| 【発明の名称】 |
搬送台車の給電方法及び給電装置並びにその給電装置を用いた搬送システム |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 誠一
【氏名】坂 千秋
【氏名】関野 光男
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| 【要約】 |
【課題】開放部を下方に向けたC字状のレール部に懸垂されて走行するバッテリを搭載した懸垂形の搬送台車の給電方法及び給電装置並びにその給電装置を用いた搬送システムを提供するにある。
【解決手段】レール部に懸垂され該レール部を走行するに必要なバッテリを搭載した懸垂型の搬送台車が存在し、搬送台車の停止中に停止給電部から搬送台車の移載部に給電されて搬送物の移載作業が実行され、搬送台車の走行中は走行給電部から給電されながら必要に応じてバッテリを充電するようにしたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 レール部に懸垂され該レール部を走行するに必要なバッテリを搭載した懸垂型の搬送台車が存在し、該搬送台車の停止中に停止給電部から前記搬送台車の移載部に給電されて搬送物の移載作業が実行され、前記搬送台車の走行中は走行給電部から給電されながら必要に応じて前記バッテリを充電することを特徴とする搬送台車の給電方法。 【請求項2】 前記停止給電部から前記移載部への給電は、磁気開閉手段を介して行う請求項1に記載の搬送台車の給電方法。 【請求項3】 前記バッテリへの充電は、前記搬送台車が前記レール部を走行しながら前記走行給電部からの給電線との電磁結合を密結合として給電しながら行う請求項1に記載の搬送台車の給電方法。 【請求項4】 前記レール部の指定区間では、前記走行給電部からの給電線の電圧を指定区間以外での給電電圧に対して大きな給電電圧にして給電する請求項1に記載の搬送台車の給電方法。 【請求項5】 レール部に懸垂され該レール部を走行するに必要なバッテリを搭載した懸垂型の搬送台車に給電する給電装置であって、該搬送台車の停止中に前記搬送台車と結合されて移載部を介して搬送物を移載するための給電を行う停止給電部と、前記搬送台車が走行中に給電線を介して給電しながら必要に応じて前記バッテリを充電する走行給電部と、を具備することを特徴とする給電装置。 【請求項6】 前記レール部は、ループ状の給電線が固定され開放部を下方に向けたC字状をなし、走行中に該給電線との電磁結合により前記バッテリを充電する請求項5に記載の搬送台車の給電装置。 【請求項7】 前記移載部は、前記搬送台車の懸垂部を回転させる回転手段と、該懸垂部を昇降させる昇降手段とを具備する駆動制御部を含む請求項5に記載の搬送台車の給電装置。 【請求項8】 前記結合は、磁気開閉手段を介して行われる請求項5に記載の搬送台車の給電装置。 【請求項9】 前記バッテリへの充電は、前記搬送台車が前記レール部を走行しながら前記走行給電部からの給電線との電磁結合を密結合として給電しながら行う請求項5に記載の搬送台車の給電装置。 【請求項10】 前記レール部は、指定区間を有し、該指定区間では前記走行給電部から給電線への給電電圧を指定区間以外での給電電圧に対して大きな給電電圧にして給電する請求項5に記載の搬送台車の給電装置。 【請求項11】 前記指定区間は、前記バッテリの消耗が大きい大消耗区間である請求項10に記載の搬送台車の給電装置。 【請求項12】 レール部に懸垂され該レール部を走行するに必要なバッテリを搭載した懸垂型の搬送台車に給電する給電装置であって、該搬送台車の停止中に前記搬送台車と結合されて移載部を介して搬送物を移載するための給電を行う停止給電部を有し、該移載部は、前記停止給電部からの給電を受け、前記走行に使用した原始モータからの動力をクラッチを用いて切り替えて、少なくとも前記搬送物を格納する懸垂部の昇降作業を行うことを特徴とする給電装置。 【請求項13】 開放部を下方に向けたC字状のレール部に固定されたループ状の給電線を介して電力を供給する複数のステーションと、該レール部に懸垂され該レール部を走行するに必要なバッテリを搭載した懸垂型の搬送台車とを具備する搬送システムであって、該搬送台車が所定位置に停止しているか否かを検知する運行識別手段と、前記搬送台車が停止中に前記搬送台車に給電する停止給電部とを有し、前記運行識別手段により停止していると判断されたときは、前記搬送台車と結合されて前記停止給電部から前記搬送台車の移載部に給電されて搬送物の移載作業が実行されることを特徴とする搬送システム。 【請求項14】 前記搬送台車が走行中は前記ステーションから給電線を介して給電しながら電磁結合手段を介して必要に応じて前記バッテリを充電する走行給電部を具備する請求項13に記載の搬送システム。 【請求項15】 前記電磁結合手段は、前記レール部の磁性部材と、前記給電線を内部に収納できる前記搬送台車上の磁性コアとで行う請求項14に記載の搬送システム。 【請求項16】 前記結合は、磁気開閉手段を介して行われる請求項13に記載の搬送台車の搬送システム。 【請求項17】 前記レール部は、指定区間を有し、該指定区間では前記走行給電部からの給電線の電圧を指定区間以外での給電電圧に対して大きな給電電圧にして給電する請求項13に記載の搬送システム。 【請求項18】 前記指定区間は、前記バッテリの消耗が大きい大消耗区間である請求項17に記載の搬送システム。 【請求項19】 前記大消耗区間は、前記レール部が登坂状態のエリア区間である請求項18に記載の搬送システム。 【請求項20】 前記移載部は、前記搬送台車の懸垂部を回転させる回転手段と、該懸垂部を昇降させる昇降手段とを具備する駆動制御部を含む請求項13に記載の搬送台車の搬送システム。 【請求項21】 前記バッテリの消耗状態を知る測定手段と、該消耗状態を評価するコントローラとを具備し、該評価結果を前記ステーション又は運行管理室に伝送して前記バッテリの管理をする請求項13に記載の搬送システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、開放部を下方に向けたC字状のレール部に懸垂されて走行するバッテリを搭載した懸垂形の搬送台車の給電方法及び給電装置並びにその給電装置を用いた搬送システムに係り、特に医療機器関連及び医療現場で使用される搬送台車の給電方法及び給電装置並びにその給電装置を用いた搬送システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来から物品を搬送する搬送システムには、種々の形式が存在するが、大きく分けると、1つはベルトコンベア方式であり、もう1つは自走台車方式あるいはモノレール方式といった形式があり、クリーンルームなどによく導入される搬送システムである。 【0003】ベルトコンベア方式は、ベルトコンベア上に搬送物品などを搭載して連続して物品を搬送するものであるが、その構造上、一般に長距離に亘って高速に物品の搬送することが難しい。 【0004】後者のモノレール方式は、一般に集電子を用いているが、このような集電子を用いる方式は、機械的に搬送台車とレールとを接触させ走行に必要な電力を供給する接触方式と、電磁的に搬送台車が走行するために必要な電力を供給する非接触方式とが存在する。 【0005】接触方式では、走行させるために必要な電気設備として配設された集電子から電力を得ているが、集電子などを設備として配設する場合は、レール部に直流あるいは交流の電源を供給できるようにしている。 