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【発明の名称】 遠心破砕機のロータ
【発明者】 【氏名】二神 大

【氏名】浜口 正記

【要約】 【課題】破砕設備中でより上流側に配設し得るよう、より大塊の破砕原料を破砕することができ、しかも消費電力の増大を来すことのない3つまたは4つの破砕原料放出口を有する遠心破砕機のロータを提供する。

【解決手段】デッドストック形成板4からビット7先端部までの直線距離Lと、ロータ1の回転中心からビット7先端部までの有効半径Rと、破砕原料放出口9の口数Nとの関係式(L/R)×Nから得られるαが1.9〜3.4になるように設定すれば、破砕原料放出口9の破砕原料10の通過断面積が広くなるので、αが3.5以上のロータを有する遠心破砕機よりも大塊の破砕原料を投入することができ、そして直線距離Lが短く、破砕原料10がデッドストック8から受ける抵抗が小さいから、高速度で破砕体に衝突させて破砕することができ、しかも破砕原料10の破砕に要する消費電力が増大するようなことがない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外周側に、回転中心に設けられた原料投入口から内部に投入された破砕原料を遠心力により水平方向に放出して、周囲に設けられた破砕体に衝突させる3乃至4つの破砕原料放出口を備え、内側に、デッドストックを形成させ、かつこのデッドストックの表面を介して前記破砕原料に遠心力を付与し、前記破砕原料放出口の開口側の先端にビットが設けられ、かつロータ側板のロータ中心側にデッドストック形成板が設けられた遠心破砕機のロータにおいて、前記デッドストック形成板からビット先端部までの直線距離をLとし、前記ロータの回転中心から前記ビット先端部までの有効半径をRとし、前記破砕原料放出口の口数をNとしたとき、(L/R)×Nの算式から算出されるαの値が1.9〜3.4の範囲内であることを特徴とする遠心破砕機のロータ。
【請求項2】 外周側に、回転中心に設けられた原料投入口から内部に投入された破砕原料を遠心力により水平方向に放出して、周囲に設けられた破砕体に衝突させる3乃至4つの破砕原料放出口を備え、内側に、前記破砕原料に遠心力を付与し、前記破砕原料放出口の開口側の先端にビットが設けられ、かつロータ側板のロータ中心側にデッドストック形成板が設けられた遠心破砕機のロータにおいて、前記デッドストック形成板からビット先端部までの直線距離をLとし、前記ロータの回転中心から前記ビット先端部までの有効半径をRとし、前記破砕原料放出口の口数をNとしたとき、(L/R)×Nの算式から算出されるαの値が1.9〜3.4の範囲内に設定されると共に、このデッドストックが形成される形成面の表面が耐摩耗チップで覆われてなることを特徴とする遠心破砕機のロータ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉱物等の破砕原料を破砕する遠心破砕機のロータに関し、特により大塊の破砕原料を破砕することができ、しかも消費電力の増大を来すことのない3乃至4の原料投入口を備えた遠心破砕機のロータの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】遠心破砕機は、破砕室の周囲に形成されたデッドストックやアンビル等の破砕体に破砕原料を衝突させて破砕するものである。このような遠心破砕機のロータは破砕室の中央に位置しており、内部に投入された破砕原料を回転により発生する遠心力で前記破砕体に衝突させる役目を果たすものである。このような遠心破砕機のロータとしては、例えば特開平11−28376号公報に開示されてなるものが公知である。この従来例に係る遠心破砕機のロータは、ロータのデッドストックであるデッドベッド、デッドストック形成板であるデッド形成板の頂部、あるいはデッド形成板全体の位置を工夫して、破砕原料の破砕効率の向上と遠心破砕機の消費電力の低減を図るようにしたものである。
