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【発明の名称】 プリコートシステム及びプリコート方法
【発明者】 【氏名】山岸 茂夫

【氏名】佐野 英樹

【氏名】余田 充

【要約】 【課題】各プリコート型エレメント22に均一なプリコート層を形成するために、プリコート工程の初期に第1、第2の配管11、12に加えて第3の配管13を使用してプリコート工程を3段階で行わなければならなかった。

【解決手段】本発明のプリコートシステムSは、プリコートタンク10から濾過容器21へスラリーを供給する第1の配管11と、複数のプリコート型エレメント22の透過水をプリコートタンク10へ戻す第2の配管12と、透過する前の希釈水を濾過容器21の上部から抜き出してプリコートタンク10へ戻す第3の配管13とを備え、プリコートの初期と終期に第3の配管13を使用して濾過容器21内で上昇水流を形成するプリコートシステムにおいて、第3の配管を省略する一方、濾過容器21内の各プリコート型エレメント22で囲まれる位置に通水管27を設け、濾過容器21(上室21B)内で通水管27を介して入口管21Cからの上昇水流と対向する下降水流を形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プリコート材と希釈水とでスラリーを調整する調整槽と、この調整槽からプリコート型濾過装置の濾過容器の入口からその内部へ上記スラリーを供給する第1の配管と、上記濾過容器内の複数のプリコート型エレメントにプリコート材をプリコートして透過した希釈水を上記濾過容器の出口から上記調整槽へ戻す第2の配管と、上記各プリコート型エレメントを透過する前の希釈水を上記濾過容器の上部の開口部から抜き出して上記調整槽へ戻す第3の配管とを備え、プリコートの初期と終期に上記第3の配管を使用して上記濾過容器内で上記入口側から上記開口部側に達する上昇水流を形成するプリコートシステムにおいて、第3の配管を省略する一方、上記濾過容器の入口の少し上の位置から少なくとも上記各プリコート型エレメントの上端の位置まで延びる通水管を上記濾過容器内の上記各プリコート型エレメントで囲まれる位置に設け、上記濾過容器内で上記通水管を介して上記入口からの水流と対向する水流を形成することを特徴とするプリコートシステム。
【請求項2】 プリコート材と希釈水とでスラリーを調整する調整槽と、この調整槽からプリコート型濾過装置の濾過容器の入口からその内部へ上記スラリーを供給する第1の配管と、上記濾過容器内の複数のプリコート型エレメントにプリコート材をプリコートして透過した希釈水を上記濾過容器の出口から上記調整槽へ戻す第2の配管と、上記各プリコート型エレメントを透過する前の希釈水を上記濾過容器の上部の開口部から抜き出して上記調整槽へ戻す第3の配管とを備え、プリコートの初期と終期に上記第3の配管を使用して上記濾過容器内で上記入口側から上記開口部側に達する上昇水流を形成するプリコートシステムを用いて上記各プリコート型エレメントをプリコートする方法において、上記濾過容器内に上記入口の少し上の位置から少なくとも上記各プリコート型エレメントの上端の位置まで延びる通水管を上記各プリコート型エレメントで囲まれる位置に設ける一方、上記第3の配管を省略し、第1、第2の配管を使用して上記各プリコート型エレメントをプリコートする際に、上記濾過容器内で上記通水管を介して上記入口からの水流と対向する水流を形成することを特徴とするプリコート方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリコートシステム及びプリコート方法に関し、更に詳しくは、例えば原子力発電所や火力発電所において広く用いられているプリコート型濾過装置にプリコート材をプリコートするプリコートシステム及びプリコート方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から原子力発電所や火力発電所等の発電所では、原子力や火力を利用して蒸気を作り、この蒸気で発電タービンを駆動して発電するようにしている。例えば、沸騰水型原子力発電所(BWR)では、原子炉で発生した水蒸気を高圧タービン、低圧タービンの順に送り、各タービンで発電機を回転させて発電し、発電後の蒸気を復水器で冷却して復水として復水浄化系へ送り、繰り返し使用している。復水浄化系では復水を復水濾過装置、復水脱塩装置の順に送り、これら両者において原子炉等の機器類や配管等の配管材料から発生した酸化鉄微粒子等の懸濁物質やFeイオン、Cuイオン等の種々のイオン成分を除去した後、復水を原子炉へ送る。また、原子炉には復水浄化系の他に、原子炉冷却材浄化系や燃料プール冷却浄化系が付設されている。これらの浄化系においても系内で発生した懸濁物質やイオン成分を濾過装置を用いて除去している。
