| 【発明の名称】 |
サイドバイザーの取り付け構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】村田 亨一
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| 【要約】 |
【課題】対応端をドアサッシュへ取り付けるにあたって、フランジを用いないで行えるようにする。
【解決手段】対応端6,7がフランジを備えずカットされた形状の前後のサイドバイザー1A,1Bと、サイドバイザー1A,1Bの対応端6,7の嵌入溝15が形成された取り付け部材12とからなり、この嵌入溝15に前記対応端6,7の辺縁8,9が嵌入固定されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前、後両側のサイドドアーもしくは前側のサイドドアと後ろ側のサイドウィンドのそれぞれのドアサッシュに、対応端が接近するようにして、後付けで取り付けられるようにしたサイドバイザーの取り付け構造において、対応端がフランジを備えずカットされた形状の前、後のサイドバイザーと、サイドバイザーの対応端の嵌入溝が形成された取り付け部材とからなり、この嵌入溝に前記対応端の辺縁が嵌入固定されていることを特徴とするサイドバイザーの取り付け構造。 【請求項2】 嵌入溝は、前後一対の、基体の表面から互いに平行に立ち上がった隆条によって形成されている請求項1記載のサイドバイザーの取り付け構造。 【請求項3】 嵌入溝は、基体の表面に穿たれた凹入溝で形成されている請求項1記載のサイドバイザーの取り付け構造。 【請求項4】 嵌入溝は、基体の辺縁に偏って形成されている請求項1記載のサイドバイザーの取り付け構造。 【請求項5】 取り付け部材の裏面には離型紙を備えた両面接着テープが取り付けられている請求項1記載のサイドバイザーの取り付け構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のサイドバイザー、更に詳しくは、前側のサイドドアー用と後ろ側のサイドドアもしくはサイドウィンド用とがあり、これら両側のサイドドアーもしくは前側のサイドドアと後ろ側のサイドウィンドのそれぞれのドアサッシュに、対応端が接近するようにして、後付けで取り付けられるように構成されたれサイドバイザーの取り付け構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種サイドバイザーは、図7に示されるように、前後のサイドバイザー01,02の対応端03,04は、それぞれ前、後のサイドドア05,06の対応するドアサッシュ07,08上に両面接着テープ09,010を介して貼着される。具体的には、図示されるように、前、後のサイドバイザーの対応端03,04には、それぞれ外向きのフランジ011,012が一体に設けられていて、このフランジ011,012の裏面に取り付けられた前記両面接着テープ09,010を介してそれぞれドアサッシュ07,08上に貼着されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの種のサイドバイザーの取り付け構造は、前、後のサイドバイザー01,02をドアサッシュ07,08に取り付けるにあたって、それらの対応端03,04に設けられた外向きのフランジ011,012を採用しているので、対応端03,04の間には、図8に示されるように、広い空隙D.Sが形成されることになる。その結果、走行時には、前側のサイドバイザー01上を流下してくる空気の流れが、この空隙D.Sで攪乱されて、大きな騒音を発生して、大変耳障りであった。また、前、後のサイドバイザー01,02の一体感が削がれ、外観処理上も好ましいものではなかった。 【0004】この欠点を改善するために、本発明者は種々検討を重ねた結果、騒音の発生は、前、後のサイドバイザーの対応端に生じる空隙であり、この空隙を可及的に減少できれば、騒音の発生を阻止できることを知得し、更に検討を重ねた。その結果、図9に示されるような改良された構造を発案するに至った。この改良された構造では、対応端03,04に設けられるフランジ011,012を、外側ではなく、内側に向けて設ける手段を採用した。その結果、対応端03,04を可及的に接近させて取り付けることができるようになった。図示された形状は、対応端03,04が傾斜面に形成されたサイドバイザーが採用されているので、図上、上方ほど空隙D.Sが広く見られるが、図中想像線で示されるよう、ドアサッシュ07,08の表面に対して直角に立ち上がるような対応端03,04とすれば、空隙D.Sは、全くなくなる。 【0005】しかしながら、この改良された取り付け構造は、対応端03,04のフランジ011,012を内側に向けて設けるために、図7、図8に示されるような外向きに設けるものと違って、金型が大変複雑で、特殊な形状、構造となってしまい、製造工程も複雑になるという大きな問題点のあることが分かった。したがって、この手段では、製造コストを大幅に高騰させてしまい、廉価に提供することができない。 