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【発明の名称】 電気自動車および充電装置
【発明者】 【氏名】棚橋 茂雄

【要約】 【課題】車両走行条件に適したアクセルの操作レスポンスが得られる電気自動車の提供。

【解決手段】電気自動車Aは、走行用のDCブラシレスモータ1と、車載バッテリ21、22と、これら車載バッテリ21、22から電力供給を受けアクセルの踏み量に対応したアクセル信号121に基づいてDCブラシレスモータ1を通電制御するインバータ回路11と、車載バッテリ21、22を直列接続、並列接続にする切替スイッチ31、32とを備え、車両走行条件に応じて切替スイッチ31、32とを切り替える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行用のモータと、複数の車載バッテリと、これら車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいて前記モータを通電制御するモータ駆動回路と、複数の車載バッテリの接続状態を切り替える切替スイッチとを備え、車両走行条件に応じて前記切替スイッチを切り替えることを特徴とする電気自動車。
【請求項2】 走行用のモータと、第1、第2の車載バッテリと、これら車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいて前記モータを通電制御するモータ駆動回路と、第2端子に前記第2の車載バッテリの一方極を接続し、共通端子に前記第1の車載バッテリの一方極および前記モータ駆動回路の入力側を接続した第1の切替スイッチと、前記第1の切替スイッチと連動して切り替わるとともに、第1端子に前記第2の車載バッテリの一方極を接続し、第2端子に前記第2の車載バッテリの他方極を接続し、共通端子が前記第1の車載バッテリの他方極に接続される第2の切替スイッチとを備え、車両走行条件に応じて前記第1、第2の切替スイッチを切り替えることを特徴とする電気自動車。
【請求項3】 走行用のモータと、第1、第2、第3、第4の車載バッテリと、これら車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいて前記モータを通電制御するモータ駆動回路と、前記第1、第2、第3、第4の車載バッテリを全て並列に接続する第1の状態と、前記第1、第2の車載バッテリを並列に接続したものと前記第3、第4の車載バッテリを並列に接続したものとを直列に接続する第2の状態と、前記第1、第2、第3、第4の車載バッテリを全て直列に接続する第3の状態とを切り替える切替スイッチとを備え、車両走行条件に応じて前記切替スイッチを切り替えることを特徴とする電気自動車。
【請求項4】 前記切替スイッチの切り替えは、前記アクセルが踏まれていない場合のみ可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の電気自動車。
【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかの電気自動車に装着して使用する充電装置であって、エンジンと、該エンジンによって駆動される発電機と、車載バッテリ数に等しい独立した出力系統を有し、入力側を前記発電機に電気接続した充電回路と、各車載バッテリの充電状態を考慮して前記エンジンの出力を制御するエンジン制御器とを備える充電装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用のモータを車載バッテリの電力で廻して走行する電気自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】走行用のモータと、車載バッテリと、車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいてモータを通電制御するモータ駆動回路とを備えた電気自動車が従来より知られている。そして、電気自動車は、AC- 100V等を使用して充電している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電気自動車は、高速道路では高速走行が要求され、狭い道や車庫入れでは低速走行が要求され、満員乗車時や上り坂では高負荷走行が要求される。このため、例えば、狭い道で誤ってアクセルを強く踏み込むと急加速してしまうので、運転手は、車両が走行する車両走行状態に応じてアクセルの踏み量を調整していた。また、電気自動車の車載バッテリを充電するための電気スタンドが一つの県に2〜3カ所しかないので、バッテリの残容量を気にしながら運転する必要があった。
