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【発明の名称】 パチンコゲーム機
【発明者】 【氏名】武本 孝俊

【要約】 【課題】遊技者が参加気分を持ち、楽しんで遊技することができるゲーム機を提供する。

【解決手段】遊技者に対向する面に設けられ、予め定められた複数種類の図柄を表示する3個以上の表示部21〜29と、この3個以上の表示部21〜29のうちのあらかじめ定めた個数の表示部を選択する選択手段30とを設けておく。遊技者は、選択手段30から表示部を選択しておく。表示部が回転状態から停止状態になったときに、選択された表示部に表示された図柄が全て一致するか否かを判断し、図柄が全て一致する場合には、大当りとなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】予め定められた複数種類の図柄を順次変更表示する3個以上の表示部と、前記3個以上の表示部のうち複数の表示部を選択する選択手段と、遊技媒体の入賞が可能な複数の入賞部と、前記複数の入賞部のうち、特定の入賞部に前記遊技媒体を受け付けると、前記複数の表示部の各々に対して、前記図柄の停止状態の表示から動的状態の表示に移行させ、あらかじめ定めた時間経過後に前記図柄の停止状態の表示に移行させる制御を行なう制御手段と、前記複数の表示部に表示された動的状態の表示が停止状態の表示になったときに、前記選択手段により選択された全ての表示部の図柄の種類が全て一致するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で前記図柄の種類が全て一致すると判断されたときに、あらかじめ定めた特定の入賞状態とする特定入賞部とを有することを特徴とするパチンコゲーム機。
【請求項2】前記選択手段はパチンコゲーム機内部の制御に基づき、遊技者の選択指示を介さず前記3個以上の表示部のうち複数の表示部を任意に選択することを特徴とする請求項1記載のパチンコゲーム機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコゲーム機に係り、特に、特定入賞部への遊技媒体の入賞により作動する表示部がそれぞれ停止した際の表示結果である表示図柄が一致した場合に、変動入賞部が開放するパチンコゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコゲーム機は、パチンコ球を移動させるための空間を構成する盤面と、それを一定間隔を保って覆うガラス板と、パチンコ球を、盤面とガラス板とで仕切られる空間内に投射するための投射機構とを有する。パチンコゲーム機は、その盤面が、鉛直方向に実質的に平行となるように、設置される。盤面には、パチンコ球がそこに入って盤面から排出されると入賞となる、複数個の入賞部と、入賞部に入らなかったパチンコ球が最終的に集まって、盤面から排出される1つの排出口とが設けられている。
【0003】また、盤面には、盤面に沿って落下するパチンコ球が頻繁に衝突して、その運動方向に揺らぎを生ずるように、多数の釘が、パチンコ球の直径相当の長さ分、盤面から突出した状態で、実質的に垂直に設けられている。これらの釘は、衝突するパチンコ球を、その運動方向に対して揺らぎを与えつつ、ある場合には、入賞部に向かうように誘導し、また、ある場合には、入賞部から外れるように誘導するように、その分布が決定されて、盤面に配置されている。
【0004】また、従来のパチンコゲーム機においては、特定入賞部への遊技媒体の入賞により作動する可変表示部を有し、可変表示部は、予め用意された複数種類の図柄を複数個、順次可変表示していき、それぞれがいずれかの停止状態の図柄を表示するようになっている。そして、可変表示部が停止状態の図柄を表示した際の図柄の組合せが、あらかじめ定めた図柄の組合せに一致した場合に、入賞部の口が変動する変動入賞部が特定回数開放して大受口となる。可変表示部の表示図柄の組合せがあらかじめ定めた図柄の組合せに一致して変動入賞部が開放することを「大当り」という。なお、変動入賞部は、特定数の入賞があるかまたは特定時間が経過すると閉鎖するようになっている。
【0005】例えば、可変表示部が、「0」〜「9」,「A」〜「F」の16種類の図柄を3個、可変表示する場合を考える。大当りとなるのは、3つの表示図柄が全て「0」である場合,「1」である場合,…,「F」である場合の16通りとする。特定入賞部へ遊技媒体が入賞すると、可変表示部が、3個の表示部を順次可変して表示していき、2個の表示部に停止状態の図柄を表示する。このとき、2個の図柄が一致したときに「リーチ」となり、さらに、3個目の表示部を停止状態にする。3つの表示図柄が全て一致したときに大当りとなり、変動入賞部が特定回数開放する。これに関する従来例としては、特公昭63−21511号公報、特公平2−5102号公報および特公平2−29350号公報に記載されている技術がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパチンコゲーム機は、可変表示部の中央に表示された一列の表示図柄があらかじめ定めた組み合わせに一致した場合に大当りとなるよう決まっているので、遊技者は、可変表示部の表示図柄が一致するのを待つだけであり、遊技者の技量には関係なく、機械まかせの感があった。
【0007】本発明の目的は、遊技者が参加気分を持ち、楽しんで遊技することを可能とするパチンコゲーム機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
[1]予め定められた複数種類の図柄を順次変更表示する3個以上の表示部と、前記3個以上の表示部のうち複数の表示部を選択する選択手段と、遊技媒体の入賞が可能な複数の入賞部と、前記複数の入賞部のうち、特定の入賞部に前記遊技媒体を受け付けると、前記複数の表示部の各々に対して、前記図柄の停止状態の表示から動的状態の表示に移行させ、あらかじめ定めた時間経過後に前記図柄の停止状態の表示に移行させる制御を行なう制御手段と、前記複数の表示部に表示された動的状態の表示が停止状態の表示になったときに、前記選択手段により選択された全ての表示部の図柄の種類が全て一致するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で前記図柄の種類が全て一致すると判断されたときに、あらかじめ定めた特定の入賞状態とする特定入賞部とを有することを特徴とするパチンコゲーム機。