【0006】このような接触方式では、機械的な接触を必要とするためその接触部が機械的に摩耗し、その摩耗粉が塵となる問題があり、特に医療現場などでの使用については衛生上の問題があり、また、寿命的に見ても、機械的な接触を必要とするものは、その寿命が短く、維持費が必要以上にかかるなどの問題があった。 【0007】そこで、後者の非接触方式が最近よく用いられるようになってきているが、この磁気結合式は、接触部がないので、高速化を図る上でも利点となっている。接触部がないものの中には、リニアモータを用いたものもあり、高速かつ安定した走行が行えるといった点で、最近これらの非接触式が用いられている。 【0008】しかしながら、非接触式の場合は、機械的に接触する部分がない反面、その点からくる制約事項も大きく、搬送台車側に電力供給する側と結合するために用いられるコアの形状などがある程度決められてしまうなどの問題もあった。 【0009】また、交流をトランスで結合させる形式を採用しているため、不要な電磁放射などが大きくなり、これに対処するため、設備が大型化し、さらに所定の経路から別の経路へ合流あるいは分岐させる場合、合流或いは分岐させる部分の配線が非常に煩雑になるといった問題もあった。 【0010】接触部を持たないという点では、バッテリを搬送台車に単に搭載する方式もあるが、第一に全体的に重くなる、第二にバッテリへの充電が必要になる、といった点などから地上にレール部を直接配設する場合に限られてくる。 【0011】バッテリを搬送台車に搭載する方式は、ガイドに案内されて、搬送台車が動くAGV(Auto Guided Vehicle)と呼ばれる搬送システムでよく用いられている。これは、地上に設けられるガイドに沿って、搬送台車が走行するといった点から搬送台車自体が重くなってもよく、それほどの高速化を要しないという点からバッテリを用いている。 【0012】このように、搬送台車自体が重くかつ高速走行を要しないバッテリ搭載の搬送システムは存在するが、バッテリを動力源として走行を行い、しかも高速かつ安全に走行できるモノレールは存在しない。また、大容量のバッテリの充電を必要とするので、重量のある鉛を用いるバッテリを用いる場合が多く、このため使用しない夜中に、一日の走行に必要な充電を完了しておかなければならないといった問題があった。 【0013】なお、非接触式で電磁結合して、固定側から移動体側に電力を給電する無接触給電方法および装置としては、例えば、特開平9−149502号公報に記載された技術が存在するが、ここに記載されている移動体とは、電源を内蔵せず自律移動する物体、例えばマシニングセンタ用加工パレットなどに対して電気接点を用いることなく固定部側より無接触で給電するだけの技術に関するものだけである。 【0014】したがって、ここに記載された技術では、移動体側にバッテリ電源を搭載し、このバッテリ電源の有効管理、つまり高速走行をねらったバッテリの重量軽減、、給電と充電との連携機能、走行体を移動させるレール部を有効活用する機能、走行に必要な充電を自動認識して随時行うバッテリの管理体制、搬送物をステーションから搬送台車へ搬入したりその逆の搬出をしたりするなどの移載手段など搬送システムに必要な機能を実現することはできない。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】以上、説明したように、従来の技術では、第一に、モノレールにバッテリを用いる場合、稼働中に放電し尽くして走行が停止することのないように、バッテリを十分に充電しておかなければならず、このため、バッテリに制約が生じ、高速化を図るために必要な軽量化を実現できないといった問題がある。 【0016】第二に、走行する搬送台車に給電線を用いて集電子により接触状態で電源から電力を供給できるようにしなければならないので、集電子が摩耗を起こして微粉をまき散らし、清潔さが重要視される医療現場などでの使用には問題がある。 【0017】第三に、給電線を用いて搬送台車に電力を継続的に供給する関係から、この給電線から絶えず不要な電磁波が放射され、生命維持装置などを扱うフロアでは、この電磁波による生命維持装置などの誤動作を引き起こし、大事に至る危険がある。 【0018】第四に、搬送物をステーションから搬送台車へ搬入したり、その逆の搬送台車から搬送物を搬出をしたりする搬送物の移載に際しては、走行用のバッテリに対して大きな電力を必要とし、しかも搬送台車との連結の点から非接触で給電することが要求されるが、この対策がなされていないという問題があった。 【課題を解決するための手段】 【0019】そこで、本発明は、このような従来の問題を解決するために、走行中も非接触状態で給電しながらバッテリを充電できる電磁結合による給電を行い、必要に応じてバッテリのみで走行して外部への不要な電磁放射による影響を避けるようにし、さらに搬送物を投入するトレイのステーションへの移載或いはステーションからの移載に際しては非接触で大電力が得られるようにしてスムーズに移載が可能なようにすることを目的としたものである。 【0020】本発明は、以上の課題を解決するための搬送台車の給電方法の構成として、レール部に懸垂され該レール部を走行するに必要なバッテリを搭載した懸垂型の搬送台車が存在し、該搬送台車の停止中に停止給電部から前記搬送台車の移載部に給電されて搬送物の移載作業が実行され、前記搬送台車の走行中は走行給電部から給電されながら必要に応じて前記バッテリを充電するようにしたものである。 【0021】また、本発明は、以上の課題を解決するための搬送台車の第1の給電装置の構成として、レール部に懸垂され該レール部を走行するに必要なバッテリを搭載した懸垂型の搬送台車に給電する給電装置であって、該搬送台車の停止中に前記搬送台車と結合されて移載部を介して搬送物を移載するための給電を行う停止給電部と、前記搬送台車が走行中に給電線を介して給電しながら必要に応じて前記バッテリを充電する走行給電部とを具備するようにしたものである。 【0022】さらに、本発明は、以上の課題を解決するための搬送台車の第2の給電装置の構成として、レール部に懸垂され該レール部を走行するに必要なバッテリを搭載した懸垂型の搬送台車に給電する給電装置であって、該搬送台車の停止中に前記搬送台車と結合されて移載部を介して搬送物を移載するための給電を行う停止給電部を有し、該移載部は、前記停止給電部からの給電を受け、前記走行に使用した原始モータからの動力をクラッチを用いて切り替えて、少なくとも前記搬送物を格納する懸垂部の昇降作業を行うようにしたものである。 【0023】また、本発明は、以上の課題を解決するための搬送台車の搬送システムの構成として、開放部を下方に向けたC字状のレール部に固定されたループ状の給電線を介して電力を供給する複数のステーションと、該レール部に懸垂され該レール部を走行するに必要なバッテリを搭載した懸垂型の搬送台車とを具備する搬送システムであって、該搬送台車が所定位置に停止しているか否かを検知する運行識別手段と、前記搬送台車が停止中に前記搬送台車に給電する停止給電部とを有し、前記運行識別手段により停止していると判断されたときは、前記搬送台車と結合されて前記停止給電部から前記搬送台車の移載部に給電されて搬送物の移載作業が実行されるようにしたものである。 【0024】以上の搬送台車の給電方法の構成によれば、レール部に懸垂された懸垂形の搬送台車が、走行中は走行給電部から基本的にはバッテリを必要に応じて充電しながら、停止中には停止給電部から搬送台車の移載部に大電力を給電する構成としたので、長寿命のバッテリ走行を可能としながらパワーを必要とする搬送物の移載作業をスムーズに実行することができる安全で信頼性の高い搬送台車の充電方法を提供することができる。 