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バンパープロテクター - 特開2001−1849 | j-tokkyo
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【発明の名称】 バンパープロテクター
【発明者】 【氏名】古関 良成

【氏名】小川 雅人

【氏名】杉山 豪志

【氏名】今井 淳一

【要約】 【課題】足をかけた際に滑りにくく、また、製作加工が容易であり、さらに、バンパーに対する接着性に優れたバンパープロテクターを提供する。

【解決手段】バンパーの上面部に固定される固定板12の上面に滑り止め用のエラストマ製凸条を備えた構成とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車のバンパーに対して設けられ、該バンパーを保護するためのプロテクターであって、前記バンパーの上面部に固定される固定板を備えてなり、該固定板の上面には、エラストマ製の凸条が形成されていることを特徴とするバンパープロテクター。
【請求項2】 請求項1記載のバンパープロテクターであって、ポリオレフィン系エラストマを射出成形することにより形成されていることを特徴とするバンパープロテクター。
【請求項3】 請求項1または2記載のバンパープロテクターであって、前記固定板の端縁から延出するとともに、該固定板を前記バンパーの上面部に固定した場合に、前記バンパーの立面部の形状に沿うように形成された延出部を有する構成とされていることを特徴とするバンパープロテクター。
【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のバンパープロテクターであって、前記凸条を構成する凸部の上面にはシボ加工が施されていることを特徴とするバンパープロテクター。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のバンパーに対して固定されて、バンパーを傷等から保護するためのバンパープロテクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のバンパープロテクターとしては、図6に示すように、バンパー1の上面1aに、凸条を設けたポリ塩化ビニルからなる板状部材2を接着したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、RV車等に多く見られるハッチバックタイプの自動車においては、作業者が、リアバンパーの上に足をかけた状態で、車両後部の荷物室から荷物等の出し入れを行うことがある。このような場合、従来のポリ塩化ビニル製のバンパープロテクターは、弾性が不十分で、摩擦抵抗を十分に発揮することができないために、作業者の足が滑りやすく、これにより作業に支障をきたすという問題点があった。
【0004】また、上述のバンパープロテクターはポリ塩化ビニルにより形成されているため、環境問題の観点から、他の材料を使用することが望まれていた。しかも、ポリ塩化ビニルを加工する場合、所定の形状を得るためには、高周波成形等の成形方法を使用した上で、裁断等の工程が必要であり、量産性が劣り、これによりコストの上昇が避けられないという問題点があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、足をかけた際により滑りにくく、また、製作加工が容易なバンパープロテクターを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明においては以下の手段を採用した。請求項1記載のバンパープロテクターは、自動車のバンパーに対して設けられ、該バンパーを保護するためのプロテクターであって、前記バンパーの上面部に固定される固定板を備えてなり、該固定板の上面には、エラストマ製の凸条が形成されていることを特徴としている。
【0007】このような構成とされるために、このバンパープロテクターは、バンパー上面において滑り止め効果を発揮することが可能となる。
【0008】請求項2記載のバンパープロテクターは、請求項1記載のバンパープロテクターであって、ポリオレフィン系エラストマを射出成形することにより形成されていることを特徴としている。
【0009】このような構成とされるため、このバンパープロテクターは、加工が容易であり、なおかつ、量産性にも優れたものが実現できる。
【0010】請求項3記載のバンパープロテクターは、請求項1または2に記載のバンパープロテクターであって、前記固定板の端縁から延出するとともに、該固定板を前記バンパーの上面部に固定した場合に、前記バンパーの立面部の形状に沿うように形成された延出部を有する構成とされていることを特徴としている。
【0011】このバンパープロテクターは、バンパーの立体的形状に沿って形成されるため、バンパーに対する密着性がより高い。
【0012】請求項4記載のバンパープロテクターは、請求項1から3のいずれかに記載のバンパープロテクターであって、前記凸条を構成する凸部の上面にはシボ加工が施されていることを特徴としている。
【0013】このような構成により、このバンパープロテクターにおいては、凸部の上面にさらに微小な凹凸が形成されることとなり、より優れた滑り止め効果を発揮できる。
【0014】本発明では、エラストマ製の凸条を採用しているので、凸条が高荷重により瞬時に変形しても、そのゴム状弾性により直ちに、その形状が回復し、当初の滑り止め効果が発揮される。また、上記発明において、固定板は、ショアA硬度で75から88の範囲の材料により形成されることが望ましい。さらに、固定板は、その引張応力が110から130kg/cm2の範囲の材料により形成されることが望ましい。さらに、固定板は、そののびが470から570%の範囲の材料により形成されることが望ましい。これらの特徴を兼備する材料を固定板として使用することにより、特に優れた滑り止め効果を得ることができる。エラストマとしては、例えば、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリウレタン系等の熱可塑性エラストマが挙げられるが、中でもポリオレフィン系が好ましい。なお、本発明のバンパープロテクターは、フロント、リヤのいずれにも適用可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例を、図面を参照して説明する。図1から5は、本発明の一実施の形態であるバンパープロテクター11を示す図であり、図1は、バンパープロテクター11の平面図、図2は、同、立面図、図3は、図2におけるI−I線矢視断面図、図4は、図2におけるII−II線矢視断面図、図5は、図2中A方向からバンパープロテクター11を見た際の図である。