【0003】以下、上記従来例に係る遠心破砕機のロータを、その平面断面図の図4を参照しながら、同明細書に記載されている同一名称ならびに同一符号を以て説明すると、ロータ100は、底板101と図示しない上板との間を側板102により連結してドラム状に形成されている。この側板102は、例えばロータ周縁側から中心側に配置された湾曲した板体であり、所定の間隔をおいて5枚設けられている。前記側板102のロータ周縁側端部には、超硬チップ等が埋込まれてなるビット103を装着するためのビット取付板104が設けられている。前記ビット103と、この隣に配置された側板102との間には、所定幅の破砕原料の放出口105が開口している。一方、側板102の内側にはデッド形成板106が設けられている。このデッド形成板106は、その頂部107または全体を、破砕原料の放出点aをとおり、ロータの仮想半径線L1 と直交する仮想弦線L2 よりもロータ100の中心側に位置している。
【0004】そして、このデッド形成板106の形状、寸法、ビット103との位置関係等は、下記要件を満たすように設定されている。即ち、デッド形成板106からビット103にかけて形成されるデッドベッド201を、破砕原料200が、仮想弦線L2 の延長線と破砕体300との交点bよりも、ロータ回転方向の上流側に衝突するように構成されている。つまり、デッドベッド201の表面202の外縁部付近の延長線L3 と、ロータ100の接線L4 との交差する角度θが、できるだけ直角に近くなるように、デッドベッド201が形成されている。なお、側板102の表面にデッドベッド201を形成させるのは、破砕原料の衝突による衝撃を緩和することにより、側板102の損傷を防止するためである。
【0005】遠心破砕機のロータ100をこのように構成することにより破砕原料200の放出点aから衝突点cまでの距離が短縮されて破砕エネルギーの減衰が抑制されるので、破砕原料200の破砕効率の向上が可能になる。また、破砕原料200が仮想弦線L2 の延長線と破砕体300との交点bよりも、ロータ回転方向の下流側に衝突する図4(特開平11−28376号公報における従来例を示す図である。)に示す遠心破砕機のロータの動力原単位が1.39kWh/tであるのに対して、この従来例に係る遠心破砕機のロータの動力原単位は、1.10kWh/tであり、消費電力も低減されている。
【0006】なお、上記のような構成になる従来例に係る遠心破砕機のロータの場合、デッドストック形成板の基端部からビット先端部までの直線距離をLとし、前記ロータの回転中心から前記ビット先端部までの有効半径をRとし、前記破砕原料放出口の口数をNとしたとき、(L/R)×Nの式から算出されるαがどのような値であるかということを、本願出願人が従来から設計製造している遠心破砕機のロータについては勿論のこと、各他社の多くの遠心破砕機のロータについて調査したところ、破砕原料放出口の口数が3と4のロータの場合、αの値は全て3.5以上であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例に係る遠心破砕機は、破砕設備の中では下流側に配設されるのが一般的であって、投入される鉱石等の破砕原料は比較的小塊であった。ところが、近年になって破砕設備の上流側の破砕機の能力アップによる大型化や合理化等の理由により、より大塊の破砕原料を投入することができ、かつ大容量の遠心破砕機に対する要望が高まってきた。しかしながら、上記従来例に係る遠心破砕機のロータでは放出口の口数が多く必然的に破砕原料の通過面積が狭くなり、目詰まりを生じて破砕作業を継続し得ないなる恐れがあり、大塊の破砕原料を投入することができないから、上記のような要望に応えることができない。
【0008】また、より大塊の破砕原料を投入し得たとしても、所定粒度以内の破砕製品を得る必要があるから、消費電力の増大を来すことになる。つまり、従来例に係る遠心破砕機のロータに破砕原料放出口の口数が3と4のαが3.5以上であるということは、破砕原料が沿って移動するデッドストックの表面距離が長距離であるのに加えて、その表面に凹凸があって破砕原料の移動抵抗が大きいため、ロータの回転をより高速回転にしなければ所定粒度以内の破砕製品が得られないいということであり、消費電力に関して不利になるという問題がある。
