| 【発明の名称】 |
マッサージ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】三島 弘之
【氏名】菊本 誠
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| 【要約】 |
【課題】筋肉が弛緩した状態のみならず、緊張した状態でもマッサージを施すことによって、従来よりも高いマッサージ効果を得ることが出来るマッサージ機を提供する。
【解決手段】本発明に係るマッサージ機は、背もたれ13を具えた椅子本体1にマッサージ機構2を組み込んで構成される。マッサージ機構2は、複数の揉み玉に揉み動作を行なわしめる揉み玉駆動装置3と、複数の揉み玉を背もたれ13に沿って昇降駆動する揉み玉昇降駆動機構25とを具えている。又、椅子本体1の背もたれ13の上端部には、両手により把持可能な把持棒6、6が突設され、該把持棒6、6は、椅子本体1に配備した把持棒昇降駆動機構5に連繋している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 座(12)及び背もたれ(13)を具えた椅子本体(1)にマッサージ機構(2)を取り付けて構成されるマッサージ機において、椅子本体(1)には、座(12)上に座った状態で両手を挙げて把持することが可能な把持棒(6)(6)が、背もたれ(13)から上方へ突出させて配備され、該把持棒(6)(6)は、マッサージ機構(2)の動作に伴って昇降駆動されることを特徴とするマッサージ機。 【請求項2】 座(12)及び背もたれ(13)を具えた椅子本体(1)にマッサージ機構(2)を組み込んで構成され、マッサージ機構(2)は、複数の揉み玉(21)(21)に揉み動作を行なわしめる揉み玉駆動装置(3)と、複数の揉み玉(21)(21)を背もたれ(13)に沿って昇降駆動する揉み玉昇降駆動機構(25)とを具えているマッサージ機において、椅子本体(1)の背もたれ(13)の上端部には、座(12)上に座った状態で両手により把持可能な把持棒(6)(6)が突設され、該把持棒(6)(6)は、椅子本体(1)に配備した把持棒昇降駆動機構(5)に連繋していることを特徴とするマッサージ機。 【請求項3】 揉み玉昇降駆動機構(25)及び把持棒昇降駆動機構(5)は制御回路によって制御され、揉み玉(21)(21)と把持棒(6)(6)は、互いに異なる周期で昇降駆動される請求項2に記載のマッサージ機。 【請求項4】 揉み玉昇降駆動機構(25)及び把持棒昇降駆動機構(5)は制御回路によって制御され、揉み玉(21)(21)と把持棒(6)(6)は、互いに異なる位相で昇降駆動される請求項2に記載のマッサージ機。 【請求項5】 揉み玉昇降駆動機構(25)及び把持棒昇降駆動機構(5)は制御回路によって制御され、揉み玉(21)(21)と把持棒(6)(6)は、同時に同一方向へ移動する動作と、同時に逆方向へ移動する動作とを周期的に繰り返す様、昇降駆動される請求項2に記載のマッサージ機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、高いマッサージ効果を得ることが出来るマッサージ機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より広く普及しているマッサージ機は、図8に示す如く、脚(11)、座(12)、背もたれ(13)、及び左右一対の肘掛け(14)(14)からなる椅子本体(10)に、複数の揉み玉(21)を具えたマッサージ機構(2)を組み込んで構成され、これら複数の揉み玉(21)を振動させながら上下往復移動させることによって、人体にマッサージを施すものである。 【0003】マッサージ機構(2)は、図6に示す如く椅子本体(10)の背もたれ(13)の背部に、前記の揉み玉を振動させるための揉み玉駆動装置(3)を具え、該揉み玉駆動装置(3)は、背もたれ(13)の背面に取り付けられたサイドフレーム(15)(15)に沿って昇降可能に支持されている。又、椅子本体(10)には、揉み玉昇降用モータ(22)が配備され、該揉み玉昇降用モータ(22)はベルト式動力伝達機構(20)を介してねじ軸(23)に連繋している。該ねじ軸(23)は、揉み玉駆動装置(3)に取り付けられた軸受け(24)に螺合している。従って、揉み玉昇降用モータ(22)によってねじ軸(23)が回転駆動されると、これに伴って揉み玉駆動装置(3)が昇降することになる。 【0004】揉み玉駆動装置(3)は、図7に示す如く、両側部に複数のローラ(43)(43)を具え、これらのローラ(43)(43)がサイドフレーム(15)(15)に係合して、揉み玉駆動装置(3)の昇降が案内されている。揉み玉駆動装置(3)には揉み用モータ(31)が配備され、該揉み用モータ(31)は、ベルト式動力伝達機構(32)及び変速機構(33)を介して、シャフト(34)に連繋している。