| 【発明の名称】 |
海水から製塩するための海水ろ過装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】氷見 彰
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| 【要約】 |
【課題】ろ過効率を高めると共に、分離したゴミ等の排出を自然に行える海水ろ過装置とする。
【解決手段】ろ過材層を上下重なる位置に間隔をおいて傾斜させ、かつ互いに平行にろ過槽1の平面空間の一部に設置し、下部ろ過材層は上部ろ過材層より微細ゴミの分離が可能なものとし、ろ過材層の直下の海水流下スペース13と他のゴミ流下スペース14とを区分する仕切体5を槽底面に立設し、上部ろ過材層の上方に海水流下口4を、海水流下スペース13に貯水槽へ通じる取水口15を、ゴミ流下スペース14にゴミ等排出口12をそれぞれ設けたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ろ過材層を上下重なる位置に間隔をおいて傾斜させ、かつ互いに平行にろ過槽の平面空間の一部に設置し、下部ろ過材層は上部ろ過材層より微細ゴミの分離が可能なものとし、ろ過材層の直下の海水流下スペースと他のゴミ流下スペースとを区分する仕切体を槽底面に立設し、上部ろ過材層の上方に海水流下口を、海水流下スペースに貯水槽へ通じる取水口を、ゴミ流下スペースにゴミ等排出口をそれぞれ設けたことを特徴とする海水から製塩するための海水ろ過装置。 【請求項2】 ろ過材層がメッシュ網である請求項1記載の海水から製塩するための海水ろ過装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、海水から製塩するに際し、海水のゴミ等を取り除くためのろ過装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】海水から製塩する場合には、海水中に残留するゴミや砂を除去する必要がある。海水をろ過する手段は、ろ過材に通す方法が採用され、ろ過槽の中間部又は下部にろ過材層を装置して、上方から海水を供給することで海水は下方のろ過材層を通過して自然にゴミ等を分離しているのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の手段で分離したゴミ等は、ろ過材層上に貯留するため迅速に排出しなければろ過効率が悪化し、又ろ過効率を高めるため複数のろ過材層を設置をすれば排出の必要性は増大するのである。 【0004】そこで、本発明はろ過効率を高めると共に、分離したゴミ等の排出を自然に行える海水ろ過装置を提供せんとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、ろ過材層を上下重なる位置に間隔をおいて傾斜させ、かつ互いに平行にろ過槽の平面空間の一部に設置し、下部ろ過材層は上部ろ過材層より微細ゴミの分離が可能なものとし、ろ過材層の直下の海水流下スペースと他のゴミ流下スペースとを区分する仕切体を槽底面に立設し、上部ろ過材層の上方に海水流下口を、海水流下スペースに貯水槽へ通じる取水口を、ゴミ流下スペースにゴミ等排出口をそれぞれ設けたことを特徴とするものであり、ろ過材層はメッシュ網体であってもよい。 【0006】ろ過材層は上下二層としてあるため、二重にろ過作用を行ってゴミ等を海水から分離し、上層を粗く、下層を密に設置すれば、分離対象を徐々に小さくし、効率の良い分離ができるのであり、上・下層が重なって設置されているから、海水は必ず二つの層を通過することとなる。 【0007】又、二層のろ過材層は傾斜して設けてあるため、ろ過材層に瞬時留まる海水は傾斜面を流れて通過するのであり、この時にろ過材層上の分離したゴミ等は一緒に流れ、順次傾斜に沿って流下してろ過材層の傾斜端から落下するのである。 【0008】そして、ろ過材層の直下の海水流下スペースと他のスペースは仕切体で区分されているから、ろ過された海水は海水流下スペースへ落下し、分離したゴミ等は他のゴミ流下スペースへ落下して互いに混ざることなく、海水は取水口から貯水槽へ、一方ゴミ等は排出口から排除されるのである。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態を示す縦断正面図であり、ろ過槽1内にろ過材層と成る二面のメッシュ金網2A、2B、海水を導入するパイプ3及び流下口4、そして仕切体5が設けられている。 【0010】メッシュ金網2A、2Bは上下に重合する位置に間隔をおいて、かつ一定の傾斜角で張設され、張設部分はろ過槽1の平面の一部を除いた空間に設けられている。すなわち、ろ過槽1の中間部に枠体6A、6Bが上下位置に傾斜して平行に内周壁1Aに取り付けられ、枠体6A、6Bを区分する中枠7A、7Bの高所側区分枠8A、8Bにメッシュ金網2A、2Bを着脱可能にボルトナット等で張設したものである。 【0011】枠体6A、6Bの傾斜角度α は75度前後が最適であり、又上部のメッシュ金網2Aの目は粗で、下部の目は金網2Bの目は密としてあり、更に上部中枠7Aには垂下片9を有するが、下部中枠7Bとは隙間10があるため、メッシュ金網2A上を一部海水と流下して低所側区分枠11Aから落下するゴミや砂と共に、メッシュ金網2B上を一部海水と流下するゴミや砂17が低所側区分枠11Bへ落下するのを妨げることはない。 【0012】更に、下部中枠7Bには槽底面から立設した仕切体5が連結してあり、下部枠6Bのメッシュ金網2B(高所側区分枠8B)の直下である海水流下スペース13と、低所側区分枠11Bの直下であるゴミ流下スペース14に分割して区分し、ろ過された海水と分離したゴミ等が混ざるのを防止している。 【0013】そして、海水を導入するパイプ3の流下口4は上部メッシュ金網2A(上部枠体6Aの高所側区分枠8A)の中央部上方に位置し、海水流下スペース13の槽底面には海水取水口15を設け、貯水槽(図示せず)へろ過海水を送り、又ゴミ流下スペース14にはゴミ等排出口12を設け、メッシュ金網2A、2Bから落下して来たゴミ等をろ過槽1から排出するものである。 【0014】 【発明の効果】以上のように、本発明は海水に含まれるゴミや砂を、粗密の二段のろ過材層で分離し、海水はそのまま透過させて貯水槽へ送り、一方分離したゴミや砂はろ過材層の傾斜を利用して一時的に流下する水流と共に滑落させて排出するものであるから、ろ過効率を向上させ、かつ分離したゴミ等の排出も自然に行える効果を発揮するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599163263 【氏名又は名称】有限会社食品開発研究所
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| 【出願日】 |
平成11年11月19日(1999.11.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088133 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 正道
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| 【公開番号】 |
特開2001−145806(P2001−145806A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月29日(2001.5.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−329419 |
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