【0009】従って、本発明の目的は、従来例に係る遠心破砕機のロータの場合よりも大塊の破砕原料を投入することができ、しかも消費電力の増大を来すことのない遠心破砕機のロータを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、従って本発明の請求項1に係る遠心破砕機のロータが採用した手段は、外周側に、回転中心に設けられた原料投入口から内部に投入された破砕原料を遠心力により水平方向に放出して、周囲に設けられた破砕体に衝突させる3乃至4つの破砕原料放出口を備え、内側に、デッドストックを形成させ、かつこのデッドストックの表面を介して前記破砕原料に遠心力を付与し、前記破砕原料放出口の開口側の先端にビットが設けられ、かつロータ側板のロータ中心側にデッドストック形成板が設けられた遠心破砕機のロータにおいて、前記デッドストック形成板からビット先端部までの直線距離をLとし、前記ロータの回転中心から前記ビット先端部までの有効半径をRとし、前記破砕原料放出口の口数をNとしたとき、(L/R)×Nの算式から算出されるαの値が1.9〜3.4の範囲内であることを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項2に係る遠心破砕機のロータが採用した手段は、外周側に、回転中心に設けられた原料投入口から内部に投入された破砕原料を遠心力により水平方向に放出して、周囲に設けられた破砕体に衝突させる3乃至4つの破砕原料放出口を備え、内側に、前記破砕原料に遠心力を付与し、前記破砕原料放出口の開口側の先端にビットが設けられ、かつロータ側板のロータ中心側にデッドストック形成板が設けられた遠心破砕機のロータにおいて、前記デッドストック形成板からビット先端部までの直線距離をLとし、前記ロータの回転中心から前記ビット先端部までの有効半径をRとし、前記破砕原料放出口の口数をNとしたとき、(L/R)×Nの算式から算出されるαの値が1.9〜3.4の範囲内に設定されると共に、このデッドストックが形成される形成面の表面が耐摩耗チップで覆われてなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係る遠心破砕機のロータを、その平面断面図の図1と、有効半径が300mmのロータにおけるαと動力原単位の関係図の図2(a)と、有効半径が450mmのロータにおけるαと動力原単位の関係図の図2(b)とを参照しながら説明する。
【0013】図1に示す符号1は遠心破砕機のロータで、このロータ1は、底板2と図示しない直径380mmの投入口(この投入口に連通する供給口の内径は300mmである。)を備えた上板との間を側板3と内側板5とにより連結してドラム状に形成されている。この側板3は、例えばロータ周縁側から中心側に配置された湾曲した板体であり、所定の間隔をおいて3枚設けられている。前記側板3と内側板5とのロータ周縁側端部には、超硬チップ等が埋込まれてなるビット7を装着するためのビット取付板6が設けられている。
【0014】前記ビット7と、この隣に配置された側板3との間には、所定幅の三つの破砕原料放出口9が開口している。一方、側板3と内側板5とのビット7の反対側にはデッドストック形成板4が設けられ、このデッドストック形成板4のロータ1の中心側の先端には、内側板5の表面に形成されるデッドストック8の堆積層の厚さを設定する先端部デッドストック形成板4aが固着されている。この先端部デッドストック形成板4aの先端部は前記ビット7の先端部よりもロータ1の中心側になるように設定されている。
【0015】そして、先端部デッドストック形成板4aの先端部からビット7の先端部までの直線距離をLとし、ロータ1の回転中心Oからビット7の先端部までの有効半径をRとし、破砕原料放出口9の口数をNとしたとき、(L/R)×Nの式から算出されるαの値が3.0に設定されている。なお、図1において、破線で示すものはαの値が3.5以上である場合のイメージ図である。