【0025】また、以上の搬送台車の第1の給電装置の構成によれば、レール部に懸垂された懸垂形の搬送台車が、走行中は走行給電部から基本的にはバッテリを必要に応じて充電しながら、停止中には搬送台車で結合されて停止給電部から搬送台車の移載部に大電力を給電する構成としたので、長寿命のバッテリ走行を可能としながらパワーを必要とする搬送物の移載作業をスムーズに実行することができる安全で信頼性の高い搬送台車の充電装置を提供することができる。 【0026】さらに、以上の搬送台車の第2の給電装置の構成によれば、停止給電部からの給電を受け、走行に使用したモータからの動力をクラッチを用いて切り替えて、少なくとも搬送物を格納する懸垂部の昇降作業を行なうようにしたので、走行、回転、昇降の各動作を1つの原始モータを用いて実行でき、このため構成を簡単にすることができ、移載作業が大電力でかつ低コストで実行できるメリットがある。 【0027】また、以上の搬送台車の搬送システムの構成によれば、搬送台車が停止しているか否かを運行識別手段で検知し、停止していると判断されたときは、搬送台車と結合されて停止給電部から搬送台車の移載部に大電力を給電する構成としたので、各ステーションなどでパワーを必要とする搬送物の移載作業をスムーズに実行することができる信頼性の高い搬送台車の搬送システムを提供することができる。 【0028】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る搬送台車の給電方法及び給電装置並びにその給電装置を用いた搬送システムの実施の形態について図を用いて説明する。図1は本発明に係る搬送システムの実施の1形態を略示的に示した眺観図である。 【0029】図1は複数階を有する建造物内、例えば病院内に搬送システムを配設するときの見取図であり、一般にこれを眺観図と称している。ループL1とループL2とは、例えば地階に配設され、ループL3は1階、ループL4は2階、ループL5は3階に配設されている。これらのループL1〜L5は、搬送台車が各階を水平的或いは登坂的に移動するループである。 【0030】ループL1では搬送物品の小規模な送受場所R11が、ループL2では同様な送受場所R21、R22、R23が、ループL3では同様な送受場所R31が、ループL4では同様な送受場所R41、R42が、ループL5では同様な送受場所R5A、R5Bがそれぞれ設けられている。 【0031】そして、これらのループL1からL5は、搬送物品の各送受場所に対応して任意の曲線を描いて曲げられた曲線状をなしているが、具体的には搬送台車がこれらのループをなぞるようにして懸垂されて走行するための後述する下方に開放部を有し給電線が内蔵されるC字形の形状をしたレールで構成されている。 【0032】シャフト10は、各階を貫いて垂直方向に移動できるように配設された装置であり、各階に配設された水平移動或いは登坂移動するループL1〜L5上を走行する搬送台車に搬送物を搭載させる。 【0033】特に、地階に配設されて水平移動する異なるループL1とループL2は、別々に給電され、これらのループL1とループL2との間に介在する接続部は、シフター11と称されるが、このシフター11には図示しないシフター制御盤が配設されており、このシフター制御盤の制御によりこのシフター11の部分にはいずれからも給電しないようにして、搭載されたバッテリのみで走行する。 【0034】また、ループL1の一端には、小型のシャフト12が配設され、ここでは荷の積み卸しを行う荷役作業を行うが、これらを含めてステーション13を構成しており、この部分については図2において具体的に説明する。 【0035】1階部分に配設されたループL3は、部分的に登坂区間L3A、L3Bが存在し、これらの登坂区間L3A、L3Bでは、水平に走行する場合に比べて多くの電力を必要とするので、水平部と同様な電力で走行するとスピードが格段に低下する。 【0036】しかし、ここで単にループL3へ給電する電流を増加して電力を増大すると周囲への電磁放射が多くなり、悪影響を与えることとなるので、この登坂区間の走行に対しては、後に詳述するように給電電圧を高くして必要な電力を確保しながら給電電流を抑えて周囲への電磁放射を増加させないようにする。 【0037】さらに、1階部分に配設されたループL3には、図示していないストレージ制御盤と接続された充電レーンLBが配設されており、このストレージ制御盤からの制御により、搬送台車に搭載されているバッテリに対して充分な充電を行うことができる。 【0038】2階部分に配設されたループL4は、例えば生命維持装置とか手術室などの人の生命に直接影響を与える施設が配設されたフロアを移動経路としており、このようなエリア区間を搬送台車が走行するフロアでは走行中に給電線からバッテリを充電すると、給電線からの放射電磁波による機器の動作障害を起こす可能性があるので、バッテリのみによる走行がなされる。 【0039】更に、3階部分には、ループL5が配設されているが、ここには垂直方向に移動できる小型のシャフト14と15がループL5を共有し、それぞれステーション16、17を構成している。 【0040】しかし、ここでは、例えば、1つのループL5を所定の距離に分割して2つのレール部L5A、L5Bとして構成し、これらのレール部L5AとL5Bとの間には無給電区間Lが設けられ、各レール部L5A、L5Bには個別に給電線が設けられ、これらの給電線にステーション16、17の給電部から電力を送出する複数のステーションよりなる搬送システムを例示しており、バッテリを搭載した搬送台車がこれらの上をバッテリ駆動により走行する場合を想定している。 【0041】次に、図1に示すステーション13の近傍の構成について図2に略示的に示す射視図を用いて説明する。図2では、レールに従って誘導された搬送台車からトレイが搬出される様子を示している。 【0042】レール部20は、C字形状をしたレール21とこのレール21の中に収納されている給電線22などから成り立っており、図1に示すように、ループL1〜L5を構成しているレール部と同一の構成である。このC字形の下方に向いた開放部23の下にこの開放部23から挿入されてその両側で懸垂されるようにして搬送台車24が搭載され、レール21に沿って矢印Fで示す方向に走行する。 【0043】レール21に収納されている給電線22は、例えば、レール21の上部に設けられた給電点25において、ステーション13における給電部27の中の走行給電部27Aから引き出され、略円形の導入孔25Aからレール21の内部に導入され、レール21に沿って右方に延長され、図示しない保持機構により保持されながら折返点26に設けられた折返孔26Aで一旦レール21の上部に折り返して導出される。 【0044】この後、折返孔26Bで折り返されてレール21の内部に導出され、その後レール21に沿って左方に戻り、導入孔25Aの近傍でレール21の上面に設けられた略円形の導出孔25Bを介して導出され、ステーション13における給電部27の走行給電部27A(図示せず)接続されている。 【0045】このように、C字形の金属製のレール21の内部に給電線22を収納する構成にすると、給電線22はレール21によりシールドされた状態となり、外部に不要な電磁放射を行うことを低減させることができる。 【0046】さらに、レール21の側面には、図2に示すように、磁気開閉手段28の一方をなす一次巻線28Aが巻回された例えばコ字状の磁性コア28Bがレール21を貫通して内部に張り出した状態で固定されており、この一次巻線28Aには給電線29を介して、例えばステーション13における給電部27の停止給電部27B(図示せず)と接続されている。 