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【発明の名称】 エアバッグ装置及びステアリング装置
【発明者】 【氏名】居川 忠弘

【氏名】長谷部 雅広

【氏名】安部 和宏

【要約】 【課題】モジュールカバーやエアバッグ装置が押された後に復動する場合、確実に正規位置に戻るようにする。

【解決手段】モジュールカバー5の脚片部5Lに設けられた開口5aとリテーナ2のフック2Fとの間には所定の間隙があいており、これによりモジュールカバー5が上下方向に移動可能となっている。モジュールカバー5を押すと、ホーンスイッチ20が押されてONとなる。モジュールカバー5が復動する際には、ガイド脚30及び起立片部の斜面32,39aが摺動し、モジュールカバー5の位置決めがなされる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エアバッグと、該エアバッグが取り付けられたリテーナと、該エアバッグを覆っており、該リテーナに向って接近する往動及び元位置に復帰する復動が可能なモジュールカバーと、該モジュールカバーを復動方向に付勢する付勢部材と、該モジュールカバーが押されて往動することによりONとなるホーンスイッチと、を備えてなるエアバッグ装置において、該モジュールカバーが元位置に復動する場合に、該復動方向と交叉方向の位置決めを行うための案内手段が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
【請求項2】 請求項1において、該案内手段は、該モジュールカバー及びリテーナの一方に設けられた斜面と、他方に設けられ該斜面と摺動する摺動部とを備えてなることを特徴とするエアバッグ装置。
【請求項3】 請求項1において、前記リテーナとは別体のホーンスイッチ支持部材が設けられており、前記案内手段は、該モジュールカバー及びホーンスイッチ支持部材の一方に設けられた斜面と、他方に設けられ該斜面と摺動する摺動部とを備えてなることを特徴とするエアバッグ装置。
【請求項4】 ステアリングホイールと、該ステアリングホイールの内側に配置されており、ステアリングカラム方向に往復動可能なエアバッグ装置と、該エアバッグ装置が押されて往動することによりONとなるホーンスイッチと、該エアバッグ装置を復動方向に付勢する付勢部材と、を有するステアリング装置において、該エアバッグ装置が元位置に復動する場合に該復動方向と交叉方向の位置決めを行うための案内手段が設けられていることを特徴とするステアリング装置。
【請求項5】 請求項4において、前記案内手段は、該ステアリングホイール及びエアバッグ装置の一方に設けられた斜面と、他方に設けられ該斜面と摺動する摺動部とを備えてなることを特徴とするステアリング装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホーンスイッチを有するエアバッグ装置とステアリング装置に関する。詳しくは、押されるとモジュールカバーのみが動いてホーンスイッチがONとなるように構成されたエアバッグ装置に関する。また、本発明は、押されると全体として動いてホーンスイッチがONとなるよう構成されたエアバッグ装置を備えたステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステアリングに設置される運転席用エアバッグ装置は、リテーナと、ガス導入口の周縁部が該リテーナに取り付けられたエアバッグと、折り畳まれた該エアバッグを覆うモジュールカバーと、ガス発生用のインフレータとを備えている。このインフレータがガス発生作動すると、エアバッグが膨張し、モジュールカバーが開裂し、エアバッグが車両室内に大きく展開する。
【0003】このエアバッグ装置を押すことによりホーンスイッチがONとなり、ホーンが吹鳴するよう構成されたステアリングの構成の従来の一例について第12図(a),(b)を参照して説明する。
【0004】第12図(a)の通り、ステアリング101は、ホイール部102とスポーク部103とを備え、ホイール部102の内周側にエアバッグ装置60が配置されている。
【0005】このエアバッグ装置60は、リテーナ62と、折り畳まれたエアバッグ64と、このエアバッグ64を覆っておりリテーナ62に連結されたモジュールカバー66と、インフレータ68等を備えている。
