| 【発明の名称】 |
電動車 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 秀男
【氏名】松本 和久
【氏名】谷口 喜代太
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| 【要約】 |
【課題】車体の異常を報知する出力をバッテリーの残量に応じて切り換えることによって、バッテリーの放電を極力抑えることを課題とする。
【解決手段】バッテリー7を電源としたモータ2によって走行する車体1に、前記車体1の状態を検知して判別する状態検知回路36と前記バッテリー7の残量を監視するバッテリー監視回路39を設けて、前記状態を報知する音声スピーカ26の出力を前記バッテリー7の残量に応じて切り換えることにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車体に設けられたバッテリーを電源とした駆動装置と、該駆動装置により回転する駆動輪と、前記駆動装置の駆動力を指示するアクセルと、該アクセルの指示に基づき前記駆動装置を駆動するための駆動信号を出力する制御手段と、前記バッテリーの残量を監視するバッテリー監視手段とを備え、前記車体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を所定の出力で報知する報知手段とを設け、該報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量に応じて報知する出力を切り換えることを特徴とする電動車。 【請求項2】 前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに所定の出力よりも小さな音量で出力することを特徴とする請求項1記載の電動車。 【請求項3】 前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに所定の出力よりも短い時間で報知することを特徴とする請求項1記載の電動車。 【請求項4】 前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険状態とそれ以外の注意状態とに判別し、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみを報知することを特徴とする請求項1記載の電動車。 【請求項5】 前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに所定の出力よりも小さな音量での出力と短い時間で報知することを特徴とする請求項1記載の電動車。 【請求項6】 前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険状態とそれ以外の注意状態とに判別し、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも短い時間で報知することを特徴とする請求項1記載の電動車。 【請求項7】 前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険状態とそれ以外の注意状態とに判別し、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量で出力することを特徴とする請求項1記載の電動車。 【請求項8】 前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険状態とそれ以外の注意状態とに判別し、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量での出力と短い時間で報知することを特徴とする請求項1記載の電動車。 【請求項9】 前記バッテリー監視手段は、前記バッテリーの電圧を検知することを特徴とする請求項2乃至8記載の電動車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電動四輪車や電動車いすなどのように、駆動輪をバッテリーにて駆動する駆動装置によって走行し、車体の状態を報知する電動車に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、市場に出ている電動四輪車は、車体の状態に異常が発生した際、バッテリーからの供給により異常を示す警報、例えばアラーム等の音を音声スピーカから発して、異常を使用者に知らせる手段が構成されている。 【0003】しかしながら、前述する構成であれば、車体の異常が発生したときにバッテリーの残量が少なくなっていても同じ出力で警報が発せられるため、バッテリーへの負荷がかかり残量を更に少なくさせてしまうものである。従って、異常を回避した後、走行を開始しても走行途中にバッテリーの蓄えがなくなって目的地まで到達できずに停止してしまう虞があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、車体の異常を報知する出力をバッテリーの残量に応じて切り換えることによって、バッテリーの放電を極力抑える電動車を提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、車体に設けられた充電可能なバッテリーを電源とした駆動装置と、該駆動装置により回転する駆動輪と、前記駆動装置の駆動力を指示するアクセルと、該アクセルの指示に基づき前記駆動装置を駆動するための駆動信号を出力する駆動手段と、前記バッテリーの残量を監視するバッテリー監視手段とを備え、前記車体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を所定の出力で報知する報知手段とを設け、該報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量に応じて報知する出力を切り換えることを特徴とする。 【0006】上記構成によって、駆動装置がバッテリーからの電源によって駆動輪を駆動させて走行する。そして、前記報知手段は、前記車体の状態に異常が発生したときに、前記バッテリー監視手段によって検知される前記バッテリーの残量が十分と判断された場合は所定の出力で報知し、前記バッテリーの残量が残り僅かであると判断された場合は所定の出力よりも小さく報知する。