【0003】復水浄化系、原子炉冷却材浄化系あるいは燃料プール冷却浄化系には復水濾過装置として例えばプリコート型濾過装置が設置されている。この濾過装置のプリコート型エレメントにはプリコートシステムを用いてプリコート材(例えば粉末状イオン交換樹脂等)をプリコートしている。
【0004】従来のプリコートシステムSは、図3、図4に示すように、プリコート材と希釈水とでスラリーを調整する調整槽(以下、「プリコートタンク」と称す。)10と、このプリコートタンク10からプリコート型濾過装置20の濾過容器21の入口からその内部へスラリーを供給する第1の配管11と、濾過容器21内の複数(例えば数10〜数100本)のプリコート型エレメント22を透過した希釈水を濾過容器21の出口からプリコートタンク10へ戻す第2の配管12と、各プリコート型エレメント22を透過する前の希釈水を濾過容器21の上部の開口部から抜き出してプリコートタンク10へ戻す第3の配管13とを備えている。
【0005】第1の配管11にはポンプ14が設けられ、このポンプ14を介してプリコートタンク10から濾過容器21内へプリコート材のスラリーを供給し、希釈水が各プリコート型エレメント22の外側から内側へ通過する間に各プリコート型エレメント22の表面にプリコート材を積層してプリコート層を形成する。各プリコート型エレメント22を通過した希釈水は第2の配管12を介してプリコートタンク10内へ還流し、プリコートタンク10と濾過容器21間で希釈水の循環流が形成される。第2の配管12はプリコートタンク10近傍で分岐し、第1の分岐管12Aが第1の配管11に接続されていると共に第2の分岐管12Bが第3の配管13に接続されている。濾過容器21の上部開口にはプリコート型エレメント22を逆洗した後の水分を含んだ逆洗用空気等を逆洗受けタンク(図示せず)へ排出するための排出配管15が接続されている。この排出配管15とプリコートタンク10が第3の配管13を介して接続されている。尚、16は処理水が流れる配管、17は被処理水が流れる配管、18は逆洗用空気を供給する給気配管、19A〜19Hはそれぞれ自動弁である。
【0006】また、上記濾過容器21内は図4に示すようにチューブシート23を介して下室21Aと上室21Bに区画されている。チューブシート23の中央開口には下室21Aを貫通する入口管21Cが接続され、入口管21Cの上端開口にはバッフルプレート24が対向配置されている。また、入口管21Cの近傍には出口管21Dが配置されている。そして、入口管21Cには第1の配管11が接続され、出口管21Dには第2の配管12が接続されている。上室21Bの上壁には開口部を介してベントノズル21Eが取り付けられ、このベントノズル21Eには排出配管15を介して第3の配管13が連通可能に接続されている。尚、図4において、21Fは逆洗用空気を供給するためのノズル、25は下室21Aと上室21Bを連通すると共にプリコート型エレメント22を支持するチューブ、26は各プリコート型エレメント22の上端で支持する支持部材である。
【0007】上記濾過装置20を用いて所定期間採水を行うと、各プリコート型エレメント22の外側と内側の差圧が所定の値(例えば、175kPa)に達し、この差圧を差圧計(図示せず)によって自動的に検出して採水工程が終了する。次いで、操作盤を操作することにより採水工程を逆洗工程に切り替え、採水時とは逆方向に逆洗用水を供給すると共に下室21A内に逆洗用空気を供給し、エアサージ逆洗を行って各プリコート型エレメント22からプリコート材を除去する。引き続き、操作盤を操作することにより逆洗工程をプリコート工程に切り替えて各プリコート型エレメント22にプリコート材によるプリコート層を形成する。プリコート工程が終了すれば、保持ポンプ14Aを用いて待機準備工程でプリコート材を各プリコート型エレメント22の表面に保持させ、待機工程で水圧を採水時の水圧まで徐々に上げ、採水工程に切り替える。
