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【発明の名称】 電動ゴルフカート
【発明者】 【氏名】食場 安弘

【氏名】上西 智明

【氏名】松下 丈也

【要約】 【課題】ゴルフカートに搭載の発電・充電装置を走行状態に応じて発電量を調整することによって、騒音の発生を抑え、効率良く随時充電を行うことができる電動ゴルフカートを提供する。

【解決手段】発電・充電装置10の発電機10aを駆動するエンジンが駆動中に、走行状態、例えば走行モータ13の消費電流量を検知して、大きい場合には、放電量に見合った充電を行って消費電力を補充してやるために、発電機10aを駆動するエンジンの回転数が上昇するように制御して発電量を大きくする。また、走行モータ13の消費電流量が小さい場合には発電機10aを駆動するエンジンの回転数が低くなるように制御して発電量を小さくする。更に、発電・充電装置10のエンジンは駆動中においてかなりの騒音を発生するので、リモコン操作や、コースの走行路に予め埋設されたマグネット情報によりエンジンの回転数の切り換えを行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バッテリー電源を充電するための発電装置と充電装置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカートの走行状態に応じて発電装置の発電量を制御可能にすることを特徴とする電動ゴルフカート。
【請求項2】 前記ゴルフカートの走行状態を走行モータの消費電流量で判定することを特徴とする請求項1記載の電動ゴルフカート。
【請求項3】 前記ゴルフカートの走行状態をカートの搭載荷重によって判定することを特徴とする請求項1記載の電動ゴルフカート。
【請求項4】 前記ゴルフカートの走行状態を傾斜センサによって検出された走行路の勾配で判定することを特徴とする請求項1記載の電動ゴルフカート。
【請求項5】 前記発電量はリモコンで制御可能であることを特徴とする請求項1記載の電動ゴルフカート。
【請求項6】 前記発電量は走行路に埋設されたマグネット情報で制御可能であることを特徴とする請求項1記載の電動ゴルフカート。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフ場でゴルフバック等を運搬する電動ゴルフカートに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場のゴルフカートとしては、従来から種々のタイプのものが提供されている。例えば、手押しタイプから電動タイプあるいはエンジンを駆動力とした非乗用タイプと乗用タイプのものが多用されている。そして、電動ゴルフカートは他の電動車とは異なり、コースに沿って走行するとはいえ、路面状態の不安定な広いエリアを、時にはリモコン操作により無人で運転されるものである。
【0003】図1には本出願人が開発した2人乗りタイプの電動乗用ゴルフカートの外観側面図を示す。この電動ゴルフカートは自動、手動の切り替え手段のある電動駆動タイプであって、後部にゴルフバツクを積載でき、上部には日除け、雨よけのためのルーフが設置されている。
【0004】ゴルフカ−ト1は、左右一対の前輪2及び後輪3により支持された車体フレーム4の上部を、フロントカウル4a及びリアカウル4bにより覆うと共に、リアカウル4bの前側に着座の座席5aとステップ5bとを設置して乗車部5を構成し、前記座席5aの前部に支持されたステアリングコラム6aの上部に突出するステアリングシャフト6bの先端部に、座席5aへの着座姿勢での操作可能にステアリングホイール6を取り付けて構成されている。車体前部には、地下に埋設された誘導線8の誘導電流を検出するセンサ7が取り付けられている。
【0005】電動ゴルフカートの制御系統は、概略的に、コントロールボックスのマイコンと、操作部、ステアリング部、センサ部、電源部、モータ部、パーキング部およびメインブレーキ部等から構成される。
【0006】このような構成の電動ゴルフカートを手動運転を行う場合には自動運転切替レバーを「手動」にすると、手動走行モードになり、通常の乗用カートと同じようにハンドル(ステアリング)の操作とアクセル、ブレーキの操作によって、プレイヤー自身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0007】次に、自動走行する場合は、自動運転切替レバーを「自動」にすると、自動操向モードとなる。そのとき、カート道(走行路)に沿って埋設されたループ線に流れる誘導電流を検知して左右の走行方向の操縦を行ない、同様に、埋設されたマグネット配列による速度、停止等の制御情報を読み取ることにより、自動操縦と自動増・減速、自動停止を行いながらカート道を走行する。そして、リモコンまたは発進/停止ボタンで任意の場所で発進、停止することもできる。
