| 【発明の名称】 |
複合型マッサージ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】山中 宣幸
【氏名】和田 正記
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| 【要約】 |
【課題】異なる刺激を要望する複数の施療者が一台のマッサージ機で所望の刺激力の施療を行う事ができる複合型マッサージ機を提供する。
【解決手段】施療者背部を施療し得るマッサージ機において、該マッサージ機の施療者背部位置に、給排気制御手段7により空気袋72が反復膨縮するエアー機構71と駆動手段8により施療部材82が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構81とを内装して成り、エアーマッサージと刺激マッサージを任意且つ同時に行う事ができるよう構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 施療者背部を施療し得るマッサージ機において、該マッサージ機の施療者背部位置に、給排気制御手段により空気袋が反復膨縮するエアー機構と駆動手段により施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装して構成する事を特徴とする複合型マッサージ機。 【請求項2】 座部前部に出没自在な足載台を備え、座部後部に傾斜角度可変な背凭れ部を備えた椅子式マッサージ機において、該マッサージ機の足載台と座部と背凭れ部の少なくとも一個所以上に、給排気制御手段により空気袋が反復膨縮するエアー機構と駆動手段により施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装して構成する事を特徴とする複合型マッサージ機。 【請求項3】 座部前部に出没自在な足載台を備え、座部後部に傾斜角度可変な背凭れ部を備えた椅子式マッサージ機において、該マッサージ機の背凭れ部に、給排気制御手段により空気袋が反復膨縮するエアー機構と駆動手段により施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装し、座部及び足載台の少なくとも一方に、給排気制御手段により空気袋が反復膨縮するエアー機構を内装して構成する事を特徴とする複合型マッサージ機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、マッサージ機に係り、詳しくは、マッサージ機本体に膨縮自在な空気袋を備えたエアー機構と機械式マッサージ機構とを内装し、エアー機構と機械式マッサージ機構を単独或いは同時に選択作動させて、施療者局部にエアー機構や機械式マッサージ機構及びこれら双方による所望のマッサージ効果を任意に付与できるようにする複合型マッサージ機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種従来のマッサージ機としては、椅子本体の背凭れ部やベッド本体に機械式マッサージ機構を内装したものがあり、揉み機能を備えた揉みマッサージ機や叩き機能を備えた叩きマッサージ機、並びにローリング機能を備えたローリングマッサージ機や指圧機能を備えた指圧マッサージ機等があり、これらは夫々が有する特有の機能を備えているため、使用者の好みにより、任意に選択されて使用されている。 【0003】しかしこの種従来の機械式マッサージ機においては、何れのマッサージ機においても、皮膚に対する摩擦や刺激が大きいという事から敬遠される傾向もあり、特に最近では、皮膚や骨の弱い女性や老人等は、比較的摩擦や刺激が少なく、しかもマッサージ効果を有するエアー機構内装のエアーマッサージ機を要望する傾向である。 【0004】ところで、従来のマッサージ機において、一人で使用する場合には、施療者の好みに応じて、上記揉みマッサージ機や叩きマッサージ機、或いはローリングマッサージ機や指圧マッサージ機等の機械式マッサージ機や、エアー機構を使用したエアーマッサージ機等を任意に選択して使用すれば良いのであるが、家庭内では、一般的に複数人で一台のマッサージ機を共用しているのが通例である。 【0005】従って、家庭内の複数人がマッサージ機を購入しようとする場合に、前述したような皮膚の弱い女性や老人等の施療者はエアーマッサージ機を望み、比較的刺激を好む施療者は、特有の機能を有する機械式マッサージ機を望むため、近年では、双方の機能を有するマッサージ機の開発が要望されていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に鑑みてな成されたものであり、マッサージ機本体にエアー機構と機械式マッサージ機構とを内装して、一台のマッサージ機により異なる刺激を要望する複数の施療者が所望の刺激力で快適なマッサージを行う事ができる複合型マッサージ機を提供する事を目的とするものである。 