【0008】ところで、従来のプリコート方法の場合にはプリコート型エレメント22に均一なプリコート層を形成するために、プリコート初期ではポンプ14を駆動させ、制御装置の制御下で第1、第2、第3の配管11、12、13及び排出配管15それぞれの自動弁19A、19B、19C、19D及び第1の分岐管12Aの自動弁19Eを開き、その他の自動弁を閉じた状態でプリコートタンク10内のスラリーが第1の配管11及び入口管21Cから濾過容器21の上室21B内へ流入し、バッフルプレート24を介して室内全体に分散される。上室21B内の希釈水の多く(例えば全流量の9/10)は各プリコート型エレメント22を透過して下室21Aに流れ、出口管21D及び第2の配管12を経由してプリコートタンク10側へ戻る。一部(例えば全流量の1/10)の希釈水はプリコート材と一緒に上部のベントノズル21E、排出配管15及び第3の配管13を経由してプリコートタンク10へ戻る。第3の配管13を介して上室21B内の希釈水がプリコート材と一緒に上室21Bから抜け出す際に、上室21B内の下部から上部に向かう上昇水流が形成され、この上昇水流に乗ったプリコート材の一部は上室21B内の上部に運ばれ、各プリコート型エレメント22の全体にプリコート層を形成し始める。
【0009】初期工程の後は、第3の配管13の自動弁19Dを閉じ、第3の配管13からの希釈水の還流を止め、第2の分岐管12Bの自動弁19Fを開き、第2の配管12のみを用いて希釈水を還流させると前工程で、プリコート材は上室21B内で均一に分散されているので各プリコート型エレメント22全体に均一なプリコート層を形成する。
【0010】終期工程では、再び第2の分岐管12Bの自動弁19Fを閉じ、第3の配管13の自動弁19Dが開き、第3の配管13を経由して上室21B内の希釈水がプリコートタンク10へ還流される。この際、初期工程時に排出配管15及び第3の配管13内に残留していたプリコート材が除去されてプリコートタンク10を経由して上室21B内へ戻され、この残留プリコート材が各プリコート型エレメント22にプリコートされて、最終的には全てのプリコート材がプリコートされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のプリコート方法の場合には、前述したように各プリコート型エレメント22に均一なプリコート層を形成するために、プリコート工程の初期に第1、第2の配管11、12に加えて第3の配管13を使用して上室21B内で上昇水流を形成しなくてはならず、また、プリコート工程の終期には初期の場合と同様に第3の配管13を使用してこの配管13及び排出配管15内の残留プリコート材を除去しなくてはならず、プリコート工程が3段階からなり複雑であった。また、従来のプリコートシステムSの場合には、プリコート工程の初期及び終期には第3の配管13及び自動弁19D等の付属機器が必要になり、配管構造が複雑になるばかりでなくコスト的に高くなる上に、自動弁19D等の付属機器のメンテナンスが必要になる。
【0012】本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、プリコート用の配管構造を簡素化してイニシャルコスト及びメンテナンスコストを削減することができるプリコートシステムを提供すると共に、プリコート工程を簡素化することができるプリコート方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載のプリコートシステムは、プリコート材と希釈水とでスラリーを調整する調整槽と、この調整槽からプリコート型濾過装置の濾過容器の入口からその内部へ上記スラリーを供給する第1の配管と、上記濾過容器内の複数のプリコート型エレメントにプリコート材をプリコートして透過した希釈水を上記濾過容器の出口から上記調整槽へ戻す第2の配管と、上記各プリコート型エレメントを透過する前の希釈水を上記濾過容器の上部の開口部から抜き出して上記調整槽へ戻す第3の配管とを