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車両のバックドアの構造 - 特開2001−1836 | j-tokkyo
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【発明の名称】 車両のバックドアの構造
【発明者】 【氏名】田中 美津次

【要約】 【課題】本発明は、ワンボックスカー等の車両の後面開口部から車椅子等を出入れする場合に使用するスロープを簡単に形成することを課題とする。

【解決手段】車体1開口部2降誕に取付けられるバックドア13をドアアッパー14とドアロアー15とに二分割し、該ドアロアー15内に引出し可能に補助板18を収納し、該ドアロアー15を下方に開き、該補助板18を該ドアロアー15から引出してスロープ30を形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】車体後面開口部に取付けられるバックドアであって、該開口部上縁に上縁を枢着されているドアアッパーと、該開口部下縁に下縁を枢着されているドアロアーとに二分割され、該ドアロアー内に引出し可能に補助板が収納されており、該ドアロアーを下方に開き更に該ドアロアー内から補助板を引出した状態で車体床から地面にかけてスロープが形成されることを特徴とする車両のバックドアの構造
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばワンボックスカーのような車両のバックドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からワンボックスカーのバックドアを開いた状態で床からスロープを引出し、該スロープによって車椅子等を車内に搬入したり車内から搬出したりする福祉車両が提供されている。従来は、図8に示すようにワンボックスカー(1) のサードシート(5) の下側に二つ折状態のスロープ(6) を収納しておき、該スロープ(6) を使用する時は図9に示すようにバックドア(3) を開き、該サードシート(5) を折畳み前倒し状態とし、スロープ(6) を引出して車体床(4) と地面Gとの間に差渡す構成が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、スロープ(6) を引出す時、サードシート(5) を折畳み前倒し状態にするかあるいは取はずすことが必要であり、あるいはサードシート(5)がなく荷室になっている場合には、荷室に置いてある荷物を動かす必要がある。更にスロープおよびスロープを出入れするための動力装置が床(4) 上に配置されているため、この種のタイプの車両は低床にされており、そのために床下の部品配置も制約を受ける。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、車体(1) 後面開口部(2) に取付けられるバックドア(13)であって、該開口部(2) 上縁に上縁を枢着されているドアアッパー(14)と、該開口部下縁に下縁を枢着されているドアロアー(15)とに二分割され、該ドアロアー(15)内に引出し可能に補助板(18)が収納されており、該ドアロアー(15)を下方に開き更に該ドアロアー(15)内から補助板(18)を引出した状態で車体床(4) から地面にかけてスロープ(30)が形成される車両(1)のバックドア(13)の構造を提供するものである。
【0005】
【作用】バックドア(13)のドアアッパー(14)を上方に開き、ドアロアー(15)を下方に開き更に補助板(18)を該ドアロアー(15)内から引出し、スロープ(30)を形成する。該補助板(18)は車体床(4) 上には収納されていないので、床(4) は該補助板(18)には干渉されず、補助板(18)引出し時にサードシート(5) や荷物を動かしたり取除いたりする必要はない。また床を低床にする必要もない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図7に示す一実施例によって説明すれば、ワンボックスカー(1) の後面開口部(2) にはバックドア(13)が取付けられている。(5) は床(4) 上に設置されるサードシートである。
【0007】該バックドア(13)はドアアッパー(14)とドアロアー(15)とに二分割され、該ドアアッパー(14)は上縁を該開口部(2) の上縁にヒンジ(16)を介して枢着されており、該ドアロアー(15)の下縁は該開口部(2) の下縁にヒンジ(17)を介して枢着されている。図2および図3に示すように該ドアロアー(15)はアウターパネル(15A) とインナーパネル(15B) とからなり、中空にされており、内部には補助板(18)が引出し可能に収納されている。該補助板(18)は波板であって前端部には中央ローラー(19)と左右ローラー(20,21) とが取付けられており、該アウターパネル(15A) の内側には該ローラー(19,20,21)をガイドするガイド溝(22,23,24)が設けられている。そして該補助板(18)の後端には該ドアロアー(15)の上縁から外出する把手(25)が設けられている。
【0008】更に図4に示すように該ドアロアー(15)の上縁には左右一対のストライカー(26,27) が設けられており、バックドア(13)を閉じた時、該ドアロアー(15)のストライカー(26,27) は夫々該ドアアッパー(14)下縁に設けられている左右一対のフック(28,29) に係合する。
【0009】上記構成において、図1に示すバックドア(13)を閉じた状態からバックドア(13)を開く場合には図5に示すようにドアアッパー(14)を上方に開き、ドアロアー(15)を下方に開く。この状態では図3に示すように該ドアロアー(15)に収納されている補助板(18)の前端部が該ドアロアー(15)の下縁から外出して車体床(4) の上側に載った状態となり、該ドアロアー(15)がこれ以上下方に回動しないように係止する。
【0010】次いで該ドアロアー(15)の上縁から把手(25)を介して補助板(18)を引出す。この場合、補助板(18)の各ローラー(19,20,21)は該ドアロアー(15)のガイド溝(22,23,24)にガイドされつゝ転動する。そうすると、該補助板(18)の前端部と床(4)との係合がはずれ、該ドアロアー(15)は更に下方に回動可能となり、図6および図7に示すように該ドアロアー(15)と補助板(18)とによって、車体床(4) から地面Gにかけてスロープ(30)が形成され、該スロープ(30)を利用して車椅子(31)等をワンボックスカー(1) の後面開口部(2) から出入れする。
【0011】このようにスロープ(30)はバックドア(13)のドアロアー(15)と該ドアロアー(15)内に収納されている補助板(18)とによって形成されるので、サードシート(5)あるいは荷物等を動かしたり取除いたりする必要がなく。更に該スロープ(30)は床上に配置されていないので、床(4) を低床にする必要もない。
【0012】
【発明の効果】本発明では、車椅子等を車内に搬入したり車内から搬出したりするためのスロープを形成する場合、車内に設置されているシートや荷物等を動かしたり取除いたりする必要がなく、またスロープ収納のため床を低床にする必要もないので、床下部品の配置も制限を受けない。
【出願人】 【識別番号】390009896
【氏名又は名称】愛知機械工業株式会社
【出願日】 平成11年6月17日(1999.6.17)
【代理人】 【識別番号】100075476
【弁理士】
【氏名又は名称】宇佐見 忠男
【公開番号】 特開2001−1836(P2001−1836A)
【公開日】 平成13年1月9日(2001.1.9)
【出願番号】 特願平11−171183