【0008】また、自動走行する場合、前方方向の障害物や停止あるいは走行中のゴルフカ−トのカートガードアンテナからの出力をカートガード検出手段により検出したら衝突を防止するために自動的にブレーキをかけて停止する等、各種安全装置により危険を察知すると緊急停止する。
【0009】
【発明が解決しようする課題】これら従来の電動ゴルフカートは、電源としてはバッテリーのみであって、自己充電装置を有しないものであった。しかも、ゴルフカートのバッテリーも大きさ及び重量の面から自ずと制限があり、平均的な1ラウンド終了に要する電源容量に幾分かの余裕を持たせる程度であって、長時間プレーや特殊な走行運転時には電源容量に不足が生じることもあるが、コースにはプレー中に動力源であるバッテリーに充電する場所は設置されていないのが普通であり、電源容量不足で立ち往生を起こす可能性があった。そのため、バッテリー電源より動力を継続的に補給し走行をさせるために、ゴルフ場において1ラウンド終了時に一旦カートハウスに帰り必ず充電する必要があった。
【0010】また、カートハウスで充電するとしても、通常、カートハウスにはゴルフカートに充電するための1台1台毎のステーションを設ける必要があり、ゴルフ場が保有するゴルフカートの全台数分のステーションを設置するには広い場所を必要とする。また、ステーションにカートの全台数を収納できない場合は、ステーション外のゴルフカートを対象に、カートハウス内で充電コードをカートまで引っ張らなければならず、他のカートが邪魔になり面倒であった。
【0011】また、全カートを一度に充電するには大容量の電源を必要とし、分散して充電するには長時間を要することになる。そして、バッテリー電源に充電するための専任の管理要員を必要とし、ゴルフ場の合理化を進めるための阻害要因でもあった。
【0012】このような問題を解決するために、電動ゴルフカートのバッテリー電源を充電するための発電装置と充電装置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に具備した構成ものが提案されているが、これらの発電装置は動力源であるエンジンの出力軸に発電機を取付けたものが多い。
【0013】電動ゴルフカートのコース中での利用形態は、一般道路で運行される電動カーとは異なり、ゴルフバックの重さにも差異があり、プレイ途中でもカートへの搭乗者が運転者のみであったり、あるいは2人が乗車する場合がある。また、4人乗りのゴルフカートでは3人、4人という具合に、ゴルフカートの搭載荷重が大きく変動するものである。また、最近のコースの立地も起伏が激しく、坂の上り下りが多くものが増えている。
【0014】そのため、走行モータの負荷変動が大きく、モータの消費電流(放電量)もそれに伴って変化するので、放電量に見合った充電を行って消費電力を補充してやる必要が有った。また、エンジンの駆動中においては、それなりの騒音を発生するので、プレイ中のゴルファーが精神を集中するような場所(例えばティーグランド、グリーン付近)では、できるだけ騒音の発生を抑制することが求められる。
【0015】しかし、発電装置の発電量を常に一定にして充電を行うと、静けさを要求される場所における騒音の発生を抑制することができず、また、発電機のエンジンを停止してしまうと、その間にはバッテリーへの充電が行われなくなると共に、また、発電機を頻繁にON/OFFしなければならなくなるために、非常に効率が悪くなってしまう。
【0016】そこで、本発明は走行中、停止中にかかわらず、動力源であるバッテリーの充電をゴルフカートに搭載の発電機と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中のコースにて随時充電を行なうと共に、発電量を切り替えるようにエンジンの回転数を切り替えることによって、プレイ中の電源容量不足の防止とプレイの妨げとなる騒音の発生を極力抑えると共に、ゴルフ場での省力化と合理化を図ることができる電動ゴルフカートを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る電動ゴルフカートは、電動ゴルフカートのバッテリー電源を充電するための発電装置と充電装置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカートの走行状態に応じて発電装置の発電量を制御可能にに構成した。
【0018】こうして、ゴルフカートに搭載の発電装置と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中のコースにて随時自己充電を行ない、走行状態により発電量を調整するようにエンジンの回転数を切り替えることによって、効率的な充電がなされ、プレイ中での電源容量の不足を防止することができる。
【0019】本発明の請求項2に係る電動ゴルフカートは、電動ゴルフカートのバッテリー電源を充電するための発電装置と充電装置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカートの走行状態を走行モータの消費電流量で判定し、この判定結果に応じて発電装置の発電量を制御可能に構成した。
