| 【発明の名称】 |
電動走行車及びその走行システム |
| 【発明者】 |
【氏名】上符 敏昭
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| 【要約】 |
【課題】人の安全を容易に確保して電気二重層コンデンサ等の被充電部に充電可能な構成の充電回路を備えた電動走行車及びその走行システムを提供する。
【解決手段】地上側に設置した1次側誘導部13を有する給電装置11と、充電回路21を備え、この充電回路21には1次側誘導部に対応するように配置した2次側結合部22を設け、1次側誘導部と2次側結合部とを介して、地上側の給電装置から非接触で充電回路の電気二重層コンデンサに充電するように構成した電動走行車とを有してなる走行システムとする。また、電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側結合部との磁路ずれが生じないように、1次側誘導部の磁路断面積を小さくし、2次側結合部の磁路断面積を大きく、或いは、1次側誘導部の磁路断面積を大きくし、2次側結合部の磁路断面積を小さくする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 充電回路を備え、この充電回路には地上側に設置した給電装置の1次側誘導部に対応するように配置した2次側結合部を設け、1次側誘導部と2次側結合部とを介して、地上側の給電装置から非接触で充電回路の被充電部に充電するように構成したことを特徴とする電動走行車。 【請求項2】 請求項1に記載する電動走行車において、電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側結合部との磁路ずれが生じないように、2次側結合部の磁路断面積を1次側誘導部の磁路断面積よりも大きく又は小さくしたことを特徴とする電動走行車。 【請求項3】 請求項1又は2に記載する電動走行車において、充電回路には電気二重層コンデンサを設け、この電気二重層コンデンサに一旦充電した電荷を、バッテリ又はコンデンサに充電するように構成したことを特徴とする電動走行車。 【請求項4】 地上側に設置した1次側誘導部を有する給電装置と、充電回路を備え、この充電回路には1次側誘導部に対応するように配置した2次側結合部を設け、1次側誘導部と2次側結合部とを介して、地上側の給電装置から非接触で充電回路の被充電部に充電するように構成した電動走行車とを有してなることを特徴とする電動走行車の走行システム。 【請求項5】 請求項4に記載する電動走行車の走行システムにおいて、電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側結合部との磁路ずれが生じないように、1次側誘導部の磁路断面積を小さくし、2次側結合部の磁路断面積を大きくした、或いは、1次側誘導部の磁路断面積を大きくし、2次側結合部の磁路断面積を小さくしたことを特徴とする電動走行車の走行システム。 【請求項6】 請求項4又は5に記載する電動走行車の走行システムにおいて、充電回路には電気二重層コンデンサを設け、この電気二重層コンデンサに一旦充電した電荷を、バッテリ又はコンデンサに充電するように構成したことを特徴とする電動走行車の走行システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電動走行車及びその走行システムに関する。 【0002】 【従来の技術】現在の電動走行車(荷物や人を運ぶ電動搬送車等)は駆動エネルギ源としてバッテリを主としている。図3には、かかる電動走行車の具体的な駆動回路構成を示す。同図に示すように、電動走行車ではバッテリ1を主電源とし、半導体スイッチ回路2のON−OFF制御(チョッパ制御)によって電動走行車の駆動源である直流モータの電機子3に印加される電圧を可変にすることにより、速度を変更している。 【0003】具体的には、低速時はチョッパ制御のデューティ比を下げてモータ電圧の平均値を下げ、高速時はチョッパ制御のデューティ比を上げてモータ電圧の平均値を上げる。なお、モータ電流は、図中に矢印で示すように、半導体スイッチ回路2のON期間にはこの半導体スイッチ回路2を流れ、半導体スイッチ回路2のOFF期間には電機子3に逆並列に接続したダイオード4を流れる。また、最高速時は半導体スイッチ回路2に並列に接続した短絡コンタクタ5を投入する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】図3において、バッテリ1は電動走行車が必要とする走行エネルギの全てを供給する必要がある。このため、バッテリ1の容量は最大負荷での走行時間から算出された値とバッテリ寿命との関係から決定される。バッテリ寿命は図4に示すように放電率によって大きく変わる。一般的には30%放電率以下に選択されるため充放電サイクル寿命は1100回程度であり、1日の稼働時間を10時間とした場合、充電時間を12時間と仮定し、1サイクル/日とすると、3年以上のバッテリ寿命となる。