| 【発明の名称】 |
電動車両 |
| 【発明者】 |
【氏名】石井 廣
【氏名】青木 隆
【氏名】大沼 伸人
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| 【要約】 |
【課題】電動車両の不正使用及び盗難防止を図る。
【解決手段】充電可能な二次電池30と、車輪等の走行部を駆動する電動機9と、二次電池30の電力によって電動機を駆動するための制御を行う制御手段5とを備えた電動車両1において、パスワードを記憶する不揮発性の記憶手段6と、パスワードを入力するための表示・操作手段7と、その表示・操作手段7から入力されたパスワードが記憶手段6に記憶されているパスワードと一致したときにのみ車両を走行可能状態にする手段(制御手段5が兼ねてもよい)とを設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも一組の充電可能な二次電池と、車輪等の走行部を駆動する電動機と、前記二次電池の電力によって前記電動機を駆動するための制御を行う制御手段とを備えた電動車両において、パスワードを記憶する不揮発性の記憶手段と、パスワードを入力するための表示・操作手段と、該表示・操作手段から入力されたパスワードが前記記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときにのみ車両を走行可能状態にする手段とを設けたことを特徴とする電動車両。 【請求項2】 少なくとも一組の充電可能な二次電池と、車輪等の走行部を駆動する電動機と、前記二次電池の電力によって前記電動機を駆動するための制御を行う制御手段とを備えた電動車両において、パスワードを記憶する不揮発性の記憶手段と、キースイッチと、パスワードを入力するための表示・操作手段と、前記キースイッチがオンになった後に前記表示・操作手段から入力されたパスワードが前記記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときにのみ車両を走行可能状態にする手段とを設けたことを特徴とする電動車両。 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電動車両において、車輪の回転を検知する車輪回転検知手段と、ブザーやサイレン等の警報発生手段と、キーオフ状態あるいは待機状態において前記車輪回転検知手段からの回転検知情報によって車両が予め定めた規定値以上移動したか否かを判断し、規定値以上移動したと判断したときに前記警報発生手段によって警報を発生させるとともに前記表示・操作手段にパスワードの入力要求の表示をさせ、その後前記表示・操作手段から入力されたパスワードが前記記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときにのみ前記警報発生手段による警報を停止させる手段とを設けたことを特徴とする電動車両。 【請求項4】 請求項1又は2に記載の電動車両において、車輪の回転を検知する車輪回転検知手段と、ブザーやサイレン等の警報発生手段と、キーオフ状態あるいは待機状態において前記車輪回転検知手段からの回転検知情報によって車両が予め定めた規定値以上移動したか否かを判断し、規定値以上移動したと判断したときに前記表示・操作手段にパスワードの入力要求の表示をさせ、その後所定時間内に前記表示・操作手段からパスワードが入力されないか、入力されたパスワードが前記記憶手段に記憶されているパスワードと一致しなかったときに前記警報発生手段によって警報を発生させる手段とを設けたことを特徴とする電動車両。 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動車両において、前記表示・操作手段がパスワード変更モード選択手段を有し、該手段によってパスワード変更モードが選択された後、該表示・操作手段から入力されるパスワードが前記記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときにのみ、その後に入力される新たなパスワードを前記記憶手段に書き替え記憶させ得るようにする手段を設けたことを特徴とする電動車両。 【請求項6】 請求甲1乃至5のいずれか一項に記載の電動車両において、前記二次電池を充電するための充電手段を搭載した電動車両。 【請求項7】 少なくとも一組の充電可能な二次電池と、その二次電池を充電するための充電手段とを、それぞれ車両本体に対して着脱可能に搭載し、車輪等の走行部を駆動する電動機と、前記二次電池の電力によって前記電動機を駆動するための制御を行う制御手段とを備えた電動車両において、前記車両本体と各二次電池及び充電手段のそれぞれにパスワードを記憶する不揮発性の記憶手段を設け、前記車両本体に、パスワードを入力するための表示・操作手段と、該表示・操作手段から入力されたパスワードと前記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致したときにのみ車両を走行可能状態にする手段とを設けたことを特徴とする電動車両。 