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【発明の名称】 ラケット
【発明者】 【氏名】中根 章史

【要約】 【課題】容易かつ簡便にガットの交換ができるラケットを提供することを課題とする。

【解決手段】上記の課題は、上下に延びる棒状の把持部12の上端部において鉛直平面上に広がる開口部14を形成するフレーム11と、開口部14に対応する孔部22を有し、孔部22を塞ぐようにガット24が格子状に張り付けられ、フレーム11の開口部14に取り外し可能に嵌合される打球面部21とからなるラケット1とすることによって解決される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上下に延びる棒状の把持部の上端部において鉛直平面上に広がる開口部を形成するフレームと、前記開口部に対応する孔部を作る枠体を有し、前記孔部を塞ぐように前記枠体にガットが格子状に張り付けられ、前記フレームの前記開口部に取り外し可能に嵌合される打球面部とからなるラケット。
【請求項2】 上下に延びる棒状の把持部の上端部において鉛直平面上に広がる開口部を形成するラケット用のフレームであって、前記フレームの前記開口部に対応するように形成された孔部を作る枠体に、前記孔部を塞ぐように前記枠体に格子状にガットを張り付けて成る打球面部が、前記フレームの前記開口部に取り外し可能に嵌合されるようになっていることを特徴とするフレーム。
【請求項3】 孔部を作る枠体と、前記枠体の前記孔部を塞ぐように格子状に張り付けられたガットとから成るラケット用の打球面部であって、前記打球面部は、上下に延びる棒状の把持部の上端部において鉛直平面上に広がる開口部を形成するフレームの前記開口部に取り外し可能に嵌合されるようになっていることを特徴とする打球面部。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テニスやバトミントンをプレーするためのラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、テニスやバトミントンで使用されるラケットは、上下に延びる棒状の把持部の上端部において鉛直平面上に広がる開口部を形成するフレームと、この開口部を塞ぐように格子状に張り付けられたガットとから構成されている。このような従来のラケットの場合、フレームにガットを張り付けるためには、特定の器具が必要であり、しかもある程度の熟練が必要である。従って、従来のラケットのガットが切れた場合に、その場で容易にガットを張り替えることは不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、容易かつ簡便にガットの交換ができるラケットを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明者は上記の課題を解決すべく種々検討を重ねた結果、上下に延びる棒状の把持部の上端部において鉛直平面上に広がる開口部を形成するフレームと、前記開口部に対応する孔部を作る枠体を有し、前記孔部を塞ぐように前記枠体にガットが格子状に張り付けられ、前記フレームの前記開口部に取り外し可能に嵌合される打球面部とからなるラケットとすることによって解決できることを見いだした。以下に本発明を詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】第一実施例図1(a)は、本発明の一実施例としてのラケット1の正面図である。このラケット1は、図1(b)〜(d)に示されるように、フレーム11と打球面部21と補助フレーム31から構成される。本発明のフレーム11は、上下に延びる棒状の把持部12の上端部13に、鉛直平面上に広がる開口部14が形成されている。このフレーム11は、図1(b)に点線で示すように、開口部14の内側面に、開口部14に沿って溝15が形成されている。ここで、開口部14を形成している部分のフレームの厚み(紙面に垂直方向の長さ)は約20mmであり、開口部14を形成している部分のフレームの幅は約20mmである。また、開口部14に沿って形成された溝の幅(紙面に垂直方向の長さ)は約6mmであり、深さは約5mmである。即ち、この溝の端部は、フレームの開口部の内側面において、フレームの両端部から約7mmのところに配置されている。
【0006】また、フレーム11の外周側面には、開口部と連通する挿入孔16が設けられている。この挿入孔16は、フレームの右側の上端部16’から下端部16”に至るまで形成されている。ここで、この挿入孔16の幅(紙面に垂直方向の長さ)は、約10mmである。
【0007】一方、本発明の打球面部21は、枠体23から成り、フレーム11に形成されている開口部14と略同一の寸法と形状を有する孔部22を形成している。ここで、この枠体23の厚さ(紙面に垂直方向の長さ)は、約9mmになっている。そして、この枠体23には、ガット24が格子状に張り付けられていて、ラケット面を形成している。
【0008】このガットが格子状に張り付けられた打球面部21は、フレーム11に形成された挿入孔16からフレームの開口部14に嵌め込まれるようになっている。また、打球面部21は、枠体23の外周縁端部に沿って、フランジ25が形成されている。このフランジ25は、打球面部21がフレーム11の開口部14に嵌め込まれた時に、フレームの開口部に沿って形成されている溝15と係合するようになっている。なお、このフランジ25の幅(紙面に垂直方向の長さ)は約5.8mmになっている。
【0009】その後、フレームに形成されている挿入孔16に、補助フレーム31が嵌合されて、打球面部21がフレーム11に固定されるようになっている。
【0010】上記のように、本発明のラケットは、ガットが張り付けられた打球面部21をフレーム11に取り外し可能に嵌合するようになっているので、ガットの交換を極めて容易に行うことができる。
【0011】第二実施例図2は本発明の第二実施例としてのラケットの正面図であり、このラケットは、上下に延びる棒状の把持部12の上端部13において鉛直平面上に広がる開口部14を形成するフレーム11’と、開口部に対応する孔部を有し、孔部を塞ぐようにガットが格子状に張り付けられ、フレーム11’の開口部14に取り外し可能に嵌合される打球面部とからなる。本発明の第二実施例によるラケットのフレーム11’は、図2(a)に点線で示すように、フレーム11’の内側面には、開口部14に沿って溝15が形成されている。また、このフレーム11’は、図2(b)および(c)に側面図として示すように、フレーム11の上端部に設けられた蝶番17を中心として、表面部18’と裏面部18”に分割されて、第一実施例において記載したのと同様の打球面部21が嵌合されるようになっている。
【0012】このフレーム11’は、打球面部21をフレームの開口部14に沿って嵌合した後に、表面部18’と裏面部18”とを再び会合させるようになっている。その後、フレーム11’の下端部付近の把持部13に取り付けられたホック19を回転させることによって、打球面部21を固定することができ、ラケットとして使用することができる。
【0013】この第二実施例として示すラケットは、第一実施例に記載したラケットと同様に、フレーム11’の開口部14に、ガットが張り付けられた打球面部21が取り外し可能に嵌合されているので、ガットの交換が極めて容易である。
【出願人】 【識別番号】500133967
【氏名又は名称】中根 章史
【出願日】 平成12年3月27日(2000.3.27)
【代理人】 【識別番号】100068032
【弁理士】
【氏名又は名称】武石 靖彦 (外2名)
【公開番号】 特開2001−269423(P2001−269423A)
【公開日】 平成13年10月2日(2001.10.2)
【出願番号】 特願2000−86797(P2000−86797)