【0047】この停止給電部27Bは、後述するように、搬送台車24が停止中に走行中に給電される走行給電部27Aよりも大電力で磁気結合により給電できるものであり、搬送台車24がステーション13に停止中に搬送物の移載に必要な電力を給電する。なお、図2では、停止給電部27Bはステーション13に配設されているものとして記載されているがこれに限られることはない。 【0048】搬送台車24は走行部30とこの走行部30に連結された移載部31とから構成され、さらに移載部31は駆動制御部32とこの駆動制御部32に対して懸垂された懸垂部33とから構成されており、駆動制御部32の内部の具体的な構成については後述するが、図2に示す場合は、主として懸垂部33とその近傍について説明する。 【0049】懸垂部33は、上部に固定板34を有し、この固定板34に駆動制御部32から懸垂された4個のベルト35A〜35Dで固定され断面がU字網状でダクト状をなす棒状部材で形成されたかご36と、このかご36の底部中央に進行方向に延長して配設されたローラ台37と、このローラ台37の両側面には2段に亘って付属のモータにより伸長できるテレスコ(テレスコピックアーム)38、39が配設され、このテレスコ38、39の最先端には回動可能なようにストッパ40、41が設けられている。 【0050】ローラ台37には、図示されていないが、モータで駆動される複数のローラが配設されており、このローラの上に搬送物を収納するトレイ42が載置されこのローラの回転によりトレイ42がローラ台37に沿って移動することができるようになっている。そして、かご36の先端と後端には、衝突防止用のC字状のバンパ43、44が、その屈曲方向がかご36側に向くようにそれぞれ配設されている。 【0051】また、駆動制御部32の上方の中央部と走行部30との間には、後述するように、ベアリング45(図示せず)が駆動制御部32に対して固定されるように配設されており、駆動制御部32の制御により移載部31が走行部30に対して90度の範囲で回動されるようになっている。 【0052】次に、以上のように構成された、ステーション13における搬送物の荷役作業の一連の動作についての詳細については後述するので、その概要について図2を用いて説明する。この一連の動作は、例えば操作部46からの無線によるシーケンス動作により実行される。 【0053】先ず、搬送物が収納されたトレイ42を搬送台車24から搬出して棚47に収納する場合について説明する。搬送台車24が、ステーション13の所定位置に到達し停止したことを確認した後、ステーション13の給電部27にある停止給電部27Bから駆動制御部32に対して給電する。 【0054】駆動制御部32は、この給電を受けて操作部46からの例えば無線指令により駆動制御部32に対して移載部31を回転するように指示して棚47の方向に移載部31を90度旋回させる。 【0055】この後、テレスコ38、39に付属のモータを操作部46からの指令により操作してそのアームを伸長させ、次に、ローラ台37上の複数のローラをモータで駆動してトレイ42を矢印Z方向に押し出してトレイ42を棚47の中に載置する。 【0056】この後、ストッパ40、41を水平に倒してトレイ42に触れないようにしてテレスコ38、39を元の長さに収納し、移載部31を90度旋回してかご36をレール21の走行方向に向け、走行準備をする。 【0057】次に、搬送物が収納されたトレイ42を棚47から搬送台車24に搬出する場合について説明する。先ず、トレイ42の搬出に先立って、移載部31を90度旋回させて棚47の方向にかご36を向け、テレスコ38、39に付属のモータを操作して伸長させる。 【0058】次に、トレイ42をテレスコ38とテレスコ39との間に載置する。この後、ストッパ40、41を立ち上げてトレイ42の側面を押さえ、テレスコ38、39を収納させて、かご36の中に収納することにより、トレイ42の搬出が可能な状態となる。 【0059】次に、搬送台車24の構成について、図3〜図4を用いて具体的に説明する。図3は図2に示す搬送台車の中央部近傍でのA−A’矢視方向の断面の構成、図4は図2に示す搬送台車の中央より少し後方にずれた部分でのB−B’矢視方向の断面の構成をそれぞれ示している。 【0060】レール21は、C字状をなしているが、その開放部23は下方に設けられており、この開放部23の両側は搬送台車24を走行させるための駆動輪50、51が走行する車輪走行面52、53となっている。駆動輪50、51は駆動軸54、55で中央部に配設された走行モータ(SM)56に両側から連結されている。 【0061】これらの駆動軸54、55は、駆動制御部32の中央部の上方に駆動制御部32の矩形状のケース32Aに固定されたベアリング45の中央孔に挿入され中央に貫通孔のある断面が略T字形の固定台57に垂直方向に固定された例えば矩形状の支持枠58の中心軸に対して直交して例えばベアリングなどを用いて支持枠58に対して回転可能なように貫通して支持されている。 【0062】さらに、支持枠58の上方には、図3に示すように、下方にL字状に曲げられたガイド補助軸59、60が設けられ、これらのガイド補助軸59、60の先端部にレール21の側壁面に当接して回転可能なように操舵輪61、62が固定され、これにより、搬送台車24の横揺れに対しても安定に走行できるように走行補助を行う。 【0063】また、支持枠58のガイド補助軸59、60の上方には、図3に示すように、支持枠58に対して水平方向に固定された補助軸63、64に操舵輪65、66が配設され、この操舵輪65、66はC形のレール21の上部の水平面に当接して回転し、縦揺れに対して安定走行できるように補助する。 【0064】駆動輪50、51は、回転力に耐えるだけの径と幅を有しているが、操舵を行う上で駆動輪50、51のみで走行するのは少々頼りないので、操舵輪65、66として複数車輪を付加している。カーブなどでは、搬送台車24の姿勢が崩れるので、これを補正するように操舵輪65、66が機能する。 【0065】なお、図3では2個の駆動輪50、51しか示されていないが、実際には、自動車と同様に4つの車輪が設けられており、搬送台車24の前方と後方とにそれぞれ対になるようになっている。また、駆動輪の駆動方式には、前輪駆動、後輪駆動、4輪駆動などがあるが、ここでは前方あるいは後方の2輪を駆動輪として走行できる例として示してある。 【0066】さらに、アブソーバを併用すれば高速走行に耐えるようになるが、走行に対しては、抵抗力として、摩擦力、空気抵抗(走行方向に対する断面)、搬送台車の姿勢(重心のずれなど)などがあるが、一般的にはこれをなくすように工夫を行っている。 【0067】駆動制御部32には、固定台57の中央軸57Aと一体となって回転する回転ギア67が固定されており、この回転ギア67には後述するバッテリを動力源として駆動される回転モータ(RM)68がこの軸に固定された連結ギア69を介してかみ合っている。 【0068】また、駆動制御部32には、回転モータ68をドライブするドライバ70とか走行モータ56或いは回転モータ68などを給電制御をするコントローラ71も設けられており、このコントローラ71は、例えばステーション13から送信される無線による運行制御指令にも対応して動作する。このほかに懸垂部33の中に設けられたテレスコ38、39のテレスコモータ(TM)72,73を駆動するドライバ74も収納されている。 【0069】さらに、駆動制御部32には、懸垂部33を上下に移動させる昇降モータ(LM)75が配設されており、この昇降モータ75はギアボックス76を介して4個の昇降リール76A〜76D(76C,76Dは図示せず)に連結されている。 