【請求項8】 少なくとも一組の充電可能な二次電池と、その二次電池を充電するための充電手段とを、それぞれ車両本体に対して着脱可能に搭載し、車輪等の走行部を駆動する電動機と、前記二次電池の電力によって前記電動機を駆動するための制御を行う制御手段とを備えた電動車両において、前記車両本体と各二次電池及び充電手段のそれぞれにパスワードを記憶する不揮発性の記憶手段を設け、前記車両本体に、パスワードを入力するための表示・操作手段と、キースイッチと、該キースイッチがオンになった後に前記表示・操作手段から入力されたパスワードと前記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致したときにのみ車両を走行可能状態にする手段とを設けたことを特徴とする電動車両。 【請求項9】 請求項7又は8に記載の電動車両において、車輪の回転を検知する車輪回転検知手段と、ブザーやサイレン等の警報発生手段と、キーオフ状態あるいは待機状態において前記車輪回転検知手段からの回転検知情報によって車両が予め定めた規定値以上移動したか否かを判断し、規定値以上移動したと判断したときに前記警報発生手段によって警報を発生させるとともに前記表示・操作手段にパスワードの入力要求の表示をさせ、その後前記表示・操作手段から入力されたパスワードと前記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致したときにのみ前記警報発生手段による警報を停止させる手段とを設けたことを特徴とする電動車両。 【請求項10】 請求項7又は8に記載の電動車両において、車輪の回転を検知する車輪回転検知手段と、ブザーやサイレン等の警報発生手段と、キーオフ状態あるいは待機状態において前記車輪回転検知手段からの回転検知情報によって車両が予め定めた規定値以上移動したか否かを判断し、規定値以上移動したと判断したときに前記表示・操作手段にパスワードの入力要求の表示をさせ、その後所定時間内に前記表示・操作手段からパスワードが入力されないか、入力されたパスワードと前記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致しなかったときに前記警報発生手段によって警報を発生させる手段とを設けたことを特徴とする電動車両。 【請求項11】 請求項7乃至10のいずれか一項に記載の電動車両において、前記表示・操作手段がパスワード変更モード選択手段を有し、該手段によってパスワード変更モードが選択された後、該表示・操作手段から入力されるパスワードと前記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致したときにのみ、その後に入力される新たなパスワードを前記各記憶手段に書き替え記憶させ得るようにする手段を設けたことを特徴とする電動車両。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、充電可能な二次電池とその電力によって駆動される電動機を用いた、例えば、小型電気自動車,電動二輪車,電動車椅子等の電動車両に関し、特にその電動車両の不正使用及び盗難を防止をする技術に関する。 【0002】 【従来の技術】原動機付き自転車や自動二輪車等の電動車両の不正使用あるいは盗難が後を絶たないのが現状である。また、電動車両に使用される二次電池は高価であり、盗難に対する防御が不可欠なものである。また、その二次電池を充電するための充電器についても同様である。 【0003】しかし、従来の電動車両は、機械式の鍵(キー)により走行/移動の許可/不許可を管理しているのみで、電子式のものはなく、不正使用や盗難に対する防御が不充分な状態である。また、二次電池や充電器のような重要な構成部品に対する盗難防止手段もないのが現状である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記したような従来技術の不具合を改善することを目的としてなされたものである。すなわち、パスワードにより走行を許可することにより、不正使用及び盗難の防止の高度化を図り、パスワードにより車両の移動を許可することにより、盗難を防止することを目的とする。また、ユーザがパスワードを変更できるようにして、盗難防止効果の向上と使い勝手の向上を図ること、さらに、二次電池や充電器のような重要な構成部品が盗難にあった場合に、その構成部品を他の電動車両で使用できないようにすることも目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも一組の充電可能な二次電池と、車輪等の走行部を駆動する電動機と、上記二次電池の電力によって電動機を駆動するための制御を行う制御手段とを備えた電動車両において、上記の目的を達成するために、次の手段を設けたものである。 【0006】すなわち、パスワードを記憶する不揮発性の記憶手段と、パスワードを入力するための表示・操作手段と、その表示・操作手段から入力されたパスワードが記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときにのみ車両を走行可能状態にする手段とを設ける。 【0007】あるいは、パスワードを記憶する不揮発性の記憶手段と、キースイッチと、パスワードを入力するための表示・操作手段と、上記キースイッチがオンになった後に表示・操作手段から入力されたパスワードが記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときにのみ車両を走行可能状態にする手段とを設けると、さらに不正使用および盗難防止効果が向上する。 