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【発明の名称】 充電コンセント装置
【発明者】 【氏名】柳 勇一

【要約】 【課題】バッテリフォークリフト等の電気車両に用いられる充電コンセント装置に於て、充電コンセントに充電コードを差し込むだけで走行と荷役が行なえない様にする。

【解決手段】充電コンセント2、充電コード3、メイン回路4、検出器5とで構成し、とりわけ充電コード3が差し込まれた事を検出してメイン回路4をオフにする検出器5を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電気車両の車体に設けられた充電コンセントと、充電コンセントに着脱可能に差し込まれる充電コードと、充電コンセントに接続されて走行装置と荷役装置を制御するメイン回路と、充電コンセントに設けられて充電コードが差し込まれた事を検出してメイン回路をオフにする検出器と、から構成した事を特徴とする充電コンセント装置。
【請求項2】 検出器は、充電コンセントに設けられて充電コードの抜き差しに依りスライド可能なスライドピンと、スライドピンに依り作動されるリミットスイッチとから構成されている請求項1に記載の充電コンセント装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバッテリフォークリフト等の電気車両に用いられる充電コンセント装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の充電コンセント装置としては、例えば、電気車両の車体に設けられた充電コンセントと、充電コンセントに着脱可能に差し込まれる充電コードと、充電コンセントに接続されて走行装置と荷役装置を制御するメイン回路と、から構成されたものが知られている。
【0003】而して、メイン回路としては、充電コンセントに充電コードが差し込まれて通電(AC200V三相が印加)された後にキースイッチをオンにしてもオフになるが、しかし設備側のブレーカがオフ又は停電中にはオンになるものや、充電コンセントに充電コードを差し込んで通電された充電中のみにキースイッチをオンにしてもメイン回路がオフになるものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、何れの場合も、充電コンセントに充電コードを差し込んで通電していない時には、キースイッチをオンにするとメイン回路がオンにされ、走行装置と荷役装置が作動されて走行と荷役が行なわれる。この為、充電コードを引き摺って走行する可能性があった。本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、充電コンセントに充電コードを差し込むだけで走行と荷役が行なえない様にした充電コンセント装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の充電コンセント装置は、基本的には、電気車両の車体に設けられた充電コンセントと、充電コンセントに着脱可能に差し込まれる充電コードと、充電コンセントに接続されて走行装置と荷役装置を制御するメイン回路と、充電コンセントに設けられて充電コードが差し込まれた事を検出してメイン回路をオフにする検出器と、から構成した事に特徴が存する。
【0006】充電コードが充電コンセントに差し込まれると、検出器に依りこの事が検出され、キースイッチをオンにしても、メイン回路がオフにされる。従って、メイン回路がオフにされる事に依り走行装置と荷役装置が作動される事がない。走行装置が作動されないので、充電コンセントに差し込まれた充電コードを引き摺ったまま走行する惧れがない。
【0007】検出器は、充電コンセントに設けられて充電コードの抜き差しに依りスライド可能なスライドピンと、スライドピンに依り作動されるリミットスイッチとから構成されているのが好ましい。この様にすれば、構造を簡単化できると共に、作動が確実なものにする事ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の充電コンセント装置の概要を示す斜視図。図2は、第一例の要部を示す縦断側面図である。
【0009】充電コンセント装置1は、充電コンセント2、充電コード3、メイン回路4、検出器5とからその主要部が構成されて居り、バッテリフォークリフト等の電気車両に適用される。電気車両50は、車体51、運転立席52、ハンドル53、走行装置、荷役装置(何れも図示せず)等を備えている。
【0010】充電コンセント2は、電気車両50の車体51に設けられたもので、この例では、受口6とこれの内側に設けられた通電ピン7とこれに連続する端子8とを備え、受口6が運転立席52側を向く様に車体51に取り付けられている。
【0011】充電コード3は、充電コンセント2に着脱可能に差し込まれるもので、この例では、充電コンセント2の受口6と通電ピン7に適合するプラグ9を備えて居り、図略しているが、設備側の電源(AC200V三相)にブレーカを介して接続されている。
【0012】メイン回路4は、充電コンセント2に接続されて走行装置と荷役装置を制御するもので、この例では、キースイッチ(図示せず)を備え、充電コンセント2の端子8にコード10を介して接続されて居り、これがオンの時には走行装置と荷役装置が作動されると共に、これがオフの時には走行装置と荷役装置が作動されない様になっている。
【0013】検出器5は、充電コンセント2に設けられて充電コード3が差し込まれた事を検出してメイン回路4をオフにするもので、この例では、充電コンセント2に水平に貫通してスライド可能に設けられたスライドピン11と、これに依り作動されるリミットスイッチ12とから成っている。スライドピン11は、充電コンセント2を前後方向(図2に於て右が前)に貫通して前側が受口6内に突出していると共に、後側には突出量を規制する鍔状のストッパ13を備えている。リミットスイッチ12は、充電コンセント2の後側に位置されて車体51に取り付けられると共に、その触子14がスライドピン11に当合され、内蔵されたバネ(図示せず)に依りスライドピン11が常時突出される様に付勢されている。而して、リミットスイッチ12は、コード15に依りメイン回路4に接続されて居り、充電コード3が充電コンセント2に差し込まれた時には、メイン回路4をオフにする様になっている。
【0014】次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。充電コード3のプラグ9が充電コンセント2の受口6に差し込まれると、検出器5のスライドピン11が後方に押されてリミットスイッチ12がオン作動され、キースイッチをオンにしても、メイン回路4がオフにされる。従って、メイン回路4がオフにされる事に依り電気車両50の走行装置と荷役装置が作動されない。走行装置が作動されないので、充電コンセント2に差し込まれた充電コード3を引き摺ったまま走行する惧れがない。
【0015】次に、本発明の第二例を、図3に基づいて説明する。第二例は、検出器5を、充電コンセント2に垂直に貫通してスライド可能に設けられたスライドピン11と、これに依り作動されるリミットスイッチ12とで構成したものである。スライドピン11の上部には、充電コード3の差し込み運動(後方運動)を下方運動に変換する傾斜面16が形成されている。その他は、第一例と同様である。
【0016】尚、検出器5は、先の例では、スライドピン11を用いたが、これに限らず、例えばスライドピン11とこれを突出方向に付勢するスプリングを用いても良い。検出器5は、先の例では、リミットスイッチ12を用いたが、これに限らず、例えば近接スイッチ等を用いても良い。この場合、スライドピン11を割愛しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 充電コンセント、充電コード、メイン回路、検出器とで構成し、とりわけ充電コードが差し込まれた事を検出してメイン回路をオフにする検出器を設けたので、充電コンセントに充電コードを差し込むだけで走行と荷役が行なえない様にする事ができる。
(2) 充電コードが差し込まれた事を検出してメイン回路をオフにする検出器を設けるだけであるので、構造が簡単で既存のものにも容易に適用できる。
【出願人】 【識別番号】000003241
【氏名又は名称】ティー・シー・エム株式会社
【出願日】 平成12年3月29日(2000.3.29)
【代理人】 【識別番号】100082474
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 丈夫
【公開番号】 特開2001−275207(P2001−275207A)
【公開日】 平成13年10月5日(2001.10.5)
【出願番号】 特願2000−89993(P2000−89993)