【0009】[2]前記選択手段はパチンコゲーム機内部の制御に基づき、遊技者の選択指示を介さず前記3個以上の表示部のうち複数の表示部を任意に選択することを特徴とする[1]記載のパチンコゲーム機。
【0010】次に作用を説明する。選択手段は、3個以上の表示部の複数の表示部を選択する。この選択手段は、例えばパチンコゲーム機内部の制御に基づき、遊技者の選択指示を介さず前記3個以上の表示部のうち複数の表示部を任意に選択する。
【0011】前記制御手段は、複数の入賞部のうち、特定の入賞部に前記遊技媒体を受け付けると、前記複数の表示部の各々に対して、前記図柄の停止状態の表示から動的状態の表示に移行させ、さらに、あらかじめ定めた時間経過後に前記動的状態の表示から前記図柄の停止状態の表示に移行させる制御を行なう。
【0012】前記判断手段は、前記複数の表示部に表示された動的状態の表示が停止状態の表示になったときに、前記選択手段により選択された全ての表示部の図柄の種類が全て一致するか否かを判断する。特定入賞部では、前記判断手段で前記図柄の種類が全て一致すると判断されたときに、あらかじめ定めた特定の入賞状態とする。
【0013】このように、3個以上の表示部の中から表示部が任意に選択され、選択された表示部に表示された図柄の種類が全て一致した場合には大当りとなる。遊技者は、その都度、表示部が選択されるので楽しんで遊技をすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。実施の形態の説明に先立ち、本発明の実施の形態が適用されるパチンコゲーム機について、図1を参照して説明する。
【0015】図1に示すパチンコゲーム機10は、パチンコ球を移動させるための空間を構成する盤面11と、それを一定間隔を保って覆う表面ガラス体16と、パチンコ球を、盤面11とガラス体16とで仕切られる空間内に投射するための投射機構とを有する。パチンコゲーム機は、その盤面11が、鉛直方向に実質的に平行となるように設置される。
【0016】盤面11には、案内レール108が設けられている。そして、盤面11は、案内レール108で囲まれる内側の領域がゲーム域12aをなしている。案内レール108は、投射機構で打ち込まれたパチンコ球を、これに沿って案内して、ゲーム域12aの鉛直方向の上方位置(上流部)に送る。
【0017】このゲーム域12aには、パチンコ球がそこに入って盤面11から排出されると入賞となる、複数個の入賞口14a、特定の入賞口105に入賞したときに特別の入賞状態を実現するための表示部21〜29と、特別の入賞状態になったときに、特定回数開放して大受口となる変動入賞部106と、これらの入賞口に入らなかったパチンコ球が最終的に集まって、盤面11から排出される1つのアウト玉入口111とが設けられている。
【0018】表示部21〜29は、パチンコ球が特定の入賞口105に入るたびごとに、その状態が変動して、ある条件が満たされると、変動入賞部106が大受口となり、多数のパチンコ球を入賞とすることができる装置である。表示部21〜29の各々は、複数種類ある図柄を変更表示していき、特定時間経過後の停止状態のときに予め定めた図柄が揃うと、特別の入賞状態となって、多数のパチンコ球を出すように構成される。また、表示部21〜29は、CRTや液晶などの表示装置で構成され、複数種類の図柄を1または2以上表示する。
【0019】表示部21〜29は、特定の入賞口105に入賞があると、絵柄が動的に変化している動的状態(回転状態)となり、図柄を回転させているような状態に表示を変えて、特定時間経過後に図柄を停止状態にして表示する。表示部21〜29に表示される図柄の順序は、それぞれあらかじめ定められていて、回転方向が上から下に回転するように見えるように制御される。
【0020】本実施の形態においては、表示部21〜29の各々の前面にタッチセンサー30が備えられている。このタッチセンサー30は、複数の表示部のうちあらかじめ定めた個数の表示部を選択するために選択を受け付ける受付部である。あらかじめ定めた時間のとき、例えば、特定の入賞口105に入賞があったときから一定時間の間に、遊技者は、あらかじめ定めた個数のタッチセンサー30をタッチすることにより表示部の選択をすることができる。
【0021】選択された表示部において、停止状態の図柄を表示した際の図柄の組合せが、あらかじめ定めた図柄の組合せに一致した場合に、入賞口の口が変動する変動入賞部106が特定回数開放して大受口となる。なお、変動入賞部は、特定数の入賞があるかまたは特定時間が経過すると閉鎖するようになっている。
【0022】タッチセンサー30により選択された表示部は、選択されたことを示すために、表示部の背景の色を変更することができる。もしくは、表示部の周辺にLED(発光ダイオード)等の表示灯31を設けておき、選択があったときには表示灯31を点灯させることができる。
【0023】選択を解除する場合には、もう一度タッチセンサー30をタッチすることにより解除できるようにする。また、一定時間内に表示部の選択がない場合には、あらかじめ初期値として設定されている表示部を選択するようにする。例えば、初期値としては、表示部24,25,26を選択するように設定しておく。もしくは、直前に選択されている表示部をそのまま選択するようにしてもよい。
【0024】特定の入賞口105に入賞があったときに、表示部21〜29の各々は、回転表示をはじめ、表示部21,22,25の3つがタッチセンサー30により選択されると、表示部21,22,25の周辺に設けられた表示灯を点灯する。その後、表示部の表示が停止状態になったときに、表示部21,22,25の図柄が、全て一致した場合には大当りとなる。このとき、図柄の組合せは、全て同じ図柄であるとする代わりに、あらかじめ定めた図柄の組合せに一致した場合としてもよい。