【0006】インフレータ68の先端側は、リテーナ62の主板面の中央開口を通ってリテーナ62の前方に突出しており、その外周にガス噴出口68aを備えている。インフレータ68は、そのフランジ68bがボルト70及びナット(図示略)によってリテーナ62に固定されている。
【0007】エアバッグ64のガス導入口の周縁部はリング74とリテーナ62との間に挟持されている。このリング74に前記ボルト70が植設されており、該ボルト70がリテーナ62のボルト挿通孔及びインフレータのフランジ68bのボルト挿通孔を貫通し、ナットが締め込まれ、これによってエアバッグ64及びインフレータ68がリテーナ62に固定されている。車両の衝突等に伴ってこのインフレータ68が作動したときには、エアバッグ64が膨張してモジュールカバー66が開裂し、エアバッグ64が運転席乗員の前方に大きく展開する。
【0008】なお、このモジュールカバー66はスポーク係合部66a,66bを有している。スポーク係合部66a,66bはモジュールカバー66の左右のサイドに配置され、リテーナ62は外方に張出す張出部76を備えている。前記スポーク部103に取り付けられたブラケット78が該張出部76の下側に配置されており、両者の間にホーンスイッチ80が設置されている。
【0009】第12図(b)の通り、このホーンスイッチ80は、電気絶縁性の合成樹脂製の上環82及び下環84と、該上環82の底面に設けられた可動側ターミナル86と、下環84の上面に設けられた固定側ターミナル88と、これら上環82と下環84とを離反方向に付勢するスプリング90と、上環82及び下環84を貫通するシャフト92とを有する。
【0010】上環82は張出部76に固定されている。シャフト92の上下両端に鍔部92a,92bが設けられており、上環82と下環84とが所定距離以上離隔しないように上環82の上面及び下環84の下面に当接している。
【0011】エアバッグ装置60は全体として上下動可能となっており、該エアバッグ装置60を押すと張出部76及び上環82が下方に移動し、可動側ターミナル86が固定側ターミナル88に当接し、ホーンスイッチ80がONとなる。
【0012】第12図ではエアバッグ装置60が全体として上下動するようになっているが、リテーナ62をステアリング101に固定し、モジュールカバー66のみが上下動するように構成されたものも開発されている。この場合、可動側ターミナル86はリテーナ62の張出部76ではなくモジュールカバー66に取り付けられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のエアバッグ装置60をステアリングシャフトの軸心線方向に押圧した後に手を離すと、エアバッグ装置60は正確に該軸心線方向に復動し、エアバッグ装置60はステアリング101の正規位置に戻る。
【0014】ところが、エアバッグ装置60が該軸心線と斜交する方向に押された場合、エアバッグ装置60が復動したときに該エアバッグ装置60がステアリング101内の元の位置から若干ずれるようになり、モジュールカバー66とステアリングホイール部102との間に過大な隙間が生じることがある。
【0015】本発明は、このような問題点を解決し、モジュールカバーあるいはエアバッグ装置が復動する場合に必ずステアリングの正規位置に戻るようにしたエアバッグ装置及びステアリング装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ装置は、エアバッグと、該エアバッグが取り付けられたリテーナと、該エアバッグを覆っており、該リテーナに向って接近する往動及び元位置に復帰する復動が可能なモジュールカバーと、該モジュールカバーを復動方向に付勢する付勢部材と、該モジュールカバーが押されて往動することによりONとなるホーンスイッチと、を備えてなるエアバッグ装置において、該モジュールカバーが元位置に復動する場合に、該復動方向と交叉方向の位置決めを行うための案内手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0017】かかるエアバッグ装置によれば、モジュールカバーの復動時に該モジュールカバーが案内手段に案内されて確実に正規位置に戻るようになる。
