(1H,dd,J=4.3,12.5Hz),4.06(2H,m),3.87(1H,t,J=9.5Hz),3.75(1H,m),3.68(1H,m),3.02(1H,dt,J=2.1,7.6Hz),2.05(26H,m),1.85(2H,m)。HRMS(FAB): M+Na: C52H57NO21F2Naについて計算値1092.3289; 実測値1092.3308。
【0092】(工程2):実施例1、工程2に記述の手順に類似の手順を用いて、上述の工程1の生成物を処理することで、実施例2の表題の化合物を得る。NMR(400MHz,CD3OD):7.29(6H,m),7.10(2H,d,J=8.7Hz),7.01(4H,m),4.96(1H,CD3OD下),4.81(1H,d,J=2.2Hz),4.60(1H,m),4.43(1H,d,J=7.9Hz),3.88(3H,m),3.62(4H,m),3.51(1H,d,J=8.9Hz),3.34(2H,m),3.24(1H,t,J=8.8Hz),3.08(1H,m),1.88(7H,m)。MS(FAB):756(M+Na,70),734(M+,100),716(716,20)。
【0093】(実施例3)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-3-[3(S)-ヒドロキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラノース(工程1):2,3,4,5-テトラ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-3-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラン実施例1、工程1に記述の手順に類似の手順を用いて、調製Aの生成物と調製B3の生成物とを結合させることで、工程1の表題の化合物を得る。NMR(400MHz,CDCl3):7.26(4H,m),7.20(2H,m),7.01(4H,m),6.93(2H,t,J=8.5Hz),5.69(1H,t,J=6.5Hz),5.29(2H,m),5.18(1H,t,J=9.7Hz),5.09(1H,d,J=7.3Hz),4.56(1H,d,J=2.2Hz),4.29(1H,dd,J=5.2,12.2Hz),4.17(1H,dd,J=2.2Hz,12.2Hz),3.85(1H,m),3.03(1H,dt,J=2.1,7.5Hz),2.06(17H,m),1.85(2H,m)。HRMS(FAB): M+Na:C40H41NO13F2Naについて計算値804.2444, 実測値804.2432。
【0094】(工程2):実施例1、工程2に記述の手順に類似の手順を用いて、上述の工程1の生成物を処理することで、実施例3の表題の化合物を得る。NMR(400MHz,CD3OD):7.29(6H,m),7.11(2H,d,J=8.8Hz),6.98(4H,m),4.89(1H,CD3OD下),4.80(1H,d,J=2.2Hz),4.60(1H,m),3.88(1H,dd,J=2.0,12.0Hz),3.68(1H,dd,J=5.4,12.0Hz),3.41(3H,m),3.08(1H,m),1.86(4H,m)。MS(FAB):572(M+H:40),392(100)。
【0095】(実施例4)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステルKCN(0.028g,0.43mmol)を、実施例1、工程1の生成物のCH3OH(5mL)中の室温の溶液(0.312g,0.43mmol)に添加し、そしてこの混合物を一晩、撹拌する。TLC(10%CH3OH/CH2Cl2)によってモニターし;この混合物を40℃で2.5時間加熱する。この混合物を室温に冷却し、自由に流動する粉末を得るのに十分なシリカゲル上に濃縮する。シリカと5%CH3OH/CH2Cl2とを詰めたクロマトグラフィーカラム上に、この生成した粉末を入れる。5%CH3OH/CH2Cl2で溶出し、そして最も純粋なフラクションを回収し、表題の化合物0.116gを得る。NMR(400MHz,CDCl3/CD3OD):7.16(6H,m),6.95(4H,m),6.86(2H,t,J=8.6Hz),4.83(1H,d,J=7.6Hz),4.56(1H,t,J=6.3Hz),4.55(1H,d,J=2.1Hz),3.90(1H,d,J=9.8Hz),3.73(3H,s),3.67(1H,t,J=9.1Hz),3.51(1H,m),3.46(1H,t,J=9.2Hz),3.30(1H,s),2.98(1H,m),1.80(4H,m)。HRMS(FAB): M+H:C31H32NO9F2について計算値600.2045;実測値600.2049。