【0070】昇降リール76Aと76C、76Bと76Dは、それぞれ同期を取るためのチエーン77A、77B(図示せず)で連結されており、これらに4個のベルト35A〜35D(35B,35Dは図示せず)がそれぞれ巻回されて懸垂部33に固定されている。 【0071】次に、図2に示すB−B’矢視方向の断面の構成について説明する。支持枠58の上方には、図4に示すように、下方にL字状に曲げられたガイド補助軸78、79が設けられ、これらのガイド補助軸78、79の先端部にレール21の側壁面に当接して回転可能なように操舵輪80、81が固定され、これにより、搬送台車24の横揺れに対しても安定に走行できるように走行補助を行う。 【0072】また、支持枠58のガイド補助軸78、79の上方には、図4に示すように、支持枠58に対して水平方向に固定された補助軸82、83に操舵輪84、85が配設され、この操舵輪84、85はC形のレール21の上部の水平面に当接して回転し、縦揺れに対して安定走行できるように補助する。 【0073】支持枠58の内部には、図4に示すように、E字状の磁性コア86がその開放端をレール21の上部に向けて配設されている。レール21の上部には磁性部材としての磁気テープ87が固定されており、この上に磁性コア86の開放端に収納されるように支持体88、89で支持された給電線22が配設されている。 【0074】ここで、磁性部材として磁気テープ87を用いれば、弾力性を持たせることが可能となり、走行する搬送台車24との空隙を小さくすることができるという利点がある。 【0075】さらに、E字状の磁性コア86には、検出巻線90、91が巻回され、これらの検出巻線90、91は受電部として機能する整流回路92の入力端に接続され、その出力端はバッテリ93に接続されている。 【0076】また、この磁性コア86は、支持体58に固定部材95で固定された離間密着手段としてのシリンダ94と接続棒95で接続されており、コントローラ71の指令により磁気テープ87との距離を調節して給電線22と検出巻線90、91との間の電磁結合の度合いを密結合としたり疎結合としたりして制御される。なお、離間密着手段としては、シリンダの他に電磁開閉器なども採用することもできる。 【0077】レール21の一方の側面には、レール21の一部を貫通してコ字状の磁性コア28Bが一次巻線28Aが巻回された状態で開放部をレール21の内部に向けて配設され、この開放部側には二次巻線28Cが巻回された板状の磁性体の短絡コア28Dが配設されている。 【0078】この短絡コア28Dは、支持体58に固定されたシリンダ97に支持棒98A、98Bを介して連結されており、シリンダ97はコントローラ71の指令によりこれらの支持棒98A、98Bを移動させることにより一次巻線28Aから二次巻線28Cへの給電・停止がされる。 【0079】そして、磁気開閉手段28は、これらの一次巻線28A、コ字状の磁性コア28Bと、二次巻線28C、板状の短絡コア28D、およびシリンダ97などにより構成されている。 【0080】さらに、二次巻線28Cは、整流回路99に接続され、ここで一次巻線28Aから伝送された高周波電圧が整流されて直流とされ、コントローラ71の指令により制御されるドライバ100に伝送される。 【0081】以上は、ステーション13、搬送台車24ともに構造的側面において説明したが、図5においては、これら相互の関係を機能的側面から今までの説明では現れなかった構成を付加しながらさらに詳しく説明する。なお、理解を容易にするために、今までの説明と同一の部分については同一の符号を付して説明を省略する。 【0082】実際には、図2に示すように、搬送台車24はレール部20の下に懸垂されているが、わかりやすくするため、図5ではレール部20の右に搬送台車24を記載し、搬送台車24は走行部30と移載部31とを合わせた形として区別しないでまとめて示している。 【0083】ステーション13には、図5に示すように、給電部27と操作部46のほかにコントローラ71からの運行指令等の無線信号を受信する通信端101、給電部27と操作部46の動作を制御するコントローラ102が付加されている。 【0084】さらに、給電部27は、商用電源などの交流電源103と、この交流電源103からの電圧を整流する整流器104と、この整流器104で整流した直流電圧を高周波の交流電圧に変換するインバータ105とが付加されている。 【0085】このインバータ105には、給電線22に給電する停止給電部27Aと、給電線29に給電する走行給電部27Bとが内蔵され、またコントローラ102には区間識別手段102Aが内蔵され、さらに、当該ステーションを識別する識別マーク106がレール部20に付加されている。 【0086】搬送台車24には、当該ステーションに停止したか否かを判断する運行識別手段をなす識別マーク106と一体をなる運行検知器107、負荷電流の大きさと流した時間を計測するための検出抵抗108、バッテリの温度を計測する温度センサ109、検出抵抗108で検出した電圧と温度センサ108で検出した電圧をデジタル信号に変換してコントローラ71に伝送するアナログ・デジタル変換器110が付加されている。 【0087】このほかに、コントローラ110と通信端111とでデータの授受を行う通信ユニット112、ステーション13からの運行管理などに関する無線データを送受する通信端111、バッテリの充電状況を検知する残量検出器112、バッテリ93の電解液の温度を測定する温度センサ113なども構成として付加されている。 【0088】さらに、図5に示すように、ステーション13と搬送台車24の他に、搬送システム全体の運行管理を、例えば通信端101、或いは通信端111を介して無線により指示し、或いは情報収集する運行管理室114が付加されている。 【0089】先ず、搬送台車24がステーション13に停止した状態での給電動作について説明する。バッテリ93を搭載しこれを動力源としてレール部20を走行している搬送台車24のコントローラ71は、当該ステーション13に当該搬送台車24が停止したか否かを運行識別手段の一部として機能する運行検知器107を介してステーション13の識別マーク106を検出したか否かを監視しており、この識別マーク106を検知することにより、コントローラ71を介して走行モータ56に指示を出して、当該位置に停止させる。 【0090】同時に、コントローラ102は、コントローラ71から通信端111、101を介して得た識別マーク106を検知することにより、給電部27の走行給電部27Aに対してレール部20に敷設されている給電線22への給電を停止し、給電線29を介して磁気開閉手段28に給電するよう停止給電部27Aに指令C1を出す。 【0091】この操作により、走行給電部27Aから搬送台車24への給電が停止されるので、電子機器の多いステーション13における電磁放射による障害を防ぐことができ、一方、多くの電力を供給できる磁気開閉手段28への給電が開始されるので、多くの電力を必要とする、搬送台車24から搬送物を移載するための移載作業を行うことができる。 【0092】この後、コントローラ71は、離間密着手段として機能するシリンダ97に磁気開閉手段28として機能する短絡コア28Dを磁性コア28Bに密着するように制御信号C2を出力し、この指示を受けてシリンダ97は磁性コア28Bと短絡コア28Dとを密着させて電磁結合を密結合とする。 【0093】この結果、停止給電部27Bから給電線29,一次巻線28A、二次巻線28Cを介して整流回路99へ高周波電圧が印加され、整流回路99はこの高周波電圧を整流して直流としてドライバ100に供給する。 