| 【発明の名称】 |
省エネ型振動篩機 |
| 【発明者】 |
【氏名】長谷川 隆三
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| 【要約】 |
【課題】発振機を軽量、小型化できると共にエネルギーを節約できる省エネ型振動篩機を提供する。
【解決手段】篩網付き枠13、17と、それを支持する架台12と、篩網付き枠13、17を振動させる発振機20とを有する振動篩機において、発振機20を篩網付き枠17に取付け、更に、篩網付き枠13を弾性部材16を介して架台12より支持した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 篩網付き枠と、それを支持する架台と、前記篩網付き枠を振動させる発振機とを有する振動篩機において、前記発振機を前記篩網付き枠に取付け、更に、前記篩網付き枠を弾性部材を介して前記架台より支持したことを特徴とする省エネ型振動篩機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、砕石や鉄鉱石、化学薬品等を分級する振動篩機に係り、詳しくは、振動篩機の振動伝達構造を変更して篩網付き枠を効率よく振動させ発振機を小型化できる省エネ型振動篩機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、採石場や製鉄所内で、砕石、コークス、鉄鉱石、又は砂等の処理物を分級するために振動篩機が用いられている。振動篩機は、据付け形式によって水平形、傾斜形等に分類され、大きさは、例えば、小さいものでは600×1800mm程度、大きいものでは3m×20m程度のものがある。図3に示すように、従来例に係る振動篩機50は、傾斜形のもので、内部に篩網54、60を上下2段にして水平に取付け上下が開口した箱形の振動架台53を20度傾斜させて据付け、振動架台53の重心位置に取付けた発振機51で篩網54、及び篩網54の篩目より篩目が小さい篩網60に振動を与え、振動と処理物の重力によって処理物を運搬しながら篩分けを行う装置である。篩網54は振動架台53の内側部に設けられたフック状の掛止板55に取付けられ、掛止板55は複数の引張ボルト56によってその端部の位置を左右に移動することができ、引張ボルト56を締結することによって篩網54に張力を与えることができる構造になっている。 【0003】振動架台53の側壁部外側の長手方向中央には、発振機51が備えられ、また、側壁部外側の長手方向の両側部には防振ばね57が設けられている。防振ばね57の下部には設置位置に固定するための取付けブラケット58、59が設けられ、防振ばね57及び取付けブラケット58、59は振動架台53に傾いた状態で取付けられている。これによって、振動篩機50を設置位置に20度傾けて取付けることができると共に、始動、停止時の振動の伝達を抑えることができる。振動篩機50を使用するときには、まず、発振機51に連結された図示しないモータを始動すると振動架台53が振動し、その振動が篩網54、60に伝達される。そして、投入口61から処理物を投入すると、処理物は、振動と重力によって排出口62の方向に移動する。このとき、処理物のうち粒径が小さいものは篩網54を通過して下方に落下し、さらに粒径が小さいものは篩網60を通過して下方に落下する。このようにして、処理物を粒径によって分級することができた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の振動篩機50は、篩網54、60を振動させるために発振機51によって振動架台53全体を振動させていた。振動架台53の側壁部は、篩網54、60を張設すると共に処理物が側方からこぼれるのを防止し、また、底部は、側壁部を連結する土台としての役割があるため重量が大きく、このため発振機51に大型のものを必要としてエネルギー効率が悪かった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、発振機を軽量、小型化できると共にエネルギーを節約できる省エネ型振動篩機を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に係る省エネ型振動篩機は、篩網付き枠と、それを支持する架台と、前記篩網付き枠を振動させる発振機とを有する振動篩機において、前記発振機を前記篩網付き枠に取付け、更に、前記篩網付き枠を弾性部材を介して前記架台より支持した。弾性部材とは、防振作用を伴う、例えば、ばね、ゴム等の他、弾力性を有するプラスチック材料も含む。また、篩網付き枠に使用する篩網は、例えば、金属、又はプラスチックを有する多数の線材を組み合わせたシート状の部材をいう。篩網付き枠と架台が弾性部材を介して取付けられているので、篩網付き枠を直接振動させたときは、架台に伝わる振動を制限することができると共に、架台を振動させる無駄なエネルギーを節約することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る省エネ型振動篩機10は、篩網付き枠13と、それを支持する架台12と、篩網付き枠13を振動させる発振機20とを有しており、発振機20を篩網付き枠13に取付け、更に、篩網付き枠13を弾性部材の一例である防振コイルばね16を介して架台12より支持している。架台12は、両側に側壁部材11を備えて側方への処理物の飛散を防止している。篩網付き枠13は枠体14と篩網本体15とからなって、枠体14が架台12に防振コイルばね16を介して取付けられている。また、篩網付き枠13の上には枠体18と篩網本体19からなる別の篩網付き枠17があって、複数の篩網付き枠13、17が上下方向に2段に設けられ、各篩網付き枠13、17は、固定部材29によって隙間を有して連結されている。