【0004】本発明の第1の目的は、車両走行条件に適したアクセルの操作レスポンスが得られる電気自動車の提供にある。本発明の第2の目的は、車両走行条件に適したアクセルの操作レスポンスが得られ、且つバッテリ上がりを防止した電気自動車の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、本発明は、以下の構成を採用した。
(1)電気自動車は、走行用のモータと、複数の車載バッテリと、これら車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいて前記モータを通電制御するモータ駆動回路と、複数の車載バッテリの接続状態を切り替える切替スイッチとを備え、車両走行条件に応じて前記切替スイッチを切り替える。
【0006】(2)電気自動車は、走行用のモータと、第1、第2の車載バッテリと、これら車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいて前記モータを通電制御するモータ駆動回路と、第2端子に前記第2の車載バッテリの一方極を接続し、共通端子に前記第1の車載バッテリの一方極および前記モータ駆動回路の入力側を接続した第1の切替スイッチと、前記第1の切替スイッチと連動して切り替わるとともに、第1端子に前記第2の車載バッテリの一方極を接続し、第2端子に前記第2の車載バッテリの他方極を接続し、共通端子が前記第1の車載バッテリの他方極に接続される第2の切替スイッチとを備え、車両走行条件に応じて前記第1、第2の切替スイッチを切り替える。
【0007】(3)電気自動車は、走行用のモータと、第1、第2、第3、第4の車載バッテリと、これら車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいて前記モータを通電制御するモータ駆動回路と、前記第1、第2、第3、第4の車載バッテリを全て並列に接続する第1の状態と、前記第1、第2の車載バッテリを並列に接続したものと前記第3、第4の車載バッテリを並列に接続したものとを直列に接続する第2の状態と、前記第1、第2、第3、第4の車載バッテリを全て直列に接続する第3の状態とを切り替える切替スイッチとを備え、車両走行条件に応じて前記切替スイッチを切り替える。
【0008】(4)電気自動車は、上記(1)〜(3)の構成を有し、前記切替スイッチの切り替えは、前記アクセルが踏まれていない場合のみ可能である。
【0009】(5)上記(1)〜(4)の何れかの電気自動車に装着して使用する充電装置であって、エンジンと、該エンジンによって駆動される発電機と、車載バッテリ数に等しい独立した出力系統を有し、入力側を前記発電機に電気接続した充電回路と、各車載バッテリの充電状態を考慮して前記エンジンの出力を制御するエンジン制御器とを備える。
【0010】
【作用及び発明の効果】〔請求項1について〕電気自動車は、走行用のモータと、複数の車載バッテリと、これら車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいてモータを通電制御するモータ駆動回路と、複数の車載バッテリの接続状態を切り替える切替スイッチとを備える。高速走行が要求される高速道路では、複数の車載バッテリが直列接続される様に切替スイッチを手動または自動で切り替える。
【0011】また、低速走行が要求される狭い道や車庫入れでは、複数の車載バッテリが並列接続される様に切替スイッチを手動または自動で切り替える。さらに、高負荷走行が要求される満員乗車時や上り坂では、車載バッテリを並列接続した組が作られ、この組が直列接続される様に切替スイッチを手動または自動で切り替える。これにより、電気自動車は、車両が走行する車両走行状態に適したアクセルの操作レスポンスが得られ、使い勝手が良い。
【0012】〔請求項2について〕電気自動車は、走行用のモータと、第1、第2の車載バッテリと、これら車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいてモータを通電制御するモータ駆動回路と、第2端子に第2の車載バッテリの一方極を接続し、共通端子に第1の車載バッテリの一方極およびモータ駆動回路の入力側を接続した第1の切替スイッチと、第1の切替スイッチと連動して切り替わるとともに、第1端子に第2の車載バッテリの一方極を接続し、第2端子に第2の車載バッテリの他方極を接続し、共通端子が第1の車載バッテリの他方極に接続される第2の切替スイッチとを備える。
