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【発明の名称】 電気自動車における着脱式バッテリー
【発明者】 【氏名】清水 隆三

【要約】 【課題】電気自動車の充電に関する利便性を高め、その普及を促進させる。

【解決手段】形状・インターフェースを統一規格化したバッテリーパックを電気自動車の床下に装着する。電力補給は、既存のガソリンスタンドなどで、あらかじめ充電を済ませたバッテリーパックを、空のバッテリーパックと交換する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】電気自動車における、着脱可能なバッテリーパックであって、薄い板状のバッテリー複数個からなる。
【請求項2】バッテリーパックは、電気自動車の床下に装着される。
【請求項3】バッテリーパックの形状・インタフェースを統一規格化する。
【請求項4】空、または残存電力が残り少ないバッテリーと充電済みのバッテリーを交換することで、充電時間の短縮をはかる。
【請求項5】バッテリーパック交換時に使用済みバッテリーパックを下取りし、新たにバッテリーパックを購入することで、ユーザーが実質電力のみを購入できるようにする。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本考案は、電気自動車の電源供給に係るものであり、詳しくは電気自動車に搭載されるバッテリーの形状と、その取り扱い方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気自動車の電源は固定であり、バッテリーそのものの充電容量や充電速度の向上を目指す傾向がある。その進歩は目を見張るものがあるが、数分で燃料補充のできるガソリン車の利便性には遠く及ばない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電気自動車の充電時間は、バッテリー性能の向上で、以前より短縮されてきているが、ガソリン給油に比べて大幅に時間がかかるという問題点を有していた。
【0004】バッテリーの劣化を考慮すると、一度放電してから充電せねばならないバッテリーも多く、このことも、充電時間の長期化の原因のひとつとなっている。
【0005】現状では電気自動車の充電場所も、ほとんど設置されておらず、この事が電気自動車普及のネックになっている。また、既存のガソリンスタンドが、充電業務に関われるようにしないと、内燃機関自動車から電気自動車への移行に伴って、石油事業者が職を失う懸念もある。
【0006】本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電気自動車の充電に関する利便性を高め、その普及を促進しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本考案における着脱式バッテリーは、その外部形状とインターフェースを共通化し、人力またはそれに準ずる方法で着脱できるよう、電気自動車一台に複数枚搭載する【0008】複数枚搭載されたバッテリーの接続経路は外部(電気自動車本体)から制御可能とし、状況に応じて接続経路を変えることで無駄な放電を防ぐ。
【0009】
【発明の実施の形態】考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】図1において、側面から見た車体Aの床下部分、車輪Bの間にバッテリーパック1を複数枚配置する。
【0011】図2は、バッテリーパックの配置を上方から見た所で、バッテリーパック1は矢印2の方向へ引っぱり出し、またその逆動作で着脱を行う。
【0012】図3は、バッテリーパックの形状及びバッテリーパックと車体の接合部の形状で取っ手4を備え、反対側に突起した凸型電極5及び通電許可窓6を配置する。車体側接合部Cは、凹型電極接合部7と通電許可突起8を備える。
【0013】図4の通電許可窓6には、LED9と光センサー10を設置し、バッテリーパック装着時において、図3の通電許可突起8が図5の通電許可窓6に入り、図4のLED9の光を遮断する事によって、光センサー10がバッテリーパック装着を感知し、内部回路によって凸型電極5に通電する。
【0014】図2のバッテリーパック入出口3には、図6のようなバッテリーパック1を保護するための扉11を設置する。
【0015】バッテリーパック同志の接続は自動車側でコントロールし、電圧・消費電力などの設定に自由度を持たせ、個々の自動車の(モーターなど)特質に合わせられる様にする。
【発明の効果】本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0016】電力供給を充電済みバッテリーの交換で行うため、充電時間の問題を解消できる。
【0017】複数のバッテリーパックを搭載し、その接続のコントロールを自動車側で行う事によって、用途の異なる自動車に対応でき、また燃料感覚で電力が使える。
【0018】電気自動車の普及の目的は、大気汚染ならびに地球温暖化ガスの削減という、エコロジーの問題であえるが、バッテリー部分を着脱式にし、電力のみを売買する形態をとる事によって、バッテリーを電気自動車本体から切り放すことで、バッテリーの生産から廃棄までをメーカーが管理できるようになり、バッテリーのリサイクルが容易となる。
【0019】電力のみを売買する形態をとる事によって、エネルギー流通業として既存のガソリンスタンドを生かすことが可能であり、インフラ整備が比較的安価で行える上に、既存のガソリンスタンドも事業を継続することができる。
【0020】ガソリンスタンドなど、売電施設に太陽光発電・風力発電などのクリーンエネルギーを取り入れれば、CO2削減に寄与できる。
【0021】電気自動車のエネルギー源を集約管理できるので、新たなクリーンエネルギーが考案された場合も、即座に対応が可能である。
【0022】バッテリーのインターフェースを共通化することで、コスト・容量・クオリティーなど、ユーザー側の選択肢が増える。
【出願人】 【識別番号】599110083
【氏名又は名称】清水 隆三
【出願日】 平成11年6月30日(1999.6.30)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−16706(P2001−16706A)
【公開日】 平成13年1月19日(2001.1.19)
【出願番号】 特願平11−312812