【0094】次に、コントローラ71は、ドライバ100に整流回路99から昇降モータ75に電力を供給すると共に走行方向に対して90度旋回するよう指令C3を出力する。 【0095】この昇降モータ75は、他の回転モータ68,テレスコモータ72,73に比べて500W程度と電力消費が大きく、昇降モータ75に対してバッテリ93の電力を用いるとバッテリ93の消耗が激しすぎるので、停止給電部27Bから大量の電力を供給できる磁気開閉手段28を介して独自に供給する。 【0096】停止給電部27Bが大量の電力を供給することができるようにするためには、整流回路99の直流電圧が、例えば36V程度と低いと、必要な電力を得るために大きな電流を必要とするので、供給する電圧を例えば48V程度と高くして電流値を下げ、更に一次巻線28Aと二次巻線28をより太い線とし、その上磁性コア28Bと短絡コア28Dとしてフエライトに添加物を添加し、さらにより良い結合度を得るために磁気開閉手段28の磁路の断面積及び磁路長などに工夫を凝らしている。 【0097】なお、このように供給電圧を大きくしても、従来使用されている28V用の電子回路部品に対して使用される電圧に対して3端子レギュレータなどを用いて電圧変換することにより、問題なく48Vで動作可能な素子、物、或いは装置等を用いることができる。 【0098】回転モータ68とテレスコモータ72,73に対しては、それぞれバッテリ93から電力が供給されて付勢され、回転モータ68のドライバ70と,テレスコモータ72,73のドライバ74には、コントローラ71からの指令C4、C5が与えられて、コントローラ71の内部に予めプログラムされた所定のシーケンスで電力が切り替えられて図2において説明した移載作業のシーケンスが実行されて、搬送台車24から搬送物が搬出される。 【0099】なお、図5に示す構成では、回転モータ68,テレスコモータ72,73に対しては、ドライバ70,74を介してバッテリ93から電力を供給するものとして説明しているが、これに限られず、例えば整流回路99から必要な電力をとっても良い。 【0100】また、図5に示す構成では、バッテリ93は走行中に給電する構成としているが、近くに給電により電磁障害を起こす電子機器がないとか夜間などの場合には、搬送台車24が停止中に整流回路99から給電するようにしても良い。 【0101】さらに、図5に示す構成では、バッテリ93は走行中に給電する構成としているが、停止中に図1に示す充電レーンBLにおいて、搬送台車24のバッテリ93を充分に充電した場合には、停止給電部27Aの併用によりバッテリ93のみでの走行可能にするすることもできる。 【0102】搬送物を搬出した後、コントローラ71は、図2に示す搬出とは逆の格納作業をコントローラ71に予めプログラムされた所定のシーケンスに従って実行し、指令C2をシリンダ97に送出して短絡コア28Dを磁性コア28Bから離間させて整流回路99への電力の供給を断ち、搬送台車24を走行可能な状態とする。 【0103】次に、搬送台車24が走行している状態について説明するが、搬送台車24が走行している状態では、無給電区間NTにおいてバッテリ93からの電源のみで駆動される場合と、無給電区間NTの外で給電線22から搬送台車24に給電しながら駆動される場合とが存在する。 【0104】先ず、無給電区間NTにおいてバッテリ93からの電源のみで駆動する前者の場合について説明するが、この場合は、給電線22から高周波電流を搬送台車24に給電すると、この給電線22、つまりレール部20の近傍に存在する医療器具などに障害を与えるエリアなどの場合に採用される。 【0105】給電線22を内蔵するC字型のレール部20を採用していると、給電線22から外部への電磁放射はレール部20でシールドされてかなり低減されるが、下方に開放部を向けるC字型のレール部20を採用し搬送台車24をこのレール部20に懸垂する形式の場合には、レール部20の下方に医療器具などが配設されていると、給電線22からの電磁放射の影響を受けやすくなるので、給電を停止するのは有効である。 【0106】搬送台車24がバッテリ93のみで駆動される走行状態では、ステーション13のコントローラ102は、通信端101を介して、例えば運行管理室114から走行状態を無線信号で受信し、区間識別手段102Aでこれを確認して走行給電部27Aに制御信号C6を送出して給電線22への高周波電流の送出を停止した状態とする。 【0107】そして、搬送台車24が走行を開始すると、例えばステーション13から送信される無線によりコントローラ71がこの状態を検知するので、コントローラ71は、バッテリ93から走行モータ56に検出抵抗108を介して負荷電流が流れ出すのを検知することができる。 【0108】この負荷電流は、検出抵抗108で負荷電圧に変換されてアナログ・デジタル変換器110に出力されてデジタル信号とされてコントローラ71に入力され、コントローラ71はここでバッテリ93から走行モータ56へ電力の供給を開始してから現在に至るまでの経過時間を内蔵される時間計測プログラムにより計測する。 【0109】この時間計測プログラムは、プログラム上で負荷電流が供給されている部分を、例えばIF文で記述し、このIF文で記述された部分がyesの場合に、カウントを行うようなプログラムを作成することによって、ソフト的に実現することができる。 【0110】同時に、コントローラ71は、負荷電流の大きさもアナログ・デジタル変換器110を介して入力されるので、負荷電流の大きさも知ることができる。このようにして、コントローラ110は、バッテリ93の電圧がほぼ一定なので、負荷である走行モータ56に流れた電力とその時間を知ることができる。 【0111】また、バッテリ93にはバッテリ93の電解液の温度を計測する温度センサ113が設けられており、この温度センサ113からの温度データはアナログ・デジタル変換器110に出力されてデジタル信号に変換され、コントローラ71に出力されるので、コントローラ71はバッテリ93の温度を常に把握することができる。 【0112】これらの負荷情報を、通信ユニット112、通信端111を介して無線によりステーション13側或いは運行管理室114に伝送すれば、ステーション13側或いは運行管理室114側で搬送台車24のバッテリ管理を行うことができ、バッテリが放電して搬送台車が動かなくなるというような事故を避けることができる。 【0113】次に、搬送台車24が走行している状態であって、給電線22から搬送台車24のバッテリ93に給電しながら走行する場合について説明する。搬送台車24がバッテリ93に給電されながら駆動される無給電区間NT以外のエリアでの走行状態では、ステーション13のコントローラ102は、通信端101を介して、例えば運行管理室114から走行状態を無線信号で受信し、区間識別手段102Aで確認して走行給電部27Aに制御信号C6を送出して給電線22へ高周波電流を送出した状態とする。 【0114】さらに、ステーション13のコントローラ102は、通信端101と通信端111を介して無給電区間NT以外のエリアであることをコントローラ71に通信する。 【0115】コントローラ71は、シリンダ94に制御信号C7を送出してシリンダ94により磁性コア86と磁性部材87との距離を若干の間隙を持つように調節して走行可能な状態としながら電磁結合をやや弱めの密結合の電磁結合の状態としてバッテリ93への充電を行う。 【0116】なお、この密結合の状態は、離間密着手段としてのシリンダ94からのアンサーバック信号C8としてコントローラ71に伝送されるが、シリンダ94からのアンサーバック信号C8としてではなく、別の確認手段、例えばコンタクトスイッチなどを用いてその接点信号を伝送しても良い。 