【0008】これらの電動車両において、車輪の回転を検知する車輪回転検知手段と、ブザーやサイレン等の警報発生手段と、キーオフ状態あるいは待機状態において車輪回転検知手段からの回転検知情報によって車両が予め定めた規定値以上移動したか否かを判断し、規定値以上移動したと判断したときに上記警報発生手段によって警報を発生させるとともに表示・操作手段にパスワードの入力要求の表示をさせ、その後表示・操作手段から入力されたパスワードが上記記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときにのみ警報発生手段による警報を停止させる手段とを設けることにより、盗難を防止することができる。 【0009】あるいは、キーオフ状態あるいは待機状態において、上記車輪回転検知手段からの回転検知情報によって車両が予め定めた規定値以上移動した判断したときに表示・操作手段にパスワードの入力要求の表示をさせ、その後所定時間内に表示・操作手段からパスワードが入力されないか、入力されたパスワードが上記記憶手段に記憶されているパスワードと一致しなかったときに上記警報発生手段によって警報を発生させる手段を設けても、盗難を防止することができる。 【0010】さらに、これらの電動車両において、上記表示・操作手段がパスワード変更モード選択手段を有し、それによってパスワード変更モードが選択された後、表示・操作手段から入力されるパスワードが上記記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときにのみ、その後に入力される新たなパスワードを上記記憶手段に書き替え記憶させ得るようにする手段を設けることにより、初期登録されているパスワードを知っている者だけが、そのパスワードを任意に変更することが可能になる。 【0011】これらの電動車両に、上記二次電池を充電するための充電手段を搭載していると、二次電池の残存容量が低下したときや夜間などに、随時充電することができて便利である。 【0012】この発明はまた、少なくとも一組の充電可能な二次電池と、その二次電池を充電するための充電手段とを、それぞれ車両本体に対して着脱可能に搭載し、車輪等の走行部を駆動する電動機と、上記二次電池の電力によって電動機を駆動するための制御を行う制御手段とを備えた電動車両において、上記の目的を達成するため、次のように構成する。 【0013】すなわち、上記車両本体と各二次電池及び充電手段のそれぞれにパスワードを記憶する不揮発性の記憶手段を設け、上記車両本体に、パスワードを入力するための表示・操作手段と、その表示・操作手段から入力されたパスワードと上記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致したときにのみ車両を走行可能状態にする手段とを設ける。 【0014】あるいは、上記車両本体に、パスワードを入力するための表示・操作手段と、キースイッチと、そのキースイッチがオンになった後に表示・操作手段から入力されたパスワードと上記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致したときにのみ車両を走行可能状態にする手段とを設けるとなおよい。 【0015】これらの電動車両において、車輪の回転を検知する車輪回転検知手段と、ブザーやサイレン等の警報発生手段と、キーオフ状態あるいは待機状態において上記車輪回転検知手段からの回転検知情報によって車両が予め定めた規定値以上移動したか否かを判断し、規定値以上移動したと判断したときに上記警報発生手段によって警報を発生させるとともに表示・操作手段にパスワードの入力要求の表示をさせ、その後表示・操作手段から入力されたパスワードと上記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致したときにのみ上記警報発生手段による警報を停止させる手段とを設けることにより、盗難を防止することができる。 【0016】あるいは、キーオフ状態あるいは待機状態において上記車輪回転検知手段からの回転検知情報によって車両が予め定めた規定値以上移動したと判断したときに、上記表示・操作手段にパスワードの入力要求の表示をさせ、その後所定時間内に表示・操作手段からパスワードが入力されないか、入力されたパスワードと上記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致しなかったときに上記警報発生手段によって警報を発生させる手段を設けるようにしてもよい。 【0017】さらに、これらの電動車両において、上記表示・操作手段がパスワード変更モード選択手段を有し、それによってパスワード変更モードが選択された後、表示・操作手段から入力されるパスワードと上記車両本体と各二次電池及び充電手段の各記憶手段に記憶されているパスワードの全てが一致したときにのみ、その後に入力される新たなパスワードを上記各記憶手段に書き替え記憶させ得るようにする手段を設ければ、正規の二次電池及び充電手段が搭載されているときにのみ、それらに登録されているパスワードを知っている者だけが、そのパスワードを任意に変更することが可能になる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。まず、この発明による電動車両の第1の実施形態を、図1乃至図4によって説明する。図1は、この発明による電動車両の第1の実施形態の構成を示すブロック回路図である。 