【0016】これら図中に示すバンパープロテクター11は、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ(ショアA硬度80、引張応力120kg/cm2、引張伸び率520%)を射出成形により一体成型することにより形成されている。
【0017】また、図中に示すように、バンパープロテクター11は、板状に形成された固定板12と、従来品には無かった固定板12の端縁12aから下方に延出する延出部13,13とを備えた構成とされている。固定板12は、図3,4に示すように、乗用車のリアバンパー14の上面14aに固定されるものであり、また、延出部13は、固定板12をリヤバンパー14の上面14aに配置した場合に、リヤバンパー14の立面部14bの形状に沿うように形成されている。
【0018】固定板12の上面12bにはエラストマ製凸条15が形成されている。この凸条15は、滑り止め用として形成されたものであり、固定板12から突出するとともにリアバンパー14の延在方向(図1中x方向)に沿って線状に形成された、あるいは、平面視した場合に文字を形成する凸部16を有する構成とされている。また、これら凸部16の上面16aにはシボ加工が施されている。
【0019】また、図3,4,5に示すように、バンパープロテクター11のリアバンパー14に対する接着面18においては、バンパープロテクター11の輪郭形状に沿って両面接着テーブ19が配置されており、この両面接着テープ19によりバンパープロテクター11がリアバンパー14に接着される構成となっている。
【0020】また、接着面18のうちの両面接着テープ19に囲まれた中央部18a(図5参照)には、クッション20が配置されている。このクッション20は、衝撃吸収の機能を有するものであり、両面接着テープ19の厚さ寸法と略同一の厚さ寸法に形成されている。
【0021】上述のバンパープロテクター11においては、凸条15が、固定板12との間での凹凸に基づく滑り止めの役割を果たすために、例えば、ハッチバックタイプの乗用車に適用された場合、荷物室から荷物等を取り出す際に、作業者がリアバンパー14上に足をかけたとしても、作業者が足を滑らせる懸念を減少させることができる。これにより、乗用車の使用性を向上させることが可能となる。
【0022】さらに、上述のバンパープロテクター11は、凸条15部分を含めた全体がエラストマを射出成型することにより成形されているため、製作時の加工が容易であり、従来においては困難であった、凸条15や延出部13のような形状的加工、あるいは、凸部16の一部のなす文字形状等の意匠的な付加等を、容易に、かつ、低コストで行うことができ、また、量産性においても優れている。しかも、ポリ塩化ビニルを使用しないため、環境面においても優れた配慮を行うことができる。
【0023】従来のポリ塩化ビニル製バンパープロテクターは、単に、板状部材2をバンパー1の上面1aに接着したのみの構成とされており、何らかの衝撃が作用した際に、はがれてしまう懸念があった。しかしながら、上述のバンパープロテクター11は、固定板12と、固定板12から延出する延出部13とが、リアバンパー14の立体的形状に沿った形状に一体化されて形成されるために、単純な板状体であった従来のバンパープロテクターに比較してリアバンパー14への密着性が高く、これにより、リアバンパー14へ強固に接着することができ、接着時の耐久性に優れたものが実現できる。
【0024】また、上述のバンパープロテクター11は、凸部16の上面16aにシボ加工が施されており、これにより凸部16の上面16aに微小な凹凸が形成されることとなるため、凹凸16の摩擦係数をさらに向上させることができ、これにより、より優れた滑り止め効果を得ることが可能となる。
【0025】また、上述のバンパープロテクター11においては、その接着面18側にクッション20が配置されているために、耐衝撃性に優れており、これにより、より良好にリアバンパー14を保護することが可能となる。
【0026】さらに、上述のバンパープロテクター11においては、固定板12は、その硬度がショアA硬度で75から88の範囲の材料により、その引張応力が110から130kg/cm2の範囲の材料により、そののびが470から570%の範囲の材料により形成されることが好ましい。これらの特徴を兼備することにより、特に優れた滑り止め効果を得ることができる。
【0027】なお、上記実施の形態において、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で他の構成を採用するようにしてもよい。例えば、上記実施の形態においては、バンパープロテクター11は、リアバンパー14を適用対象としていたが、これに代えて、フロントバンパーにバンパープロテクターを適用するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るバンパープロテクターによれば、エラストマ製の凸条が滑り止めの役割を果たすために、例えば、ハッチバックタイプの乗用車に適用された場合、荷物室から荷物等を取り出す際に、作業者がリアバンパー上に足をかけたとしても、作業者が足を滑らせる懸念を減少させることができる。これにより、乗用車の使用性を向上させることが可能となる。
【0029】請求項2に係るバンパープロテクターは、ポリオレフィン系エラストマを射出成型することにより成形されているため、製作時の加工が容易であり、従来においては困難であった、形状的加工や意匠的な付加等を容易に、かつ、低コストで行うことができ、また、量産性においても優れている。しかも、ポリ塩化ビニルを使用しないため、環境面においても優れた配慮を行うことができる。
【0030】請求項3に係るバンパープロテクターは、固定板と、固定板から延出する延出部とが、バンパーの立体形状に沿った形状に一体化されて形成されるために、単純な板状体であった従来のバンパープロテクターに比較してバンパーへの密着性が高く、これにより、バンパーへ強固に接着することができ、耐久性にも優れている。
【0031】請求項4に係るバンパープロテクターにおいては、凸部の上面に微小な凹凸が形成されることとなるため、凸条の摩擦係数をさらに向上させることができ、これにより、より優れた滑り止め効果を得ることが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000226600
【氏名又は名称】日産アルティア株式会社
【識別番号】000002886
【氏名又は名称】大日本インキ化学工業株式会社
【出願日】 平成11年6月18日(1999.6.18)
【代理人】 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外8名)
【公開番号】 特開2001−1849(P2001−1849A)
【公開日】 平成13年1月9日(2001.1.9)
【出願番号】 特願平11−173438