つまり、バッテリ寿命を3年以上とするためには、バッテリ容量は実使用容量に対して1/0.3=3.3倍以上に選定される。 【0005】また、バッテリ充電時には、鉛バッテリの場合、充電電流を1.0〜0.75CA以下にして充電中の温度上昇を抑制する必要がある。また、完全充電するには充電終期の充電電流を小さくする必要がある。これは負極での酸化ガスの吸収をしきれずに電解液中の水分が消失するのを防止するために必要なことである。 【0006】以上のことから、バッテリ容量が必要以上に大きくなってバッテリの重量も大きくなり、また、バッテリ充電時間も長くかかる。しかも、バッテリは化学反応を原理としているため、温度に関する管理が変わる等保全状態によって寿命に大きく影響がでる等の問題がある。 【0007】そこで、これらの問題点を解決するために充電回路に物理現象を原理とする電気二重層コンデンサ等を設けることが考えられるが(詳細後述)、この場合、電気二重層コンデンサに対して接触式充電を行うと、接触部に人が触れる虞のないように構成にする等、安全上の配慮を十分に行う必要があるという問題がある。 【0008】従って、本発明は上記の問題点に鑑み、人の安全を容易に確保して電気二重層コンデンサ等の被充電部に充電することができる構成の充電回路を備えた電動走行車及びその走行システムを提供することを課題とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1発明の電動走行車は、充電回路を備え、この充電回路には地上側に設置した給電装置の1次側誘導部に対応するように配置した2次側結合部を設け、1次側誘導部と2次側結合部とを介して、地上側の給電装置から非接触で充電回路の被充電部に充電するように構成したことを特徴とする。 【0010】また、第2発明の電動走行車は、第1発明の電動走行車において、電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側結合部との磁路ずれが生じないように、2次側結合部の磁路断面積を1次側誘導部の磁路断面積よりも大きく又は小さくしたことを特徴とする。 【0011】また、第3発明の電動走行車は、第1又は第2発明の電動走行車において、充電回路には電気二重層コンデンサを設け、この電気二重層コンデンサに一旦充電した電荷を、バッテリ又はコンデンサに充電するように構成したことを特徴とする。 【0012】また、第4発明の電動走行車の走行システムは、地上側に設置した1次側誘導部を有する給電装置と、充電回路を備え、この充電回路には1次側誘導部に対応するように配置した2次側結合部を設け、1次側誘導部と2次側結合部とを介して、地上側の給電装置から非接触で充電回路の被充電部に充電するように構成した電動走行車とを有してなることを特徴とする。 【0013】また、第5発明の電動走行車の走行システムは、第4発明の電動走行車の走行システムにおいて、電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側結合部との磁路ずれが生じないように、1次側誘導部の磁路断面積を小さくし、2次側結合部の磁路断面積を大きくした、或いは、1次側誘導部の磁路断面積を大きくし、2次側結合部の磁路断面積を小さくしたことを特徴とする。 【0014】また、第6発明の電動走行車の走行システムは、第4又は第5発明の電動走行車の走行システムにおいて、充電回路には電気二重層コンデンサを設け、この電気二重層コンデンサに一旦充電した電荷を、バッテリ又はコンデンサに充電するように構成したことを特徴とする。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。 【0016】図1は本発明の実施の形態に係る電動走行車の走行システムの要部構成図、図2は前記電動走行車の走行システムの全体構成図である。 【0017】図1に示すように、地上側には高周波発振器12と1次側誘導部13とを有してなる給電装置11が設置されている。1次側誘導部13はコ字状の鉄心14にコイル15を巻回してなるものであり、鉄心14の先端面14aが上向きとなるように配設されている。コイル15は高周波発振器12に接続されている。 【0018】一方、電動走行車には充電回路21が設けられている。この充電回路21は、図2に示すように、2次側結合部22と、整流部25と、降圧チョッパ部26と、電気二重層コンデンサ27と、昇圧チョッパ部28と、コンデンサ38と、鉛バッテリであるバッテリ29とによって構成されている。 【0019】図1に示すように、2次側結合部22は地上側に設置された給電装置11の1次側誘導部13に対応するように配設されている。即ち、2次側結合部22はコ字状の鉄心23にコイル24を巻回してなるものであって、鉄心23の先端面23aが下向きとなるように配設されており、電動走行車が充電ステーションに停止したときに1次側誘導部13の鉄心14の先端面14aと2次側結合部22の鉄心23の先端面23aとが対向するようになっている。 