【0013】高速走行が要求される高速道路では、第1、第2の切替スイッチの各共通端子が各第1端子に接続される様に、第1、第2の切替スイッチを手動または自動で切り替えて第1、第2の車載バッテリを直列接続にする。また、低速走行が要求される狭い道や車庫入れでは、第1、第2の切替スイッチの各共通端子が各第2端子に接続される様に、第1、第2の切替スイッチを手動または自動で切り替えて第1、第2の車載バッテリを並列接続にする。これにより、電気自動車は、車両が走行する車両走行状態に適したアクセルの操作レスポンスが得られ、使い勝手が良い。
【0014】〔請求項3について〕電気自動車は、走行用のモータと、第1、第2、第3、第4の車載バッテリと、これら車載バッテリから電力供給を受け、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号に基づいてモータを通電制御するモータ駆動回路と、第1、第2、第3、第4の車載バッテリを全て並列に接続する第1の状態と、第1、第2の車載バッテリを並列に接続したものと第3、第4の車載バッテリを並列に接続したものとを直列に接続する第2の状態と、第1、第2、第3、第4の車載バッテリを全て直列に接続する第3の状態とを切り替える切替スイッチとを備える。
【0015】高速走行が要求される高速道路では、切替スイッチを第3の状態に手動または自動で切り替えて、第1、第2、第3、第4の車載バッテリを全て直列に接続する。また、低速走行が要求される狭い道や車庫入れでは、切替スイッチを第1の状態に手動または自動で切り替えて、第1、第2、第3、第4の車載バッテリを全て並列に接続する。さらに、高負荷走行が要求される満員乗車時や上り坂では、切替スイッチを第2の状態に手動または自動で切り替えて、第1、第2の車載バッテリを並列に接続したものと第3、第4の車載バッテリを並列に接続したものとを直列に接続する。これにより、電気自動車は、車両が走行する車両走行状態に適したアクセルの操作レスポンスが得られ、使い勝手が良い。
【0016】〔請求項4について〕アクセルが踏まれている場合に切替スイッチが切り替わると、切り替わりと同時に電気自動車が急に加速したり減速する。請求項4の構成を有する電気自動車は、アクセルが踏まれていない場合のみ切替スイッチの切り替えが可能であるので急加速や急減速が起きず安全である。
【0017】〔請求項5について〕発電機は、エンジンによって駆動されて発電する。入力側を発電機に電気接続した充電回路は、車載バッテリ数に等しい独立した出力系統からバッテリ充電用の電力を出力する。エンジン制御器は、各車載バッテリの充電状態を考慮してエンジンの出力を制御する。
【0018】充電回路は、車載バッテリ数に等しい独立した出力系統を有するので、切替スイッチの位置(車載バッテリの接続状態)に係わらず、全ての車載バッテリを確実に充電することができる。各車載バッテリの充電状態を考慮してエンジン制御器がエンジンの出力を制御するので、常に車載バッテリを満充電に近い状態に維持できるとともに、エンジンを作動させるための燃料の無駄な消費を抑えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例(請求項1、2、5に対応)を図1〜図3に基づいて説明する。図に示す如く、電気自動車Aは、走行用のDCブラシレスモータ1と、車載バッテリ21、22と、車載バッテリ21、22から電力供給を受けDCブラシレスモータ1を通電制御するインバータ回路11と、アクセルの踏み量に対応したアクセル信号121に基づいてインバータ回路11を通電制御する制御回路12と、車載バッテリ21、22の接続状態を切り替える切替スイッチ31、32とを備える。この電気自動車Aには、オプションとして、車載バッテリ21、22を充電するための充電装置4が用意されている。
【0020】車載バッテリ21、22は、大容量(200Ah/5h)の鉛蓄電池であり、各バッテリの端子電圧は約150Vである。そして、車載バッテリ21の(+) 極211、(-) 極212は、充電端子40の端子401、402に電気接続され、車載バッテリ22の(+) 極221、(-) 極222は、充電端子40の端子403、404に電気接続されている。
【0021】インバータ回路11は、6個のIGBT及びフライホイールダイオードをブリッジ接続した公知の回路である。制御回路12は、電流センサ120からの信号及びアクセル(図示せず)の踏み量に対応したアクセル信号121に基づいてインバータ回路11を制御する。