【0019】この電動車両1は、充電ユニット2、電池ユニット3A,3B(この実施形態で2個の電池ユニットを搭載した例を示しているが、1個以上であればよい)、電源手段4、制御手段5、記憶手段6、表示・操作手段7、駆動手段8、電動機9および車輪回転検知手段10等によって構成されている。 【0020】充電ユニット2は、商用電源11あるいはそれに変わる電源から電力の供給を受け、電池ユニット3A,3Bの各二次電池30への充電を行う充電手段である充電部20と、その充電部20からのスイッチ制御信号S2により制御され、電池ユニット3A,3Bのいずれに充電するかを切り替えるスイッチ21,22とから構成されている。また、充電部20は、システムバス12とのインタフェイスを備えている。 【0021】電池ユニット3A,3Bは、それぞれ充電可能な二次電池(複数の蓄電池からなる組電池又はまたはそれに変わる電気エネルギー蓄積体でもよい)30と、その二次電池30の出力電圧や充放電電流値の測定及び二次電池30あるいはその周囲の温度の測定を行なうセンサ及び測定回路とシステムバス12とのインタフェイスとからなる測定手段31と、二次電池11の特性及び測定手段30によって測定された電動車両1が必要とする電池情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリと、そのデータの読み書きを可能にするためのシステムバス12とのインタフェイスとからなる記憶手段32により構成されている。 【0022】なお、これらの充電ユニット2及び電池ユニット3A,3Bは、電動車両1の車体に容易に取外しできないように固定して設けられている。記憶手段6は、少なくとも使用可能なユーザのパスワード(出荷時は初期パスワード)と車輪回転情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリと、そのデータの読み書きを可能にするためのシステムバス12とのインタフェイスとにより構成されている。 【0023】制御手段5は、マイクロコンピュータ,デジタルシグナルプロセッサ等による制御機能を備えており、表示・操作手段7からの情報と電池ユニット3A,3Bの各記憶手段32に記憶されている電池情報等により、どの電池ユニットを使用するかを決め、スイッチ制御信号S1によりスイッチ23,24を切り替えたり、駆動手段8をどのように動作させるか等の電動車両の稼働に関する制御と、入力されたパスワードと記憶手段6に記憶されたパスワードとの比較判断等のこの発明に係る機能も持ち、この電動車両1を統括制御する。 【0024】電源手段4は、電池ユニット3A,3Bあるいは充電ユニット2から電力を供給されて、制御手段5に必要な電力を供給する。 【0025】表示・操作手段7は、電動車両1の状態、充電ユニット2の状態及び時刻等の必要な状態や情報を表示する機能と、電動車両1への走行指示のためのキースイッチ、パスワードその他の必要な指示入力が可能なキーボード等によって構成され、表示情報は制御手段5からオペレーションバス13を介して送られ、操作情報はオペレーションバス13を介して制御手段5へ送られる。さらに、後述するパスワード変更モード選択手段も備えている。また、制御手段5からの指示に応じて警報を発するブザーやサイレン等の警報手段を、この表示・操作手段7に設けるようにしてもよい。 【0026】車輪回転検知手段10は、電動車両1の車輪の回転を検知する検知手段とシステムバス12とのインタフェイスとにより構成される。その検知手段の検知内容は、車輪の回転方向と回転回数等、電動車両1の移動を判別できるものであればよい。電動機9と車輪がギアあるいはチェーン等で直結されているものであれば、電動機9の回転により車輪の回転を検知することが可能である。 【0027】駆動手段8は、電池ユニット3A,3Bから電力を供給され、制御手段5からの制御信号に応じて電動機9の駆動および制御を行なう。電動機9は、電動車両1の車輪等の走行部を駆動するための直流モータあるいは直流ブラシレスモータ等であり、ブレーキ等を作動させるアクチュエータ等を含む場合もある。 【0028】システムバス12は、充電ユニット2の充電部20と、電池ユニット3A,3Bの各測定手段31及び記憶手段32と、車両本体側の記憶手段6、車輪回転検知手段10、および制御手段5との間の情報授受に用いられるバスであり、一般にデータバスとアドレスバスとコントロールバスからなるが、各部間の情報の授受が行えれば、シリアルバス、パラレルバスあるいは他のどのような構成を取ってもよい。 【0029】充電ユニット2の充電部20は、商用電源11から給電される交流を充電に適した直流電圧にして出力する回路と、マイクロコンピュータ等による制御機能とを備えており、システムバス12を介して、電池ユニット3A,3Bの記憶手段32に記憶されている残存電池容量や電池特性の情報や測定手段31による測定情報などを取得して、各二次電池30への充電方法や充電順序等を判断する。 【0030】そして、スイッチ制御信号S2によってスイッチ21又は22の一方をONにして充電する充電ユニットを選択し、その充電ユニットの二次電池30に対して、記憶手段32および測定手段31からの情報に応じて最適な充電を行う。 【0031】しかし、この充電ユニット2は電動車両1に必須のものではなく、車外の商用電源11あるいはそれに代わる電源のある場所に充電装置を設置しておき、二次電池30の充電を行う際には、電動車両1をその充電装置の近くへ移動させ、電池ユニット3A又は3Bをその充電装置に接続して充電するようにしてもよい。 