| 【発明の名称】 |
非接触給電装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】近藤 英二
【氏名】細江 仁
【氏名】大隅 升男
【氏名】伊佐治 伸司
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| 【要約】 |
【課題】給電動作を行う範囲を拡大した非接触給電装置を提供する。
【解決手段】縦断面形状をC形に形成した1次コア3の両端から外側に延出する腕部3bを備えることにより、給電ヘッド1の横幅を広く構成したので、連続した広い範囲で2次コア4に磁束を鎖交させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 結合トランスの1次側と2次側との間に所定の間隙を設けて、電磁誘導により非接触で電力を供給可能とした給電装置において、前記結合トランスの1次コアの本体部をC形に形成し、前記C形に形成した本体部と前記本体部の脚の両端より外側に延出する腕部により1次コアを構成したことを特徴とする非接触給電装置。 【請求項2】 結合トランスの1次側と2次側との間に所定の間隙を設けて、電磁誘導により非接触で電力を供給可能とした給電装置において、前記結合トランスの2次コアの本体部をC形に形成し、前記C形に形成した本体部と前記本体部の脚の両端より外側に延出する腕部により2次コアを構成したことを特徴とする非接触給電装置。 【請求項3】 請求項1,2記載の非接触給電装置において、前記結合トランスの1次側には、1次コアと1次巻線を備えた給電ヘッド、および、前記1次巻線に高周波の交番電流を流す給電回路を複数併設したことを特徴とする非接触給電装置。 【請求項4】 請求項3記載の非接触給電装置において、結合トランスの1次側には、複数の1次巻線に流す交番電流が同期するように給電回路を制御する発振回路を備えて構成したことを特徴とする非接触給電装置。 【請求項5】 請求項1ないし4記載の非接触給電装置において、前記結合トランスの2次側には、2次コアと2次巻線を備えた受電ヘッドと受電回路を複数併設したことを特徴とする非接触給電装置。 【請求項6】 請求項1ないし5記載の非接触給電装置において、前記結合トランスの2次側に備えた受電ヘッドは、1次側に複数備えた給電ヘッドに対向させた状態で、1次コアの脚の両端より外側に延出する腕部と同方向に平行移動するように構成し、前記結合トランスの1次側の連続した範囲において、結合トランスの2次側に連続給電可能としたことを特徴とする非接触給電装置。 【請求項7】 請求項1ないし6記載の非接触給電装置において、結合トランスの1次コアの脚間に、前記脚間で鎖交する漏れ磁束を渦電流にて減少させる非磁性体金属からなる漏れ磁束調整機能素子を介挿したことを特徴とする非接触給電装置。 【請求項8】 請求項7記載の非接触給電装置において、前記磁束調整機能素子は、その厚さを1mm以上に設定して構成したことを特徴とする非接触給電装置。 【請求項9】 請求項1ないし8記載の非接触給電装置において、前記結合トランスの1次側に備えた給電ヘッドは、2次コアと対向する面と、複数併設した給電ヘッド同士が隣接する面以外を非磁性体の金属により形成したケーシングを備えて構成したことを特徴とする非接触給電装置。 【請求項10】 請求項1ないし9記載の非接触給電装置において、前記結合トランスの2次側に備えた受電ヘッドは、2次コアの脚の両端より外側に延出する腕部の端面と、1次コアと対向する面以外を非磁性体の金属により形成したケーシングを備えて構成したことを特徴とする非接触給電装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器等に電磁誘導により非接触で電力を供給する給電装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から接触式の給電装置を利用した電気機器として搬送装置がよく知られている。前記搬送装置に利用される接触給電装置としては、例えば、給電側(1次側)にトローリー線を引き回し、物体を乗載して移動する受電側(2次側)に備えたブラシに前記トローリー線を接触させることにより、1次側から2次側に給電を行っていた。 