| 【発明の名称】 |
車両用電動発電装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松原 謙一郎
【氏名】門向 裕三
【氏名】印南 敏之
【氏名】安嶋 耕
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| 【要約】 |
【課題】車両の乗り心地及び安定性を損うことなく電動発電機を駆動できる車両用電動発電装置を提供する.
【解決手段】電動機能と発電機能を有するモータ10と,遊星歯車機構60と電磁クラッチ40とで構成される変速機30とによって電動発電機2を構成し、回転軸20の端近傍にサンギヤを形成し,プラネットキャリアとしての入出力軸64をエンジンのクランク軸にベルト81で連結し、電動発電機を電動機或いは発電機として駆動した後に、回転軸20が嵌合されたクラッチロータ44と、リングギヤ63が係合されるケーシング65とを締結する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】エンジンのクランク軸に接続されて電動機及び発電機として機能する電動発電機と、前記電動発電機と前記クランク軸との間に設けられて前記電動発電機で発生した駆動力を前記クランク軸側に減速して伝達する変速機と、エンジンの始動時に前記電動発電機を電動機として機能させ、エンジンの始動後に前記電動発電機を発電機として機能させる切替装置とを備えた車両用電動発電装置であって、前記電動発電機を電動機として機能するときと発電機として機能するときとでその回転軸が同じ方向に回転するように構成したことを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項2】請求項1に記載の車両用電動発電装置において、前記変速機は、前記電動発電機側から前記クランク軸側に駆動力を伝達するときは減速比が1よりも大きな値を持つように構成され、前記クランク軸側から前記電動発電機側に駆動力を伝達するときは減速比が1になるように構成されていることを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項3】請求項1に記載の車両用電動発電装置において、前記変速機を中央部にサンギヤと前記サンギヤの外側にリングギヤと前記サンギヤと前記リングギヤとかみ合うように設けられた複数のプラネットギヤと前記複数のプラネットギヤを支持するプラネットキャリアとを有する遊星歯車装置で構成し、前記サンギヤを前記電動発電機の回転軸に設け、前記プラネットキャリアを前記電動発電機からの駆動力を前記クランク軸側に出力し前記クランク軸側からの駆動力を受ける入出力軸に設け、前記リングギヤに前記電動発電機の回転軸の回転方向と逆方向の回転を防止する一方向クラッチを設け、前記切替装置として前記サンギヤ、リングギヤ及びプラネットキャリアが一体で回転するようにこれら3つのギヤのうち少なくともいずれか2つのギヤの締結と締結の解除を行う電磁クラッチとを備えたことを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項4】エンジンのクランク軸に接続されて電動機及び発電機として機能する電動発電機と、前記電動発電機と前記クランク軸との間に設けられて前記電動発電機で発生した駆動力を前記クランク軸側に減速して伝達する変速機と、エンジンの始動時に前記電動発電機を電動機として機能させ、エンジンの始動後に前記電動発電機を発電機として機能させる切替装置とを備えた車両用電動発電装置であって、前記電動発電機を電動機として駆動したときの回転子の回転方向と、前記電動発電機を発電機として駆動するときの前記クランク軸に連結される前記変速機の入出力軸の回転方向とを同一にしたことを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項5】エンジンのクランク軸と双方向の駆動力伝達が可能な電動機能と発電機能とを有する電動発電機と、前記電動発電機を制御する電動発電機制御装置と、前記電動発電機に係る充放電を担う高電圧バッテリと、車両電気負荷に電力を供給する低電圧バッテリと、前記電動発電機と前記高電圧バッテリとの間で電力変換を行うインバータと、前記高電圧バッテリと前記低電圧バッテリとの間で電圧変換を行う直流−直流コンバータとを備えてなる車両用電動発電装置であって、前記電動発電機と前記クランク軸との間に駆動力の伝達を行う変速機を備え、前記変速機は、前記電動発電機が電動機として運転されるときの前記電動発電機の回転軸の回転方向と該変速機の入出力軸の回転方向とが同じになるように構成されていることを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項6】請求項5に記載の車両用電動発電装置において、前記電動発電機は固定子巻線が巻装された固定子と回転軸に回転子鉄心が嵌合された回転子とを備え、前記クランク軸側に連結されたプラネットキャリアと前記電動発電機の回転軸側に連結されたサンギヤとを有する遊星歯車装置を備え、前記回転子と相対回転可能であって前記遊星歯車装置のリングギヤに連結された