| 【発明の名称】 |
車 両 |
| 【発明者】 |
【氏名】食場 安弘
【氏名】勇内 隆博
【氏名】勘場 一志
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| 【要約】 |
【課題】使用者や周囲の人に本体の異常を必ず報知することを課題とする。
【解決手段】モータ21を駆動装置として走行する本体1の状態を状態検知回路27が特定の状態であると検知したときに、前記状態を報知する音声スピーカ29は、該音声スピーカ29の出力の大きさを設定する警報切換スイッチ10の設定に係わらず所定の出力で報知する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体に設けられた駆動輪を駆動する駆動装置と、該駆動装置の駆動力を指示するアクセルと、該アクセルの指示に基づき前記駆動装置を駆動するための駆動信号を出力する駆動手段と、本体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を報知する報知手段とを備え、前記報知手段の出力の大きさを設定する切換スイッチを設け、前記報知手段は、前記本体が特定の状態である場合に前記切換スイッチの設定に係わらず所定の出力をすることを特徴とする車両。 【請求項2】 本体に設けられた駆動輪を駆動する駆動装置と、該駆動装置の駆動力を指示するアクセルと、該アクセルの指示に基づき前記駆動装置を駆動するための駆動信号を出力する駆動手段と、前記本体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を警報音と状態を示す音声とから報知する報知手段とを備え、前記報知手段の出力の大きさを設定する切換スイッチを設け、前記報知手段は、切換スイッチの設定が切に設定された時に警報音のみを出力することを特徴とする車両。 【請求項3】前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険警報と、それ以外の注意警報とを判別し、前記報知手段は、切換スイッチの設定に係わらず前記危険警報の状態の時は所定の出力で出力することを特徴とする請求項1記載の車両。 【請求項4】前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険警報と、それ以外の注意警報とを判別し、前記報知手段は、前記注意警報を報知するとき、切換スイッチの設定が切に設定された時に警報音のみを出力することを特徴とする請求項2記載の車両。 【請求項5】 本体に設けられた駆動輪を駆動する駆動装置と、該駆動装置の駆動力を指示するアクセルと、該アクセルの指示に基づき前記駆動装置を駆動するための駆動信号を出力する駆動手段と、本体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を警報音と状態を示す音声とから報知する報知手段とを備え、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険警報と、それ以外の注意警報とを判別し、前記報知手段は、切換スイッチの設定が切であっても前記危険警報の状態の時は所定の出力で出力し、また、前記注意警報を報知する時は警報音のみを出力することを特徴とする車両。 【請求項6】前記報知手段は、前記切換スイッチの設定が切の時の前記危険警報の時の出力の大きさと、前記切換スイッチの設定が最大の時の前記注意警報の時の出力の大きさを同じにしたことを特徴とする請求項5記載の車両。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電動三輪車や電動車いす、自動車などのように、駆動装置によって駆動して走行する車両の安全に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の車両は、例えば特開平10−165444号公報(A61G 5/02)に開示される如く、例えば車いすの本体に照明や信号灯、もしくは音声合成スピーカやクラクションを設け、使用者が身動きがとれないほど緊急事態に陥った際、緊急スイッチを入れると照明及び信号灯が点滅したり、もしくはスピーカからの音声による拡声及びクラクションによる警報を発することによって、緊急事態を使用者のみならず周囲の人にも知らせる手段が構成されている。 【0003】しかしながら、前述する構成であれば、緊急スイッチが入のときには警報が発せられて、切のときには警報が発せられないようになっているため、使用者が気がつかない本体の異常、例えば急な坂道を走行してモータの温度が上昇し、そのまま走行を継続するとモータが故障して停止するような緊急状態の場合などにおいて、緊急スイッチが入ってなければその異常を知らせる警報が発せられないため、使用者は走行を継続してモータを破損させる虞があった。