【0016】従って、従来例に係る遠心破砕機のロータの場合と同様に、回転中心に設けられた原料投入口から内部に投入された破砕原料10はデッドストック8の表面から遠心力が付与されて、原料放出口9から水平方向に放出されてロータ1の周囲に設けられた図示しないアンビル等の破砕体に衝突して破砕されることになるが、この実施の形態1に係る遠心破砕機のロータ1のαと破砕原料の許容塊寸法の相違を調べるために、有効半径Rが450mmロータを作り、本願出願人が従来から設計製造している有効半径Rが450mmの遠心破砕機のロータとの比較試験を行った。その結果は、下記表1に示すとおりである。
【0017】
【表1】

上記表1によれば、本願の方が約38.5%大寸の破砕原料を投入することができることが示されている。
【0018】ところで、このように大塊の破砕原料を投入し得るとしても、αの相違により破砕原料の破砕粒度に対する悪影響、つまり破砕原料を所定以下の粒度に破砕することができなければ実用に供することができない。しかしながら、αの相違による破砕原料の破砕粒度に対する悪影響は全く認められず、同等の粒度の破砕製品を得ることができた。このことは、デッドストック8のデッドストック形成板4からビット7までの間の距離が短くなり、破砕原料が移動中に受けるデッドストック8の凹凸面に起因する抵抗が小さくなる結果、破砕原料が高速度で破砕体に衝突するためであると考えられる。
【0019】さらに、本実施の形態1に係る遠心破砕機のロータ1のαは1.9〜3.4の範囲内であるから、αが3.5以上の従来例に係る遠心破砕機のロータに比較して、破砕原料が沿って移動するデッドストック8の表面距離が短くなっている関係上、破砕原料の破砕に要する遠心破砕機の消費電力に関しては有利になる筈である。そこで、本実施の形態1に係る遠心破砕機のロータ1のαと動力原単位との関係を調べるため、有効半径Rが300mmと450mmのロータを作り、本願出願人が従来から設計製造している有効半径Rが300mmと450mmの遠心破砕機のロータとの比較試験を行った。有効半径Rが300mmのロータの場合は図2(a)および表1に示すとおりであり、また有効半径Rが450mmのロータの場合は図2(b)および表2に示すとおりである。
【0020】
【表2】

ロータの有効半径R=300mm【表3】

ロータの有効半径R=450mm【0021】図1(a),(b)および表2,3によれば、有効半径Rが同寸同志のロータ1については、何れもαが小さい場合がαが大きい場合よりも動力原単位が改善されており、破砕原料の破砕に要する消費電力に関して有利になることが示されている。ところで、有効半径Rが300mmであってαが3.0の場合は、ロータ有効半径Rが450mmであってαが3.7の場合よりも動力原単位が大きくなっている。これは、同一の周速で回転させ必要がある関係上、ロータ1の有効半径Rが小径のロータほど高回転数にしなければならないためで、やむを得ないことである。つまり、消費電力については、あくまでも同有効半径Rのロータを有する遠心破砕機同志で比較すべきものである。
【0022】ところで、本願請求項1に係る遠心破砕機のロータ1では1.9≦α≦3.4としたが、その理由はαを3.4以下とすれば、従来よりも大塊の破砕原料を破砕することができ、そして破砕設備の上流側に配設されるコーンクラッシャにより一次破砕された二次破砕すべき破砕原料を直に投入することができるからであり、またαを1.9より小さくすると、許容範囲外の粒度の破砕製品が生じてしまうことがあるからである。なお、ロータ1の投入口の直径(本実施の形態1では上記のとおり380mmである。)投入口の直径によってαの値は当然相違すると考えられる。しかしながら、若干の相違はあるものの、通常ロータ1の径によってほぼ投入口の直径は決まっているので、投入口の直径の若干の相違は特に問題にならないものである。
【0023】次に、本発明の実施の形態2に係る遠心破砕機のロータを、その主要部平面断面図の図3を参照しながら、上記実施の形態1と相違する構成について、上記実施の形態1と同一のものならびに同等の機能を有するものには同一符号を付し、かつ同一名称を以て説明すると、このロータ1はデッドストックの形成を防止することにより、破砕原料の破砕能力を向上させると共に、消費電力の増大を阻止するようにしたものである。
