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【発明の名称】 |
遊技装置のパネル |
| 【発明者】 |
【氏名】金子 勝則 |
【課題】ゲームの演出効果を追加・変更したい場合にも簡単かつ容易に対応でき、台数が多いゲーム機でも迅速に対応できる電子発光体のアセンブリおよび当該電子発光体のアセンブリを用いた遊技装置のパネルを提供する。
【解決手段】遊技機のリール部パネル49にLEDランプ62を固定するために、貫通孔75が形成された一方の板部材65とこれに重ねられる他方の板部材68とを使用する。一方の板部材65の貫通孔75にLEDランプ62の発光部を嵌め込み、この板部材65と他方の板部材68との間にLEDランプ62を挟み込んで糊材によりこれらを一体になるように貼り合わせる。然る後、上記のようにして形成したLEDランプユニット60を、リール部パネル49の裏面に糊材により貼り付けて固定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 投光部を備えた電子発光体のアセンブリであって、貫通孔が形成された一方の板部材と、これと重ねられる他方の板部材と、当該一方の板部材の上記貫通孔に、投光部全体又は先端部のみを嵌め込まれる前記電子発光体とからなり、前記一方の板部材と他方の板部材との間に前記電子発光体を挟み込んで糊材によりこれらを一体になるように貼り合わせたことを特徴とする電子発光体のアセンブリ。 【請求項2】 前記一方の板部材と他方の板部材とを弾性材で構成したことを特徴とする請求項1記載の電子発光体のアセンブリ。 【請求項3】 前記貫通孔が形成された一方の板部材の前面に、更に別の貫通孔が形成された板部材を、両貫通孔を重ね合わせた状態で、糊材により接着したことを特徴とする請求項1又は2記載の電子発光体のアセンブリ。 【請求項4】 上記一方及び他方の板部材の厚さは上記電子発光体の投光部の厚さの1倍以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子発光体のアセンブリ。 【請求項5】 遊技機のパネルであって、このパネルの裏面に、前記請求項1乃至4のいずれかに記載の電子発光体のアセンブリを、上記投光部側を貼り付け面として、糊材により貼り付けて固定したことを特徴とする遊技機のパネル。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電子発光体のアセンブリ(例えば、LEDランプを主要部品として組み込んだ発光部品をいい、本願明細書ではLEDランプユニットともいう)と遊技装置のパネルに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の遊技装置、例えばスロットマシンでは、リール部パネルのリール窓の左右には入賞の種類を示す文字や絵柄が印刷されている。ゲームで入賞が発生すると、該当する入賞を示す文字や絵柄が明るく点滅して見え易くして演出効果を実現している。この絵柄等の点滅演出は、リール部パネルの裏側で文字や絵柄の後方に豆ランプやLEDランプ等を配置し、入賞時に該当する位置の豆ランプやLEDランプ等を選択して点灯・点滅させている。このような点灯・点滅用の豆ランプやLEDランプ等は、予め取り付けたランプユニットやアセンブリとして、箱状のケース内でリール部パネルの裏側(正面から見て)の位置になる所に、ネジ等で固定されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の上記のようなランプユニットやアセンブリでは、アセンブリ等をパネルの裏側の位置になる所に固定するのに、上記のようにネジ等を使用するので、その位置に予めネジ穴を形成している。しかし、上記のような予めネジ穴を形成したものでは、ゲームの点滅演出等の演出効果をいろいろ追加したい場合や変更したい場合には、それに対応させるために、更にネジ穴の形成が必要である。そのためには工程と時間がかかるので、演出効果の変更等は容易でなかった。 【0004】また、営業用のゲーム機では台数が多く、上記変更等を実施する場合は、製造コストが嵩み実用的ではなかった。