トップ :: B 処理操作 運輸 :: B60 車両一般

【発明の名称】 交通機関の操作者判別方法及び装置
【発明者】 【氏名】渡邉 千純

【氏名】岸畑 英幸

【氏名】矢野 義晴

【氏名】伊野部 孝男

【要約】 【課題】操縦業務装置の側から自動的に装置操作者を判別特定し管理するようにし、厳密に漏れなく操縦業務装置の装置操作者を判別特定確認し操作者交代の履歴も自動登録する方法を採用し操縦業務装置の操作者を漏れなく厳密に管理可能な交通機関の操作者判別装置を提供すること。

【解決手段】鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行において運転手や操作者が運行操縦装置を用いて運行操作を行う場合の責任分掌の把握管理において、複数の運行操作者が該操作装置を操作する場合、該操作装置に操作者個人を非接触の読み取り手段によって判別認識する個人認識手段を備え、該手段によって操作者を自動的に認識し運行操作の責任分掌を明確にし、また、万一の事故発生時にも管理センターでの情報収集記憶が可能になるように図る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各種交通機関の運行操縦装置に設けられ、操作者に装着された操作担当者ID識別標のIDコード乃至は個人認識が可能な個人の特徴を非接触により判別および認識する個人判別認識手段と、個人判別認識手段による判別結果を管理する判別データ管理手段と、前記個人判別認識動作を制御する制御手段とを備えた交通機関の操作者判別装置。
【請求項2】 運行操縦装置に各種の通信手段を備え、個人判別認識手段による判別結果を管理センターに伝送させ、管理センターにおける情報収集記憶を可能にして、管理センターによって運行管理、事故情報収集等ができるようにしたことを特徴とする請求項1記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項3】 前記の個人判別認識手段に非接触型のID読み取り手段を用い、ID読み取り手段として非接触読み取り方式のICカードを用いた個人判別認識手段を用いることを特徴とする請求項1記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項4】 ID読み取り手段の読み取り動作を制御するID読み取り制御部と、IDカードを読み取ることができる距離の感度範囲を制御する読み取り距離感度範囲制御手段とを備え、当該読み取り距離感度範囲制御手段は、操作者が交通機関の運行操縦装置の操作時に所持する非接触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限定可能な最小距離範囲にIDカード読み取り出力を制御するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項5】 読み取り距離感度範囲制御手段は、IDカード読み取り手段による読み取り動作開始の当初においては読み取り距離感度範囲をより遠方までの距離範囲に設定し、以後徐々に距離感度範囲をより近づくように小さく設定することにより、交通機関の操作者を特定するようにIDカード読み取り出力を制御するようにしたことを特徴とする請求項4記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項6】 ID読み取り手段の読み取り動作を制御するID読み取り制御部と、IDカードを読み取ることができる方向の感度範囲を制御する読み取り方向感度範囲制御手段とを備え、当該読み取り方向感度範囲制御手段は、操作者が交通機関の操縦装置の操作時に所持する非接触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限定可能な最小角度範囲にIDカード読み取り出力を制御するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項7】 読み取り距離感度範囲制御手段は、IDカード読み取り手段による読み取り動作開始の当初においては読み取り方向感度範囲をより広範囲に設定し、以後徐々に方向感度範囲を絞り込み狭めるように小さく設定することにより、交通機関の操作者を特定するようにIDカード読み取り出力を制御するようにしたことを特徴とする請求項6記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項8】 ID識別情報を表示する表示手段を備え、非接触型のID読み取り手段による個人判別認識手段により判別認識した操作者のIDを表示装置に表示するようにしたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項9】 ID選択手段と、ID登録手段とをさらに備え、ID読み取り読み取り手段が複数のIDを読み取った場合は、該複数のIDを表示装置に表示し、ID選択手段によって該当の操作担当者のIDを選択し、選択した該当の操作担当者のIDを表示確認して登録することが出来るようにしたことを特徴とする請求項8記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項10】 非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に当該手段より操作担当者のIDを自動的に認識し読み取った運行操縦装置の操作担当者のIDを表示装置に表示し、複数のIDを読み取った場合は、該複数のIDを表示装置に表示し、操作者のIDカードを読み取り手段に対して接近させることによって該当の操作担当者のIDを再判定して特定し選択出来るようにした手段を備えて、該手段によって選択した該当の操作担当者のIDコードを表示確認して登録することが出来るようにしたことを特徴とする請求項3乃至9のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項11】 前記の非接触型のID読み取り手段としてマーキングコード読み取り手段を用い、該運行操縦装置の操作担当者が身体につける名札等にマーキングコードを施す等によるIDカードを読み取る手段を個人判別認識手段として用いることを特徴とする請求項3乃至10のいずれかに記載の運行操縦装置に付加する交通機関の操作者判別装置。
【請求項12】 前記のマーキングコードをステルスコードとした手段を用いて個人判別認識手段とすることを特徴とする請求項11記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項13】 前記のマーキングコードをホログラム方式のコードとした手段を用いて個人判別認識手段とすることを特徴とする請求項11記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項14】 前記の非接触型のID読み取り手段として網膜模様、声紋、指紋、人相、手相等の人体の個人的特徴を認識判別する手段を個人認識に用いることが可能なようにした認識手段を用いたID読み取り手段を個人判別認識手段として加えたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項15】 鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用いて個人認識することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項16】 鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用いて個人認識する他にさらに、該手続業務の1操縦業務の終了毎においても前記個人判別認識手段を用いて個人認識することを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項17】 鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用いて個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業務毎の終了迄の間においても常時継続的に前記個人判別認識手段を用いて個人認識するとともに監視するようにしたことを特徴とする請求項15または16記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項18】 交通機関の操作者が運行操縦する場合に、該操縦業務の開始から終了までの間において常時継続的に個人認識する個人判別認識手段を用いて監視している間に操作担当者のID認識に異常のある場合には操縦禁止ロック乃至は警報を発するようにし再動作や警報解除を行う場合はパスワード等の暗号鍵によってロック解除を行う事ができるようにした手段を備えたことを特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項19】 鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務毎の開始毎に前記個人判別認識手段を用いて個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業務毎の終了迄の間においても常時継続的に前記個人判別認識手段を用いて個人認識するとともに監視するようにし、また途中に於いて他の操作者が操作を引き継いで行う場合に、その操作経歴と該経歴の操作担当者のIDをレコードする手段を備え、運行操縦の責任分掌を明確に把握可能にしたことを特徴とする請求項17または18記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項20】 請求項1乃至請求項19のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置により把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を収集する手段を備え、収集された各種データを必要に応じて選択付加して運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化するようにしたことを特徴とする交通機関の操作者判別装置。
【請求項21】 交通機関の位置、高度の情報のデータ取得手段としてGPSを用いて位置、高度等を算出する位置検出手段を用いたことを特徴とする請求項20記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項22】 航空機等の正副操縦席等の複数の切り替え操作可能な運行操縦装置を有する交通機関での正副操縦者交替時に、前記複数の運行操縦装置の切り替えと連動して操縦者のID読み取り装置の切り替えを行なう切替手段を備え、切り替え認識を自動的に行い操縦者の特定が明確になるようにした情報が得られるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項23】 操縦者の身体的状況の測定、観測を行なう手段と、当該身体的状況データを操作者自動判別認識データに付加して個人判別認識データとする制御手段を備え、運行状態に対する操作者の責任分掌データの補強が出来るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項22のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項24】 操縦者の音声を収集する音声収集手段と、管制センター等との連絡通信時における音声や運行中の運転手や操縦者の音声をデータとして収録し個人判別認識データに付加する制御手段を備え、運行状態に対する操作者の責任分掌データの補強が出来るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項25】 超高耐久強度と超高耐熱性とを有するデータレコーダーと、個人判別認識手段によって得られた個人認識データまたは交通機関の運行情報のうち一定時間内の最新のものを前記データレコーダーに収録する制御手段とを備え、万一通信装置が機能しなかった場合にも運行状態に対する操縦操作者の責任分掌データの保護が出来るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項24のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項26】 操縦者の操作状況を撮像する撮像手段と、この撮像手段を用いて撮像した画像情報を収集データとして収録しまた個人判別認識データに付加する制御手段とを備え、運行状態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項25のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項27】 交通機関が航空機である場合に、操縦者判別認識手段にさらに、航空機の姿勢制御に係わる計器データを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収録する手段と、この計器データを送信乃至はレコーダーに収録する制御手段とを備え、前記計器データをデータ送信し、またはデータ送信するとともにデータレコーダに収録し、運行状態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項26のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項28】 交通機関が航空機である場合に、空港等への航空機の着陸誘導用のビーコン誘導に対するズレのデータを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収録する手段と、このズレのデータを送信乃至はレコーダーに収録する制御手段とを備え、前記ズレのデータをデータ送信し、またはデータ送信するとともにデータレコーダに収録し、運行状態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来るようにしたことを特徴とする請求項27記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項29】 金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い処理手段による処理データを収録および出力する金銭受け払い処理データ収録、出力手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至28のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項30】 金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い処理データ収録、出力手段は、交通機関内に備えられた携帯端末装置との間でデータの送受信が可能なように通信機能が備えられていることを特徴とする請求項29記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項31】 金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い処理データ収録、出力手段は、交通機関の乗組員が料金等の収受取扱を行う場合において、当該料金収受に関する料金、釣り銭等の受け払いデータを収録し、通信網による通信機能を経由し管理センターに於いて交通機関内等における金銭関連についてもデータ管理が行える様にする手段を用いたことを特徴とする請求項29または30記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項32】 携帯端末装置として、赤外線通信等の手段による通信機能を備え、また乗組員が当該携帯端末装置を用いて金銭関連収受取扱処理を行なった場合に、当該処理データを集約するようにしたことを特徴とする請求項30記載の交通機関の操作者判別装置。
【請求項33】 各種交通機関の運行操縦装置に設けられ、操作者に装着されたIDカードを読み取るID読取手段と、ID読取手段により読み取られたデータに基づいて操作者個人の判別および認識を行なう個人判別認識手段と、個人判別認識手段による判別結果を管理する判別データ管理手段と、前記ID読み取り及び個人判別認識動作を制御する制御手段とを備えた交通機関の操作者判別装置。
【請求項34】 各種交通機関の操縦運行において、運転手や操作者が運行操縦装置を用いて運行操縦を行う場合、当該運行操縦装置に非接触型の読み取り装置による個人判別認識手段を備えて、当該個人判別認識手段により操作担当者の担当者ID識別標を前記運行操縦装置側が自動的に判別認識するようにし、前記運行操縦装置の操作担当者の操作処理の責任分掌情報を明確に把握記憶し、管理することを可能にした交通機関の操作者判別方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通機関の操作者判別装置、特に鉄道列車、バスその他の車両、船舶、航空機など交通関係の運行操縦装置の操作を行う運行操縦業務に用いられる諸業務装置において交通運行業務を管理、監督する操作者、或いは交通機関運行用の操縦装置の操作者を自動判別し認識し、責任分掌する他、諸データ等も併せて管理するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術による運行操縦装置において操作者の判別を行なうには、操作者を判別し特定してセキュリティ管理を行う方法、或いは装置及びシステムにおいては磁気記録カード、接触式のICカード等のIDカードを当該運行操縦装置のカード読み取り装置に挿入してID登録コードを読み取らせる方法によって装置操作の責任分掌管理を行なう方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術の交通機関の操作者判別装置では、操作者による手続操作に対する依存度が高いため頻繁に操作者が交代するような場合、操作者にとって手続操作が面倒であるという不具合がある。また、このような手続操作が面倒であるなどの理由から操作者が忠実な操作を怠るなどの事態が発生し、手続操作の漏れ等が発生し責任分掌が不明確になってしまう場合が生じるなど厳密な管理が行えないという問題が介在していた。
【0004】また、操作者達の意識がルーズであるような場合、これによって生ずる問題点の追跡探究も管理システム自体の不完全さのために不可能であるという問題もあった。
【0005】さらに、例えば従来の航空機事故に見られるように、事故発生時の証拠収録装置としては、航空機におけるボイスレコーダやフライトレコーダの例が見られ、これらの装置では事故時の衝撃や発火燃焼にも耐えられるようにした頑丈且つ耐熱の保護の備えをもつ音声収録装置に操縦士の管制等との連絡音声や正副操縦士、機関士等の会話等の音声やその他の音を収録し事故後に事故現場から探索発掘し、収録音の解析を行って事故原因の解析を行うようにした装置が使われているが、装置の探索発掘に時間を費やして解析が遅れることや、その解析内容は、音声や音の解析からの推測であり、運行関連装置に関する状況や位置高度等を把握する科学的データが収録されていないなど事故解析においてデータがかならずしも充分とはいえない等の問題があった。それでも航空機の場合はデータ不足とはいえども事故解析のための装備と専門機関(委員会)の備えがあるが、その他の交通機関(例えば、汽車、電車、バスなどの陸上交通機関、或いは海上交通機関)においてはそのような備えも無いというのが実態であって事故解析と問題解決が迅速且つ正確に行えないという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の技術における、交通機関の操縦運行操作者の特定判別を担当者による登録操作だけに依存していたために発生していた問題点を解決するためになされたもので、その第1の目的は、操縦業務装置の側から自動的に装置操縦者を判別特定し管理するようにし、厳密に漏れなく操縦業務装置の装置操縦者を判別特定確認し操縦者交代の履歴も自動登録する方法を採用し操縦業務装置の操縦者を漏れなく厳密に管理可能な交通機関の操作者判別装置を提供することである。
【0007】本発明の第2の目的は、操縦者の認識特定判別の他に交通機関運行に係わるエンジンその他各装置の状況、位置高度気象等の状況データ、操縦者に関する状況データ等の科学的データも収録し把握し、通信等の手段によって迅速安全にデータ収集を行って迅速正確な対応を行うことが可能な交通運行管理システムを提供することである。
【0008】本発明の第3の目的は、通信手段によって関連諸データの収集登録管理が管理センター等において行うことが可能なようにし、交通運行に際し、事故やトラブル発生時においても迅速正確な情報を得て迅速確実な対応が可能な交通運行管理システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために、交通機関の操作者判別装置として、操作者が操縦することによって業務処理が行われるようにした運行操縦装置に、非接触によるID読み取り手段と、ID読み取り手段により読み取られたデータに基づいて操作者個人の判別および認識を行なう個人判別認識手段と、個人判別認識手段による判別結果を管理する判別データ管理手段と、前記ID読み取り及び個人判別認識動作を制御する制御手段とを備え、操作者が当該装置による読み取りの対象となるIDコードが付与されたIDカード(識別票)を身体の所定の位置に保持或いは所持していれば前記該非接触ID読み取り手段により自動的に読み取りを行って操作者の個人認識を自動的に行って判別認識し、また、該手段によって認識された操作者のIDコードを記憶登録して管理できるようにすることによって該操作者の責任分掌を明確に且つ漏れなく操作者の管理を完全に行ない、これによりセキュリティ管理が可能となるようにしたことを要旨とするものである。
【0010】これにより、本発明の交通機関の操作者判別装置によれば、運行操縦装置に非接触読み取り方式の操作者ID読み取り手段を備えるとともに、該運行操縦装置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名札等の標識に当該非接触読み取り対象となるIDコードを付与せしめておいて前記ID読み取り手段によって該IDコードを該運行操縦装置が自動的に非接触読み取りを行って操作者を判別認識を行い、或いは操縦者の顔、音声などの個人的特徴を非接触により自動的に判別認識することにより個人認識を行なう操作履歴データとして登録し操作者管理を行えるようにすることによって頻繁な操作者の交代等が行われ、且つ操作者がルーズなような場合においても操作者の登録手続が常時に漏れなく確実に行われるようになる。
【0011】本発明の別の態様によれば、上記のように交通機関の操作者判別装置に、非接触によるID読み取り手段を装備して操作者の自動判別認識を行なうようにするとともに、この操作者判別装置に通信ネットワークに接続された通信手段をさらに備えたことを要旨とするものである。
【0012】これにより、本発明の交通機関の操作者判別装置によれば、個人判別認識手段による判別結果を管理センターに伝送させ、管理センターによって運行管理、事故情報収集等ができるものである。
【0013】本発明のまた別の態様によれば、交通機関の操作者判別装置にID読み取り手段を装備して操作者の自動判別認識を行なうようにするとともに、さらにID読み取り手段の読み取り動作を制御するID読み取り制御部と、IDカードを読み取ることができる距離または方向の感度範囲を制御する読み取り感度範囲制御手段とを備えたことを要旨とするものである。