【0018】この案内手段として、モジュールカバー及びリテーナの一方に設けられた斜面と、他方に設けられ該斜面と摺動する摺動部とを備えた場合には、上記の案内を確実に行うことができる。
【0019】本発明のエアバッグ装置にあっては、リテーナとは別体のホーンスイッチ支持部材を設けてもよい。このようにすれば、モジュールカバーの寸法や形状の異なる複数機種のエアバッグ装置に共通のリテーナを用いることが可能となる。この場合、このホーンスイッチ支持部材とモジュールカバーに案内手段を設けてもよい。
【0020】本発明のステアリング装置は、ステアリングホイールと、該ステアリングホイールの内側に配置されており、ステアリングカラム方向に往復動可能なエアバッグ装置と、該エアバッグ装置が押されて往動することによりONとなるホーンスイッチと、該エアバッグ装置を復動方向に付勢する付勢部材と、を有するステアリング装置において、該エアバッグ装置が元位置に復動する場合に該復動方向と交叉方向の位置決めを行うための案内手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0021】かかるステアリング装置によれば、案内手段によってエアバッグ装置の復動を案内することにより、ステアリング装置が確実に正規位置に戻るようになる。
【0022】この案内手段は、ステアリングホイールとエアバッグ装置の一方に設けられた斜面と、他方に設けられた摺動部とで構成し、この摺動部を斜面に摺動させるようにしたものが好適である。かかる案内手段によれば、エアバッグ装置をきわめて確実に正規位置に戻すことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係る運転席用のエアバッグ装置及びステアリング装置の断面図、第2図は該エアバッグ装置の第1図のII−II線に沿う断面図、第3図はホーンスイッチ部分の拡大図、第4図はガイド部の斜視図である。
【0024】このエアバッグ装置1は、リテーナ2と、このリテーナ2に対しエアバッグ取付けリング4によって取り付けられたエアバッグ3と、このエアバッグ3を膨張させるためのインフレータ6と、折り畳まれたエアバッグ3を覆っているモジュールカバー5等を備えて構成されている。
【0025】モジュールカバー5の裏面からは脚片部5Lが一体的に突設されており、第2図に明示の通り、リテーナ2から前方に折曲された側壁部2Sのフック2Fが、該脚片部5Lの開口5aに挿通されている。
【0026】このフック2Fは、側壁部2Sから外方にL字形状に突設されたものである。
【0027】前記インフレータ6は、フランジ6aを有しており、前記リング4から突設されたボルト15がリテーナ2と該フランジ6aを通され、ナット16が締め込まれることにより、エアバッグ3と共にリテーナ2に固定される。
【0028】折り畳まれたエアバッグ3は、形状保持部材18によって保形されている。この形状保持部材18は、エアバッグ3が膨張するときに開裂又は変形し、エアバッグ3の保形が解除される。
【0029】ステアリングホイール10からはブラケット11が第1図の上方に向かって突設されており、ホーンスイッチ支持部材8の基部8aと、リテーナ2の裏面から下方に突設された突片9とがボルト12によって該ブラケット11に固定されている。該基部8aおよび突片9にはボルト12の挿通用の開口が設けられている。ボルト12は該ブラケット11に設けられた雌ネジ穴にねじ込まれている。突片9の先端には基部8aを受けとめて位置決めする爪部9aが折曲されている。
【0030】このホーンスイッチ支持部材8の上部8bとモジュールカバー5との間にホーンスイッチ20が介在されている。該上部8bはモジュールカバー5の進退方向と直交方向に延設されている。
【0031】形状保持部材18とモジュールカバー5との間には所定の間隙があいている。また、前記モジュールカバー5の脚片部5Lに設けられた開口5aと前記フック2Fとの間には所定の間隙があいており、これによりモジュールカバー5が第1図の上下方向に移動可能となっている。そして、モジュールカバー5を押すと、ホーンスイッチ20が押されてONとなる。
【0032】第3図の通り、ホーンスイッチ20は接点部材21と、コイルスプリング22と、該コイルスプリング22が外嵌したスプリングガイド23とを有する。
【0033】接点部材21は、モジュールカバー5から突設された取付用リブ5Rに装着されている。