【0025】さらに、タッチセンサー30において選択が可能である旨を通知する通知手段を備えることができる。通知手段としては、特定のメッセージを出力したり、特定の表示を行なったり、特定の効果音を出力するようにしてもよい。特定の表示としては、表示部21〜29の背景の色や周辺の表示を、変更したり点滅表示にしたりできる。
【0026】また、盤面11のゲーム域12aには、盤面11に沿って落下するパチンコ球Bが頻繁に衝突して、その運動方向に揺らぎを生ずるように、多数の釘13が設けられている。これらの釘13は、パチンコ球Bの直径相当の長さ分、盤面11から突出した状態で、実質的に垂直に盤面11に打ち込まれている。これらの釘13は、上述したような目的で、盤面11上に分布して配置される。パチンコホール側は、これらの障害釘の傾き具合を微妙に調整することにより、特定入賞部105への玉の入賞しやすさを変更することができる。
【0027】また、パチンコゲーム機10の前面には、パチンコ球の打ち出し操作をする打ち出しハンドル107と、賞として払い出されるパチンコ球を受け取る受け皿34とが設けられている。この打ち出しハンドル107は、前記投射機構の一部を構成するものである。打ち出しハンドル107は、複数備えてもよく、例えば、パチンコゲーム機の正面に向かって右側と左側とにそれぞれ備えることができる。
【0028】つぎに、本実施の形態における動作を説明する。本実施の形態においては、あらかじめ定めた個数として、3個の表示部21,22,25をタッチセンサー30をタッチすることにより選択をする場合を例にする。
【0029】受皿110の遊技媒体は、打ち出しハンドル107を操作することにより発射され、案内レール108に案内されながら、ゲーム域12aに導かれる。特定入賞部105に遊技媒体が入賞すると、表示部21〜29が作動し、回転状態の表示になるように、それぞれ、「0」〜「9」,「A」〜「F」を順次変更表示する。それと同時に、選択が可能である旨を通知手段により通知する。
【0030】遊技者は、表示部21,22,25の部分をタッチすることにより選択を行なう。選択されると、表示部21,22,25の周辺にある表示灯31を点灯させる。そして、内部のソフトウェアによって、それぞれがいずれかの図柄を停止状態にして表示する。
【0031】なお、表示部21〜29が作動している間に特定入賞部105に遊技媒体が入賞することを考慮して、4個分までの玉の入賞を入賞個数表示部104に表示し、保留することができるようになっている。また、通常、表示部21〜29の動作中には、遊技者の気分を高揚させるために、パチンコゲーム機からは効果音が流されており、選択された3つの表示部のうち、2つが停止して表示図柄が一致すると、リーチがかかり、遊技者に期待感を増加させるために、通常時の効果音とは異なる効果音が流される。
【0032】表示部を、停止状態の表示にする順番は、あらかじめ規定しておくようにしてもよい。本実施の形態においては、停止させる優先順位としては、表示部21から順番に22,23…29とし、まず、選択された3つの表示部を除いた他の表示部を停止状態にし、つぎに、選択された3つの表示部のうち、優先順位の高い2つの表示部を停止状態にし、最後に残りの表示部を停止状態にする。
【0033】ここで、選択された3つの表示部の表示図柄が、あらかじめ定めた表示図柄と一致した場合に、大当りとなる。例えば、大当りとなる場合は、3つの表示部の表示図柄が全て一致したときとすると、3つの表示部の表示図柄が全て「0」である場合,「1」である場合,…,「F」である場合の16通りがある。この大当りとなる場合の図柄の組合せを以下、大当り組合せという。
【0034】大当りになると、変動入賞部106は、開放し、予め決められた個数(例えば、10個)の玉の入賞があるかまたは予め決められた時間(例えば29秒)が経過すると閉鎖するようになっている。変動入賞部106が1回開放して閉鎖するまでの間、すなわち、1回のラウンド中に入賞した玉のそれぞれについて、予め決められた個数(例えば、15個)の玉が受皿110に支払われる。
【0035】なお、表示部21〜29は、ラウンド中には、遊技者を飽きさせないために、予め決められた表示パターンを表示したり、変動入賞部106への玉の入賞球数をカウントした結果を表示したりするようにすることが好ましい。
【0036】また、本実施の形態のパチンコゲーム機においても、従来と同様に、1回の大当りに対して、複数回(例えば、16回)のラウンドを用意するようにすることができる。また、1回のラウンド中に、変動入賞部106内の特定部位に玉が入賞した場合にのみ、次のラウンドに進むことができるようにすることもできる。一方、いずれの入賞部にも入賞しなかった玉は、アウト玉入口111に入り、パチンコホール側に回収される。
【0037】さて、いま、図2(a)に示すように、表示部21,22,25の周辺にある表示灯31は点灯されており、まず、選択されていない表示部の表示が停止状態になる。つぎに、図2(b)に示すように、選択された表示部のうち優先順位の高い表示部21と22とが停止状態となる。このとき、表示部21と22との表示図柄が「7」となり、リーチがかかったとする。最後に、図2(c)に示すように、表示部25の表示図柄が「7」となった場合には大当りとなる。それ以外の場合には、はずれとなる。
【0038】従来は、大当りか否かの判断は、表示部に表示された1列の表示図柄について判断していたが、複数の表示部を備えて、大当りの判断をする表示部を遊技者に選択させる機会を与えることにより、遊技者は、大当りの期待感が増すことができると共に、参加気分を持ち、楽しんで遊技することができる。
【0039】また、本実施の形態においては、複数の表示部を備えるが、一つの表示部に、複数の位置に図柄を表示し、大当りの判断をする表示位置を選択するようにしてもよい。