【0020】しかも、電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部13と2次側結合部22との磁路ずれが生じないように、1次側誘導部13の磁路断面積(鉄心14の先端面14aの面積)を小さくし、2次側結合部22の磁路断面積(鉄心23の先端面23aの面積)を大きくしている。或いは、1次側誘導部13の磁路断面積(鉄心14の先端面14aの面積)を大きくし、2次側結合部22の磁路断面積(鉄心23の先端面23aの面積)を小さくしてもよい。何れを大きくし又は小さくするかは、設置台数やコストなどの観点か適宜選択することができる。 【0021】図1には、電動走行車の停止位置が図中左側にずれたために2次側結合部22の位置が1次側誘導部13に対して図中左側にずれた場合の状態を例示しているが、このような場合にも、1次側誘導部13の磁路断面積を小さくし、2次側結合部22の磁路断面積を大きくしたことにより、1次側誘導部13と2次側結合部22との磁路ずれは生じていない。 【0022】図2に示すように、2次側結合部22のコイル24は整流部25に接続されている。整流部25は、整流回路31と、平滑コンデンサ32とで構成されており、交流電流を直流電流に整流して出力する。 【0023】降圧チョッパ部26は、スイッチング素子31と、直流リアクトル34と、ダイオード35とで構成されている。スイッチング素子31としてはIGBTやパワートランジスタやFETなどを適宜用いることができる。この降圧チョッパ部30では、詳細は後述するが、整流部25から出力された直流電流を電気二重層コンデンサ27に充電するという動作を行う。 【0024】電気二重層コンデンサ27は、電解質中のアニオン(陰イオン)とカチオン(陽イオン)をそれぞれ正極と負極に物理吸着させて分極性電極に電荷を蓄えるという原理で動作するコンデンサであり、アルミニウム電解コンデンサに代表されるような電極間に誘電体を有するコンデンサに比べて体積あたりの容量が300〜1000倍の大容量コンデンサである。この電気二重層コンデンサ27は大電流により充電することができ、バッテリに比べて非常に短時間で充電することができる。 【0025】詳述すると、電気二重層コンデンサ27の充放電電流値は、電気二重層コンデンサ27の内部インピーダンスにより規制される。電気二重層コンデンサ27の内部インピーダンスは小さいので、その充放電電流値は鉛バッテリーの充放電電流値に比べて極めて大きい。具体例で説明すると、電気二重層コンデンサ27の容量が1700F、充電電圧が2.5V、内部インピーダンス5mΩである場合、充電許容電流は500A(=2.5V/5mΩ)と極めて大きい。 【0026】昇圧チョッパ部28は、スイッチング素子40と、直流リアクトル36と、ダイオード37とで構成されている。スイッチング素子40としてはIGBTやパワートランジスタやFETなどを適宜用いることができる。この昇圧チョッパ部28では、詳細は後述するが、電気二重層コンデンサ27に充電された電荷を、電気二重層コンデンサ27への充電電流値よりも小さな充電電流値にして、バッテリ29やコンデンサ38に充電するという動作を行う。 【0027】コンデンサ38及びバッテリ29は駆動装置30に電力を供給する。駆動装置30では、交流モータやインバータ、或いは、図3に示すような直流モータやチョッパ等を内蔵しており、バッテリ29から供給される電力によりモータを作動させて、電動走行車を走行させる。 【0028】ここで、充電動作について詳細に説明する。 【0029】電動走行車はバッテリー29の充電量が低下してくると、充電ステーションまで戻ってきて所定位置に停止する。その結果、地上側の1次側誘導部13と、電動走行車側の2次側結合部22とが対向する。しかも、このときに電動走行車の停止位置が多少ずれても、1次側誘導部13と2次側結合部22との磁路ずれが生じることはない。 【0030】この状態で高周波発振器12から高周波電流を1次側誘導部13のコイル15に流すと、この1次側誘導部13に対して磁気的に結合されている2次側結合部22には電圧が誘起される。即ち、1次側誘導部13と2次側結合部22とを介して、地上側の給電装置11から非接触で電動走行車側の充電回路21に給電される(電磁エネルギが伝達される)。 【0031】2次側結合部22から出力された交流電流は、整流部25で整流されて直流電流となる。そして、降圧チョッパ26のスイッチング素子33が導通(ON)状態になると、整流部25からの電流I1 が、スイッチング素子33と直流リアクトル34とを流れて電気二重層コンデンサ27に充電される。このとき、整流部25の出力電圧(コンデンサ32の両端電圧)をVc1、直流リアクトル34のリアクタンスをL1 、時間をtとすると、電流I1 は(Vc1/L1 )×tの割合で上昇していく。