【0014】これにより、本発明の交通機関の操作者判別装置によれば、上記読み取り感度範囲制御手段が、操作者が交通機関の運行操縦装置の操作時に所持する非接触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限定可能な最小距離範囲または最小角度範囲にIDカード読み取り出力を制御し操作者のIDと正しく読み取ることができる。
【0015】また、読み取り感度範囲制御手段の機能として、IDカード読み取り手段による読み取り動作開始の当初においては読み取り距離感度範囲をより遠方までの距離範囲に設定し、以後徐々に距離感度範囲をより近づくように小さく設定することにより、交通機関の操作者を特定するようにIDカード読み取り出力を制御するか、またはIDカード読み取り手段による読み取り動作開始の当初においては読み取り方向感度範囲をより広範囲に設定し、以後徐々に方向感度範囲を絞り込み狭めるように小さく設定することにより、交通機関の操作者を特定するようにIDカード読み取り出力を制御するようにしたことを要旨とするものである。
【0016】これにより、ID読み取り手段の視野の中に複数の操作者が入った場合でも、正規の操作者を自動認識することができるものである。
【0017】本発明のまた別の態様によれば、交通機関の操作者判別装置にID読み取り手段を装備して操作者の自動判別認識を制御するようにするとともに、制御手段の機能として、交通機関の操縦者が運行操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務の開始毎に個人判別認識手段を用いて自動個人認識したり、交通機関の操縦者が運行操作する場合に、該操作業務の1操縦業務の終了毎においても個人判別認識手段を用いて自動個人認識したり、また交通機関の操縦者が運行操作する場合に、該操縦業務の開始から操縦業務の終了迄の間においても常時継続的に個人判別認識手段を用いて自動個人認識するようにしたことを要旨とするものである。
【0018】これにより、操作業務の1操縦業務の節目となる時点、或いは操縦業務が行なわれている間継続的に、操作者の自動判別認識を行ない、操作者の判別認識精度を向上させることが可能となる。
【0019】本発明のまた別の態様によれば、上記のような制御手段の機能として、交通機関の運行操縦業務の開始から操縦業務の終了迄の間において個人判別認識手段により自動個人認識している間に操作者のID認識に異常のある場合には、操縦禁止ロック乃至は警報を発するようにし、その後再動作や警報解除を行う場合はパスワード等の暗号鍵によってロック解除を行うようにしたたり、或いは常時継続的に個人判別認識手段により自動個人認識している間に一の操作者から他の操作者へ操作が引き継がれた場合に、その操作経歴と該経歴の操作者のIDをレコードするようにしたことを要旨とするものである。
【0020】これにより、交通機関の運行操縦業務の上で、疑義のある場合は運行業務を停止させて、操作者等の確認を完全にし、また操作者の交替等に際してはその運行業務の流れを正確に把握し、管理することを可能にするものである。
【0021】本発明のまた別の態様によれば、交通機関の操作者判別装置にID読み取り手段を装備して操作者の自動判別認識を行ない、その判別認識データを格納、管理するとともに、さらにその他のデータとして、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を検出する手段を備えたことを要旨とするものである。これにより、操作者の判別認識データのみならず交通機関の運行中における各種データが収集され且つ格納、管理されるから、後において、交通機関の運行状況の解析がより正確に行ない得るものである。この場合において、交通機関の位置、高度の情報のデータ取得手段としてGPSによる位置件手段を用いることも可能であり、これにより、交通機関の位置の割り出しが迅速、且つ正確に行ない得る。さらに上記以外のデータとして、操縦者の身体的状況の測定、観測を行う手段、或いは操縦者の音声を収集する音声収集手段と、管制センター等との連絡通信時における音声や運行中の運転手や操縦者の音声をデータとして収録する手段と、当該身体的状況データや操縦者の音声データを操作者のID読み取りデータに付加して個人判別認識データとする制御手段とを備えることも可能である。これにより操作者の個人判別認識の精度が向上させることができる。
【0022】さらに、本発明の別の態様によれば、複数の操縦装置を有する交通機関での正副操縦者交替時に複数の操縦装置の切り替えと連動して操縦者のID読み取り装置の切り替えを行なう切替手段を備えたことを要旨とするものである。
【0023】また、上記各種データを記録する手段として、超高耐久強度と超高耐熱性を有するデータレコーダーを備え、操縦者の個人認識情報または交通機関の運行情報を記録するようにしたことを要旨とする。これにより記録した内容が容易に破壊されることが無くなり、事故発生等において、後における状況分析が正確に行なえるものである。
【0024】本発明のまた別の態様によれば、交通機関が航空機である場合に、運行操縦装置に付加する操縦者自動判別認識装置にさらに、航空機の姿勢制御に係わる計器データを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収録をさせ、当該データを送信乃至はデータ送信するとともにデータレコーダーに収録するようにし、また操縦者自動判別認識装置にさらに、空港等への着陸誘導のビーコン誘導に対するズレのデータを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収録をさせ、当該データを送信乃至はデータ送信するとともにデータレコーダーに収録するようにしたことを要旨とするものである。
【0025】これにより、航空機の運行状態に対する操作者の責任分掌データに加えて、航空機を実際に離発着させたり、その他の運行操縦の際に行うべき操縦操作を実際に行った場合に当然それに伴って実行されるはずの飛行姿勢において得られるべきデータと実際に実施した時得られたデータの差異を照らし合わせて追跡調査を行う事が可能となり、万一トラブル等発生した時に事故解析にとって貴重なデータを入手することが可能となり、また操縦者がどの程度ビーコン誘導に従ったのかが追跡調査が可能となるという作用がありまた、実際の視界とビーコン誘導の誤差や差異の検証補正をシステム的にフォローすることも可能となる。
【0026】本発明のまた別の態様によれば、交通機関の操作者判別装置にID読み取り手段を装備して操作者の自動判別認識を行ない、その判別認識データを格納、管理するとともに、金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い処理手段による処理データを収録および出力する金銭受け払い処理データ収録、出力手段とを備え、また、この態様に加えて、金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い処理データ収録、出力手段は、交通機関内に備えられた携帯端末装置との間でデータの送受信が可能なように通信機能が備えられているようにしたことを要旨とするものである。
【0027】これにより、運行操縦責任分掌に関連するデータとともにワンマンカーや欧米等において見られるワンマンプレーンにおける料金の受け払い管理も管理センターで管理することができ、さらには、交通機関内において、操縦士以外の乗り組み員が行う販売業務のデータの管理が操縦士に関する責任分掌管理とともに行うことが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、交通機関の操作者判別装置として、各種交通機関の運行操縦装置に設けられ、操作者に装着された操作担当者ID識別標のIDコード乃至は個人認識が可能な個人の特徴を非接触により判別および認識する個人判別認識手段と、個人判別認識手段による判別結果を管理する判別データ管理手段と、前記個人判別認識動作を制御する制御手段とを備えたものであり、運行操縦装置の操作ポジションに居る操縦者が身体に付ける名札等の操作担当者ID標識標に当該非接触読み取り対象となるIDコードを付与せしめておいて、前記個人判別認識手段によって該IDコードを該運行操縦装置が自動的に非接触で認識を行うか、または個人認識が可能な個人の特徴を非接触の手段により操作者の判別認識を行い、操作履歴データとして登録し操作者管理を行えるようにすることによって頻繁な操作者の交代等が行われ、且つ操作者がルーズなような場合においても操作者登録手続が常時に漏れなく確実に行われるようになるという作用を有する。また、交通機関の運行操縦装置が主導する形での操作者管理を行えるようになって、頻繁な操作者の交代等が行われる場合においても操作者登録手続が漏れなく常時確実に行われるようになるという作用を有する。
【0029】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の交通機関の操作者判別装置において、運行操縦装置に各種の通信手段を備え、個人判別認識手段による判別結果を管理センターに伝送させ、管理センターにおける情報収集記憶を可能にして、管理センターによって運行管理、事故情報収集等ができるようにしたものであり、各種の通信手段によって管理センターに情報収集が記憶が行えるように備えることにより管理センターに迅速正確な情報収集が可能となり迅速確実な対応が行えるようになるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の交通機関の操作者判別装置において、前記個人判別認識手段に非接触型のID読み取り手段を用い、ID読み取り手段は非接触型のICカード読み取り手段であり、またIDカードには非接触読み取り方式のICカードを用いたものであり、非接触読み取り方式のICカードを用い個人認識手段とし該運行操縦装置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名札等を該ICカードによって構成しその電子標識として当該非接触読み取り対象となるIDコードを付与せしめておいて前記読み取り装置によって該IDコードを該運行操縦装置が自動的に非接触読み取りを行って操作者を判別認識を行うことによって、操作履歴データとして登録し操作者管理を行えるようにすれば頻繁な交代操作にも拘わらず操作者登録手続が漏れなく常時確実に行われるようになるという作用を有する。
【0031】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、ID読み取り手段の読み取り動作を制御するID読み取り制御部と、IDカードを読み取ることができる距離の感度範囲を制御する読み取り距離感度範囲制御手段とを備え、当該読み取り距離感度範囲制御手段は、操作者が交通機関の運行操縦装置の操作時に所持する非接触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限定可能な最小距離範囲にIDカード読み取り出力を制御するようにしたものであり、IDカードを読み取りれる距離を制御することによって該運行操縦装置が自動的に非接触読み取りを行うにあたって操作者が該運行操縦装置の操作を行うためには該運行操縦装置から至近の位置に着席することを想定して読み取り距離を制限するようにすることによって該操作者のICカードのみを読み取り対象とし近傍に居る他の人が所持するIDカードを読み取りってしまうことにより誤認識となることを防止できるようになるという作用を有する。
【0032】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項4記載の交通機関の操作者判別装置において、読み取り距離感度範囲制御手段は、IDカード読み取り手段による読み取り動作開始の当初においては読み取り距離感度範囲をより遠方までの距離範囲に設定し、以後徐々に距離感度範囲をより近づくように小さく設定することにより、交通機関の操作者を特定するようにIDカード読み取り出力を制御するようにしたものであり、読み取り開始の当初は読み取り感度範囲を広範囲に設定して徐々に読み取り感度範囲を狭めていって操作者に絞り込むことにより確実に操作者のIDコードを捕らえるようにすることが可能となるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、ID読み取り手段の読み取り動作を制御するID読み取り制御部と、IDカードを読み取ることができる方向の感度範囲を制御する読み取り方向感度範囲制御手段とを備え、当該読み取り方向感度範囲制御手段は、操作者が交通機関の操縦装置の操作時に所持する非接触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限定可能な最小角度範囲にIDカード読み取り出力を制御するようにしたものであり、IDカードを読み取れる方向の感度範囲を制御することによって本願による運行操縦装置が自動的に非接触読み取りを行うにあたって操作者が該運行操縦装置の操作を行うためには該運行操縦装置から至近の位置に着席することを想定して読み取り方向を制限するようにすることによって該操作者のIDカードのみを読み取り対象とし近傍に居る他の人が所持するIDカードを読み取ってしまうことにより誤認識となることを防止できるようになるという作用がある。
【0034】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項6記載の交通機関の操作者判別装置において、読み取り距離感度範囲制御手段は、IDカード読み取り手段による読み取り動作開始の当初においては読み取り方向感度範囲をより広範囲に設定し、以後徐々に方向感度範囲を絞り込み狭めるように小さく設定することにより、交通機関の操作者を特定するようにIDカード読み取り出力を制御するようにしたものであり、読み取り開始の当初は読み取り感度範囲を広範囲に設定して徐々に読み取り感度範囲を狭めていって操作者に絞り込むことにより確実に操作者のIDコードを捕らえるようにすることが可能となるという作用を有する。
【0035】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、ID識別情報を表示する表示手段を備え、非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段により判別認識した操作者のIDを表示装置に表示するようにしたものであり、運行操縦装置が自動的に操作者のIDコードを非接触読み取り方式により読み取った場合には当該IDコードを操作部の表示手段に表示し、IDコードの読み取りによる操作者の判別認識動作が正確か否かをチェックできるという作用を有する。
【0036】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項8記載の交通機関の操作者判別装置において、ID選択手段と、ID登録手段とをさらに備え、ID読み取り読み取り手段が複数のIDを読み取った場合は、該複数のIDを表示装置に表示し、ID選択手段によって該当の操作担当者のIDを選択し、選択した該当の操作担当者のIDを表示確認して登録することが出来るようにしたものであり、運行操縦装置が自動的に操作者のIDコードを非接触読み取り方式により読み取ったときに複数IDコードの読み取りを行った場合には当該複数IDコードを操作部の表示手段に表示し、操作キーボードなどの指示入力手段によって該当の操作者のIDコードを選択出来るようにしたことにより該運行操縦装置による自動操作者IDコード非接触読み取り方式の読み取りと操作者判別特定機能の技術的許容度を高めるという作用を有する。
【0037】本発明の請求項10に記載の発明は、請求項3乃至9のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に当該手段より操作担当者のIDを自動的に認識し読み取った運行操縦装置の操作担当者のIDを表示装置に表示し、複数のIDを読み取った場合は、該複数のIDを表示装置に表示し、操作者のIDカードを読み取り手段に対して接近させることによって該当の操作担当者のIDを再判定して特定し選択出来るようにした手段を備えて、該手段によって選択した該当の操作担当者のIDコードを表示確認して登録することが出来るようにしたものであり、運行操縦装置が自動的に操作者のIDコードを非接触読み取り方式により読み取ったときに複数IDコードの読み取りを行った場合には当該複数IDコードを操作部の表示手段に表示し、操作者の接近動作によって正しい操作者のIDコードを選択出来るようにしたことにより該運行操縦装置による自動操作者IDコード非接触読み取り方式の読み取りと操作者判別特定機能の技術的許容度を高めるという作用を有する。
【0038】本発明の請求項11に記載の発明は、請求項3乃至10のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、ID読み取り手段としてマーキングコード読み取り手段を用い、該運行操縦装置の操作者が身体につける名札等にマーキングコードを施す等によるIDカードを読み取るようにしたものであり、交通機関運行操縦用操作装置の操作者が身体につける名札等にマーキングコードを施す等によるIDカードを読み取る方法を個人認識手段とし自動個人認識方法とすることによって該IDカードのコストが低減するという作用を有する。
【0039】本発明の請求項12に記載の発明は、請求項11記載の交通機関の操作者判別装置において、前記のマーキングコードをステルスコードとしたものであり、操作者が身につける名札等にマーキングコードを施す場合に人間可読の文字と重ねてIDコードを施すことが可能となり名札等が小さい物でもあってもIDコードを施すことが出来るようになり、また偽造や改竄等が行い難いものとなりセキュリティ性が向上するという作用を有する。
【0040】本発明の請求項13に記載の発明は、請求項11記載の交通機関の操作者判別装置において、前記のマーキングコードをホログラム方式のコードとしたものであり、操作者が身につける名札等にマーキングコードを施す場合に特殊な装置によって行わなければならないものとなるので偽造や改竄等が行い難いものとなりセキュリティ性が向上するという作用を有する。
【0041】本発明の請求項14に記載の発明は、請求項1乃至13のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、前記非接触型のID読み取り手段として、網膜模様、声紋、指紋、人相、手相等の人体の個人的特徴を判別認識する手段を備えたものであり、ID読み取りによる操作者判別認識に加え、操作者本人のみの身体的特徴を識別する手法を加味する方法であるため本人以外の認識は排除され極めて精度の高い本人判別性とセキュリティ性を保つことが可能となるという作用を有する。
【0042】本発明の請求項15に記載の発明は、請求項1乃至14のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用いて個人認識する手段を用いたものであり、運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務毎の開始毎に個人認識手段を用い自動個人認識することによって、交通機関の運行業務の1操縦業務毎の責任分掌を明確にすることが可能となるという作用を有する。
【0043】本発明の請求項16に記載の発明は、請求項1乃至15のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用いて個人認識する他にさらに、該手続業務の1操縦業務の終了毎においても前記個人判別認識手段を用いて個人認識するようにしたものであり、運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務毎の開始毎に個人認識手段を用い自動個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業務毎の終了毎においても個人認識手段を用い自動個人認識することによって、操縦業務の1操縦業務毎の責任分掌を明確にすることがさらに明確且つ完全にすることが可能となるという作用を有する。
【0044】本発明の請求項17に記載の発明は、請求項1乃至15のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用いて個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業務の終了迄の間においても常時継続的に前記個人判別認識手段を用いて個人認識する手段を用いて監視するようにしたものであり、運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務毎の開始毎に前記個人判別認識手段を用い自動個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業務毎の終了迄の間においても常時継続的に個人認識手段を用い自動個人認識する方法を用いて監視することによって、操縦業務の1操縦業務毎の責任分掌を明確にすることがさらに明確且つ完全にすることが可能となるという作用を有する。
【0045】本発明の請求項18に記載の発明は、請求項15乃至17のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、交通機関の操作者が運行操縦する場合に、該操縦業務の開始から終了までの間において常時継続的に個人認識する個人判別認識手段を用いて監視している間に操作担当者のID認識に異常のある場合には操縦禁止ロック乃至は警報を発するようにし再動作や警報解除を行う場合はパスワード等の暗号鍵によってロック解除を行う事ができるようにした手段を備えたものであり、常時継続的に個人認識手段を用い自動個人認識する方法を用いて監視している間に操作者のID認識に異常のある場合には運行禁止ロック乃至は警報を発することによって、手続業務の1手続毎の責任分掌を明確にすることがさらに明確且つ完全にすることが可能となるという作用があり且つ途中での異常運用を未然に防止することが出来るようになるという作用を有する。
【0046】本発明の請求項19に記載の発明は、請求項17または18記載の交通機関の操作者判別装置において、鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務毎の開始毎に前記個人判別認識手段を用いて個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業務毎の終了迄の間においても常時継続的に前記個人判別認識手段を用いて個人認識するとともに監視するようにし、また途中に於いて他の操作者が操作を引き継いで行う場合に、その操作経歴と該経歴の操作担当者のIDをレコードする手段を備え、運行操縦の責任分掌を明確に把握可能にしたものであり、運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の開始から終了迄の間において常時継続的に自動個人認識して監視するようにし、また途中に於いて他の操作者が操作を引き継いで行う場合にその操作経歴と該経歴の操作者のIDをレコードし責任分掌を明確に把握可能になるという作用を有する。
【0047】本発明の請求項20に記載の発明は、請求項1乃至19のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、操作者判別装置により把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を収集する手段を備え、収集された各種データを必要に応じて選択付加して運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化するようにしたものであり、ID読み取りなどの方法により把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況など、各種運行関連データを付加して運行状態に対する操作者の責任分掌も明確化することによって、事故その他の問題発生時の対応策を行う場合にも迅速に科学的に正確適切に行うことが可能となり、原因解析も豊富なデータを基にして確実に行えるという作用を有する。