【0040】さらに、図7に示すように、タッチセンサー30を設ける代わりに、遊技者から表示部の選択指示を受け付ける受付手段の照光式スイッチ32を設けるようにしてもよい。この照光式スイッチ32は、押下されると、選択されたスイッチが照光するようになっている。選択を解除したい場合には、照光している照光式スイッチ32を再度押下することにより解除となる。
【0041】次に、上述した本実施の形態の動作を実現するための制御手段について、図4〜図8を用いて説明する。制御手段は、パチンコゲーム機の内部に設けられており、上述した本実施の形態の動作を実現するための制御を行うものである。図4は制御手段の構成図である。
【0042】図4において、421〜429は表示部制御装置、404は特定入賞部制御装置、405は入賞個数表示部制御装置、406は変動入賞部制御装置、407は選択手段制御装置、408はマイクロプロセッサ、409は記憶装置である。また、タッチセンサー30や照光式スイッチ32などの選択指示を受け付ける手段を以下、選択手段120という。なお、ここでの選択手段120は、後述するマイクロプロセッサ408から成る選択手段とは異なる。
【0043】表示部制御装置421〜429は、それぞれ、マイクロプロセッサ408の制御に従って、表示部21〜29の動作を開始させたり停止させたりする。また、表示部制御装置421〜429は、それぞれ、表示部21〜29の動作が停止した際の表示図柄をマイクロプロセッサ408に出力する。マイクロプロセッサ408に表示図柄を出力する場合、あらかじめ定めた表示図柄の識別コードにより指示できる。
【0044】特定入賞部制御装置404は、特定入賞部105に玉が入賞したことを検出するごとに、内部に設けた特定入賞カウンタのカウント値に「1」を加算する。この特定入賞カウンタは、「0」〜「3」までカウント可能なカウンタであり、初期値としては、「0」がセットされており、カウント値は、入賞個数表示部制御装置405に出力されている。
【0045】入賞個数表示部制御装置405は、特定入賞部制御装置404から出力されているカウント値に基づいて、特定入賞部105に入力した玉の個数を4個まで入賞個数表示部104に表示するためのものである。これは、予め用意されている4個のランプのうちのカウント値分のランプを点灯することにより実現することができる。
【0046】変動入賞部制御装置406は、マイクロプロセッサ408の制御に従って、変動入賞部106を開放させたり閉鎖させたりする。また、変動入賞部制御装置406は、変動入賞口106が開放している間に変動入賞部106に玉が入賞したことを検出する度に、その旨をマイクロプロセッサ408に通知する。
【0047】選択手段制御装置407は、特定入賞部105に玉が入賞したときに、マイクロプロセッサ408から選択指示の受け付けを許可する許可信号を受け付け後、選択手段120で選択を受け付け、指示があると選択された表示部の識別番号をマイクロプロセッサ408に通知する。それとともに、選択された表示部に対応する表示灯を点灯する。また、特定時間経過後、マイクロプロセッサ408から選択指示を受け付けることを許可しない不許可信号を受け付けると、選択手段120で、その後は選択の指示を受け付けないようにする。
【0048】マイクロプロセッサ408は、記憶装置409に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、本実施の形態の動作を実現する。記憶装置409は、マイクロプロセッサ408が実行するプログラムを記憶すると共に、図5に示すような各種データを記憶する。図5は、記憶装置409に記憶される各種データを示す図である。
【0049】図5において、521,522,523は選択された表示部における表示図柄をそれぞれ格納するための表示図柄格納領域、504は変動入賞部106に入賞した玉の個数を10個までカウントするための変動入賞カウンタである。また、501,502,503は、選択表示部格納領域であり、選択された表示部の識別番号を格納する。511,512,513は、選択表示部初期値格納領域であり、一定時間内に選択がなかったときに選択表示部として利用する表示部の識別番号を格納する。
【0050】図5においては、選択表示部初期値格納領域511には表示部24を、選択表示部初期値格納領域512には表示部25を、選択表示部初期値格納領域513には表示部26をそれぞれ格納している。また、停止優先順位格納領域530をさらに設けて、停止優先順位格納領域530に停止する順序を格納しておく。図5においては、停止優先順位として、表示部21が一番優先順位が高く、続いて、表示部22,23,…29という順序を規定している。
【0051】図8は、特定入賞部制御装置404および入賞個数表示部制御装置405の動作の流れを示すフローチャートである。図8において、特定入賞部制御装置404は、特定入賞部105に玉が入賞したことを検出する度に(ステップ601)、内部に設けられた特定入賞カウンタのカウント値を「1」加算する(ステップ602)。
【0052】特定入賞カウンタのカウント値は、入賞個数表示部制御装置405に出力されており、入賞個数表示部制御装置405は、予め用意されている4個のランプのうちのカウント値分のランプを点灯する(ステップ603)。図8に示した動作は、以下に示すマイクロプロセッサ408の動作に関係なく、常時行われているものである。
【0053】つぎに、表示部制御装置421〜429の表示制御動作を、図10、図11および図12を参照して説明する。ここでは、表示部21〜29に、液晶表示器などの表示手段を利用する場合の制御について説明する。また、表示部21〜29には、それぞれ複数の図柄を表示する領域があり、停止状態のときには、1フレームごとに同じ図柄が走査され、ゲーム実行中の回転状態のときには、1フレームごとに、図柄が少しずつ移動していくように、図柄を表示する位置を少しずつ移動させ、さらに、回転しているように見せるために図柄が順次切り替わって表示される。