従って、前記バッテリーの残量が少なくなったときには、前記報知手段で報知される出力が小さくなるように切り換えられることにより前記バッテリーからの放電が抑えられるので、走行距離を伸ばすことができる。 【0007】また、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに所定の出力よりも小さな音量で出力することを特徴とするので、前記車体の状態に異常が発生したとき、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段が前記バッテリーの残量が所定値よりも小さいことを検知すると所定の出力よりも小さな音量で報知するので、前記バッテリーからの放電が抑えられて走行距離を伸ばすことができる。 【0008】更に、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに所定の出力よりも短い時間で報知することを特徴とするので、前記車体の状態に異常が発生したとき、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段が前記バッテリーの残量が所定値よりも小さいことを検知すると所定の出力よりも短い時間で報知するので、前記バッテリーからの放電が抑えられて走行距離を伸ばすことができる。 【0009】更に、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険状態とそれ以外の注意状態とに判別し、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみを報知することを特徴とする。 【0010】上記構成であれば、前記状態検知手段は、例えば、前記車体が急な坂道を走行してモータの温度が上昇し、そのまま走行を継続するとモータが故障して走行不能となるような危険状態と、走行を継続してもすぐには前記車体に支障をきたさない注意状態とに判別する。そして、前記車体の状態に異常が発生したとき、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段が前記バッテリーの残量が所定値よりも小さいことを検知すると危険状態のみを報知するので、前記バッテリーの残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリーからの放電が抑えられて走行距離を伸ばすことができる。 【0011】また、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに所定の出力よりも小さな音量での出力と短い時間で報知することを特徴とするので、前記車体の状態に異常が発生したとき、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段が前記バッテリーの残量が所定値よりも小さいことを検知すると所定の出力よりも小さな音量の出力で、且つ短い時間で報知するので、前記バッテリーからの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができる。 【0012】更に、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険状態とそれ以外の注意状態とに判別し、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも短い時間で報知することを特徴とするので、前記バッテリーの残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリーからの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができる。 【0013】また、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険状態とそれ以外の注意状態とに判別し、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量で出力することを特徴とするので、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量で報知するので、前記バッテリーの残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリーからの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができる。 【0014】また、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険状態とそれ以外の注意状態とに判別し、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量での出力と短い時間で報知することを特徴とするので、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量の出力で、且つ短い時間で報知するので、前記バッテリーの残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリーからの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができる。 【0015】更に、前記バッテリー監視手段は、前記バッテリーの電圧を検知することを特徴とするので、前記バッテリーの残量を多大な費用を掛けずに正確に検知することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明の実施例について、電動四輪車を例に図面に基づき詳述する。 【0017】図1は、本実施例の電動四輪車を横からみた全体横面図、図2は、同車体の上方からみた全体上面図、図3は、同車体の前方からみた全体前面図、図4は、本実施例の制御回路を示すブロック図、図5は、本実施例の報知手段動作を示パターン図である。 