【0048】本発明の請求項21に記載の発明は、請求項20記載の交通機関の操作者判別装置において、交通機関の位置、高度の情報のデータ取得手段としてGPSによる位置件手段を用いようにしたものであり、運行データとしての位置検出にGPSシステムを採用することにより、交通機関の位置の割り出しが迅速、且つ正確に行なうことができ、また運行状態に対する操作者の責任分掌も明確化することによって、事故その他の問題発生時の対応策を行う場合にも迅速に科学的に正確適切に行うことが可能となり、原因解析も豊富なデータを基にして確実に行えるという作用を有する。
【0049】本発明の請求項22に記載の発明は、請求項1乃至21のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、航空機等の正副操縦席等の複数の切り替え操作可能な運行操縦装置を有する交通機関での正副操縦者交替時に、前記複数の運行操縦装置の切り替えと連動して操縦者のID読み取り装置の切り替えを行なう切替手段を備え、切り替え認識を自動的に行い操縦者の特定が明確になるようにした情報が得られるようにしたものであり、交通機関での正副操縦者交替時に操縦装置の切り替えと連動して操縦者のID読み取りによる操作者判別認識動作の切り替えを自動的に行い、誰が操縦者であったかが明確になるようにした情報が得られるようにすることによって、正副操縦士間の会話から推定するような曖昧な判定とは異なり、厳密な判定が可能になるという作用を有する。
【0050】本発明の請求項23に記載の発明は、請求項1乃至22のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、操縦者の身体的状況の測定、観測を行う手段と、当該身体的状況データを操作者のID読み取りデータに付加して個人判別認識データとする制御手段とを備えたものであり、例えば脈拍、呼吸など、運転手や操縦者の身体的状況の測定、観測を行って当該データを操作者自動判別認識データに付加して運行状態に対する操作者の責任分掌データの補強をすることにより、運転手や操縦者の身体的状況の管理や責任分掌明確化等が可能になるという作用を有する。
【0051】本発明の請求項24に記載の発明は、請求項1乃至23のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、操縦者の音声を収集する音声収集手段と、管制センター等との連絡通信時における音声や運行中の運転手や操縦者の音声をデータとして収録し操作者自動判別認識データに付加する制御手段とを備えたものであり、管制センター等との連絡通信装置等における音声や運行中の運転手や操縦者の音声をデータとして収録し操作者自動判別認識データに付加して運行状態に対する操作者の責任分掌データの補強することにより、科学的データの他に運転手操縦者の心理的要素の把握も加えた状況把握や解析を行うことが出来、総合判断が可能になるという作用を有する。
【0052】本発明の請求項25に記載の発明は、請求項1乃至24のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、超高耐久強度と超高耐熱性とを有するデータレコーダーと、個人判別認識手段によって得られた個人認識データまたは交通機関の運行情報のうち一定時間内の最新のものを前記データレコーダーに収録する制御手段とを備え、万一通信装置が機能しなかった場合にも運行状態に対する操縦操作者の責任分掌データの保護が出来るようにしたものであり、交通機関の運行中に得られた情報データのうち一定時間内の最新のものを事故時にも破損しない強度と耐熱性をもつように備えたデータレコーダーに収録し、万一通信装置が機能しなかった場合にも運行状態に対する操作者の責任分掌データの保護が出来るようになり、万一通信装置が機能しなかったために管理センターにデータ収集が出来なかった場合にも、原因解析の時に必要なデータの確保は可能となり解析を行うことが出来るようになるという作用を有する。
【0053】本発明の請求項26に記載の発明は、請求項1乃至25のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、操縦者の操作状況を撮像する撮像手段と、この撮像手段を用いて撮像した画像情報を収集データとして収録して個人認識データに付加する制御手段とを備え、運行状態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来るようにしたものであり、CCD等を用いてデジタル撮像した画像情報を収集データとして収録することにより操作者自動判別認識データに付加して運行状態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来、また、操作者判別認識データや音声以外に視覚で把握可能な画像データを得ることが出来るようにすることによって、例えば事故や問題発生時の、運転者の顔、エンジンや車輪、機体等の状態の画像、等を問題発生時の情報として入手出来れば、確固たる証拠を捕らえることも出来るようになり、画期的な情報入手の手段として生かすことが可能になり、正規の人間でない他の人が正規の運転手のIDカードを用いて不正オペレートをしたりするという誤魔化しが出来なくなり、ハイジャック犯人も撮影され証拠として保存されることになってセキュリティ機能も向上するという作用を有する。
【0054】本発明の請求項27に記載の発明は、請求項1乃至26のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、交通機関が航空機である場合に、操縦者判別認識手段にさらに、航空機の姿勢制御に係わる計器データを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収録する手段と、この計器データを送信乃至はレコーダーに収録する制御手段とを備え、前記計器データをデータ送信し、またはデータ送信するとともにデータレコーダに収録し、運行状態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来るようにしたものであり、航空機の飛行姿勢制御に係わる計器データを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収録をさせ、このデータを管理センターへ伝送することによって、航空機を実際に離発着させたり、その他の運行操縦の際に行うべき操縦操作を実際に行った場合に当然それに伴って実行されるはずの飛行姿勢において得られるべきデータと実際に実施した時得られたデータの差異を照らし合わせて追跡調査を行う事が可能となり、万一トラブル等発生した時に事故解析にとって貴重なデータを入手することが可能となるという作用があり、責任分掌の明確化が可能になるという作用を有する。
【0055】本発明の請求項28に記載の発明は、請求項27記載の交通機関の操作者判別装置において、交通機関が航空機である場合に、空港等への航空機の着陸誘導用のビーコン誘導に対するズレのデータを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収録する手段と、このズレのデータを送信乃至はレコーダーに収録する制御手段とを備え、前記ズレのデータをデータ送信し、またはデータ送信するとともにデータレコーダに収録し、運行状態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来るようにしたものであり、航空機が空港等への離着陸の際に用いるビーコン誘導に対するズレのデータを時刻データとリンクさせたデータにより、航空機の運行状態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来、また、操縦士がどの程度ビーコン誘導に従ったのかが追跡調査が可能となるという作用がありまた、実際の視界とビーコン誘導の誤差や差異の検証補正をシステム的にフォローする事も可能となるという作用を有する。
【0056】本発明の請求項29に記載の発明は、請求項1乃至28のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置において、金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い処理手段による処理データを収録および出力する金銭受け払い処理データ収録、出力手段とを備えるようにしたものであり、操縦士が料金等の収受取扱を行う場合において、当該料金収受に関する料金、釣り銭等の受け払いデータを収録し、通信網による通信機能を経由し管理センターに於いて機内等における金銭関連についてもデータ管理が行えるようにすることによって、運行操縦責任分掌関連とともにワンマンカーや欧米等において見られるワンマンプレーンにおける料金の受け払い管理も管理センターで管理することが可能になるという作用を有する。
【0057】本発明の請求項30に記載の発明は、請求項29記載の交通機関の操作者判別装置において、金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い処理データ収録、出力手段は、交通機関内に備えられた携帯端末装置との間でデータの送受信が可能なように通信機能が備えるようにしたものであり、操作者以外の乗組員が料金収受、その他商品販売等の金銭関連収受取扱を行う場合において、当該乗り組み員に所持させた携帯端末装置との間において機内、船内、車内等で通信を行えるようにした赤外線通信等の手段による通信機能によって、乗組員が行なった金銭関連収受取扱処理データを取込みデータ管理を行なうことによって、操縦士以外の乗り組み員が行う販売データの管理が操縦士に関する責任分掌管理とともに行うことが可能となるという作用を有する。
【0058】本発明の請求項31に記載の発明は、請求項29または30記載の交通機関の操作者判別装置において、金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い処理データ収録、出力手段は、交通機関の乗組員が料金等の収受取扱を行う場合において、当該料金収受に関する料金、釣り銭等の受け払いデータを収録し、通信網による通信機能を経由し管理センターに於いて交通機関内等における金銭関連についてもデータ管理が行える様にする手段を用いたものであり、乗組員が料金収受、その他商品販売等の金銭関連収受取扱を行う場合において、当該乗組員が行なった金銭関連収受取扱処理データを取込みさらにこのデータを管理センターに伝送し、管理センターに於いて収録し機内等における金銭関連についてもデータ管理を行なうことによって、操縦者以外の乗り組み員が行う販売データの管理が操縦者に関する責任分掌管理とともに行うことが可能となるという作用を有する。
【0059】本発明の請求項32に記載の発明は、請求項30記載の交通機関の操作者判別装置において、携帯端末装置として、赤外線通信等の手段による通信機能を備え、また乗組員が当該携帯端末装置を用いて金銭関連収受取扱処理を行なった場合に、当該処理データを集約するようにしたものであり、操縦者以外の乗組員が料金収受、その他商品販売等の金銭関連収受取扱を行う場合において、当該乗り組み員に所持させた携帯端末装置との間において機内、船内、車内等で通信を行えるようにした赤外線通信等の手段による通信機能によって、乗組員が行なった金銭関連収受取扱処理データを取込み集約することによって、操縦士以外の乗り組み員が行う販売データの集約および管理が操縦士に関する責任分掌管理とともに行うことが可能となるという作用を有する。
【0060】本発明の請求項33に記載の発明は、交通機関の操作者判別装置として、各種交通機関の運行操縦装置に設けられ、操作者に装着されたIDカードを読み取るID読み取り手段と、ID読み取り手段により読み取られたデータに基づいて操作者個人の判別および認識を行なう個人判別認識手段と、個人判別認識手段による判別結果を管理する判別データ管理手段と、前記ID読み取り及び個人判別認識動作を制御する制御手段とを備えたものであり、運行操縦装置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名札等の標識に当該非接触読み取り対象となるIDコードを付与せしめておいて前記読み取り装置によって該IDコードを該運行操縦装置が自動的に非接触読み取りを行って操作者を判別認識を行い、操作履歴データとして登録し操作者管理を行えるようにすることによって頻繁な操作者の交代等が行われ、且つ操作者がルーズなような場合においても操作者登録手続が常時に漏れなく確実に行われるようになるという作用を有する。また、交通機関の運行操縦装置が主導する形での操作者管理を行えるようになって、頻繁な操作者の交代等が行われる場合においても操作者登録手続が漏れなく常時確実に行われるようになるという作用を有する。
【0061】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1および図2は本発明の第1の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図のうち、図1は上記第1の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、図2は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0062】図1において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオペレータ8による操縦運転装置の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶されたIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記IDカードのデータを読み取るID自動読み取り装置部である。操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示手段としての表示装置部16とを備えている。また、17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。この実施の形態においては、IDカード12として、非接触読み取り用のIDカードが用いられる。
【0063】かかる構成を有する操作者判別装置の動作について、以下図2を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップ(以下、単にステップという)ST21において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST22)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST23)、ID読み取り装置部13やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST24)。次にID自動読み取り装置部13が作動して非接触でIDカード12を読み取り操作する(ステップST25)と、CPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST26)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST27)、ステップST25のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステップST26のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST28)。
【0064】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST29)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST30)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST31)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST32)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST33)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST34)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST35)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST36)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST37)、これによりステップST25のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステップST36のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST38)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST39)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST40)、一連の動作を終了する。
【0065】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実施の形態を図面を参照して説明する。この第2の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を伝送することができるようにし、管理センターによって運行管理、事故情報の収集などができるようにしたことを特徴とするものである。図3および図4は本発明の第2の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図のうち、図3は上記第2の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、図4は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0066】図3において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶されたIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記IDカードのデータを読み取るID自動読み取り装置部である。操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。この実施の形態においては、IDカード12として、非接触読み取り用のIDカードが用いられる。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0067】かかる構成を有する操作者判別装置の動作について、以下図4を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST41において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST42)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST43)、ID読み取り装置部13やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST44)。次にID自動読み取り装置部13が作動して非接触でIDカード12を読み取り操作する(ステップST45)と、CPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST46)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST47)、ステップST45のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステップST46のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST48)。
【0068】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST49)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST50)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST51)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST52)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST53)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST54)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST55)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST56)、この操縦 業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST57)、これによりステップST45のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステップST56のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST58)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST59)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST60)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0069】(実施の形態3)以下、本発明の第3の実施の形態を図面を参照して説明する。この第3の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を伝送することができる構成において、非接触型のID読み取り手段として非接触読み取り方式のICカードによるID読み取り手段を用いた個人認識手段を用いたことを特徴とするものである。図5および図6は本発明の第3の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図のうち、図5は上記第3の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、図6は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0070】図5において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、22はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のICカードによるIDカード、23は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のICカードによるIDカード22のデータを読み取る非接触読み取り方式のICカードによるID自動読み取り装置部である。操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。また、この実施の形態におけるIDカード22およびID自動読み取り装置部23としては、例えばRFID方式の非接触読み取り型のICカードと読取装置を用いることができる。