【0007】また、本発明は、これらエアー機構と機械式マッサージ機構の両機構を同時に作動させる事で、施療部にこれら双方の機構による相乗的な施療効果を付与できるようにする事を目的とするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の複合型マッサージ機は、上記各目的を達成すべく、以下のように構成するものである。すなわち、本発明の複合型マッサージ機は、施療者背部を施療し得るマッサージ機において、該マッサージ機の施療者背部位置に、給排気制御手段により空気袋が反復膨縮するエアー機構と駆動手段により施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装して構成する事を特徴とするものである。 【0009】また本発明は、座部前部に出没自在な足載台を備え、座部後部に傾斜角度可変な背凭れ部を備えた椅子式マッサージ機において、該マッサージ機の足載台と座部と背凭れ部の少なくとも一個所以上に、給排気制御手段により空気袋が反復膨縮するエアー機構と駆動手段により施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装して構成する事を特徴とする。 【0010】更に本発明は、座部前部に出没自在な足載台を備え、座部後部に傾斜角度可変な背凭れ部を備えた椅子式マッサージ機において、該マッサージ機の背凭れ部に、給排気制御手段により空気袋が反復膨縮するエアー機構と駆動手段により施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装し、座部及び足載台の少なくとも一方に、給排気制御手段により空気袋が反復膨縮するエアー機構を内装して構成する事を特徴としている。 【0011】 【作用】本発明の複合型マッサージ機は、以上のように構成することにより次のような作用をもたらすものである。 【0012】すなわち、請求項1記載の本発明では、施療者背部を施療し得るマッサージ機の施療者背部位置に、空気袋が反復膨縮するエアー機構と施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装して構成している為、皮膚の弱い女性や老人等の施療者は、エアー機構のみにより施療者背部をソフトにマッサージする事ができ、また、比較的刺激を好む施療者は、機械式マッサージ機構を使用して施療者背部に強固なマッサージを施す事ができ、更に、エアー機構と機械式マッサージ機構の双方を同時に使用したマッサージをも実施できる。 【0013】更に請求項2記載の本発明は、座部前部に出没自在な足載台を備え、座部後部に傾斜角度可変な背凭れ部を備えた椅子式マッサージ機の、前記足載台や座部及び背凭れ部の少なくとも一個所以上に、空気袋が反復膨縮するエアー機構と施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装して構成している為、背凭れ部にこれらの両マッサージ機構が内装されている場合には、前述した請求項1記載の発明の作用と同様に施療者の好みによる刺激力の調整や使用が行えるものであり、座部や足載台の一方或いは双方にこれら両マッサージ機構を内装した場合には、これらを配備した座部や足載台でも、エアー機構のみによるソフトにマッサージや機械式マッサージ機構による強固なマッサージを任意に選択して施す事ができると共に、エアー機構と機械式マッサージ機構の双方を同時に使用したマッサージをも選択実施できる。 【0014】更にまた請求項3記載の本発明は、座部前部に出没自在な足載台を備え、座部後部に傾斜角度可変な背凭れ部を備えた椅子式マッサージ機の背凭れ部に、空気袋が反復膨縮するエアー機構と施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装し、座部及び足載台の少なくとも一方に、空気袋が反復膨縮或いは膨縮保持するエアー機構を内装して構成している為、背凭れ部では、前述した請求項1及び請求項2記載の発明の作用と同様に施療者の好みによる刺激力の調整や使用が行え、またエアー機構を内装した座部や足載台では、エアー機構のみによるソフトにマッサージを施す事ができる。 【0015】 【発明の実施の態様】以下、本発明の複合型マッサージ機を、図面に示す一実施例に基づきこれを詳細に説明する。