【0032】ここで、電池ユニット3A,3Bにそれぞれ設けられる測定手段31の具体例を図2に示す。この測定手段31は、二次電池30に直列に接続した電流測定用の抵抗値の小さい抵抗311と、二次電池30に密着するかその近傍に配設した温度測定用のセンサであるサーミスタ312と、温度測定回路313、電圧測定回路314、電流測定回路315と、A/D変換回路316,317,318と、システムバス12とのインタフェイス319とからなる。 【0033】温度測定回路313は、サーミスタ312の温度による抵抗値変化を電圧に変換して二次電池30あるいはその周囲の温度を測定し、その測定値をA/D変換回路316でデジタル値に変換し、インタフェイス319を介してシステムバス12へ出力する。なお、このサーミスタ312,温度測定回路313,及びA/D変換回路316を、二次電池30の各セル毎、あるいは複数のセル群毎に設けるようにすれば、より細かく温度測定を行うことができる。 【0034】電圧測定回路314は、二次電池30の端子電圧を測定し、その測定値をA/D変換回路317でデジタル値に変換し、インタフェイス319を介してシステムバス12へ出力する。なお、電圧測定回路314及びA/D変換回路317を、二次電池30の各セル毎、あるいは複数のセル群毎に設けるようにすれば、より細かく電圧測定を行うことができる。 【0035】電流測定回路315は、抵抗311による電圧降下の測定によって二次電池30の放電電流あるいは充電電流の値を測定し、その測定値をA/D変換回路318でデジタル値に変換し、インタフェイス319を介してシステムバス12へ出力する。なお、この抵抗311に代えて、ホール素子やカレントトランス等を用いて電流を検出する方法もある。 【0036】次に、この図1に示す第1の実施形態の電動車両1におけるこの発明に係る動作について説明する。まず、図3によってキースイッチ(機械式鍵)とパスワードの併用による不正使用及び盗難防止機能について説明する。図3は、この電動車両1のキーオフ状態から走行可能な状態になるまでの制御手段5による処理過程を示すフロ−チャートである。 【0037】電動車両1の非稼動中(待機中)でも制御手段5は動作しており、この図3に示す処理を実行している。この処理を開始すると、ステップA1でオペレーションバス13を介して表示・操作手段7のキースイッチがオンか否か、すなわちユーザのキー操作による電動車両への走行要求(キーオン)があるか否かをチェックする。 【0038】キーオンにより走行要求が確認されると、ステップA2でオペレーションバス13を介して表示・操作手段7の表示部にパスワードの入力要求の表示を行い、パスワードの入力を待つ。 【0039】ステップA3で、ユーザにより予め定められた方法でパスワードが入力されると、ステップA4でシステムバス12を介して記憶手段6から登録されているユーザのパスワードを取得し、入力されたパスワードと比較する。そして、両パスワードが一致した場合は、ステップA5で電動車両1を走行可能な状態にしてこの処理を終了する。 【0040】両パスワードが不一致の場合は、ステツプA6でパスワードの入力回数をカウントする。そして、ステップA7でその入力回数が予め定められた回数(規定)以上か否かを判断し、規定未満であればステップA8で表示・操作手段7の表示部にパスワードの再入力要求の表示を行い、パスワードの入力待機状態に戻る。 【0041】ステップA7でパスワードの入力回数が規定以上であった場合には、ステップA9でエラー処理として、ユーザのキーオン操作によるパスワード入力状態からキーオフの状態(走行が不可の状態)に電動車両1の状態を移行させて、この処理を終了する。 【0042】この状態の解除には、キースイッチのオフ操作から再びオン操作されたときに解除することも考えられるが、盗難防止を確実なものにするため、一定時間の経過後、例えば1時間後にならないとキースイッチのオン操作が有効にならないようにして、再起動に時間がかかるようにすることも可能である。また、パスワードの不一致が続いたときは電動車両1をキーオフ状態にしたが、それに代えてあるいはそれと同時に、ブザーあるいはサイレン等による警報を鳴らす等の方法も考えられる。 【0043】次に、図4のフローチャートを用いて、キースイッチ(機械式鍵)を使わずにパスワードのみによる不正使用及び盗難防止機能について説明する。電動車両1の非稼動中(待機中)でも制御手段5は動作しており、この図4に示す処理を実行している。 【0044】この処理を開始すると、ステップB1でオペレーションバス13を介して表示・操作手段7へのユーザの操作を監視している。そして、何らかの入力操作が行われると、パスワード入力の操作要求と認識してパスワード入力モードとなり、ステップB2で表示部にパスワードの入力要求の表示を行って、パスワードの入力を待つ。 【0045】ステップB3からステップB9の処理は、図3におけるステップA3からステップA9の各処理と同じである。但し、ステップB9のエラー処理では、パスワード入力状態から待機状態(走行不可の状態)に電動車両1の状態を移行させる。この状態の解除の条件も前述の場合と同様である。 【0046】次に、図5のフローチャートによって、この電動車両1がキーオフ状態あるいは待機状態において移動されたときの盗難防止機能について説明する。電動車両1がキーオフ状態あるいは待機状態にあるとき、制御手段5は図5に示す処理を実行する。そして、ステップC1で、システムバス12を介して車輪回転検知手段10による検知情報を取得することにより、車輪の回転の監視を行う。