【0071】かかる構成を有する操作者判別装置の動作について、以下図6を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST61において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST62)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST63)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST64)。次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のICカードによるIDカード22を非接触により読み取り操作する(ステップST65)と、CPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST66)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST67)、ステップST65のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステップST66のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST68)。
【0072】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST69)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST70)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST71)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST72)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST73)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST74)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST75)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST76)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST77)、これによりステップST65のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステップST76のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST78)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST79)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST80)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0073】(実施の形態4)以下、本発明の第4の実施の形態を図面を参照して説明する。この第4の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を伝送することができる構成において、非接触型のID読み取り手段として非接触読み取り方式のICカードによるID読み取り手段を用い、これに非接触読み取り方式のICカードの読み取り制御を行なうために、ICカードを読み取ることの可能な距離の感度範囲を制御するICカード読み取り出力制御部とを備えた個人認識手段を用い、上記読み取り距離感度範囲制御手段により読み取りを限定可能な最小距離範囲に制御するようにしたことを特徴とするものである。図7および図8は本発明の第4の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図のうち、図7は上記第4の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、図8は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0074】図7において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、22はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のICカードによるIDカード、23は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のICカードによるIDカード22のデータを読み取る非接触読み取り方式のICカードによるID自動読み取り装置部、24はID自動読み取り装置部23に接続され、或いは備え付けられ、ICカードを読み取ることの可能な距離の感度範囲を制御する読み取り距離感度範囲制御機能部である。
【0075】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0076】かかる構成を有する操作者判別装置の動作について、以下図8を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST81において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST82)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST83)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST84)。次に、読み取り距離感度範囲制御機能部24により、図7中符号25で示すような非接触読み取り方式のICカード読み取り距離感度範囲の制御及び調整が行なわれ(ステップST85)る。
【0077】このICカード読み取り距離感度範囲の制御及び調整動作は、基本的には読み取り距離感度範囲制御機能部24が、ID自動読み取り装置部23の読み取りをICカードの読み取りのみに限定し、且つ読み取り可能な最小距離範囲にICカード読み取り出力を設定することにより実行される。また別の態様として、図9に示すように、読み取り距離感度範囲制御機能部24が、ID自動読み取り装置部23の読み取りをICカードの読み取りのみに限定するのは上記の場合と同様であるが、読み取りの初期段階では読み取り距離の感度範囲を広範囲に設定し、その後次第に感度範囲を絞り込み或いは狭めて行く方法もある。すなわち、図9に示すように、初期段階では読み取り可能な感度範囲をID自動読み取り装置部23が配置された位置からかなり遠方までの距離範囲にICカード読み取り出力を設定しておく。そしてそのような遠方には読み取るべきICカードが感知できないときは感度範囲絞り込み段階1の動作で読み取り可能な感度範囲が1段階小さくなるようにICカード読み取り出力を設定する。この段階ではICカード22が感知され、この段階ではオペレータ8のうち後方位置に着座しているオペレータ8bのICカード22(これをBとする)の読み取りが行なわれる。
【0078】読み取り方向感度範囲制御機能部24はその後、さらに感度範囲絞り込み段階2の動作により読み取り可能な感度範囲が2段階小さくなるようにICカード読み取り出力を設定する。この段階ではICカード22が感知されないから、さらに感度範囲絞り込み段階3の動作により読み取り可能な感度範囲が3段階小さくなるようにICカード読み取り出力を設定する。この段階ではICカード22が感知されないから、さらに感度範囲絞り込み段階4の動作により読み取り可能な感度範囲が4段階小さくなるようにICカード読み取り出力を設定する。この段階ではICカード22が感知され、この段階ではオペレータ8のうち前方位置に着座しているオペレータ8aのICカード22(これをAとする)の読み取りが行なわれる。そして、交通機関のオペレータ8としては、ID自動読み取り装置部23から見てより近い位置に着座しているオペレータが真のオペレータであることが予め読み取り距離感度範囲制御機能部24に認識させてあるので、読み取りを行なったICカードAとBのうちAの方をID自動読み取り装置部23の読み取りデータとするのである。このようなICカード読み取り距離感度範囲の制御及び調整動作を行なうことにより、オペレータ8の着座位置が正規の位置から多少ずれていたりしてもICカードの読み取りを正しく行なうことができる。次に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のICカードによるIDカード22を非接触により読み取り操作する(ステップST86)と、CPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST87)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST88)、ステップST85のIDカード読み取り距離感度範囲の制御調整動作に戻る。他方、ステップST87のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST89)。
【0079】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST90)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST91)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST92)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST93)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST94)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST95)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST96)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST97)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST98)、これによりステップST85のIDカード読み取り距離感度範囲の制御調整動作に戻る。他方、ステップST96のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST99)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST100)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST101)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0080】(実施の形態5)以下、本発明の第5の実施の形態を図面を参照して説明する。この第5の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を伝送することができる構成において、非接触型のID読み取り手段として非接触読み取り方式のICカードによるID読み取り手段を用い、これに非接触読み取り方式のICカードの読み取り制御を行なうために、ICカードを読み取ることの可能な方向(角度)の感度範囲を制御するICカード読み取り出力制御部とを備えた個人認識手段を用い、上記読み取り方向感度範囲制御手段により読み取りを限定可能な最小角度範囲に制御するようにしたことを特徴とするものである。図10および図11は本発明の第5の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図のうち、図10は上記第5の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、図11は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0081】図10において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、22はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のICカードによるIDカード、23は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のICカードによるIDカード22のデータを読み取る非接触読み取り方式のICカードによるID自動読み取り装置部、27はID自動読み取り装置部23に接続され、或いは備え付けられ、ICカードを読み取ることの可能な方向の感度範囲を制御する読み取り方向感度範囲制御機能部である。
【0082】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0083】かかる構成を有する操作者判別装置の動作について、以下図11を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST105において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST106)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST107)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST108)。次に、読み取り方向感度範囲制御機能部27により図10中符号25で示すような非接触読み取り方式のICカード読み取り方向感度範囲の制御及び調整が行なわれる(ステップST109)。
【0084】このICカード読み取り方向感度範囲の制御及び調整動作は、基本的には読み取り方向感度範囲制御機能部27が、ID自動読み取り装置部23の読み取りをICカードの読み取りのみに限定し、且つ読み取り可能な最小角度範囲にICカード読み取り出力を設定することにより実行される。また別の態様として、図12に示すように、読み取り方向感度範囲制御機能部27が、ID自動読み取り装置部23の読み取りをICカードの読み取りのみに限定するのは上記の場合と同様であるが、読み取りの初期段階では読み取り方向(ここでは「視野角度」という)の感度範囲を広範囲に設定し、その後次第に感度範囲を絞り込み或いは狭めて行く方法もある。すなわち、図12に示すように、初期段階では読み取り可能な感度範囲をID自動読み取り装置部23が配置された位置からかなり広角の視野角度範囲にICカード読み取り出力を設定しておく。そしてそのような広角の野角度範囲にICカード読み取り出力を設定しておけば複数のオペレータ8a、8bについてのICカードA,Bが読み取られてしまうので、感度範囲絞り込み段階1の動作で読み取り可能な感度範囲が1段階小さくなるようにICカード読み取り出力を設定する。この感度範囲絞り込みは、ID自動読み取り装置部23からみた視線(視野角度の中心線)を基準と定め、この視線を一定に保った状態で最大視野角度(初期段階の視野角度)から最小視野角度まで、数段階にわたって視野角度を絞ることにより行なわれる。
【0085】この感度範囲絞り込み段階1では、まだ複数のオペレータ8a、8bについてのICカードA,Bが読み取られてしまうので、次に感度範囲絞り込み段階2の動作で読み取り可能な感度範囲が2段階小さくなるようにICカード読み取り出力を設定する。この感度範囲絞り込み段階2では、複数のオペレータ8a、8bについてのICカードA,BのうちICカードAについては全てのデータが読み取られるのに対して、ICカードBについては一部のデータが読み取られる状態であるから、次に感度範囲絞り込み段階3の動作で読み取り可能な感度範囲が3段階小さくなるようにICカード読み取り出力を設定する。この感度範囲絞り込み段階3では、複数のオペレータ8a、8bについてのICカードA,BのうちICカードAについては全てのデータが読み取られるのに対して、ICカードBについてはデータが全く読み取られない状態である。そして、交通機関のオペレータ8としては、ID自動読み取り装置部23から見て、このID自動読み取り装置部23の視線の位置により近い位置で読み取られるICカード22を有するオペレータが真のオペレータであることが予め読み取り方向感度範囲制御機能部27に認識させてあるので、読み取りを行なったICカードAとBのうちAの方をID自動読み取り装置部23の読み取りデータとするのである。このようなICカード読み取り方向感度範囲の制御及び調整動作を行なうことにより、オペレータ8の着座位置が正規の位置から多少ずれていたりしてもICカードの読み取りを正しく行なうことができる。
【0086】次に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のICカードによるIDカード22を非接触により読み取り操作する(ステップST110)と CPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST111)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST112)、ステップST109のIDカード読み取り方向感度範囲の制御調整動作に戻る。他方、ステップST111のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ処理によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST113)。
【0087】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST114)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST115)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST116)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST117)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST118)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST119)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST120)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST121)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST122)、これによりステップST109のIDカード読み取り方向感度範囲の制御調整動作に戻る。他方、ステップST116のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST123)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST124)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST125)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0088】(実施の形態6)以下、本発明の第6の実施の形態を図面を参照して説明する。この第6の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を伝送することができる構成において、非接触型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作者のIDを自動的に読み取り認識した後、この操作者のIDを表示手段に表示し、該当する操作者からの入力指示により登録するようにしたことを特徴とするものであり、この実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の構成については上記第1乃至第5の実施の形態における構成のうち何れの構成も適用可能である。図13は本発明の第6の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0089】この実施の形態に係る操作者判別装置の動作について、以下図13を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST131において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST132)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST133)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST134)。次に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のICカードによるIDカード22を非接触により読み取り操作する(ステップST135)とCPU18はこのIDカ読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST136)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST137)、ステップST135のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST136のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーのIDコード画面に読み取ったIDコードを複数表示し(ステップST138)、次いでこの複数のIDコードにオペレータ8のIDが含まれているか否かをチェックする(ステップST139)。そして、このチェック処理においてオペレータ8のIDが含まれていない場合はクリアキー操作(ステップST140)により表示IDがクリア処理されステップST135の自動ID読み取り動作へ戻る。他方、ステップST139のチェック処理においてオペレータ8のIDが含まれている場合はID選択キー操作(ステップST141)により1つのIDが選択処理され、IDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST142)。