【0096】(実施例5)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル(工程1):2,3,4-トリ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-3-[3-[(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラヌロン酸メチルエステルTHF(3mL)中の1,1'-(アゾジカルボニル)ジピペリジン(dipiperdine)(0.18g、0.72mmol) の溶液(0℃)に、トリフェニルホスフィン(0.19g、0.72mmol)を添加する。10分後、(3R,4S)-4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(4-メトキシフェニル)-3-(3-フェニルプロピル)-2-アゼチジノン(0.2g、0.52mmol)を添加し、次いで2,3,4-トリ-O-アセチル-D-グルコピラヌロン酸メチル(0.21g、0.62mmol)を添加する。混合物を一晩室温まで加温する。遊離した粉末を得るのに十分なシリカ上で混合物を濃縮する。生じた粉末をシリカおよび30%EtOAc/ヘキサンで充填したクロマトグラフィーカラムにロードする。30〜50%EtOAc/ヘキサンで溶出し、0.198gの物質を得、これを、20%CH3OH/CH2Cl2で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによりさらに精製し、0.074gの工程1の表題化合物を得る。NMR(400MHz, CDCl3): 7.27(4H, m), 7.17(5H, m), 6.98(2H, J=8.5Hz), 6.77(2H, m), 5.30(3H, m),5.13(1H, d, J=7.3Hz), 4.56(1H, d, J=1.9Hz), 4.17(1H, m), 3.74(3H, s), 3.73(3H, s), 3.04(1H, m), 2.64(2H, t, J=7.6Hz), 2.05(9H, m), 1.97(1H, m),1.82(3H, m)。HRMS(FAB):M+Hの計算値:C38H42NO12, 704.2707; 実測値:704.2696。
【0097】(工程2):実施例4と同様の手順を用いて、工程1の生成物を処理して表題化合物を得る。NMR(400MHz, CDCl3): 7.27(4H, m), 7.17(5H, m), 7.04(2H, J=8.6Hz), 6.75(2H, J=9.1Hz), 4.90(1H, d, J=7.0Hz), 4.55(1H, d, J=1.8Hz), 3.98(1H, d, J=9.7Hz), 3.88(1H, t, J=8.6Hz), 3.76(8H, m), 3.03(1H, m), 2.63(2H, t, J=6.7Hz), 1.95(1H, m), 1.81(3H, m)。HRMS(FAB):M+Hの計算値:C32H36NO9, 578.2390; 実測値:578.2379。
【0098】(実施例6)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-(ベンゾイル)フェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル(工程1):2,3,4-トリ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-(ベンゾイル)フェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル実施例5の工程1と同様の方法で、 (3R,4S)-1-(4-ベンゾイルフェニル)-4-(4-ヒドロキシフェニル)-3-(3-フェニルプロピル)-2-アゼチジノンおよび2,3,4-トリ-O-アセチル-D-グルコピラヌロン酸メチルを処理し、工程1の表題化合物を得る。 NMR(400MHz, CDCl3): 7.73(4H, m), 7.57(1H, t, J=7.0Hz), 7.46(2H, t,J=8.0Hz), 7.30(6H, m), 7.21(1H, d, J=7.1Hz), 7.16(2H, d, J=8.0Hz), 7.01(2H, d, J=8.5Hz), 5.31(3H, m), 5.15(1H, d, J=7.3Hz), 4.67(1H, d, J=2.2Hz), 4.17(1H, dd, J=2.7, 6.7Hz), 3.73(3H, s), 3.14(1H, m), 2.66(2H, t, J=7.4Hz), 2.06(9H, m), 1.98(1H, m), 1.85(3H, m)。HRMS(FAB):M+Hの計算値:C44H44NO12, 778.2864; 実測値:778.2849。