【0020】こうして、ゴルフカートに搭載の発電装置と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中のコースにて随時自己充電を行ない、走行モータの消費電流量を検知して大きい場合には、放電量に見合った充電を行って消費電力を補充してやるために、発電機を駆動するエンジンの回転数が上昇するように制御して発電量を大きくする。また、走行モータの消費電流量が小さい場合には発電機10aを駆動するエンジンの回転数が低くなるように制御して発電量を小さくすることによって、効率的な充電がなされ、プレイ中での電源容量の不足を防止することができる。
【0021】本発明の請求項3に係る電動ゴルフカートは、電動ゴルフカートのバッテリー電源を充電するための発電装置と充電装置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカートの走行状態をカートの搭載荷重によって判定し、この判定結果に応じて発電装置の発電量を制御可能に構成した。
【0022】こうして、ゴルフカートに搭載の発電装置と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中のコースにて随時自己充電を行ない、走行中のカートの搭載荷重を検知して重い場合には、発電機を駆動するエンジンの回転数が上昇するように制御して発電量を大きくする。また、搭載荷重を検知して軽い場合には発電機を駆動するエンジンの回転数が低くなるように制御して発電量を小さくすることによって、効率的な充電がなされ、プレイ中での電源容量の不足を防止することができる。
【0023】本発明の請求項4に係る電動ゴルフカートは、電動ゴルフカートのバッテリー電源を充電するための発電装置と充電装置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカートの走行状態を傾斜センサによって検出された走行路の勾配で判定し、この判定結果に応じて発電装置の発電量を制御可能に構成した。
【0024】こうして、ゴルフカートに搭載の発電装置と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中のコースにて随時自己充電を行ない、走行中のカートの傾斜センサ出力から走行路の勾配を判定して、上り坂では発電機を駆動するエンジンの回転数を制御して発電量を大きくし、下り坂では発電機を駆動するエンジンの回転数を小さくすることによって、効率的な充電がなされ、プレイ中での電源容量の不足を防止することができる。
【0025】本発明の請求項5に係る電動ゴルフカートは、電動ゴルフカートのバッテリー電源を充電するための発電装置と充電装置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に具備する電動ゴルフカートにおいて、ゴルフカートの走行状態に応じてリモコンで発電装置の発電量を制御可能に構成した。
【0026】本発明の請求項6に係る電動ゴルフカートは、電動ゴルフカートのバッテリー電源を充電するための発電装置と充電装置とからなる発電・充電装置をゴルフカートの本体部に具備する電動ゴルフカートにおいて、走行路に埋設されたマグネット情報で発電装置の発電量を制御可能に構成した。
【0027】こうして、発電機を駆動するエンジンの回転数を数段階に切換可能としておき、プレイヤがカートから離れた位置より必要に応じてリモコン操作や、コースの走行路(例えばティーグランド、グリーン付近)に予め埋設したマグネット情報により、エンジンの回転数の切り換を行うようにすることにより、プレイの妨げとなる発電・充電装置のエンジンが駆動中に初製する騒音を抑制しながらバッテリーの充電を行うことができるので、ゴルファーは快適なプレイを楽しむことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明をその実施例を図面に沿って記述する。図1は本発明に係る電動ゴルフカートの外観側面図、図2は同じく内部の構成を示す平面図であり、図3は制御系構成を示す。
【0029】図1の電動ゴルフカートの外観側面図は上記のとおり説明したので省略する。図2において、車体フレーム4には、走行モータ13その他のモータ用の電源バッテリー11が取り付けられている。後輪3の車軸には、ミッション12に走行モータ13を取り付けた構成としている。
【0030】また、本発明の特徴として、従来の電動ゴルフカートにはなかった新規な構成である、走行モータ13とその他のモータ電源であるバッテリー11の充電用の発電・充電装置10を搭載している。そして、全体の制御を行う制御回路部9を車体フレーム4上に配置している。また、図示しないが車体の任意の場所に走行路の勾配を検出するための傾斜センサと搭載荷重を検出する荷重センサとが取付けられている。
【0031】電動ゴルフカートの制御系構成を図3により説明する。動力部であるモータ部は走行モータ13、メインブレーキ(MB)モータ14、パーキングブレーキ用(PB)モータ15、自動/手動切り替え用(HM)モータ16、ステアリング制御用(SM)モータ17で構成している。