【0054】図10に、表示制御装置の構成図を示す。図10において、表示部制御装置421〜429は、表示すべき全ての図柄データを記憶する表示データROM部1010と、表示データROM部1010から図柄を読み出すために、1フレームにおける表示すべき図柄の表示データROM部1010のアドレスをフレームごとに順次出力するアドレス発生部とをそれぞれ備える。
【0055】本実施の形態においては、図10に示すように、一つの表示部制御装置の構成を示し、表示部制御装置421〜429をまとめて一つの制御装置で制御を行なう場合には、図10に示すような構成で、各表示部の表示制御を時分割で切り換えることにより制御することができる。
【0056】各々の表示部制御装置の表示タイミング等は共通のものを利用する。また、アドレス発生部は、以下に示す■表示データROM部1010、■アドレスカウンタ部1020、■表示開始位置アドレスバッファ1030、■データカウンタ1040、■表示データ数バッファ1050、■番地およびデータ数発生部1100を備える。
【0057】■表示データROM部1010に、表示すべき全ての図柄データを記憶しておく。この場合、表示データROM部1010は、各々表示制御装置ごとに設けるので、それぞれの表示部に表示すべき順序の図柄データのパターンを記憶しておく。例えば、表示部1に対応する表示データROM部1010には、「1,2,3,…,G,F」の16種類のデータパターンを、表示する順番に記憶する。
【0058】■アドレスカウンタ部1020は、表示データROM1010の内容を読出す為のカウンタで、読出開始番地がロードされ、キャラクタ読出しクロックによって順次カウントup(またはdown)する。
【0059】■表示開始位置アドレスバッファ1030は、次に表示すべき図柄の読出開始番地をストックするバッファで、前の図柄を表示し終った時点でデータがアドレスカウンタ部にロードされる。読出開始番地は、後述する番地およびデータ数発生部1100において生成され、システムデータバスを介して送出される。
【0060】■データカウンタ1040は、表示図柄の何バイト(又はワード)を表示するかを監視するカウンタで、表示データ数バッファのデータ数をロードし、キャラクタ読出しクロックによりダウンカウントされ、0になった時点で、キャリー信号を出力し、ワンショット回路1060からロード信号が出力され、新しいデータがロードされる。
【0061】■表示データ数バッファ1050は、次に表示すべき図柄のバイト数(またはワード数)を規定するデータをストックするバッファで、データカウンタが0になった時点でデータカウンタに読込まれる。
【0062】■番地およびデータ数発生部1100では、読出開始番地および表示すべき図柄のバイト数を生成する。このため、フレームに対応して設けられ、1フレームにおける表示部の最上段に表示する図柄の読出先頭位置と読み出しデータ量と新しい図柄パターンを表示するか否かを示すフラグとを少なくとも記憶しているテンプレート1110を備えている。
【0063】図11は、テンプレートを示すための説明図である。テンプレート1110は、図11に示すように、例えば、表示状態が停止している状態を示す停止モード、加速して回転するような表示状態を示す加速モード、一定の速度で回転しているような表示状態を示す定速回転動作モード、および、減速して回転するような表示状態を示す減速中モードの各モードを備えることができる。
【0064】停止モードのときは、図柄は移動せずに、同じ図柄が毎フレーム更新される。後述するように、マイクロプロセッサ408から動作開始信号を受け付けると、各表示部制御装置とも加速モードに移り、あらかじめ定めた図柄移動速度になるまで速度を加速していく。あらかじめ定めた図柄移動速度になる(もしくは一定時間が経過する)と、定速モードに移り、マイクロプロセッサ408から動作停止信号を受け付けると、あらかじめ定めた減速スピードで減速していき、あらかじめ定めた図柄移動速度になる(もしくは一定時間が経過する)と停止モードになる。
【0065】また、テンプレートテーブルのデータ構成例を図11(iv)に示す。図11の(iv)において、(a)は表示する図柄の表示データROM部1010の表示部の最上段に表示する図柄の読出先頭位置を示す。読出先頭位置(a)は、バイアス値を示し、表示データROM部1010に記憶するそれぞれの図柄パターンごとの開始位置を0としたときに、その開始位置から読出し開始位置までのラスタ数(ラスタ数=1図柄の総バイト数÷16)を示す。これにより、図柄のどの位置から表示するかを決定することができる。また、(b)は、1フレームで読み出す表示データ数を示す。
【0066】このように、テンプレートには、1フレームごとに読出先頭位置とデータ数とを記憶している。テンプレートごとに読出先頭位置を少しずつずらしていくことにより、回転しているようにすることができる。このずらす量は、1フレームごとに図柄の表示位置の移動量に対応する。また、テンプレートを、各表示部ごとに用意することにより、表示部ごとに回転する速度を異ならせることができる。
【0067】さらに、番地およびデータ数発生部1100では、図12に示すように、図柄パターンごとの開始アドレスを格納する図柄レジスタ1210と、該図柄レジスタ1210のポインタとして作用する図柄ポインタ1200とを備える。図柄ポインタ1200は、各表示部における最上段の図柄を指し示し、テンプレートの内容によりインクリメントされる。
【0068】すなわち、前述のフラグにより新しい図柄パターンを表示することが示されているときには、図柄ポインタ1200がつぎの図柄を指し示すように更新される。図12に示すように、番地およびデータ数発生部1100では、1フレームごとに、図柄ポインタ1200が指し示す図柄レジスタ1210に格納する図柄パターンの開始アドレスを読出し、図柄テンプレート1110を参照して、読出先頭位置と図柄パターンの開始アドレスとを加算することにより、読出開始番地を生成する。また、表示すべき図柄のバイト数は、図柄テンプレート1110の読出データ量とする。