【0003】しかし、このような接触給電装置は、トローリー線とブラシが接触した際に大気中にカーボン粉が飛散するため、クリーンルーム内での使用とか食料品の搬送手段等、所謂、清潔,衛生状態の確保を至上とする場所での使用は非常に困難であった。 【0004】また、前記トローリー線とブラシは接触により磨耗するため、良好に給電動作を継続するには、頻繁にメンテナンスして部品の交換が必要となる等、非常に不経済であった。 【0005】そこで、前述した問題を解決する手段として、非接触式の給電装置が種々開発されているものの、現状の搬送機器に用いられる非接触給電装置としては、1次側に設置した高周波電流源にリッツ線(高周波における電流の表皮効果を軽減する電線)を接続し、このリッツ線に電流を流して磁束を誘起させ、前記磁束を2次側のコアに鎖交させることにより、2次側の負荷に給電するというカレントトランス方式のものが一般に使用されていた。 【0006】このようなカレントトランス方式の非接触給電装置においては、1次側の高周波電流源やリッツ線が非常に高価であり、しかも、リッツ線を配線する際、前記リッツ線を2次側のコアと接触しないように精度よく引き回さなければならず、非常に手間と時間を要し面倒であった。 【0007】そこで、本発明者は、既に特許出願を行った特願2000−073423号の明細書において、高価な高周波電流源やリッツ線を用いることなく、安価で、かつ、簡素な構成の非接触給電装置を提案した。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】然るに、前記特願2000−073423号の明細書に記載した非接触給電装置は、工場ラインの一定位置で給電動作(給電側と受電側が相対的に移動せずに停止(固定)した状態で行う給電動作)させる場合には非常に有効であるが、例えば、搬送装置のように、給電側に対して相対的に移動する受電側への給電動作を行うことはできなかった。 【0009】そこで、本発明は、前述した課題に鑑み、給電側に対し相対的に移動する受電側に、連続状態で、かつ、非接触で電力を給電できるようにした非接触給電装置を提供する。 【0010】 【問題を解決するための手段】請求項1記載の非接触給電装置は、結合トランスの1次コアの本体部をC形に形成し、前記C形に形成した本体部と前記本体部の脚の両端より外側に延出する腕部により1次コアを構成した。 【0011】請求項2記載の非接触給電装置は、結合トランスの2次コアの本体部をC形に形成し、前記C形に形成した本体部と前記本体部の脚の両端より外側に延出する腕部により2次コアを構成した。 【0012】請求項3記載の非接触給電装置は、請求項1,2記載の非接触給電装置において、結合トランスの1次側には、1次コアと1次巻線を備えた給電ヘッド、および、前記1次巻線に高周波の交番電流を流す給電回路を複数併設した。 【0013】請求項4記載の非接触給電装置は、請求項3記載の非接触給電装置において、結合トランスの1次側には、複数の1次巻線に流す交番電流が同期するように給電回路を制御する発振回路を備えて構成した。 【0014】請求項5記載の非接触給電装置は、請求項1ないし4記載の非接触給電装置において、結合トランスの2次側には、2次コアと2次巻線を備えた受電ヘッドと受電回路を複数併設した。 【0015】請求項6記載の非接触給電装置は、請求項1ないし5記載の非接触給電装置において、結合トランスの2次側に備えた受電ヘッドは、1次側に複数備えた給電ヘッドに対向させた状態で、1次コアの脚の両端より外側に延出する腕部と同方向に平行移動するように構成し、前記結合トランスの1次側の連続した範囲において、結合トランスの2次側に連続給電可能とした。 【0016】請求項7記載の非接触給電装置は、請求項1ないし6記載の非接触給電装置において、結合トランスの1次コアの脚間に、前記脚間で鎖交する漏れ磁束を渦電流にて減少させる非磁性体金属からなる漏れ磁束調整機能素子を介挿した。 【0017】請求項8記載の非接触給電装置は、請求項7記載の非接触給電装置において、磁束調整機能素子の厚さを1mm以上に設定して構成した。 【0018】請求項9記載の非接触給電装置は、請求項1ないし8記載の非接触給電装置において、結合トランスの1次側に備えた給電ヘッドは、2次コアと対向する面と、複数併設した給電ヘッド同士が隣接する面以外を非磁性体の金属により形成したケーシングを備えて構成した。 