| 【発明の名称】 |
自励振動式マッサージシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】高島充
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| 【要約】 |
【課題】振動マッサージは、部分的な振動療法で良いにも拘わらず、振動を加える手段の必要から、ジャグジーに代表される広帯域ノイズ的振動や叩きに代表されるインパルス的振動が用いられており、これらの振動は、体の必要な一部分を振動させるエネルギーとしてはあまりに弱く、充分な効果を得る振動を発生しようとすると大きなエネルギーが必要で、全身や不要な部分まで強く振動させる結果、副作用のようなマイナス効果も出て来る。
【解決手段】本発明は、体全体や体の一部を選択的に加振できる振動装置と、体の一部に検出用可動部を固定した振動波形検出用センサと、センサ信号を振動装置の駆動用増幅器に正帰還させ自動発振させて、センサを固定した人体部分をその共振周波数で自動的に加振する自励振動式マッサージシステムを実現することにより、従来の振動式マッサージの問題点を解決したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】体全体又は体の一部を加振する駆動用増幅器を含む振動装置と、体の一部に貼り付け、巻き付けなどで固定した振動波形検出用センサ又は光、磁気、電荷変化などの空間結合によって振動波形検出可能なセンサ用可動部と、センサ信号を振動装置の駆動用増幅器に正帰還させ自動発振させて、センサ又はセンサ用可動部を固定した人体部位の共振周波数で自動的に加振するようにした自励振動式マッサージシステム。 【請求項2】浴槽内に振動を発生する駆動用増幅器を含む振動装置と、体の一部に貼り付け、巻き付けなどで固定された振動波形検出用センサ又は光、磁気、電荷変化などの空間結合によって振動波形検出可能なセンサ用可動部と、センサ信号を振動装置の駆動用増幅器に正帰還させ自動発振させて、センサ又はセンサ用可動部を固定した人体部位の共振周波数で自動的に加振する自励振動式マッサージシステム。 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の自励振動式マッサージシステムにおいて、振動波形検出用センサ又は光、磁気、電荷変化などの空間結合によって振動波形検出可能なセンサ用可動部などの検出部と、コイル、磁石、軟磁性体などの磁気結合による加振用素子をそれぞれ体の一部に貼り付け、巻き付けなどで固定し、センサ信号を振動装置の駆動用増幅器に正帰還させ自動発振させて、自動的にセンサを固定した人体部位の共振周波数で加振する自励振動式マッサージシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、人体をその部位の共振周波数で加振するようにした自励振動式マッサージシステムに関する。本発明の自励振動式マッサージシステムは、振動させたい人体の部位だけを振動させることにより、最小の振動エネルギーで必要な人体の部位に選択的な効果をもたらすことができる振動マッサージの実現したものである。 【0002】 【従来の技術】従来、痩身美容、肩こり、疲労回復等のために振動式マッサージ器が広く用いられている。また、入浴中に同様な効果を得るためにジャグジーなどの振動マッサージも行なわれている。本来、振動マッサージは、部位的な振動療法で良いにも拘わらず、振動を加える手段の必要から、ジャグジーに代表される広帯域ノイズ的振動や叩きに代表されるインパルス的振動が用いられている。これらの広帯域ノイズ的振動やインパルス的振動は、体の必要な一部位を振動させるエネルギーとしてはあまりに弱く、充分な効果を得にくい。又、充分な効果を得る振動を発生しようとすると大きなエネルギーが必要で、全身や不要な部位まで強く振動させる結果、副作用のようなマイナス効果も出て来る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このために、振動させたい人体の部位だけを振動させることが出来、最小の振動エネルギーで必要な人体の一部分に選択的な効果をもたらすことができる振動マッサージの実現が求められている。