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【発明の名称】 |
液体輸送コンテナ |
| 【発明者】 |
【氏名】古川 俊夫 【氏名】進通 賢二 【氏名】榎阪 淳 【氏名】飛田 和宏 【氏名】佐々木 寧 |
【課題】液体の酸化を防止し、簡単な操作で液体の排出を実現させるコンテナを提供する。
【解決手段】(a)上部に不活性ガス導入口8、下部に液体排出口9 及び液体導入口7を備えた耐圧タンク2、(b)少なくとも1個に不活性ガス受入口18と不活性ガス排出口19が設けられ円筒状に形成され相互にタンク連結管16により連結されかつ耐圧タンク2の周囲に立設された複数の不活性ガスタンク3、及び不活性ガスタンク3を連結している枠体部材17より成り耐圧タンク2を支持している枠体4、(c)耐圧タンク2に導入された液体の排出を制御する排出装置5以上より成り、耐圧タンク2と不活性ガスタンク3を連通させ耐圧タンク2に導入された液体を不活性ガスタンク3の圧力により排出するよう液体輸送コンテナを構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】(a)上部に不活性ガス導入口、下部に液体排出口、及び液体導入口を備えた耐圧タンク、(b)少なくとも1個に不活性ガス受入口と不活性ガス排出口が設けられ円筒状に形成され相互にタンク連結管により連結されかつ耐圧タンクの周囲に立設された複数の不活性ガスタンク、及び不活性ガスタンクを連結している枠体部材より成り耐圧タンクを支持している枠体、(c)耐圧タンクに導入された液体の排出を制御する排出装置以上より成り、耐圧タンクと不活性ガスタンクを連通させ耐圧タンクに導入された液体を不活性ガスタンクの圧力により排出するよう構成したことを特徴とする液体輸送コンテナ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本願発明は、液体の酸化を防止しつつ輸送するコンテナに関する。 【0002】 【従来の技術】従来可搬式のコンテナにおいて、そこに充填された液体の酸化を防止する技術として「コンテナ」(特開平11-59786)を挙げることができる。この出願の技術内容は、フォークリフトで運搬することができるパレットと、上部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される内装タンクと、該内装タンク内に窒素ガス等の不活性ガスあるいは水や水蒸気を供給して収納物の変質を防止することができる変質防止剤供給装置とでコンテナーを構成しているものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技術は、窒素ガス等の不活性ガスが充填された変質防止剤供給装置を備え、タンクに充填された液体の酸化防止をしているものの、その充填された液体の排出については言及されていなく、単に重力による手段のみである。この手段であると、搬送された現場でタンクに充填された液体を排出するために、別にポンプを準備するか、あるいはコンテナ自体を高所に位置させなければならない。前者においてはポンプの無菌保持、後者においては排出の効率性等の問題点があった。また、上記従来の技術は、液体の排出時にコンテナに空気が侵入するおそれがあり、特に断続的な排出でコンテナ内に液体が長期間貯蔵されるような場合、充填された液体が酸化により変質することも予想され、解決すべき問題点が残されていた。 【0004】そこで本願発明者は鋭意研究の結果、タンクを耐圧性にし充填された液体を加圧された不活性ガスにより排出するよう構成すれば、上記した問題点は一気に解決でき、さらに不活性ガスのタンクで枠体を構成すれば、装置自体がコンパクトになることを知見し本願発明を完成させた。 【0005】 【課題を解決するための手段】すなわち本願発明は、(a)上部に不活性ガス導入口、下部に液体排出口、及び液体導入口を備えた耐圧タンク、(b)少なくとも1個に不活性ガス受入口と不活性ガス排出口が設けられ円筒状に形成され相互にタンク連結管により連結されかつ耐圧タンクの周囲に立設された複数の不活性ガスタンク、及び不活性ガスタンクを連結している枠体部材より成り耐圧タンクを支持している枠体、(c)耐圧タンクに導入された液体の排出を制御する排出装置以上より成り、耐圧タンクと不活性ガスタンクを連通させ耐圧タンクに導入された液体を不活性ガスタンクの圧力により排出するよう構成したことを特徴とする液体輸送コンテナである。 【0006】 【発明の実施の形態】図1において、1は本願発明による液体輸送コンテナで、主に、搬送される液体が充填される耐圧タンク2、不活性ガスが充填されている不活性ガスタンク3等により形成されている枠体4、及び耐圧タンク2に充填された液体の排出を制御する排出装置5より構成されている。耐圧タンク2は、耐圧構造をしており、上部に液体導入口7と不活性ガス導入口8、下部には液体排出口9が設けられている。