【0069】つぎに、前記テンプレートの処理手順を図11を参照して説明する。図11において、テンプレートテーブルの位置を示すために、ムーブポインタを備える。ムーブポインタは、表示テンプレートの読出し位置を示すカウンタにより構成でき、表示タイミングをクロックとして順次カウントアップし、最後のテンプレートまでカウントアップすると0に戻る。テンプレートテーブルから読みだしたデータは一時的に作業用のテンポラリに蓄積される。
【0070】(1)表示制御装置は、パチンコゲーム機の電源ON後、もしくは、マイクロプロセッサ408から指示があると、テンプレートのSSDT0(停止モード)をくり返し読み出す。
【0071】(2)マイクロプロセッサ408から動作開始信号を受け付けた時点で、テンプレートをSSDT1とし、テンプレートSSDT1のデータを展開し、次フレーム用に展開したデータをテンポラリに書き込む。
【0072】(3)フレームが更新する毎に(すなわち、表示タイミングがくる毎に)テンプレートをSSDT2,3,…として順次これをくり返す。
【0073】(4)加速テンプレートが終了した時点で、定速テンプレートの処理に移り、同様にこれをくり返す。定速テンプレートの処理は、CNDT14→CNDT0とループをくり返す。
【0074】つぎに、図10における動作を説明する。
1.表示部制御装置における番地およびデータ数発生部1100では、前述のようにテンプレートを参照して、表示すべき図柄の<読出開始番地>と<表示データ数>とを、1フレーム分テーブルとして生成し、読出開始番地を、表示開始位置アドレスバッファ1030に格納し、表示データ数を表示データ数バッファに格納する。
【0075】2.表示タイミングにあわせて、アドレスカウンタおよびデータカウンタにその読出開始番地と表示データ数とをロードする。
【0076】3.現フレームで、番地およびデータ数発生部は、次のフレームで表示すべきデータのテーブルを作成する。
【0077】以上のようにして、アドレス発生部により、アドレスを発生し、表示データROM1010から図柄データを読み出すことができる。
【0078】つぎに、マイクロプロセッサ408の動作を説明する。図1および図9はマイクロプロセッサ408の動作の流れを示すフローチャートである。
【0079】図1は図柄表示処理を示し、図9は大当り処理を示している。なお、図柄表示処理は、電源が投入されるか、または、発射ダイヤルが回転されると起動される。
【0080】図1に示すように、図柄表示処理においては、まず、マイクロプロセッサ408は、特定入賞部制御装置404内の特定入賞カウンタのカウント値を判定し、カウント値が「0」でないならば(ステップ601)、表示部21〜29の動作を開始させるための動作開始信号をそれぞれ表示部制御装置421〜429に出力すると共に(ステップ602)、特定入賞カウンタのカウント値を「1」減算する(ステップ603)。
【0081】すなわち、前述のように、特定入賞部制御装置404では、特定入賞部105に玉が入賞したことを検出しており、検出するたびに、内部に設けた特定入賞カウンタのカウント値に「1」を加算しているので、マイクロプロセッサ408では、この特定入賞カウンタを参照することにより、カウント値が0でなければ特定入賞部に入賞があったことがわかる。これにより、表示部制御装置421〜429は、表示部21〜29の動作を開始させる。表示部21〜29は、ゲーム実行中の状態として前述のように回転状態の図柄を表示する。
【0082】続いて、マイクロプロセッサ408は、選択手段制御装置407に対して選択許可信号を出力する(ステップ604)。選択手段制御装置407では、選択許可信号を受けると選択手段120を選択指示受け付け可能とする。このとき、選択指示が可能であることを遊技者に通知するようにすると親切である。通知方法としては、選択手段制御装置407において、あらかじめ定めたメッセージを出力したり、あらかじめ定めた音を出力したり、表示灯や表示装置に表示して通知することができる。
【0083】選択手段制御装置407では、選択手段120で選択指示を受け付けると、選択された表示部の表示灯31を点灯させ、選択された表示部をマイクロプロセッサ408に通知する。マイクロプロセッサ408では、選択指示があるかないかを判断し(ステップ605)、選択指示があれば、選択された表示部を選択表示部格納領域501,502,503に格納する(ステップ606)。また、マイクロプロセッサ408は、選択不許可信号を選択手段制御装置407に対して出力する。
【0084】また、選択許可信号を出力してから一定時間が経過する間に選択指示がないときには(ステップ608)、選択不許可信号を選択手段制御装置407に対して出力する(ステップ609)。選択表示部初期値格納領域511,512,513に格納されている表示部を選択された表示部とするために、選択表示部格納領域501,502,503に選択表示部初期値格納領域511,512,513に格納されている表示部をコピーする(ステップ610)。
【0085】このとき、マイクロプロセッサ408は、選択表示部初期値格納領域511,512,513に格納されている表示部を選択手段制御装置407に通知する。選択手段制御装置407では、マイクロプロセッサ408から指示された表示部の表示灯31を点灯させる。
【0086】続いて、マイクロプロセッサ408は、動作開始信号を出力してから予め決められた時間または乱数計算によって求めた時間が経過すると、選択された表示部以外の表示部を停止状態の表示にさせるため、これらの表示部制御装置に対して回転状態の動作を停止させるための動作停止信号を出力する(ステップ611)。これにより、選択された表示部以外の各々の表示部制御装置では、ゲーム実行中の回転状態の表示から図柄の停止状態の表示に移行させる。