回転体を備え、前記回転体と前記回転子の締結を断続するクラッチ手段を備えたことを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項7】請求項5に記載の車両用電動発電装置において、前記電動発電機は固定子巻線が巻装された固定子と回転軸に回転子鉄心が嵌合された回転子とを備え、前記クランク軸側に連結されたプラネットキャリアと前記電動発電機の回転軸側に連結されたサンギヤとを有する遊星歯車装置を備え、前記回転子と相対回転可能であって前記遊星歯車装置のリングギヤに連結された回転体を備え、前記回転体の固定を断続するブレーキ装置を備え、前記回転子と車両補機とを前記回転子から車両補機に駆動力が伝達されるように連結する連結装置を設けたことを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項8】請求項7に記載の車両用電動発電装置において、前記補機はコンプレッサ及びオイルポンプであることを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項9】請求項7に記載の車両用電動発電装置において、エンジン始動時に前記ブレーキ装置を作動させることを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項10】請求項6に記載の車両用電動発電装置において、前記制御装置は、前記クラッチ手段を動作させる前に、電動発電機を電動機或いは発電機として駆動するように制御することを特徴とする車両用電動発電装置。 【請求項11】請求項1、4又は請求項5のいずれかに記載の車両用電動発電装置を搭載したことを特徴とするハイブリッド車両。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電動機能と発電機能を備えた車両用電動発電装置に関する。 【0002】 【従来の技術】エンジンの出力軸にスタータを兼用する交流機を直結し、交流機を電動機及び発電機として切り換えて駆動することにより、車両の発進時には電動機の駆動力により円滑な加速を行い、車両の減速又は停止時にはブレーキ力を発電電力に変換してバッテリに蓄積する内燃機関の制御装置が特開昭62−93435号公報に開示されている。 【0003】この装置では、内燃機関のフライホイール部外周ギヤと係合するギヤ機構と、交流機の出力軸と同軸上に設けられ前記ギヤ機構と係合する小歯車と、ギヤ機構をクランプする電磁クラッチとを設け、エンジンの始動時には電磁クラッチをオフにして交流機の出力軸が小歯車とギヤ機構を介して大きな減速比でエンジンと連結されると共に、交流機を電動機として駆動し、エンジンを停止させるときには電磁クラッチをオンにして交流機の出力軸が小歯車とギヤ機構を介して小さな減速比でエンジンと連結されると共に、交流機を発電機として駆動している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれば、始動時に、交流機の回転軸と遊星歯車装置のリングギヤを構成する小径ギヤとが逆方向に回転するため、電磁クラッチで締結する際に交流機の回転軸の回転慣性の影響によりエンジンの回転数が急激に低下することが考えられる。このような状況は車両の乗り心地や安定性を向上する上で好ましくない。 【0005】本発明の目的は、車両の乗り心地及び安定性を向上できるように電動発電機を駆動できる車両用電動発電装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明では、電動機及び発電機として機能する電動発電機とエンジンのクランク軸との間に双方向に駆動力を伝達する変速機を設け、この変速機を電動発電機が電動機として機能するときと発電機として機能するときとでその回転軸が同じ方向に回転するように構成する。 【0007】または、電動発電機を電動機として駆動したときの回転子の回転方向と、電動発電機を発電機として駆動するときのクランク軸に連結される変速機の入出力軸の回転方向とが同じになるように構成する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用電動発電装置1の第1の実施例を図1〜図5を参照して説明する。 【0009】本実施例の車両用電動発電装置1の構成を図1に示す。図1において、車両用電動発電装置1は、エンジン101と双方向の駆動力伝達を行う電動発電機2と、電動発電機2に係る充放電を担う高電圧バッテリ5と、電動発電機2と高電圧バッテリ5との間で電力変換を行うインバータ3と、電動発電機2を制御する電動発電機制御装置4と、一般的な車両電気負荷に電力を供給する低電圧バッテリ6と、高電圧系と低電圧系との間で電圧変換を行うDC/DCコンバータ7等から構成されている。電動発電機2には変速機30を備えており、変速機30は電動発電機制御装置4からの制御指令値により変速動作を行う。 【0010】車両用電動発電装置1の車両100への搭載例を図2に示す。図2において、電動発電機2はエンジン101の外側に横置き方式で搭載されており、クランク軸プーリ103との間にベルト81が掛け渡され、これによりエンジン101と双方向の駆動力伝達が行われる。