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車両用スライドドア給電構造 - 特開2001−1843 | j-tokkyo
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【発明の名称】 車両用スライドドア給電構造
【発明者】 【氏名】田中 美津次

【要約】 【課題】本発明の課題は、端子相互の位置的ずれを広い範囲で吸収出来る車両用スライドドアの給電構造を提供することにある。

【解決手段】車体2の乗降口3に取付けられているスライドドア4の給電構造であって、車体2側またはスライドドア4側にアーチ状板ばね端子12を取付け、スライドドア4側または車体2側には該スライドドア4閉時に該車体2側またはスライドドア4側に取付けたアーチ状板ばね端子12に接触する端子20を取付け、端子12,20を相互の接触面積を広く確保する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】車体乗降口に取付けられているスライドドアの給電構造であって、車体側またはスライドドア側にアーチ状板ばね端子を取付け、スライドドア側または車体側には該スライドドア閉時に該車体側またはスライドドア側に取付けたアーチ状板ばね端子に接触する端子を取付けたことを特徴とする車両用スライドドア給電構造【請求項2】該アーチ状板ばね端子は一端をケーシングに固定され他端は自由とされている請求項1に記載の車両用スライドドア給電構造【請求項3】該アーチ状板ばね端子に接触する端子はアーチ状板ばね端子である請求項1または2に記載の車両用スライドドア給電構造
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワンボックスカー等の車両のスライドドアの給電構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスライドドアには窓自動開閉装置やランプ等が装備されているが、該窓自動開閉装置やランプ等には車体側から電気が供給される。例えば図3に示すようにワンボックスカー(1) において、車体(2) の側面に設けられている乗降口(3) にスライドドア(4) が取付けられており、Bの箇所において車体(2) 側とスライドドア(4) 側に、スライドドア(4) 閉時において相互接触する端子が夫々取付けられている。
【0003】従来は、乗降口(3) の前縁において車体(2) 側には図4に示すように、ケーシング(30)内にスプリング(31)によって矢印イ方向(突出方向)に付勢されている棒状端子(32)を収容し、該棒状端子(32)の根端部には図示しないゼネレーターからハーネス(33)を接続し、一方スライドドア(4) の前縁にはケーシング(34)内に棒状端子(35)を収容し、該棒状端子(35)の根端部には図示しない窓自動開閉装置やランプ等からハーネス(36)が接続されている。
【0004】上記構成ではスライドドア(4) を閉じる時、該スライドドア(4) が図4矢印ロ方向から進入して、図5に示すように端子(32,35) 相互が接触して通電状態となる。この際、車体(2) 側の端子(32)はスプリング(31)の付勢力によってスライドドア(4) 側の端子(35)に圧接する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、棒状端子(32,35) は必ずスライドドア(4) の進行方向(矢印ロ方向)に軸方向を一致させて配置しなければならないので、設計上の制限を受けている。またスライドドア(4) はアッパーレール(5) 、ロアレール(6) 、バックレール(7) に夫々ガイドされる三個のローラー(図示せず)によって三点支持されているが、スライドドア(4) の建付けには車両毎に多少の寸法差が発生し、棒状端子(32,35) の接点(32A,35A) が左右上下にずれる。しかしこのずれは棒状端子(32,35) の接点(32A,35A) の径の範囲内でしか吸収が出来ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、車体(2) 乗降口(3) に取付けられているスライドドア(4) の給電構造であって、車体(2) 側またはスライドドア(4) 側にアーチ状板ばね端子(12)を取付け、スライドドア(4) 側または車体(2) 側には該スライドドア(4) 閉時に該車体(2) 側またはスライドドア(4)側に取付けたアーチ状板ばね端子(12)に接触する端子(20)を取付けた車両用スライドドア給電構造を提供するものである。望ましい態様は該アーチ状板ばね端子(12)は一端をケーシング(8) に固定され他端は自由とされている態様であり、更に望ましい態様は該アーチ状板ばね端子(12)に接触する端子はアーチ状板ばね端子(20)である態様である。