【0099】(工程2):実施例4と同様の手順を用いて、工程1の生成物を処理して表題化合物を得る。NMR(400MHz, CDCl3): 7.72(2H, 重なっているd, J=8.6, 7.6Hz),7.56(1H, t, J=7.6Hz), 7.45(2H, t, J=7.7Hz), 7.30(6H, m), 7.20(1H, d, J=7.0Hz), 7.16(2H, d, J=7.6Hz), 7.08(2H, d, J=8.6Hz), 4.93(1H, d, J=7.0Hz), 4.67(1H, dd, J=2.1Hz), 3.99(1H, d, J=9.8Hz), 3.88(1H, t, J=8.6Hz), 3.81(3H, s), 3.73(2H, m), 3.14(1H, m), 2.65(2H, t, J=7.6Hz), 1.98(1H, m), 1.84(3H, m)。HRMS(FAB):M+Hの計算値:C38H38NO9, 652.2547; 実測値:652.2528。
【0100】(実施例7)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラノース(工程1): 1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-2,3,4,6-テトラ-O-(フェニルメチル)-β-D-グルコピラノースTHF(30mL)中の1,1'-(アゾジカルボニル)ジピペリジン(piperdine)(1.47g, 5.81mmol) の溶液(0℃)に、 n-トリブチルホスフィン(1.45mL, 5.81mmol)を添加する。5分後、(3R,4S)-4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(4-メトキシ-フェニル)-3-(3-フェニルプロピル)-2-アゼチジノン(1.5g, 3.87mmol)、次に2,3,4,6-テトラ-O-ベンジル-D-グルコピラノース(2.72g, 5.03mmol)を添加する。反応物は非常に粘調になり、次いで撹拌を容易にするためにさらなるTHF(30mL)を添加する;混合物を一晩室温まで加温する。セライトに通して混合物をろ過し、ろ過ケーキをEtOAcで洗浄し、次いで遊離した粉末が得られるように十分なシリカ上にろ液を濃縮する。生じた粉末をシリカおよび5%EtOAc/トルエンで充填したクロマトグラフィーカラムにロードする。同じ溶媒で溶出し、3.57g(約100%)の工程1の表題化合物を粘調なシロップとして得る。 NMR(400MHz, CDCl3): 7.16(19H, m),7.19(10H, m), 7.04(2H, d, J=8.7Hz), 6.76(2H, d, J=9.2Hz), 4.98(3H, m),4.83(3H, m), 4.55(4H, m), 3.70(9H, m), 3.05(1H, m), 2.65(2H, t, J=7.3Hz), 1.96(1H, m), 1.83(3H, m)。MS(FAB): 910(M+,55), 568(40), 478(100), 386(55)。
【0101】(工程2):工程1の生成物(0.20g, 0.35mmol)をCH3OH(4.5mL)に溶解し、EtOAc(4.5mL)で希釈して、窒素でパージする。炭素上の20% Pd(OH)2(0.35g)を添加し、生じた混合物を水素でパージし(3×)、次いで水素バルーン下で一晩撹拌する。混合物をセライトを通してろ過し、ろ過ケーキをEtOAc、次いでCH3OHで洗浄する。0.161gの透明な気泡(83%粗製)になるまで、ろ液を濃縮する。気泡を、5% CH3OH/EtOAcで溶出するシリカクロマトグラフィーによってさらに精製し、白い粉末として0.127g(66%)の表題化合物を得る。NMR(400MHz, CD3OD): 7.18(11H, m),6.78(2H, d, J=8.9Hz), 4.88(1H, CD3ODにより部分的に不明瞭), 4.72(1H, d,J=1.2Hz), 3.88(1H, d, J=11.7Hz), 3.70(4H, m), 3.41(4H, m), 3.03(1H, m),2.60(2H, t, J=7.0Hz), 1.79(4H, m)。HRMS(FAB):M+Hの計算値:C31H36NO8, 550.2441; 実測値:500.2424。
【0102】(実施例8)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸(工程1): 2,3,4-トリ-O-ベンジル-1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸ベンジルエステル実施例7の工程1に記載したものと同様の手順で、(3R,4S)-4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(4-メトキシ-フェニル)-3-(3-フェニルプロピル)-2-アゼチジノンおよび2,3,4-トリ-O-ベンジル-D-グルコピラヌロン酸ベンジルを使用し、工程1の表題化合物を得る。NMR(400MHz, CDCl3): 7.22(29H, m), 7.01(2H, d, J=8.7Hz), 6.77(2H, d, J=9.1Hz), 5.15(2H, app. d, J=3.8Hz), 5.01(1H, d, J=7.2Hz), 4.97(1H, d, J=11Hz), 4.90(1H, d, J=11Hz), 4.80(2H, d, J=11Hz), 4.74(1H, d, J=10.7Hz), 4.56(1H, d, J=2.2Hz), 4.50(1H, d, J=10.7Hz), 4.04(1H, d, J=9.6Hz), 3.93(1H, t, J=8.6Hz), 3.73(5H, m), 3.05(1H, m), 2.65(2H, t,J=7.6Hz), 1.96(1H, m), 1.83(3H, m)。HRMS(FAB):M+Hの計算値:C59H58NO9, 924.4112; 実測値:924.4119。