尚、電動発電機2の配置はエンジン101の配置の都合により適宜最適化することができ、エンジン101を車両100に対して横置きに配置した場合でも電動発電機2を搭載することが可能である。また、電動発電機2以外の装置、機器等もエンジンルーム105内に配置されているが、その詳細については図示しない車両関連機器の配置の都合により適宜最適化することができ、さらにエンジンルーム105以外の場所に配置することも可能である。 【0011】ここで、車両用電動発電装置1を電動機として駆動したとき(以下、電動時という)及び発電機として駆動したとき(以下、発電時という)の動作を簡単に説明する。電動時は、高電圧バッテリ5の直流電力がインバータ3により適切な交流電力に変換され、この電力で電動発電機2が回転し駆動力が発生する。この駆動力はベルト81を介してクランク軸102に伝達される。また発電時は、エンジン101の駆動力の一部がベルト81を介して電動発電機2に伝達され交流電力が発生する。これがインバータ3により適切な直流電力に変換され、高電圧バッテリ5に蓄えられる。また一部はDC/DCコンバータ7を介して低電圧系に供給され、車両電気負荷、低電圧バッテリ6に分配される。 【0012】ここで、本実施例においては、高電圧バッテリ5として電圧が約42Vのバッテリを使用し、低電圧バッテリ6として高電圧バッテリ5よりも電圧が低い約12〜14Vのバッテリを使用している。 【0013】以下、電動発電機2の構造を図3の側面縦断面図を参照して説明する。 【0014】本実施例においては、電動発電機2はモータ10と変速機30を組み合わせた構造として取り扱う。尚、発明が不明瞭にならない範囲で、電動発電機2を変速機30を含まない構造として扱うことに問題はない。変速機30はクラッチ手段としての電磁クラッチ40,遊星歯車機構(遊星歯車装置)60等から構成されている。モータ10と変速機30とは、例えば通しボルト90により一体に締結されている。 【0015】まず、モータ10の構造について説明する。尚、一般的にモータ10としては同期モータと誘導モータの二つが考えられるが、両者に構造上の大きな相違が無いため、以下では後者を例に説明する。 【0016】概円筒形状のモータハウジング11の内側には、固定子鉄心13に固定子コイル14が巻装されてなる固定子12が、例えば焼嵌め、圧入等の嵌合手段により嵌合されている。モータハウジング11の両端には、軸受保持部17a,17bを有するフロントブラケット15及びリヤブラケット16がそれぞれ嵌合されている。モータハウジング11には一組の脚18a,18bが一体で設けられており、これが図示しないエンジンの取付け部104に係合され、固定ボルト91により固定されている。 【0017】固定子12の内側には、回転軸20の固定子鉄心13に相対する位置に回転子鉄心21が前記嵌合手段により嵌合された回転子19が配置されており、固定子12内側で回転可能な如くに軸受22a,22bを介して両ブラケット15,16で支承されている。尚、回転子鉄心21は図示しない複数個のスロットが備わる薄厚鋼板が複数枚積層され、各スロットに両端を短絡するように例えばアルミ合金が鋳込まれた構造であり、これにより誘導モータに特有のかご形回転子が形成されている。 【0018】次に、変速機30を構成する電磁クラッチ40の構造について説明する。 【0019】コイル42が巻装されたコア41は、取付け板43を介してフロントブラケット15に固定されており、図示しない固定ボルトによりモータ10に同軸に固定されている。クラッチロータ44は、コア41と一定距離を保って回転可能な如くに支承されており、その中心にはフロントブラケット15から突出する回転軸20が、例えば圧入等の嵌合手段により嵌合されている。アーマチュア45は、クラッチロータ44と一定距離を保って相対回転可能な如くに支承されており、その端面には板ばね46が図示しない固定ボルトにより固定されている。 【0020】次に変速機30を構成する遊星歯車機構(遊星歯車装置)60の構造について説明する。 【0021】ケーシング65の内側には、これと相対回転不可能な如くにリングギヤ63が係合されており、端面には側板66が固定ボルト92a,92bにより固定されている。側板66は、スペーサ47a,47b及び板ばね46を介してアーマチュア45に固定ボルト93a,93bにより固定されている。これにより、リングギヤ63とアーマチュア45は一体で回転することになっている。 【0022】リングギヤ63の内側には、これとかみ合う複数個のピニオンギヤ(プラネットギヤ)62a,62bが適切に配置されており、回転可能な如くに遊星キャリア(プラネットキャリア)としての入出力軸64にそれぞれ支承されている。ピニオンギヤ62a,62bの内側には、これらとかみ合う、回転軸20の端近傍に形成されたサンギヤ61が配置されている。以上により、一組の遊星歯車機構60が構成されている。 【0023】ケーシング65の突出部67と入出力軸64との間にはローラ軸受68が備わっており、また変速機ハウジング31との間には、ケーシング65の一方向の回転を拘束する一方向クラッチ69が備わっている。 