【0018】1は、後部左右にモータ2により回転駆動される駆動輪(後輪)3と、前部左右にも前輪4が設けられた電動四輪車の車体で、該車体1は、前記前輪4を左右に動かして操向方向を指示する操向手段、即ちハンドル5が取り付けられ、前記前輪4と前記後輪3の間には、使用者が乗車したときに足を乗せるためのフロア部6が設けられ、前記フロア部6後方には、バッテリー7や前記モータ2などを収納するカバー8が設けられており、その上に使用者が乗車するためのシート9と乗車したときにもたれることができる背もたれ10と肘が置ける肘置11が取り付けられている。 【0019】12は、前記シート9の両側に設けられ操作することで前記シート9を回転可能にするシートレバーで、該シートレバー12を下から持ち上げると、前記シート9の固定が解除され、自由に回転するようになっている。前記シートレバー12は、操作によって前記シート9の回転を解除し、前記シートレバー12を元に戻すことによって左右中央の3カ所において固定可能になっている。 【0020】13は、前記ハンドル5の中央部に設けられる表示パネルで、該表示パネル13には、前進後進方向を切り換える走行方向切換スイッチ14と、電源を入/切する電源スイッチ15と、後述するウインカーランプ21a、21bの点滅を動作させるウインカーランプスイッチ16と、最高走行速度を設定する速度調整ツマミ17が設けられており、更に前記車体1の異常の状態を警報音と前記異常を示す音声を出力する報知手段、即ち音声スピーカ(図示せず)も内蔵されている。 【0021】18は、前記ハンドル5のループ内で前記表示パネル13の左右に設けられシャフトで連結されて一体動作するアクセルレバーで、該アクセルレバー18を上から押さえると前記走行方向切換スイッチ14の指示する進行方向に走行し、前記アクセルレバー18の押さえた量に応じた速度で進むようになっている。 【0022】19は、後述するハンドル軸を覆い足元を雨や風等から防御するフロントカバーで、該フロントカバー19の全面には、小物等を収納できる収納籠20が取り付けらている。 【0023】21は、前記フロントカバー19の下方左右に取り付けられ、前記ハンドル5によって操作される操向方向をランプの点滅によって報知するウインカーランプで、左折するとき前記左ウインカーランプスイッチ16aをオンすると左ウインカーランプ21aが点滅し、右折するとき前記右ウインカーランプスイッチ16bをオンすると右ウインカーランプ21bが点滅するようになっている。 【0024】22は、夜間等周囲が暗くなったときに走行方向を明るく照らす照明ランプで、前記収納籠20の下側で前記フロントカバー19の全面に設けられている。 【0025】次に、図4に基づき、制御回路について説明する。 【0026】23は、前記バッテリー7の電源を通電するためのリレースイッチで、該リレースイッチ23は、前記電源スイッチ15を入にすると、前記電源スイッチ15に接続されたリレーコイル24が励磁されて、オンするようになっている。 【0027】25は、前記バッテリー7の電圧を降圧して制御回路、即ちマイコン26に電源供給する電源回路である。 【0028】27は、前記速度調整ツマミ17の調整量に応じて抵抗値が可変され、前記マイコン26への出力電圧を可変することができる調整ボリュームで、該調整ボリューム27は、抵抗値が小さくなるにつれて最高速度が早くなるように設定される。 【0029】28は、前記アクセルレバー18の操作量に応じたポテンシオメータ29からの電気信号を前記マイコン26に入力するアクセル入力回路で、該アクセル入力回路28の入力信号に基づいて前記マイコン26からモータ2の駆動を制御するための信号が出力され、モータ駆動回路30によって前記モータ2が駆動して前記後輪3が前記速度調整ツマミ17で設定される最高速度の範囲内で回転するようになっている。前記モータ駆動回路30を制御する信号としては、前記モータ2の回転速度を制御する通常のモータ駆動信号の他に、前記モータ2による発電制動を行う発電制動信号、前記モータ2の正転・逆転を切り換えるモータ正転・逆転信号がある。そして、これらはPWM信号によって構成されている。 【0030】31は、前記後輪3の回転数を検知して走行距離の検知と前記走行方向切換スイッチ14で設定される進行方向を検知するエンコーダであり、該エンコーダ31からの信号は前記マイコン26に入力される。このエンコーダ31は、本実施例では後輪3の回転を検出しているが、前記モータ2や、前記前輪4の回転を検出しても構わない。 【0031】32は、前記後輪3の回転を制動し、駐車するときに動作する駐車ブレーキ、即ち電磁ブレーキで、該電磁ブレーキ32は前記マイコン26からの信号が出力されたときに、電磁ブレーキ駆動回路33からの信号出力で制動が解除するようになっている。また、前記電磁ブレーキ32は、前記後輪3にバネの付勢力によって円盤等を圧接して車輪を停止するものであり、通電しているときはバネの付勢力よりも強い力で円盤の圧接を解除し、非通電時にはバネの力によって制動がかかるようになっている。34は、前記表示パネル13を駆動する表示駆動回路で、該表示駆動回路34は前記マイコン26からの出力によってLEDなどを駆動するようになっている。 【0032】35は、前記ウインカーランプ21の動作を制御するウインカー回路で、該ウインカー回路35は前記マイコン26からの出力によって前記ウインカーランプ21を点滅するようになっている。 【0033】36は、前記車体1の状態を走行を禁止しなければならない危険状態と、それ以外の注意状態とに判別する態検知手段、即ち状態検知回路であり、該状態検知回路36は前記マイコン26内に内蔵されている。37は、前記状態検知回路36が前記車体1の状態を検知して判別したときに警報音と音声を発する音声スピーカで、該音声スピーカ37は前記マイコン26からの信号が出力されたときに、音声回路38からの信号出力で動作するようになっている。39は、前記バッテリー7の残量を電圧で監視するバッテリー監視手段、即ちバッテリー監視回路で、該バッテリー監視回路39からの信号を前記マイコン26に入力することで、前記バッテリー7の残量が監視できるようになっている。 【0034】次に、上記構成における動作について説明する。 【0035】電源スイッチ15を「入」にすると、リレーコイル24の働きによってリレースイッチ23がオンになってバッテリー7からの電力が電源回路25を介してマイコン26などに供給され、モータ駆動回路30及び状態検知回路36及び音声回路38等の電気回路が動作する。 【0036】そして、アクセルレバー18の操作によって、その操作量に基づいて走行を開始する。