【0032】走行モータ13には、モータ制御部18を設け電流検出回路を配置している。また、メインブレーキモータ14には、メインブレーキモータ制御回路部19を設け電流検出回路とブレーキ位置センサを配置している。パーキングブレーキモータ15の制御部20を設け電流検出回路を配置している。自動/手動切り替えモータ16の制御部21には検出回路を配置している。ステアリング制御用モータ17には制御部22が設られ、各モータはメインCPU(マイコン)23により制御を行なっている。
【0033】電源部のバッテリー11は電流検出回路24を介して動力系に接続されている。バッテリー11の充電電流、放電電流のいずれかを電流検出回路24で検出し、メインCPU23の指令により発電・充電装置10の発電機10aを発電機制御回路25で制御を行っている。
【0034】発電・充電装置10は、動力源であるエンジンの出力軸に発電機10aを取り付けた構成であり、動力源のエンジンを起動するセルモータとチョーク制御部で構成している。発電機10aから交流電圧から直流電圧に変換したのち充電器10bの端子に接続されている。また、メインCPU23には、電流検出回路24で周期的に検出した充電電流値、放電電流値を記憶するためのメモリ26が配置されている。
【0035】ステアリング部の制御系は、誘導センサー、ハンドルに連動されたトルクセンサー、図示はしていないが、ステアリングモータを有し、トルクセンサーはステアリングの操作量を検出する手段として配置されている。また他にも車体の傾きを検出する傾斜センサ27、走行路に埋設されたマグネットを検知するマグネットセンサ28を配置している。
【0036】このような構成の乗用ゴルフカートを手動運転を行う場合には、自動運転切替レバーを「手動」にすると、手動走行モードになり、通常の乗用ゴルフカートと同じようにハンドルを操作することにより、ハンドルの左方向または右方向への回転に応動するトルクセンサーのステアリングの操作量を検出する手段が作動し、メインCPU23を介してステアリングモータを左方向または右方向に回転させる。そして、ハンドル(ステアリング)の操作とアクセル、ブレーキの操作によって、プレイヤー自身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0037】次に、自動操向する場合は、自動運転切替レバーを「自動」にすると、自動操向モードとなる。そのとき、カート道(走行路)に沿って埋設されたループ線に流れる誘導電流を誘導信号として左右の誘導センサーで検出し、増幅、検波した後、差動増幅器を通し、差動出力を得て、メインCPU23にアナログ入力される。
【0038】メインCPU23の指令により自動操縦と自動増・減速、自動停止を行いながらカート道を走行する。さらに、リモコンまたは発進/停止ボタンの操作で任意の場所で発進、停止することもできる。また、カートガード検知手段等の各種安全装置により危険を察知すると緊急停止する。
【0039】以上の構成において、本発明の電動ゴルフカートは、走行中、停止中にかかわらず、電源であるバッテリー11の充電電流値、放電電流値を電流検出回路24で常に監視すると共に、検出した充電電流値、放電電流値をメモリ26に周期的に記憶する。ここで、充電電流値または放電電流値に着目するのは、負荷の変動等の外乱に対しても安定したバッテリー充電、放電状態が検出されることと、バッテリーの過充電を監視し防止できるからである。
【0040】そして、発電・充電装置10の発電機10aを駆動するエンジンが駆動中に、走行状態により走行モータ13の消費電流量が大きい場合には、放電量に見合った充電を行って消費電力を補充してやるために、発電機10aを駆動するエンジンの回転数が上昇するように制御して発電量を大きくする。また、ゴルフバックの重さや乗車人数によって、ゴルフカートの搭載荷重が大きくなったら、搭載荷重センサの検知出力により、発電機10aを駆動するエンジンの回転数が上昇するように制御して発電量を大きくする。
【0041】走行状態により走行モータ13の消費電流量が小さい場合には発電機10aを駆動するエンジンの回転数が低くなるように制御して発電量を小さくする。また、ゴルフカートの搭載荷重が減少したら、搭載荷重センサの検知出力により発電機10aを駆動するエンジンの回転数を制御して発電量を小さくする。
【0042】他に、傾斜センサ27の出力から走行路の勾配を判定して、上り坂では走行モータ13での消費電流がが大きくなると判断して、発電機10aを駆動するエンジンの回転数を制御して発電量を大きくし、下り坂では走行モータ13での消費電流が小さくなると共に、走行モータの回生制動によっても発電されると判断して、発電機10aを駆動するエンジンの回転数を小さくするように制御することもできる。