次いでステップC2で、その取得した情報によって車輪が回転したか否かにより電動車両の移動をチェックする。 【0047】車輪が回転したと判断するまでは、このステップC1,C2を繰り返し実行する。車輪が回転したと判断すると、ステップC3へ進んで、取得した車輪回転情報から移動距離を算出する。このとき、記憶手段6に移動距離のデータが記憶されていれば、システムバス12を介してその移動距離のデータを読み出し、新たに算出した移動距離を加えて積算移動距離を算出する。次いでステップC4で、その積算移動距離を予め規定された規定値、すなわち移動許可距離と比較する。 【0048】その結果、積算移動距離が規定値未満であれば、ステップC9でその積算移動距離をシステムバス12を介して記憶手段6に格納した後、ステップC1に戻り、再び車輪が回転したかの監視を行う。積算移動距離が規定以上であれば、ステップC5で表示・操作手段7のブザーやサイレン等を作動させ、周囲の人が認知出来る警報を発し、ステップC6で表示・操作手段7の表示部にパスワードの入力要求の表示を行い、パスワード入力待ち状態へ移行する。 【0049】ユーザによりパスワードが入力されると、制御手段5はステップC7でオペレーションバスを介して記憶手段6から登録されているパスワードを取得し、入力されたパスワードとを比較する。そして、パスワードが一致した場合は、ステップC8でブザーやサイレン等の警報を停止し、システムバスを介して記憶手段6に記憶されている積算移動距離をクリアして、この処理を終了する。 【0050】パスワードが入力されないか、入力されても登録されているパスワードと一致しない場合は、ステップC5へ戻ってブザーやサイレン等の警報を発したまま、ステップC6で再び表示部にパスワードの入力要求の表示を行い、パスワード入力待ち状態へ移行する。 【0051】このようにすることにより、電動車両1がキーオフ状態あるい待機状態にあるとき、登録されているパスワードを知らない者が不正にこの電動車両1を移動させるのを防止し、それによって盗難を防止することができる。 【0052】この実施形態では、正しいパスワードの入力により記憶手段6に記憶した積算移動距離のデータをクリアしているが、さらに予め決められた時間が経過した後にクリアするようにしてもよい。また、この実施形態では電動車両1の移動方向についての規定をしていないが、車輪回転検知手段10により得られた回転方向の情報も加味して管理するようにしてもよい。 【0053】上記述の実施形態では、電動車両1が移動許可距離(規定値)以上移動されると、それを使用できる者が移動させた場合出も、正しいパスワードを入力するまでの間警報が発せられてしまう。 【0054】そこで、図5におけるステップC4で規定値以上の移動と判断したとき、警報を発する前に表示部にパスワードの入力要求を表示し、パスワードが入力されて登録されているパスワードと一致したときは、警報を発することなく記憶手段6に記憶されている積算移動距離をクリアして、この処理を終了し、一定時間経過してもパスワードが入力されないか、入力されても登録されているパスワードと一致しない場合に警報を発し、その後登録されているパスワードが入力されるまで警報を発し続けるようにしてもよい。 【0055】次に、図6のフローチャートによって、パスワード変更の動作について説明する。ユーザによる表示・操作手段7のパスワード変更モード選択手段の操作によりパスワード変更モードに入ると、制御手段5は、図6のフローチャートに示す処理を実行する。 【0056】そしてまず、ステップD1でオペレーションバス13を介して表示部にパスワードの入力要求の表示を行い、パスワードの入力待機状態へ移行する。その後ユーザによりパスワードが入力されると、ステップD2でシステムバス12を介して記憶手段6から登録されいてるパスワードを取得し、入力されたパスワードと比較する。 【0057】パスワードが不一致であった場合には、ステップD8でパスワードの入力回数をカウントし、ステップD9でそのカウントした入力回数が予め決められた規定回数以上か否かを判断し、規定回数未満であれば、ステップD10で表示部にパスワードの再入力要求の表示を行い、パスワードの入力待機状態に戻る。 【0058】ステップD9でパスワードの入力回数が規定回数以上であった場合には、パスワードを変更せずにこのフロチャートの処理を終了する。ステップD2でパスワードが一致した場合には、ステップD3で表示部に新しいパスワードの入力要求の表示を行い、ステップD4で新しいパスワードの入力を判断する入力待機状態へ移行する。 【0059】そして、新しいパスワードが入力されると、ステップ5で表示部に新しいパスワードの再入力要求の表示を行う。その後、ユーザがもう一度新しいパスワードを入力すると、ステップD6で1度目に入力された新しいパスワードと、2度目に入力された新しいパスワードを比較する。 【0060】その結果、2つのパスワードが一致した場合には、記憶手段6に格納(登録)されているパスワードを新しいパスワードに変更し、表示部にパスワードの変更を表示して、このフローチャートの処理を終了する。ステップD6で、所定時間内に2回目のパスワードが入力されないか、入力されても前に入力されたパスワードと一致しなかった場合は、パスワードを変更せずに、このフローチャートの処理を終了する。 