【0103】(工程2):実施例7の工程2と同様の手順を用いて工程1の生成物を処理し、実施例8の表題化合物を得る。NMR(400MHz, CD3OD): 7.31(2H, d, J=8.9Hz),7.21(7H, m), 7.09(2H, d, J=8.7Hz), 7.81(2H, d, J=8.9Hz), 4.97(1H, dd, J=1.9, 5.5Hz), 4.76(1H, d, J=2.0Hz), 3.97(1H, d, J=9.7Hz), 3.72(3H, s), 3.60(1H, m), 3.49(2H, m), 3.08(1H, m), 2.64(2H, t, J=7.2Hz), 1.83(4H, m)。HRMS(FAB):M+Hの計算値:C31H34NO9, 564.2234; 実測値:564.2242。
【0104】(実施例9)
1-メチル-6-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-α-D-グルコピラノシド(工程1):1-メチル-2,3,4-トリ-O-ベンジル-6-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-α-D-グルコピラノシド実施例7の工程1に記載したものと同じ手順で、(3R,4S)-4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(4-メトキシ-フェニル)-3-(3-フェニルプロピル)-2-アゼチジノンおよびメチル2,3,4-トリ-O-ベンジル-D-グルコピラノシドを用い、工程1の表題化合物を得る。NMR(400MHz, CDCl3): 7.26(24H, m), 6.85(2H, d, J=8.6Hz), 6.74(2H, d, J=9Hz), 5.01(1H, d, J=10.7Hz), 4.86(1H, d, J=11.0Hz), 4.85(1H, d, J=10.7Hz), 4.82(1H, d, J=12.1Hz), 4.69(1H, d, J=12.1Hz), 4.63(1H, d, J=3.6Hz), 4.54(1H, d, J=2.3Hz), 4.51(1H, d, J=11.0Hz), 4.09(2H, d, J=2.8Hz), 4.03(1H, t, J=9.6Hz), 3.90(1H, d, J=10.1), 3.72(3H, s), 3.60(1H, dd,J=3.6, 9.6Hz), 3.38(3H, s), 3.06(1H, m), 2.64(2H, t, J=7.6Hz), 1.97(1H,m), 1.83(3H, m)。
【0105】(工程2):実施例7の工程2と同様の手順を用いて、工程1の生成物を処理し、実施例9の表題化合物を得る。NMR(400MHz, CDCl3): 7.22(9H, m), 6.94(2H, d, J=8.6Hz), 6.76(2H, d, J=8.9Hz), 4.81(1H, d, J=3.9Hz), 4.54(1H, d, J=2.2Hz), 4.22(2H, m), 3.97(1H, m), 3.71(5H, m), 3.56(1H, dd, J=3.9, 9.1Hz), 3.44(3H, s), 3.06(1H, m), 2.64(2H, d, J=7.4Hz), 1.91(1H, m), 1.82(3H, m)。 HRMS(FAB):M+Hの計算値:C32H38NO8, 564.2597; 実測値:564.2578。
【0106】(実施例10)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-(ベンゾイル)フェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸THF(2mL)中の実施例6の生成物(0.064g, 0.1mmol)の溶液(室温)にLiOH(0.6mL,0.6mmol, 1M)を添加する。50分後、EtOAcで混合液を希釈し、HCl(1M)でクエンチし、HCl(1M)およびブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、そして0.60g(97%)の白い気泡になるまで濃縮する。 NMR(400MHz, CD3OD): 7.67(4H, m), 7.60(1H, m), 7.48(3H, m), 7.36(2H, d, J=8.8Hz), 7.34(2H, d, J=8.8Hz), 7.23(2H, m), 7.14(2H, d, J=7.5Hz), 7.10(2H, d, J=8.7Hz), 4.97(1H, m), 4.87(1H,d, J=2.2Hz), 3.97(1H, d, J=9.7Hz), 3.60(1H, m), 3.49(2H, m), 3.17(1H, m), 2.63(2H, t, J=7.4Hz), 1.89(1H, m), 1.81(3H, m)。 HRMS(FAB):M+Hの計算値:C37H36NO9, 638.2390; 実測値:638.2377。