【0090】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST143)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST144)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST145)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST146)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST147)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST148)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST149)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST150)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST151)、これによりステップST135のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST150のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST152)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST153)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST154)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0091】(実施の形態7)以下、本発明の第7の実施の形態を図面を参照して説明する。この第7の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を伝送することができる構成において、非接触型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作者のIDを自動的に読み取り認識した後、この操作者のIDを表示手段に表示し、該当する操作者によるIDカードのIDカード自動読み取り装置部23への近接操作により該当するIDカードを読み取りこの読み取りデータをIDメモリエントリ動作により登録するようにしたことを特徴とするものであり、この実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の構成については上記第1乃至第5の実施の形態における構成のうち何れの構成も適用可能である。図14は本発明の第6の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0092】この実施の形態に係る操作者判別装置の動作について、以下図14を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST161において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST162)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST163)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST164)。次に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のICカードによるIDカード22を非接触により読み取り操作する(ステップST165)とCPU18はこのIDカ読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST166)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST167)、ステップST165のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST166のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーのIDコード画面に読み取ったIDコードを複数表示し(ステップST168)、次いでこの複数のIDコードにオペレータ8のIDが含まれているか否かをチェックする(ステップST169)。そして、このチェック処理においてオペレータ8のIDが含まれていない場合はクリアキー操作(ステップST170)により表示IDがクリア処理されステップST165の自動ID読み取り動作へ戻る。他方、ステップST169のチェック処理においてオペレータ8のIDが含まれている場合は操作者の動作によりIDカードがID自動読み取り装置部23へ近接されることにより(ステップST171)、再度ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のICカードによるIDカード22を非接触により読み取り操作する(ステップST172)。この読み取り動作によりIDが選択処理され、IDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST173)。
【0093】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST174)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST175)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST176)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST177)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST178)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST179)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST180)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST181)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST182)、これによりステップST165のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST181のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST183)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST184)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST185)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0094】(実施の形態8)以下、本発明の第8の実施の形態を図面を参照して説明する。この第8の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段としてマーキングコード読み取り手段を用い、操作者が身体に付ける名札等にマーキングコードを施したIDカードを使って個人認識を行なうようにしたことを特徴とするものである。図15および図16は本発明の第8の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図のうち、図15は上記第8の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、図16は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0095】図15において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、35はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のマーキングコードによるIDカード、36は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のマーキングコードによるIDカード35のデータを読み取る非接触読み取り方式のマーキングコードによるID自動読み取り装置部である。
【0096】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0097】かかる構成を有する操作者判別装置の動作について、以下図16を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST191において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST192)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST193)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST194)。次に、ID自動読み取り装置部36が作動して非接触読み取り方式のマーキングコードによるIDカード35を非接触により読み取り操作する(ステップST195)とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST196)、正常でなければ警告表示とし表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST197)、ステップST195のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST196のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST198)。
【0098】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST199)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST200)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST201)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST202)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST203)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST204)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST205)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST206)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST207)、これによりステップST195のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST206のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST208)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST209)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST210)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0099】(実施の形態9)以下、本発明の第9の実施の形態を図面を参照して説明する。この第9の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段としてステルスマーキングコード読み取り手段を用い、操作者が身体に付ける名札等にステルスマーキングコードを施したIDカードを使って個人認識を行なうようにしたことを特徴とするものである。図17および図18は本発明の第9の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図のうち、図17は上記第9の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図であり、また図18は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0100】図17において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、37はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のステルスマーキングコードによるIDカード、38は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のステルスマーキングコードによるIDカード37のデータを読み取る非接触読み取り方式のステルスマーキングコードによるID自動読み取り装置部である。
【0101】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0102】かかる構成を有する操作者判別装置の動作について、以下図18を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST211において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST212)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST213)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST214)。次に、ID自動読み取り装置部38が作動して非接触読み取り方式のステルスマーキングコードによるIDカード37を非接触により読み取り操作する(ステップST215)とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST216)、正常でなければ警告表示とし表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST217)、ステップST215のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST216のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST218)。
【0103】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST219)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST220)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST221)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST222)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST223)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST224)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST225)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST226)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST227)、これによりステップST215のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST226のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST228)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST229)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST230)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0104】(実施の形態10)以下、本発明の第10の実施の形態を図面を参照して説明する。この第10の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段としてホログラムマーキングコード読み取り手段を用い、操作者が身体に付ける名札等にホログラムマーキングコードを施したIDカードを使って個人認識を行なうようにしたことを特徴とするものである。図19および図20は本発明の第10の 実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図のうち、図19は上記第10の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、図20は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0105】図19において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、39はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のホログラムマーキングコードによるIDカード、40は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のホログラムマーキングコードによるIDカード39のデータを読み取る非接触読み取り方式のホログラ ムマーキングコードによるID自動読み取り装置部である。
【0106】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0107】かかる構成を有する操作者判別装置の動作について、以下図20を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST231において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST232)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST233)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST234)。次に、ID自動読み取り装置部40が作動して非接触読み取り方式のホログラムマーキングコードによるIDカード39を非接触により読み取り操作する(ステップST235)とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST236)、正常でなければ警告表示とし表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST237)、ステップST235のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST236のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST238)。
【0108】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST239)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST240)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST241)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST242)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST243)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST244)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST245)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST246)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST247)、これによりステップST235のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST246のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST248)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST249)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST230)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0109】(実施の形態11)以下、本発明の第11の実施の形態を図面を参照して説明する。この第11の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段に加えて、人体の個人的特徴を判別し認識する読み取り手段を設け、操作者が身体に付けるIDカードの読み取りデータと上記人体的特徴データを使って個人認識を行なうようにしたことを特徴とするものである。図21および図22は本発明の第11の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図のうち、図21は上記第11の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、図22は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0110】図21において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。また41は人体の個人的特徴を判別し認識するための読み取り手段としての補助ID自動判別読み取り装置部である。