さらに、人体の姿勢が変化しても、振動機器との接触状態が変化しても常時最大効果のある振動を加えることができる振動マッサージの実現が求められている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、体全体や体の一部を加振する駆動用増幅器を含む振動装置と、体の一部に貼り付け、巻き付けなどで固定した振動波形検出用センサ又は光、磁気、電荷変化などの空間結合によって振動波形検出可能なセンサ用可動部と、センサ信号を振動装置の駆動用増幅器に正帰還させ自動発振させて、センサを固定した人体部位をその共振周波数で自動的に加振する自励振動式マッサージシステムを実現することにより、従来の振動式マッサージの問題点を解決したものである。 【0005】 【発明の実施の形態】 【実施例】図1は、本発明の自励振動式マッサージシステムの駆動用増幅器を含む自励振動回路の一実施例を示すブロック線図である。図1において、1は体の一部で、振動式マッサージの振動を加える対象部位を示す。2は振動波形検出部で、体の一部に振動波形検出用センサ又は光、磁気、電荷変化などの空間結合によって振動波形検出可能なセンサの検出用可動部を貼り付け、巻き付けなどで固定されている。3は振動波形検出部2の出力を増幅する前置増幅器である。4は前置増幅器3の出力信号のレベルを一定に制御するAGC回路である。5は振動強度調整回路で、振動式マッサージの振動の強度の設定を行う。6は振動強度調整回路5の出力を増幅する電力増幅器である。7は電力増幅器6により駆動され、体全体や体の一部1に振動を加える加振器である。 【0006】このように構成された自励振動式マッサージシステムの自励振動回路の動作を説明すると次の通りである。図1の自励振動回路は、正帰還一巡ループ回路が構成され、以下の動作で自励振動を行う。加振器7により振動が加えられた体全体や体の一部1の振動は、体の一部1に貼り付け、巻き付けなどで固定された振動波形検出部2により検出される。 【0007】振動波形検出部2の検出出力は増幅する前置増幅器3により増幅され、AGC回路4により、その出力信号のレベルを一定に制御され振動強度調整回路5に加えられる。振動強度調整回路5は、振動式マッサージの振動の強度があらかじめ設定された強度になるように振動強度調整回路5の出力レベルの設定を行う。出力の設定が行われた振動強度調整回路5の出力は電力増幅器6により増幅され、加振器7に加えられる。このようにして、振動波形検出部2により検出された人体の振動信号は、電力増幅器6に正帰還され加振器7を駆動して自動発振が行われる。加振器7は振動強度調整回路5により設定された振動強度で振動して体全体や体の一部1に振動を加える。この加振器7の振動周波数は、人体部位の共振周波数で加振する自励振動である。 【0008】自励振動の共振周波数は人体部位により異なり、腹部や胸部(女性)では数Hz、手足の部位では数十Hz、肩こり等の局部では百数十Hzである。尚、入浴時に浴槽の中で使用する場合には、液体が付加質量として加わるために振動周波数は上記の値より低下する。図2は、本発明の自励振動式マッサージシステムに使用されるダイナミック型加振器の一実施例の構成を示す図である。図2において、21は加振器のヨークである。22はヨーク21に結合された磁石である。23は磁石22に結合されたプレートである。ヨーク21と磁石22とプレート23とにより磁気回路が形成されている。24はヨーク21と磁石22とプレート23とにより形成された磁気回路の中に可動的に配置されたコイルボビン、25はコイルボビン24に巻かれたコイルである。26,27はコイルボビン24を24はヨーク21と磁石22とプート23とにより形成された磁気回路の中に可動的に支持する板バネである。28はコイルボビン24の端部に取り付けられた振動部である。 【0009】このように構成されたダイナミック型加振器の動作を説明すると次の通りである。ヨーク21と磁石22とプレート23とにより形成された磁気回路の中に可動的に配置されたコイルボビン24の巻かれたコイル25に、図1の自励振動式マッサージシステムの自励振動回路の電力増幅器6の出力電流が流されると、コイルボビン24はコイル25と磁気回路の電磁作用により電力増幅器6の出力電流の周波数で振動する。コイルボビン24の端部には振動部28が取り付けられているので、振動部28はコイルボビン24と一緒に振動して体全体や体の一部の振動対象部位1に振動を加える。振動部28の振動の強度は、図1の振動強度調整回路5により設定された強度である。 【0010】図3は本発明の自励振動式マッサージシステムに使用される偏心モータによる加振器の一実施例の構成を示す図である。