【0117】このように密結合すると、走行状態でバッテリ93を充電することができるので、バッテリ94の消耗を最小限にとどめることができ、場合によっては、バッテリ94を小型にできるので高速走行が可能となる。 【0118】ここで、区間識別手段102Aには、無給電区間NT以外のエリアのみで搬送台車24が走行することが予めわかっているときは、前もってここに指定エリアを記録しておき、無線による指示によらなくても、これを参照して走行させることもできる。 【0119】また、1つのループの中で特定の区間だけ無給電区間NTとする場合などは、運行管理室114などからの無線による情報によって区間識別手段102Aで確認してバッテリのみの走行に任意に切り換えることもできる。 【0120】さらに、この区間識別手段102Aは、図5に示す構成では、ステーション13の内部に設けるようにしているが、必ずしもステーション13の内部に設けなくても、例えば運行管理室114の内部に設け、運行管理室114での無給電区間NTの識別により通信端101を介して給電部27からの給電を制御するようにしても良い。 【0121】さらに、例えば、図1に示す登坂区間L3A、L3Bなどでは、水平区間と同様に給電線22を介して電力を供給すると走行スピードが低下するなどの不具合が生じる。 【0122】そこで、これを避けるために、登坂区間L3A、L3Bのようなバッテリの消耗が大きい指定区間DTでは、コントローラ71は例えば検出抵抗108に流れる走行モータ56の負荷電流の大きさを監視してこれを検知する。 【0123】この検知結果は、通信端111、101を介してステーション13のコントローラ102に伝送され、このコントローラ102はこれを受けて走行給電部27Aに対して給電線22に給電する供給電圧を高くする制御信号C6を送出して走行電力を増加させ、指定区間DTを過ぎると通常電圧に復帰させる。 【0124】このようにすると、走行モータ56への電力を一時的に増大させて走行動力を増加させて所定のスピードで登坂を可能としながら、給電線22に流れる給電電流を増加させずに、つまり周囲への電磁誘導障害を抑えることができる。 【0125】なお、この場合も、例えば運行管理室114の内部で搬送台車24の走行時点の把握により指定区間DTを認定し、通信端101、コントローラ102を介して給電部27の走行給電部27からの給電を制御するようにしても良い。 【0126】今までの説明は、走行には走行モータ56、移載のための昇降には昇降モータ75、移載のための回転には回転モータ68など、モータを個別に有する構成として説明したが、これらは必ずしも別々に構成される必要はなく、1個のモータを用いて同様な構成とすることもできる。 【0127】図6は、図1、図2、図4に示す構成はそのままとし、図3に示す構成の代わりに図6に示す構成として、1個のモータを用いこれらを切り替えて走行、昇降、回転などを実行する構成を示したものであり、以下これについて説明するが、今までの説明と同様な機能を有する部分については、理解を容易にするため、同一の符号を付して適宜に省略する。 【0128】この場合に、図3に示す場合に対して、走行部30は走行部120に、駆動制御部32は駆動制御部121にそれぞれ変わり、懸垂部33は異ならないが駆動制御部32が異なるので移載部31は移載部122に変更されることとなり、この結果として搬送台車24も搬送台車123に変更される。 【0129】なお、これに伴い、図6に示す構成を用いる場合に、図4における構成も1個のモータの場合と同様に適用されるが、走行部30、駆動制御部32、移載部31、および搬送台車24の符号がそれぞれ異なるので、これらについても同様に読み替えて適用することとする。 【0130】走行状態では、動力源としては1個の原始モータ124を用い、この原始モータ124から3方向に切り替えられる差動ギア125に連結され、この差動ギア125の軸に連結されたブレーキBを備えた電磁クラッチ126と連結棒127を介して差動歯車128を回転させ、この差動歯車128の両端に接続された駆動軸54、55を介して駆動輪50、51を回転させて走行する。 【0131】ステーション13での停止中に搬送物を移載するに際して行う移載部の回転作業は、差動ギア125の軸に連結されたブレーキBを備えた電磁クラッチ130とギアボックス131を介して連結ギア69を回転させ、この連結ギア69に噛み合った回転ギア67を回転させて行う。 【0132】懸垂部33の昇降作業は、差動ギア125の軸に連結されたブレーキBを備えた電磁クラッチ132とギアボックス133とを介して、互いにチエーン77A、77B(図示せず)で同期が取られた昇降リール76A〜76Dに連結され、これらの昇降リール76A〜76Dを回転させて行う。 【0133】次に、以上のように構成された1個の原始モータ124を用いてステーション13に停止中に移載する場合について図7を用いて機能的に説明する。その他の点については、原則として図5に示す場合と同様である。 【0134】搬送台車123が走行中は、コントローラ71が動力源を切り替える制御信号C9Aを原始モータ124に出力して電力供給源を停止中の磁気開閉手段28側から走行状態のバッテリ93側に切り替えてバッテリ93を駆動源として原始モータ124を駆動するようにする。 【0135】この状態で、コントローラ71は、制御信号C9Bを電磁クラッチ126に出力し、図6に示すように、差動ギア125と差動歯車128とを結合して駆動輪50,51を回転させて走行させる。 【0136】次に、搬送台車123がステーション13の所定位置に停止した場合は、原始モータ124に対してコントローラ71から動力源を切り替える制御信号C9Aを出力してバッテリ93側から磁気開閉手段28側に切り替える。 【0137】この後、停止給電部27Bから給電線29を介して磁気開閉手段28を介して整流回路99に給電し、整理回路99はこれを直流電圧とし、この直流電圧を原始モータ124に供給する。 【0138】この後の移載作業に際しては、図6に示すように、先ず移載部122を回転させることとなるが、この場合はコントローラ71から電磁クラッチ130に対して制御信号C10を出力して差動ギア125とギアボックス131とを連結して連結ギア69を回転させ、この連結ギア69と噛み合っている回転ギア(RG)67を回転させて移載部122を回転させる。 【0139】次に、昇降の際には、コントローラ71から電磁クラッチ132に対して制御信号C11を出力して差動ギア125とギアボックス133とを連結して昇降リール(LD)76A〜76Dを回転させて懸垂部33を昇降させる。 【0140】なお、これらの制御信号C10、C11は、動力源のそれぞれ各電磁クラッチ130,132の切替・ブレーキをするとともに、走行スピードの制御、回転方向の制御、昇降の制御などを行う信号も併せて出力する。 【0141】今までは、ステーションと搬送台車が主として1対1の関係での給電方法と給電装置の説明であったが、これをステーションと搬送台車の少なくともいずれかが複数に亘る場合は搬送システムとしての構成となる。この場合であっても今までのステーション13が搬送台車24、123に給電する技術を基本的に適用することができる。 【0142】この場合は、開放部23を下方に向けたC字状のレール部20に固定されたループ状の給電線22を介して電力を供給する給電部27を有する複数のステーションと、この電力を受電して充電されるバッテリ93を搭載し、レール部20を走行する複数の懸垂形の搬送台車とを具備する搬送システムが前提である。 