【0087】つぎに、マイクロプロセッサ408は、動作開始信号を出力してから予め決められた時間または乱数計算によって求めた時間が経過すると、記憶装置409の停止優先順位格納領域530および選択表示部格納領域501,502,503を参照し、選択された表示部のうち停止優先順位が1番高い表示部の表示部制御装置に対して回転状態の動作を停止させるための動作停止信号を出力する(ステップ612)。選択された表示部のうち停止優先順位が高い表示部の表示部制御装置では、前記ゲーム実行中の状態の表示から図柄の停止状態の表示に移行させ、表示した表示図柄をマイクロプロセッサ408に出力する。
【0088】そこで、マイクロプロセッサ408は、表示部制御装置から出力された表示図柄を、記憶装置409の表示図柄格納領域501に格納する(ステップ613)。
【0089】同様に、マイクロプロセッサ408は、予め決められた時間または乱数計算によって求めた時間が経過すると、選択された表示部のうち停止優先順位が2番目に高い表示部の表示部制御装置102に対し、その動作を停止させるための動作停止信号を出力し(ステップ614)、表示部制御装置から出力された表示図柄を、記憶装置409の表示図柄格納領域502に格納する(ステップ615)。
【0090】続いて、判断手段でもあるマイクロプロセッサ408は、表示図柄格納領域501,502に格納されている表示図柄が一致したか否かを判定し(ステップ616)、両者が一致した場合、すなわち、リーチがかかった場合は、ステップ619に進み、一致しなかった場合は、予め決められた時間または乱数計算によって求めた時間が経過すると、回転状態になっている残りの表示部の動作を停止させるための動作停止信号を表示部制御装置に出力すると共に(ステップ617)、表示図柄格納領域501,502に格納されている表示図柄を削除し(ステップ618)、ステップ601に戻る。このとき、表示部では特定入賞部105につぎの入賞があるまで、同じ図柄を表示しておいてもよい。
【0091】さて、リーチがかかった場合、ステップ619において、マイクロプロセッサ408は、予め決められた時間または乱数計算によって求めた時間が経過すると、回転状態になっている残りの表示部の動作を停止させるための動作停止信号を表示部制御装置に出力する。これにより、表示部制御装置は、回転状態になっている表示部に停止状態の表示図柄を表示させ、表示した表示図柄をマイクロプロセッサ408に出力する。
【0092】表示部制御装置から出力された表示図柄は、表示図柄格納領域503に格納され、表示図柄格納領域501,502に格納されている表示図柄と、表示図柄格納領域503に格納された図柄とが一致したか否かを判定する(ステップ620)。両者が一致した場合は、図9に示す大当り処理を起動し(ステップ622)、大当り処理の終了を待って、ステップ601に戻る。
【0093】ステップ620の判定において、両者が一致しなかった場合は、表示図柄格納領域501,502,503に格納されている表示図柄を削除し(ステップ621)、ステップ601に戻る。
【0094】一方、図9に示すように、大当り処理においては、マイクロプロセッサ408は、まず、変動入賞部106を開放させるための開放信号を変動入賞部制御装置406に出力する(ステップ801)。
【0095】これにより、変動入賞部制御装置406は、変動入賞部106を開放させるので、変動入賞部106への玉の入賞が可能となる。変動入賞部制御装置406は、変動入賞部106が開放している間に変動入賞部106に玉が入賞したことを検出する度に、その旨を示す入賞検出信号をマイクロプロセッサ408に出力する。
【0096】ステップ802において、マイクロプロセッサ408は、開放してから予め決められた時間(例えば、29秒)が経過するまでに、変動入賞部制御装置406から入賞検出信号が出力されると(ステップ803)、変動入賞カウンタ504のカウント値を「1」加算する(ステップ804)。
【0097】変動入賞カウンタ504のカウント値を「1」加算した結果、変動入賞カウンタ504のカウント値が「10」に達していないならば(ステップ805)、ステップ802に戻り、「10」に達したならば、ステップ806に進む。また、変動入賞カウンタ504のカウント値に係らず、29秒が経過しても(ステップ802)、ステップ806に進む。
【0098】ステップ806においては、マイクロプロセッサ408は、変動入賞部106を閉鎖させるための閉鎖信号を変動入賞部制御装置406に出力する。これにより、変動入賞部制御装置406は、変動入賞部106を閉鎖させるので、変動入賞部106への玉の入賞が不可能となる。
【0099】続いて、マイクロプロセッサ408は、変動入賞カウンタ504の値をリセットすると共に(ステップ807)、表示図柄格納領域501,502に格納されている表示図柄および選択指示図柄格納領域503に格納されている図柄を削除し(ステップ808)、処理を終了する。
【0100】なお、1回の大当りに対して、複数回(例えば、16回)のラウンドを用意するようにした場合は、図9に示した大当り処理を16回繰り返すようにすればよい。
【0101】また、特定入賞部105、変動入賞部106に入賞した玉についての支払を行うためには、玉支払機構を設け、特定入賞部制御装置404から玉支払機構に対して、特定入賞部105に玉が入賞したことを示す入賞検出信号が出力されるようにし、変動入賞部制御装置406から玉支払機構に対して、入賞検出信号が出力されるようにする。
【0102】そして、玉支払機構は、特定入賞部制御装置404から入賞検出信号が出力されると、7個の玉を受皿110に支払うようにし、変動入賞部制御装置406から入賞検出信号が出力されると、15個の玉を受皿110に支払うようにする。玉支払機構は、例えば、パチンコホール側から各パチンコゲーム機に玉を供給するために、玉が1つずつ列をなして並んでいる供給路を、通常時に遮断しておき、マイクロプロセッサ408から該制御信号が出力された場合に、供給路を開通させ、指示された個数分の玉を供給するようにすることにより実現することができる。