図1乃至図7は、本発明の複合型マッサージ機が、椅子式のものである場合の一実施例を示したものであり、図1は本発明の複合型マッサージ機を内装した椅子の一実施例を示す正面図であり、図2及び図3はエアー機構における空気袋の配置状態の一実施例を示す説明図、図4は本発明の複合型マッサージ機を内装した椅子の一実施例を示す側面図、図5は本発明の複合型マッサージ機を内装した椅子の背凭れ部の傾倒状態を示す説明図、図6は本発明の複合型マッサージ機に内装されるエアー機構及び機械式マッサージ機構の一実施例を示す説明図、図7は本発明の複合型マッサージ機の一実施例を示す説明図である。 【0016】本発明に使用される実施例の椅子は、座部2と該座部2に対し傾斜角度調整自在に取り付けられた背凭れ部1と、該座部2前部に出没自在に配備された足載台3と、座部2の左右両側に立設された肘掛部4とで構成している。 【0017】また、座部2に対する背凭れ部1の取り付け手段としては、例えば、図7に示す如く、背凭れ部1の下方へ突設したフレーム11を、座部2の後ろ側の枢軸12まわりに前後揺動自在に備え付けると共に、前記フレーム11の枢軸12より下方の端部に油圧操作シリンダや電動アクチュエータ等の傾倒調整部材5を枢支連結して構成している。 【0018】よって、座部2の外側方に備えたリクライニング操作レバー(図示せず)で前記傾倒調整部材5を作動させると、図5に示すように、背凭れ部1を枢軸12まわりに任意の傾斜角度に変えることができるのである。 【0019】座部2の前端部に出没自在に取り付けられた足載部3は、図5及び図7のように座部2の前方へ略水平状態に突出させる突出姿勢と、図1や図2及び図4のように座部2の前端下方に略垂直状態に没入させる収納姿勢とに姿勢切替え自在に取り付けられている。 【0020】この足載部3の取り付けは、例えば、座部2に対し足載部3をリンク機構6でもって支持し、座部2の外側方に備えた操作レバー61で回動軸(図示せず)をこの軸心まわりに回動させることにより、リンク機構6を介して足載部3が突出姿勢と収納姿勢に切替える事ができるようにしている。 【0021】尚、図示した実施例では、足載台3の出没をリンク機構6と操作レバー61を利用するものを例示しているが、電動により出没できるようにしても良い。 【0022】而して、本発明の複合型マッサージ機は、施療者背部を施療し得る上記椅子等の背部位置である背凭れ部1に、給排気制御手段7により空気袋72が反復膨縮するエアー機構71と、駆動手段8により施療部材82が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構81を内装したものである。 【0023】前記背凭れ部1の前記エアー機構71における空気袋72は、背凭れ部1の中央部分に配設される機械式マッサージ機構81の両側に配備されるものであり、実施例では、図2に示したように、背中部分と腰部分の両側に配設した例を示した。 【0024】尚、実施例では、前記座部2の尻部及び股部と、平面視W字状に形成された足載台3の凹部にも、前記給排気制御手段7のエアー機構71により反復膨縮する空気袋72を内装して構成したものを例示している。 【0025】前記給排気制御手段7は、前記エアー機構71の各空気袋72・・に圧縮空気を供給、排出する為のものであり、例えば、図示していないが、肘掛部4等に電源スイッチやマッサージ選択スイッチを設けた操作盤を設けると共に、座部2の下方や空間部に既存のエアーコンプレッサー或いはエアーポンプ等の空気供給源を設けて、空気供給源からの圧縮空気を分配器や給排気ホースを介して各空気袋72・・に連通するよう接続している。 【0026】従って、上記選択スイッチを任意に操作する事で、背部、腰部、尻部、股部、および下腿部の全体マッサージや、各部位単独マッサージを選択的に可能にする事ができるものであり、このスイッチ操作により、給排気制御手段7のエアー機構71が作動し、該エアー機構71の各空気袋72・・が反復膨縮して適宜のマッサージを行わせる事ができる。 【0027】また、給排気制御手段7を作動させて、エアー機構71の各空気袋72・・が反復膨縮させた状態で、前記駆動手段8を作動させて機械式マッサージ機構81の施療部材82を移動駆動或いは定位置駆動する事により、エアーによるマッサージと機械による刺激マッサージとの相乗的なマッサージ効果を発揮させる事ができる。 【0028】前記エアー機構71は、前述したように各空気袋72・・に圧縮空気を供給、排出する為のものであり、エアーコンプレッサー或いはエアーポンプ等の空気供給源と、該空気供給源からの圧縮空気を分配して給排する分配器と、該分配器からの圧縮空気を各空気袋72・・に給排させるよう連通させた給排気ホースとで構成されている。 