該シャフト(34)には、左右一対の偏心軸受け(35)(35)が取り付けられており、これらの偏心軸受け(35)(35)によって左右一対のアーム(42)(42)が支持されている。各アーム(42)の先端部には、略L字状の連結片(36)が枢支され、該連結片(36)の両端部に揉み玉(21)(21)が回転可能に取り付けられている。従って、揉み用モータ(31)によってシャフト(34)が回転駆動されると、これに伴ってアーム(42)(42)が揺動駆動され、これによって、揉み玉(21)(21)による揉み動作が実現されることになる。 【0005】又、揉み玉駆動装置(3)には叩き用モータ(37)が配備され、該叩き用モータ(37)は、ベルト式動力伝達機構(38)を介してシャフト(39)に連繋している。該シャフト(39)には、左右一対の偏心軸受け(40)(40)が取り付けられており、これらの偏心軸受け(40)(40)によって左右一対のロッド(41)(41)が支持されている。そして、各ロッド(41)の先端部が前記アーム(42)の基端部に連結されている。従って、叩き用モータ(37)によってシャフト(39)が回転駆動されると、これに伴ってロッド(41)(41)が揺動駆動され、これによって揉み玉(21)(21)による叩き動作が実現されることになる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】この様なマッサージ機においては、マッサージ効果を高めるべく、揉み玉(21)(21)の動作に種々の変化を与えることが行なわれている。しかしながら、従来のマッサージ機においては、図8に示す如く利用者が椅子本体(10)に座って筋肉が弛緩した状態で、揉み玉(21)(21)によるマッサージを受けるので、弛緩状態の筋肉にとって有効なマッサージ効果が得られるに過ぎなかった。 【0007】そこで本発明の目的は、筋肉が弛緩した状態のみならず、緊張した状態でもマッサージを施すことによって、従来よりも高いマッサージ効果を得ることが出来るマッサージ機を提供することである。 【0008】 【課題を解決する為の手段】本発明に係るマッサージ機は、座(12)及び背もたれ(13)を具えた椅子本体(1)にマッサージ機構(2)を組み込んで構成され、マッサージ機構(2)は、複数の揉み玉(21)(21)に揉み動作を行なわしめる揉み玉駆動装置(3)と、複数の揉み玉(21)(21)を背もたれ(13)に沿って昇降駆動する揉み玉昇降駆動機構(25)とを具えている。椅子本体(1)の背もたれ(13)の上端部には、座(12)上に座った状態で両手により把持可能な把持棒(6)(6)が突設され、該把持棒(6)(6)は、椅子本体(1)に配備した把持棒昇降駆動機構(5)によって昇降駆動される。 【0009】上記本発明のマッサージ機においては、椅子本体(1)に座り、両手で把持棒(6)(6)を把持した状態で、マッサージ機構(2)を動作させると共に、把持棒昇降駆動機構(5)を動作させる。これによって、揉み玉(21)(21)は所定の動作を行ない、肩や背中にマッサージを施す。又、この過程で把持棒(6)(6)が昇降駆動され、これに伴って、背筋が伸びて筋肉が緊張した状態と、筋肉が弛緩した状態とが交互に繰り返されることになる。この結果、筋肉が緊張した状態と筋肉が弛緩した状態の両方において揉み玉(21)(21)によるマッサージが施されることになり、従来の如く筋肉が弛緩した状態でのみマッサージが施されていた場合よりも、高いマッサージ効果を得ることが出来る。 【0010】尚、揉み玉(21)(21)と把持棒(6)(6)の昇降制御においては、揉み玉(21)(21)と把持棒(6)(6)を互いに異なる周期で昇降駆動する方式、揉み玉(21)(21)と把持棒(6)(6)を互いに異なる位相で昇降駆動する方式、或いは、揉み玉(21)(21)と把持棒(6)(6)を同時に同一方向へ移動させる動作と、同時に逆方向へ移動させる動作とを交互に周期的に行なう駆動方式等を採用することが出来る。これによって、弛緩状態の筋肉に施されるマッサージ動作と、緊張状態の筋肉に施されるマッサージ動作の組み合わせが種々に変更されて、より高いマッサージ効果を得ることが出来る。 【0011】 【発明の効果】本発明に係るマッサージ機によれば、筋肉が弛緩した状態のみならず、緊張した状態でもマッサージが施されるので、従来よりも高いマッサージ効果を得ることが出来る。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。図1に示す如く、本発明に係るマッサージ機は、従来と同じ構成のマッサージ機構(2)を具えており、椅子本体(1)の背もたれ(13)の背部には、サイドフレーム(15)(15)によって昇降移動を案内された揉み玉駆動装置(3)が配備され、該揉み玉駆動装置(3)は揉み玉昇降駆動機構(25)に連繋している。 