【0019】請求項10記載の非接触給電装置は、請求項1ないし9記載の非接触給電装置において、結合トランスの2次側に備えた受電ヘッドは、2次コアの脚の両端より外側に延出する腕部の端面と、1次コアと対向する面以外を非磁性体の金属により形成したケーシングを備えて構成した。 【0020】本発明の非接触給電装置は、前記結合トランスの1次コアおよび2次コアを、縦断面形状をC形に形成した本体部と、本体部の脚の両端より外側に延出する腕部にて構成することにより、1次コアにて誘起された磁束を広い範囲で2次コアに鎖交させることを可能とした。 【0021】また、本発明の非接触給電装置は、1次コアと高周波の交番電流を流すための給電回路とを複数併設し、前記給電回路を同期運転するように構成したので、1次側の連続した範囲で給電動作を良好に行うことができる。 【0022】さらに、本発明の非接触給電装置は、2次コアおよび受電回路を複数併設することにより、前記1次コアに対向した状態で、前記2次コアおよび受電回路を平行移動させれば、1次側から2次側の複数の負荷に対して、順次電力を連続して供給することができ、利便である。 【0023】しかも、本発明の非接触給電装置は、1次コアの脚間に非磁性体の金属からなる磁束調整機能素子を設置し、かつ、結合トランスの1次側のケーシングを、2次コアと対向する面と、複数併設した結合トランスの1次側同士が隣接する面以外を非磁性体の金属により構成し、また、前記結合トランスの2次側のケーシングを2次コアの脚の両端より外側に延出する腕部の端面と、1次コアと対向する面以外を非磁性体の金属により構成することによって、前記結合トランスの1次側で誘起された磁束を、効率良く2次側に鎖交することができる。 【0024】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1ないし図9により説明する。図1は本発明の非接触給電装置を構成する給電ヘッド1と受電ヘッド2を対向配置した状態を示す図であり、図2,3は、前記給電ヘッド1と受電ヘッド2をそれぞれ示す正面図である。 【0025】図1,2,3において、3a,4aは結合トランスの1次コア3と2次コア4を構成する本体部であり、縦断面形状をC形に形成している。3b,4bは、前記1次コア3と2次コア4の本体部3a,4aの脚の両端より外側に延出する腕部であり、広範囲における給電動作を実現するために、1次側から2次側への磁束の鎖交範囲を拡大している。 【0026】図2,3において、前記2次コア4の腕部4bが1次コア3の腕部3bと比較してその長さが短いのは、2次側が移動体であるため、その大きさと重さを考慮してのことである。 【0027】但し、前記1次コア3の腕部3bの長さにおいても、コアの大きさ,コアの製作方法,コアの歩溜まり等に制限がある関係上、所定の長さ以上にすることは当然のことながら不可能であり、必要な給電範囲を構成するためには、前記給電ヘッド1を複数併設する必要がある。 【0028】また、図1,2,3において示す5,6は、結合トランスの1次巻線と2次巻線であり、7,8は前記1次巻線5と2次巻線6を巻回するために、1次コア3と2次コア4の継鉄部に取付けられたボビンである。9は前記1次コア3に取付けられる漏れ磁束調整機能素子(以後、フラックスバリアという)であり、漏れ磁束によって誘起される渦電流を利用して、前記漏れ磁束を減少させるもので、図4にその1例を示す。 【0029】前記フラックスバリア9は、図4に示すように、縦断面形状をC形に形成し、長手方向の中央には、前記1次コア3の本体部3aの脚を挿通する挿通孔10が穿設され、その材質は非磁性体の金属によって構成されている。 【0030】そして、前記フラックスバリア9は、その凹溝9a内に、前記1次コア3の腕部3bを、前記腕部3bの両端面と、2次コアと対向する面以外を覆うように収容している。 【0031】11は前記結合トランスの1次側(1次コア3,フラックスバリア9,1次巻線5,ボビン7)を収容する前面と側面を開放した箱形のケーシングであり、12は結合トランスの2次側(1次コア4,2次巻線6,ボビン8)を収容する、前記ケーシング11と同構造のケーシングである。 