また、走行を継続しても本体に支障をきたさないような軽度な状態の時にも緊急スイッチが入であれば警報が発せられるので、使用者はその警報が耳ざわりとなることもあり不快感を感じることもあった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用者や周囲の人に本体の異常を必ず報知する車両を提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、本体に設けられた駆動輪を駆動する駆動装置と、該駆動装置の駆動力を指示するアクセルと、該アクセルの指示に基づき前記駆動装置を駆動するための駆動信号を出力する駆動手段と、本体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を報知する報知手段とを備え、前記報知手段の出力の大きさを設定する切換スイッチを設け、前記報知手段は、前記本体が特定の状態である場合に前記切換スイッチの設定に係わらず所定の出力をすることを特徴とする。 【0006】上記の構成によって、前記アクセルの指示で駆動装置は駆動して走行する。前記本体に異常が発生し、前記状態検知手段が特定した異常状態であると検知した時に、前記報知手段は、前記切換スイッチが小さい出力の設定、もしくは使用者が前記報知を耳ざわりと感じて前記切換スイッチを切にしていても前記切換スイッチで設定される出力では報知せずに決められた出力で報知するので、使用者は前記特定の状態だけは前記報知によって知ることができると共に、前記特定の状態以外の時は、何も報知しないので耳ざわりといった不快感を感じにくくなる。 【0007】また、本体に設けられた駆動輪を駆動する駆動装置と、該駆動装置の駆動力を指示するアクセルと、該アクセルの指示に基づき前記駆動装置を駆動するための駆動信号を出力する駆動手段と、前記本体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を警報音と状態を示す音声とから報知する報知手段とを備え、前記報知手段の出力の大きさを設定する切換スイッチを設け、前記報知手段は、切換スイッチの設定が切に設定された時に警報音のみを出力することを特徴とする。 【0008】上記の構成によって、前記アクセルの指示で駆動装置は駆動して走行する。前記本体に異常が発生すると前記状態検知手段が前記異常を検知し、前記報知手段は、使用者が前記報知を耳ざわりと感じて前記切換スイッチを切にしていても、警報音のみを出力するので、使用者は前記異常を前記警報音によって知ることができると共に、前記音声は報知しないので耳ざわりといった不快感を軽減することができる。 【0009】更に、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険警報と、それ以外の注意警報とを判別し、前記報知手段は、切換スイッチの設定に係わらず前記危険警報の状態の時は所定の出力で出力することを特徴とするので、前記状態検知手段は、例えば、前記本体が急な坂道を走行してモータの温度が上昇しそのまま走行を継続するとモータが故障して走行不能となるような危険状態と、走行を継続してもすぐには前記本体には支障をきたさない注意状態とに判別し、前記状態検知手段によって検知した前記本体の状態が、危険状態であれば、前記報知手段は、前記切換スイッチが小さい出力の設定、もしくは使用者が耳ざわりと感じて前記切換スイッチを切にしていても前記切換スイッチで設定される出力では報知せずに決められた出力で報知するので、使用者は前記本体の危険状態だけの警報は確実に知ることができると共に、前記注意状態の時は、何も報知しないので耳ざわりといった不快感を感じにくくなる。 【0010】また、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険警報と、それ以外の注意警報とを判別し、前記報知手段は、前記注意警報を報知するとき、切換スイッチの設定が切に設定された時に警報音のみを出力することを特徴とするので、前記状態検知手段によって検知した前記本体の状態が、前記注意状態であれば、前記報知手段は警報音のみを出力するので、使用者が前記音声を耳ざわりと感じて前記切換スイッチを切にしていても使用者は前記注意状態を前記警報音によって知ることができると共に、前記音声は報知しないので耳ざわりといった不快感を軽減することができる。 【0011】更に、本体に設けられた駆動輪を駆動する駆動装置と、該駆動装置の駆動力を指示するアクセルと、該アクセルの指示に基づき前記駆動装置を駆動するための駆動信号を出力する駆動手段と、本体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を警報音と状態を示す音声とから報知する報知手段とを備え、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険警報と、それ以外の注意警報とを判別し、前記報知手段は、切換スイッチの設定が切であっても前記危険警報の状態の時は所定の出力で出力し、また、前記注意警報を報知する時は警報音のみを出力することを特徴とする。 