この発明の目的は、ゲームの演出効果をいろいろ追加・変更したい場合にも、簡単かつ容易に対応でき、台数が多いゲーム機でも迅速に対応できる電子発光体のアセンブリおよび当該電子発光体のアセンブリを用いた遊技装置のパネルの提供にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本願発明は上記課題を解決するためになされたもので、請求項1は投光部を備えた電子発光体のアセンブリであって、貫通孔が形成された一方の板部材と、これと重ねられる他方の板部材と、当該一方の板部材の上記貫通孔に、投光部全体又は先端部のみを嵌め込まれる前記電子発光体とからなり、前記一方の板部材と他方の板部材との間に前記電子発光体を挟み込んで糊材(本願明細書では、接着剤以外にも、両面テープや糊等も含む広い概念の用語として用いている)によりこれらを一体になるように貼り合わせたことを要旨とする。請求項2は前記一方の板部材と他方の板部材とを弾性材で構成したことを要旨とする。 【0006】請求項3は前記貫通孔が形成された上記一方の板部材の前面に、更に別の貫通孔が形成された板部材を、両貫通孔を重ね合わせた状態で、糊材により接着したことを要旨とする。請求項4では、上記一方及び他方の板部材の厚さを、上記電子発光体の投光部の厚さの1倍以上にしたことを要旨とする。請求項5では、例えばスロットマシンゲーム機のような遊技機のパネルの裏面に、請求項1乃至4の何れかに記載されている電子発光体のアセンブリを、当該電子発光体のアセンブリの投光部側面を貼り付け面として、糊材により貼り付けて固定したことことを要旨とする。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態に係る電子発光体のアセンブリと遊技装置のパネルについて、図面に従って説明する。図1は、本実施の形態が用いられる遊技装置すなわちスロットマシンゲーム機の正面外観図を示し、箱型のケース40の正面には盤面1が配設されており、盤面1の最上方には発光表示部45が設けられている。この発光表示部45の下方には、上部パネル80があり、この上部パネル80は透明な合成樹脂で出来ており、ゲームで最も重要な入賞規則の図柄表81が、誰にでもはっきり見えるように裏側から所定の塗料により印刷されている。 【0008】盤面1の中央部にはリール部パネル49が設けられ、その裏側の周縁部には不透明膜が印刷されるが、その中央部には印刷を施さないようにして3個のリール監視窓3、13、23が開設されているている。これらリール監視窓3、13、23の後方には、それぞれ左、中、右の3個の回転ドラム(リール)20、21、22が回動可能に組み込まれている。そして、各リール監視窓を通して3個のドラムの図柄が外部から観察できるようになっている。 【0009】リール部パネル49の3個のリール監視窓3等には、5本の停止ラインが、各リール上の図柄が外部から充分観察できる程度に裏側に、不透明膜で印刷され、当該リール部パネル49の下方には貯蔵コイン数表示部や払出し数表示部の7セグメント発光体があり、その下方にはコイン投入口やベットスイッチやスタートレバーや左停止ボタン、中停止ボタン、右停止ボタンや清算スイッチ等が配置されている。更にこれらの下方には下方パネル30があり、ここにはこのゲーム機の製造会社の大柄な広告が裏側に印刷されている。 【0010】最下部にはコイン放出口やコイン受け皿やスピーカー等が設けられている。そして、図1に示すように、左回胴停止窓(リール監視窓)3と中回胴停止窓(リール監視窓)13との間、及び中回胴停止窓(リール監視窓)13と右回胴停止窓(リール監視窓)23との間には、透明部分(印刷しない塗料のない矩形の小さな透明窓58、59)がそれぞれ形成されている。 【0011】リール部パネル49の裏側から、これら透明窓58、59に重ねて本願の電子発光体のアセンブリ(すなわちLEDランプユニット)を取り付けて、当該実施の形態に係るスロットマシンゲーム機のパネルとしている。図2は、図1の矢視S−S断面図であり、図3は、図1の矢視T−T断面図である。これらの図に示すように、上記パネルすなわちリール部パネル49は透明な合成樹脂板50が主材料となり、この合成樹脂板50に特殊印刷により塗料の不透明層51を積層し、印刷を施さない部分が大きく空いた回胴停止窓(リール監視窓)3等となっている。 