【0022】切替スイッチ31は、第2端子312(図示並列)を車載バッテリ22の(+)極221に接続し、共通端子310を車載バッテリ21の(+) 極211およびインバータ回路11の入力側に接続している。また、切替スイッチ31は、何処にも接続しない第1端子311(図示直列)および第3端子313(図示OFF)を備える。
【0023】切替スイッチ32は、第1端子321を車載バッテリ22の(+) 極221に接続し、第2端子322を車載バッテリ22の(-) 極222に接続し、共通端子320を車載バッテリ21の(-) 極212に接続している。また、切替スイッチ32は、通常の自動車のキーオフに相当する、何処にも接続しない第3端子323(図示OFF)を備える。切替スイッチ31、32は、運転席の適所に取り付けられた操作レバー(図示せず)の操作によって連動して切り替わる。
【0024】充電装置4は、エンジン41と、該エンジン41によって駆動される発電機42と、入力側を発電機42に電気接続した充電回路43と、エンジン41の出力を制御するエンジン制御器44、燃料タンク(図示せず)と、基台45とを備える。 この充電装置4は、図3に示す様に、電気自動車Aのボンネット400内の取付台410に、ボルト413とナット(図示せず)とにより取り付けることができる。この場合には、後述するコネクタ46を充電端子40に嵌め込んで電気接続する。
【0025】エンジン41は、ガソリンや軽油等の燃料を使用し、エンジン制御器44が出力する信号に応じた回転数で回転軸が回転する。なお、エンジン41が出す排気ガスは、排気管411、穴412を介して車外に排出される。
【0026】充電回路43は、図2に示す様に、二系統の独立した充電電力を取り出すためのワイヤー431、432を有する。なお、図3に示す様に、ワイヤー431、432の先端にコネクタ46を電気接続している。
【0027】つぎに、電気自動車Aの利点を作動とともに述べる。低速走行が要求される、狭い道を走行する場合や車庫入れを行う場合には、運転席の適所に取り付けられた操作レバーを手動で“並列”位置にセットし、第1の切替スイッチ31、第2の切替スイッチ32の共通端子310、320を第2端子312、322に電気接続して車載バッテリ21、22を並列接続にする。この場合、インバータ回路11は、車載バッテリ21、22から電力供給を受けてDCブラシレスモータ1を通電制御し、電気自動車Aはアクセルの踏み量に対応した低速度で走行する。なお、“並列”位置では、誤ってアクセルを強く踏み込んでも急加速しないので安全である。
【0028】また、高速走行が要求される高速道路に入る場合には、運転席の適所に取り付けられた操作レバーを手動で“直列”位置にセットし、第1の切替スイッチ31、第2の切替スイッチ32の共通端子310、320を第1端子311、321に電気接続して車載バッテリ21、22を直列接続にする。
【0029】この場合、インバータ回路11は、車載バッテリ21、22から電力供給を受けてDCブラシレスモータ1を通電制御し、電気自動車Aはアクセルの踏み量に対応した高速度で走行する。
【0030】電気自動車Aは、車両が走行する車両走行状態に適したアクセルの操作レスポンスが得られ、使い勝手が良い。また、“並列”位置では、誤ってアクセルを強く踏み込んでも急加速しないので安全である。
【0031】充電装置4を取り付けた場合には、充電回路43が二系統の独立した充電電力を出力するので、電気自動車Aは、車両の走行状態(走行中/停車中)、および切替スイッチの位置(並列/直列)に係わらず、車載バッテリ21、22を常に満充電状態にすることができる。
【0032】充電装置4は着脱自在であるので、電気自動車Aを電気スタンドの近くで運転する場合には取り外して車両重量を軽くすることができる。また、電気スタンドの近くでのみ使用する使用者の場合には、充電装置4を付けずに電気自動車Aを購入することができ購入金額を低く抑えることができる。
【0033】なお、図2に示す充電装置4以外に、ソーラーパネルや風力発電機等で発電した電力で車載バッテリ21、22を充電しても良い。この場合、充電回路の出力系統が一系統しかない場合には、切替スイッチ31、32を第3端子313、323に切り替え、充電容量の不均一を防止するため、車載バッテリ21、22を交互に充電する。なお、車載バッテリが一系統で充電装置を持たない通常の電気自動車であっても、ボンネットやトランク等に取り付けスペースがある場合には、充電装置4を着脱自在に搭載することができる。