図3において、31,32は加振器の脚部である。33は振動柱である。34,35は振動柱33を可動的に支持する板バネである。36は振動柱33の端部に取り付けられた振動部である。37は振動柱33に取り付けられた偏心回転子である。38は偏心回転子37を回転させるモータである。偏心回転子37とモータ38とにより偏心モータが構成されている。 【0011】このように構成された偏心モータによる加振器の動作を説明すると次の通りである。偏心モータのモータ38に、図1の自励振動式マッサージシステムの自励振動回路の電力増幅器6の出力電流が流されると、モータ38は電力増幅器6の出力電流の周波数で回転し、偏心回転子37を回すので偏心回転子37が振動柱33を電力増幅器6の出力電流の周波数で振動させる。振動柱33の端部には振動部36が取り付けられているので、振動部36振動柱33は一緒に振動して体全体や体の一部の振動対象部位1に振動を加える。振動部36の振動の強度は、図1の振動強度調整回路5により設定された強度である。 【0012】図4は、本発明の自励振動式マッサージシステムに使用される浴槽型加振器の一実施例の構成を示す図である。図4において、41は浴槽型加振器の保持部である。42は浴槽型加振器の41が取り付けられる浴槽の壁である。43は浴槽型加振器の振動柱である。44,45は振動柱43を可動的に支持する平板バネである。46は振動柱43の端部に取り付けられた振動部である。浴槽型加振器の保持部41は浴槽の壁の開口部の外に取り付けられ、浴槽42の壁の開口部は振動部46と平板バネ45とにより浴槽の液体に可動的に接触し、且つ浴槽の液体が浴槽の外に漏れ出さない液封構造になっている。47は振動柱43に取り付けられた偏心回転子である。48は偏心回転子47を回転させるモータである。偏心回転子47とモータ48とにより偏心モータが構成されている。 【0013】このように構成された浴槽型加振器の動作を説明すると次の通りである。偏心モータのモータ48に、図1の自励振動式マッサージシステムの自励振動回路の電力増幅器6の出力電流が流されると、モータ48は電力増幅器6の出力電流の周波数で回転し、偏心回転子47を回すので偏心回転子47が振動柱43を電力増幅器6の出力電流の周波数で振動させる。振動柱43の端部には振動部46が取り付けられているので、振動部46は振動柱43と一緒に振動して浴槽の液体に振動を加える。振動部46は浴槽の液体に可動的に接触しているので、浴槽の液体は振動部46と一緒に振動して体全体に振動を加え、振動対象部位1に選択的な効果をもたらす。振動部46の振動の強度は、図1の振動強度調整回路5により設定された強度である。 【0014】図5は、本発明の自励振動式マッサージシステムの使用の状態を説明するための図である。図5の例は、図3に示した偏心モータによる加振器を使用して人体の脚部のマッサージを行っている事例を示したものである。図5において、50はマッサージを行っている人を示し、51はマッサージを行っている人の脚部を示す。60はマッサージを行っている人が座る椅子である。30は図3に示したような構成の偏心モータによる加振器で、30Aはその振動波形検出部である。 【0015】マッサージを行っている人50は、椅子60に座って脚部51をまっすぐに伸ばして、その足の部位を加振器30の振動部に乗せて、脚部51に振動波形検出部30Aを貼り付け、巻き付けなどで固定する。振動波形検出部30Aのセンサ信号は、図1に示す電力増幅器6に正帰還され自動発振が行われるので、人体の脚部51は加振器30の振動部により自動的に振動波形検出部30Aのセンサを固定した人体の脚部51の共振周波数で加振されマッサージが行われる。 【0016】図6は、本発明の自励振動式マッサージシステムの入浴型の使用の状態を説明するための図である。図6の例は、図4に示した浴槽型加振器を使用して、入浴時にマッサージを行っている事例を示したものである。図6において、50はマッサージを行っている人を示し、51はマッサージを行っている人の脚部を示す。70は浴槽である。40は図4に示したような構成の浴槽型加振器で、40Aはその振動波形検出部である。 【0017】マッサージを行っている人50は、浴槽の中に座って脚部51に振動波形検出部40Aを貼り付け、巻き付けなどで固定する。振動波形検出部40Aのセンサ信号は、図1に示す電力増幅器6に正帰還され自動発振が行われるので、浴槽型加振器40の振動部により浴槽70の水は自動的に振動波形検出部40Aのセンサを固定した人体部位の浴槽内の共振周波数で加振されるので、浴槽に入っている人50には振動対象部位の効果的なマッサージが行われる。 