【0061】このようにして、電動車両1の所有者あるいは使用を許可された者は、電動車両1の出荷時に登録されている初期パスワード、あるいはその後に登録したパスワードを任意に変更して、他人にパスワードを覚えられたりすることによる不正使用の恐れを防ぐことができる。 【0062】次に、この発明による電動車両の第2の実施形態を説明する。図7は、その電動車両の構成を示すブロック回路図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付している。 【0063】この電動車両1が図1に示した電動車両1と相違する点は、充電ユニット2及び電池ユニット3A,3Bを、車両本体に対して着脱可能に搭載しており、車両本体から容易に取外し可能になっていることである。したがって、充電ユニット2及び電池ユニット3A,3Bを電動車両1から取り外して、商用電源11のある任意の場所で、充電ユニット2を商用電源11に接続し、電池ユニット3A,3Bを個別にあるいは両方とも充電ユニット2に接続して、その各二次電池30の充電を行うことができる。 【0064】さらに、その充電ユニット2内には、少なくともパスワードを記憶する不揮発性メモリと、システムバス12とのインタフェイスとから構成された記憶手段32を備えている。また、電池ユニット3A,3B内の各不揮発性メモリからなる記憶手段32にもパスワードを記憶するようにしている。 【0065】そして、車両本体側には、二次電池等による補助電源手段15を設けている。この補助電源手段15は、電池ユニット3A,3Bが電動車両1に搭載されているときには、その電池ユニット3A又は3Bから電源手段4を介して電力を供給されて充電し、電池ユニット3A,3Bが電動車両1から取り外された時に、その蓄積された電力を電源手段4へ送り、電源手段4が制御手段5及び必要な部分に電力を供給できるようにする。その他の構成は、図1に示した電動車両1と同じであるから、それらの説明は省略する。 【0066】この実施形態の目的とするところは、充電ユニット2又は電池ユニット3A,3Bが盗難にあった場合に、これらの各ユニットの記憶手段23,32に記憶されているパスワード及び車両本体内の記憶手段6に記憶されているパスワードと入力されたパスワードとが全て一致しない限り、充電ユニット及び電池ユニットの使用を不可とすることによって、他の電動車両から盗んだ充電ユニットや電池ユニットを搭載しても、電動車両の走行を禁止することにある。 【0067】そこで、再び図2乃至図6のフローチャートを参照して、この第2の実施形態の電動車両1における制御手段5の動作を説明する。まず、図3によってキースイッチ(機械式鍵)とパスワードの併用による不正使用防止機能について説明する。この場合も、図3のステップA1〜A3及びA5〜A9の処理あるいは判断は、前述した第1の実施形態の場合と同じである。 【0068】しかし、ステップA3でユーザにより予め定められた方法でパスワードが入力されると、ステップA4で、制御手段5はシステムバス12を介して車両本体の記憶手段6と、搭載されている充電ユニット2の記憶手段23および電池ユニット3A,3Bの各記憶手段32から、それぞれ記憶(登録)されているパスワードを読み出して取得し、入力されたパスワードとを比較する。 【0069】その結果、全てのパスワードが一致した場合は、ステップA5へ進んで予め定められた方法で電動車両1を走行可能状態にするが、パスワードが一つでも不一致の場合は、ステップA6へ進んでパスワードの入力回数をカウントする。そして、ステップA7でその入力回数が規定回数以上になると、ステップA9でエラー処理を実行して、電動車両1をパスワード入力状態からキーオフ状態にして走行を禁止する。 【0070】次に、図4によってキースイッチ(機械式鍵)を使わずにパスワードのみによる不正使用防止機能について説明する。この場合も、図4のステップB1〜B3及びB5〜B9の処理あるいは判断は、前述した第1の実施形態の場合と同じである。 【0071】しかし、ステップB3でユーザにより予め定められた方法でパスワードが入力されると、ステップB4で、制御手段5はシステムバス12を介して車両本体の記憶手段6と、搭載されている充電ユニット2の記憶手段23および電池ユニッ3A,3Bの各記憶手段32から、それぞれ記憶(登録)されているパスワードを読み出して取得し、入力されたパスワードとを比較する。 【0072】その結果、全てのパスワードが一致した場合は、ステップB5へ進んで予め定められた方法で電動車両1を走行可能状態にするが、パスワードが一つでも不一致の場合は、ステップB6へ進んでパスワードの入力回数をカウントする。そして、ステップB7でその入力回数が規定回数以上になると、ステップB9でエラー処理を実行して、電動車両1をパスワード入力状態から待機状態にして走行を禁止する。 【0073】次に、図5のフローチャートによって、図7の電動車両1がキーオフ状態あるいは待機状態において、移動されたときの動作を説明する。この場合も、図5のステップC1〜C6及びC8,C9の処理あるいは判断は、前述した第1の実施形態の場合と同じである。 【0074】しかし、ステップC6で表示部にパスワードの入力要求の表示を行った後、ユーザにより予め定められた方法でパスワードが入力されると、ステップC7で、制御手段5はシステムバス12を介して車両本体の記憶手段6と、搭載されている充電ユニット2の記憶手段23および電池ユニット3A,3Bの各記憶手段32から、それぞれ記憶(登録)されているパスワードを読み出して取得し、入力されたパスワードとを比較する。 