【0032】前記両ケーシング11,12は、ともに相対向して配置したケーシング12,11の互いの開放側が位置する面と、ケーシング11では複数併設した給電ヘッド1同士が互いに隣接する面、ケーシング12は2次コア4の腕部4bの端面と平行な面以外は非磁性体の金属によって形成している。 【0033】なお、前記ケーシング11の複数併設した給電ヘッド1同士が隣接する面と、ケーシング12の2次コア4の腕部4bの端面と平行な面を非磁性体の金属によって形成しないのは、給電ヘッド1と受電ヘッド2間で、互いに対向する面以外からも磁束を鎖交できるようにするためである。 【0034】以上のように構成した給電ヘッド1と受電ヘッド2を、図5に示すように配置(給電ヘッド1を複数併設し、受電ヘッド2を前記併設した給電ヘッド1の手前を通過するように対向配置)することにより、前記給電ヘッド1の1次コア3に誘起した磁束を、移動する受電ヘッド2の2次コア4に良好に鎖交させて、電磁誘導作用により非接触で電力を供給することができる。 【0035】このとき、給電ヘッド1の1次コア3に誘起された磁束は、フラックスバリア9およびケーシング11を通過して、外部および1次コア3の脚間を繋ぐ方向に漏出しようとするが、前記フラックスバリア9およびケーシング11の一部は非磁性体の金属によって形成されているため、磁束が前記フラックスバリア9およびケーシング11を通過すると、前記フラックスバリア9およびケーシング11には、前記漏れ磁束を妨げる向きに渦電流が発生する(図6参照)。 【0036】そして、前記渦電流の発生により、前記フラックスバリア9およびケーシング11には、漏れ磁束とは逆向きの磁束が誘起され、ケーシング11の外部に漏出する磁束および1次コア3の脚間で鎖交する磁束を減少させることができる。これにより、1次コア3に誘起した磁束は、図7に示すように、効率よく2次コア4に鎖交し、良好に受電側に電力を供給することができる。 【0037】図8は前記複数併設した給電ヘッド1に接続した給電ユニット13と、移動する受電ヘッド2に接続した受電ユニット14を示しており、前記給電ユニット13は、図9に示す 1次巻線5に高周波の交番電流を流す、給電ヘッド1と同数(図8では3個)の給電回路15と、前記高周波の交番電流を各給電ヘッド1を構成する1次巻線5間で同期させる発振回路16から構成され、交流電源17に接続されている。 【0038】一方、前記受電ユニット14は、受電ヘッド2との間に間隙を備えて配置される受電ヘッド2と負荷18間に接続され、例えば、図示しない共振用のコンデンサと過電圧保護回路より構成されている。なお、図8では、受電ヘッド2および受電ユニット14,負荷18(以下、2次側ユニットと総称する)を1つづつ備えた例について示したが、本発明は前記2次側ユニットを複数備えて構成してもよい。 【0039】つづいて、前記給電ユニット13の構成について、図9を用いて詳しく説明する。図9は、前記給電ユニット13の構成の1例を示すものであり、いわゆるプッシュプル方式といわれるもので、図9に示す給電ユニット13は、給電回路15を2個併設した状態を示している。 【0040】図9に示すように、前記給電ユニット13は、 1次巻線5にセンタータップを設け、直流電源19のプラス側に接続し、1次巻線5の巻始めと巻終わりをスイッチング素子(図9では、トランジスタ)20,21のコレクタに接続し、前記トランジスタ20,21のエミッタを直流電源19のグランド側に接続する。 【0041】また、図9に示す発振回路16は、その出力をフリップフロップ22の入力に接続し、一方、前記フリップフロップ22は、その出力端子Q1 ,Q2 (Q1 とQ2 は逆位相の出力端子である)を前記トランジスタ20,21のベースにそれぞれ接続することにより、給電ユニット13を構成する。 【0042】なお、前記給電ユニット13内の直流電源19は、図8に示す交流電源17を整流平滑して得られた電源であり、直流電源19を前記給電ユニット13に接続すると、発振回路16の高周波の出力信号がフリップフロップ22を介してトランジスタ20,21のベースに送信され、1次巻線5に高周波の交番電流を流すことができる。 【0043】前記発振回路16は、フリップフロップ22に接続され、さらに、複数併設した給電回路15(図9では2個)にそれぞれ接続するようにしたので、各給電回路15は同期して駆動し、各給電回路15に接続される1次巻線5にも電流が同期して流れる。 