備え、プリコートの初期と終期に上記第3の配管を使用して上記濾過容器内で上記入口側から上記開口部側に達する上昇水流を形成するプリコートシステムにおいて、第3の配管を省略する一方、上記濾過容器の入口の少し上の位置から少なくとも上記各プリコート型エレメントの上端の位置まで延びる通水管を上記濾過容器内の上記各プリコート型エレメントで囲まれる位置に設け、上記濾過容器内で上記通水管を介して上記入口からの水流と対向する水流を形成することを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項2に記載のプリコート方法は、プリコート材と希釈水とでスラリーを調整する調整槽と、この調整槽からプリコート型濾過装置の濾過容器の入口からその内部へ上記スラリーを供給する第1の配管と、上記濾過容器内の複数のプリコート型エレメントにプリコート材をプリコートして透過した希釈水を上記濾過容器の出口から上記調整槽へ戻す第2の配管と、上記各プリコート型エレメントを透過する前の希釈水を上記濾過容器の上部の開口部から抜き出して上記調整槽へ戻す第3の配管とを備え、プリコートの初期と終期に上記第3の配管を使用して上記濾過容器内で上記入口側から上記開口部側に達する上昇水流を形成するプリコートシステムを用いて上記各プリコート型エレメントをプリコートする方法において、上記濾過容器内に上記入口の少し上の位置から少なくとも上記各プリコート型エレメントの上端の位置まで延びる通水管を上記各プリコート型エレメントで囲まれる位置に設ける一方、上記第3の配管を省略し、第1、第2の配管を使用して上記各プリコート型エレメントをプリコートする際に、上記濾過容器内で上記通水管を介して上記入口からの水流と対向する水流を形成することを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1、図2に示す実施形態に基づいて従来と同一または相当部分には同一符号を附して本発明の特徴部分を中心に説明する。尚、各図中、図1は本発明のプリコートシステムの一実施形態を示す構成図、図2は図1に示すプリコートシステムに用いられた濾過装置の一例を示す断面図である。
【0016】本実施形態では例えば原子力発電所の原子炉冷却材浄化系に設置されるプリコートシステムSについて説明する。このプリコートシステムSは、図1に示すように、従来必要であった図3に示す第3の配管13及びその付属機器が省略されている。また、図2に示すように濾過容器21の内部構造が改良されている。その他は、従来にプリコートシステムに準じて構成されている。
【0017】上記濾過装置20は、図2に示すように、濾過容器21、プリコート型エレメント22、チューブシート23、バッフルプレート24、チューブ25及び支持部材26を備えている。そして、濾過容器21内はチューブシート23を介して下室21Aと上室21Bに区画されている。本実施形態では上室21B内に通水管(以下、ドラフトチューブ」と称す。)27及び整流板28がそれぞれ設けられている。ドラフトチューブ27は図2に示すように入口管21Cの少し上の位置から各プリコート型エレメント22の上端の位置まで延び、その周囲にプリコート型エレメントが配置されている。そして、ドラフトチューブ27の下端はバッフルプレート24の中央に接続され、その上端は支持部材26によって支持されている。
【0018】従って、入口管21Cからの流入水の多くはバッフルプレート24によって上室21B内全体に分散して上昇水流を形成する一方、流入水の一部はドラフトチューブ27内を上昇して上端開口から上室21Bの上壁面に向けて流出し、上壁面を介して上室21B全体への下降水流を形成し、バッフルプレート24により形成される上昇水流を抑制する。この際、プリコート材の多くは上室21B内でバッフルプレート24によって形成される上昇水流に乗って図2の矢印Aで示すように上昇し、残余のプリコート材はドラフトチューブ27によって上室21Bの上壁面に向けて流出した上壁面によって形成される下降水流に乗って図2の矢印Bで示すように下降すると共に下方からのプリコート材の上昇を抑制する。このようにプリコート材は上下の双方から水流に乗って運ばれるため、上室21B内全体に万遍なく行き渡り、各プリコート型エレメント22それぞれの全長に渡って均一なプリコート層を形成する。
