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【発明の名称】 超音波美顔器
【発明者】 【氏名】原田 久男

【要約】 【課題】本発明は,プローブが肌に接触していない状態で超音波振動を続けると、プローブが超音波振動によって発熱してしまうという問題があり、また、使用を続けていると、肌が刺激慣れを起こすという問題があり、これらを解決することを目的とする。

【解決手段】超音波振動子を備え、肌に当接して用いるためのプローブ1と、主電源スイッチ12と、プローブのグリップ部19に設けられている押しボタンスイッチ20とを設け、主電源スイッチがオンの時に押しボタンスイッチが押されると超音波発振回路から超音波振動子へ発振出力するように構成した。また、超音波出力は一定に保ちながら、超音波出力時間が異なった複数の通電時間信号の組み合わせを1サイクルとして、1秒間に数サイクル出力するように構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 超音波振動子を備え、肌に当接して用いるためのプローブと、主電源スイッチと、前記プローブのグリップ部に設けられている押しボタンスイッチとを設け、前記主電源スイッチがオンの時に前記押しボタンスイッチが押されると超音波発振回路から超音波振動子へ発振出力することを特徴とする超音波美顔器。
【請求項2】 超音波出力は一定に保ちながら、超音波出力時間が異なった複数の通電時間信号の組み合わせを1サイクルとして、1秒間に数サイクル出力することを特徴とする超音波美顔器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波美容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波美容器は、超音波照射用プローブを肌に当てて超音波を照射することにより、温熱効果や振動効果によって、肌の水分量や、弾力性を向上させるための器具である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プローブが肌に接触していない状態で超音波振動を続けると、プローブが超音波振動によって発熱してしまい、そのままプローブを肌に当てると危険である。この問題を解決するために、プローブが肌に当たっているか検出する手段を設けたものもあるが、制御が複雑になってしまう。また、プローブの移動中に肌からプローブが離れてしまったような場合にも、警告音が鳴ったり、振動が中止されてしまい不便である。また他の目的として、肌にプローブを当て続けていると、刺激慣れを起こすため、そのための対策が必要であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるために、請求項1の発明では、超音波振動子を備え、肌に当接して用いるためのプローブと、主電源スイッチと、プローブのグリップ部に設けられている押しボタンスイッチとを設け、主電源スイッチがオンの時に押しボタンスイッチが押されると超音波発振回路から超音波振動子へ発振出力するように構成した。請求項2の発明では、超音波出力は一定に保ちながら、超音波出力時間が異なった複数の通電時間信号の組み合わせを1サイクルとして、1秒間に数サイクル出力するように構成した。
【0005】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明する。図1a、bは本発明に関わる超音波美顔器の正面図と側面図で、超音波を発生させるための超音波発振回路を内蔵したプローブ1が示されている。肌に接触する金属製のプローブヘッド10は、絞り加工や、削りだし加工で、底面を有する円筒形状に加工されており、プローブ1に固定されている。プローブヘッド10の肌に接触する面の裏面には、超音波発振回路からの出力信号により振動する超音波振動素子が取り付けられている。
【0006】プローブ1の図中下側は、手で持ちやすいようにグリップ部19が形成されている。グリップ部19には、操作パネル11が設けられており、電源スイッチ12、強弱選択ボタン13,プローブヘッド10が超音波振動している際に点灯するランプ14、LED15,16,17,18が設けられている。LED15は、電源スイッチ12が押されて、電源が投入されている場合点灯する。強弱選択ボタン13を押すことによって、超音波振動素子への平均出力エネルギを変えることができ、選択されたモードが「よわい」場合はLED16が点灯し、「ふつう」の場合にはLED17が点灯し、「つよい」場合にはLED18が点灯するようになっている。選択されたモードが「よわい」場合には、超音波の平均出力エネルギは0.4W/CmCm「ふつう」の場合には0.9W/CmCm、「つよい」場合には1.4W/CmCmに設定されている。
【0007】プローブ1のグリップ部19上側の側面には、使用時に必然的に指がくる位置に、押しボタンスイッチ20が設けられており、電源が投入された状態でプローブ1を握ると、この押しボタンスイッチ20が指で押され、プローブヘッド10が超音波振動を行うように構成されている。このように構成したので、使用者の不注意によるプローブヘッド10の過熱を防止することができる。プローブ1の下面には、コード21が接続されており、図示しない電力供給手段からプローブ1へ電力が供給される。
【0008】図2には本発明の回路ブロック図が示されている。一般の交流電源からコード21を介して電気がプローブ1へ供給される。定電圧回路30では、モード選択に合わせた電圧が出力レベル制御回路31で選択され、デューティー制御回路32によってON−OFF制御されたパルスが入力される。定電圧回路30から、超音波発振回路33へ選択されたレベルの電圧で、デューティー制御回路32によって生成されたパルスが送られ、超音波振動素子34が駆動される。
【0009】デューティー制御回路32では、発振ON時間と発振OFF時間の割合を可変にして、超音波による生体の刺激慣れを防止するように制御を行う。具体的には、16.384msecを1通電として、その1通電の通電時間を8/32から24/32まで8段階に上げていき、その後同様に8段階に下げる周期を繰り返すようにしている。通電時間のみを可変とすることで、超音波出力は固定したまま、エネルギ量を変えることができる。このように出力エネルギ量を変えることによって、生体の刺激慣れを防止することができる。本実施例では段階的に通電パルス幅を可変としたが、1/Fゆらぎなどを用いることも可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造でプローブヘッドの加熱を防ぐことができ、また、使用中の刺激慣れも防ぐことができる。
【出願人】 【識別番号】000154680
【氏名又は名称】株式会社平和時計製作所
【出願日】 平成12年5月12日(2000.5.12)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−314473(P2001−314473A)
【公開日】 平成13年11月13日(2001.11.13)
【出願番号】 特願2000−140048(P2000−140048)