【0024】入出力軸64は、回転可能な如くに軸受70を介して変速機ハウジング31に支承されており、その端にはプーリ80が嵌合され固定ナット94により固定されている。プーリ80と図示しないクランク軸プーリ103との間にはベルト81が掛け渡されており、これによりクランク軸プーリ103と双方向の駆動力伝達が行われている。尚、プーリ80とベルト81に替えてスプロケットとチェーンベルトを用いることで、より大きな駆動力の伝達が可能となる。 【0025】以上により、入出力軸64と回転子19、さらにはクランク軸102は同方向に回転することになる。 【0026】以下、車両用電動発電装置1の動作を説明する。 【0027】電動発電機2の動作モードは、大きく表1に示す通りに分類される。 【0028】 【表1】
【0029】尚、動作モード■及び■は、クランク軸102が回転しており、入出力軸64からの僅かな駆動力を受けて回転子19が空回りしている状態である。また、表1中のuは遊星歯車機構60を減速機として機能させた場合のその減速比であり、これはリングギヤ63の歯数をサンギヤ61の歯数で除した値に1を加えた値となる。 【0030】電動発電機2を効果的に駆動するためには、電動発電機2の特性及び車両100の走行状態に応じて動作モードを適切に切替えることが必要である。加えて、車両100の乗り心地及び安定性を損わないようにするためには、電磁クラッチ40の締結動作及び一方向クラッチ69の動作が伴う切替えを適切に行うことが不可欠である。表2に、この場合の代表的な切替えパターンを示す。 【0031】 【表2】
【0032】以下、表2中の切替えパターンII、V及びVIIを例に車両用電動発電装置1の動作を説明する。尚、本発明の車両用電動発電装置1は表2に示す以外の切替えパターンも可能である。 【0033】以下、切替えパターンIIにおける車両用電動発電装置1の一連の動作を説明する。 【0034】切替えパターンIIとして、エンジン始動から発電に移行する場合を例に説明する。車両用電動発電装置1は信号待ち、右左折等での一時的な車両100停止時にエンジン101を停止させるエンジン一時停止機能を備えている。エンジンアイドリング状態での不要な燃料消費を排除し、燃費を向上させる狙いがある。エンジン一時停止では、運転者の発進操作により速やかにエンジン101を始動させ、車両100を発進させる必要があるため、少なくとも1秒以下の比較的短時間でエンジン101の回転数を概ね700〜1000rpmまで上昇させることになる。本例は、このようなエンジン始動が行われた直後に発電を開始する場合である。 【0035】エンジン始動(動作モード■)について説明する。 【0036】図1において電動発電機制御装置4は、エンジン制御装置8からのセンサ情報及び高電圧バッテリ5の充電量等の情報を基に電動発電機2の運転可否を判断し、運転可能な場合にはエンジン始動のための三相交流指令値をインバータ3に出力する。これを受けてインバータ3は、高電圧バッテリ5の直流電力を適切な三相交流電力に変換して電動発電機2に出力する。 【0037】以下図3において、電動発電機2、詳しくはモータ10に三相交流電圧が印可されると固定子12内側に回転磁界が発生し、これを受けて回転子19が所望の性能を持って正方向(図中A矢視からみて左まわり方向)に回転する。回転子19の回転により回転軸20の端近傍に形成されたサンギヤ61が回転し、これとかみ合う各ピニオンギヤ62a,62bが回転する。この時、リングギヤ63には逆方向の回転付勢力が作用するが、リングギヤ63が係合されるケーシング65が一方向クラッチ69の動作により変速機ハウジング31に係止させられるため、遊星歯車機構60は減速機として機能し、回転軸20の駆動力が減速されて入出力軸64に伝達されることになる。尚、この時の減速比はリングギヤ63の歯数をサンギヤ61の歯数で除した値に1を加えた値となる。そして、入出力軸64に伝達された駆動力は、プーリ80及びベルト81を介して図示しないクランク軸102に伝達され、これによりエンジン101の始動が行われる。 【0038】エンジン始動(動作モード■)が完了すると発電(動作モード■)に移行することになるが、本実施例では移行の前に動作モード■で電動発電機2を駆動する。動作モード■は電動発電機2を発電機として駆動するモードであるが、遊星減速機構60の特徴で電動発電機2は入出力軸64すなわちクランク軸102に負荷として影響することはない。 【0039】動作モード■では、電動発電機制御装置4は電動発電機2を発電機として駆動するための三相交流指令値をインバータ3に出力する。これを受けてインバータ3は、高電圧バッテリ5の直流電力を三相交流電力に変換して電動発電機2に出力する。 【0040】電動発電機2、詳しくはモータ10に上記三相交流電圧が印加されると固定子12内側に回転磁界が発生し、これを受けて回転子19はその回転数が入出力軸64のそれに近づくように回転を継続する。この時、遊星歯車機構60の特徴で、リングギヤ63も回転数が入出力軸64のそれに近づくように回転を継続するため、上記動作により入出力軸64、すなわちクランク軸102の回転が阻害されることはない。