【0012】スロットマシンゲーム機の正面枠体にこれらリール部パネル49等を取り付けて盤面1を構成し、この盤面1は、スロットマシンゲーム機のケース40に対し鍵を使用すればドアのように開閉可能になるように取付けられる。このリール部パネル49の合成樹脂板50の裏側に、小さい矩形部分を残して、特殊印刷により不透明層51を積層し、印刷を施さない矩形部分が透明窓59(58)となる。 【0013】不透明層51は一様な塗料ではなく、図1に示すように、必要な箇所には、各種入賞を示すマーク55が印刷されている。即ちビッグボーナスを示す”BB”やレギュラーボーナスを示す”RB”や再遊技を示す”RP”等の文字が印刷されている。このようなマーク55は半透明の塗料で印刷されているので、背後からランプ等を点灯すると、これらのマーク55(即ち上記の”RB”等)が明るくなって正面から見えるようになっている。 【0014】この透明窓59(58)の裏側に重ねて、LEDランプユニット60を貼り付けるが、このLEDランプユニット60が点灯すると透明窓59を通して(即ち合成樹脂板50を介して)明かりが正面から見える。図4から図7を用いてLEDランプユニット60を詳しく説明する。 【0015】図4に示すように、電子発光体であるLEDランプ62は、円形の凸レンズ部63と基部64と通電用の電線のハーネス61とを備え、通電によりこの凸レンズ部63より光が照射される。このLEDランプ62には、凸レンズ部63側に、第1前スペーサー65と図中下方の第2前スペーサー67が、そして凸レンズ部63と反対側図中上方に、後スペーサー66とその上面の透明フィルムのカバー部材68とが重ねられる。而して、LEDランプユニット60は、サンドウィッチ構造となる。第1前スペーサー65と第2前スペーサー67と後スペーサー66とカバー部材68とは合成樹脂の矩形の板材であり、カバー部材68は比較的厚さが薄いという違いがある。 【0016】第1前スペーサー65の中央部には貫通孔75が開けられ、第2前スペーサー67の中央部にも貫通孔77が開けられている。貫通孔75の直径は凸レンズ部63の直径よりやや小さく、貫通孔77の直径は貫通孔75の直径の2.5倍程度に形成されている。また、後スペーサー66の中央部には貫通孔76が開けられ、貫通孔76の面積は基部64の面積よりやや小さい。これら第1前スペーサー65,後スペーサー66,第2前スペーサー67は弾性体のプラスチック(合成樹脂)等で構成し、上下両面には透明な接着糊を付けておく。 【0017】パチンコゲーム機やスロットマシンゲーム機の基板ケース等と同様に、内部の検査の容易性を考慮し、カバー部材68、後スペーサー66、第1前スペーサー65および第2前スペーサー67は、透明材で構成され、これによりLEDランプユニット60の外部よりLEDランプ62が見える。次に、組み立て方法を説明する。弾性材でできている第1前スペーサー65の貫通孔75にLEDランプ62の凸レンズ部63を嵌め込み、次にLEDランプ62の後から基部64に、やはり弾性材でできている後スペーサー66を被せて貫通孔76が基部64に、且つ、後スペーサー66と第1前スペーサー65とが重なる状態で(各スペーサーが弾性材であり、しかも後スペーサー66には貫通孔76が形成されているので、各スペーサー等の間は、僅かな押圧で、比較的きれいに接触する)、各接触面間を透明な接着糊で貼り付けて、一体化する。なお、透明な接着糊とするのは、上記同様に検査の容易化のためであり、その意味では検査の支障にならない程度の半透明の接着糊でも良い。 【0018】次にLEDランプ62を保持した第1前スペーサー65の下面に、第2前スペーサー67を、貫通孔75の中心が貫通孔77の中心に重なる状態で、透明な接着糊で貼り付ける。そして、後スペーサー66の上面に外部からの保護としてカバー部材68を透明な接着糊で貼り付ける。カバー部材68の上から平たい板で押しつけて、これらを互いに固く接着させると、図5のLEDランプユニット60が完成する。かくしてハーネス61のLEDランプ62に近い側は第1前スペーサー65と後スペーサー66との間に挟まれて保持される。 【0019】LEDランプユニット60を作るための上記重ね作業は、所定の治具を使用して行なうので、位置ずれせずスペーサー同士を正確に重ねることができる。