電流I1 が上昇して所定の目標上限コンデンサ電流値IC1に達すると、スイッチング素子33が遮断(OFF)状態となる。なお、目標上限コンデンサ電流値IC1は、電気二重層コンデンサ40の特性によって決定される大きな値である。 【0032】スイッチング素子33が遮断状態になると、直流リアクトル34に蓄積された電磁エネルギーにより、直流リアクトル34と電気二重層コンデンサ27とダイオード35とでなる閉回路に環流電流I2 が流れる。この環流電流I2 は前記閉回路の内部抵抗により減衰していく。そして、環流電流I2 が所定の目標下限コンデンサ電流値IC2に達すると、スイッチング素子33が再び導通状態となる。スイッチング素子33が導通状態になると、再び電流I1 が流れる。 【0033】このようにスイッチング素子33が導通・遮断動作(チョッパ動作)を繰り返して電流I1 ,I2 が流れることにより、電気二重層コンデンサ27は充電されていく。電気二重層コンデンサ27の充電電圧が所定の目標コンデンサ電圧値VC0になったら、スイッチング素子33の動作を停止する(遮断状態を維持する)。 【0034】かくして、充電ステーションでの充電操作が終了する。このとき、電流I1 ,I2 は電気二重層コンデンサ40の内部抵抗で決められる電流値まで許容されるので、大電流値とすることができる。その結果、電気二重層コンデンサ27への充電は短時間で終了する。つまり、充電ステーションでの充電操作は短時間で終了する。具体的には、充電ステーションでの電気二重層コンデンサ27への充電時間Tは、電気二重層コンデンサ27の静電容量をCとすると、T=(VC0/I1 )×Cとなる。 【0035】また、電気二重層コンデンサ27は大電流による充電ができるため、電気二重層コンデンサ27への印加電圧が過大にならないように注意するだけでよく、充電制御動作設計は簡単にできる。 【0036】電気二重層コンデンサ27の充電が完了したら、電動走行車は充電ステーションから離れて走行可能な状態となる。そして、この走行可能状態(実際に走行をしている状態でもよい)において、昇圧チョッパ部28を動作させることにより、電気二重層コンデンサ40に充電された電荷を、コンデンサ38やバッテリー29に充電する。 【0037】詳述すれば、スイッチング素子40が導通状態になると、電気二重層コンデンサ27と直流リアクトル36とスイッチング素子40とでなる閉回路に電気二重層コンデンサ27から出力された電流I3 が環流する。このとき、電気二重層コンデンサ27の充電電圧をVC2、直流リアクトル36のリアクタンスをL2 、時間をtとすると、電流I3 は(VC2/L2 )×tの割合で上昇していく。電流I3 が上昇して所定の目標電流値I0 になると、スイッチング素子40が遮断状態となる。なお、目標電流値I0 はバッテリー29の特性によって決定される小さな値である。 【0038】スイッチング素子40が遮断状態になると、電気二重層コンデンサ27の電圧VC2と、直流リアクトル36の電磁エネルギーにより生じた電圧とが加わり(即ち昇圧され)、電流I4 がダイオードD2を介してコンデンサ38やバッテリ29に充電される。 【0039】一旦、遮断状態となったスイッチング素子40は、前回導通状態になった時点から一定時間経過すると、再び導通状態となり、これにより再び電流I3 が流れる。このように、スイッチング素子40を導通状態にして電流I3 を流し、スイッチング素子40を遮断状態にして電流I4 を流す動作を繰り返すことにより、コンデンサ38及びバッテリ29への充電が行われる。このとき、電流I4 は目標電流値I0 により規制されるため、バッテリ29に対してダメージを与えることなく最適な電流値にて充電をすることができる。 【0040】また、バッテリ29の電圧が所定の目標バッテリ電圧値VB0に達した後は、目標電流値I0 を補充バッテリ電流値IBHにまで下げて、バッテリ29への充電動作を継続する。このため、バッテリ29から放電された電荷は、直ちに、電気二重層コンデンサ40に蓄えた電荷により補充される。補充バッテリ電流値IBHは目標電流値I0 に比べて大幅に小さい値とする。バッテリ29の電圧が目標バッテリ電圧値VB0よりも小さくなったら、補充バッテリ電流値IBHを目標電流値I0 に戻して、バッテリ29に充電する。 【0041】また、本実施の形態では電源としてコンデンサ38とバッテリ29とを並列に設けているが、コンデンサ38のみを設けることも考えられる。しかし、次の理由からコンデンサ38だけでなくバッテリ29も設けている。 【0042】即ち、電動走行車の走行路に登り坂がある場合、この登り坂走行時の必要トルク増分はその勾配をθとすると下式で表され、このトルク増分を発生させるためのエネルギをコンデンサ38のみから得ようとすると、コンデンサ38が非常に容量の大きなものになってしまうという問題がある。そこで、この問題を解決するためにバッテリ29も設けている。一方、バッテリ29だけを設けることも考えられるが、この場合に比べて、コンデンサ38を設けることにより、バッテリ29の容量が低減されることにもなる。 【0043】 【数1】