【0006】そこで、本発明者は、以上の従来の取り付け構造(図7,8)並びに改良された取り付け構造(図9)を更に深く検討した結果、対応端に設けられるフランジが、空隙を現出させ、また、製造コストの高騰化を招いていることに着目し、サイドバイザーをドアサッシュに取り付ける手段として、このようなフランジを採用しない全く新たな手段を得るべく種々検討を重ねた。その結果、対応端の空隙は、基本的には改善された取り付け構造(図9)と同等に、可及的に少なくすることができ、併せて製造コストの低廉化も図れる手段を開発したので、ここに提案する。したがって、本発明は、対応端をドアサッシュへ取り付けるにあたって、フランジを用いないで行えるようにすることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の技術的な課題を達成するために、本発明が講じた技術的手段は次のとおりである。すなわち、本発明の請求項1記載のサイドバイザーの取り付け構造は、前、後両側のサイドドアーもしくは前側のサイドドアと後ろ側のサイドウィンドのそれぞれのドアサッシュに、対応端が接近するようにして、後付けで取り付けられるようにしたサイドバイザーの取り付け構造において、対応端がフランジを備えずカットされた形状の前、後のサイドバイザーと、サイドバイザーの対応端の嵌入溝が形成された取り付け部材とからなり、この嵌入溝に前記対応端の辺縁が嵌入固定されていることに特徴がある。 【0008】 【作用】上記の構成にかかるサイドバイザーの取り付け構造によると、フランジを備えずカットされた形状の対応端の辺縁の肉厚よりもやや幅のある基体をドアサッシュに取り付け、この基体に設けられていてる嵌入溝に、この対応端の辺縁を嵌入固着することによって、ドアサッシュに対するサイドバイザーの対応端の取り付けが行われる。 【0009】 【発明の効果】このように、本発明の請求項1記載のサイドバイザーの取り付け構造は、サイドバイザーの対応端の辺縁よりやや幅のある基体が採用され、しかもこの基体の嵌入溝に対応端の辺縁を嵌入固定するから、この基体同士を限りなく近接させて配置できる。つまりは、嵌入溝がほとんど前後のドアサッシュあるいは前のドアサッシュと後方のサイドウィンドの窓サッシュの突き合わせ部位上にあるようにして互いに近接させて、ドアサッシの上に取り付けることができる。したがって、従来の外側に向かって張り出すフランジを介した取り付ける手段に比べて、対応端の間に形成される空隙を可及的に少なく、もしくはほとんどなくすことができる。その結果、走行時の騒音発生源がなくなり、静粛な走行を可能にする。併せて、サイドバイザーは、カットされてフランジを備えない形状であるから、その製造に当たって、大変高価で、複雑な構造を備えた金型を全く必要とせず、したがって、製造コストを大幅に低廉化でき、廉価に提供できるに至った。また、前、後のサイドバイザーの対応端の間隔がほとんどなくなるので、前、後のサイドバイザーの一体感が大幅に向上され、外観処理上も大変好ましい結果を得ることができる。 【0010】また、請求項2記載のように、嵌入溝が、前後一対の、基体の表面から互いに平行に立ち上がった隆条によって形成されていたり、請求項3記載のように、基体の表面に穿たれた凹入溝で形成されていたりするのが望ましい。引き抜きや、型押さえ、更には切削などの簡便な手段で取り付け部材を製造でき、一層廉価に提供できるからである。また、殊に嵌入溝が凹入溝で形成される場合には、製造コストを更に低廉化できる上に、基体の肉厚を厚くでき、サイドバイザーの取り付けを一層強固に行えるからである。 【0011】また、請求項4記載のように、嵌入溝は、基体の辺縁に偏って形成されているのが望ましい。図1、図5に示されるように、基体の嵌入溝同志を、この嵌入溝の基体の辺縁に偏った側の壁のほとんど2倍の幅分程度にまで近接でき、対応端に形成される空隙をほとんどなくすことができるからである。 【0012】更に、請求項5記載のように、取り付け部材の裏面には離型紙を備えた両面接着テープが取り付けられているのが望ましい。取り付け部材のドアサッシュへの取り付け、ひいてはサイドバイザーの取り付け作業が大変簡便になるからである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明のサイドバイザーの取り付け構造の一実施の形態を示している。 【0014】図1並びに図3〜5において、1は自動車用のサイドバイザーで、アクリル樹脂などの合成樹脂、又はステンレスやアルミなどの金属を素材にして形成されている。このサイドバイザーは、図示されるように、前側のサイドドア2と後ろ側のサイドドア3のそれぞれの上部ドアサッシュ4,5に、例えば公知の両面接着テープや適宜取り付け具(図外)を介して取り付けられる。これら前方のサイドバイザー1Aと後方の後のサイドバイザー1Bとは、対応端6,7が近接するように取り付けられている。そして、これら前後のサイドバイザー1A,1Bの対応端6,7は、フランジを備えることなくカットされた形状の辺縁8,9を備えている。図中10,11はそれぞれこれら前後のサイドバイザー1A,1Bの上縁から外方に向かって一体に突設されたフランジ、また、10A,10Bは庇である。