完成したLEDランプユニット60は、盤面1を組み立てる前にまたは箱型のケース40から盤面1をドア状に開いて、リール部パネル49の裏面に、第2前スペーサー67の貫通孔77がリール部パネル49の透明窓58(59)に重なるように透明な接着糊で貼り付けられる。 【0020】上記LEDランプユニット60をリール部パネル49に固着した状態での断面図を図6に示す。下方から順に、リール部パネル49の合成樹脂板50とその上に印刷した不透明層51があり、そこに透明窓59が開いており、貫通孔77が開いた第2前スペーサー67、小さな貫通孔75が開いた第1前スペーサー65、貫通孔75に嵌まっているLEDランプ62、貫通孔76が開いた後スペーサー66、カバー部材68と積層している。前記のように、第2前スペーサー67と第1前スペーサー65と後スペーサー66は弾性体であり、LEDランプ62はこれら貫通孔66、75の周辺部が弾性変形して保持される。 【0021】リール部パネル49の透明窓59に固着したLEDランプユニット60はハーネス61をスロットマシンゲーム機の図示しない制御装置に配線され、盤面1をケース40に閉じた状態で、ゲームの進展に応じて点灯・点滅する。なお、LEDランプユニット60を接着剤や糊でリール部パネル49に固着しても接着性能は充分である。 【0022】これまでリール部パネル49の透明窓59(58)にLEDランプユニット60を貼り付けたものを説明したが、光が透過する薄い印刷の部分や、下方パネル30や上部パネル80の光が透過する薄い印刷の窓の後方に貼り付けてもよい。また、光が透過する薄い印刷の窓が入賞に関係する絵柄(マーク55)であって、各種の当り告知や奇抜な模様を発光させてもよい。更に、電子発光体は、LEDランプ62に限定されず、実施の形態の外形に似た形状のフィラメント型の電球等でもよい。 【0023】なお、上記実施の形態に若干の改変を加えて図7のようなもの、即ちスペーサーの枚数を1枚にしたLEDランプユニット60も可能である。即ち同図(a)に示すように、第1前スペーサー65には貫通孔75と、貫通孔75に連なり端部に開放する切欠き78を形成する。前記実施の形態には存在していた後スペーサー66と第2前スペーサー67を省き、第1前スペーサー65の貫通孔75と切欠き78に、図中上からLEDランプ62の凸レンズ部63とハーネス61とをそれぞれ嵌め込む。 【0024】然る後、LEDランプ62が嵌め込まれた第1前スペーサー65の後方(図中上方)からカバー部材68を重ねて透明な接着糊で貼り付ける。同図(b)に示す完成したLEDランプユニット60は、リール部パネル49の裏面に、第1前スペーサー65の貫通孔75がリール部パネル49の透明窓59に重なるように透明な接着糊で貼り付ける。これにより前記実施の形態と同様な効果が期待できる。 【0025】 【発明の効果】この発明によれば、ゲームの演出効果を追加・変更したい場合にも、簡単かつ容易に対応でき、台数が多いゲーム機でも迅速に対応できる電子発光体のアセンブリおよび当該電子発光体のアセンブリを用いた遊技装置のパネルの提供を可能とする。
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| 【出願人】 |
【識別番号】399011830 【氏名又は名称】ニチテックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月19日(1999.11.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101225 【弁理士】 【氏名又は名称】飯田 凡雄
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| 【公開番号】 |
特開2001−145721(P2001−145721A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月29日(2001.5.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−330735 |
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