| 【発明の名称】 |
電気自動車の充電システム |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 恵昜
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| 【要約】 |
【課題】走行に伴って発生する風力を利用することによりバッテリーを充電でき、以てバッテリーの消耗を抑制することができる電気自動車用充電システムを提供することを課題とする。
【解決手段】メインバッテリー8及び補機用バッテリー10と、走行風によって前記各バッテリーを充電する風力発電機5と、前記メインバッテリー側電源と発電機側電源とを切替えていずれかを駆動用電動機の電源とする振分装置9と、前記振分装置を介して供給される電源によって駆動されて前輪及び/又は後輪を回転駆動する駆動用電動機15、21と、前記補機用バッテリー10を電源として始動時に駆動される始動用発電手段23、24とを備えて成る |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 メインバッテリー及び補機用バッテリーと、走行風によって前記各バッテリーを充電する風力発電機と、前記メインバッテリー側電源と発電機側電源とを切替えていずれかを駆動用電動機の電源とする振分装置と、前記振分装置を介して供給される電源によって駆動されて前輪及び/又は後輪を回転駆動する駆動用電動機と、前記補機用バッテリーを電源として始動時に駆動される始動用発電手段とを備えたことを特徴とする電気自動車の充電システム。 【請求項2】 前記補機用バッテリーを主にし、前記メインバッテリーを従にしてそれぞれを充電するソーラーパネルを備えた請求項1に記載の電気自動車の充電システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車における充電システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】モータを駆動源とする電気自動車は、廃棄ガスを出さないクリーンな車として注目されている。現在商品化され、現に町中を走行しているものはハイブリッド・カーで、それは、発信時と低速走行時はエンジンではなくモータで駆動され(シリーズ・ハイブリッド方式)、通常走行ではモータの補助を得ながらエンジンで駆動される。そして、全開で加速するときは、バッテリーからも電力が供給されてモータの出力が増大するので、エンジンの負担が軽減される(パラレル・ハイブリッド方式)。 【0003】ところで、電気自動車の場合は、1回の充電で走行し得る距離が限られているため頻繁に充電する必要がある関係上、電気自動車で坂道を下る場合、モータを発電機として使用し、そのエネルギーをバッテリーに戻すことが行われる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述したように、消費されたエネルギーを一部バッテリーに帰還させてエネルギーの消耗を抑制することが行われているが、未だ十分とはいえず、より一層の消耗時間が切望されている。本発明はかかる要望に応えるためになされたもので、走行に伴って発生する風力を利用することによりバッテリーを充電でき、以てバッテリーの消耗を抑制することができる電気自動車用充電システムを提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、メインバッテリー及び補機用バッテリーと、走行風によって前記各バッテリーを充電する風力発電機と、前記メインバッテリー側電源と発電機側電源とを切替えていずれかを駆動用電動機の電源とする振分装置と、前記振分装置を介して供給される電源によって駆動されて前輪及び/又は後輪を回転駆動する駆動用電動機と、前記補機用バッテリーを電源として始動時に駆動される始動用発電手段とを備えたことを特徴とする電気自動車の充電システム、を以て上記課題を解決した。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に依拠して説明する。図1は本発明に係るシステムの構成図で、図中1、2は羽根車で、車両の前端部に形成された風洞3内に設置され、車両の中高速走行に伴って風洞3内に吹き込んでくる風によって回転駆動される。羽根車1、2の回転はベルト4等の巻回手段を介して風力発電機5の入力軸に伝達され、以て車両走行中風力発電機5が駆動され続ける。 【0007】風力発電機5は、交直変換機・整流機一体型のオルタネータ6に接続され、オルタネータ6において風力発電機5からの交流電流が直流電流に変換されると共に整流され、高電圧リレー7に供給される。高電圧リレー7は、振分装置9及び充電装置11に接続され、更に、インバータ12、並びに、ブレーキ用の負圧を発生させるための電動バキュームポンプ13、及び、ハンドル操作を容易にするための電動オイルポンプ14に接続される。 