そして回転子19の回転数と入出力軸64の回転数、さらにはリングギヤ63の回転数、望ましくは回転数と併せて三者の角加速度が概ね一致した段階で動作モード■の発電に移行する。 【0041】動作モード■でも電動発電機2を継続して発電機として駆動するが、電磁クラッチ40を動作させる必要があるため、移行と同時に電動発電機制御装置4は電磁クラッチ40を動作させる信号をインバータ3内に併設された図示しない電源装置に出力する。これを受けて電源装置は、高電圧バッテリ5の直流電力を適切な電力に変換し電磁クラッチ40に出力する。 【0042】図3において、電磁クラッチ40に電力が供給されコイル42に通電すると、電磁力が発生しアーマチュア45が板ばね46のばね力に抗してクラッチロータ44に吸引され両者は一体となる。これにより、クラッチロータ44の中心に嵌合された回転軸20の端近傍に形成されたサンギヤ61と、アーマチュア45に固定されたケーシング65の内側に係合されたリングギヤ63とが締結されることになるため、遊星歯車機構60はその特徴で減速機として機能しなくなり、入出力軸64の駆動力はそのまま回転軸20に伝達されることになる。尚、遊星歯車機構60を減速機として機能させないためには、その三軸の内の少なくとも二軸を締結すればよく、変速機30内部の配置の都合により上記以外の組合わせも可能である。また電磁クラッチ40としては、コイル42への通電を止めることでアーマチュア45とクラッチロータ44が一体となる構造でも構わない。 【0043】以上の一連の動作における回転数のタイムチャートの例を図4(a)に示す。これより、エンジン始動(動作モード■)完了後において回転子19及びリングギヤ63の回転数が入出力軸64の回転数と異なっていても、動作モード■に切替える前に動作モード■で電動発電機2を駆動する(以下、動作モード■有りと称す。)ことで三者の回転数を概ね一致させられることがわかる。また、この時のクランク軸102の角加速度を、動作モード■が無い場合(以下、動作モード■無しと称す。)と比較して同図(b)に示す。これより、動作モード■有りでは、三者の回転数が概ね一致した状態で動作モード■の発電に移行すべく電磁クラッチ40を動作させるため、回転子19及びリングギヤ63の回転慣性の影響を殆ど受けずクランク軸102の角加速度が比較的小さく抑えられていることがわかる。 【0044】クランク軸102の角加速度、すなわちエンジン101の回転数の大きな変化は乗り心地を損うだけでなく、車両100の安定性を悪化させることにもつながるため、できる限り小さいことが望ましい。この点において本実施例の車両用電動発電装置1は、車両100の乗り心地の向上と安定性の確保に有効であると言える。 【0045】さらに、図4から分かるように、本実施例においては、回転子19、入出力軸64及びリングギヤ63はエンジン始動モードから発電モードに至るまで常に同方向に駆動されるため、モードの切り換え時に電動発電機2側からエンジン回転数(エンジンの駆動状態)に与える影響を小さくすることができる。 【0046】尚、切替えパターンIにおける車両用電動発電装置1の動作は、切替え後に電動発電機2を電動機として駆動する以外は切替えパターンIIと同じであるため、切替えパターンIにおいても本実施例の車両用電動発電装置1は、車両100の乗り心地の向上と安定性の確保に有効であると言える。 【0047】また、切替えパターンIIIにおける車両用電動発電装置1の動作は、切替え後に電動発電機2を駆動させない以外は切替えパターンIIと同じであるため、切替えパターンIIIにおいても本実施例の車両用電動発電装置1は、車両100の乗り心地の向上と安定性の確保に有効であると言える。 【0048】前述の通り、本例のエンジン始動では少なくとも1秒以下の比較的短時間でエンジン101の回転数を概ね700〜1000rpmまで上昇させる必要がある。そのため、クランク軸102の回転付勢には比較的大きな駆動力、詳しくはトルクが要求されることになる。但し、前述の遊星歯車機構60の減速動作により、回転軸20のトルクを減速比、さらにはプーリ比分だけ倍化することができるため、モータ10で発生させるトルクはその分小さくて済み、モータ10の小型・軽量化を図ることができる。例えば、遊星歯車機構60の減速比を5、プーリ比を2とした場合、全体の減速比は両者の積の10となり、モータ10で発生させるトルクは始動に必要なトルクの10分の1で済むことになる。但し、減速させる分モータ10の回転数を、本例では7000〜10000rpmまで上昇させる必要があるため、比較的広い回転数範囲で安定してトルクを出力させることが必要になってくる。換言すれば、遊星歯車機構60の減速比はモータ10のトルク特性に応じて許容範囲内で任意に選定することができる。 【0049】別の例として、暖機後或いは走行後等でエンジン101の温度が比較的高い場合を考える。この場合には、クランク軸102の回転付勢に必要なトルクは極端に小さくなるため、遊星歯車機構60を減速機として機能させる必要がなくなる。よって、この場合には動作モード■でエンジン101を始動させてから動作モード■に切替える切替えパターンが望ましいと言える。