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【発明の名称】 サーボモータによる自走車両駆動装置
【発明者】 【氏名】福野浩文

【要約】 【課題】複数のサーボモータを駆動源とする自走車両に於いて、簡易にシステムを構築する事を目的としている。

【解決手段】複数のサーボモータを1台のマスタ駆動装置及び他のスレーブ駆動装置で制御し、特別な上位コントローラを必要としないで車両制御を実現する。また、各駆動装置間は、高速シリアル通信にて接続される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のサーボモータを駆動源とする自走車両に於いて、スリップやストール現象等をコントロールし最適な運転を行う為の駆動装置。
【発明の詳細な説明】【001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自走車両に於いて複数のサーボモータを駆動源とする駆動装置に関するものである。
【002】
【従来の技術】従来、サーボモータを使用した自走車両に於いては、サーボモータの駆動装置へ上位コントローラから車両制御の指令を与え運転していた。本方法の場合、必ず車両制御のコントローラが必要となるが、小規模システムに於いては設定場所やコストに於いて不利になる。
【003】
【発明が解決しようとする課題】駆動装置自体に車両制御の機能を持たせ、小規模システムに於いて簡易に車両制御を構築可能とする。
【004】
【課題を解決する為の手段】本発明は、駆動装置自体に車両制御機能を持たせ、各駆動装置間を高速なシリアル通信で接続する事により、上位に特別な車両動作制御コントローラを省く。
【005】
【発明の実施の形態】車両中、1台をマスタ駆動装置、他をスレーブ駆動装置とし、マスタ駆動装置へ車両速度を指定する事により運転を行う。尚、駆動装置自体にはマスタ用/スレーブ用という区分けはなく、全てパラメータにより設定する。
【006】車両速度は、マスタ駆動装置へのアナログ入力若しくは予め駆動装置自体に設定した速度の指定で行う。また、この時の加減速は、予めマスタ駆動装置へ設定した加減速時間で行う。
【007】車両の制御方法は、マスタ駆動装置及びスレーブ駆動装置により異なる。
【008】マスタ駆動装置の制御ブロックを図2に示す。マスタ駆動装置では、23車両速度制御部,24指定速度維持制御部,25空転制御部より構成される。また、23車両速度制部より作成された26指令値は、各スレーブ駆動装置へ送信され、スレーブ駆動装置の主トルク指令として利用される。
【009】スレーブ駆動装置の制御ブロックを図3に示す。スレーブ駆動装置では、33マスタユニットからの車両速度制御出力トルク,34指定速度維持制御部,35空転制御部により構成される。
【010】マスタ駆動装置23の車両速度制御部は、指令速度と車両速度により、車両全体が指令速度で動作する様に制御を行う。
【011】マスタ駆動装置24及びスレーブ駆動装置34の指定速度維持制御部は、指令速度と駆動装置速度より、駆動装置が指令速度となる様な制御を行う。
【012】マスタ駆動装置25及びスレーブ駆動装置35の空転制御部は、車両速度と駆動装置速度より、駆動装置の空転度合いを判断し、空転状態を回避する制御を行う。
【013】上記の制御を行う為、マスタ駆動装置とスレーブ駆動装置間では、高速シリアル通信にて下記データの受け渡しを行う。
マスタ駆動装置→スレーブ駆動装置間データ■ 指定車両速度,■車両速度,■マスタ駆動装置車両制御ブロックより作成されたトルク指令スレーブ駆動装置→マスタ駆動装置間データ■ スレーブ駆動装置動作速度,■スレーブ駆動装置状態データ【014】マスタ駆動装置では、高速シリアル通信で受信したスレーブ駆動装置速度及びマスタ軸駆動装置自身の動作速度より車両速度を作成し、制御に使用する。
【015】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。本例では、前輪をマスタ駆動装置,後輪をスレーブ駆動装置とし、マスタ駆動装置に車両速度を設定し、車両制御に必要なデータを高速シリアル通信にてスレーブ駆動装置へ渡している。
【016】
【発明の効果】本発明によれば、上位に特別な制御装置を使用しないで、サーボモータ及び駆動装置のみで簡易に車両制御を実現出来る。
【出願人】 【識別番号】391051496
【氏名又は名称】日機電装株式会社
【出願日】 平成12年3月22日(2000.3.22)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−268724(P2001−268724A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2000−79451(P2000−79451)