【0107】(実施例11)
1-O-[4-[トランス-(3R,4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-ヨードフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸(工程1):実施例1に記載した手順に従って、1-(4-フルオロフェニル)-3(R)-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-ブロモ-フェニル)プロピル)]-4(S)-(4-ヒドロキシフェニル)-2-アゼチジノンおよび調製Bの生成物と三フッ化ホウ素エーテル錯体とを縮合する。0℃に冷却したCH3OH(2mL)中の、生じたテトラアセテート(250mg, 0.30mmol)の溶液に、KCN(10mg, 0.15mmol)を加えて室温で2時間撹拌し、次いで4.5時間45℃で加熱する。混合物を室温まで冷却し、そして水(20mL)とEtOAc(30mL)との間に分配する。 EtOAc層を水およびブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、そして減圧濃縮する。その残渣(230mg)をSiO2に吸収させ、次いでSiO2(25g)のクロマトグラフに供し、2% CH3OH(CH2Cl2中)溶液から10% CH3OH(CH2Cl2中)まで進める溶媒を用いて溶出し、濃縮後、固体として84mg(43%)のアリールブロマイドを得る。
【0108】(工程2):脱気したDMF(0.4mL)中に溶解した工程1の生成物(25mg, 0.038mmol)に、ヘキサブチル二スズ(220mg, 38mmol)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(4.4mg, 0.0038mmol)を添加し、次いで混合物をアルゴン雰囲気下で5時間95℃に加熱する。反応溶液を冷却し、減圧濃縮して、次いで生じた残渣を直接SiO2に吸着させる。SiO2(4g)のクロマトグラフに供し、CH2Cl2から10% CH3OH(CH2Cl2中)まで進める溶媒を用いて溶出させる。上記の所望の画分を再度クロマトグラフに供し、そして濃縮後、ロウのような固体として7.4mg(22%)の所望のアリールスタンナンを得る。
【0109】(工程3):pH5.8のリン酸塩緩衝液(0.3mL)を含むCH3OH(2mL)に溶解した工程2の生成物(11.8mg, 0.0135mmol)に1MのNaI水溶液(14mL, 0.014mmol)を添加する。この混合物に68のヨードビーズ(登録商標)(iodobeads)(登録商標)(約37mmol)を添加し、そして生じる混合物を室温で1.5時間穏やかに振とうする。ヨードビーズをろ過し、次いでEtOHおよび少量のエーテルで洗浄する。ろ液を濃縮し、次いで残渣をEtOAcと10%Na2SO3水溶液との間に分配し、 EtOAc層を乾燥し(MgSO4)、そして減圧濃縮する。残渣をSiO2に吸着させ、次いでSiO2(2g)のクロマトグラフに供し、CH2Cl2から6% CH3OH(CH2Cl2中)まで進める溶媒を用いて溶出させる。この適切な画分を濃縮し、固体として表題化合物の6.1mg(64%)のメチルエステルを得る。
【0110】(工程4):水(0.7mL)、トリエチルアミン(0.2mL) およびCH3OH(0.1mL)のの混合物中の、工程3の生成物(6.1mg, 8.6mmol)の溶液を、室温で30分間撹拌する。この混合物を減圧濃縮し、固体として5mg(83%)の表題化合物を得る。融点157〜159℃、FAB MS C30H30FINO9の計算値 m/z=694.1、実測値 m/z=694.1。
【0111】以下の処方物は本発明のいくつかの投薬形態を例証する。それぞれにおいて、用語「活性化合物」は式Iの化合物を示す。
(実施例A-錠剤)
【0112】
【表2】

(製造方法)適切なミキサーで項目番号1および2を10〜15分間混合する。項目番号3との混合物を造粒する。必要であれば、粗いふるい(例えば、1/4インチ、0.63cm)にかけて湿顆粒を製粉する。湿顆粒を乾燥させる。必要であれば、乾燥した顆粒をふるいにかけ、そして項目番号4と混合し、10〜15分間混合する。項目番号5を加えて、1〜3分間混合する。この混合物を適切な錠剤機で適切なサイズおよび重量に打錠する。
【0113】(実施例B-カプセル)
【0114】
【表3】

(製造方法)項目番号1、2および3を適切なブレンダーで10〜15分間混合する。項目番号4を添加し、1〜3分間混合する。この混合物を、適切なカプセル化機で適切な二つの部分からなる硬いゼラチンカプセル中に充填する。