この時、走行方向切換スイッチ14が前進側であれば前進方向に、また後進側であれば後進方向に走行する。 【0037】走行を開始するとエンコーダ31から走行する方向と走行速度が入力され、走行方向切換スイッチ14からの信号と同じ方向であるか、またアクセルレバー18で指示される速度を上回らないかを判断し、走行方向切換スイッチ14からの信号と異なる方向である場合は、電磁ブレーキ32のブレーキを動作して停止し、速度を上回った場合は、モータ駆動回路30の動作による発電制動等によるブレーキを動作し、指示された速度になるように制御する。 【0038】操作を終了する時は、電源スイッチ15を「切」にするが、電源スイッチ15を切り忘れた時には、予め設定した時間を経過すると自動的に電源が切れる電源オートオフが動作する。再動作する時は電源スイッチ15を「切」にした後、再び「入」にするとバッテリー7からの電力が供給される。 【0039】次に状態検知回路36の動作について、図5に基づき説明する。 【0040】本実施例では、前記車体1で発生する状態の種類が、走行を禁止しなければならない危険状態と、それ以外の注意状態との2グループに分けられており、警報の種類は、危険状態が危険警報で、注意状態が注意警報となっている。これらの警報は「ピピッ」や「ブー」という警報音と、状態を音声によってアナウンスする音声との組み合わせによって構成されている。これらの警報音は、走行を継続することが困難な時は「ブー」という種類の警報音を発し、単なる注意を示すときは「ピピッ」という種類の警報音を発し、その後、それぞれの状態を示す音声が前記音声スピーカ37から出力されるように設定されている。 【0041】次に、状態検知回路36が車体1の状態が注意状態の時の音声のアナウンスについて具体的に説明する。 【0042】走行方向切換スイッチ14を後進側に切り換えて後進走行した場合、エンコーダ31から後進方向の信号が入力され、音声スピーカ37から後進注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「バックします。」が発せられる。 【0043】また、急な上り坂を走行した場合など、モータ2への負荷がかかりモータ2の電流が増大すると、その電流を検知するモータ電流検知回路(図示せず)が、予め設定した電流値よりも高く検知したときに状態検知回路36は注意状態と判別し、音声スピーカ37から登板注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「急な上り坂です。長くは走行できません。」が発せられる。 【0044】また、アクセルレバー18を操作したままで電源スイッチ15を「入」にした場合、アクセル入力回路28からの信号と電源スイッチ15の信号が同時にマイコン26に入力されると、状態検知回路36は注意状態と判別し、音声スピーカ37から電源スイッチ操作ミス注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「アクセルレバーを戻して、電源スイッチを入れ直して下さい。」が発せられる。 【0045】また、電源スイッチ15を「入」にして充電プラグ(図示せず)を差し込んだ場合、バッテリー7からの直流電圧と商用電源からの交流電圧が同時に入力されるため、状態検知回路36は注意状態と判別し、音声スピーカ37から充電操作ミス注意警報1、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「電源スイッチを切にし、充電プラグを差し込み直して下さい。」が発せられる。 【0046】更に、充電中に電源スイッチ15を「入」にした場合、バッテリー7からの直流電圧と商用電源からの交流電圧が同時に入力されるため、状態検知回路36は注意状態と判別し、音声スピーカ37から充電操作ミス注意警報2、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「充電中です。電源スイッチを切にして下さい。」が発せられる。 【0047】また、バッテリー7の電圧を監視するバッテリー監視回路39が、予め設定した電圧よりも低いときに、状態検知回路36は注意状態と判別し、音声スピーカ37からバッテリー電圧低下注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「バッテリーの残量が少なくなりました。充電して下さい。」が発せられる。 【0048】また、荷物の積み過ぎてモータ2の性能では走行できない場合、モータ2の電流は増大するため、モータ電流検知回路(図示せず)が、予め設定した電流値よりも高い値を検知したときに状態検知回路36は注意状態と判別し、音声スピーカ37から過大負荷注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「モータのパワーが足りません。」が発せられる。 【0049】次に、状態が危険状態の時の音声のアナウンスについて具体的に説明する。 【0050】モータ2への負荷がかかりモータ2が過熱した場合など、モータ2の温度を検知する温度センサ(図示せず)が、予め設定した温度よりも高い値を検知したときに状態検知回路36は危険状態と判別し、音声スピーカ37からモータ過熱危険警報、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「モータが熱くなりました。しばらく休んだ後、走行して下さい。」が発せられる。 【0051】また、マイコン26等などの制御回路を収納している制御ボックス(図示せず)が何らかの原因で過熱した場合、熱によって電子部品が故障する虞があるため、制御ボックスの温度を検知する温度センサ(図示せず)が、予め設定した温度よりも高い値を検知したときに状態検知回路36は危険状態と判別し、音声スピーカ37から制御ボックス過熱危険警報、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「制御ボックスが熱くなりました。しばらく休んだ後、走行して下さい。」が発せられる。 【0052】また、エンコーダ31が故障してモータ2の回転を検知できず走行速度がマイコン26へ入力されない場合、設定した速度に制御できないため状態検知回路36は危険状態と判別し、音声スピーカ37から速度危険警報1、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「モータの回転が異常です。