【0044】この結果、各給電ヘッド15に誘起される磁束も同期し、複数併設した給電ヘッド13同士が隣接する部分の磁束も、各給電ヘッド13毎に同周波数,同位相となるため、隣接する給電ヘッド1で誘起された磁束は打消し合うことなく、間隙を介して受電ヘッド2に鎖交し、2次巻線6に電流が流れる。 【0045】そして、前記受電ヘッド2に接続される受電ユニット14は共振用のコンデンサにより共振回路が形成されているため、共振周波数ではインピーダンスが低下し、負荷18に共振周波数と同じ周波数の電流が流れ、負荷18を良好に動作させることができる。 【0046】このように、給電ヘッド1を複数併設したとき、給電ユニット13を備えて、前記給電ヘッド1に誘起される磁束を同期させることにより、前記給電ヘッド1に対向して受電ヘッド2が移動する場合でも、前記受電ヘッド2に良好に磁束を鎖交させることができ、受電側に接続した負荷18を確実に動作させることができる。 【0047】なお、前述した実施例では、非接触給電装置の1次コア3と2次コア4の本体部3a,4aの縦断面形状をC型形状とした例について説明したが、本発明は、これに限定することなく、1次側から2次側へ磁束が鎖交できれば、どのような形状のコアを使用してもよいことは勿論である。 【0048】また、前記フラックスバリア9の形状としても、縦断面形状をC型に形成し、長手方向の中央に挿通孔10を穿孔した例について説明したが、本発明は、この形状に限定することなく、1次コア3の脚間で鎖交する漏れ磁束を減少させることが可能であれば、フラックスバリア9の形状および設置場所は適宜変更してもよいことは当然である。 【0049】さらに、給電ユニット13内の回路は、図9に示すものに限定せず、1次巻線5に高周波の交番電流を流すものであれば、それに適用できる回路構成を利用してもよい。 【0050】以上のように、本発明の非接触給電装置は、広い範囲での給電動作が可能であるため、結合トランスの 1次側に対して2次側が移動している場合においても、前記1次側から2次側に良好に非接触で電力の供給ができ、例えば、移動物体の搬送を行うコンベア等にも電力の供給ができ、非常に便利である。 【0051】また、本発明の非接触給電装置は、従来の給電側の端子と受電側のブラシを接触させて電力の供給を行う場合のように、カーボン粉を発生することが全くないため、作業環境が安全で、しかも、衛生的であることはもとより、接触により磨耗するブラシのメンテナンスも不要となるため、作業環境の改善を良好にはかることができる。 【0052】さらに、本発明の非接触給電装置は、高価なリッツ線や高周波電流源を使用せず、また、前記リッツ線を2次コアと接触しないように精度よく配線する必要もないため、経済的な負担を軽減できる利点もある。 【0053】 【発明の効果】本発明の非接触給電装置は、給電ヘッドを幅広に形成し、前記給電ヘッドを複数併設した際には、前記給電ヘッドに誘起する磁束が同期するように制御可能としたので、連続した広い範囲での給電動作が可能となり、給電ヘッドに対して受電ヘッドが移動している場合でも、電力を途切れさせることなく、連続的に、かつ、良好に非接触状態で供給することができ、便利である。 【0054】また、本発明の非接触給電装置は、コアの脚間に、非磁性体の金属からなる磁束調整機能素子を備え、かつ、1次側と2次側のケーシングの一部を非磁性体の金属にて構成することにより、漏れ磁束等を減少させ、効率よく2次側に磁束を鎖交させることができ、電力の給電効率を良好に上昇させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000116666 【氏名又は名称】愛知電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月20日(2000.4.20) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−309501(P2001−309501A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−119203(P2000−119203) |
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