【0013】揉み玉駆動装置(3)は、図7に示す従来の揉み玉駆動装置と同じ構成であって、椅子本体(1)の背もたれ(13)の内面に向けて突設された4個の揉み玉(21)〜(21)が、揉み用モータ(31)の駆動によって揉み動作を行なうと共に、叩き用モータ(37)の駆動によって叩き動作を行ない、人体にマッサージを施すものである。揉み玉昇降駆動機構(25)は、図6に示す如く、昇降用モータ(22)、ベルト式動力伝達機構(20)及びねじ軸(23)から構成されており、該ねじ軸(23)が揉み玉駆動装置(3)の軸受け(24)に螺合している。これによって、揉み玉駆動装置(3)は、揉み玉昇降駆動機構(25)によって昇降駆動されつつ、揉み玉(21)(21)に揉み動作や叩き動作を行なわしめる。 【0014】更に、椅子本体(1)の背部には、図1に示す如くマッサージ機構(2)の上方位置に、フレーム(16)が固定されており、該フレーム(16)に把持棒昇降駆動機構(5)が取り付けられている。把持棒昇降駆動機構(5)は、フレーム(16)に固定された把持棒昇降用モータ(51)を具え、該把持棒昇降用モータ(51)はベルト式動力伝達機構(52)を介してねじ軸(53)に連繋されている。フレーム(16)には、上下に伸びる2本のガイド軸(55)(55)が貫通して、昇降を案内されており、該ガイド軸(55)(55)に固定された軸受け(54)に、前記ねじ軸(53)が螺合している。又、ガイド軸(55)(55)の上端部には連結軸(56)が水平方向に架設され、該連結軸(56)の両端部に把持棒(6)(6)が突設されている。従って、把持棒昇降用モータ(51)によってねじ軸(53)が回転駆動されると、これに伴って把持棒(6)(6)が昇降移動することになる。 【0015】図2は、上記マッサージ機の制御系を表わしており、操作キー(71)からの操作信号がマイクロコンピュータ(7)に入力され、マイクロコンピュータ(7)によって、揉み用モータ(31)、叩き用モータ(37)、揉み玉昇降用モータ(22)及び把持棒昇降用モータ(51)の回転が制御されている。図3は、マイクロコンピュータ(7)による揉み玉昇降用モータ(22)と把持棒昇降用モータ(51)の制御方法を表わしている。図示の如く、両モータの駆動によって把持棒及び揉み玉が上下動を繰り返すが、上下動の周期が互いに異なっており、把持棒と揉み玉が同時に上昇する動作→把持棒のみが下降する動作→揉み玉のみが下降する動作→把持棒のみが上昇する動作→両者が互いに逆方向に移動する動作→把持棒のみが上昇する動作→揉み玉のみが上昇する動作→把持棒のみが下降する動作が、周期的に繰り返されることになる。 【0016】上記マッサージ機によるマッサージにおいては、図4に示す如く、椅子本体(1)の座(12)に座り、背もたれ(13)にもたれた状態で、両手で把持棒(6)(6)を把持し、マッサージを開始する。これによって、把持棒(6)(6)が上下動を繰り返し、この過程で、前記マッサージ機構(2)によるマッサージが施されることになる。例えば、図5に示す如く、把持棒(6)が上昇する過程で、揉み玉(21)(21)による揉み動作が加わることによって、緊張状態の背中の筋肉にマッサージが施されることになる。又、その後、把持棒(6)が下降することによって、弛緩状態の筋肉にマッサージが施されることになる。 【0017】上述の如く、本発明に係るマッサージ機によれば、緊張状態と弛緩状態の両方の状態の筋肉にマッサージが施されるので、高いマッサージ効果が得られるばかりでなく、把持棒(6)(6)の上下動によるストレッチ効果も加わって、緊張感の緩和、疲労の回復に優れた効果が得られる。 【0018】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、マッサージ機構(2)としては、揉み玉(21)(21)を用いたものに限らず、空気圧等を利用したもの等、周知の種々のマッサージ機構を採用することが出来る。又、把持棒(6)(6)に脈拍センサーや心拍センサー等の生理量センサーを取り付けて、その検出信号をマッサージ動作にフィードバックすることにより、負担の少ないマッサージを実現することも可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月28日(2000.3.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100114 【弁理士】 【氏名又は名称】西岡 伸泰
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| 【公開番号】 |
特開2001−269376(P2001−269376A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月2日(2001.10.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−87826(P2000−87826) |
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