【0115】コレステロール生合成インヒビターを含む代表的な処方は当該分野において周知である。二つの活性成分を単一の組成物として投与する場合、置換アゼチジノン化合物による上記の投薬形態は当業者の知識を用いて容易に改変され得ることが意図される。
【0116】式Iの化合物のインビボの活性は、以下の手順で決定され得る。
高脂血症ハムスターを用いた高脂血症剤のインビボアッセイハムスターを6グループに分け、管理したコレステロール食餌(0.5%のコレステロールを含むPurina Chow #5001)を7日間与える。試験化合物の存在で食餌消費をモニターして、食餌摂取コレステロールの曝露量を決定する。食餌の開始とともに1日に一度、動物に試験化合物が投与される。投与は、コーン油のみ(コントロール群)またはコーン油中の試験化合物の溶液(または懸濁液)(0.2mL)の経口強制飼養で行う。瀕死の状態または貧弱な健康状態の動物はすべて安楽死させる。7日後、動物をケタミンの筋肉内注射により麻酔にかけ、断首により屠殺する。血液を、血漿総コレステロールおよび中性脂肪の分析のために、EDTAを含むVacutainerTMチューブに集め、そして遊離およびエステル化されたコレステロールならびに中性脂肪組織の分析のために肝臓を切除する。データは、コントロール水準に対する血漿コレステロールおよび肝臓コレステロールのパーセント減少で報告される。
【0117】
【発明の効果】以上に記載した試験手順を用いて、以下のインビボのデータを式Iの化合物について得た。データはコントロールに対するパーセント変換(すなわち、血漿コレステロールエステルおよび肝臓コレステロールエステルのパーセント減少)で報告され、したがって、正のコレステロール低減効果を負の数で示す。式Iのラセミ化合物あるいは式Iの化合物の活性ジアステレオマーまたは活性エナンチオマーについて、3〜10mg/kgの投薬量で化合物を投与した場合は、肝臓コレステロールエステルについて0から-98%までの範囲の減少を示すが、一方0.01〜1mg/kgの投薬量で化合物を投与した場合は、肝臓コレステロールエステルについて-19から-94%までの範囲の減少を示す。化合物は、好ましくは0.01〜1mg/kgの範囲の投薬量で肝臓コレステロールエステルについて-50から-98%までの範囲の減少を示す。
【0118】さらに具体的には、本発明によれば、以下の化合物および組成物が提供される。
【0119】(1) 以下の構造式で表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩:【0120】
【化30】

ここで:R26は、HまたはOG1であり;GおよびG1は、独立して以下からなる群から選択され;
【0121】
【化31】

ただし、R26がHまたはOHのとき、GはHではなく;R、RaおよびRbは、独立して、H、-OH、ハロゲノ、-NH2、アジド、(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルコキシ、または-W-R30からなる群から選択され;Wは、独立して、-NH-C(O)-、-O-C(O)-、-O-C(O)-N(R31)-、-NH-C(O)-N(R31)-、および-O-C(S)-N(R31)-からなる群から選択され;R2およびR6は、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、アリール、およびアリール(C1〜C6)アルキルからなる群から選択され;R3、R4、R5、R7、R3aおよびR4aは、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、アリール(C1〜C6)アルキル、-C(O)(C1〜C6)アルキル、および-C(O)アリールからなる群から選択され;R30は、独立して、R32-置換T、R32-置換T-(C1〜C6)アルキル、R32-置換(C2〜C4)アルケニル、R32-置換(C1〜C6)アルキル、R32-置換(C3〜C7)シクロアルキル、およびR32-置換(C3〜C7)シクロアルキル(C1〜C6)アルキルからなる群から選択され;R31は、独立して、Hおよび(C1〜C4)アルキルからなる群から選択され;Tは、独立して、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル(iosthiazolyl)、ベンゾチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびピリジルからなる群から選択され;R32は、ハロゲノ、(C1〜C4)アルキル、-OH、フェノキシ、-CF3、-NO2、(C1〜C4)アルコキシ、メチレンジオキシ、オキソ、(C1〜C4)アルキルスルファニル、(C1〜C4)アルキルスルフィニル、(C1〜C4)アルキルスルホニル、-N(CH3)2、-C(O)-NH(C1〜C4)アルキル、-C(O)-N((C1〜C4)アルキル)2、-C(O)-(C1〜C4)アルキル、-C(O)-