【0043】これにより、走行中、停止中にかかわらず、電源であるバッテリーの充電をゴルフカートに搭載の発電・充電装置によってプレイ中のコースにて随時充電を行なうと共に、走行状態により発電量を調整するようにエンジンの回転数を切り替えることによって効率的な充電がなされ、プレイ中での電源容量の不足を防止することができる。
【0044】更に、発電・充電装置10のエンジンは駆動中においてかなりの騒音を発生するので、発電機10aを駆動するエンジンの回転数を数段階に切換可能としておき、ゴルフアーがカートから離れた位置より必要に応じてリモコン操作してエンジンの回転数を小さくする。また、コースの走行路(例えばティーグランド、グリーン付近)に予めマグネット情報を埋設しておくことにより、その区間にゴルフカートが進入したら、その情報を読み取り発電機10aを駆動するエンジンの回転数の切り換えを自動的に行うようにすることもできる。
【0045】これにより、プレイ中のゴルファーが精神を集中するような場所(例えばティーグランド、グリーン付近)では、プレイの妨げとなる騒音の発生を抑制しながらバッテリーの充電を行うことができるので、ゴルファーは快適なプレイを楽しむことができる。
【0046】次に、図4の発電・充電制御シーケンスのフローに従って、本発明の電動ゴルフカートの発電・充電制御を説明する。同図において、ステップS0の発電・充電制御の開始により、ステップS1で、発電機のエンジンのON/OFF指示が有ったかどうかの判定を行なう。
【0047】もし、指示がなかった場合は、再度、ステップS1に至り、同様の判定を繰り返す。もし、指示が有った場合はステップS2に至り、エンジンを始動(ON)する。次にステップS3において、リモコン入力があったかどうかの判定を行い、入力が有った場合はステップS4に至り、発電量を切替え、ステップS10に至る。
【0048】ステップ10において、充電電流(充電量)の大小の判定を行う。もし、充電電流が小の場合は充電量が大であり補充充電はこれ以上は必要ないと判断して、ステップS11に至り、発電機のエンジンを停止(OFF)し、再度、ステップS1に戻り同様の制御動作を繰り返す。もし、充電電流が大の場合は充電量が依然として小であると判断して、ステップ3に至り、上述した制御動作を繰り返す。
【0049】もし、ステップ3においてリモコン入力がなかったと判断された場合は、ステップS5に至る。ステップS5ではマグネットの入力が有ったかどうかの判定を行い、入力が有った場合はステップS6に至り、発電量を切替え、ステップS10に至る。
【0050】ステップ10以降における動作は上述した通りである。もし、ステップS5で入力がなかった場合はステップS7に至り、走行モータの消費電流の大小の判定を行う。消費電流が大であると判断された場合には、ステップS8に至り、発電量を大きくし、消費電流が小であると判断された場合には、ステップS9に至り、発電量を小さくする。
【0051】ステップS8とステップS9の動作が終了すると、上記したように、ステップ10において、充電電流(充電量)の大小の判定を行う。もし、充電電流が小の場合は充電量が大であり補充充電はこれ以上は必要ないと判断して、ステップS11に至り、発電機のエンジンを停止(OFF)し、再度、ステップS1に戻り同様の制御動作を繰り返す。もし、充電電流が大の場合は充電量が依然として小であると判断して、ステップ3に至り、上述した制御動作を繰り返す。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴルフカートは、ゴルフカートに搭載の発電装置と充電装置よりなる発電・充電装置によってプレイ中のコースにて電源(バッテリー)に随時自己充電を行なうことにより、走行中、停止中にかかわらず、電源であるバッテリーの充電をプレイ中のコースにて随時充電を行なうと共に、走行状態(消費電流、荷重、坂道等)により発電量を変更するようにエンジンの回転数を切り替えることによって、効率的な充電がなされ、プレイ中での電源容量の不足を防止することができる。
【0053】また、発電・充電装置のエンジンは駆動中にかなりの騒音を発生するので、発電機を駆動するエンジンの回転数を数段階に切換可能としておき、プレイヤがカートから離れた位置より必要に応じてリモコン操作や、コースの走行路(例えばティーグランド、グリーン付近)に予め埋設したマグネット情報により、エンジンの回転数の切り換を行うようにすることにより、プレイの妨げとなる騒音の発生を抑制しながらバッテリーの充電を行うことができるので、ゴルファーは快適なプレイを楽しむことができる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成12年3月14日(2000.3.14)
【代理人】 【識別番号】100107009
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 隆生
【公開番号】 特開2001−258103(P2001−258103A)
【公開日】 平成13年9月21日(2001.9.21)
【出願番号】 特願2000−71272(P2000−71272)