【0008】振分装置9は、メインバッテリー8側の電源と発電機側の電源とを使い分けるための装置で、変速機・電動機一体型の後輪駆動用電動機15の電圧調整をするコントローラ16の制御を行なうインバータ17に接続され、後記発電機23、24側の電源とメインバッテリー8側の電源のいずれかをスイッチング操作により切替選択し、電源をインバータ17を介してコントローラ16に供給する。 【0009】コントローラ16は、通例同軸3連の後輪駆動用電動機15に接続され、そこにおける電源の電圧調整を行なう。後輪駆動用電動機15への電源の供給は発進時及び登坂時等には3連すべての電動機15(a〜c)についてなされるが、通常走行時には、その内の2つ15a、15bについてのみなされる。後輪駆動用電動機15の出力軸は、変速機18を介してデフ19に連結され、後輪を駆動する。 【0010】また、コントローラ16は、前輪駆動用電動機21にも接続され、そこに供給する電源の電圧調整を行なう。前輪駆動用電動機21としては、変速機・差動装置一体型のものが用いられる。 【0011】補機用バッテリー10は、メインバッテリー8と補機用バッテリー10の充電を行なう充電装置11を介し、発電機によって充電され、始動時にインバータ12及び抵抗器22を介し、発電機23、24を駆動する電動機25の電源となる。発電機23、24はオルタネータ6に接続される。インバータ12は、始動時に補機用バッテリー10を電源とし、発電機23、24駆動のための電動機25制御を行なう。図2は電動機25と発電機23、24の位置関係を示すものである。 【0012】なお、メインバッテリー8については、1個のターミナルで放電と充電とを高電圧にて行なうことはできないので、充電専用のターミナル31を設けたバッテリーB、Cを設ける(図3参照)。バッテリーCはバッテリーDまでを充電し、バッテリーBはバッテリーAまでを充電する。 【0013】27は充電用ソーラーパネルで、補機用バッテリー10とメインバッテリー8とを充電するが、補機用バッテリー10の充電が優先される。28はアクセルペダルセンサーで、抵抗器22と連動し、必要に応じて電動機25の回転数を変える。 【0014】上記構成の装置において、スタータースイッチを入れると、補機用バッテリー10を電源に電動機25が始動して発電機23、24を駆動し始める。それと共に、メインバッテリー8を電源に、コントローラ16を介して後輪駆動用電動機15(a〜c)が作動し、後輪の回転駆動が可能な状態となる。また、同じくメインバッテリー8を電源に、コントローラ16を介して前輪駆動用電動機21が作動し、前輪の回転駆動が可能な状態となる。 【0015】車両が走行を始め、中高速走行状態となると、風洞3内に風が強く流入する結果、羽根車1、2が高速回転して風力発電機5を回転駆動し、発電作用を起こさせる。そこで発生する電流は交流電流であるので、これをオルタネータ6で直流電流に変換すると共に整流する。この整流された直流電流は高電圧リレー7を経て、振分装置9、充電装置11、インバータ12、ブレーキ用の負圧を発生させる電動バキュームポンプ13、及び、ハンドル操作を容易にするための電動オイルポンプ14に流れる。 【0016】高電圧リレー7から充電装置11を経た電流は、メインバッテリー8と補機用バッテリー10に流れ、それぞれが充電される。また、振分装置9へは、それがメインバッテリー8側ではなく、当該発電側のポイントに切替っているときにのみ流れ、そこからインバータ17を経てコントローラ16に流れ、後輪駆動用電動機15(a、b)を駆動する。メインバッテリー8が十分に充電されているときは、振分装置9はメインバッテリー8側のポイントに切替わり、後輪駆動用電動機15(a、b)は、メインバッテリー8を電源にして駆動される。 【0017】 【発明の効果】本発明は上述した通りであるので、走行風及び太陽光を利用することにより効率よくバッテリーの充電を行なうことができ、以てバッテリーの消耗を十分に抑制することができる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398036139 【氏名又は名称】伊藤 恵昜
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| 【出願日】 |
平成12年6月2日(2000.6.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081558 【弁理士】 【氏名又は名称】斎藤 晴男
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| 【公開番号】 |
特開2001−352608(P2001−352608A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月21日(2001.12.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−165558(P2000−165558) |
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