【0111】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0112】かかる構成を有する操作者判別装置の動作について、以下図22を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST251において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST252)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST253)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST254)。次に、ID自動読み取り装置部13が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作し(ステップST255)、さらに補助ID自動判別読み取り装置部41により例えば網膜模様、声紋、指紋、人相、手相等の操作者の身体的特徴を判別し、且つ認識する(ステップST256)。次いでCPU18はこのIDカード読み取り動作および身体的特徴の判別、認識動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST257)正常でなければ警告表示とし表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST258)、ステップST255のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST257のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST259)。
【0113】その後、オペレータの側では、操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST260)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST261)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST262)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST263)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST264)。この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST265)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST266)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST267)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST268)、これによりステップST255のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST267のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST269)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST270)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST271)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0114】(実施の形態12)以下、本発明の第12の実施の形態を図面を参照して説明する。この第12の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操作する場合に、1操縦業務の開始毎に個人認識するようにしたことを特徴とするものであり、この実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の構成については上記第1乃至第11の実施の形態における構成のうち何れの構成も適用可能である。図23は本発明の第12の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0115】この実施の形態に係る操作者判別装置の動作について、以下図23を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST276において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST277)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST278)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST279)。次に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作する(ステップST280)とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST281)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST282)、ステップST280のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST281のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST283)。
【0116】次にCPU18は1日の運行業務が終了したか否かをチェックし(ステップST284)、1日の運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステップST285)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST286)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST287)、一連の動作を終了する。
【0117】他方、ステップST284のチェック処理において、1日の運行業務が終了していない場合は、次に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステップST288)、操作者の交替である場合はステップST280の処理に戻る。他方、操作者の交替でない場合は、業務開始操作が行なわれ(ステップST289)、次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作し(ステップST290)、読み取られたIDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST291)。次いでCPU18は、ステップST290のIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST292)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST293)、ステップST280のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST292のチェック処理においてステップST290におけるIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、オペレータ側の操作にしたがって操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST294)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST295)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST296)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST297)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST298)。
【0118】この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST299)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST300)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、一操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST301)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST302)、これによりステップST289の業務開始操作に戻る。他方、ステップST301のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、先に説明したオペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST28 5)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST286)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST287)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0119】(実施の形態13)以下、本発明の第13の実施の形態を図面を参照して説明する。この第13の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操作する場合に、1操縦業務の開始毎に個人認識するのに加え、さらに当該手続業務の1操縦業務終了毎においても個人認識するようにしたことを特徴とするものであり、この実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の構成については上記第1乃至第12の実施の形態における構成のうち何れの構成も適用可能である。図24は本発明の第13の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0120】この実施の形態に係る操作者判別装置の動作について、以下図24を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST311において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST312)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST313)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST314)。次に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作する(ステップST315)とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST316)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST317)、ステップST315のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST316のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST318)。
【0121】次にCPU18は1日の運行業務が終了したか否かをチェックし(ステップST319)、1日の運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステップST320)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST321)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST322)、一連の動作を終了する。
【0122】他方、ステップST319のチェック処理において、1日の運行業務が終了していない場合は、次に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステップST323)、操作者の交替である場合はステップST315の処理に戻る。他方、操作者の交替でない場合は、業務開始操作が行なわれ(ステップST324)、次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作し(ステップST325)、読み取られたIDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST326)。次いでCPU18は、ステップST325のIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST327)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST328)、ステップST315のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方ステップST327のチェック処理においてステップST325におけるIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、オペレータ側の操作にしたがって操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST329)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST330)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST331)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST332)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST333)。
【0123】この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST334)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST335)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、ID自動読み取り装置部23を作動させて非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作させ(ステップST336)、さらにこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST337)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST338)、ステップST315のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST337のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、次に一操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST339)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST340)、これによりステップST324の業務開始操作に戻る。他方、ステップST339のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、先に説明したオペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST320)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST321)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST322)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理 センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0124】(実施の形態14)以下、本発明の第14の実施の形態を図面を参照して説明する。この第14の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操作する場合に、1操縦業務の開始毎に個人認識するのに加え、操縦業務の途中においても常時継続的に個人認識手段を用いて個人認識するようにしたことを特徴とするものであり、この実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の構成については上記第1乃至第12の実施の形態における構成のうち何れの構成も適用可能である。図25は本発明の第14の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0125】この実施の形態に係る操作者判別装置の動作について、以下図25を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST341において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST342)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST343)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST344)。次に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作する(ステップST345)とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST346)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST347)、ステップST345のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST346のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST348)。
【0126】次にCPU18は1日の運行業務が終了したか否かをチェックし(ステップST349)、1日の運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステップST350)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST351)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST352)、一連の動作を終了する。
【0127】他方、ステップST349のチェック処理において、1日の運行業務が終了していない場合は、次に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステップST353)、操作者の交替である場合はステップST345の処理に戻る。他方操作者の交替でない場合は、業務開始操作が行なわれ(ステップST354)、次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作し(ステップST355)、読み取られたIDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST356)。次いでCPU18は、ステップST355のIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST357)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST358)、ステップST345のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST357のチェック処理においてステップST355におけるIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、オペレータ側の操作にしたがって操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST359)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST360)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST361)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST362)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST363)。
【0128】この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST364)検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST365)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、一操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST367)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST368)、これによりステップST354の業務開始操作に戻る他方、ステップST367のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、先に説明したオペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST350)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST351)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST352)、一連の動作を終了する。
【0129】以上の処理動作に際してCPU18は、ステップST354の業務開始操作が行なわれてからステップST367における一業務が終了したか否かのチェック処理動作に至るまでの間に、割り込み処理などの方法により、常時継続的にID自動読み取り装置部23を作動させて非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作し(ステップST364)、次いでこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST365)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST366)、ステップST345のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST365のチェック処理においてステップST364におけるIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、一業務が終了したか否かのチェック処理動作へ移行する(ステップST367)。