(C1〜C4)アルコキシおよびピロリジニルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3の置換基から選択され;あるいはR32は、共有結合であり、そしてR31、それが結合する窒素、およびR32が、ピロリジニル、ピペリジニル、N-メチル-ピペラジニル、インドリニルもしくはモルホリニル基、または(C1〜C4)アルコキシカルボニル置換ピロリジニル、ピペリジニル、N-メチルピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成し;Ar1は、アリールまたはR10-置換アリールであり;Ar2は、アリールまたはR11-置換アリールであり;Qは、結合または、アゼチジノンの環の3-位の炭素とともに以下のスピロ基を形成し、【0122】
【化32】

;そしてR1は、以下からなる群から選択される、-(CH2)q-、ここでqは2〜6であり、ただし、Qがスピロ環を形成するとき、qは0または1であり得るもの;-(CH2)e-E-(CH2)r-、ここでEは-O-、-C(O)-、フェニレン、-NR22-、または-S(O)02-であり、eは0〜5であり、rは0〜5であり、ただし、eおよびrの和が1〜6であるもの;-(C2〜C6)アルキレン-;および-(CH2)f-V-(CH2)g-、ここでVは、C3〜C6シクロアルキレンであり、fは、1〜5であり、そしてgは、0〜5であり、ただし、fとgとの和は、1から6であるもの;R12は、【0123】
【化33】

であり;R13およびR14は、独立して、-CH2-、-CH(C1〜C6アルキル)-、-C(ジ-(C1〜C6アルキル)-、-CH=CH-および-C(C1〜C6アルキル)=CH-からなる群から選択され;あるいはR12は隣接するR13と一緒になって、またはR12は隣接するR14と一緒になって、-CH=CH-または-CH=C(C1〜C6アルキル)-基を形成し;aおよびbは、独立して、0、1、2、または3であり、ただし両方とも0であることはなく;ただしR13が-CH=CH-または-C(C1〜C6アルキル)=CH-のとき、aは1であり;ただしR14が-CH=CH-または-C(C1〜C6アルキル)=CH-のとき、bは1であり;ただしaが2または3のとき、R13は、同じであってもよく、または違ってもよく;そしてただしbが2または3のとき、R14は、同じであってもよく、または違ってもよい;そしてQが結合であるとき、R1は、以下であってもよい:【0124】
【化34】

Mは、-O-、-S-、-S(O)-、または-S(O)2-であり;X、YおよびZは、独立して、-CH2-、-CH(C1〜C6アルキル)-、および-C(ジ-(C1〜C6)アルキル)からなる群より選択され;R10およびR11は、(C1〜C6)アルキル、-OR19、-O(CO)R19、-O(CO)OR21、-O(CH2)15OR19、-O(CO)NR1920、-NR1920、-NR19(CO)R20、-NR19(CO)OR21、-NR19(CO)NR2025、-NR19SO221、-COOR19、-CONR1920、-COR19、-SO2NR1920、S(O)02-R21、-O(CH2)110-COOR19、-O(CH2)110CONR1920、-(C1〜C6アルキレン)-COOR19、-CH=CH-COOR19、-CF3、-CN、-NO2、およびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3の置換基からなる群より独立して選択され;R15およびR17は、-OR19、-O(CO)R19、-O(CO)OR21、および-O(CO)NR1920からなる群から独立して選択され;R16およびR18は、H、(C1〜C6)アルキルおよびアリールからなる群から独立して選択され;あるいはR15およびR16は、一緒になって=Oであり、またはR17およびR18は、一緒になって=Oであり;dは1、2、または3であり;hは0、1、2、3または4であり;sは、0または1であり;tは、0または1であり;m、nおよびpは、独立して0〜4であり;ただし、sおよびtのうち少なくとも1つは1であり、そしてm、n、p、s、およびtの和は1〜6であり;ただしpが0でありそしてtが1のとき、m、s、およびnの和は1〜5であり;そしてただしpが0でありそしてsが1のとき、m、t、およびnの和は1〜5であり;vは、0または1であり;jおよびkは、独立して1〜5であり、ただし、j、kおよびvの和は1〜5であり;そしてQが結合でありそしてR1が【0125】
【化35】

であるとき、Ar1はまた、ピリジル、イソキサゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリダジニルであってもよく;R19およびR20は、H、(C1〜C6)アルキル、アリール、およびアリール-置換(C1〜C6)アルキルからなる群から独立して選択され;R21は、(C1〜C6)アルキル、アリール、またはR24-置換アリールであり;R22は、H、(C1〜C6)アルキル、アリール(C1〜C6)アルキル、-C(O)R19または-COOR19であり;R23およびR24は、独立して、H、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、-COOH、NO2、-NR1920、-OH、およびハロゲノからなる群から独立して選択される、1〜3の基であり;そしてR25は、H、-OHまたは(C1〜C6)アルコキシである。