【0012】上記の構成によって、前記アクセルの指示で駆動装置は駆動して走行する。前記本体に異常が発生すると前記状態検知手段が前記異常を検知して判別し、その判別が前記危険状態であれば、前記報知手段は、前記切換スイッチが小さい出力の設定、もしくは使用者が前記音声を耳ざわりと感じて前記切換スイッチを切にしていても前記切換スイッチで設定される出力では報知せずに決められた出力、例えば前記警報音と前記音声を出力し、前記注意状態であれば、前記警報音のみを出力するので、使用者は前記本体の状態が危険状態であるか注意状態であるかを確実に判別できると共に、前記注意状態の時は、前記音声は報知しないので耳ざわりといった不快感を軽減することができる。 【0013】また、前記報知手段は、前記切換スイッチの設定が切の時の前記危険警報の時の出力の大きさと、前記切換スイッチの設定が最大の時の前記注意警報の時の出力の大きさを同じにしたことを特徴とするので、使用者が前記音声を耳ざわりと感じて前記切換スイッチを切にしていても前記状態検知手段によって検知した前記本体の状態が前記危険状態であれば、前記報知手段は、前記注意状態を検知したときに出力される前記切換スイッチで設定される最大出力と同じ大きさで出力するので、使用者は前記危険警報を聞き逃すことなく確実に知ることができると共に、前記危険状態を回避する対応をとることができる。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、電動三輪車を例に図面に基づき詳述する。 【0015】図1は、実施例の電動三輪車の前方からみた全体斜視図、図2は、ハンドルと表示パネルとアクセルレバーを示す正面図、図3は本実施例の制御回路を示すブロック図である。 【0016】1は、後部両側にモータにより回転駆動される駆動輪(後輪)2と、前部には1つの前輪3とが設けられた電動三輪車の車体で、該車体1は、前記前輪3に連結されたハンドル軸4と、該ハンドル軸4の上端に両側がU字状に折り曲げられたハンドル5が取り付けられ、前記前輪3と前記後輪2の間には、使用者が乗車したときに足を乗せるためのフロア部6が設けられ、前記フロア部6後方には、バッテリーやモータなどを収納するカバー7が設けられており、その上に使用者が乗車するためのシート8が取り付けられている。 【0017】9は、前記ハンドル5の中央部に設けられるバッテリーの残量や走行速度や前進後進などを表示する表示パネルで、該表示パネル9には、前進後進方向を切り換える走行方向切換スイッチ9aと、前記本体1の異常状態を警報音と前記異常状態状態を示す音声の出力の大きさを設定する警報切換スイッチ10と、電源を入/切する電源スイッチ11が設けられており、更に前記警報音と前記音声を出力する音声スピーカ(図示せず)も内臓されている。 【0018】12は、表示パネル9の左右に設けられシャフトで連結されて一体動作するアクセルレバーで、該アクセルレバー12を上から押さえると前記走行方向切換スイッチ9aの指示する進行方向に走行し、前記アクセルレバー12の押さえた量に応じた速度で進むようになっている。 【0019】次に、図3に基づき、本実施例の制御回路について説明する。 【0020】13は、前記フロアー部6の後方に収納され前記カバー7で覆われるバッテリーである。 【0021】14は、前記電源スイッチ11のスイッチで、該スイッチ14は前記バッテリー13に接続されており、前記電源スイッチ11を入にすると、前記電源スイッチ11に接続されたリレーコイル15が励磁されて、電源リレースイッチ16がオンとなる。 【0022】17は、前記バッテリー13の電圧を降圧して制御回路、即ちマイコン18に電源供給する電源回路である。 【0023】19は、前記アクセルレバー12の操作量に応じたポテンシオメータ20からの電気信号を前記マイコン18に入力するアクセル入力回路で、該アクセル入力回路19の入力信号に基づいて前記マイコン18からモータ21の駆動を制御するための信号が出力され、モータ駆動回路22によって前記モータ21が駆動して前記後輪2が回転するようになっている。前記モータ駆動回路22を制御する信号としては、前記モータ21の回転速度を制御する通常のモータ駆動信号の他に、前記モータ21による発電制動を行う発電制動信号、前記モータ21の正転・逆転を切り換えるモータ正転・逆転信号がある。そして、これらはPWM信号によって構成されている。 【0024】23は、前記後輪2の回転数と走行方向を検出する走行方向検出手段、即ちエンコーダであり、該エンコーダ23からの信号は前記マイコン18に入力される。このエンコーダ23は、本実施例では後輪2の回転を検出しているが、前記モータ21や、前輪3の回転を検出しても構わない。 【0025】24は、前記後輪2の回転を制動し、駐車するときに動作する駐車ブレーキ、即ち電磁ブレーキで、該電磁ブレーキ24は前記マイコン18からの信号が出力されたときに、電磁ブレーキ駆動回路25からの信号出力で動作するようになっている。