【0034】この接点部材21には、凸部よりなる接点26が設けられると共に、ガイド23の頭部23aの係止用開口27が設けられている。モジュールカバー25が押されると、接点26がホーンスイッチ支持部材8の上部8bに当接し、ホーンスイッチ20がONとなり、ホーンが鳴る。
【0035】スプリングガイド23は、該頭部23aが該開口27に係止されると共に、基端側の1対の弾性脚部23bがホーンスイッチ支持部材8の上部8bの開口28に係止されている。この脚部23bは互いに接近、離反する方向に弾性変形可能である。また、この脚部23bには、対向面と反対側の面に凸部23cが設けられており、この凸部23cが開口28の縁部に係止されている。
【0036】この実施の形態に係るエアバッグ装置にあっては、ホーンスイッチ支持部材8をリテーナ2とは別体としているため、ホーンスイッチ支持部材8のみを交換することにより、モジュールカバー5の寸法や形状の異なる種々の機種のエアバッグ装置に対し、リテーナ2を共通のものとすることができる。
【0037】このモジュールカバー5のスポーク係合部の裏面からガイド脚30が突設され、該ガイド脚30にガイド用凸部31が設けられている。このガイド用凸部31は、第3図の上面(乗員側)が、上方ほどモジュールカバー5の中心側となる傾斜面32となっている。
【0038】ホーンスイッチ支持部材8の上部8bの先端は、ステアリングホイール10のスポーク部に設けられた上向き段部35に係合している。この上向き段部35には前記ガイド脚30が侵入しうる大きさの凹部36が設けられている。ホーンスイッチ支持部材8の上部8bには、この凹部36と重なり合う位置に開口37が設けられると共に、該凹部36に入り込んだ舌片部38が設けられている。また、このホーンスイッチ支持部材8の上部8bの先端からはガイド用起立片39が立設されており、この起立片39の上端側は凸部31の傾斜面32に重なる傾斜面39aとなっている。
【0039】ホーンスイッチ20をONとすべく、モジュールカバー5を押すと、ガイド脚30が凹部36内に入り込む。モジュールカバー5から手を離すと、スプリング22の反発力によりモジュールカバー5が上方に復動する。この復動に際して、凸部31の傾斜面32が起立片39の傾斜面39aと摺動して案内され、モジュールカバー5が確実に正規位置に戻る。
【0040】第5図は別の実施の形態に係るエアバッグ装置1A及びステアリング装置を示す断面図、第6図はこのエアバッグ装置のモジュールカバーの脚片部付近の斜視図である。
【0041】ホーンスイッチ支持部材8に対面するモジュールカバー脚片部5Lには、その下端縁から上方(乗員側)に向ってスリット40が設けられている。このスリット40は、その開き幅が下方ほど小さくなるテーパ形状である。
【0042】ホーンスイッチ支持部材8には、このスリット40に入り込む凸部41が設けられている。この凸部41の幅員は、スリット40の下端側の開き幅よりも大きい。
【0043】ホーンを鳴らすべくモジュールカバー5を押すと、モジュールカバー5が第5図の下方に移動(往動)し、凸部41がスリット40内を相対的に上方移動する。モジュールカバー5から手を離すと、モジュールカバー5が上方に復動する。
【0044】この復動に際し、凸部41がスリット40の内縁に案内され、凸部41がスリット40の開き幅方向の中央に位置するようになる。この結果、モジュールカバー5が確実に正規位置に戻る。
【0045】なお、第5図のその他の構成は、ホーンスイッチ支持部材8の上部8bの先端側が単にスポーク係合部の上向き段部35に重なるように構成されており、凹部36、開口37、舌片部38、起立片部39、ガイド脚30が省略されている点を除き上記第1図〜第4図の実施の形態と同様である。
【0046】第7図は別の実施の形態に係るエアバッグ装置の脚片部付近の斜視図である。
【0047】この脚片部5Lに設けられたフック2F係合用の開口5a’は、下半側が下方ほど開口幅が小さくなるテーパ形となっている。モジュールカバー5が押されて下方に移動した後、モジュールカバー5から手を離した際には、フック2Fが開口5a’の斜めの縁部44に案内され、該開口5a’の開口幅方向の中央に納まる。これにより、モジュールカバー5が確実に正規位置に戻るようになる。
【0048】第8図のエアバッグ装置1Bにあっては、リテーナ2の一方の側壁部2S’に設けられたフック部2F’に斜面45,46を設けることにより復動時のモジュールカバーを案内するよう構成している。