【0126】(2) 以下からなる群より選択される、上記項1に記載の化合物:2,3,4-トリ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R4S)-3-[3-[(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラヌロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-ヨードフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;2,3,6-トリ-O-アセチル-4-O-(2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-B-D-グルコピラノシル)-1-O-[4-[トランス-(3R4S)-3-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラン;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-3-O-(β-D-グルコピラノシル(glucpyranosyl))-β-D-グルコピラノース;2,3,4,5-テトラ-O-アセチル-1-O-[4-[トランス-(3R4S)-3-[3(S)-アセチルオキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラン;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-3-[3(S)-ヒドロキシ-3-(4-フルオロフェニル)プロピル-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラノース;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-フルオロフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-(ベンゾイル)フェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸メチルエステル;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルコピラノース;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;1-メチル-6-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-メトキシフェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニルプロピル)-4-アゼチジニル]フェニル]-α-D-グルコピラノシド;1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-(ベンゾイル)フェニル)-2-オキソ-3-(3-フェニル)プロピル]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;および1-O-[4-[トランス-(3R4S)-1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-3-[3-[(S)-ヒドロキシ-4-ヨードフェニル)プロピル]]-4-アゼチジニル]フェニル]-β-D-グルクロン酸;
(3) アテローム性動脈硬化症を処置または予防するか、あるいはコレステロールレベルを減少させるための薬学的組成物であって、上記項1または2のいずれかに記載の化合物を単独でまたはコレステロール生合成インヒビターと組み合わせて、および薬学的に受容可能なキャリアを含む、薬学的組成物。
【出願人】 【識別番号】596129215
【氏名又は名称】シェーリング コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【住所又は居所原語表記】2000 Galloping Hill Road, Kenilworth, New Jersey 07033−0530, U.S.A
【出願日】 平成8年10月29日(1996.10.29)
【代理人】 【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
【公開番号】 特開2001−48895(P2001−48895A)
【公開日】 平成13年2月20日(2001.2.20)
【出願番号】 特願2000−216704(P2000−216704)