また、前記電磁ブレーキ24は、前記後輪2にバネの付勢力によって円盤等を圧接して車輪を停止するものであり、通電しているときはバネの付勢力よりも強い力で円盤の圧接を解除し、非通電時にはバネの力によって制動がかかるようになっている。26は、前記表示パネル9を駆動する表示駆動回路で、該表示駆動回路26は前記マイコン18からの出力によってLEDなどを駆動するようになっている。27は、前記本体1の状態を走行を禁止しなければならない危険状態と、それ以外の注意状態とに判別する状態検知手段、即ち状態検知回路であり、該状態検知回路27は前記マイコン18内に内蔵されている。 【0026】28は、警報音と音声の出力の大きさを、警報切換スイッチ10の切、小、大の投入によって切り換える警報切換回路で、該警報切換回路28は前記マイコン18に接続されて信号入力されている。また、前記警報切換スイッチ10は、前記表示パネル9にトグルスイッチ等によって設けてあり、使用者の希望によって切り換えられる。 【0027】29は、前記状態検知回路27が前記本体1の状態を検知して判別したときに警報音と音声を発する音声スピーカで、該音声スピーカ29は前記マイコン18からの信号が出力されたときに、音声回路30からの信号出力で動作するようになっている。 【0028】31は、走行モード時の走行方向を、前進又は後進を選択する走行方向切換スイッチのスイッチで、該スイッチ31の信号は前記マイコン18に入力されている。 【0029】次に、上記構成における動作について説明する。 【0030】電源スイッチ11を「入」にすると、リレーコイル14の働きによって電源リレースイッチ16がオンになってバッテリー13からの電力が電源回路17を介してマイコン18などに供給され、警報切換回路28及び状態検知回路27及び音声回路30等の電気回路が動作する。 【0031】そして、アクセルレバー12の操作によって、その操作量に基づいて走行を開始する。この時、走行方向切換スイッチ9aが前進側であれば前進方向に、また後進側であれば後進方向に走行する。 【0032】走行を開始するとエンコーダ23から走行する方向と走行速度が入力され、走行方向切換スイッチ9aからの信号と同じ方向であるか、またアクセルレバー12で指示される速度を上回らないかを判断し、走行方向切換スイッチ9aからの信号と異なる方向である場合は、電磁ブレーキ24のブレーキを動作して停止し、速度を上回った場合は、モータ駆動回路22の動作による発電制動等によるブレーキを動作し、指示された速度になるように制御する。 【0033】操作を終了する時は、電源スイッチ11を「切」にするが、電源スイッチ11を切り忘れた時には、予め設定した時間を経過すると自動的に電源が切れる電源オートオフが動作する。再動作する時は電源スイッチ11を「切」にした後、再び「入」にするとバッテリー13からの電力が供給される。 【0034】次に状態検知回路27の動作について、図4に基づき説明する。 【0035】本実施例では、前記本体1で発生する状態の種類が、走行を禁止しなければならない危険状態と、それ以外の注意状態との2グループに分けられており、警報の種類は、危険状態が危険警報で、注意状態が注意警報となっている。これらの警報は「ピピッ」や「ブー」という警報音と、状態を音声によってアナウンスする音声との組み合わせによって構成されている。これらの警報音は、走行を継続することが困難な時は「ブー」という種類の警報音を発し、単なる注意を示すときは「ピピッ」という種類の警報音を発し、その後、それぞれの状態を示す音声が出力されるようになっている。 【0036】次に、状態検知回路27が本体1の状態が注意状態の時の音声のアナウンスについて具体的に説明する。 【0037】方向切換スイッチ9aを後進側に切り換えて後進走行した場合、エンコーダ23から後進方向の信号が入力され、音声スピーカ29から後進注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「バックします。」が発せられる。 【0038】また、急な上り坂を走行した場合など、モータ21への負荷がかかりモータ21の電流が増大すると、その電流を検知するモータ電流検知回路(図示せず)が、予め設定した電流値よりも高く検知したときに状態検知回路27は注意状態と判別し、音声スピーカ29から登板注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「急な上り坂です。長くは走行できません。」が発せられる。 【0039】また、アクセルレバー12を操作したままで電源スイッチ11を「入」にした場合、アクセル入力回路19からの信号と電源スイッチ11の信号が同時にマイコン18に入力されると、状態検知回路27は注意状態と判別し、音声スピーカ29から電源スイッチ操作ミス注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「アクセルレバーを戻して、電源スイッチを入れ直して下さい。」