さらに、篩網付き枠17には側壁部材11とは独立して発振機20が取付けられている。そして、それぞれの篩網本体15、19は緊張手段23を介して枠体14、18にそれぞれ固定されている。以下、詳しく説明する。 【0007】架台12は、処理物が側方に飛散するのを抑える左右の側壁部材11と、それぞれの側壁部材11の下端部でこれを連結する床部材21を有している。床部材21の中央部には図示しない開口部が形成され、篩網付き枠17、13によって分級された粒径の小さい処理物を下方に落下させることができる。また、床部材21は、省エネ型振動篩機10の設置位置に固定されている。篩網付き枠13、17は、同じ構造となっているので、上段の篩網付き枠17についてのみ説明して篩網付き枠13についての説明は省略する。篩網付き枠17の枠体18は、平面視して矩形形状となっており、左右の側板22を図示しない棒状、又は板状の支持部材で連結している。支持部材は、篩網本体19にクッション材を介して接続し、篩網本体19を強固に固定することができる。 【0008】側板22の内側には、流れ方向に伸延し、外側に開口して先端部の位置が幅方向に移動可能なコ字状の連結部材27がボルト24及びナット25によってそれぞれ締結されている。一方、篩網本体19の両側には、それぞれ内側に開口したV字状の掛止部材26が設けられ、掛止部材26の開口部は連結部材27の下端部に掛止することができる。緊張手段23は、連結部材27、ボルト24、ナット25、及び掛止部材26で構成されている。ボルト24を締結、又は弛緩することによって篩網本体19に加わる張力を調整することができる。 【0009】枠体18の側板22の外側には複数の取付け孔が形成された水平フランジ部28が設けられており、枠体18の強度を上げて、篩網本体19の張力によって枠体18に歪が発生することを防止すると共に、篩網付き枠17と篩網付き枠13とを連結することができる。篩網付き枠17の水平フランジ部28の下側には、流れ方向に所定間隔ごとに固定部材29がその上端部を水平フランジ部28の取付け孔に嵌入させて取付けられ、固定部材29の下端部は篩網付き枠13の枠体14の水平フランジ部28に設置されている。また、篩網付き枠17の枠体18の上部には発振機20が設けられ、発振機20、篩網付き枠17、及び篩網付き枠13は、一体的に連結されている。そして、篩網付き枠13は、架台12の床部材21に立設された防振コイルばね16の上端部に取付けられている。このように構成することによって、発振機20の振動を篩網付き枠17、13に直接伝達することができ、また、架台12に余分な振動を伝えないので小さな振動でも効率よく篩分けを行うことができ、エネルギー効率をよくすることができる。 【0010】次に、本発明の第2の実施の形態に係る省エネ型振動篩機30について、図2を参照しながら説明する。なお、省エネ型振動篩機30は、省エネ型振動篩機10の枠付き篩網17を支持する固定部材29を取外し、枠付き篩網17を弾性部材の一例である防振コイルばね31を使用して、架台12aに直接取付け、また、篩網付き枠13にも発振機33を取付けた構成としているが、その他の部分は同じ部材を使用している。従って、省エネ型振動篩機10と共通の部材には、同一の番号を付して説明を省略する。省エネ型振動篩機30は、直接取付け位置に固定されており、また、省エネ型振動篩機30の架台12aのそれぞれの側壁部材11aの内側部には、防振コイルばね31を固定する取付けフランジ34が流れ方向に所定間隔で複数設けられている。また、篩網付き枠13の枠体14には、発振機33が直接取付けられている。そして、篩網付き枠17は、取付けフランジ34に防振コイルばね31を介して取付けられている。 【0011】このように構成することによって、各篩網付き枠17、13をそれぞれ独立して発振機20、33で振動させることができる。また、各発振機20、33は、それぞれ対応する篩網付き枠17、13を振動させるだけの動力があればいいので、小型化することができる。以上、本発明に係る実施の形態について説明してきたが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、前記実施の形態に係る省エネ型振動篩機10、30では、篩網付き枠が2段の場合について説明したが、これを1段、又は3段以上にして使用することも可能である。また、発振機を篩網付き枠の下部に取付けて使用することもでき、さらに、篩網付き枠を取付けフランジから吊り下げて使用することも可能である。 【0012】 【発明の効果】請求項1記載の省エネ型振動篩機においては、篩網付き枠と架台が弾性部材を介して取付けられているので、篩網付き枠を直接振動させて、架台に伝わる振動を制限することができ、発振機を軽量、小型化にできると共に、架台を振動させる無駄なエネルギーを節約することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591047660 【氏名又は名称】三信工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月19日(1999.8.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090697 【弁理士】 【氏名又は名称】中前 富士男
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| 【公開番号】 |
特開2001−54763(P2001−54763A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月27日(2001.2.27) |
| 【出願番号】 |
特願平11−233138 |
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