【0018】図7は、本発明の自励振動式マッサージシステムの別の使用状態を説明するための図である。図7の例は、空間結合型の加振器を使用して人体の腕部のマッサージを行っている事例を示したものである。空間結合型の加振器は、図2又は図3に示した加振器の振動部に磁性体を使用し、人体に磁石等を固定しこれを加振器の振動部との電磁作用により振動させて、加振器の振動部で直接人体を振動させるのではなく、空間結合により人体のマッサージを行うようにしたものである。図7において、50はマッサージを行っている人を示し、52はマッサージを行っている人の腕部を示す。20は図2に示したような構成の加振器で、20Aはその振動波形検出部のセンサである。80は可動磁石である。 【0019】マッサージを行っている人50の腕部52には、可動磁石80が貼り付け、巻き付けなどで固定されている。更に腕部52に振動波形検出部20Aのセンサを貼り付け、巻き付けなどで固定する。振動波形検出部20Aのセンサ信号は、図1に示す電力増幅器6に正帰還させ自動発振させるので、人体の腕部52に貼り付けられた可動磁石80は空間結合により加振器20の振動部の振動に対応して自動的に振動波形検出部20Aのセンサを固定した人体の腕部52の共振周波数で加振されマッサージが行われる。 【0020】尚、本発明の自励振動式マッサージシステムに使用される振動波形検出部のセンサは、直接振動波形を検出するセンサだけてせなく、光、磁気、電荷変化などの空間結合によって振動波形を検出することが可能なセンサを使用することも出来る。又、上記に説明した自励振動式マッサージシステムのさらなる発展型として、光、磁気、電荷変化などの空間結合によって振動波形検出可能なセンサの検出用可動部と、コイル、磁石、軟磁性体などの磁気結合による加振用素子をそれぞれ体の一部に貼り付け、巻き付けなどで固定し、振動させたい人体の部位だけを振動させることにより、最小の振動エネルギーで必要な人体の部位に選択的な効果をもたらすことができる振動マッサージも実現出来る。 【0021】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明の自励振動式マッサージシステムは、体全体や体の一部を加振できる駆動用増幅器を含む振動装置と、体の一部に検出用可動部を貼り付け、巻き付けなどで固定した振動波形検出用センサ又は光、磁気、電荷変化などの空間結合によって振動波形検出可能なセンサと、センサ信号を駆動用増幅器に正帰還させ自動発振させて、センサを固定した人体部位の共振周波数で自動的に加振することにより、人体の部位の共振周波数で振動させることが出来、最小の振動エネルギーで必要な人体の部位に選択的な効果をもたらすことができる。 【0022】また、本発明の自励振動式マッサージシステムでは、振動波形検出用のセンサ感度を振動させたい人体の方向にセットすることにより振動させたい方向の共振周波数に自動的に調整変化し最大効果を生むことが出来る。さらに、人体の姿勢が変化しても、振動機器との接触状態が変化しても共振周波数の自動調整がなされ常時最大効果のある振動を加えることができる自励振動式マッサージシステムを実現することが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500114254 【氏名又は名称】株式会社エム・アイ・ラボ
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| 【出願日】 |
平成12年3月10日(2000.3.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062834 【弁理士】 【氏名又は名称】高橋 光男
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| 【公開番号】 |
特開2001−252325(P2001−252325A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月18日(2001.9.18) |
| 【出願番号】 |
特願2000−67054(P2000−67054) |
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