が発せられる。 【0040】また、電源スイッチ11を「入」にして充電プラグ(図示せず)を差し込んだ場合、バッテリー13からの直流電圧と商用電源からの交流電圧が同時に入力されるため、状態検知回路27は注意状態と判別し、音声スピーカ29から充電操作ミス注意警報1、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「電源スイッチを切にし、充電プラグを差し込み直して下さい。」が発せられる。 【0041】更に、充電中に電源スイッチ11を「入」にした場合、バッテリー13からの直流電圧と商用電源からの交流電圧が同時に入力されるため、状態検知回路27は注意状態と判別し、音声スピーカ29から充電操作ミス注意警報2、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「充電中です。電源スイッチを切にして下さい。」が発せられる。 【0042】また、バッテリー13の電圧を監視するバッテリー電圧監視回路(図示せず)が、予め設定した電圧よりも低いときに、状態検知回路27は注意状態と判別し、音声スピーカ29からバッテリー電圧低下注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「バッテリーの残量が少なくなりました。充電して下さい。」が発せられる。 【0043】また、荷物の積み過ぎてモータ21の性能では走行できない場合、モータ21の電流は増大するため、モータ電流検知回路(図示せず)が、予め設定した電流値よりも高い値を検知したときに状態検知回路27は注意状態と判別し、音声スピーカ29から過大負荷注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に注意警報を示す音声「モータのパワーが足りません。」が発せられる。 【0044】次に、状態が危険状態の時の音声のアナウンスについて具体的に説明する。 【0045】モータ21への負荷がかかりモータ21が過熱した場合など、モータ21の温度を検知する温度センサ(図示せず)が、予め設定した温度よりも高い値を検知したときに状態検知回路27は危険状態と判別し、音声スピーカ29からモータ過熱危険警報、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「モータが熱くなりました。しばらく休んだ後、走行して下さい。」が発せられる。 【0046】また、マイコン18等などの制御回路を収納している制御ボックス(図示せず)が何らかの原因で過熱した場合、熱によって電子部品が故障する虞があるため、制御ボックスの温度を検知する温度センサ(図示せず)が、予め設定した温度よりも高い値を検知したときに状態検知回路27は危険状態と判別し、音声スピーカ29から制御ボックス過熱危険警報、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「制御ボックスが熱くなりました。しばらく休んだ後、走行して下さい。」が発せられる。 【0047】また、エンコーダ23が故障してモータ21の回転を検知できず走行速度がマイコン18へ入力されない場合、設定した速度に制御できないため状態検知回路27は危険状態と判別し、音声スピーカ29から速度危険警報1、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「モータの回転が異常です。販売店に連絡して下さい。」が発せられる。 【0048】また、モータ駆動回路22が故障してモータ21の発電制動がかからない場合、エンコーダ23がモータ21の回転数を検出して設定した速度に制御できないと判断したときに状態検知回路27は危険状態と判別し、音声スピーカ29から速度危険警報2、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「モータの速度が異常です。販売店に連絡して下さい。」が発せられる。 【0049】また、ポテンシオメータ20もしくはアクセル入力回路19が故障してモータ21の回転制御ができない場合、エンコーダ23がモータ21の回転数を検出して設定した速度に制御できないと判断したときに状態検知回路27は危険状態と判別し、音声スピーカ29から速度危険警報3、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「所定の速度になりません。販売店に連絡して下さい。」が発せられる。 【0050】更に、前記本体1を制御する電気回路が故障した場合、操作する内容の制御ができないため状態検知回路27は危険状態と判別し、音声スピーカ29から回路危険警報、即ち警報音「ブー」の後に危険警報を示す音声「制御回路が異常です。販売店に連絡して下さい。」が発せられる。 【0051】上述する警報と警報切換スイッチ10との関係について説明する。 