前記対応端6,7は、これらの庇10A,10Bの前、後端からそれぞれ下方に一体に延設された壁部分である。 【0015】各図中、12は取り付け部材である。この取り付け部材12は、図2に示されるように、縦方向に長い基体13と、その表面側で、幅方向一端側に偏らせて、左右所定の間隔を開けて、互いに平行な一対の隆条14が一体に立ち上げられ、両隆条14の間に嵌入溝15が形成されている。この嵌入溝15の幅、つまりは両隆条14の内法間の寸法Lは、サイドバイザー1A,1Bの対応端6,7の辺縁8,9の肉厚にほぼ等しい寸法設定されている。また、基体13の裏面には離型紙16を備えた両面接着テープ17が貼着されている。更に、この取り付け部材12は、天然、合成各種のゴム、ABS樹脂などを素材にして、押し出し成形や引き抜き成形、更には圧縮成形など適宜の手段によって形成される。 【0016】このように構成された取り付け部材12は、図1、図4、図5に示されるように、前側のサイドドア3の後方ドアサッシュ18上に、また、後ろ側のサイドドア4の前方のドアサッシュ19上に、それぞれ両面接着テープ17(図5)を介して貼着される。この取り付け部材12の貼着が終わったら、図4に示されるように、前後のサイドバイザー1A,1Bの対応端6,7をこの取り付け部材12の嵌入溝15に嵌入させながら、それぞれのフランジ10,11を、図外両面接着テープを介して上部のドアサッシュ4,5に貼着させて、サイドバイザーの取付けを完了する。対応端6,7は嵌入溝15に対して適宜接着剤などを用いて固定される。 【0017】このとき、図4に示されるように、前側のサイドドア3の後方のドアサッシュ18上に貼着される取り付け部材12Aは、その嵌入溝15が、このドアサッシュ18の後方辺縁18A側に位置するように貼着される。また、後ろ側のサイドドア4の前方のドアサッシュ19上に貼着される取り付け部材12Bは、その嵌入溝15がこのドアサッシュ19の前方辺縁19A側に位置するように貼着される。このように、嵌入溝15を可及的にドアサッシュの辺縁側に寄せることによって、両嵌入溝15間の間隔を可及的に少なくでき、ひいては、サイドバイザー1の対応端6,7の間に形成される空隙をほとんどなくすことができる。 【0018】つまり、対応端6,7の間隔は、嵌入溝15を形成する隆条14の2枚分とほぼ同等の間隔まで近接させることができ、図7や図8に示される従来構造と比べて、その差は歴然としていて、走行時の騒音を可及的に少なくできる利点がある。併せて、対応端6,7はカットされていて、フランジを備えない形状であるから、図9に示される対応端03,04に内向きのフランジ011,012を備える改良例に比べても、まず第1に金型の構造を格段に簡単にでき、しかも製造工程の簡素化を図れるので、トータルとしての製造コストを大幅に低廉化でき、廉価に提供できる利点がある。しかも、前後のサイドバイザー1A,1Bの対応端6,7の間の間隔がほとんどなくなるので、前後のサイドバイザーの一体感が大幅に向上され、外観処理上も大変好ましい結果を得ることができる。 【0019】図6に示される構造は、取り付け部材12の変形例を示していて、所定の肉厚を備えた基体12の表面側で、幅方向一端側に偏らせて、所定幅の嵌入溝15が穿たれている。この嵌入溝15の幅Lは、サイドバイザー1A,1Bの対応端6,7の辺縁8,9の肉厚にほぼ等しい寸法設定されている。また、基体13の裏面には離型紙16を備えた両面接着テープ17が貼着されている。この構成によれば、取り付け部材12を製造するための金型そのものの形状がより単純になって、トータルの製造コストを更に低廉化できる。併せて、取り付け部材12の全体の肉厚が厚くなるから、対応端6,7の取り付け強度を一層向上できる。 【0020】なお、図1、図3〜5において、自動車としてセダンタイプが例示されているが、必ずしもこのタイプに限定されるものでないことは、容易に理解されるところである。例えばクーペタイプであって、後部シート側のサイドドアにドアサッシュが設けられている形式のものにも適用できる。もちろんワゴンタイプの自動車などにも適用できることは言うまでもない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000203357 【氏名又は名称】村田 亨一
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| 【出願日】 |
平成12年4月21日(2000.4.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−301459(P2001−301459A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月31日(2001.10.31) |
| 【出願番号】 |
特願2000−120471(P2000−120471) |
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