【0024】詳しくは、図3から良く理解されるように、デッドストックが形成される形成面、つまり内側板5の表面に、デッドストック形成板4の内側板5の表面からの突出長さに相当する厚さの耐摩耗チップ11で覆ったものである。勿論、デッドストック形成板4からビット7先端部までの直線距離をLとし、ロータ1の回転中心から前記ビット7先端部までの有効半径をRとし、前記破砕原料放出口9の口数をNとしたとき、(L/R)×Nの算式から算出されるαが1.9〜3.4の範囲内になるように設定されている。なお、耐摩耗チップ11の材質としては、例えば超硬合金、高クロム鋳鉄等からなるものを用いることができる。
【0025】上記実施の形態2に係る遠心破砕機のロータ1によれば、図示しない原料投入口から破砕原料が投入されると、先ず破砕原料は耐摩耗チップ11に激突して破砕された後さらに周囲の破砕体に激突して再破砕される。従って、デッドストックに激突する上記実施の形態1よりも破砕原料の破砕能力が優れている。
【0026】さらに、耐摩耗チップ11の表面はデッドストックの表面よりも滑らかであって、これに沿って移動する破砕原料に対する抵抗が少なく、しかも耐摩耗チップ11の表面に殆どデッドストックが形成されないため、ロータ1の回転所要動力もデッドストックが形成される場合に比較して削減されるから、消費電力に関しても上記実施の形態1よりも有利になるという優れた効果がある。
【0027】なお、以上では、3つの破砕原料放出口を有するロータの場合を説明したが、4つの破砕原料放出口を有するロータの場合にあっても、αが1.9〜3.4の範囲内になるように設定されていれば、破砕原料の許容塊寸法については上記実施の形態1または2の場合よりは不利になるものの、従来よりも大径の破砕原料を破砕することができ、しかも消費電力の増大を来さないという点において上記実施の形態1または2の場合と同効である。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1または2に係る遠心破砕機のロータによれば、3または4の破砕原料放出口を備えたロータのデッドストック形成板からビット先端部までの直線距離をLとし、前記ロータの回転中心から前記ビット先端部までの有効半径をRとし、前記破砕原料放出口の口数をNとしたとき、(L/R)×Nの算式から算出されるαが1.9〜3.4の範囲内であり、αが3.5以上の従来例に係る遠心破砕機のロータに比較して破砕原料放出口の破砕原料の通過面積が広くなっている。
【0029】従って、本発明の請求項1または2に係る遠心破砕機のロータによれば、より大径の破砕原料を投入することができ、そしてデッドストックのデッドストック形成板からビット先端部までの間の距離が短く、破砕原料が移動中に受けるデッドストックの凹凸面に起因する抵抗が小さくなり、破砕原料が高速度で破砕体に衝突するため、破砕原料が大径であっても所定範囲内の粒度の破砕製品を得ることができるのに加えて、上記のとおり、破砕原料が移動中にデッドストックから受ける凹凸面に起因する抵抗が小さいから、より大塊の破砕原料を破砕するにもかかわらず、消費電力に関して不利になるようなことがない。
【0030】また、本発明の請求項2に係る遠心破砕機のロータによれば、原料投入口から投入された破砕原料は耐摩耗チップに激突して破砕された後さらに周囲の破砕体に激突して再破砕されるので、破砕原料の破砕能力が優れている。そして、耐摩耗チップの表面はデッドストックの表面よりも滑らかであって、これに沿って移動する破砕原料に対する抵抗が少なく、しかも耐摩耗チップの表面に殆どデッドストックが形成されないため、ロータの回転所要動力が削減され、消費電力に関してさらに有利になるという優れた効果がある。
【出願人】 【識別番号】000001199
【氏名又は名称】株式会社神戸製鋼所
【出願日】 平成11年7月5日(1999.7.5)
【代理人】 【識別番号】100105692
【弁理士】
【氏名又は名称】明田 莞
【公開番号】 特開2001−17878(P2001−17878A)
【公開日】 平成13年1月23日(2001.1.23)
【出願番号】 特願平11−190619