【0052】注意警報の場合、警報切換スイッチ10が切に設定されている時は、警報音のみが最大出力よりも小さい出力で発せられ、小に設定されている時は、警報音と状態を示す音声が最大出力よりも小さい出力で発せられ、大に設定されている時は、警報音と状態を示す音声が最大出力で発せられる。即ち、警報切換スイッチ10の設定された通りに出力される。 【0053】また、危険警報の場合、警報切換スイッチ10の設定に係わらず、警報音と状態を示す音声が最大出力で発せられる。 【0054】具体的には、警報切換スイッチ10が切の設定になっていて、例えば方向切換スイッチ9aを後進側に切り換えて後進走行した場合、エンコーダ23から後進方向の信号が入力され、音声スピーカ29から後進注意警報、即ち警報音「ピピッ」のみが警報切換スイッチ10の大で設定される最大出力よりも小さい出力で発せられる。 【0055】また、警報切換スイッチ10が小の設定になっていて、例えば方向切換スイッチ9aを後進側に切り換えて後進走行した場合、エンコーダ23から後進方向の信号が入力され、状態検知回路27は注意状態と判別し、音声スピーカ29から後進注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に状態を示す音声「バックします。」が警報切換スイッチ10の切の警報音と同じ大きさで発せられる。 【0056】更に、警報切換スイッチ10が大の設定になっていて、例えば方向切換スイッチ9aを後進側に切り換えて後進走行した場合、エンコーダ23から後進方向の信号が入力され、状態検知回路27は注意状態と判別し、音声スピーカ29から後進注意警報、即ち警報音「ピピッ」の後に状態を示す音声「バックします。」が警報切換スイッチ10で設定される最大出力で発せられる。 【0057】更に、状態が危険状態の時の音声のアナウンスについて説明する。 【0058】状態検知回路27が本体1の状態が危険状態、例えば急な上り坂を長時間走行してモータ21への負荷がかかりモータ21が過熱し故障する虞があると検知した時、警報切換スイッチ10の設定にかかわらず音声スピーカ29からモータ過熱危険警報、即ち警報音「ブー」の後に状態を示す音声「モータが熱くなりました。しばらく休んだ後、走行して下さい。」が警報切換スイッチ10で設定される最大出力で発せられる。 【0059】本実施例では、警報音と音声を音声スピーカにて発するようにしたが、警報音は音を発するもの、例えばクラクションなどを使用してもかまわない。また、本実施例では、駆動装置としてモータを使用したが、エンジンでも構わない。 【0060】以上のように、本体1の状態に異常が発生すると状態検知回路28が検知し、その状態を報知する警報切換スイッチ10が切であっても、特定した異常状態の時にのみ所定の出力で報知されるので、使用者は本体1の前記特定の状態は気がつくことができるという効果がある。 【0061】また、警報切換スイッチ10が小または大に設定されている時は、異常の状態を報知するのに警報音とその状態を示す音声を出力し、警報切換スイッチ10が切に設定されている時は、警報音のみが出力されるので、使用者は確実に本体1の異常に気がつくことができると共に、前記音声は出力されないので耳ざわりといった不快感を軽減できるという効果がある。 【0062】また、本体1で発生する状態を報知する警報を状態検知回路27が走行を禁止しなければならない危険警報と、それ以外の注意警報とに判別して、危険状態の時は警報切換スイッチ10が切であっても、所定の出力で報知されるので、使用者は本体1が危険状態であることに気がつくことができるという効果がある。 【0063】更に、本体1で発生する状態を報知する警報を状態検知回路27が走行を禁止しなければならない危険警報と、それ以外の注意警報とに判別して、注意状態の時は警報切換スイッチ10が切であっても、警報音のみが出力されるので、使用者は本体1が注意状態であることに気がつくことができると共に、前記音声は出力されないので耳ざわりといった不快感を軽減できるいう効果がある。 【0064】また、警報切換スイッチ10が切であっても危険状態の時は、警報音とその状態を示す音声を出力し、注意状態の時は、警報音のみが出力されるので、使用者は本体1の状態が危険状態であるか注意状態であるかを判別できる共に、前記注意状態の時は、前記音声は出力されないので耳ざわりといった不快感を軽減できる効果がある。 【0065】更に、警報切換スイッチ10が切の時における危険警報の出力は、警報切換スイッチ10が大に設定した注意警報の出力と同じ大きさであるため、使用者は本体1が危険状態であることを聞き逃さずに確実に気がつくことができると共に、使用者が身動きがとれないほどの危険状態に陥っているときには、使用者のみならず周囲の人にも警報を知らせて救済を受けることができる等の効果がある。また、警報の出力を設計する際、簡単に構成することができる等の効果がある。 