| 【発明の名称】 |
高所トレーニングによる肥満対策 |
| 【発明者】 |
【氏名】窪田 金嘉
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| 【要約】 |
【課題】飽食の時代といわれる現代では、本来、健康を維持するために重要な役割を果たしている体脂肪が、現代人の過食と運動不足により、肥満を招いてさまざまな病気を引き起こしています。肥満が原因で起こる病気には動脈硬化症、高血圧症、糖尿病、通風、関節炎、腎疾患などがあります。肥満を解決するには、余分な脂肪を体内に貯えないようにすることが解決の道です。
【解決手段】低圧低酸素環境の高所において有酸素運動を行なうことは、平地での有酸素運動に比べ相対的運動強度が高くなり、細胞組織の低酸素状態を一層促進することになる。したがってこの有酸素運動を一定期間継続すると、組織への酸素運搬機能が急性適応から次第に効率的な慢性適応へ移行することになる。これが高所順化であり、この効果を利用して、一定期間高所滞在(2000m以上の場所)して有酸素運動を取り入れ、一般の人達の肥満対策に応用し、成人病予防を実現するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】高所での有酸素運動時における脂肪代謝促進作用 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、持久性運動能力向上に対して、長距離走のトップアスリートたちが高所トレーニングにより運動能力向上の成果をあげている。この成果は有酸素運動系の機能が向上したためである。この成果を基に、高所による有酸素運動を実施して、一般の人達の肥満対策に利用し、社会問題である成人病予防に役立てる。 【0002】 【従来の技術】現在に至まで、高所における有酸素系運動時のグリコーゲン節約作用と脂肪代謝促進作用に対しての研究は、トップアスリートたちのためであり、この研究を一般の人達の肥満対策に応用されている事実はない。アメリカでは肥満で死亡する人達が30万人におよぶと報道されています。飽食の時代において、肥満対策は重要な課題です。苦労せず、簡単に減量できる方法を開発する必要があります。現在は、氾濫する健康食品と医師の診断による食事療法と運動療法での肥満を解決する方法しかありません。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】私たち人間は、動力源としてのエネルギーを食物から得ます。そして、食物を摂取した後のエネルギー蓄積をできるだけ大きくし、反対にエネルギー消費をできるだけ小さくするように創られています。その保存エネルギーの最も代表的な形が脂肪です。私たちは、生存のためのエネルギーを脂肪という形で体内に保持しやすく、それを簡単には放出させないという生理的特徴をもっています。それは生きものとしての人類が進化の過程で獲得し、身につけてきた知恵であり、メカニズムなのです。しかし、飽食の時代といわれる現代では、本来、健康を維持するために重要な役割を果たしている体脂肪が、現代人の過食と運動不足により、肥満を招いてさまざまな病気を引き起こしています。肥満が原因で起こる病気には動脈硬化症、高血圧症、糖尿病、通風、関節炎、腎疾患などがあります。肥満を解決するには、余分な脂肪を体内に貯えないようにすることが解決の道ですが、私たちの体は、脂肪の合成、分解、蓄積がたえず「脂肪細胞」と呼ばれる細胞の中で行なわれ、脂肪細胞は大きくなったり、数が増えたりします。一度増えた脂肪細胞は二度と元に戻ることはなく、増えたままの状態で生きていくことになります。もともと脂肪を蓄える機能構造に逆らって、体脂肪を減らして健康な身体を維持することは、現代社会において大変な努力が必要です。現代人は様々な方法で減量に挑戦するのですが、努力がなかなか実を結ばないのが現実です。この努力に対して、高所における一定期間滞在しての有酸素運動は、肥満を解決する方法の一つと考えます。 【0004】 【課題を解決するための手段】高所トレーニングの高所とは、気圧の低い環境すなわち「低圧環境」を意味し、低酸素環境をもたらすことになる。たとえば、2000m以上の高地であり、平地では約16%の低濃度酸素吸入の状態に相当する。したがって、平地から高地へ行って安静でいるときの酸素運搬系の変化は、平地で運動している際の変化に相当する。