【0075】その結果、全てのパスワードが一致した場合は、ステップC8でブザーやサイレン等の警報を停止するが、パスワードが一つでも一致しない場合は、ステップC5へ戻って警報を発したままステップC6で再び表示部にパスワードの入力要求の表示を行い、パスワードの入力を待つ。 【0076】この場合も、図5におけるステップC4で規定値以上の移動と判断したとき、警報を発する前に表示部にパスワードの入力要求を表示し、入力されたパスワードが登録されている全てのパスワードと一致したときは、警報を発することなくこの処理を終了し、一定時間経過してもパスワードが入力されないか、入力されても登録されている全てのパスワードと一致しない場合に、ブザーやサイレン等の警報を発するようにしてもよい。 【0077】次に、図6を用いてパスワード変更の動作について説明する。電動車両1と、搭載された充電ユニット2や電池ユニット3A,3Bを、他人は使用できないが所有者等のパスワードを登録した者だけが使用できるようにするためには、各記憶手段6,23,32に記憶するパスワードが全て一致していなくてはならないため、電動車両1から取り外し可能な充電ユニット2と電池ユニット3A,3Bの全てが電動車両1に搭載されているときにのみ、表示・操作手段7のパスワード変更モード選択手段の操作により、パスワード変更モードに入ることができるようにしている。 【0078】このパスワード変更モードににおいても、制御手段5による図6のフローチャートに示したステップD1,D3〜D6及びD8〜D10の処理あるいは判断は、前述した第1の実施形態の場合と同じである。 【0079】しかし、ステップD1で表示部にパスワードの入力要求の表示を行った後、ユーザにより予め定められた方法でパスワードが入力されると、ステップD2で、制御手段5はシステムバス12を介して車両本体の記憶手段6と、搭載されている充電ユニット2の記憶手段23および電池ユニッ3A,3Bの各記憶手段32から、それぞれ記憶(登録)されているパスワードを読み出して取得し、入力されたパスワードとを比較する。 【0080】その結果、全てのパスワードが一致した場合は、ステップD3で表示部に新しいパスワードの入力要求を表示するが、パスワードが一つでも一致しない場合は、ステップD8へ進んでパスワードの入力回数をカウントする。また、ステップD7では、システムバス12を介して車両本体の記憶手段6と、搭載されている充電ユニット2の記憶手段23および電池ユニット3A,3Bの各記憶手段32にそれぞれ記憶されているパスワードを新たなパスワードに書き替えて、表示部にパスワード変更を表示する。 【0081】このようにして、電動車両1から取り外し可能な充電ユニット2と電池ユニット3A,3Bの全てが電動車両1に搭載されていて、入力したパスワードと各記憶手段6,23,32に記憶しているパスワードが全て一致した場合にのみ、新たなパスワードを2回入力することによって、パスワードを変更することができ、全ての記憶手段6,23,32に同じ新しいパスワードを記憶させることができる。 【0082】なお、上述の各実施形態は、この発明による不正使用及び盗難防止に係る処理およびパスワード変更に係る処理を全て制御手段5によって行うようにしたが、電動車両1の駆動に係る制御を行なう制御手段とは別に、この発明による不正使用及び盗難防止に係る処理およびパスワード変更に係る処理を行なう制御手段を設けるようにしてもよい。 【0083】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明による電動車両は、予めパスワードを記憶させておき、それと同じパスワードが入力されたときにのみ走行可能にすることにより、不正使用及び盗難を防止を図ることができる。また、車両が移動されたとき、正しいパスワードが入力されないと警報を発し続けることにより、盗難を防止することが出来る。 【0084】さらに、登録されているパスワードを知っているユーザのみがパスワードを変更できるようにして、不正使用および盗難防止効果の向上と使い勝手の向上を図ることが出来る。充電ユニットや電池ユニットなどの重要な構成部品にもパスワード記憶することにより、そのパスワードの管理を行い、盗難にあった場合にその構成部品の使用を不可とすることが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000151276 【氏名又は名称】株式会社東京アールアンドデー
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| 【出願日】 |
平成11年9月7日(1999.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080931 【弁理士】 【氏名又は名称】大澤 敬
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| 【公開番号】 |
特開2001−78302(P2001−78302A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月23日(2001.3.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−253432 |
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