これにより、始動に必要な時間を短縮でき、またモータ10で消費される電力を小さく抑えられる、といった効果が得られる。 【0050】以下、切替えパターンVにおける車両用電動発電装置1の一連の動作を説明する。 【0051】動作モード■から動作モード■への切替えに際し、電動発電機制御装置4はエンジン制御装置8からのセンサ情報及び高電圧バッテリ5の充電量等の情報を基に電動発電機2の運転可否を判断し、運転可能な場合には回転子19の回転数と、エンジン101の回転数にプーリ比を乗じた値、すなわち入出力軸64の回転数とを比較する。 【0052】そして動作モード■に切替えることになるが、本実施例では切替えの前に、回転子19の回転数が入出力軸64の回転数よりも高い場合には動作モード■で電動発電機2を駆動し、逆に回転子19の回転数が入出力軸64の回転数よりも低い場合には動作モード■で電動発電機2を駆動する。 【0053】動作モード■或いは■では、電動発電機制御装置1は電動発電機2を発電機或いは電動機として駆動するための三相交流指令値をインバータ3に出力する。これを受けてインバータ3は、高電圧バッテリ5の直流電力を三相交流電力に変換して電動発電機2に出力する。 【0054】電動発電機2、詳しくはモータ10に三相交流電圧が印可されると固定子12内側に回転磁界が発生し、これを受けて回転子19はその回転数が入出力軸64のそれに近づくように回転を継続する。この時、遊星歯車機構60の特徴で、リングギヤ63も回転数が入出力軸64のそれに近づくように回転を継続するため、上記動作により入出力軸64、すなわちクランク軸102の回転が阻害されることはない。そして回転子19の回転数と入出力軸64の回転数、さらにはリングギヤ63の回転数、望ましくは回転数と併せて三者の角加速度が概ね一致した段階で動作モード■に切替える。動作モード■での動作は切替えパターンIIで述べた通りであり、省略する。 【0055】以上の一連の動作における回転数のタイムチャートの例を、回転子19の回転数が入出力軸64の回転数よりも低い場合を例に図5(a)に示す。これより、動作モード■において回転子19及びリングギヤ63の回転数が入出力軸64の回転数と異なっていても、動作モード■に切替える前に動作モード■で電動発電機2を駆動する(以下、動作モード■有りと称す。)ことで三者の回転数を概ね一致させられることがわかる。また、この時のクランク軸102の角加速度を、動作モード■が無い場合(以下、動作モード■無しと称す。)と比較して同図(b)に示す。これより、動作モード■有りでは、三者の回転数が概ね一致した状態で動作モード■に移行すべく電磁クラッチ40を動作させるため、回転子19及びリングギヤ63の回転慣性の影響を殆ど受けずクランク軸102の角加速度が比較的小さく抑えられていることがわかる。 【0056】クランク軸102の角加速度、すなわちエンジン101の回転数の大きな変化は乗り心地を損うだけでなく、車両100の安定性を悪化させることにもつながるため、できる限り小さいことが望ましい。この点において本実施例の車両用電動発電装置1は、車両100の乗り心地の向上と安定性の確保に有効であると言える。 【0057】尚、切替えパターンIVにおける車両用電動発電装置1の動作は、切替え後に電動発電機2を電動機として駆動する以外は切替えパターンVと同じであるため、切替えパターンIVにおいても本実施例の車両用電動発電装置1は、車両100の乗り心地の向上と安定性の確保に有効であると言える。 【0058】また、切替えパターンVIにおける車両用電動発電装置1の動作は、切替え後に電動発電機2を駆動させない以外は切替えパターンVと同じであるため、切替えパターンVIにおいても本実施例の車両用電動発電装置1は、車両100の乗り心地の向上と安定性の確保に有効であると言える。 【0059】以下、切替えパターンVIIにおける車両用電動発電装置1の一連の動作を説明する。 【0060】クランク軸102が回転しており、それからの僅かな駆動力を受けて入出力軸64が回転している状態で動作モードを■に切替えるためには、回転子19の回転数を少なくとも入出力軸64の回転数に減速比uを乗じた値にまで上昇させる必要がある。これは、リングギヤ63が係合されるケーシング65を係止させるべく一方向クラッチ69を動作させる必要性からであり、これにより遊星歯車機構60は減速機として機能し、回転軸20の駆動力が減速されて入出力軸64に伝達されることになる。 【0061】よって切替えパターンVIIでは、動作モードを■に切替える前に、正方向に回転しているリングギヤ63、すなわちケーシング65を一方向クラッチ69を動作させるべく停止させる、この動作を最適化する必要があり、これにより一方向クラッチ69の動作がスムーズに行われ、クランク軸102の角加速度を小さく抑えることができる。 【0062】任意の動作モードから動作モード■への切替えに際して、電動発電機制御装置4はエンジン制御装置8からのセンサ情報及び高電圧バッテリ5の充電量等の情報を基に電動発電機2の運転可否を判断し、運転可能な場合には回転子19の回転数を検出する。 【0063】そして動作モード■に切替えることになるが、切替えパターンVIIでは切替えの前に必ず動作モード■で電動発電機2を駆動することが必要である。 