販売店に連絡して下さい。」が発せられる。 【0053】また、モータ駆動回路30が故障してモータ2の発電制動がかからない場合、エンコーダ31がモータ2の回転数を検出して設定した速度に制御できないと判断したときに状態検知回路36は危険状態と判別し、音声スピーカ37から速度危険警報2、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「モータの速度が異常です。販売店に連絡して下さい。」が発せられる。 【0054】また、ポテンシオメータ29もしくはアクセル入力回路28が故障してモータ2の回転制御ができない場合、エンコーダ31がモータ2の回転数を検出して設定した速度に制御できないと判断したときに状態検知回路36は危険状態と判別し、音声スピーカ37から速度危険警報3、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「所定の速度になりません。販売店に連絡して下さい。」が発せられる。 【0055】更に、前記車体1を制御する電気回路が故障した場合、操作する内容の制御ができないため状態検知回路36は危険状態と判別し、音声スピーカ37から回路危険警報、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「制御回路が異常です。販売店に連絡して下さい。」が発せられる。 【0056】上述する警報とバッテリー監視回路39との関係について説明する。 【0057】前記バッテリー監視回路39が残量30%以上あるときの電圧(本実施例では21.8V以上)を検知しているときは、前記状態検知回路36が検知した状態に係わらず、警報音を所定時間(本実施例では10秒間)発した後、状態を示す音声が大きい出力で発せられる。即ち、注意状態のときも危険状態のときも所定の出力で発せられる。 【0058】また、前記バッテリー監視回路39が残量30%未満あるときの電圧(本実施例では21.8V未満)を検知しているときに、前記状態検知回路36が注意状態を検知したときは、警報音と音声は何も出力されず、危険状態を検知したときのみ、警報音を所定時間よりも短く(本実施例では5秒間)発した後、状態を示す音声が小さい出力で発せられる。 【0059】本実施例では、バッテリー残量の所定値を1つだけ設定し、その所定値よりも小さくなったときに異常を報知する出力を切り換えるようにしたが、所定値を複数設定して警報音と音声の音量や時間を多様に組み合わせて出力しても構わない。 【0060】以上のように、前記車体の状態に異常が発生したとき、前記バッテリー監視回路39によって検知される前記バッテリー7の残量が所定値以上(本実施例では、30%以上)と判断された場合は、所定の出力で報知し、前記バッテリー7の残量が所定値未満(本実施例では、30%未満)と判断された場合、所定の出力よりも小さく報知する。従って、前記バッテリー7の残量が少なくなったときには、所定の出力よりも小さくなるように切り換えられることにより前記バッテリー7からの放電が抑えられるので、走行距離を伸ばすことができるという効果がある。 【0061】また、前記車体1の状態に異常が発生したとき、前記バッテリー監視回路39が前記バッテリー7の残量が所定値よりも小さい(本実施例では、30%未満)ことを検知すると所定の出力よりも小さな音量で報知するので、前記バッテリー7からの放電が抑えられて走行距離が伸ばすことができるという効果がある。 【0062】更に、前記車体1の状態に異常が発生したとき、前記バッテリー監視回路39が前記バッテリー7の残量が所定値よりも小さい(本実施例では、30%未満)ことを検知すると所定の出力よりも短い時間(本実施例では、5秒間)で報知するので、前記バッテリー7からの放電が抑えられて走行距離を伸ばすことができる等の効果がある。 【0063】更に、前記車体1の状態を前記状態検知回路36は走行を禁止しなければならない危険状態と、走行を継続してもすぐには前記車体1に支障をきたさない注意状態とに判別し、前記バッテリー監視回路39によって検知される前記バッテリー7の残量が所定値以上(本実施例では、30%以上)と判断されているときには、前記車体1が注意状態もしくは危険状態になっても所定の出力で異常状態を報知するが、前記バッテリー7の残量が所定値未満(本実施例では、30%未満)と判断された場合は、危険状態のみを所定の出力よりも小さく報知する。従って、前記バッテリー7の残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリー7からの放電が抑えられて走行距離を伸ばすことができるという効果がある。 【0064】また、前記車体1の状態に異常が発生したとき、前記バッテリー監視回路39が前記バッテリー7の残量が所定値よりも小さいこと(本実施例では、30%未満)を検知すると所定の出力よりも小さな音量の出力で、且つ短い時間(本実施例では5秒間)で報知するので、前記バッテリー7からの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができるという効果がある。 【0065】更に、前記バッテリー監視回路39で検知される残量が所定値よりも小さくなったとき(本実施例では、30%未満)に危険状態のみの報知を所定の出力よりも短い時間(本実施例では5秒間)で報知するので、前記バッテリー7の残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリー7からの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができるという効果がある。 【0066】また、前記バッテリー監視回路39で検知される残量が所定値よりも小さくなったとき(本実施例では、30%未満)に危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量で報知するので、前記バッテリー7の残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリー7からの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができるという効果がある。 