【0019】上述したように本実施形態では濾過容器21内にドラフトチューブ27を設けたため、プリコート材を上室21B内全体に万遍なく行き渡らせる上昇水流と下降水流を形成することができ、従来のように敢えて上室21B内の水の一部を外部へ抜き出して上昇水流を作る必要がないため、従来の第3の配管及びこれに付帯する自動弁等の付属機器を省略することができる。従って、後述のようにプリコート工程では従来のような複雑な制御を行う必要がない。
【0020】そこで、本実施形態のプリコートシステムを用いた本発明のプリコート方法について説明する。制御装置の制御下でポンプ14が駆動すると第1、第2の配管11、12の自動弁19A、19B及び第1、第2の分岐管12A、12Bの自動弁19E、19Fを開き、その他の自動弁を閉じた状態でプリコートタンク10内のスラリーは第1の配管11及び入口管21Cから濾過容器21の上室21B内へ流入する。プリコート材の多くはバッフルプレート24を介して上室21B内に分散する上昇水流に乗って上室21Bの下部から上昇し、残余のプリコート材はドラフトチューブ27内を上昇し、ドラフトチューブ27の上端開口から上室21Bの上壁面に向けて流出し、上壁面によって上室21B内で形成される下降水流に乗って整流板28の上部から下降する。このようにプリコート材は上室21B内の下部からの上昇水流と上部からの下降水流によって各プリコート型エレメント22の全長の渡って行き渡り、プリコート材の希釈水が各プリコート型エレメント22の外側から内側へ通過する間にプリコート材が各プリコート型エレメント22それぞれの全長に渡って均一に積層され、均一なプリコート層が形成される。そして、プリコートタンク10内のプリコート材がなくなった時点でプリコート工程から待機準備工程に切り替え、この工程以降は従来と同様の工程を経て採水工程に切り替える。
【0021】以上説明したように本実施形態によれば、濾過容器21の上室21B内にドラフトチューブ27を設け、ドラフトチューブ27を用いて上室21B内でその上部からの下降水流を形成するようにしたため、第1、第2の配管11、12を用いるだけで上室21B内でその下部からの上昇水流とその上部からの下降水流を形成し、プリコート材を上下の各水流に乗せて上室21B内全体へ万遍なく行き渡らせることができ、各プリコート型エレメント22それぞれの全長に渡って均一なプリコート層を形成することができ、プリコート工程の制御操作を簡素化することができる。
【0022】また、本実施形態によれば、第1、第2の配管11、12を用いるだけでプリコート工程を実施することができるため、従来の第3の配管やその付属機器が不要になり、プリコート用の配管構造を簡素化して建設コストを削減することができると共に自動弁等の付属機器のメンテナンスコストを削減することができる。
【0023】尚、上記実施形態ではプリコート材として粉末状イオン交換樹脂を例に挙げて説明したが、プリコート材としてはセルロース等の濾過助材であっても良い。上記実施形態では原子力発電所の原子炉冷却材浄化系を例に挙げて説明したが、本発明は原子力発電所の復水浄化系や燃料プール冷却浄化系等にも適用することができ、更に、火力発電所の復水浄化系やその他の濾過浄化系統等にも広く適用することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれば、プリコート用の配管構造を簡素化してイニシャルコスト及びメンテナンスコストを削減することができるプリコートシステムを提供することができる。
【0025】また、本発明の請求項2に記載の発明によれば、プリコート工程の制御操作を簡素化することができるプリコート方法を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000004400
【氏名又は名称】オルガノ株式会社
【出願日】 平成11年12月3日(1999.12.3)
【代理人】 【識別番号】100096910
【弁理士】
【氏名又は名称】小原 肇
【公開番号】 特開2001−157805(P2001−157805A)
【公開日】 平成13年6月12日(2001.6.12)
【出願番号】 特願平11−345017