【0143】搬送台車の停止の際には、所定のステーションに停止しているか否かを、運行識別手段として機能する所定の識別マーク106を運行検知器107が検知することにより知ることができ、これを検知することにより搬送台車24,123が停止され、所定のステーションでの移載作業が電磁開閉手段28から給電されて既述のごとく開始される。 【0144】更に、搬送台車の走行の際には、区間識別手段102Aによりこの搬送台車が無給電区間NTにいるか否かを識別し、この区間識別手段102Aによる無給電区間NT以外との識別結果により、走行給電部27Aからバッテリ93へ電力の供給をして、バッテリ93を充電しながら走行し、無給電区間NTの場合は、この給電を停止してバッテリ93のみで走行し、電磁障害をゼロとするようにしたものである。 【0145】また、図1に示すループL3の登坂区間L3A、L3Bのようにバッテリ93の消耗が激しく、負荷電流が増大したり、走行のスピードが低下するような大消耗区間である指定区間DTを、例えばコントローラ71が負荷電流などから検知した場合は、これをコントローラ102に伝送し走行給電部27Aの給電電圧を上昇させて給電電流を抑えながら必要な電力を供給して走行を維持しながら、外部への電磁障害を抑える。 【0146】さらに、走行中は、バッテリ93から流出する電流値を検出抵抗109を介して測定し、バッテリ93から負荷への電力供給の開始以降の経過時間をコントローラ71で計測し、さらにバッテリ93の中の電解液の温度を温度センサ113で測定して、コントローラ71はこれらの電流値と経過時間と温度の計測データとを評価してステーション13、あるいは運行管理室114などに通信端111を介して無線で伝送するようにしてバッテリ93の管理をすることにより安定で信頼できる搬送システムとすることができる。 【0147】なお、この運行管理室114は、各ステーションに個別に設ける必要はなく、搬送システムの全体に対して、1個の運行管理室114を設けて、各ループの運行を統一的に管理するようにしても良い。 【0148】このような構成により、複数階に亘ってループが構成されている大規模な搬送システムでも、レール21から漏洩する給電線22からの高周波の電磁波による、電子機器で構成される医療装置に対する、電磁波障害を必要に応じて任意に避けることができるので、病院などでの本発明に係る搬送システムの利用の可能性を拡大することができる。 【0149】複数のステーションを有する搬送システムに係るものでは、例えば、図1に示す搬送システムにおいて、地階に配設されて水平移動する異なるループL1とループL2には、開放部23を下方に向けたC字状のレール部20に固定されたループ状の給電線22が別個に配設されており複数のステーションから給電部を介して電力が供給されている。 【0150】そして、搬送台車24、123は受電部を介して充電されるバッテリを搭載し開放部23に懸垂されて走行しているが、搬送台車24、123が所定のループL1から離脱して別のループL2に移行するシフター11には、いずれからも給電されず、搬送台車24、123はバッテリ93を動力源として走行するようにしたものである。 【0151】このような構成の搬送システムにすると、シフター11の部分において、格別に給電線を敷設する必要がなくなり煩わしい配線が不要になると共にバッテリを小型化することができる。このように、バッテリのみの走行は、必ずしも無給電区間NTのみに限らず採用することができ、場面に応じた多彩な走行運用が可能となる。 【0152】今までの説明では、複数のステーションと複数の搬送台車で構成される搬送システムの場合であってレール部全体に給電線を敷設する構成としたが、これとは別に、図1のループL5に示すように、1つのループを所定の距離に複数に分割(図1では、簡単のためL5AとL5Bの2つに分割)して構成し、分割されたレール部ごとに給電線を設けてステーションから給電し、分割された1つのループ(図1ではL5A)から他のループ(図1ではL5B)へ移動するレールの無給電区間Lだけ給電線を配設しない構成とする。 【0153】そして、搬送台車は、レール部では各ステーションとは磁性コア84と磁性部材87とが若干の間隙を持って電磁結合により給電され、無給電区間NTでは搬送台車のバッテリを駆動源として走行するようにしたものである。 【0154】このような構成をとると、ループの分割数に対応してバッテリの容量と重量、つまり速度とのバランスをとって任意のループを設定することができるので、レール部を搬送台車が搬送する搬送システムを柔軟に設計することができる。 【0155】 【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る搬送台車の充電方法によれば、レール部に懸垂された懸垂形の搬送台車が、走行中は走行給電部から基本的にはバッテリを必要に応じて充電しながら、停止中には停止給電部から搬送台車の移載部に大電力を給電する構成としたので、長寿命のバッテリ走行を可能としながらパワーを必要とする搬送物の移載作業をスムーズに実行することができる安全で信頼性の高い搬送台車の充電方法を提供することができる。 【0156】また、以上の搬送台車の第1の給電装置の構成によれば、レール部に懸垂された懸垂形の搬送台車が、走行中は走行給電部から基本的にはバッテリを必要に応じて充電しながら、停止中には搬送台車で結合されて停止給電部から搬送台車の移載部に大電力を給電する構成としたので、長寿命のバッテリ走行を可能としながらパワーを必要とする搬送物の移載作業をスムーズに実行することができる安全で信頼性の高い搬送台車の充電装置を提供することができる。 【0157】さらに、以上の搬送台車の第2の給電装置の構成によれば、停止給電部からの給電を受け、走行に使用したモータからの動力をクラッチを用いて切り替えて、少なくとも搬送物を格納する懸垂部の昇降作業を行うようにしたので、走行、回転、昇降の各動作を1つの原始モータを用いて実行でき、このため構成を簡単にすることができ、移載作業が大電力で低コストで実行できるメリットがある。 【0158】また、以上の搬送台車の搬送システムの構成によれば、搬送台車が停止しているか否かを運行識別手段で検知し、停止していると判断されたときは、所定のステーションで搬送台車と結合されて停止給電部から搬送台車の移載部に大電力を給電する構成としたので、各ステーションでパワーを必要とする搬送物の移載作業をスムーズに実行することができる信頼性の高い搬送台車の搬送システムを提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000152882 【氏名又は名称】株式会社日本シューター
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| 【出願日】 |
平成12年1月31日(2000.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063174 【弁理士】 【氏名又は名称】佐々木 功 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−218307(P2001−218307A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月10日(2001.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−21945(P2000−21945) |
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