すなわち、平地で安静にしている状態と高所で安静にしている状態の差は、平地での安静状態と平地である強度の運動を行なっている状態と近似している。あるいは、「高所で有酸素運動をしている状態」は、「平地でそれ以上の強度の激しい運動をしている状態」に相当する。たとえば、平地と4000mの高所に於いて、同一運動強度の100Wの定常運動を行なったときの生態負担度を比較してみると、高所での100Wの運動は、平地と同じ2l/分の酸素摂取が必要であり、しかも高所での最大酸素摂取能は、平地の4l/分よりも25%低減して3l/分となるために、高所における運動強度は、平地の50%VO2maxに対して、70%VO2maxとなり、20%増加することになる。したがって、低圧低酸素環境の高所において有酸素運動を行なうことは、平地での有酸素運動に比べ相対的運動強度が高くなり、細胞組織の低酸素状態を一層促進することになる。このように高所での有酸素運動は、低圧低酸素環境下に一定期間滞在することによる安静時の呼吸循環系の高進(受動的効果)の上に、有酸素運動による刺激効果(積極的効果)を相乗した合成効果を得ようとするものである。したがってこの有酸素運動を一定期間継続すると、組織への酸素運搬機能が急性適応から次第に効率的な慢性適応へ移行することになる。これが高所順化であり、この効果を利用して、一定期間高所滞在(2000m以上の場所)して有酸素運動を取り入れ、一般の人達の肥満対策に応用し、成人病予防を実現するものである。 【0005】 【発明の実施の形態】一般人の肥満対策に高所(2000m以上が重要)トレーニングを採用するにあたって、場所、施設、交通機関、食事内容、医療機関、周囲の環境、気候などの状況を充分に把握し、万全を期すことが肝要である。その全てを把握し、実行できる環境を整えることが可能な企業といえば、旅行会社しかありえない。一流の旅行会社がこの企画に賛同して、海外の適切な場所を選定し、充分調査したうえで実行するならば、必ずや成功し、肥満に悩んでいる人達の一助になることを確信する。 【0006】 【実施例】実施にあたって、有酸素運動時の脂質代謝を促進させるために、L−カルニチン、キトサン、ガルシニアカンボジア果皮エキス、黄杞茶等を配合した機能性食品を摂取した。また、日頃から運動に取り組んでいない人達のために、分岐鎖アミノ酸も摂取して筋肉疲労、中枢性疲労が起こらないように準備した。実施場所は、かつてオリンピツクが開催されたメキシコシティーを選んだ。参加者は、実験段階のため、主催する旅行会社の社員5名と発案者の計6名で実行された。期間は、6日間とし、プログラムは、有酸素運動を中心に午前2時間および午後2時間の計4時間実施した。食事は、蛋白食を中心に満足感が得られるメニュー構成にした。有酸素運動時間以外の過ごし方は、各自自由行動に任せ、ストレスをかけないように配慮した。夕食後の有酸素運動を1時間企画し、自由参加とした。有酸素運動はなるべくゲーム形式で楽しく動けるように考慮した。結果、帰路に着いた当日の体重測定で、全員予想以上の実績を残すことができた。この結果を維持するために、実施期間中に摂取し続けた機能性食品を毎日摂取してリバウンドに備えた。 【0007】 【発明の効果】高所トレーニングは、長距離ランナーの能力向上の手法で取り入れられており、充分実績データを残している方法である。この実績をもとに一般の肥満対策に応用するものである。肥満は、体脂肪を減少することが目的であるから、うっすらと汗をかく程度の有酸素運動が中心である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596069874 【氏名又は名称】株式会社クレッセンドコーポレーション
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| 【出願日】 |
平成11年11月22日(1999.11.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−145715(P2001−145715A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月29日(2001.5.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−370703 |
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