【0034】つぎに、本発明の第2実施例(請求項1、3、4に対応)を図4に基づいて説明する。電気自動車Bは以下の構成以外は電気自動車Aと同じである。車載バッテリ51、52、53、54は、大容量(100Ah/5h)の鉛蓄電池であり、各バッテリの端子電圧は約75Vである。また、600はメインスイッチである。
【0035】そして、車載バッテリ51、52、53、54の(+) 極511、(-) 極512は、充電端子50の端子501、502に電気接続され、車載バッテリ52の(+) 極521、(-) 極522は、充電端子50の端子503、504に電気接続され、車載バッテリ53の(+) 極531、(-) 極532は、充電端子50の端子505、506に電気接続され、車載バッテリ54の(+) 極541、(-) 極542は、充電端子50の端子507、508に電気接続されている。
【0036】61、62、63は大容量のリレー接点であり、運転席の適所に取り付けられた操作スイッチ6の操作によってリレー切替回路60から発せられるリレー切替信号に基づいて下記に示す様に切り替わる。なお、リレー切替回路60はアクセル信号121が出ていない状態(アクセルが踏まれていない状態)の場合に限り、操作スイッチ6の操作を有効にしている。
【0037】v位置では、リレー接点61、62、63は全て非励磁側(図示位置)。2v位置では、リレー接点61、62は共に非励磁側(図示位置)、リレー接点63は励磁側。4v位置では、リレー接点61、62、63は全て励磁側。
【0038】つぎに、電気自動車Bの利点を作動とともに述べる。低速走行が要求される、狭い道を走行する場合や車庫入れを行う場合には、アクセルペダルから足を離した状態で、運転席の適所に取り付けられた操作スイッチ6を手動で“v”位置にセットし、リレー接点61、62、63を全て非励磁側(図示位置)にして車載バッテリ51、52、53、54を並列接続にする。
【0039】この場合、インバータ回路11は車載バッテリ51、52、53、54から電圧vの電力供給を受けてDCブラシレスモータ1を通電制御し、電気自動車Bは、図5のグラフ(“v”のカーブ)に示す様にアクセルの踏み量に対応した低速度で走行する。なお、“v”位置では、誤ってアクセルを強く踏み込んでも急加速しないので安全である。
【0040】高負荷走行が要求される満員乗車時や上り坂では、アクセルペダルから足を離した状態で、運転席の適所に取り付けられた操作スイッチ6を手動で“2v”位置にセットし、リレー接点61、62を共に非励磁側(図示位置)、リレー接点63を励磁側にする。これにより、車載バッテリ51、52を並列に接続したものと車載バッテリ53、54を並列に接続したものとが直列に接続される。
【0041】この場合、インバータ回路11は、車載バッテリ51、52、53、54から電圧2vの電力供給を受けてDCブラシレスモータ1を通電制御し、電気自動車Bは、図5のグラフ(“2v”のカーブ)に示す様にアクセルの踏み量に対応した中速度で走行する。この“2v”位置では、高いトルクと適度な速度が得られる。
【0042】高速走行が要求される高速道路に入る場合には、アクセルペダルから足を離した状態で、運転席の適所に取り付けられた操作スイッチ6を手動で“4v”位置にセットし、リレー接点61、62、63を全て非励磁側にする。これにより、車載バッテリ51、52、53、54が直列に接続される。
【0043】この場合、インバータ回路11は、車載バッテリ51、52、53、54から電圧4vの電力供給を受けてDCブラシレスモータ1を通電制御し、電気自動車Bは、図5のグラフ(“4v”のカーブ)に示す様にアクセルの踏み量に対応した高速度で走行する。この“4v”位置では、速い速度が得られる。
【0044】電気自動車Bは、車両が走行する車両走行状態に適したアクセルの操作レスポンスが得られ、使い勝手が良い。また、“v”位置では、誤ってアクセルを強く踏み込んでも急加速しないので安全である。
【0045】更に、充電回路が四系統の独立した充電電力を出力する、充電装置4に相当する充電装置を取り付けた場合には、車両の走行状態(走行中/停車中)、および操作スイッチ6の位置に係わらず、車載バッテリ51、52、53、54を常に満充電状態にすることができる。
【出願人】 【識別番号】597083194
【氏名又は名称】棚橋 茂雄
【出願日】 平成11年10月19日(1999.10.19)
【代理人】 【識別番号】100080045
【弁理士】
【氏名又は名称】石黒 健二
【公開番号】 特開2001−119813(P2001−119813A)
【公開日】 平成13年4月27日(2001.4.27)
【出願番号】 特願平11−296372