【0103】また、効果音を流すためには、通常時の効果音,リーチ時の効果音,大当り時の効果音,選択可能時の効果音を出力する効果音出力機構を設け、特定入賞部制御装置404から効果音出力機構に対して入賞検出信号が出力されるようにし、変動入賞部制御装置406から効果音出力機構に対して入賞検出信号が出力されるようにする。また、マイクロプロセッサ408がリーチがかかったと判定した場合、選択許可信号が出力された場合および大当りとなったと判定した場合に、それぞれ、マイクロプロセッサ408から効果音出力機構に対して、その旨を通知する制御信号が出力されるようにする。
【0104】そして、効果音出力機構は、特定入賞部制御装置404から入賞検出信号が出力されると、通常時の効果音を出力するようにし、さらに、マイクロプロセッサ408からリーチがかかった旨を示す制御信号が出力されると、リーチ時の効果音を出力するようにし、選択許可信号が出力されると、選択可能時の効果音を出力するようにし、さらに、マイクロプロセッサ408から大当りとなった旨を示す制御信号が出力されると、大当り時の効果音を出力するようにする。
【0105】上述したように、本実施の形態によれば、従来は大当りの判断をする表示図柄の位置は固定であったのが、遊技者の指示により大当りの判断をする表示図柄の位置が選択可能となり、参加意識を抱き、楽しんで遊技することができる。
【0106】なお、本実施の形態においては、表示部21〜29が「0」〜「9」,「A」〜「F」を変更表示する例を示したが、これに限るものではなく、絵や記号など様々な図柄を変更表示するようにしてもよい。
【0107】さて、上述したパチンコゲーム機の例では、選択された3つの表示部の表示図柄が全て一致した場合に大当りとなるような例について説明したが、これとは逆に、特定入賞部105に玉が入賞すると、マイクロプロセッサ408が、大当りとなるか否かを決定し、その決定に応じて、選択された表示部の表示図柄を決定するようにしてもよい。この場合、選択された表示部の表示部制御装置は、マイクロプロセッサ408から出力された図柄を表示して動作を停止するよう、表示部をそれぞれ制御するようにする。
【0108】前記実施の形態においては、3つの表示部の選択を選択手段120で受け付けているが、選択手段としてのマイクロプロセッサ408において、遊技者の選択指示を介さず任意に選択されるようにしてもよい。例えば、一回に選択する表示部について、複数通りテーブルに規定しておき、入賞ごとにテーブルから順次選択するか、もしくは、乱数によりテーブルから任意に選択することができる。
【0109】また、選択できる表示部の個数は、3つ以外の4つ以上でもよく、あらかじめ規定しておくことができる。さらに、前記実施の形態においては、あらかじめ規定した個数の表示部を選択するようにしているが、任意の個数の表示部を選択するようにしてもよい。このような場合についての実施の形態を以下に説明する。
【0110】この場合の実施の形態におけるパチンコゲーム機の正面図を図3に示す。図3においては、選択終了を指示するための選択終了指示スイッチ40を設けており、他は、図1に示す構成と同じである。選択終了指示スイッチ40は、タッチセンサーにより構成でき、パチンコゲーム機10の前面に備える。選択終了指示スイッチ40は、図3に示す以外の場所に設けてもよく、例えば、打ち出しハンドルの近くに押しボタン式のスイッチとして設けておくようにしてもよい。
【0111】また、本実施の形態における制御手段の構成図は図4と同じである。ただし、選択手段制御装置407は、選択終了を通知する選択終了信号をマイクロプロセッサ408に通知する点が異なる。すなわち、本実施の形態においては、遊技者が複数の表示部を選択した後に、選択終了指示スイッチ40を操作することにより、選択手段制御装置407は、選択された全ての表示部を通知するとともに、選択が終了したとして選択終了信号をマイクロプロセッサ408に通知する。これにより、マイクロプロセッサ408は、選択の終了を検出でき、選択された表示部が確定する。
【0112】この場合、図5に示す選択表示部格納領域は、表示部の数分用意しておき、選択された表示部の全てを格納する。また、選択された表示部の個数を格納する選択個数格納領域をさらに設けておき、マイクロプロセッサ408で選択された表示部の個数をカウントして、選択個数格納領域に格納する。大当りか否かの判断は、選択された表示部に表示された図柄が全て一致する場合に大当りとし、それ以外は外れとする。
【0113】ただし、この場合、選択された表示部の個数により大当りとなる確率が異なるので、図9に示す大当り処理は、その確率に対応させて異なる処理を行なうようにする。
【0114】例えば、選択個数格納領域に格納された個数に対応させて、変動入賞部106の開放回数を異ならせたり、または、変動入賞部106が閉鎖するまでの遊技媒体の入賞数を異ならせたり、または、変動入賞部106が閉鎖するまでの時間を異ならせたりすることにより、賞球する遊技媒体数を異ならせるようにしてもよい。
【0115】例えば、9個の表示部全て選択して、大当りになったときには、賞球する遊技媒体数を一番多くするようにでき、8,7,6,…2と選択された表示部の個数が少ない場合には、順次、賞球する遊技媒体数を少なくするように設定しておく。
【0116】以上のように処理することにより、あらかじめ規定した個数の表示部を選択する代わりに、任意の個数の表示部を選択することができるので、遊技者はより参加気分を持ち、楽しんで遊技することができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、遊技者が参加気分を持ち、楽しんで遊技することができる。従って、本発明のゲーム機を設置しているホールにとっても、遊技者の増加を見込むことができる。
【出願人】 【識別番号】000127628
【氏名又は名称】株式会社エース電研
【出願日】 平成5年12月14日(1993.12.14)
【代理人】 【識別番号】100082728
【弁理士】
【氏名又は名称】柏原 健次
【公開番号】 特開2001−58047(P2001−58047A)
【公開日】 平成13年3月6日(2001.3.6)
【出願番号】 特願2000−235098(P2000−235098)