| 【発明の名称】 |
マイクロバブル吐出ノズル、ノズル装填容器及び流動促進筒 |
| 【発明者】 |
【氏名】八尋 俊彦
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| 【要約】 |
【課題】構造が簡単で、適用性が高く、さまざまな大きさの気泡を発生させると同時に、浄化効果の広範囲拡散に必要な液体移動を発生させる噴出力を得ることのできるマイクロバブル吐出ノズルを提供する。
【解決手段】加圧液体と気体との導入部1と円筒状の気泡発生空間2を有し、導入部1内に、気泡発生空間2に開口する加圧液体導入孔4と気体導入孔5を形成し、加圧液体導入孔4を導入部1の端面に開口し、気体導入孔5を導入部1の側面に開口し、気体導入孔5と連通する気体導入管6に気体導入量を調整する調整弁7を設けたマイクロバブル吐出ノズル。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 加圧液体と気体との導入部と円筒状の気泡発生空間を有し、前記導入部内に、前記気泡発生空間に開口する加圧液体導入孔と気体導入孔を形成し、前記加圧液体導入孔を前記導入部の端面に開口し、前記気体導入孔を前記導入部の側面に開口し、前記気体導入孔と連通する気体導入管に気体導入量を調整する調整弁を設けたマイクロバブル吐出ノズル。 【請求項2】 気泡発生空間形成用筒体に流速低下抑制孔を設けた請求項1に記載のマイクロバブル吐出ノズル。 【請求項3】 気泡発生空間形成用筒体の下方位置に縮径部分または活性剤等充填部分を設けた請求項1または2に記載のマイクロバブル吐出ノズル。 【請求項4】 請求項1から3のいずれかの項に記載のマイクロバブル吐出ノズルを加圧液体側接続管に着脱自在に装着したノズル装填容器。 【請求項5】 請求項1から4のいずれかの項に記載のマイクロバブル吐出ノズルまたはノズル装填容器を大径の筒体の内部に同心状に配置した流動促進筒。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、川・湖沼・水道水等の浄化、洗濯機、便器等における汚れによる洗浄水の洗浄能力を向上させるために、数十ミクロン径の微細気泡を水中および空気中に吐出するためのノズル及びその付帯装置に関する。 【0002】 【従来の技術】マイクロバブルの水質浄化機能については、例えば、平成10年7月24日発行の日刊工業新聞に記載されているように既に広く知られており、そのためのマイクロバブルの発生装置としては、とくに、流動性のない閉鎖水域において、浄化効果をより広範囲に拡散させるために必要な噴出力が得られること、また、その使用の環境によって、発生する気泡の大きさを自在に調整する必要がある。これらの要求特性を充足するために、従来から、特開平5−64800号公報、特開平5−146796号公報、特開平8−230761号公報等に見られるように、閉鎖水域浄化装置が多く提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来のマイクロバブル発生装置は、何れも、構造が複雑で、また、設備そのものも大規模になり、コスト高とならざるを得ない。本発明が解決しようとする課題は、構造が簡単で、適用性が高く、しかも、上記マイクロバブル発生装置としてのさまざまな大きさの気泡を発生させると同時に、浄化効果の広範囲拡散に必要な液体移動を発生させる噴出力を得るという要求特性を満たすマイクロバブル吐出ノズル及びその付帯装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、本発明のマイクロバブル吐出ノズルは、加圧液体と気体との導入部と円筒状の気泡発生空間を有し、前記導入部内に、前記気泡発生空間に開口する加圧液体導入孔と気体導入孔を形成し、前記加圧液体導入孔を前記導入部の端面に開口し、前記気体導入孔を前記導入部の側面に開口し、前記気体導入孔と連通する気体導入管に気体導入量を調整する調整弁を設けたものである。 【0005】加圧液体導入孔の開口から気泡発生空間内に導入された加圧液体は、高圧の下で空間内に吐出されてはがれ域を生じる。このはがれ現象によって、気体導入孔から導入された気体は、マイクロバブル(微細気泡)として吐出水流中に分散される。そして、このマイクロバブルの分散量と大きさは、気体導入量調整弁の開口程度を調節することによって任意に調整できる。 【0006】また、導入部内に気泡発生空間に開口を有する気体導入孔を設けることによって、分散する気泡の分散状態と大きさを微細化できる。さらに、気泡発生空間形成用筒体に流速低下抑制孔を設けることにより、はがれ域で生じるエネルギー損失の抑制および接続された吐出側の配管内の液体に微細気泡を混入させることができる。また、気泡発生空間形成用筒体の下方位置に縮径部分または活性剤等充填部分を設けることにより、マイクロバブルを大気中に吐き出す用途に適用することができる。さらに、前記のマイクロバブル吐出ノズルを加圧液体側接続管に着脱自在に装着することで、液体中における使用用途、使用環境におけるノズルの選択を容易に行うことができる。これらのマイクロバブル吐出ノズルまたはノズル装填容器を大径の筒体の内部に同心状に配置することで、閉鎖水域等における水の流動を促進できる。 【0007】本発明のノズルは、活性剤を充填した容器を気泡発生空間の下方位置に設け、マイクロバブルを分散した吐出液体を接触、通過させることで、活性剤によって活性化された吐出液を得ることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】実施例1以下本発明の実施の形態を、導入加圧液体として、水圧が1.5kg/cm2〜3.0kg/cm2の市水道を、導入気体として空気を用いた閉鎖水域浄化用のノズルの実施例に基づいて説明する。 