【0064】動作モード■では、電動発電機制御装置4は電動発電機2を電動機として駆動するための三相交流指令値をインバータ3に出力する。これを受けてインバータ3は、高電圧バッテリ5の直流電力を三相交流電力に変換して電動発電機2に出力する。 【0065】電動発電機2、詳しくはモータ10に三相交流電圧が印可されると固定子12内側に回転磁界が発生し、これを受けて回転子19はその回転数が入出力軸64の回転数に減速比uを乗じた値(以下、目標回転数と称す。)にまで上昇するよう回転を継続する。この時、遊星歯車機構60の特徴で、リングギヤ63はその回転数が零になるよう回転を継続するため、上記動作により入出力軸64、すなわちクランク軸102の回転が阻害されることはない。 【0066】動作モード■では、電動発電機制御装置4は回転子19の回転数を目標回転数との偏差が小さくするようにモータ10を制御するため、リングギヤ63の回転を比較的滑らかに停止させる或いはその回転数を限りなく零に近づけることができる。 【0067】そして動作モード■が完了すると、動作モード■に切替える。動作モード■での動作は切替えパターンIIで述べた通りであり、省略する。 【0068】以上により、動作モード■における一方向クラッチ69の動作がスムーズに行われ、クランク軸102の角加速度を小さく抑えることができる。 【0069】以下、電動発電機2の動作モードについて補足して説明する。 【0070】動作モード■では、車両100走行時にモータ10の駆動力でエンジン101の回転が付勢することができる。これにより全体の駆動力が大きくなるため、車両100の加速性能を向上させることができる、また逆に、モータ10で駆動力が得られる分エンジン101で発生させる駆動力を小さく抑えることができるため、エンジン101の小型・軽量化を図ることが可能となる。さらに、モータ10の駆動力でエンジン101の駆動力を高速に制御することが可能となるため、例えば自動変速機付車両におけるトルクダウン制御、エンジンのトルク脈動低減制御等で比較的高い効果を得ることができる。 【0071】動作モード■では、電磁クラッチ40を動作させることで遊星歯車機構60を減速機として機能させず、入出力軸64の駆動力をそのまま回転軸20に伝達させるため、回転子19の回転数をクランク軸102の回転数にプーリ比を乗じた比較的低い値に抑えることができ、これにより安定した発電出力を得ることが可能となる。 【0072】尚、動作モード■と動作モード■では駆動力の伝達経路が同じであり、これにより車両100走行中に両モードを瞬時に切替えることが可能となる。 【0073】以下、遊星歯車機構60の潤滑について説明する。遊星歯車機構60の内部、具体的にはケーシング65、側板66、二つの環状シール71a,71b及びシール72で閉じられた空間には図示しない潤滑油が封入されており、これにより適切に潤滑が行われている。 【0074】以下、モータ10の冷却について説明する。図3において、モータハウジング11の壁内には冷却液流路24が形成されており、その中には冷却液25が満たされている。冷却液流路24は、外部に設置された図示しないラジエータに接続されており、図示しない冷却液ポンプにより冷却液25の循環が行われている。これにより、固定子コイル14及び固定子鉄心13で発生した熱はモータハウジング11を介して冷却液25に伝わり、また回転子19で発生した熱は軸受22a,22b,ブラケット15,16,モータハウジング11を介して冷却液25に伝わりそれぞれ吸熱されるため、モータ10の温度はほぼ一定に保たれ、常に安定した出力を得ることができる。 【0075】尚、モータハウジング11を例えばダイカスト製法により成形することで、機械加工を必要とせずに冷却液流路24を一体に形成することができる。 【0076】また、回転子鉄心21の両端には冷却ファン26が備えられており、回転子19の回転によりモータ10内部の空気が攪拌されるため、冷却性能をさらに向上させることに寄与している。 【0077】さらに、インバータ3及び電動発電機制御装置4等を強制冷却しなければならない場合には、モータ10と同様にそれらの周辺に冷却液流路を備え、ラジエータと冷却液ポンプを動作させて冷却することになる。 【0078】以下、本実施例に係る車両用電動発電装置1の第2の実施例を図6を参照して説明する。 【0079】第2の実施例である車両用電動発電装置1を構成する電動発電機2の側面縦断面図を図6に示す。尚、図3と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。本実施例の電動発電機2が図3に示す電動発電機2と異なる主な点は、ブレーキ手段としての電磁ブレーキ48が備わっていることと、入出力軸64の中心に貫通穴73が備わりそこに回転軸20が挿入されていることと、回転軸20のプーリ80から突出する端に補機駆動プーリ82が固定ナット94により固定されていることと、一方向クラッチ69が備わっていないことである。 