【0044】なお、下り坂走行時には駆動装置30から回生エネルギがバッテリ28に充電されるため、充電ステーションでは、その差分の充電エネルギがバッテリ29(電気二重層コンデンサ27)に補充される。 【0045】また、充電ステーションでのバッテリ29の充電をフロート充電方式にしたため、即ち、電気二重層コンデンサ27に一旦充電し、この電気二重層コンデンサ27に充電した電荷をバッテリ29等に充電する方式としたため、保全性の向上が図れ、また、地上側では特別な充電器を必要としないため、安価な構成となる。 【0046】そして、本実施の形態によれば、1次側誘導部13と2次側結合部22とを介して、地上側の給電装置11から非接触で充電回路21の電気二重層コンデンサ27に充電するようにしたため、接触式充電に比べて、人の安全を容易に確保することができる。 【0047】また、電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部13と2次側結合部22との磁路ずれが生じないように、1次側誘導部13の磁路断面積を小さくし、2次側結合部22の磁路断面積を大きくした、或いは、1次側誘導部13の磁路断面積を大きくし、2次側結合部22の磁路断面積を小さくしたため、電動走行車の停止位置がずれても、効率的に電気二重層コンデンサ27に充電することができる。 【0048】つまり、1次側誘導部13と2次側結合部22との磁路ずれが生じると、漏れ磁束が大きくなって1次側誘導部13と2次側結合部22との結合係数が低下するため、充電効率が低下してしまう。これに対して、1次側誘導部13の磁路断面積を小さくし、2次側結合部22の磁路断面積を大きくすれば、或いは、1次側誘導部13の磁路断面積を大きくし、2次側結合部22の磁路断面積を小さくすれば、1次側誘導部13と2次側結合部22との磁路ずれによる結合係数の低下を防止することができるため、充電効率の低下を防止することができる。換言すれば、電動走行車に対しては操舵ずれ許容値を大きくすることになるため、電動走行車の操作性が向上する(走行制御が容易になる)。 【0049】なお、電動走行車に誘導回路が設けられ、この誘導回路により誘導線を検出しながら走行する場合には、1次側誘導部13の磁路断面積と2次側結合部22の磁路断面積との差異を、誘導性能の許容範囲に抑制(小さく)することができ、地上設備の小形化等を図ることができる。 【0050】また、電動走行車が一定走行区間毎に停止することが見込まれる走行システムでは、電動走行車の停止箇所毎に1次側誘導部13を設置することによって頻繁に電気二重層コンデンサ27に充電することができるようにすることにより、電気二重層コンデンサ27の容量を低減して小形化を図ることができるため、電動走行車の積載重量の低減と小形化とを図ることができる。 【0051】 【発明の効果】以上、発明の実施の形態とともに具体的に説明したように、本発明の電動走行車及びその走行システムによれば、1次側誘導部と2次側結合部とを介して、地上側の給電装置から非接触で充電回路の被充電部(電気二重層コンデンサ等)に充電するようにしたため、接触式充電に比べて、人の安全を容易に確保することができる。 【0052】また、電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側結合部との磁路ずれが生じないように、1次側誘導部の磁路断面積を小さくし、2次側結合部の磁路断面積を大きくした、或いは、1次側誘導部の磁路断面積を大きくし、2次側結合部の磁路断面積を小さくしたため、電動走行車の停止位置がずれても、効率的に被充電部(電気二重層コンデンサ等)に充電することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006105 【氏名又は名称】株式会社明電舎
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| 【出願日】 |
平成11年7月7日(1999.7.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078499 【弁理士】 【氏名又は名称】光石 俊郎 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−25104(P2001−25104A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月26日(2001.1.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−192561 |
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