【0049】斜面45は脚片部5Lの内側(エアバッグ3側)に配置されており、上方(乗員側)ほどエアバッグ3から離反するように傾斜している。斜面46は脚片部5Lの外側に配置されており、上方ほどエアバッグ3に近接するように傾斜している。第8図のその他の構成は前記第2図と同様であり、同一符号は同一部分を示している。
【0050】この第8図の構成によれば、モジュールカバー5の復動時に脚片部5Lの開口5aの下縁が該斜面45又は46と摺動することにより、モジュールカバー5の第8図の左右方向の位置決めが行われる。
【0051】第8図では左側のフック2F’にのみ斜面45,46を設けているが、右側のフックにも同様の斜面を設けてもよい。
【0052】また、第7図と第8図の双方の構造を具備することにより、脚片部5Lに沿う方向の位置決めと、脚片部5Lと垂直方向の位置決めとを行わせることができる。
【0053】第9図のエアバッグ装置1Cにあっては、脚片部5Lの下端にリテーナ2の角縁に当接する斜面48を形成している。この斜面48は、脚片部5Lの下端からリテーナ2の中心側に向って突設された凸部49の上面に形成されている。第9図のその他の構成は第2図と同様である。
【0054】モジュールカバー5が復動するに際し、該斜面48がリテーナ2の角縁に斜め下側から当接して摺動することにより、モジュールカバー5の第9図の左右方向の位置決めが行われる。
【0055】第9図では、凸部49の斜面48をリテーナ2の角縁に当接させているが、ホーンスイッチ支持部材の角縁に当接させてもよい。
【0056】第10,11図はそれぞれ別の実施の形態に係るステアリング装置を示す要部断面図であり、前記第3図と同様の部分の断面を示している。
【0057】第10図のステアリング装置にあっては、ステアリング装置のスポーク部に斜め下向きの斜面50を形成し、この斜面50を前記ガイド脚30の上向きの斜面32に摺動可能に当接させている。該斜面50は、ステアリングの中心から遠ざかるほど下位となるように傾斜している。
【0058】モジュールカバー5Aが復動するときには、この斜面32,50同士が摺動することによりモジュールカバー5Aの位置決めが行われる。なお、斜面32,50はステアリングの中心を挟んで両側に配置されている。
【0059】第10図のその他の構成は、ホーンスイッチ支持部材8の上部8bから開口37と起立片39とが省略されている他は第3図と同様であり、同一符号は同一部分を示している。
【0060】第11図にあっては、モジュールカバー5Bの周縁部の下縁に凸部53を側方に突設し、この凸部53の上面に上向きの斜面54を形成している。この斜面54は、モジュールカバー5Bの外周ほど下位となるように傾斜している。
【0061】ステアリング10Bには、この斜面54と摺動可能な下向き斜面55が設けられている。この斜面55は、ステアリングの中心から遠ざかるほど下位となるように傾斜している。
【0062】モジュールカバー5Bが復動する際には、斜面54,55が摺動することによりモジュールカバー5Bの位置決めが行われる。
【0063】なお、第11図の斜面54,55もステアリングの中心を挟んで両側に配置されている。
【0064】上記実施の形態はいずれもモジュールカバーのみを上下動させる構成としているが、モジュールカバーをステアリングに摺動させる第10図、第11図の構成は、第12図の如くエアバッグ装置全体を上下動させるステアリング装置にも適用可能であり、エアバッグ装置を確実に正規位置に復動させることが可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、ホーンスイッチ付きのエアバッグ装置又はモジュールカバーが復動するに際し、該エアバッグ装置又はモジュールカバーが確実に正規位置に戻るようになる。
【出願人】 【識別番号】000108591
【氏名又は名称】タカタ株式会社
【出願日】 平成12年12月18日(2000.12.18)
【代理人】 【識別番号】100086911
【弁理士】
【氏名又は名称】重野 剛
【公開番号】 特開2001−354101(P2001−354101A)
【公開日】 平成13年12月25日(2001.12.25)
【出願番号】 特願2000−383921(P2000−383921)