【0130】なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0131】(実施の形態15)以下、本発明の第15の実施の形態を図面を参照して説明する。この第15の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操作する場合に、1操縦業務の開始毎および業務操作中に常時個人認識するのに加え、操作者のID認識に異常がある場合は操作禁止ロック乃至は警告を発するとともに、再動作する場合はパスワードによりロック解除するようにしたことを特徴とするものであり、この実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の構成については上記第1乃至第14の実施の形態における構成のうち何れの構成も適用可能である。図26は本発明の第15の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0132】この実施の形態に係る操作者判別装置の動作について、以下図26を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST371において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST372)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST373)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST374)。次に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作する(ステップST375)とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST376)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST377)、ステップST375のIDカード自動読み 取り動作に戻る。他方、ステップST376のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST378)。
【0133】次にCPU18は1日の運行業務が終了したか否かをチェックし(ステップST379)、1日の運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステップST380)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST381)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST382)、一連の動作を終了する。
【0134】他方、ステップST379のチェック処理において、1日の運行業務が終了していない場合は、次に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステップST383)、操作者の交替である場合はステップST375の処理に戻る。他方操作者の交替でない場合は、業務開始操作が行なわれ(ステップST384)、次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作し(ステップST385)、読み取られたIDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST386)。次いでCPU18は、ステップST385のIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST387)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーから警報鳴動を行なわせるかまたは操縦禁止のための動作ロックを行ない(ステップST388)、さらにパスワード等の暗号キーの入力を待ってロック解除を行ない(ステップST389)、その後ステップST375のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方ステップST387のチェック処理においてステップST385におけるIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、オペレータ側の操作にしたがって操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST390)。さらに操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST391)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST392)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST393)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST394)。
【0135】この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST395)検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST396)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、ID自動読み取り装置部23を作動させて非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作させ(ステップST397)、さらにこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST398)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーから警報鳴動を行なわせるかまたは操縦禁止のための動作ロックを行ない(ステップST399)、さらにパスワード等の暗号キーの入力を待ってロック解除を行ない(ステップST400)、その後ステップST375のIDカード自動読み取り動作に戻る。
【0136】他方、ステップST397のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、次に一操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST401)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST402)、これによりステップST384の業務開始操作に戻る。他方、ステップST401のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、先に説明したオペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST380)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST381)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST382)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0137】(実施の形態16)以下、本発明の第16の実施の形態を図面を参照して説明する。この第16の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操作する場合に、1操縦業務の開始毎に個人認識するのに加え、操縦業務の途中においても常時継続的に個人認識手段を用いて個人認識するようにし、さらに業務遂行途中で他の操作者に操作を引き継いだ場合にその操作経歴と該当する操作者のIDを記録するようにしたことを特徴とするものであり、この実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の構成については上記第1乃至第15の実施の形態における構成のうち何れの構成も適用可能である。図27は本発明の第16の実施の形態に係る交通機関の操作者 判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0138】この実施の形態に係る操作者判別装置の動作について、以下図27を用いて説明する。この操作者判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ステップST411において電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステップST412)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST413)、ID読み取り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST414)。次に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作する(ステップST415)とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST416)、正常でなければ警告表示として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST417)、ステップST415のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST416のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST418)。
【0139】次にCPU18は1日の運行業務が終了したか否かをチェックし(ステップST419)、1日の運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステップST420)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST421)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST422)、一連の動作を終了する。
【0140】他方、ステップST419のチェック処理において、1日の運行業務が終了していない場合は、次に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステップST423)、操作者の交替である場合はステップST415の処理に戻る。他方操作者の交替でない場合は、業務開始操作が行なわれ(ステップST424)、次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作し(ステップST425)、読み取られたIDコードを表示装置部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST426)。次いでCPU18は、ステップST425のIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST427)、正常でなければステップST415のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST427のチェック処理においてステップST425におけるIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断された場合は、オペレータ側の操作にしたがって操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップST428)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST429)、次いで操縦運 転業務が実施される(ステップST430)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST431)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST432)。
【0141】この間、操作者判別装置の側ではシステム制御部としてのCPU18のコントロール下において、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST433)検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信される(ステップST434)。そしてCPU18は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、一操縦業務が終了したか否かをチェックし(ステップST435)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力され(ステップST435a)、これによりステップST424の業務開始操作に戻る他方、ステップST435のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、先に説明したオペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST4200)、これに基づいてCPU18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST421)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST422)、一連の動作を終了する。
【0142】以上の処理動作に際してCPU18は、ステップST424の業務開始操作が行なわれてからステップST435aにおけるオペレータの運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわれる処理動作に至るまでの間に、割り込み処理などの方法により、常時継続的にID自動読み取り装置部23を作動させて非接触読み取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作する(ステップST436)。このID自動読み取り操作において、ID自動読み取り装置23が操作者AのIDを判別認識したときは、それによって読み取られたIDデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST437)、正常なIDであると判断された場合は操作者AのIDを記憶回路部2に登録格納する(ステップST438)。他方、ステップST437のチェック処理においてステップST436におけるIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDでないと判断された場合は、警告表示として表示装置部16のスピーから警報鳴動を行なわせるかまたは操縦禁止のための動作ロックを行ない(ステップST439)、さらにパスワード等の暗号キーの入力を待ってロック解除を行ない(ステップST440)、その後ステップST415のIDカード自動読み取り動作に戻る。また一方、ステップST436のID自動読み取り操作において、ID自動読み取り装置23が操作者BのIDを判別認識したときは、それによって読み取られたIDデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST441)、正常なIDであると判断された場合は操作者BのIDを記憶回路部2に登録格納する(ステップST442)。他方、ステップST441のチェック処理においてステップST436におけるIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDでないと判断された場合は、警告表示として表示装置部16のスピーカから警報鳴動を行なわせるかまたは操縦禁止のための動作ロックを行ない(ステップST439)、さらにパスワード等の暗号キーの入力を待ってロック解除を行ない(ステップST440)、その後ステップST415のIDカード自動読み取り動作に戻る。
【0143】なお、この処理動作を行なった後に管理センター20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送する。
【0144】(実施の形態17)以下、本発明の第17の実施の形態を図面を参照して説明する。この第17の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取って判別認識するのに加え、時刻情報、交通機関の運行状態や各種計測データ等を収集して記録するようにしたことを特徴とするものである。図28は上記第17の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。
【0145】図28において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0146】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0147】また、42は交通機関のエンジン状況を計測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻データ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関するその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置である。
【0148】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を必要に応じて選択付加して記憶回路部2に記録し或いは通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0149】(実施の形態18)以下、本発明の第18の実施の形態を図面を参照して説明する。この第18の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取って判別認識するのに加え、時刻情報、交通機関の運行状態や各種計測データ等を収集して記録するとともに、このデータ収集に当たって自己位置や高度データをGPS(グローバル・ポジショニング・システム:衛星通信を使った位置検出システム)を用いて検出するようにしたことを特徴とするものである。図29は上記第18の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。
【0150】図29において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0151】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0152】また、42は交通機関のエンジン状況を計測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻データ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関するその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、50は交通機関の自己位置や高度データを高い精度で検出するためのGPSを用いた算出による自己位置や高度のデータ検出手段である。
【0153】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に際して、交通機関の自己位置や高度データはGPSを用いて高い精度で検出される。そして収集した各種データを選択付加して記憶回路部2に記録し或いは通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0154】(実施の形態19)以下、本発明の第19の実施の形態を図面を参照して説明する。この第19の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取って判別認識するのに加え、時刻情報、交通機関の運行状態や各種計測データ等を収集して記録するとともに、このデータ収集に当たって交通機関の運行操縦が正操縦士と副操縦士との間で交替した場合に、ID自動読み取り装置切り替え装置がそれぞれの操縦士に対応して設置された複数のID自動読み取り装置部を切り替え動作させ、その時に操縦している操作者のIDを判別、認識するようにしたことを特徴とするものである。図30は上記第19の実施の形態の操作者判別装置の回路構成 を示すブロック図である。
【0155】図30において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6aは乗合バスの運転席や航空機の操縦席などにおいて正操縦士が着座する操作席、6bは副操縦士が着座する操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8aは操縦運転装置7を操作する正操縦士、8aは操縦運転装置7を操作する副操縦士、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12aは正操縦士の胸などの身体の一部に装填され、この正操縦士を特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、12bは副操縦士の胸などの身体の一部に装填され、この副操縦士を特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13aは操縦運転装置7を操作する正操縦士と対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12aのデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部、13bは操縦運転装置7を操作する副操縦士と対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12bのデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0156】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0157】また、42は交通機関のエンジン状況を計測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻データ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関するその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、51は非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部が13a、13bと2台設置されていることにより設けられ、運行操縦切替装置に連動してID自動読み取り装置部13aと13bとを切り替えるID自動読み取り装置切り替え装置である。