液体排出口9には液体排出管9aを設け、該管9aには充填されて液体の排出を制御する停止弁10、及び排出量を測定する流量計11が設けられている。液体導入口7は蓋12で覆われており、その蓋12には空気と不活性ガスを置換する空気排出口13と空気排出弁14が設けられている(図2参照)。 【0007】枠体4は、耐圧タンク2の周囲に例えば4個立設され円筒状をした不活性ガスタンク3とそれらタンク3を連結する枠体部材15より構成される。また、16はタンク連結管で、不活性ガスタンク3を連結する機能を有し、これにより不活性ガスタンク3は相互に連結され、あたかも1個のタンクとしての機能を果たす。本願発明の特徴は、元来構造上頑丈にできている不活性ガスタンク3を枠体に利用しているところにもあり、これにより全体の構造がコンパクトになる。そして、枠体部材15のうち最下部の枠体部材17はパレットのような機能を果たし、フォークリフトで搬送されるときに利用される。 【0008】不活性ガスタンク3のうち少なくとも1個には、不活性ガス受入口18と不活性ガス排出口19を設け、不活性ガス排出口19と耐圧タンク2の不活性ガス導入口8とを不活性ガス供給管20で結び、該供給管20には、調節弁21が介装されており、該弁21は前記停止弁10とで排出装置5を構成するそして、22は圧力計で、不活性ガス供給管20において、調節弁21より上流側に設けられ、不活性ガスタンク3の圧力を表示する。また、この圧力計22を読みとり、前もって決められた圧力で不活性ガスタンク3に不活性ガスを充填しておけば、耐圧タンク2と該タンク3の容量から耐圧タンク2内の液体の充填量を知ることができる。23は、不活性ガス供給管20に設けられた安全弁で、また24は、除菌フィルターであり、両者は必要に応じ設ければよい。27は、不活性ガス受入口18に設けられた不活性ガス受入弁である。 【0009】本願発明は以上のごとく構成されており、まず耐圧タンク2内に停止弁10を閉にして液体導入口7より搬送する醤油等の液体を供給する。次いで、調圧弁21を閉、不活性ガス受入弁27を開にして窒素等の不活性ガスを不活性ガスタンク3の不活性ガス受入口18より規定の圧力まで供給し、不活性ガス受入弁27を閉じる。そして、空気排出弁14及び調圧弁21を開き、耐圧容器2内の空気を排出し不活性ガスと置換した後、空気排出弁14を閉じる。これにより耐圧タンク2内に充填された液体の酸化防止が成される。このとき必要に応じ圧力計22により不活性ガスタンク3の圧力を記録しておく。この状態すなわち調圧弁21を開、空気排出弁14を閉、不活性ガス受入弁27を閉、停止弁10を閉にした状態で液体輸送コンテナ1はトラック等により目的地に搬送される。搬送された現地で、充填された液体を排出するには、停止弁10を開き不活性ガスタンク3の圧力を利用して排出する。排出量は流量計11で計測し、規定量排出されたら停止弁10を閉にする。液体の排出量は、前述のごとく圧力計22から読みとってもよく、あるいは受入側の流量計を利用してもよい。 【0010】次ぎに、液体導入口7と液体排出口9を共有にした例を図3に示す。本実施例においては、液体排出管9aに液体導入管25を連通させ、該管25には液体導入弁26を介装させる。そして、本実施例による液体の導入は、まず停止弁10を閉、液体導入弁26と空気排出弁14を開にして、液体を液体導入管25より耐圧タンク2内へ導入する。次いで、液体導入弁26を閉にした後、調節弁21を開き耐圧タンク2不活性ガスを導入する。耐圧タンク2内の空気と不活性ガスの置換、及び液体の排出は前述と同様に実施する。以上説明したように、液体導入口7の設置位置はどこでもよく、液体輸送コンテナ1の使用目的、用途等に応じて適宜設置すればよい。さらに例えば図4に示すように耐圧タンク2の側面に設置しても良い。 【0011】 【発明の効果】本願発明は以上のごとく構成されており、耐圧タンクに供給された液体の酸化が防止され、さらに輸送された現地で不活性ガスタンクの圧力により充填された液体を排出することができるため操作が簡単である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004477 【氏名又は名称】キッコーマン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月6日(2000.6.6) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−348088(P2001−348088A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月18日(2001.12.18) |
| 【出願番号】 |
特願2000−168326(P2000−168326) |
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