【0009】図1は、第1の実施例に係るノズル10の構造を示す。同図(a)は上面の加圧液体流入側から見た導入部1の形態を、(b)は縦断面を、(c)は下面の気泡吐出口側から見た図である。同図(b)に示すように、ノズル10は、加圧液体と気体との導入部1と、気泡発生空間2を有する。図においては、導入部1と気泡発生空間2を形成した気泡発生空間形成用筒体3は別体に形成し、それぞれを嵌合して一体化した構造を示しているが、当初から一体に形成することもできる。 【0010】この導入部1内には、その上面に開口する加圧液体導入孔4を形成し、導入部1の下に形成した気泡発生空間2に開口している。この加圧液体導入孔4は導入部1の上面を底面とする円錐台の形状をなし、径の大きさと数は、このノズルの使用用途と加圧液体の種類によっても異なるが、同図(a)に示すように、端面に対し、気泡発生空間2の開口断面積が10〜20%になる程度の複数本(この場合は6個)を端面でそれぞれが対称位置になるように開口し、導入部1内を貫通し、気泡発生空間2に開口している。5は気体導入孔を示す。この気体導入孔5は、側面の開口から導入部1の気体導入孔5に挿入された気体導入管6によって形成され、気泡発生空間2に放射状に開口させるとともに、側面の開口の外側に気体導入量調整弁7が取り付けられている。また、流速低下抑制孔8は、同図(b)に示すように、気泡発生空間2側に開口する。この流速低下抑制孔8の数と径は、導入される加圧液体の圧力と量、さらには、加圧液体導入孔4の数と気泡発生空間2内での開口位置によって調整する。 【0011】実施例2図2は、第2の実施例に係るノズル20の構造を示す。同図は、気泡発生空間形成用筒体3の形状および気泡発生空間形成用筒体3に流速低下抑制孔8が開口されないこと、及び気泡発生空間形成用筒体3の気泡発生空間2側の内側が吐出面側に向かって縮径部分9が形成されていることを除き、図1の実施例と同じである。この実施例のノズル20の場合は、実施例1の場合と対比して、微細気泡を混入させた液体を空気中に吐き出すような用途での使用、例えば蛇口等への取付に適している。この場合、気泡発生空間2の下方位置に設けた縮径部分9によって、マイクロバブルを大気中に吐き出す用途においても使用が可能となる。 【0012】実施例3図3は、第3の実施例に係る導入部1を単体で使用する場合の装填容器30の構造を示す。この装填容器30は、液体中において使用する場合の装填容器であり、接続管15との脱着も容器両端をネジ等にすることにより、簡易に行え、導入部1の脱着も自在である。また、ズレ止め用レール16を設けることにより、導入部1の回転を防止できる。なお、図中11は気体導入管挿入孔、12はパッキンである。 【0013】実施例4図4は、第4の実施例に係る導入部1を単体で使用する場合の装填容器40の構造を示す。この実施例の場合は、実施例3の場合と対比して、空気中において使用する場合の装填容器であり、吐出口に活性剤等飛散防止ネット14を取り付けることにより、気泡発生空間2内に活性剤等の充填を可能とした。図中13は活性剤等飛散防止ネット押さえゴム、19はネット取付キャップである。 【0014】実施例5図5は、第5の実施例に係る、導入部1を実施例3の装填容器30に装填した場合の流動促進筒50の構造を示す。この流動促進筒50は、大径の筒体17の中心部に固定用金具18で装填容器30を取り付けることにより、閉鎖水域等において、水の流動がさらに促進される。この流動促進筒50の上流側は、ラッパ状に広げることにより、筒体17への流体の流れを円滑にする。 【0015】 【発明の効果】上述したように、本発明のノズル構造によって、簡単な構造でありながら、閉鎖水域の広域にわたって、マイクロバブルを多量に供給できる。また、適用分野も水域への酸素供給、塩素の除去、洗浄等の何れにも適用でき、制限を受けない。さらに、気泡発生空間形成用筒体に流速低下抑制孔を設けることにより、はがれ域で生じるエネルギー損失を抑制することができる。気泡発生空間形成用筒体の下方位置に縮径部分または活性剤等充填部分を設けることにより、マイクロバブルを大気中に吐き出す用途に適用することができる。また、前記のマイクロバブル吐出ノズルを加圧液体側接続管に着脱自在に装着することで、液体中における使用用途、使用環境におけるノズルの選択を容易に行うことができる。これらのマイクロバブル吐出ノズルまたはノズル装填容器を大径の筒体の内部に同心状に配置することで、閉鎖水域等における水の流動を促進できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398005630 【氏名又は名称】株式会社オ−ラテック
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| 【出願日】 |
平成11年9月10日(1999.9.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082164 【弁理士】 【氏名又は名称】小堀 益 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−58142(P2001−58142A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月6日(2001.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−257682 |
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