【0158】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を必要に応じて収集する。そして、交通機関の運行操縦が正操縦士と副操縦士との間で交替した場合に、ID自動読み取り装置切り替え装置51がID自動読み取り装置部13aと13bとを切り替え動作させ、その時に操縦している操作者のIDを判別、認識してデータ収集する。そして収集した各種データを選択付加して記憶回路部2に記録し或いは通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0159】(実施の形態20)以下、本発明の第20の実施の形態を図面を参照して説明する。この第20の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取って判別認識する操作に加え、時刻情報、交通機関の運行状態や各種計測データ等を収集して記録し、さらに操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測しデータとして記録するようにしたことを特徴とするものである。図31は上記第20の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。
【0160】図31において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0161】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0162】また、42は交通機関のエンジン状況を計測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻データ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関するその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測する身体状況測定観測監視装置である。
【0163】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、瞳孔状態などの身体的状況を計測する。そしてこれによって得られた操作者の身体的状態は、その操作者のIDデータに選択付加して記憶回路部2に記録し或いは通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0164】(実施の形態21)以下、本発明の第21の実施の形態を図面を参照して説明する。この第21の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録し、操作者認識データとともに記録するようにしたことを特徴とするものである。図32は上記第21の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。
【0165】図32において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0166】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0167】また、42は交通機関のエンジン状況を計測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻データ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関するその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測する身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録するための操縦士音声収集装置、53aは操作者8の音声信号を収集して操縦士音声収集装置53へ送るマイクロホンである。
【0168】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また、操縦士音声収集装置53は、マイクロホン53aにより収集された管理センター等との連絡通信等における操縦士や管制官の音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録する。この操縦士や管制官の音声データは、操作者認識データ、身体的状態のデータとともに操作者のIDデータに選択付加して記憶回路部2に記録し或いは通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0169】(実施の形態22)以下、本発明の第22の実施の形態を図面を参照して説明する。この第22の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録し、操作者認識データとともに高強度、高耐熱性のデータレコーダに記録するようにしたことを特徴とするものである。図33は上記第22の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。
【0170】図33において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0171】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0172】また、42は交通機関のエンジン状況を計測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻データ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関するその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測する身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録するための操縦士音声収集装置、53aは操作者8の音声信号を収集して操縦士音声収集装置53へ送るマイクロホン、54は交通機関の運行中において収集された各種データを記録するデータレコーダである。このデータレコーダ54は、例えば飛行機の墜落といったような事故や火災が発生しても容易に破壊されたり、燃えたりすることが無いよう、高強度、高耐熱性に製作されている。
【0173】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また操縦士音声収集装置53は、マイクロホン53aにより収集された管理センター等との連絡通信等における操縦士や管制官の音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録する。この操縦士や管制官の音声データは、操作者認識データ、身体的状態のデータとともに操作者のIDデータに選択付加して記憶回路部2に記録される。また、交通機関の運行中において収集された各種データは、上記記憶回路2とは別にデータレコーダ54に記録される。データレコーダ54は高強度、高耐熱性に製作されているから、事故や火災が発生しても容易に破壊されたり、燃えたりすることが無く、安全にデータを記録保持する。また、操作者認識データ、身体的状態のデータ、音声データなどは通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0174】(実施の形態23)以下、本発明の第23の実施の形態を図面を参照して説明する。この第23の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録し、また撮像装置を備えて画像情報を得、操作者認識データとともに高強度、高耐熱性のデータレコーダに記録するようにしたことを特徴とするものである。図34は上記第23の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。
【0175】図34において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0176】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0177】また、42は交通機関のエンジン状況を計測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻データ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関するその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測する身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録するための操縦士音声収集装置、54は交通機関の運行中において収集された各種データを記録する高強度、高耐熱性のデータレコーダ、55および56は操作者を撮影して運転時の様子を画像データとして取り込むデジタル撮像装置である。
【0178】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また、操縦士音声収集装置53は、マイクロホンにより収集された管理センター等との連絡通信等における操縦士や管制官の音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録する。さらにデジタル撮像装置55、56は交通機関を運転、操縦中の操作者8の動き或いは様子を撮像して画像データを得る。この操縦士の画像データ、および操縦士や管制官の音声データは、操作者認識データ、身体的状態のデータとともに操作者のIDデータに選択付加して記憶回路部2に記録される。また、交通機関の運行中において収集された各種データは、上記記憶回路2とは別にデータレコーダ54に記録される。データレコーダ54は高強度、高耐熱性に製作されているから、事故や火災が発生しても容易に破壊されたり、燃えたりすることが無く、安全にデータを記録保持する。また、操作者認識データ、身体的状態のデータ、音声データなどは通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0179】(実施の形態24)以下、本発明の第24の実施の形態を図面を参照して説明する。この第24の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録し、また交通機関の運行状況データとして航空機の姿勢制御に係わる計測データを収録し、操作者認識データとともに高強度、高耐熱性のデータレコーダに記録するようにしたことを特徴とするものである。図35は上記第24の実施の形態の操作者判別装置の回路構 成を示すブロック図である。
【0180】図35において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0181】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0182】また、42は交通機関のエンジン状況を計測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻データ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関するその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測する身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録するための操縦士音声収集装置、54は交通機関の運行中において収集された各種データを記録する高強度、高耐熱性のデータレコーダである。また、57は航空機の姿勢制御に係わる計器データを収録する航空機姿勢制御関連計器データ検出手段である。
【0183】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また、操縦士音声収集装置53は、マイクロホンにより収集された管理センター等との連絡通信等における操縦士や管制官の音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録する。また、航空機姿勢制御関連計器データ検出手段57は飛行中の航空機の姿勢制御に係わる計器データを収録する航空機姿勢制御関連計器データ検出手段である。この航空機姿勢制御関連計器データは、操縦士や管制官の音声データ、操作者認識データ、身体的状態のデータとともに操作者のIDデータに選択付加して記憶回路部2に記録される。また、交通機関の運行中において収集された各種データは、上記記憶回路2とは別にデータレコーダ54に記録される。データレコーダ54は高強度、高耐熱性に製作されているから、事故や火災が発生しても容易に破壊されたり、燃えたりすることが無く、安全にデータを記録保持する。また、操作者認識データ、身体的状態のデータ、音声データなどは通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0184】(実施の形態25)以下、本発明の第25の実施の形態を図面を参照して説明する。この第25の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録し、また空港等への着陸誘導等のビーコン誘導に対するズレのデータを計測し、その計測データを収録し、操作者認識データとともに高強度、高耐熱性のデータレコーダに記録するようにしたことを特徴とするものである。図36は上記第25の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。
【0185】図36において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0186】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0187】また、42は交通機関のエンジン状況を計測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻データ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関するその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測する身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録するための操縦士音声収集装置、54は交通機関の運行中において収集された各種データを記録する高強度、高耐熱性のデータレコーダである。また、58は空港等への着陸誘導等のビーコン誘導に対するズレのデータを検出するビーコン着陸誘導電波と航空機位置とのズレデータ検出手段である。
【0188】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また、操縦士音声収集装置53は、マイクロホンにより収集された管理センター等との連絡通信等における操縦士や管制官の音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録する。また、ビーコン着陸誘導電波と航空機位置とのズレデータ検出手段58は空港等への着陸誘導等のビーコン誘導に対するズレのデータを計測し、その計測データを得る。このビーコン誘導に対するズレのデータは、時刻情報、交通機関のエンジン状況などの各種運行データ情報、および操縦士や管制官の音声データ、操作者認識データ、身体的状況のデータとともに操作者のIDデータに選択付加して記憶回路部2に記録される。また、交通機関の運行中において収集された各種データは、上記記憶回路2とは別にデータレコーダ54に記録される。データレコーダ54は高強度、高耐熱性に製作されているから、事故や火災が発生しても容易に破壊されたり、燃えたりすることが無く、安全にデータを記録保持する。また、操作者認識データ、身体的状態のデータ、音声データなどは通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0189】(実施の形態26)以下、本発明の第26の実施の形態を図面を参照して説明する。この第26の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、操作者を判別、認識する機能に加え、交通機関の料金収受に用いる金銭の受け払い処理装置を備え、この受け払い処理装置の金銭収受データを収録し、また管理センター等との連絡通信を行なうようにしたことを特徴とするものである。
【0190】図37は上記第26の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。図37において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0191】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0192】また、59は交通機関の料金収受に際して金銭受け払いデータを収録したり出力したりする金銭受け払いデータ収録、出力部、60は料金収受に関する料金や釣銭等の受け払い処理を行なう金銭受け払い処理装置である。
【0193】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより操作者の判別及び認識を行なう。また、交通機関の料金収受に関して金銭受け払い処理装置60により料金や釣銭等の受け払い処理を行ない、この受け払い処理装置の金銭収受データを金銭受け払いデータ収録、出力部59に収録したり出力したりすることができる。また、上記受け払い処理装置の金銭収受データは、操作者認識データとともに通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に経理を明確化することができる。
【0194】(実施の形態27)以下、本発明の第27の実施の形態を図面を参照して説明する。この第27の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、操作者を判別、認識する機能に加え、交通機関の料金収受のために金銭の受け払い処理が行なえるようにし、この金銭の受け払い処理を、乗組員が所持する携帯端末装置の間において機内通信により行なえるようにしたことを特徴とするものである。
【0195】図38は上記第27の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。図38において、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源部、2は各種データを納する記憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部である。
【0196】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画像として表示するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネットワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。
【0197】また、59は交通機関の料金収受に際して金銭受け払いデータを収録したり出力したりする金銭受け払いデータ収録、出力部、61は金銭受け払いデータ収録、出力部59に付設され料金収受に関する料金や釣銭等の受け払い処理を通信行為によって実現する機内通信部、62は機内通信部61との間で金銭収受のための通信を行なう機能を有する携帯端末装置、63は上記機内通信部61と携帯端末装置62との間における通信経路となる赤外線通信経路である。携帯端末装置62は交通機関の乗組員は所持し、商品販売等の金銭収受を取扱処理するために用いられる。
【0198】このような構成により、ID自動読み取り装置部13においてIDカード13を読み取ることにより操作者の判別及び認識を行なう。また、商品の販売などに際しての交通機関の料金収受に関して金銭受け払いデータ収録、出力部59に付設された機内通信部61と携帯端末装置62との間で機内通信により金銭の受け払い処理を行ない、この金銭収受データを金銭受け払いデータ収録、出力部59に収録したり出力したりする。また、上記受け払い処理の金銭収受データは、操作者認識データとともに通信制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に経理を明確化することができる。
【0199】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、交通機関の操作者が操縦することによって業務処理が行われるようにした操縦装置に非接触の読み取り手段によって操作者を自動判別認識する装置を備え、また操作者が当該装置による読み取りの対象となるIDコードが付与されたIDカードを身体の所定の位置に保持或いは所持していれば前記該非接触ID読み取り手段により自動的に読み取りを行って操作者の個人認識を自動的に行って判別認識し、この認識された操作者のIDコードを記憶登録するというようにしたため、操作者の責任分掌を明確に且つ漏れなく操作者の管理をすることによりセキュリティ管理が可能となる。
【0200】また、本発明の交通機関運行操縦用操作装置の交通機関の操作者判別装置によれば、この操縦装置に非接触読み取り方式の操作者IDコード読み取り装置を備えるとともに、該運行操縦装置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名札等の標識に当該非接触読み取り対象となるIDコードを付与せしめておいて前記読み取り装置によって該IDコードを該運行操縦装置が自動的に非接触読み取りを行って操作者を判別認識を行い、操作履歴データとして登録し操作者管理を行えるようにするようにしたため、頻繁な操作者の交代等が行われ、且つ操作者がルーズなような場合においても操作者登録手続が常時に漏れなく確実に行われるようになる。
【0201】また、本発明は、各種交通機関の操縦運行において運転手や操作者が運行操縦装置を用いて運行操作を行う場合、この運行操縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備え、該個人判別認識手段により操作者の操作者ID識別標を該運行操縦装置側が自動的に判別認識し、該運行操縦装置の操作者の操作処理の責任分掌情報を明確に把握記憶し管理可能なるようにしたため、前記操縦装置に非接触読み取り方式の操作者IDコード読み取り装置を備えるとともに、該運行操縦装置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名札等の標識に当該非接触読み取り対象となるIDコードを付与せしめておいて前記読み取り装置によって該IDコードを該運行操縦装置が自動的に非接触読み取りを行って操作者を判別認識を行い、操作履歴データとして登録し操作者管理を行えることができ、頻繁な操作者の交代等が行われ、且つ操作者がルーズなような場合においても操作者の登録手続が常時に漏れなく確実に行われるようになるという作用を有する。
【0202】さらに本発明では、IDカードの読み取りによって得られた個人認識データ等の諸情報を各種の通信手段によって管理センターへ伝送することによって情報収集記憶するようにし管理することが出来るようにしたため、交通機関運行操縦用操作装置が主導する形での操作者管理を行えるようになって頻繁な操作者の交代等が行われる場合においても管理センターで操作者の責任分掌などの管理が行なえ、操作者登録手続が漏れなく常時確実に行われる等、種々の効果が得られる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成11年6月21日(1999.6.21)
【代理人】 【識別番号】100082692
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵合 正博
【公開番号】 特開2001−1866(P2001−1866A)
【公開日】 平成13年1月9日(2001.1.9)
【出願番号】 特願平11−173556