【0067】また、前記バッテリー監視回路39で検知される残量が所定値よりも小さくなったとき(本実施例では、30%未満)に危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量の出力で、且つ短い時間(本実施例では、5秒間)で報知するので、前記バッテリー7の残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリー7からの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができるという効果がある。 【0068】更に、前記バッテリー監視回路39は、前記バッテリー7の電圧を検知するので、前記バッテリー7の残量を多大な費用を掛けずに正確に検知することができるという効果がある。 【0069】 【発明の効果】本発明の請求項1によると、バッテリーの残量を監視するバッテリー監視手段とを備え、車体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を所定の出力で報知する報知手段とを設け、該報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量に応じて報知する出力を切り換えることにしたので、前記報知手段は、前記車体の状態に異常が発生したときに、前記バッテリー監視手段によって検知される前記バッテリーの残量が十分と判断された場合は所定の出力で報知し、前記バッテリーの残量が残り僅かであると判断された場合は所定の出力よりも小さく報知する。従って、前記バッテリーの残量が少なくなったときには、前記報知手段で報知される出力が小さくなるように切り換えられることにより前記バッテリーからの放電が抑えられるので、走行距離を伸ばすことができる等の効果を奏する。 【0070】本発明の請求項2によると、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに所定の出力よりも小さな音量で出力することにしたので、前記バッテリーからの放電が抑えられて走行距離を伸ばすことができる等の効果を奏する。 【0071】本発明の請求項3によると、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに所定の出力よりも短い時間で報知することにしたので、前記バッテリーからの放電が抑えられて走行距離を伸ばすことができる等の効果を奏する。本発明の請求項4によると、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険状態とそれ以外の注意状態とに判別し、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみを報知することにしたので、例えば、前記車体が急な坂道を走行してモータの温度が上昇し、そのまま走行を継続するとモータが故障して走行不能となるような危険状態と、走行を継続してもすぐには前記車体に支障をきたさない注意状態とに判別して、前記バッテリー監視手段が前記バッテリーの残量が所定値よりも小さいことを検知すると危険状態のみを報知するので、前記バッテリーの残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリーからの放電が抑えられて走行距離を伸ばすことができる等の効果を奏する。 【0072】本発明の請求項5によると、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに所定の出力よりも小さな音量での出力と短い時間で報知することにしたので、前記バッテリーからの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができる等の効果を奏する。 【0073】本発明の請求項6によると、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも短い時間で報知することにしたので、前記バッテリーの残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリーからの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができる等の効果を奏する。 【0074】本発明の請求項7によると、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量で出力することにしたので、前記バッテリーの残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリーからの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができる等の効果を奏する。 【0075】本発明の請求項8によると、前記報知手段は、前記バッテリー監視手段で検知される残量が所定値よりも小さくなったときに危険状態のみの報知を所定の出力よりも小さな音量での出力と短い時間で報知することにしたので、前記バッテリーの残量が少なくなっても危険状態だけは使用者に報知することができると共に注意状態が報知されないことで前記バッテリーからの放電が十分に抑えられて走行距離を伸ばすことができる等の効果を奏する。 【0076】本発明の請求項9によると、前記バッテリー監視手段は、前記バッテリーの電圧を検知することにしたので、前記バッテリーの残量を多大な費用を掛けずに正確に検知することができる等の効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月31日(2000.5.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2001−346301(P2001−346301A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月14日(2001.12.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−161614(P2000−161614) |
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