【0080】電磁ブレーキ48は、コイル42aが巻装されたコア41aが取付け板43aを介して変速機ハウジング31bに固定され、アーマチュア45aがコア41aと一定距離を保って回転可能な如くに支承され、アーマチュア45aの端面に板ばね46aが図示しない固定ボルトにより固定された構造である。 【0081】変速機30の側板66はスペーサ47a,47b及び板ばね46aを介してアーマチュア45aに固定ボルト93a,93bにより固定されており、これによりリングギヤ63とアーマチュア45aは一体で回転することになっている。 【0082】本実施例の電動発電機2では、電磁ブレーキ48を動作モード■において遊星減速機構60を減速機として機能させるべく、リングギヤ63が係合されたケーシング65を固定するように作動させる。具体的には、電磁ブレーキ48に電力が供給されコイル42aに通電すると、電磁力が発生しアーマチュア45aが板ばね46aのばね力に抗してコア41aに吸引されアーマチュア45aが固定される。これによりアーマチュア45aに固定された側板66が固定され、ケーシング65に係合されたリングギヤ63が固定されることになる。 【0083】すなわち、動作モード■以外ではリングギヤ63は正方向及び逆方向に回転することが可能であり、これにより入出力軸64の回転慣性が比較的大きいためにリングギヤ63の回転が逆方向に付勢されるエンジン一時停止の状態でも、モータ10を電動機として駆動して回転軸20を正方向に回転させることができるため、回転軸20にベルト81aを介して連結される図示しない補機、例えばコンプレッサ,オイルポンプ等をアイドリング状態と同様に駆動することができる。これによれば、補機を駆動するためのモータを別に備える必要が無く、コストの点で有利となる。 【0084】尚、補機としては上記に限定されることはなく、それが例えば冷却液ポンプであってもよい。 【0085】また、ケーシング65を固定できるならば、電磁ブレーキ48の配置を任意に決定するができる。 【0086】次に、上述した車両用電動発電装置を搭載する車両の例として、ハイブリッド車両について説明する。 【0087】ハイブリッド車両としては、エンジンの駆動力で発電機を駆動して電力を得て、この電力で車軸と連結された電動機を駆動して車両を走行させるシリーズ型のハイブリッド車両と、エンジンの回転力の一部で電力を得て、この電力による電動機の駆動力と、車軸に連結されたエンジンの駆動力の両方で車両を走行させるパラレル型のハイブリッド車両が知られている。 【0088】例えば特開平9−132042号公報には、エンジンと2つの電動機を遊星歯車機構の各軸に連結し、エンジンと各電動機の負荷及び回転数によって駆動力を分配する構成が開示されている。 【0089】しかしながら上記従来技術では、電動機とこれを駆動するためのインバータ回路が2つ必要であり、また遊星歯車機構を新たに配置するための車両構造の変更が必要となるため、これらに伴う大幅なコスト上昇は避けられなかった。 【0090】そこで、電動機能と発電機能を有する電動発電機をエンジンに搭載し、その入出力軸をクランク軸に連結する方式が考えられる。これによれば、電動発電機一つで電動と発電の両方が可能となるため、上記従来技術に比べてコストの点で有利となる。 【0091】電動発電機を用いる場合、エンジン始動時のトルク不足に対処するため電動発電機とクランク軸との間に減速機を備えることが好ましい。しかし、この減速機は、電動発電機がエンジンにより駆動される発電時に、その減速比分だけ電動発電機を増速駆動するという問題を有する。 【0092】そこで、少なくとも発電時に、減速機を機能させないようにすることが必要であり、上述の実施例に示した車両用電動発電装置1を搭載するとよい。 【0093】 【発明の効果】本発明によれば、電動発電機が電動機として機能するときと発電機として機能するときとでその回転軸が同じ方向に回転するように構成することにより、または、電動発電機を電動機として駆動したときの回転子の回転方向と、電動発電機を発電機として駆動するときのクランク軸に連結される変速機構の入出力軸の回転方向とを同じにしたことにより、クラッチ装置作動時のクランク軸の角加速度が比較的小さくなり、乗り心地を向上でき、また車両の安定性を確保できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所 【識別番号】000232999 【氏名又は名称】株式会社日立カーエンジニアリング
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| 【出願日】 |
平成11年9月20日(1999.9.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075096 【弁理士】 【氏名又は名称】作田 康夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−95103(P2001−95103A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−265005 |
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