【0007】
【作用】スライドドア(4) の閉時、車体(2) 側またはスライドドア(4) 側のアーチ状板ばね端子(12)にスライドドア(4) 側または車体(2) 側のアーチ状板ばね端子(20)が接触する。該板ばね端子(12)は該板ばね端子(20)に押され、弾性反撥力によって該端子(20)に圧接する。この場合、該該板ばね端子(12)の該端子(20)に対する接触面積は広いので、端子(12,20) 相互の位置的ずれを広い範囲で吸収出来る。該板ばね端子(12)の一端をケーシング(8) に固定し、他端を自由にしておけば、該板ばね端子(12)が該端子(20)に圧接する際、該板ばね端子(12)の弾性変形が容易で円滑になる。端子(12,20) 双方を円弧状板ばね端子とすれば、端子(12,20) 相互の滑動が容易になり、端子(12,20) 相互が円滑に接触する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図1および図2に示す一実施例によって説明すれば、図3に示すワンボックスカー(1) の車体(2) に設けられている乗降口(3) にはスライドドア(4)が取付けられており、該乗降口(3) の後縁Aの箇所において、車体(2) 側およびスライドドア(4) 側に端子が取付けられている。
【0009】車体(2) 側においては、ケーシングアウター(9) とケーシングインナー(10)とからなるケーシング(8) が乗降口(3) の後縁に取付けられている。該ケーシング(8) のケーシングアウター(9) の底板(11)にはアーチ状板ばね端子(12)の一端が固定されており、他端は自由にされている。該アーチ状板ばね端子(12)の固定端は図示しないゼネレーターから差出されているハーネス(13)がプラグ(14)を介して接触する導電板(15)に接続している。
【0010】スライドドア(4) 側においては、ケーシングアウター(17)とケーシングインナー(18)とからなるケーシング(16)がスライドドア(4) の後縁に取付けられている。該ケーシング(16)のケーシングアウター(17)の底板(19)にはアーチ状板ばね端子(20)の両端が固定されている。該板ばね端子(20)の一端は図示しない窓自動開閉装置やランプ等から差出されているハーネス(21)がプラグ(22)を介して接続する導電板(23)に接続している。
【0011】上記構成において、スライドドア(4) を閉じる時、該スライドドア(4) は図1矢印ハ方向から進入し、該車体(2) 側の板ばね端子(12)と該スライドドア(4) 側の板ばね端子(20)とが接触し、該車体(2) 側の板ばね端子(12)は該スライドドア(4) 側の板ばね端子(20)に押されて変形する。該車体(2) 側の板ばね端子(12)の他端は自由端となっているから、該板ばね端子(12)の変形は容易かつ円滑である。更に該スライドドア(4) 側の板ばね端子(20)も両端を固定されているもののその弾性により、該車体(2) 側の板ばね端子(12)との衝突力を吸収する。
【0012】該板ばね端子(12,20) 相互の接触面積は広いので、スライドドア(4) の建付けに際して発生する寸法差による端子(12,20) 相互の位置的ずれを広い範囲で吸収することが出来る。また棒状端子の場合のように設計上の制限もなく、本発明の給電構造は乗降口の前縁に配置されてもよい。
【0013】本実施例以外、一方を棒状端子にしてもよいが、この場合は該棒状端子の接点が他方の板ばね端子の表面を擦過する際、該表面を傷つけるおそれがある。
【0014】
【発明の効果】本発明のスライドドアの給電構造においては、端子相互の接触面積が広いので、車両毎に生じるスライドドアの建付けの際の寸法差による端子相互の位置的ずれを広い範囲で吸収することが出来る。
【出願人】 【識別番号】390009896
【氏名又は名称】愛知機械工業株式会社
【出願日】 平成11年6月17日(1999.6.17)
【代理人】 【識別番号】100075476
【弁理士】
【氏名又は名称】宇佐見 忠男
【公開番号】 特開2001−1843(P2001−1843A)
【公開日】 平成13年1月9日(2001.1.9)
【出願番号】 特願平11−171181