【0066】 【発明の効果】本発明の請求項1によると、本体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を報知する報知手段とを備え、前記報知手段の出力の大きさを設定する切換スイッチを設け、前記報知手段は、本体が特定の状態である場合に前記切換スイッチの設定に係わらず所定の出力をすることにしたので、前記本体に異常が発生し、前記状態検知手段が特定した異常状態であると検知した時に、前記報知手段は、前記切換スイッチが小さい出力の設定、もしくは切の設定になっていても前記切換スイッチで設定される出力では報知せずに決められた出力で報知するので、使用者は前記異常を前記報知によって知ることができると共に、前記特定の状態以外の時は、何も報知しないので耳ざわりといった不快感を感じにくい等の効果を奏する。 【0067】本発明の請求項2によると、本体の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段で検知された状態を警報音と状態を示す音声とから報知する報知手段とを備え、前記報知手段の出力の大きさを設定する切換スイッチを設け、前記報知手段は、前記切換スイッチの設定が切に設定された時に警報音のみを出力することにしたので、前記本体に異常が発生すると前記状態検知手段が前記異常を検知し、前記報知手段は、前記切換スイッチが切の設定になっている時には警報音のみを出力するので、前記切換スイッチが切の設定であっても使用者は前記異常を前記警報音によって知ることができると共に、前記音声は報知しないので耳ざわりといった不快感を軽減することができる等の効果を奏する。 【0068】本発明の請求項3によると、前記状態検知手段は、走行を禁止しなければならない危険警報と、それ以外の注意警報とを判別し、前記報知手段は、切換スイッチの設定に係わらず前記危険警報の状態の時は所定の出力で出力することにしたので、前記状態検知手段によって検知した前記本体の状態が、前記危険状態であれば、前記報知手段は、前記切換スイッチが切の設定になっていても前記切換スイッチで設定される出力では報知せずに決められた出力で報知するので、使用者は前記危険状態を確実に認識できると共に、前記注意状態の時は、何も報知しないので耳ざわりといった不快感を感じにくい等の効果を奏する。 【0069】本発明の請求項4によると、前記報知手段は、前記注意警報を報知するとき、切換スイッチの設定が切に設定された時に警報音のみを出力することにしたので、前記状態検知手段によって検知した前記本体の状態が、前記注意状態であれば、前記報知手段は警報音のみを出力するので、前記切換スイッチが切であっても使用者は前記注意状態を確実に認識できることができると共に、前記音声は報知しないので耳ざわりといった不快感を軽減することができる等の効果を奏する。 【0070】本発明の請求項5によると、前記報知手段は、前記切換スイッチの設定が切であっても前記危険警報の状態の時は所定の出力で出力し、また、前記注意警報を報知する時は警報音のみを出力することにしたので、前記状態検知手段によって検知した前記本体の状態が前記危険状態であれば、前記報知手段は、前記切換スイッチが小さい出力の設定、もしくは切の設定になっていても前記切換スイッチで設定される出力では報知せずに決められた出力、例えば警報音と音声を出力し、前記注意状態であれば、前記警報音のみを出力するので、使用者は前記本体の異常が危険状態であるか注意状態であるかを確実に判別できると共に、前記注意状態の時は、前記音声は報知しないので耳ざわりといった不快感を軽減することができる等の効果を奏する。 【0071】本発明の請求項6によると、前記報知手段は、前記切換スイッチの設定が切の時の前記危険警報の時の出力の大きさと、前記切換スイッチの設定が最大の時の前記注意警報の時の出力の大きさを同じにしたので、前記切換スイッチが切に設定にされている時でも前記状態検知手段によって検知した前記本体の状態が前記危険状態であれば、前記報知手段は、前記注意状態を検知したときに出力される前記切換スイッチで設定される最大と同じで出力するので、使用者は前記本体の危険状態を確実に知ることができると共に、使用者が身動きがとれないほどの危険状態に陥っているときは、使用者のみならず周囲の人にも警報を知らせて救済を受けることもできる等の効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月29日(2000.3.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2001−275203(P2001−275203A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月5日(2001.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2000−90889(P2000−90889) |
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