【0029】前記各空気袋72・・は、内外二層で構成され、内層の材料には空気漏れ防止に有効なポリウレタンを用いており、外層の材料には膨らみ過ぎ防止に有効な6−ナイロンを用いている。 【0030】前記駆動手段8は、施療者背部位置に配設され、駆動部83を備えた機械式マッサージ機構81の施療部材82を移動駆動或いは定位置駆動させるためのものであり、一対の施療部材82に振動マッサージや揉みマッサージの他、叩きマッサージ、指圧マッサージ、揉み叩きマッサージ等の任意の動作を行わせるよう機械構成される機械式マッサージ機構81を移動可能にしたものである。 【0031】以上のように構成された本発明を使用するにあっては、電源スイッチを入れてマッサージ選択スイッチの、例えばエアー機構71の全体マッサージボタンを押すと、背部マッサージ用の空気袋72、腰部マッサージ用の空気袋72、尻部マッサージ用の空気袋72、股部マッサージ用の空気袋72、下腿部マッサージ用の空気袋72を順次膨張、収縮を繰り返し、背部、腰部、尻部、股部、下腿部を順にエアーマッサージする事ができる。 【0032】また、マッサージ選択スイッチの、エアー機構71の全体変異マッサージボタンを押すと、背部マッサージ用の空気袋72、腰部マッサージ用の空気袋72、尻部マッサージ用の空気袋72、股部マッサージ用の空気袋72、下腿部マッサージ用の空気袋72を個別や同時に変異して膨張、収縮を繰り返し、背部、腰部、尻部、股部、下腿部をアトランダムにエアーマッサージする事ができる。 【0033】更に、マッサージ選択スイッチの、エアー機構71の個別選択マッサージボタンを押すと、特定の空気袋72に対してのみ分配器の作用を介して圧縮空気を供給、排出して、例えば、下腿部だけを集中的にエアーマッサージすることができる。 【0034】次に、上記エアー機構71の作動及び停止に拘らず、マッサージ選択スイッチの、例えば機械式マッサージ機構81の刺激マッサージボタンを押すと、施療部材82で振動マッサージ、揉みマッサージ、叩きマッサージの他、指圧マッサージや揉み叩きマッサージ等の機械に組み込まれたマッサージ動作を定位置で行わせる事ができる。 【0035】また、上記エアー機構71の作動及び停止に拘らず、マッサージ選択スイッチの、機械式マッサージ機構81の移動刺激マッサージボタンを押すと、施療部材82で振動マッサージ、揉みマッサージ、叩きマッサージの他、指圧マッサージや揉み叩きマッサージ等の機械に組み込まれたマッサージ動作を上下に移動しながら行わせる事ができる。 【0036】 【発明の効果】本発明によれば、施療者背部を施療し得るマッサージ機の施療者背部位置に、空気袋が反復膨縮するエアー機構と施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装して構成している為、皮膚の弱い女性や老人等の施療者の他、比較的刺激を好む施療者等の複数人が一台のベッド型マッサージ機や椅子式マッサージ機を使用する場合においても、エアーによる膨縮と機械による刺激とを適宜選択して好みのマッサージを施す事ができ、従来のように数台の異なる機種のマッサージ機を購入する必要がない。 【0037】また本発明は、座部前部に出没自在な足載台を備え、座部後部に傾斜角度可変な背凭れ部を備えた椅子式マッサージ機において、該マッサージ機の足載台と座部と背凭れ部の少なくとも一個所以上に、空気袋が反復膨縮するエアー機構と施療部材が移動駆動或いは定位置駆動する機械式マッサージ機構を内装して構成している為、椅子式マッサージ機においても、施療者の全身をエアーによる膨縮と機械による刺激とを適宜選択できるマッサージ機を提供する事ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000136491 【氏名又は名称】株式会社フジ医療器
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| 【出願日】 |
平成12年4月17日(2000.4.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−293053(P2001−293053A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月23日(2001.10.23) |
| 【出願番号】 |
特願2000−115188(P2000−115188) |
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